名古屋市役所 郵便番号:460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話番号:052-961-1111(代表) 所在地、地図
(市長)
それでは、おはようございます。5月19日の定例記者会見を始めさせていただきます。
報告に先立ちまして、元職員の逮捕について一言申し上げます。
5月8日(木曜日)に課長級職員であった元職員が収賄の容疑で逮捕されたことは、職務に関する不祥事であったことに加えまして、管理監督の地位にある職員によるものでありますので、この市政に対する市民の信頼を著しく失墜させるものであったと重く受け止めている次第でございます。
市民の皆様には、大変申し訳なく、誠に遺憾に思っております。
12日(月曜日)の幹部会におきまして、私から直接幹部職員に向けまして、このようなことが二度と起きないようにするため、どうしたら防止ができるのか、どうしたらそういうことが仮にあった場合に発見できるのか、市民の信頼回復に当たるよう指示をしたところでございます。
また、13日(火曜日)には、綱紀粛正のための依命通達を発出いたしまして、全職員が今回の件を重く受け止め、市民の信頼回復に向けて二度とこのようなことが起きないように、公務員として高い倫理観を持って職務を執行するように指示をしたところでございます。
それでは、報告に移らせていただきます。
まず初めに、私の「海外出張」について、ご報告いたします。
台湾の台北市及び新北市で開催中の国際スポーツ大会「ワールドマスターズゲームズ2025」の開会式への出席等のため、5月16日から18日、昨日までの3日間、台湾の台北市へ出張いたしました。
「ワールドマスターズゲームズ2025」は4年に1回開催されまして、30歳以上の方がエントリー可能な世界大会で、今年で10回目を迎える国際競技大会となっております。
今回は、台北市からの招待を受け、大会の開会式に参加をしてまいりました。
また、関連行事として開催されました国際都市フォーラムには、私の代理として杉野副市長が参加をしてまいりました。
こちらですね。こちらが開会式でございます。
このワールドマスターズゲームズ2025の開会式では、大規模大会運営やホストシティとしてのおもてなしなど、私としても大変勉強になり、来年本市において開催されるアジア・アジアパラ競技大会の成功に向け、大会組織委員会とともにしっかりと取り組む必要性を改めて感じたところでございます。
また、国際都市フォーラムでは、様々な都市の代表者が「都市の未来を形作るイノベーション、健康、持続可能性」をテーマとして講演が行われ、議会日程の都合上、私は残念ながら出席できませんでしたが、杉野副市長が登壇をし、本市のスポーツ施策を紹介するとともに、本市及びアジア・アジアパラ競技大会のPRを行ってまいりました。
また、台北市長とお会いし、スポーツによる交流や学生交流などをお話をさせていただきました。
こちらですね、郡理事長でございますけど。
今回の出張では、名古屋市立大学の郡理事長にも同行いただいており、その中で名市大(名古屋市立大学)とこの台北市の青年局において、国際学生インターンシッププログラムに関する覚書が締結をされました。
加えて、名古屋国際空港株式会社(正しくは中部国際空港株式会社)、名古屋商工会議所とともにスターラックス航空を訪問し、路線拡充に向けたエアポートセールスを行ってまいりました。
スターラックス航空さんには、台北―名古屋線を就航していただいておりますが、今回の訪問では、名古屋を経由した北米路線の新規就航と、台中―名古屋線の新規就航の要請をしてまいりました。
今回の渡航では、大規模大会における視察だけでなく、国際都市フォーラムにおいて、台北市をはじめ世界の様々な都市にスポーツを通じた名古屋市のシティプロモーションを行うことができたほか、経済団体とともにエアポートセールスを行うことができ、有意義な渡航となりました。
続きまして、「令和7年度名古屋市インターンシップ等参加者の募集開始」について、ご報告いたします。
こちらですね。これ、縦にする。いいですか。
本市では、学生の就業体験を通じまして、職業意識の醸成、実社会への適応能力の向上、市政への理解の促進を目的といたしまして、インターンシップ等の受入れを行っております。
5月19日(月曜日)から、大学生等を対象に令和7年度インターンシップ等参加者を募集いたします。
本年、8月から12月頃まで、大学3年生以上を対象とした5日間以上の就業体験ができるインターンシップに加え、名古屋市で働くことへの理解を深めることを目的とした1日からの短期のプログラムなど、様々な実習プログラムをこれまでの過去最多となる合計109プログラム・定員733人分、用意をしております。
申込期間は6月11日(水曜日)までとなっておりまして、「名古屋市電子申請システム」よりお申し込みいただけます。
その他、募集の詳細につきましては、名古屋市公式ウェブサイトよりご確認ください。
学生の皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
次に、「アジア競技大会・アジアパラ競技大会のボランティアの応募状況」について、ご報告いたします。
4月30日でボランティア募集を締め切ったところですが、本市の目標人数であります9,780人を上回る1万236人のご応募がございました。
本当に途中はまだ残り1か月という段階ではかなり低かったものですから、どうなることかという、ちょっと届かないかと心配をしたときもあったんですが、おかげさまでこの目標達成ということができました。
また、4月27日、もう残り僅かというところで7,772人という状況でございましたので、本当に残りラストの3日間で2,464人という大変多くの方にご応募をいただいたという状況でございます。
これまで様々なところでボランティア募集PRにご協力いただきました皆様には、心より御礼申し上げます。
今回、ボランティアにご応募いただきました皆様とともに大会をよりよくしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
なお、最後に1点追加でございますが、去る4月7日に名古屋市会アジア・アジアパラ競技大会推進議員連盟の皆様からご要望いただきました、市職員のボランティア休暇制度の見直しにつきましては、所要の手続に目途が立ち、6月1日から、アジア・アジアパラ競技大会に係るボランティア活動についても取得可能となる予定でございます。
私からの報告は以上でございます。
(記者)
市長、ありがとうございます。それでは、幹事社から、何点か質問させていただきます。
まず、冒頭のご挨拶のところにもありましたけれども、元担当課長が収賄容疑で逮捕された事件の再発防止策について、例えばですけれども実施方法だったり、あとは時期について何か対策が具体化していれば教えてください。
(市長)
先ほどの報告でも申し上げましたとおり、私から先の幹部会で直接幹部職員に対しまして、二度とどうやったらこういうことが起きないか、そしてまた、万が一起きたときにどうやったら発見できるかというのを、各局、考えてほしいというふうに申し上げまして。まだ、それは具体的に各局どういうふうにというのが出ているわけではございませんけれども、総務局におきましては、この不祥事防止に向けた喫緊の取組といたしまして、各局、区、室、それぞれの部署の人事担当課長を集めた会議を開催いたしまして、全職員へ利害関係者との間で贈与、そしてまた供応接待を受けるなどの禁止行為をしていないかといったチェックリストに基づく一斉点検の実施、そしてその点検結果を踏まえた職場会議の開催を全局に依頼をしたというふうに聞いております。
こういうことを通じまして、このようなことが二度と起きないよう、そして、万が一起きたときは、速やかに発見できるように。そういうふうに努めてまいりたいというふうに思います。以上です。
(記者)
ありがとうございます。今お話にありました一斉点検の終了時期だったり、報告時期というのは決めておりますでしょうか。
(市長)
これ、どうですか。
(当局)
この取組の実施期間といたしましては、令和7年5月12日から令和7年6月6日までの取組とさせていただいているところでございます。コンプライアンス推進課への報告を求めておりまして、報告期限といたしましては、6月13日までに報告を求めているところでございます。以上でございます。
(記者)
ありがとうございます。終了後は、名古屋市として公表される予定とかはございますか。
(当局)
はい。こちらに関しましては、全職員にチェックリストをお願いして、その後、全職場で職場会議ということになっておりますので、この職場会議で話し合っていただいた結果の報告を求めておりますので、その報告において中を見て再度公表する案件があるかどうかといったところを見てまいるという予定にしております。
(記者)
ありがとうございます。すみません。続いての質問ですが、まもなく広沢市長が就任されてから半年となりますが、これまでの所感やこれからの実現させたい施策などございましたら、お願いします。
(市長)
はい。11月24日の選挙で間もなく半年がたとうということでございます。一言で言うと、本当にあっという間な半年でした。なかなか慣れないことも多い中、周りの職員に本当にいろいろと助けられながら何とかこの半年を迎えられたというところでございます。
やはり選挙を経た身としては、マニフェストの実現というのが一番達成すべきことだと認識をしておりますので、先の2月定例会におきましても、私の報酬の問題とか、あと補正ではありましたけど金シャチマネー(プレミアム付き商品券)の件とか、その辺りご議決をいただきましたので、また今年の令和7年度はより多くのマニフェスト達成に向けて、また、達成に向けて着手をするというものも含めまして、一つでも多くの項目をやっていきたいという点。
そして、また、何といってもアジア大会(アジア・アジアパラ競技大会)を控えておりますので、このアジア大会・アジアパラ大会を成功に必ず導くというのも今年度、来年度の大きな課題ですので、そこをまずはしっかりやっていきたいというふうに思います。
(記者)
ありがとうございます。それでは、各社様、いかがでしょうか。
(記者)
まず、2問大きくあるんですけれども、最初に1問目、先ほどの読売さんの質問に関して、就任半年ですが減税への見通しを教えてください。
(市長)
はい。これは、まず減税の前提として行革で財源を生み出すということが必要になります。また、その生み出した財源を減税にどれだけ振り分けられるかと、こういう二段階の作業が必要になりますので、まず、この庁内の局横断的なこの行革PT(行財政改革プロジェクトチーム)を立ち上げたところでございますので、これをまずしっかりと各局取り組んでもらって、例年のいわゆる不断の行革と呼ばれるものよりどれだけ深掘りができるか、これをぜひ、チャレンジをしていきたいというところです。
また、それが終わったとき、その額を見て、じゃあ、どれだけその減税に振り分けられるか、これは、またそれが数字が出そろった時点で検討していきたいというふうに思います。
(記者)
ありがとうございます。2点目なんですけれども、先週金曜日に話題になっていたんですが、国際交流イングリッシュキャンプというチラシが、名古屋市教育委員会の後援がついたものが配られてまして、それで、申し込むと電話がつながらなかったりトラブルにつながっているという件がありました。この件で、市長の受け止めと、後援がついた経緯が分かれば教えていただきたいのですが。
(市長)
はい。この我々、教育委員会もそうですけど、いろんなところから後援のご依頼はいただきます。所定の手続を経て公益性の観点とか、いろんな観点のチェックをして、それで後援を出しています。それで、実際後援でそのイベント等をやっていただいて、特に問題がなければそのまま引き続きなるものもあれば、どっかのタイミングで後援を出さないということもありますけれども。
今回の件に関しては、10年ほど前からこれ、後援をしていると聞いておりまして、調べたところ、これまで特段トラブルはなかったそうなんですけど。昨年度、1件そういう返金に関するトラブルというか、なかなか電話がつながらないとか、そういうような。でも、結果的には返金されたようですけど、それが事務作業的なミスだったのか、何かたまたま立て込んでいたのかは分からないんですが、ちょっとこの辺は精査をする必要があるだろうなと。
いずれにしろ、この報告書というのが上がってくることになってますので、それを見て、それで今後も後援をしていくかどうか。これはそのときにまた考えたいと思ってます。いいですか、それで。はい。
(記者)
後援を出す際に点検といいますか、そういう作業の中にミスはなかったと言えますか。
(市長)
そうですね。特に、その後援を出す際には、特段そういうのはなかった。現に、実際にこれまで出してきて特段のトラブルがなかったということもありまして、そう大きな問題はなかったのではないかなと思います。
(記者)
これは教育委員会さんにお聞きしたほうがいいかもしれないんですけど。営利目的のものに後援はつけていらっしゃらないと思うんですが、イベントを実施した後に収支は確認されているという認識でよろしかったですか。
(当局)
当初、後援名義の使用申請書が出される段階で収支のものについては提出をいただいております。そちらもしっかり確認をした上で、今回の件についても後援名義を認めた形で進めておりました。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
インターンシップについて伺いたいと思います。こちら、今回プログラムを109プログラム、こちら最多ということをおっしゃいましたけれども、どういったプログラムを増やされたのかといったところと、今回増やされた背景ですね。そこをお聞かせいただければと思います。
(市長)
はい。では、これは局から説明いたします。
(当局)
今回、109プログラムということで過去最多というところで、年々プログラムを増やしているんですけれども。例えばプログラムは、なるべく学生の方に名古屋市役所の仕事を知っていただくとか、魅力を届けるというところに重きを置いておりますので。短いプログラムとか、あと現場の見学とか、公共施設に行ってそこでの業務体験というところですとか。あとは、職員と座談会形式でお話をするようなプログラムも新しく準備するというところで最多のプログラムを準備しているという状況でございます。
(記者)
現在、民間企業なんかではかなり人手不足というところが問題になっている中で、やはりそういったインターンシップの充実というところを改めて考えられたのかなというふうに推測はしているんですけれども。その他、例年と違うポイントというのは何かありますでしょうか。
(当局)
例年と違うところというところでいいますと、やっぱり技術系のほうのプログラムを充実させたいなというところで、先ほど申し上げた施設のほうに行ったり、工事現場に行ったり、そこでの職員がどういう働き方をしているのかというところを知ることができるようなプログラムというものを充実して準備しているというところでございます。
(記者)
ありがとうございます。
(市長)
こういうインターンシップは、ミスマッチを防ぐという意味でも大変有効だと思いますので。学生の皆さんには、合うか合わないかを見極めるという、そういう観点でもいろんなところを見て、ここは自分に合うなというところを見つけていただければと思います。
(記者)
このインターンシップに関連して伺えたらと思うんですけれども。この行政がインターンシップをやるというのがいろんなところで広がってはいますけれども、それ自体の意義とか、名古屋市として求めていること、目的について、市長から伺えたらと思います。
(市長)
はい。これは、多少語る部分もありますけど、やはりこの我々の仕事、実際にこれをもし名古屋市役所というところに入ったらどういう仕事が待っているんだとか、やっぱり肌感覚でこの職場の雰囲気というのを知っていただく意味でも、なるべくできれば全員受け入れたいぐらいで。名古屋市役所に興味を持っていただいている方はどんどんこの職場体験をしていただいて、本当にささいなところから学生の方、いろいろと感じるところがあると思いますので。風通しがいいかとか、どういう職員が生き生きと仕事をしているかとか、そういうところをつぶさに見ていただいて、それでここに入りたいなというふうに思っていただければいいというプロモーションの意味もありますし、先ほど言いましたようなここは自分に合うかどうかというのを肌感覚で知っていただくという、そういう意味もありますので、どんどんご応募をいただければと。民間も見られて、この役所も見られて、役所だったら名古屋とまた違う役所等も見られて、それでご自身に一番合うところを選んでいただければなと思う次第です。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。あと、アジア大会(アジア・アジアパラ競技大会)のボランティアに関連してなんですけれども。これで目標は達成したということで、市長としてこれについてどう捉えているか、どう受け止めていらっしゃるかというのと、今後どう取り組んでいかれるかということを伺えたらと思います。
(市長)
正直、本当に1か月前にまだ数が足りなかったときには、これはちょっと厳しいなと。よくて8割ぐらいいけたら合格点かなと、そんな弱気なことを考えていたときもあったんですけれども。これが日に日に数が上がっていって、しかも、私もいろいろと鶴舞公園で議員の皆様と一緒にビラ配りをしたりとか、いろんなところでいろんな団体さんであるとかもご協力をいただきまして、このボランティア募集させていただきました。
結果として、非常に良かったというのはボランティアの数が達成できたというのもさることながら、このボランティア募集がある意味機運醸成につながったのではないかなと。結構いろんなところでボランティア募集のビラを見て、それで初めて、え、アジア大会(アジア・アジアパラ競技大会)ってあるんだというふうに知ったという方も結構いらっしゃいました。本当に我々の一番の悩みは、なかなかまだ機運が盛り上がっていない、また認知度がそれほど高くないというところにありましたので、今回のこれを通じて結構その点においても効果があったのではないかなというふうに思っています。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
台湾の出張についてお伺いします。今回、就任後初の海外渡航になったと思うんですけれども。改めまして、成果といいますか、どのようなことが今回名古屋市として成果が上がったと考えていらっしゃいますでしょうか。
(市長)
今回、テーマがスポーツ大会、そしてまた都市間外交という渡航になりましたので、まずスポーツにおいては、やはり大型の大会、私が思った以上にこのワールドマスターズゲームズというのは大きくて。30歳以上であれば誰でもかどうかはあれですけど、かなりカジュアルに出られる大会だということで、非常に多くの方が、当然ほぼアマチュアの方ですけれども、楽しそうに参加をされていて、しかもそれ、すごい数なんですよね。競技数もかなり多かったですし。それをどうやって回りにさばくかというのは、そういうあたりは参考に非常になりまして。また、開会式もかなり華々しく行われていましたので、そういうあたりのスタッフの数とか、どうやって進行するかというあたりについてもかなり多くの知見を得ることができました。
また、そういうスポーツを通したいろんな都市との交流という観点では、台北市長ともお話をさせていただきましたけれども、やはりこういうスポーツを通して民間交流というのは非常にすばらしいことだという会話をしまして。今後も、来年のアジア大会・アジアパラ大会に向けて、アジアの国々、そして都市といろいろな形で交流を結んでいくことが大事だなというふうに感じましたし。また、台湾側もまた来年のアジア大会(アジア・アジアパラ競技大会)にぜひ期待をしているという声もいただきました。
(記者)
ありがとうございます。エアポートセールスについては。
(市長)
ごめんなさい。そうですね、忘れてました。エアポートセールスも、これも今回の課題の大きな一つでございまして。スターラックスさんも、私も体験上といいますか、スターラックスさんで往復をしたんですけれども、恥ずかしながらスターラックスさんという存在をあまり私も知らなかったんですね。5年前から飛んでいただいているんですけれども。
このスターラックスさんという比較的新しい航空会社さんが伸び盛りということもあって、極めてどんどん機材を増やして、そして新しい路線の就航にも極めて前向きだということでしたので。我々としては、まず2点お願いをしました。一つ目は、我々の友好都市(正しくはパートナー都市)でもある台中とセントレア、この便をぜひ飛ばしていただけないかということ。そして、また台湾からセントレアを経由して北米路線。なかなかこの北米路線というのがかつてはあったんですけど、これをぜひまた北米路線をぜひスターラックスさんに飛ばしていただけないかという、ここを2点を主にお願いをしまして。
そうですね、温度感で言うと、台中路線のほうは割と積極的に検討いただけるのではないかなというところです。北米路線も鋭意検討するとは言っていただけました。ということで、どちらもなるべく早いうちに就航いただければなというところは思いますし。そういう意味で、それが達成された場合には、今回のエアポートセールスも多少は効果があったのではないのかなと思います。
それにつきましては、私からもいろいろと当地域のいろんな観光資源のPRですとか、また産業面のPRとか、恐らく飛ばしていただければこれだけのお互い魅力のある都市ですので、相互に行き来する方は結構いるんじゃないでしょうかという、そういうアピールを行いました。
(記者)
ありがとうございます。今回、初めての海外ということで、台湾を選ばれた、先ほど台北市からのご招待という話がありましたけれども。台湾を選ばれた狙いと、それから、今後台湾との交流というのはどのようにされていくのかというふうに思われていますか。
(市長)
これは、私の初の海外出張が台湾になったというのは、これはあくまでタイミングの問題でございまして。ちょうどこの議会が明けて、議会と議会の合間のこのタイミングでそのワールドマスターズゲームズという大きな国際スポーツイベントが行われる。そして、そこにご招待いただいたと、こういうことでございまして。今後、台湾との交流というのは、ご承知のとおり、台中とはパートナー都市をやっておりますので。すみません、私先ほど友好都市と申し上げたかもしれませんけど、パートナー都市ですので。パートナー都市提携を結んでおりますので、こういうところとやはり観光面であるとか、スポーツであるとか、いわゆる民間の交流を後押しをする。こういうことはぜひやっていきたいとは思います。これは、別に台湾に限ったわけではなくいろんな都市と交流をしておりますので、いろいろな都市と交流を結んで、それぞれ相互に人が行き交うという状況をつくっていきたいなというふうに思います。
(記者)
今、最後におっしゃったんですが、今回台湾でしたけれども、それも含めて海外の都市との交流について、今後どのように進めていこうというふうに思われていますか。
(市長)
これも、いわゆる姉妹友好都市との交流というのはまず一つございます。そして、そのほかにも何らか戦略的に、例えばこの分野、特に経済面とか、こことは仲よくしたいと、そういうところは積極的に出かけていっていろいろな提携をできればなというふうに思っています。それは、私だけじゃなくてもっと各局の若手にもどんどん海外に行っていい施策をしているところがあれば、ぜひ学んできて名古屋に取り入れてほしいというふうに申し上げておりますので、そういう観点で今後も積極的に海外の先進事例があれば学びにいきたいと、そういう観点も持ってます。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
先ほどの冒頭にもありましたアジア大会・アジアパラ大会の職員の方のボランティア休暇を対象に加えたということですけれども。改めてにはなりますが、その決定した狙いとか、業務にこういうふうに生かしてほしいとか、そういったものがあればお願いします。
(市長)
これは幾つかポイントがございますけれども。まず、やはり来年のアジア大会・アジアパラ大会、ぜひとも成功させたいということで、中でもボランティアの方の果たす役割というのは非常に大きいものですから、そういう観点で、我々職員自身もボランティア休暇を取ってぜひ参加をしたいという方は後押しをしたいという思いです。
あとは、我々が名古屋市が取ることによって、民間の方もそれに続けとばかりにこういう制度をぜひ導入していただいて、一人でも多くの方、社員の方にボランティアに参加していただけたらうれしいなというところもあります。
(記者)
ありがとうございます。導入時期としては6月1日というお話でしたけれども。今後、追加でボランティアを募集されるとか、そういった予定があっての6月1日ということになるんでしょうか。
(市長)
ということではないですね。もし、何か情報があれば。
(当局)
4月30日の一般募集で一旦締切りをさせていただいておりまして、現状、次は大学ですとか、あと競技団体ですとか、そういったところの募集をしているというところでございまして。一般の方をさらに追加でというところは、現状、話としては出ていない状況です。
(記者)
あと、名古屋市職員の方も対象になるんですかね、その募集には。
(当局)
一般募集で既に職員の方で申し込んでいる方もいるというところは聞いておりまして。その中で、まず募集をしている中でボランティア休暇を活用していただけるという枠組みをつくったというふうに理解しておりまして。今後、また手を挙げるというところは、大会側として追加で募集するかどうかもありますので、その辺りはまたこれからというふうに考えております。
(記者)
ありがとうございます。
(市長)
手は挙げたけれども、この休暇制度ができるんだったら予定よりもうちょっと長めにやってみようかなと、そういうような方もいらっしゃるかと思います。
(記者)
少し前に報道された話なんですけれども。国が実施しました全国の自治体職員らを対象としたハラスメントに対する調査の結果が公表されまして、カスハラを受けた職員が全国で35%に上るということが分かりました。この実態に関する所感を伺いたいと思います。
(市長)
はい。本当にこのカスハラ、最近話題になることが多くて。我々公務員というのは、比較的市民と接する機会の多い職場、特に区役所等、あとは市税事務所であるとか、いろいろなところで市民の方と接する機会の多い職場でありまして。その中で、ややもすればやはり市民の方の行き過ぎた言動というのがあるというのは、私も聞いておりまして。これも程度問題ではあるんですけども、さすがにちょっとそれは幾ら市民の方、市民の方は我々にとってサービスを行う対象の方ですので、当然敬意を持って接するわけですけれども。そんな中でも、ちょっとそれはさすがに言い過ぎではないかと、今の基準で言うとそれはいわゆるカスハラと言われても仕方がないのではないかという事例が結構、肌感覚ぐらいしか私も聞いてはいなかったんですけど、実際そうやって数字で出ると、結構やっぱり多いんだなと。多いんだなというとともに、これはやっぱり職員保護の観点から、それは直していかなければならない課題だというふうに感じています。
(記者)
ありがとうございます。広沢市長も日頃から風通しのよい職場をというふうに繰り返し訴えているかと思うんですけれども、こうした外部からのハラスメントに対して何か今後、どのような対応をしていきたいとかっていうお考えはありますでしょうか。
(市長)
これは、やはりガイドラインというのがあって、その一定のこれを超えたら、一応ばっと言われたら、それはハラスメントとなりますのでと言ってちゃんと通告した上で、これ以上例えばサービスを続けることができませんとか。ある程度、毅然としたルールづくりをちゃんとして、こういう言葉を言われたら、そこでサービスを打ち切っていいだとか。何かしっかり決めて、そのとおりに職員も自ら判断するというよりも、このガイドラインでこれはカスハラだとなったら、その時点で電話は切らせていただきますとか、そういうような毅然とした対応を取るべきだと思います。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
各社様、よろしいでしょうか。
それでは、一部を終了させていただきます。ありがとうございました。
(市長)
ありがとうございました。
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