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令和7年1月20日 市長定例記者会見

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ページID:182590

最終更新日:2025年1月31日

報告事項

  • ロサンゼルス市における山火事被害に対する支援について
  • Tech GALA Japanの開催について
  • 腹部超音波スクリーニング検査の開始について
  • 地下鉄東山線の増便について

会見動画

報告内容

ロサンゼルス市における山火事被害に対する支援について

(市長)
 それでは、1月20日の記者会見を行わせていただきます。おはようございます。
 本日は、まずロサンゼルス市における山火事被害に対しての支援についてご報告をいたします。
 1月7日に名古屋市の姉妹都市であるロサンゼルス市及びその近郊で大規模な山火事が発生をし、大きな被害が伝えられております。亡くなられた方々に深くお悔やみ申し上げるとともに、被害に遭われた方々の速やかな回復と、そして被災地の早期復旧が進み、一日も早く安全な生活を取り戻されることを心より祈っております。
 名古屋市とロサンゼルス市は、1959年にこの姉妹都市となりまして、同年に発生をいたしました伊勢湾台風の被害に際して、ロサンゼルス市から大変多大なご支援をいただいた次第でございます。
 今回の被害に対しまして、私からロサンゼルス市長へお見舞状をお送りをし、ロサンゼルス市役所など現地と連絡を取っているところでございます。
 ロサンゼルス市役所は、現在、被害対応に全力を尽くしていると伺っております。この被害状況を鑑み、今回災害見舞金として100万円をロサンゼルス市役所へ贈呈する予定でございます。
 また、名古屋姉妹友好都市協会と連携をし、救援金を募集をいたします。市内各所へ募金箱を設置するとともに、明日1月21日火曜日11時から、松坂屋名古屋店本館前において募金活動を行い、私も12時15分頃から参加をする予定でございます。
 なお、松坂屋さんは1980年から2000年までロサンゼルスのリトルトーキョーで出店をされていたことからも、この募金にご協力をいただいているものでございます。
 こちらが、この救援金の振込先でございます。
 加えまして、こちらのほうの名古屋姉妹友好都市協会、こちらでも2月28日までこの救援金を募集をしております。ぜひとも、ご協力をよろしくお願いいたします。
 名古屋市といたしましては、引き続きロサンゼルス市役所と連携を取りながら、この姉妹都市としてできる限りの支援を行っていきたいというふうに考えております。

Tech GALA Japanの開催について

(市長)
 続きまして、Tech GALA Japanの開催についてでございます。
 本市のほか、一般社団法人中部経済連合会、名古屋大学、愛知県等で構成をいたします「Central Japan Startup Ecosystem Consortium」におきましては、2月4日から6日までの3日間、グローバルイベント「Tech GALA Japan」を初めて開催をいたします。
 本イベントは、「地球の未来を拓くテクノロジーの祭典」をキーコンセプトとして、テクノロジーを生かした持続可能な未来を築くために、国内外のスタートアップ、事業会社、投資家等が一堂に会し、新たな時代の連携を創出する国際的な場を提供することを目的としております。2月4日のオープニングセレモニーでは、当地域の産学官が一堂に会し、セッションを行います。私も登壇をさせていただきます。
 初日と二日目は中日ビル、ナディアパークなどを会場とした栄地区、3日目はSTATION Aiを会場とした鶴舞地区で開催し、登場者数(正しくは来場者数)は5,000名を予定をしております。
 元Uberの最高経営責任者であるライアン・グレイブス氏など、世界的な起業家等による基調講演や、300名以上の登壇者による80以上のパネルディスカッション、9か国16社のスタートアップ企業によるプレゼンテーションイベントなど、多種多様な企画が予定をされております。
 2020年7月に、国からスタートアップ・エコシステム「グローバル拠点都市」に選定をされてから、名古屋市としましては、産学官が連携し様々な取組を進めてまいりましたが、選定から5年を迎える今年を一つの契機として、国内外に向けて名古屋の存在感を高めるイベントとして盛り上げてまいりますので、ぜひご参加いただければというふうに思います。

腹部超音波スクリーニング検査の開始について

(市長)
 続きまして、腹部超音波スクリーニング検査の開始についてでございます。
 こちらスクリーンをご覧ください。
 腹部超音波スクリーニング検査は、身体への負担が少なく、1回の検査で腹部の複数の臓器を様々な角度から確認することができる腹部のエコーによる検査でございます。
 本市では、胃がん、大腸がん、肺がんなど6種類のがん検診を実施しておりますが、全国の部位別がん死亡者(数)上位のうち、3番目の膵臓、5番目の肝臓、6番目の胆のう・胆管に対しましては、対策が未実施という課題がございました。
 そこで、腹部エコーにより、膵臓、肝臓、胆のう・胆管など、腹部の複数の臓器をスクリーニングできる、腹部超音波スクリーニング検査を2月1日より開始をいたします。
 この検査を公費負担かつ単独、この検査だけ単独で実施するのは政令市で初というふうになります。
 市民の皆様に検査を受けていただき、がんや脂肪肝、腎結石などを含む腹部の各種疾患の早期発見につなげていただければと思います。
 対象は、市内にお住まいの方で年度末時点で50歳以上の方が対象でございまして、自己負担金500円で受けていただくことができます。
 もし、この検査で精密検査が必要と診断をされましたら、専門の医療機関で精密検査を受けていただき、今後の治療についてご相談をいただきたいと思います。
 また、検査を受けることができる場所は、市内の協力医療機関となりまして、本日より市の公式ウェブサイトに一覧を掲載をしております。
 直接、協力医療機関にお電話でお問合せをいただき、開始となる2月1日以降でご予約をお願いいたします。
 そして、大切なご家族のため、ぜひこの腹部超音波スクリーニング検査を多くの方々に受けていただきたいと思います。

地下鉄東山線の増便について

(市長)
 続きまして、地下鉄東山線の増便についてでございます。
 こちらですね。東山線におきまして、お買物やレジャーなどのお客様で混雑をする土休日の、土曜、日曜、祝日ですね、夕方の時間帯をはじめ、平日の朝や夕方の通勤・通学利用が多いラッシュ時間帯などの運行本数を増便し、運行間隔を短縮するダイヤ改正を、令和7年3月29日、土曜日より実施をいたします。
 ダイヤ改正の内容といたしましては、土休日の夕方の時間帯の運行間隔を現行の5分から3分30秒に短縮いたします。これ、結構大幅な短縮でございます。
 また、平日の朝や夕方などの通勤・通学時間帯、いわゆるラッシュ時間、こちらは朝は2分10秒から2分5秒、5秒の短縮ですけど、こちらも増便をしてまいります。そして、夕方は3分30秒から3分に30秒間短縮いたします。また、平日と土休日のそれぞれの昼間の時間帯につきましても、平日は6分から5分に、土休日は5分から4分30秒に短縮をいたします。
 これらの運行間隔の短縮により、1日当たり平日で44本、土日休日では48本の運行本数を増便いたします。
 なお、お客様へのご案内として、改正後の時刻表を本日から交通局ウェブサイトに掲載するとともに、3月15日から東山線の各駅で掲出をいたします。
 今回の改正により、東山線は平日・土休日ともに増便し、ますます便利となりますので、ぜひお出かけの際は地下鉄をご利用いただきたいと思います。
 私からは以上でございます。

質疑応答

ロサンゼルス市における山火事被害に対する支援について

(記者)
 ありがとうございます。それでは、質問に移らせていただきます。
 市政一般について、各社さん、質問がありましたらお願いします。
(記者)
 2点伺いたいんですけど。まず1点目が、ロサンゼルスの火災の山火事の関係で、先ほど市長からもお話がありましたけれども、先ほど振込先も出てた市民の方への呼びかけとして、市長のお言葉でこういうことがこれまであったから、こういうふうに呼びかけたいみたいなのがあればお願いします。
(市長)
 はい。分かりました。このたびのロサンゼルスの大火事につきましては、大変に大きな被害が出てます。そして、このロサンゼルス市と名古屋市は、大変長きにわたり姉妹都市関係を結んでおりまして、大切な友人としてぜひとも皆様方からもご寄附をいただければと思います。
 振込先は先ほど掲出いたしましたけれども、市内各所でも募金箱も設置をいたしますので、ぜひ名古屋とロサンゼルスの長年のこの友情、こちらをぜひ考えていただきまして積極的なご寄附をいただければというふうに思います。以上です。
(記者)
 ありがとうございます。それに関連して、当局の方にもしかしたら聞くことになるかもしれないんですけれども。先ほど伊勢湾台風で多大な支援をいただいたというお話がありましたけれども。具体的にどういうことがあったかというのは何か伺えるものはありますでしょうか。
(市長)
 では、私からよろしいですか。当時のロサンゼルスからの義援金、こちらが1,100万。数字だけ言いますね。11,855,429円ですね。11,855,429円ということですが、これは昭和34年、こちらの国家公務員の初任給が1万680円というこういう時代ですので、これからすると現在に換算しますと約2億円ということになります。
 また、救援物資は正確な数量の記録は残っていないんですが、衣料品など164箱、箱にして164箱をいただいているという状況でございます。ちなみに、姉妹都市提携が昭和34年、1959年の4月1日でございまして。伊勢湾台風がその同じ年の9月26日ということですので、姉妹都市提携を結んで約半年という時点で、我々のこの地域が発災をしたというのに対しての義援金ということです。
(記者)
 ありがとうございます。その過去を聞くと、ちょっと災害見舞金の100万円というのが規模としては小さめなのかなと感じてしまうんですけれども。その辺り、今後もまたさらに何か支援を続けていくということになるんでしょうか。
(市長)
 そうですね。状況的には、規模が大きい小さいはあまり言うあれはないですけど。確かに伊勢湾台風というのは大被害でしたので、それを考えてロサンゼルス市からそういうのをいただいたんだと思いますが。今後も、引き続き現地の状況を見まして、また追加で我々できることがありましたらやる可能性はあります。

東山線の増便について

(記者)
 分かりました。ありがとうございます。あと、1点なんですけれども。東山線の増便の話で。こちらの東山線の話って、広沢さんが当選される前にマニフェストの中に入っていたと思うんですけれども、それとの関連というのは今回どうなのでしょう。
(市長)
 はい。これは、残念ながら、これは私の当選前から決まっていたそうですので。結果として、一応私、東山線の増便掲げましたけど、結果として達成されたことになりますけど、それに書いたからやってくれたというものではないと。あくまで、コロナから明けて利用者が増えてきたという、それによるものです。
 ただ、私としてはもう少し増やしてほしいなという。一応、銀座線と東山線を比べて、相当見劣りがすると。そういう観点で言いましたので、例えば銀座線、東京ですと昼間でも4分に1本来てますので、今回の改正で一歩前進で昼間6分に1本から5分に1本になりましたけど。多少状況を見て、まだそれでも混んでいるようだったら何とか4分に1本に近づけてもらいたいなというふうには思ってます。
(記者)
 分かりました。今回、平日44本、土休日で48本ということですけれども。この増便規模としては過去のいろいろ増便、減便あったと思いますけれども、その中でも大きいと言えるものなのでしょうか。
(市長)
 どうですかね。1回での増便としては。ちょっとでは。
(当局)
 これまでダイヤ改正自体というのはあまり交通局で実施したことがなくて、大きいダイヤ改正という意味でいきますと、コロナの影響で乗車人員が大幅に減ったということで、東山線ですと(令和)4年の9月に減便のほうのダイヤ改正をさせていただいております。そのときが、もともと548本だったのが498本ということで減らしておりまして、約50本ぐらいですかね。それから、土休日のほうでも440本から394本ということで46本ほど減便しております。
 今回、コロナ前と全く一緒ではないんですけど、土休日の夕間時間帯が大幅に混雑状況が上がってきているということで、そこをコロナで減便する前以上に増強をいたします。それ以外の資料に記載しております時間帯につきましては、コロナ前の運行本数に戻すという形になります。以上でございます。
(記者)
 分かりました。ありがとうございます。
(市長)
 この本当に土日休日のこの5分から3分30秒、ここ結構大きいと思いますので。土日とかに買い物に行かれる方には、大変にこれは便利になると思います。
(記者)
 東山線の増便についてなんですけれど、教えてください。今回の改正が何年ぶりになるんでしょうか。
(市長)
 何年ぶり。ダイヤの改正自体ですか。ダイヤの改正自体は。
(記者)
 増便に関してです。
(市長)
 増便ですか。増便の改正はどうでしょうね。コロナで減便はあったけど。
(当局)
 増便ということで、少し状況を見て例えば夜間を増やすとか、そういったことは過去にあったとは思うんですけど。こういったまさにほぼ全体的に見直す、増便をするというのは、すみません、恐らく初めてだと思いますが。
(記者)
 初めて。
(当局)
 だと思います。
(記者)
 分かりました。ありがとうございます。
(記者)
 増便が初めての状況ですか。
(当局)
 いや。増便が初めてではなく、大幅な(増便が)ということです。
(記者)
 大幅な。それ、確認取られてますか。東山線ができた当初からの改正で。
(当局)
 そういう意味ですか。開業とか順次しておりますので、当然ダイヤ改正ありますけど。今の形になってから大きくダイヤを大幅に見直すというようなことは過去にはないはずですけど。
(記者)
 形になってというのは東山線ができてからということ、すみません、今の形っていうのは。
(当局)
 今(の形)というのは、全線、高畑から藤が丘まで路線ができてということですね。
(記者)
 それがいつでしたっけ。高畑から。
(当局)
 (昭和)57年だったと思いますけど。
(記者)
 昭和。
(当局)
 昭和ですね。
(記者)
 昭和57年、今の高畑まで開通して以降は初めての規模の増便ということ。
(当局)
 規模としては初めてですね。だから、少し夜間を増やしたりとか状況に応じて多少はやっているときもございますけど、ここまで全般的なダイヤ改正の増便というのは初めてでございます。
(記者)
 ありがとうございます。
(記者)
 今の関連で。また後で整理した資料をもちろんいただきたいんですけど。要するに、コロナ前でコロナにあわせて一回減便してるっていうことなんで、コロナ前との比較を先ほど口頭で言われましたけど、コロナ前とコロナに合わせて減便して、今回増便と。この3つのポイントでの比較表をちょっといただきたいと。全体数も含めてと思ってます。
 その上で、先に確認しておきたいのが、最短の運行間隔が、今回ですと平日の夕間帯が3分と一番短い間隔になるんですけど。これは、過去において最も短い間隔なのか、まだ過去にはもっと短い間隔の2分5秒がありますけど、もっと短い間隔の時代があったかどうかはいかがでしょうか。
(市長)
 これ、コロナ前から2分5秒は2分5秒。
(当局)
 そうですね。平日2分5秒はコロナ前ですね。減便する前が2分5秒ということで。すみません、詳しいの(資料)が手元にないので申し訳ないんですけど。今、この場ではということなんですけど。2分5秒というのが東山線の最短可能な運行間隔ということですので。最短運行間隔になりますので。
(記者)
 ちょっとすみません。
(当局)
 これより前は恐らくないとは思いますけど。
(記者)
 ここで細かくやってもあれなんで。整理整頓してまた後で記者クラブのほうに資料としてご提供いただいてよろしいですか。
(当局)
 はい。分かりました。すみません、申し訳ないです。
(市長)
 なので、今回、明らかにこれまでにない増便を行ったのは、土日祝日のこの夕方の時間帯。この3分30秒というのは、これはこれまでで最も短い間隔ですね。コロナ前も4分でしたので。他は大体コロナ前に戻ったというところです。以上です。
(記者)
 よろしくお願いします。今の東山線のことに関連して。このダイヤ改正による増便で事業費としていくらぐらい増えるとか、そういった試算などございますでしょうか。
(市長)
 それはありますか。
(当局)
 事業費の増でございますけど、約でございますけど2億円程度、年間2億円程度増額をいたします。
(記者)
 ありがとうございます。その2億円というのは、この利用者増で賄えるような規模なんでしょうか。
(当局)
 まだ利用者増ということですけれども、コロナ前まではまだ戻ってきておりませんので、現時点で賄えるかどうかということは難しいとは思うんですけど。ただ、当然混雑する状況が戻りつつありますので、やはりサービスの観点からも増便をすべきだという判断に至りまして、今回実施するものでございます。
(市長)
 間隔が短くなるというのは、やはり待ち時間が短くなる。もうここに直結しますので、その人々が待っている時間の経済効果まで考えると、これ、非常に2億円で市民の皆さん、市民に限らずですけどの時間が有効に使える。大体地下鉄というと、あまりダイヤを見ないでぱっと行かれる方も多いので、そうすると、それが3分待つのか、4分待つのかによってそれは相当にその方々のお一人お一人の経済効果にもつながりますので、そういう効果も十分にあろうかと。この経営面以外にもとは思ってます。
(記者)
 ありがとうございます。すみません、あと、全国的にこういった交通系の運転手や運転士の人手不足も様々問題が上がってますが、名古屋市交通局ではそういったことはあまりないんでしょうか。
(市長)
 どうですか。人手不足、どうですか。
(当局)
 人手不足でございますか。確かに、昨今の人員の確保という観点でも非常に厳しいところもございますけど。一方で、お客様サービス、そういった観点もございますので、何とか確保できるように努めてまいりたいとは思っております。

教職員の昇任選考について

(記者)
 ありがとうございます。すみません、あと、話が替わりまして。いわゆる学校の教員人事に関して、昇任選考の校長推薦が廃止、金品授受の問題もあって廃止されるということに関して、市長としての見解を伺えればと。
(市長)
 あれは大変にゆゆしき事態でございまして、それが長年行われてきたこともさることながら、長年明らかになってこなかったと。本当に一部の限られた人たちでそういうことが連綿と続いてきたというのは、ここに非常に危機感を覚えるとともに、どうしてそういうふうになっていったかと。誰もそこに対して長年声を上げられなかったかという、こういう体質的なところも大変に問題だというふうに思ってます。
 なので、今回改めるに至ったのは、これはもう当然の結果なんですけれども。ただ、これ本当にこういう事例というのは他にないんだろうかと。実は、本当は声を上げられないだけで、これ、おかしいよなっていうふうに思ってる事案はないのかというふうに思うところですので、もしありましたら、市長ホットラインでもいいので職員の皆さんでも、もしくは関連される方々でもどんどん情報をお寄せいただければと思います。本当にこういうことはあってならないことですので。
(記者)
 ありがとうございます。ちょっと今の質問とかぶるんですが、この制度が変わることによる期待といいますか、そういったものはありますでしょうか。
(市長)
 そうですね。今回、この自薦という自分で自己推薦するという形に切り替わるということでして。それは、それによってある意味、特定のそういう団体の顔色を伺うようなそういう悪しき習慣がなくなるというのは、大変にいいことだと思います。
 当然、人事というのは非常に組織で動く者としては大変に気になるものでありますし、やはりそれがインセンティブにもつながるので。やはりそこに公正な評価というのがないと、本当に正しく機能しないですので。そこはこれから自薦という方式により、それが改まっていくということ、これを期待をしたいですね。
(記者)
 ありがとうございます。

東山線の増便について

(記者)
 東山線の関係ですみません。これ、コロナ前の混雑率と利用者数。1日当たりの利用者数と、コロナの利用者数と、今それがどれぐらい増えたかみたいなのが、これもちょっともし、後で資料でいただけないでしょうかということ。
(市長)
 これはちょっとデータをまとめて、後で。お知りになりたいのが、コロナ前と。
(記者)
 コロナ前の1日当たりの平均利用者数と、コロナ時の利用者数と、あと、そこから人が増えたということで増便されるということなんですけど、どれぐらい増えたか。コロナ前には戻ってないということなんですが、例えば土日はすごい増えているとか、コロナ前より増えているとか。
(市長)
 一応、今手持ちにある資料でいうと、コロナ前の(令和)元年が東山(線)全体で50万人ですね。50万人。それがコロナで(令和)2年度には34万8,000人に、いわゆる3割減いたしました。それが、令和5年度ですね。昨年度は、これがもともと(令和)元年が50(万人)から35(万人)に減って、それが今度は45万7,000人まで。コロナ前に比べて91%まで回復してきたという。全体でいうとそういうところですね。恐らく(令和)6年度は、また少しここから伸びてますね。なので、ほぼほぼコロナ前に戻ったという状況です。
(記者)
 ありがとうございます。あと、土日の混雑率、もし増えてれば。
(市長)
 はい。土日の混雑率、最大混雑率というのがありまして。これも土日は、(令和)元年が97%だったのが、(令和)5年度では114%というふうに増えてます。なので、もう夕方時間帯、土日の夕方時間帯に関しては、もう完全にコロナ前を上回っているという、そういう状況です。
(記者)
 これは何かインバウンドとかの影響。
(市長)
 どうでしょう。何か分析ありますか。
(当局)
 すみません。なかなか分析までは至ってはいないんですけど。やはりコロナになったときは外出抑制とか、そういったもので大きく減ったと、お買物とかそういった方が減ったとは思うんですけど。ここにきて、例えば商業施設とかも結構栄とかオープンしているとか、そういったこともございますので増えてきているのかなということと。
 あと、減便数も少しここ、減便するときも他の時間帯より少し利用状況が大分下がったということもございますので、減便数も少し多かったということで。結果として、(令和)元年度に比べますと、(令和)5年度ですね。混雑率のほうが大きく上回ってきておるというところでございます。
(記者)
 減便したから混雑率が上がっている。減便したから混雑率が上がっているという面もあるということですか。
(当局)
 そういった面もあります。

教職員の昇任選考について

(記者)
 分かりました。ありがとうございます。すみません、先ほど教育委員会の校長推薦の廃止の話があったんですが。これは、具体的にいつ切り替えたということに。いつ校長推薦から自薦方式に変わったんでしょうか。
(市長)
 変わったというか。
(当局)
 こちらのほう、校長推薦方式から自薦方式に替えたのは、令和7年4月1日に今向けた人事をやっておりますけども。その来年度4月1日に向けた人事の選考のときなので、今年度の事務から変更をしております。
(記者)
 それは、いつ教員には通知というか、内部的に決まって。もう、つまり自薦で始まっているわけですよね。
(当局)
 そうですね。
(記者)
 実際、実施されているわけですよね。
(当局)
 はい。
(記者)
 いつぐらいにそれが制度として変わったのはいつ。
(当局)
 校長、教頭、あと来年度から教務主任(正しくは主幹教諭)に三役という取扱いを替えますけども。校長、教頭、教務主任(正しくは主幹教諭)、それぞれ時期が違いますけども、一番早い校長で(令和6年)8月末にこういった形で取扱いを変えますよということで学校に通知をしております。
(記者)
 これ、何か自薦にしたことによって人数が足りてないとか、そういうことにはなってないんですか。
(当局)
 具体的な人数については、今年度まさに今人事の事務をやっているところでして、具体的な数字は差し控えさせていただきたいと思っておりますけれども。そういった今お問い合わせいただいたような人数が不足するというような事態にはなってございません。
(記者)
 ありがとうございます。じゃあ、順調にいかれているという認識で。
(当局)
 はい。調査検証チームのご指摘も踏まえて、これまで懸念があるということをご指摘いただいた部分については、人事の透明性をより高めるというように取扱いを改めて事務を進めているというふうにご認識いただければと思います。
(記者)
 すみません。あと、これも確認なんですが、この主幹教諭、去年まで(正しくは令和6年度まで)教務主任だった主幹教諭も、これ、幹部といっていいんですかね。
(当局)
 主幹教諭は、管理職手当の支給対象外ですので、学校における管理職は、管理職手当の支給対象である校長と教頭でございます。
(記者)
 この主幹教諭も、自薦ということになっているんですか。
(当局)
 そうですね。主幹教諭は、給与上の取扱いで申し上げますと、いわゆる一般の教諭より一つ上の格付になりまして。一般の教諭と管理職である校長、教頭の間を取り持つ、我々行政職でいうと今の制度で言うと主任という取扱いに近いポジションになりますので。そこについては、(教育委員会)事務局で人選をするというような形で取扱いをしております。
(記者)
 すみません。これも一応確認なんですが、この推薦に切り替えたのは、市教委(名古屋市教育委員会)の金品授受問題の最終報告書を受けてということなんですか、その指摘を受けてということですか。
(当局)
 そうですね。最終的には、最終報告書をいただいたんですけども。この事案が発覚してから(令和6年)3月に中間報告書をいただきまして、(令和6年)8月末に最終報告書をいただいてますけれども。中間報告書の時点で、もう取扱いについては他の政令市に比べて特徴的だというご指摘をいただいておりますし。それから、(令和6年)8月に向けての会議の中でも、幾度となくこの教務主任の取扱い、主幹教諭の運用の取扱いについては特徴的だというところをご指摘をいただいてましたので、最終的な決定は最終報告書をいただいてからですけども、検討についてはもう議論の中で何度も出ていたので、それまでも教育委員会事務局としては改めるべきだろうという認識で取扱いについては検討してきていたというところでございます。
(記者)
 すみません。最後に、これ、自薦にした目的を簡単にというか、他薦から自薦にした目的を改めて説明していただけないでしょうか。
(当局)
 調査検証チームからのご指摘もありましたけども、校長推薦方式ですと、具体的に調査検証した中で具体的な事例としては確認はできなかったですけども、校長の主観によって選考にエントリーができないということが制度として懸念がされると。今回の金品授受の件を受けて、今後、名古屋市の教育委員会としては、人事の透明性を高めていく中で自薦方式に改めたほうが人事上の透明性というのはより高まって担保ができるということで改めるべきというご指摘、ご提言もいただきましたので、そのご指摘、ご提言を受けてより人事の透明性を高めるために取扱いを変更したというところでございます。
(記者)
 指摘は第三者委員会からでよろしかったでしょうか。
(当局)
 はい。
(記者)
 指摘を受けたのは、検証チームからの指摘を受けてということでいいんですよね。
(当局)
 はい。そうですね。
(記者)
 ありがとうございます。

東山線の増便について

(記者)
 東山線のことなんですけど。事業費2億円というのは、これ、どういう内容があるのか。もし今分からなければ、またいただく資料に書いていただいてもいいんですけれども。
(市長)
 内容ですか。
(記者)
 はい。内容です。
(当局)
 人件費と地下鉄の電気代ということでございまして。人件費のほうが約9,000万ですね。それから、地下鉄の電気代、走らせる電気代ですね。こちらが1億1,000万ぐらいということでございます。
(記者)
 今、2億円がどうやって出るのかということの話は、ちょっとよく分からなかったんですけれども。これはどこからどう出るんでしょうか。
(当局)
 私ども、日々の運賃収入をもって充てておりますので、結果そういったことになるとは思うんですけど。ですので、コロナ前よりはまだ人が戻ってきておりませんので、そういった意味では、そこの部分(だけ)を捉えれば当然収支の改善にはつながりませんけど。

インフルエンザの感染状況について

(記者)
 分かりました。ありがとうございます。すみません、もう1点、別な話なんですけど。インフルエンザなどが、年末最多となったということなんですが。今分かるかどうか分からないですけど。どうでしょうか、年を越えて、年末年始少し報告数は減って、その後、また増えているような状況というのはあるんでしょうか。
(市長)
 確かに最大のピークというのは年末年始でしたけれども。ただ、今でも引き続き、警戒(正しくは警報)レベルではあります。それでいいですね。警戒(正しくは警報)レベルです。かなり多いですね。
(記者)
 分かりました。ありがとうございます。
(市長)
 何か数値、出したほうがいいですか。
 数値で言いますと、定点医療機関当たりのインフルエンザ患者(報告)数でございますが、年末の12月23(日)から29(日)、これが67.49で、今が1月6日から12(日)という、この直近数値が33.66ということなので、これだけ見ると結構下がっているように見えますけども、33.66というのは、これはまだまだ非常に多いというレベルです。ちなみに、昨年の今頃は13.34ですから2.5倍ぐらいはなってるということですので、まだまだ多いので気を緩めないでいただきたいという、そういう状況です。
(記者)
 ありがとうございます。
(記者)
 その他、よろしいでしょうか。
 では、これで市長定例会見を終了します。ありがとうございました。
(市長)
 ありがとうございました。

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