名古屋市役所 郵便番号:460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話番号:052-961-1111(代表) 所在地、地図
(市長)
それでは、皆さん、今日は昼ですが、こんにちはということで。9月2日の定例記者会見を始めてゃあと思います。
報道に先立ちまして、先週、蒲郡市で発生した土砂崩れなどによってお亡くなりになられた方々に対し、心からお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われた皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。
各地で突風や大雨による被害が発生しており、31日には、岐阜県と三重県の河川が氾濫し、浸水被害などが発生しました。
被害に遭われた方々の速やかな回復と、被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申しげております。お祈りというより応援せないかんわね。直接はなかなかにゃあと思いますが、応援いたします。
本市においては被害は確認されておりませんが、市民の皆様におかれましては、引き続き、災害を自分事として捉えていただきまして、ハザードマップや風水害リスクシナリオを活用するなどして、主体的な避難行動や事前の備えをしていただきますよう、お願いいたしますというこっでございます。
大垣のほうから、これは内水なのかね。大垣の方まで浸水しとるいうことで。地図を見ますと、濃尾平野の青い色が大垣のところまで広がってますよね、ずっとね。しっかりお気をつけいただくというよりも、こっちは役所ですので、十分な備えをせないかんということでございます。
(市長)
それでは、報告に移りますということで。名古屋水素技術ワークショップについて、ご報告いたしますと。
チラシが出てまいりますが。これですかね。
名古屋市を中心とします名古屋大都市圏は、自動車産業を核とするものづくり産業が隆盛し。なかなか普通に使わん言葉を使いよると、隆盛し。令和5年度の名古屋港貿易黒字額は、速報値で8兆3,000億を超えとりますと。その前の年が7兆(正しくは6兆7,000億)だったはずですけど、8兆3,000億と。過去最多を更新し、26年連続日本一となるなど、日本有数の高い競争優位性を誇っておりますということですが。
なかなか8兆3,000億いったら、ものすげえでちょっとよう分かりませんけども。半分は自動車だと言われとりますわな、これ大体、名古屋港の。貿易黒字いうのは、輸出から輸入を引いたのが貿易黒字。貿易黒字だけ言いますと、そりゃ、河村さん、おみゃああれだがや、名古屋は輸入がすくにゃあもんで貿易黒字が多いんだわという人も、嫌みを言う人もおりますけど。まあ、しかし、すごい額でございます。
私としても、この圏域の産業の力をさらに伸ばしていくことは大変重要であると考えておりますということで。何遍も言いますけど、財政赤字じゃねえ、財政危機というのはうそ。もう、本当にそれでどんだけ日本の産業界を苦しめたかというこっでございまして。特に、この辺はトヨタ(自動車)さんのおかげが大きいけども、世界一の自動車会社を持っとりますんで。
名古屋港は、アメリカにはあんまり輸出しとらんはずだけどね(正しくは、名古屋港はアメリカへの輸出金額が最も多い(出典:名古屋税関「令和5年分 管内貿易概況(確々報)」)。アジア、ほれからヨーロッパのほうですか。いうことで、圧倒的な競争力を持っとります。だで、正直言って、貧富の差が激しいで、世の中なかなか分からんけど。ものすげえ金は余っとるんですよ、日本は。これ、実は。借りる人がおらんのですわ、日本は。借りる人はおらんということになりまして、その場合は誰が借りるかいうと、名古屋市であり、愛知県であり、日本国でありという政府が、一般政府と言いますけど、そこが金を借りるということで。それを借金だ、借金だ言ってですね。どんだけ傷つけたかですよ、これによって日本社会を。借金だ、借金だ言って。その分、ちゃんと堂々と使わんもんだでね。という話です。
マスコミの皆さんもよ、気つけてちょうよ。んなことばっかり言っとったもんだで、日本の産業縮小してまって。特に、見る影もにゃあのは、半導体とかああいうやつですがな。世界の一番重要な産業である半導体産業、ここらに書いたりませんけど。NEC、富士通、日立、東芝、ちょっと前まで世界の半分占めとったんで、これ。どうなっとんですか、これ。一体。ねえ。という話でございまして。
借金だ、借金だ言うもんで、そういうところに投資してけえへんし。民間の人自体も投資せんようになってきて。それどころか、マイナンバーカードとかろくでもないことやっとるということで。この地区は、たまたまトヨタ自動車があるもんでやっとれますけど。それと、東京、大阪の真ん中だという非常に地の利がええもんで。まあ、日本の産業競争力は本当に大丈夫かというのが、今の円安の一番大きい理由ですわね。日銀が金利を上げたとか、下げたとか、アメリカが上げた、下げたとか言ってますけど、それはないわけじゃにゃあですけど、圧倒的に大丈夫かということでございます。
それにもかかわらず、政治部門か公務員部門はずっと引き続き、非常に幸せな生活をみんな送っておられます。そうでにゃあ、金を稼ぐほうは、今んとこまだ大企業は立派なもんですけど、大変な時代が続いとると。続いとるいうか、目の前に見えてきますわな、これ。それではいかんということで、名古屋は正しい経済学に基づきまして、お金は必要な分はちゃんと使っとるというこっでございます。
ということはええですけど。ほんでまあここに書いたるので言いますと、私としても、この圏域の産業の力をさらに伸ばしていくことは大変重要なことであると考えており、本市では水素でつくる新たな暮らし・産業を未来につながる成長の原動力の柱と位置づけておりますということで。
わしも、科学者じゃにゃあもんで、この水素の技術がどこまでどのぐらいのスピードでいくかどうか分かりませんが。一番産業の力をつくるがええのは、実は日本のいわゆる起債残高、借金ではにゃあと。金を借りなかった分を公的部分が使っとるんだと。だで、どんどん民間も投資してって、それと、財政法4条とかね。起債をやるためには、何ですか、公共事業しかいかんとか、ダムとか、橋とか。あれをはよ廃止せないかんわ、本当に。
今回の自民党党首選、また民主党もそうだけど、そちらの意見の方ばっかりじゃないっすか、本当に。借金だというほうが。ほりゃ、ええわな。自分らは幸せはようけ給料もらって、最高の暮らしをみんなやっとるじゃないっすか。ねえ。公務員も、議員さんたちも。そんなこと言っとったって嫌われるだけですけど。
市内中小企業者の皆様のこれからの事業展開を応援するため、セミナー等による潜在需要の掘り起こしなどを図る普及促進から、さらに一歩踏み込み、今年度は、水素利用活用(正しくは水素利活用)や水素産業参入に関心がある市内企業等に向けまして、参加企業等が自社の強みを生かし、水素分野における今後の取り組みを考える名古屋水素技術ワークショップを10月から11月にかけて初めて開催をいたします。
さらに、ワークショップに先駆けて、10月1日火曜日に「水素技術をリードする次世代ビジネスとは?」と題したキックオフセミナーを名古屋市工業研究所にて実施いたしますということでございますので。
セミナーでは、トヨタ紡織株式会社様の小型水冷燃料電池開発とFC自転車、燃料電池電動アシスト自転車開発に関する講演をはじめ、当地域の事業者から先進的な取り組みや最新の動向をお話しいただきますということでございます。
また、近畿経済産業局様から、関西地域での水素利活用促進プロジェクトをご紹介いただき、水素分野の今後の見通しや参入に向けたポイントを学べるプログラムとなっております。
あわせて、私も試乗する予定ですが、トヨタ紡織さんのこの自転車ですか、FC自転車、燃料電池電動アシスト自転車に実際に乗ることで、水素エネルギーの利活用の場面を体感することができる試乗会も実施いたします。
これですか。だで、この上のやつ。トヨタ紡織の自転車ですか。ほお。
対象は、水素の利活用や水素産業への参入に関心のある企業の方、水素エネルギーや水素に興味のある方、新たな事業分野や業種に挑戦したい企業の方などです。
本日から申込みを受付いたしますので、ぜひともキックオフセミナーに参加いただき、水素エネルギーの可能性を実感し、技術とアイデアで水素産業への参入をどうぞ切り拓いてくださゃあということで。
なかなかこれは、普通の人はちょっと分からんわな、これ。水素産業だ言われても。何なんだということで。ガソリンと水素が代わっただけのことか。違うのかな。よう分かりませんが。水素がどこにあるかということで。この空気の中に入っとるようでございますけど。水を分解すると水素になる。H2Oということをやりましたけど、それは何なんだということですけど。ぜひ、産業のお手伝いをいたしますから、ぜひ申し込んでくださいと。
私からは以上でございます。
(記者)
幹事社からですが。まず、緑区のグループホームふわふわの譲渡先が(有限会社)ケアサポートに決まり、8月末の指定取消までに間に合いました。市は、これまで緑区のグループホームを優先して対応してきましたが、12月1日に指定が取り消される北区、守山区、天白区のグループホームについて、市の対応の現状は。あと、今後どのように対応されていくか、お教えください。
(市長)
これは繰り返し言っとりますけど、名古屋市としましては、利用者、そしてご家族の希望とというか、当然のサービスのことですけど。ただ、施設だけじゃなくて支援員っていうんだったかなの方も同じ方でできる限り、皆さんのテイクケア、面倒が見れるようにということを、それが継続的に提供されることを最優先事項としてやってまいりました。
12月1日に指定取消となる3つのグループホームの利用者やご家族に対しても、緑区のふわふわと同様に、有識者や専門職と連携をしながら丁寧に聞き取りを行い、本市として主体的に利用者の支援を行ってくというこっでございます。
緑区のふわふわ以外の市内事業者は、全国一括の事業譲渡を検討していると聞いているため、適切な法人に譲渡されるよう、国、県とも連携しながら指導を行ってくということでございます。そういうことですね。
ふわふわ以外の市内事業者は6つあるんかな。6つあって。だと思いますけど。
(記者)
ありがとうございます。すみません、続きまして、10月1日に指定が取り消される緑区の放課後等デイサービス事業所、「放課後等デイサービスふわふわ」と、「児童発達支援事業所ZIP KIDS」について、市の対応の現状と今後の対応を教えていただきたいです。
(市長)
はい。こちらのほうは、先ほど言ったのはグループホームということで。こちらは、今読売(新聞)さんが聞かれたのは子どもさんのやつ。普通、デイ、デイと言いますけどね。そのことでございますけど。8月20日に、株式会社恵から対応状況の報告を受け取りましたが、主な内容としては、利用児童及び保護者に対するおわびと状況説明の実施。ほれから、保護者向けの問合せ窓口の設置、利用児童が継続的にサービスを提供するための取り組みの開始、従業員に対する状況説明の実施となっております。
特に、指定取り消しの対象となっている事業所を利用している児童への対応については、現在、法人と保護者の方で調整を開始しております。
本市としては、株式会社恵による利用児童と保護者の方への支援が適切な形で進んでいるかどうか、引き続き、進捗状況をしっかり把握し、利用児童と保護者の方の不安の解消を図っていくということで。こちらのほうも丁寧に。特に、こっちは子どもさんでございますので、丁寧にやらさせていただいとるというこっでございます。というこっだねえっすか。
(記者)
ありがとうございます。それでは、市政一般について、各社さん、お願いいたします。質問のある方は挙手の上、マイクを受け取ってからご質問をお願いします。
(記者)
台風10号、冒頭に触れられてましたけれども。今回、東海道新幹線が長期間にわたって止まるなど、こちら名古屋の経済にも大きな影響があったと思います。特に、交通の分野に関して大動脈が止まるというのはかなり大きかったと思うんですけど、市長の受け止めというか、どのように見られるか伺えたらと思います。
(市長)
確か新幹線で、わしが議員の頃は大体1日30万人と言ったもんですけど。今はもっと。何人ぐりゃあだ。今50万(人)か、まっとかね。よう知らんけど。すごいですよ、新幹線の利用のお客さんの数いうのは。そんだけがストップしますもんで、よっぽど大変なことですけど。日本の産業力もすげえわな、これ。こんだけ予防して、ぱっとまた復興してまうんだで。そのすごさを、力、パワーも感じますね。
災害いうのは来ますんで必ず。そのときの対応は鮮やかなもんだとは思いますね、やっぱり。これは。そんなことはせんほうが、乗客に迷惑かけといて何だ言われるか分からんけど。やっぱ災害は来ますんで。そのときに、やっぱり安全のために止めて、またものすごぉ早よ復旧するいう力は、どえりゃあもんだと思いますね、これ。
(記者)
ありがとうございます。
(市長)
ご期待に沿わなんだか。まっと迷惑かけてとんでもにゃあと言ったほうがええか。知らんけど。
(記者)
フラットに伺っただけなので。
(記者)
名古屋市立大学医学部附属のみどり市民病院について、先日、県の諮問機関で、移転を認める一方で、増床を認めないというような報道がありました。このことについて、市としての認識と、それから、市長としてその認識に対する受け止めを聞かせていただければと思います。
(市長)
今んとこは、当局が言うには、まだ正確に連絡が来とらんと。某報道が出て、自分で言っとる話ですけど。出とったことなんで。いろいろごちゃごちゃ言わんでくれいうことになってますけど。
なかなか救急だにゃあわ。あれは、何だった。救急ではにゃあんだけど、何とか病床いうんだわな。
(当局)
急性期。
(市長)
急性期か。急性期の病床を何床にするかいうのは、県が決めるんですわ。病院の。だから、そこのやっぱりいろいろな綱引き状況みたいなものがあるんだにゃあかということは、わしはちょっと聞いとりますけど。それ以上についてはしゃべるなというこっですので、ちょっと言いにくいですけど。急性期。
(記者)
ありがとうございます。市のほうも、市立大学に補助金として予算を今年度出しておりますし、今後も出す可能性があると思うんですが。この予算については、どのような執行状況及び今後の予定というのは、どういうような考えでいらっしゃいますか。
(市長)
ここんとこはとりあえず、とりあえず言っちゃあ何ですけど、名市大(名古屋市立大学)さんは応援しとりまして。やっぱり立派な病院として名古屋市民が喜ぶように育ってってほしいということで、急性期なら急性期のベッド数も増えてくようにというふうには思っとりますけど。全体、一応法律によって県がやることになっとりますんで、これは。ベッド数いくついって。どんどん増やしますと、小さい病院がなかなかやれんようになるいうことですわ。
だで、そういう仕組みの中でやっとりますんで。ということで、何とも言えんということですわね、これ。
(記者)
分かりました。何とも言えないという。
(市長)
何とも言えんですけど。僕は別に市大病院(市立大学病院)に限らず、藤田保健衛生(正しくは藤田医科大学病院)とかみんないろんなところの病院もみんな応援させていただいとりますけど。一定のベッド数という決めがあって、その中でどこに何床というのは、県の審議会でやると。県が決めるというふうになっとんです、医療は。そこで本当に決めたのか、決めんのか、某新聞に出とったようですので、それは本当だろうと思いますけど。まだ、通知がちゃんと来とらんということでございますが。
皆さんに記者会見に見とらっせる人いうか、においては、なるほどなと。ベッド数というのは、そういうふうで県が決めてくんかと。ほんで、どこに何床、どこに何床いって。両方とできゃあわけです、藤田保健衛生(正しくは藤田医科大学病院)もものすげえできゃあ病院ですし、名市大(名古屋市立大学)も今2,000何百床ということで国公立の日本一でしょう、これ。ベッド数は。それ、なっとりますんで、そっからはあまりええ加減なこと言ってかんけど。いろんな綱引きもあるのではにゃあかということだにゃあすかね。
(記者)
今の関連で、あまり細かいこととか具体的なことは話しにくいと思うんですけど。考え方として、そもそもとして、名古屋市立大学病院という存在というか役割。大きな役割としてどうあるべきだというふうに考えておられるでしょうか。
(市長)
僕は、やっぱり先ほど何遍も言ってますけど、いわゆる財政危機いうのはうそなんですよ、これは。だから、必要なお金はちゃんと使ってくということで。名古屋市民にとって、名古屋市立大学、特に医学部ね。病院については、よっぽど立派なとこになってってもらうという気持ちは強いですよ。だから、相当予算も使っとりまして、市民の皆さんが喜んでもらえるように。
ただ、条件が言ったりまして、ノーベル賞取ってくれと言ったります。病院そのものがとるわけじゃにゃあですけど。医学、生理学賞か、ノーベル賞だと。取ってってまうように、必要なとこへつくってくということですから。名市大(名古屋市立大学)が大きく立派になってくように、ぜひ愛知県も応援してもらいてゃあと、そういう気持ちがありますね。はい。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
名古屋城の差別発言の検証チーム(正しくは検証委員会)のほうから、間もなく最終報告が9月中旬にも出されるということで、この前発表があったんですけれども。最終報告が出るまで、検証が終わるまでは名古屋城の復元化のほうはストップという形で今止まってますけれども。今後、検証結果が出た後に木造復元のほうはどのように進めていきたいとお考えでしょうか。
(市長)
それはそれで、私も(検証委員会から)ヒアリングを受けとりますで、受けさせていただいた。それはそれでちゃんと読まさせていただいて。
復元と、木造復元とに関しての、これ、議会でも議決を受けてますんでね。木もみんな切ったりますし、ほれから、市民の期待も極めて大きいということがありますんで。それはそれで、また丁寧に考えていきたい。なるべく早いとこせんといけませんから、やっぱり。木も切って保管したる状況で、いたずらに時間を延ばすということは市民に損害を与えることになりますんで。それはいかんということで。ほれから、またしっかり考えて行動してゃあと思います。
(記者)
まだ結果が出てない中であれなんですけど。バリアフリー化っていうのは、引き続き、課題になるとは思うんですけれども。現状、市長のお考えとかは変わりとかはありますでしょうか。
(市長)
私は、何遍も言っとりますように、最近また考え方も大体整理をされてきたんだけど。バリアフリーというのは、いわゆるどういうのかね。文化財とバリアフリーの関係というのは、どういうもんであるのかということですわ。よう考えますと、これ。文化財っていろいろありますが、ランドマークになるような超一流のやつですよね。法隆寺、五重塔とかですね。ほれから、熊野古道だとか。そういうのは、やっぱりみんなで守ってく存在なんであって。だと思いますね。
バリアフリーはバリアフリーで、名古屋は世界一のバリアフリー都市を目指すと。それ、目指しゃいいじゃないかと。大いにそうやってやってこうと。
だで、文化財も守っていかないかんですよ、これ。文化財も。文化財、みんな破壊してまってもええいう議論、あり得ませんよ、それは。というこっでございますので。名古屋城ですね、天守。特別に言うべきは今んとこは天守ですけど。ほかにも、名古屋城のいろんなのがありますけど。あれは(「国宝保存法(昭和25年文化財保護法施行に伴い史蹟名勝天然紀念物保存法と共に同法に改廃)」により昭和5年に指定された旧)国宝(であり城郭としての指定)1号であって、図面も完全に残っとると。そんなの、ほかに世界中にないじゃないですか、これ。名古屋のランドマークとして。
文化庁も令和2年基準(「史跡等における歴史的建造物の復元等に関する基準」)で、復元した建造物、木造。ちょっと長なるといかんけど、例えば今回のパリオリンピック、今もパラ(リンピック)をやっとりますけど。そこでノートルダム寺院、あんまり映らんけどね。あれなんか、木造の部分は燃えちゃったんですよ。だけど、表から見るノートルダム寺院は、そのまま残ってます。なぜかって、石だからです、これ。石の建物は残るけど、木造はなくなっちゃうんですよ。ほうなると、文化財じゃなくなるんですかね、これ。
これ、東洋の木の文化のとこは、やっとれんじゃないっすか、これ。となるでしょう。ほんだもんで、やっぱりそういうものはそういうもんで。ただし、文化庁が言っとるのは、3つ条件があるけどね。復元言っても全然違うとこ(場所)でつくってはいかん。その真上にあったとこにつくる。材料は、木なら木で鉄骨で造っちゃいかんと、木で造ると。ほれから、図面等の資料がきちっと残っとるという場合は、それはやっぱりnotre dame cathedral、寺院でいうんだったら、その前の石がそのまま残っとる。同じじゃないの、これは。そう考えなきゃ、木の文化の場合、なくなっちゃうというこっでございますので。
文化は文化で、別個のきちっとした普遍的な概念ですから、これは。本物をみんなで守ってくと。あと千年でも大事にしようと。法隆寺、1,300年ありますんで、千年もつ言ったって、そう無理なこったないわけですよ。というふうに、私は頭ん中で整理しとります。世界一のバリアフリー都市をつくると、名古屋。世界一のバリアフリー都市名古屋をつくると。ええだにゃあっすか、それ。
現実的につくるのもそうですし、いろんなバリアフリーのいろんな問題点も。そういう不自由な方がそういう活動で上場会社ぐりゃあ、つくってけるぐりゃあのね、そういうのに入ってきてまって。それを目指してくと。
だで、文化財は文化財でしょう、やっぱり。燃えたとしても、これは。文化庁が令和2年基準(「史跡等における歴史的建造物の復元等に関する基準」)で名簿をもって書いたりますから。みんな、意外と知らんのですわ。令和2年だから。あれは、俺が俺がいってあんまり言いたにゃあけど、それは文化庁に何遍も言ったんだわ。燃えてまや終わりだという人たちがおるで、そうだねえいうことをはっきり言ってまわなかんいって。文化庁に。と言いまして、僕が言ったからというといけませんが、そういう基本的に奈良ドキュメントという思想もあって、今の3つの要件がそろった場合は、あたかも燃えなかったとみなすということですわ。姫路城がそこにあるという話で。
あまり言うと感じわりぃけど、この間NHKで番組やりましたんで、俺、どういうやつやるかしらんって見とったんだが。今日言ってましたけど、ある人が。熊本城、あそこはエレベーターを造ったでみんな喜んどったよっちゅうわけだ、これ。熊本城は、あれはコンクリートですから。木造復元とかそういうやつじゃないんですわ。図面はありません。西南戦争のときになくなったんですけど、明治時代に。違うんです、名古屋城の今回の木造復元と。だから、ちょっと若干、想像力が要るんだわな、これ。ええ。
それと、前イコモスという世界の文化の関係の人に。国やいろんな国際機関でいろんな議論をされるのはええけど、地元の人の意見っちゅうのはあまり関係にゃあのかねと。違いますよ、それはいって。やっぱ地元の皆さんがどう考えとるかはどえりゃあ大きいですよいって、それは。そうだわね。これは、名古屋城に関しては、私の知っとるいろんなこと言う人いますけど。限りにおいては、やっぱり木造で、エレベーターもなしで本物を造ってほしいと。千年大事にしましょうという人が多いですよ。私の知っとる人では。
バリアフリーはバリアフリーで、世界一のバリアフリー都市をつくりましょうと。これが正しいバリアフリーの考え方じゃないっすかね。
(記者)
ありがとうございます。すみません、ちょっと質問の仕方が大き過ぎて恐縮だったんですが。お尋ねしたかったのは、小型昇降機を地階から1階部分までというところが、市長のお考えの一つだったのかなと思うんですけれども。その辺りのお考えは変わらないでしょうか。
(市長)
基本的には、変わっとりませんけど。レポート(最終報告書)が出てから、それまた読まさせていただいて。
今言いましたけど、一方に文化財という高い峰というか一つあると。それから、バリアフリーというのがあるわけだけど。妥協というものは世の中はないわけじゃないっすからね、それは。というのは、あり得るいうことですけど。一遍、レポート(最終報告書)出ましてから。
なるべく早よやらんと、本当にわしも結構怒られてますわ。本当に。早よ造らんか、死んでまうがや言う人はようけいますよ。寄附した人もいますから、これ。
(記者)
すみません。最後なんですが、今、早く造らんとという話だったんですが、市長の任期も残り約半年というところで。なかなかあと半年であれができるということはないと思うんですけれども。任期中にどの辺りまでいけば区切りかなというふうには思ってますか。例えば、基本整備計画、もう一回ちゃんとできるとかですね、どの辺りを目指したいところがありますかね。
(市長)
まあ、精いっぱいやってきましたので、これ。今までですね。どこまでというのは、あんまりにゃあですね。精いっぱいやってきて、世界で初めてじゃないっすか、こんな木造復元でこんな(「国宝保存法(昭和25年文化財保護法施行に伴い史蹟名勝天然紀念物保存法と共に同法に改廃)」により昭和5年に指定された旧)国宝(であり城郭としての指定)1号で、最大の大きい城郭建築物を木造で復元してくいうのは。他はできませんけどね、言っときますけど。こんだけ資料ありませんから。いろいろやられると思いますけど。
ほんだで、ようやってきましたけど。人生はいろんな段階で思うようになる場合もあるし、ならずに死ぬ場合もありますから。しようがにゃあです、それは。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
もう一つだけ、すみません。先週、市教委(市教育委員会)の金品問題、いろいろ最終報告が出て。その後、総合教育会議も開かれまして。
(市長)
はい。
(記者)
そこでもいろいろお聞きしてますので、そのお話しいただいたのはもういいんですけども。その総合教育会議が開かれた翌日に、今度、教育長が市内市立学校約400人、校長先生が大半で一部園長さんもいらっしゃったようですけども。にお話をされて、決別宣言。その金品、名簿、内覧、この3つからの決別宣言をしましょうということを呼びかけました。教育長は、1回だけじゃなくて何度も機会あるごとに、決別宣言はしていく、呼びかけていくというふうにおっしゃってますけども。市長として、本当に決別宣言ができるというふうにお考えかどうかをお聞かせください。
(市長)
繰り返しますけど、(検証チームの)委員の皆さんには本当に大変な問題ですけど、これは。何十年も気づかなんだ河村さんもばかか言われりゃあ、ほんなことだけど。そのほか、市から職員も行ってますんで、これも知らなんだ言っとる。本当かどうかはいまだに疑ってますわ。そんなこと、あり得るのか言って。同じ部屋におった人がですよ。これ。分かっとるだけでも、証拠がある分でも7年間で2,000万(円)だったか、いくらだったね。そういうプールしとったというのは。
とんでもねえ中でようやっていただいたんですが。ほんだで、簡単にはできいせんもんだで、これ。1万人おりますから、教員。繰り返しますが、教員が全部いかんというか、何がいかんかいうと、極端なことを言うと、この間言ったけど、どんな悪いことやってまってもええですわ。だけど、子どもさんたちがね、今、あまり言いたにゃあけど、今毎月のよう死んどるんですよ。亡くなっとるんですよ、これ。今現在、名古屋で。これ。これはね、学校の先生から何でもっと深刻な問題意識を持ってこんのですか、僕のとこへでも。どうしたらええんだと。一人の子も死なせない名古屋っちゅうのは、みんなでつくった公約ですよ、あれ。全然実現されとらんわけです、これ。
理由も何かよう分かりませんと言っとる、これ。いじめがあるのか、はたまた、こちらのほうが、過去の経験からすりゃあ多いですけど。成績とか進学ですよ。義務教育でしょう、これ。義務教育で受け取っとる校長先生たちが400人集まってですね、決別も変だけど。そういうの手段ですよ、そっちは。だけど、目的はやっぱ子どもさんらが学校行って楽しく人生を過ごしてって、あと何十年かみんな生きるんだもんで。そん中で、金のある家、にゃあ家、ほれから体の不自由なお子さん、そうでにゃあお子さん、親が大変立派な家と、ほれからけんかばっかしとる家、離婚した家。それぞれ自分の最も好きなことを発見して、その道を歩んでく。そういうふうに変わらないかんじゃないっすか、そちらのほうへ。ほうでしょう。
それに対して、何の提案も持ってこんいうのは、これどういうことなんですか、一体これ。1万人も教師がおって。わし、よう分からんだ、これが。それ、どっか民間とは一緒にならんいうか分からんけど。どっかの会社で、工場内で事故で死んだとしますね。大変ですよ、みんな。どうしたらええかいうことで。
今んとこ、教員さん側からの提案はゼロ。わしがここでわあわあ言っとるだけですわ。だもんで、どうしたらええんだと、これは。私はちょっとこの間のレポート(最終報告書)の中で、愛教大(愛知教育大学出身者の学閥)の問題、あまり言われとらなんだけど。ということは、数の愛教大(愛知教育大学出身者の学閥)の幹部が多いんだけど。それ入った人が多いとなってますけど。何か相当権限があるところ。例えば、校長会って区ごとにあるわけです、みんなこれが。そのボスはみんな愛教大(愛知教育大学出身者の学閥)です、これ。そこら辺が非常に権限を持っとって、人事に。そういう問題もちゃんとやらんと、河村さん、解決せんぜと。
解決せんって何かいうと、これもしょっちゅう言っとるけど。教員さんの中には、絶対、不肖河村さんの言うとおりだと。子どもを一人も死なんようにするためにはどうしたらええと。スクールカウンセラー、どうやって置いたらええんだとか。また、ほかの自治体でやっとるけど、カウンセラーじゃなくて職員の中で別個のそういう監察官みたいなのを置いてですね。それは、いじめですけど。そういうのをチェックする仕組みをやっとるところもある。そういうやつとかですね。
そういうことを必死になって考えてこうとしとる、この間、寺脇座長が言っとったけど、本来は教務主任がそういうことをやらなあかんのだと。だけど、今の仕組みだと、教務主任を教育委員会で指名して、ほんで1年で代わっちゃうということだから。そんなこと、どういうんかな。そういう一人の子も死なせないために具体的に考えとる人たちが、そのまま学校へ残ってそれを具体的に行動に移すのになってないって言っとったね、仕組みが。
だで、そういうやる気のある人が校長になってくためにどうやったらええかな、これ。俺が言っとっていかんけど。どうやってやったらええっすか、これ。本当に。(教員が)1万人もおる、これ。1,000人ぐらいが大体その400校ありますから、三役だとして1,200人ですわね。なら、新しく入れる人があるから、そんな数はいないけど。何分の1か割らないかんけど。継続する人がおるから。その人たちがそういう仕組みで。俺は関係にゃあという人がおるか分からんけど、上がってきとるわけだ。
だもんでよ、深刻ですね、これは。深刻ですわ。一番深刻なのは、何遍も言うけど、子どもさんの本当に自殺が続いとるいうことですよ、名古屋で。これ。それに対する、市長言って、一遍話聞いてくれ言って、校長さんらは何で俺のとこ来んだで、これ。全然来おせんけど。どういう責任感を持っとんだで。あのレポート(最終報告書)の中に無責任だいってはっきり書いたりましたけど。本当に感じますね、そこを。僕が感じとるだけじゃいかんで、そこをきちっと子どもさんのためにとか。口先だけだ、みんな書いたるのは。にするのは、私の仕事ですんで、これを今真剣に考えとりますです。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
すみません。市教委(市教育委員会)の話になったので、せっかくなのでお聞きしたいんですけれども。よく河村市長、自殺をなくすためには内申点をなくさなきゃいけないというお話を事あるごとにされているんですけれども。
(市長)
はい。
(記者)
これ、何かずっとされていて、何かなくす。内申点って、確かあれ、校長権限でなくせるはずなんですけれども。
(市長)
はい。
(記者)
別に文科省(文部科学省)はつけなきゃいけないという法律はないはずなんですが。
(市長)
はい。
(記者)
市長として、なくすために具体的に何か行動されているところがあるんでしょうか。
(市長)
PTAの幹部とは一遍話し合いましたけど。一遍ね。それと、具体的に言うと、(内申点をなくすことは)一応教育長いうか、教育委員会の権限ですわ。一応。だから、お願いというか、指示というか、会うごとにしとりますよ、教育長に聞いてまやええけど。その具体的第一歩から始めようと。
もう一つ、こういう子どもの事故をなくすために、シドニー行ったときに向こうの高校生が言っとったけど、シドニーでも昔あったんだと。しかし、その責任は生徒たち自身にもですけど、あるということになってから、一遍に減った言ってます。高校生でしたけど。
だで、やっぱり子どもたちが自分らでそういう苦しんで死んでくような子どもをなくそうと思わないかんです。それはやっぱり、俺は仏教徒ですけど、浄土宗で南無阿弥陀仏で。やっぱ愛がないの。愛が。子ども同士でお互いのクラスメイトに対する愛を持つようにせないかん。本来、内申点つけて学年順位つけられてずらっと、これ。そこで、あんた仲間に愛を持て言ったって、冗談じゃない、競争相手だ、それはいってなっちゃうでしょう、今だったら。駄目じゃないの、これでは。
ということで、今んとこ教育長に、もうそれ、早よやってくれいって言ってます。やってくれいうことは、学年順位をとると内申点がつけれんようになります、普通は。
(記者)
そのお願いしている中で、なかなか教育委員会から動きがあまり聞こえてこないんですが。市長の立場としては、教育委員会の独立性というところもあると思うんで、お願いベースでしか基本的にはできないという感じなんですか。
(市長)
いや、ほんなことないですよ。予算は全部市長がやってますから。そんな子どもが苦しむような学校に何で予算つけなあかんのですか。根本的に。ほうでしょう。やっぱり。
(記者)
正直、どこまで本気なのかと思って。ずっとこの1年半くらい聞いてるんですけど、本当にやる気はあるのかなと。
(市長)
まあ、そう言われるわな。本当に。言われますわ。やろう思や、すぐできるんです、これ。その代わり、この間ここの部屋でしたけど、校長さんが7人ほど来てもらって、俺、それ、話しとったもんで。なら、校長の話、聞きますか言って。中(学校)小(学校)の校長が7人ほど来てもらって。まず、学年順位をやめてくれと。総合順位ね。科目別は別ですよ。この子は音楽がええとか、美術がうみゃあとか、ああいうのは別ですよ。学年で1番からドベまで人間の順位をつけることはやめてくれ言ったら、その席のことを言いますと、某校長さんが、「市長、そんなこと言うと、父兄(保護者)からものすごく嫌われますよ。」いって。これ。「子どもからも嫌われる。」って。これ、実際ですよ。何人かおりましたから。証人つきですけど。
今んとこ、そんなふうだけど。何を言っとるんだいって、と言いましたけど。相当多くの世間様がやっぱり受験最優先だもんで、校内順位で大体うちの子は何位ぐらいだと。だから、どこどこの高校行こうとか、そういうふうに考えるようにしてくれというふうに思っとる人が相当数おることは事実だけど。
だから、そういうことが人間に順位をつけてですね、これ。ものすげえ子どもを悲しませるということに気づいとらんね、これ。社会が。朝日新聞の責任だにゃあか、違うか。
(記者)
市長が何か正式に要請とか、紙で教育長に出していただくとか。そういうことはやらないのかなと。
(市長)
いやいや。だんだん近づいてきとると思いますよ。
(記者)
ずっと待ってるんですが。
(市長)
教育長に聞いてまやええけど、会うたびごとに言ってますから、私。
(記者)
ありがとうございます。
(市長)
内申書は残したとしても、ああいう成績の1番から何番までというんじゃなくて得意のことだけ書くいう手もあるわね。この子はドラムがうみゃあとか、ピアノがうみゃあとか、100メーター(メートル)走が速いとか。それでも一つだ、そりゃ。やろう思や、できるんですよ、ほんだで。
(記者)
それ、ぜひ。個人的に会ったときに言うんじゃなくて正式にやっていただければ教育長もやりやすいと思います。
(市長)
この間、ほんだで、そう言ったんでにゃあか。総合教育会議でも。また、改めてきちっとそう言いますわ。きちっと。本当は、教育委員何人かおるで、教育委員で決めることにはなると思うんで、形式的には。そこで一遍、とことん議論してやってくいう気持ちがないといかんわな、これ。本当に。
人間に順位をつけれるのは、キリスト様とお釈迦様だけじゃねえのかということですわ。ここに見える方は、それで勝者の方ばっかだもんだでええですけどね。
やっぱりいかんわな、これ。ロサンゼルス行ったときの向こうのあれは、学校側の人だったか、スクールカウンセラーか忘れたけど。どういうことですか言ってましたよ、その成績、人間の順位については。これ。ということですわ。
(記者)
各社さん、よろしいでしょうか。
これで市長定例会見を終了します。ありがとうございました。
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