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令和6年5月13日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2024年6月10日

ページID:174760

報告事項

  • 株式会社「恵」が運営する障害者グループホーム利用者への対応について
  • 名古屋市役所インターンシップ等参加者の募集開始について
  • 水道週間及び水道給水110周年関連の取り組みについて

会見動画

報告内容

株式会社「恵」が運営するグループホーム利用者への対応について

(市長)
 はい。それでは、5月13日ですかね。定例会見を始めたいと思います。

 まずは、グッドモーニングということでおはようございます。

 まずは、株式会社「恵」でええんだな、これ。「恵」が運営する障害者グループホーム利用者への対応について、ご報告いたします。

 株式会社「恵」が運営する障害者グループホームに対する行政処分について、各種報道が行われているところでございます。本市において、現在調査中の段階ではありますが、利用者やご家族には大変不安な中で生活されていると思いますということで。内容は、やはりいろいろ出てまっとりますんで、何かよう分かりませんけど。分からんわけじゃねえ、分かっとりますけど。一応普通はまだ出ん予定になっとったんですけど。まあ、出とりますけど。

 大事なことは、銀行でもそうだけど、公共的なものがやめるときっていうのは、いわゆる会社でいうと倒産というやり方と、もう一個破綻というのがあるんだね、これ。皆さん、銀行がよく前の不良債権問題であったときに、銀行の場合、倒産だなしに破綻いう言葉を使ったわけです。北海道拓殖銀行が初めじゃなかったかな。あれ、何だいってあれ。破綻いうのは夫婦関係だけじゃにゃあのかと。とろいこと言ったら、後でいかんけども。

 ということで、実際によく似とりまして。倒産いうのは、本当に次の日、銀行に行きますとばしゃっと閉まって、閉まってまって事業を継続してない。破綻というのは、いわゆる破綻しとりまして、事業は継続しとるやつ。その仕組みをいろいろ、あの場合は国庫が資本注入したりなんかして継続してくと。こういう2つ、大体やり方があるんですわ。

 だから、じゃあこの「恵」の場合も、やったことがいかんわけで。だけど、そこに入っとる。今勘定、今数にするとどのくらいになる言いましたら、市内のことだけで言うとほかの方が怒るかも分からんけど。一応、わしは総理大臣じゃにゃあもんで、名古屋市長ということで市内の市民の方で、市内の施設で70名、市外の市民の方で33名ということで。合わせまして103名の方がこの株式会社「恵」においてサービスを受けているということで。この人たちにご心配というか、不便がかからんようにそれを継続してくいうことは、どえらい重要でありまして。そのことについては、ぜひ今、これ見られとる方がお見えになりましたら、必ず事業継続できるように段取りをしますのでご安心を頂きたいということでございます。

 その破綻という言い方が、破綻か、定義があるかどうか知りませんけど、倒産との大きな違いということでございます。そこんとこは、名古屋市としては、利用者ですね。利用者の皆さんには不便にならんように名古屋市が責任を持って事業継続できるようにやってきたいと。やってきたいじゃなくて、やりますからご安心をということでございます。

 今のこのとこに書いとります、本市において現在調査中の段階でありますが、利用者やご家族は大変不安な中で生活されていると思いますということで。そのご不安に対して、愛知県の知事と対応するということでございます。

 それで、こうした利用者やご家族の不安に少しでもお応えするために、名古屋市では市民の方向けに臨時で電話、ファックスの相談窓口を設置します。

 モニターに資料掲出ありと。相談窓口ということでございます。これ、モニターに出ておりますけど。

 電話が、対応は健康福祉局障害者支援課で行います。受付時間は、祝日を除く月曜日から金曜日、午前9時から午後5時までと。ここに書いてあるか。受付日時、月曜日から金曜日、祝日除く、午前9時から午後5時と。

 何で休みはやらんのだと言われる可能性もありますけどね。役人が一応決めたこっでございますので。普通の人は、こういった時間は会社に勤めとって、ほら土日にかけないかんやないかと言う方もお見えになる可能性がありますけど。もし、そういう声がありましたら、そこにちょっとおりますので、役人と言われる立派な方が。まあまあそれで柔軟に対応するようにさせていただきます。

 受付の電話番号は、「052-972-2558」それから「070-2245-2652」ということでございます。ファックスは「052-972-4149」というこっでございます。ちなみに、電話料金は、これ、かかるんかね、これ。

(当局)
 臨時の窓口ということで、すみません。現状はかかってしまうという状況でございまして、ご容赦ください。

(市長)
 今の課長が言っとるように、お金は申し訳ないけどかかりますけど。ほんで、電話番号は2回読み上げてくださいと書いたりますんで、「052-972-2558」と「070-2245-2652」と。ファックスは「052-972-4149」ということでございます。

 今回の電話・ファックスでの相談窓口は臨時でございまして、早急に正式な利用者相談窓口を設置予定ですので、決まり次第皆様にお知らせをさせていただきたいと思っております。これはこういうことでございます。

 繰り返しますが、ご不安のないようにしますんで、それはご安心をくださいということでございます。

 先ほど言いましたけど、まあ一回言ってくと、この「恵」事務所行ったら窓口がぱっと閉まっとったと。中に入れんかったということはないということでございます。銀行でもね、銀行で破綻した場合との違いは、破綻した銀行に行った場合窓口が開いとります。これは。誰々さんですかって、預金をこんだけ戻せって言ったら、じゃあ、早速戻しますからとか。そういうこと。事業は継続されるということでございますので、ご安心をというこっでございます。

名古屋市役所インターンシップ等参加者の募集開始について

(市長)
 ほれから、名古屋市役所インターンシップ等参加者の募集開始について、ご報告いたします。モニターに資料掲出あり。チラシということでございまして。

 ここにありますように、5月20日から大学生等を対象に令和6年度インターンシップ等参加者を募集いたします。

 本年8月から12月頃まで、大学3年生以上を対象とした5日間以上の就業体験ができるインターンシップに加え、名古屋市で働くことへの理解を深めることを目的とした。名古屋市でいうのは、名古屋市役所でという意味だな、これ。そういうこったね。はい。名古屋市役所で働くことへの理解を深めることを目的とした1日からの短期プログラムなど様々な実習プログラムを、過去最多となる合計101プログラム・参加募集定員581名分、用意しておりますと。

 これは結構ぎょうさんあるな、これ。ぜひ、皆さん、来たってちょうだゃあ。

 名古屋もそう悪にゃあですよ。ぜひ、マスコミが全然報道せんし、めちゃくちゃ書いとるマスコミもあるけど。減税しとるのは日本中で、もう1つある。最近ちょっと調べとらんけど、関空(関西国際空港)の近所であるらしいんですけど、自治体が(大阪府泉南郡田尻町は平成29年度から令和5年度まで減税を実施)。まあ、こういうでかい都市で税金を減らして税収を増やしとるのは名古屋市だけですので。一つ、学校の財政学の先生の言っとる話と違うじゃにゃあかと、これ。財政危機じゃにゃあのかと。河村さんはそうでにゃあと言っとるということ等、関心のある学生の方は、ぜひ応募を頂きたいと。

 申込期間は、来週5月20日(月曜日)から6月12日(水曜日)までとなっておりまして、「名古屋市電子申請システム」によりお申し込みをいただけます。

 その他の詳細につきましては、名古屋市公式ウェブサイトよりご確認くださいと。学生の皆様の積極的なご参加を心からお待ちしております。

 ここに書いたりますけど、本当はこういうとこに内容でやっぱり書かないかんわな。普通の民間の企業なら、僕が今言ったように、これ。日本一給料の安い(給料月額が政令指定都市の市長で一番低い)市長が登場して、市役所の職員が、総人件費ですけど1割程度下げまして面白にゃあですけどと。名古屋(市職員)の人件費は、僕が市長になる前、日本一高かった(行政職職員のラスパイレス指数が政令指定都市中1位)んですけど、今10位ぐらいまで下がってますけど(行政職職員の平均給与月額は政令指定都市中10位)。それで財源をつくりまして、減税ということをやっとるということですわね、これ。それを見にきてくれと。大学の授業を聞いとるよりよっぽどええぞという。本当は書かないかんけど。そういうことを書く雰囲気ではありませんので。いうことでございます。

水道週間及び水道給水開始110周年関連の取り組みについて

(市長)
 次に、水道週間及び水道給水開始110周年関連の取り組みについて、ご報告いたします。

 モニターに資料掲出あり。チラシということでございまして。

 名古屋の水いうのは、うみゃあということはずっと言われ続けとりまして。最近やらんけど、昔はよくいろんな都市の水の利き水コンテストにわしもよお出ましたけど。最終的まで当たったことは一遍もなかったということでございますけど。どっちかいやソフトな、超軟水と言われまして。水が割と木曽川のが早く皆さんの水道の飲み口までいきますんで、いわゆるミネラル。ミネラルは少ない言うと感じ悪いですけど、そういうのを超軟水という。飲みやすい水ということで、日本一うみゃあ水ではないかと言うんだけど、そうでにゃあとこのほうは2、3有名なとこがありますけど。そう言われとる名古屋の水ということでございます。

 6月1日から7日は、水道の現状や課題について、皆様に理解を深めていただくことを目的とした水道週間として定められております。

 また、令和6年度は、名古屋の水道給水開始110周年を迎える年でもあります。これらを契機に、水道事業のあゆみを振り返りながら、皆様の上下水道事業への関心が高まるよう様々な催しを実施いたします。

 主な取り組みといたしまして、6月2日に千種区の鍋屋上野浄水場にて「なごや水フェスタ」を実施いたします。会場となる鍋屋上野浄水場は、110年前に名古屋の水道給水を開始した場所でもあります。

 「なごや水フェスタ」では、浄水場の見学ツアーのほか、水道の歴史を紹介するパネル展やガイドツアー、水道水とミネラルウォーターの利き水体験など、楽しみながら上下水道事業の理解を深める催しを実施するとともに、能登半島地震の復旧に向けた支援活動の取り組みもご紹介いたします。ぜひ、ご来場ください。

 また、初めての取り組みとしまして、6月1日から7日にかけまして、中部電力MIRAI TOWER及び納屋橋・錦橋の、6月1日、2日にはオアシス21水の宇宙船の水色ライトアップを行います。名古屋のまちが水色に染まる様子をぜひご覧くださいと。

 また、6月18日から30日まで、セントラルパーク地下街内のセントラルギャラリーにて、パネル展「くらしを支えて110年 なごやの水道・下水道」を実施いたします。

 これらの催しを通じまして、市民の皆様に生活に不可欠である水の大切さを感じていただき、上下水道事業への理解を深めていただければと思います。私からは以上ということでございますけど。

 安いぞね、もう一つ特色がある。名古屋の水道いうのは。確か政令市で一番安い(本市の一般用専用口径13ミリメートルに相当する用途・口径における月10立方メートル使用時の料金比較の場合)んじゃなかったかな。一番安いでしょう。向こうでうなずいとりますけど。これ、大変なことで。

 私が市長になってからも値下げをしとりますけどもね。今回の能登の震災で皆さん、分かられたように、やっぱり水道の水が、実は下水のほうが大事だという説があるんですけども。下水だと衛生面にばかっときますんで。被害もすごいですけど。

 水と空気というのは最大の人間のインフラということになりますんで。そん中の水については。ほんだけど木曽川からこれ、先人がやったんですけど、採ることになって良かったわね。初めは入鹿池でええじゃないかという、明治時代はあったと聞いとりますよ、わし。外人さんの方がそういうことを言っとった人がおったと。入鹿池でええと。だけどそれではいかんと。やっぱり木曽川の本流から採ろうということで。ぜひ皆さんも一遍ぐらい犬山と、もう一つ朝日浄水場(正しくは朝日取水場)ってありますけど。あの取水口ぐらいちょっと見に行きますと、なるほど言って。こっからこうやって来るのかと。大体1秒に10トンですか。1秒に10トンの水を今名古屋の皆さんは飲んどらっせると。

 ほかのところが高度処理が大分最近盛んになってきましたんで。昔は、名古屋の水は圧倒的にうめえなと思ったもんですわ、これは。若干、ほかの都市の高度処理いうのも入っとりましたんで、そう感じんかも分からんけど。まあ、相当水道局熱入れとりまして。安全供給もありますけど、中身の安全ですか、うみゃあ水というのを提供したいので、なるべく安くというのが名古屋の特色で。これも減税の一つだわな、言ってみりゃ、これ。水道料金が安いなんてのは。いうことでございますんで、ぜひご利用くださいということでございます。

 私からは以上でございます。

質疑応答

株式会社「恵」が運営するグループホーム利用者への対応について

(記者)
 ありがとうございました。それでは、幹事社のほうから少し質問をさせていただきます。今「恵」につきましてご説明がございましたが、必ず事業継続をできるようにするというふうに今おっしゃいましたけども、その事業継続の大ざっぱな形でいいんですけど、イメージはどんな感じでしょうか。

(市長)
 まあ、今んところは、ほかの事業者にやってまうとか、ほれから、役人が自ら行って丁寧に対応するとかですね。まあ、そんなとこだにゃあですかね。ほかの事業者さんも結構お見えになるでしょう。ほんじゃちょっと、課長がおるで。課長じゃない、部長か。名乗ってしゃべってちょ。スタンドアップしたほうが謙虚に見えるで。

(当局)
 少しちょっと補足というか、今の話で。事業継続のお話がございまして、そこの部分は事業者を今後どう処分するとかですね。そういう部分もございますので、ちょっと具体的にそういう形になるかはちょっとこの場では。過去、例えば事業をそのまま譲渡したりとかですね、ほかの事業者が引き継ぐという事例もございますので、愛知県の報道に載っているような、取消とかいうような動きの中でほかの法人が抱えている事業所に影響があれば、そういうような全体的な大きな動きも可能性としてはあろうかと思っております。

 事業継続という部分では、そういうことを市長さんも想定されていることかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

(記者)
 分かりました。それから、臨時の窓口を設置されるということですが、窓口の設置日はいつになりますでしょうか。

(市長)
 もう、やっとんじゃねえの。違う。

(当局)
 この会見が終わり次第、もう立ち上がっておりますので、お電話いただければ対応させていただくところでございます。

(記者)
 終わり次第。

(当局)
 もう、実際にはおかけいただいても大丈夫なんですけれども。発表は今やらせていただいておりますのでということですけれども。 

(記者)
 本日から窓口は開いているという理解でよろしいですか。

(当局)
 はい。大丈夫です。

(記者)
 分かりました。じゃあ、各社さん、お願いいたします。

(記者)
 「恵」の今後のことについてなんですけれども。事業継続というのは、これって要するに「恵」が事業継続するわけではなくて、事業継続というより利用者のサービスが継続できるように市としては全力を尽くしてやるという理解でよろしいですか。

(市長)
 どっちになるかは、これからだろう。

(当局)
 失礼いたします。市長のおっしゃるとおりで、仮に我々が今調査しているんですけれども、指定を取消をした場合ですと、当然「恵」は事業が継続できないものですから、「恵」さんはもう事業は取消になった場合はできない。

 ただ、そこに住まわれている方がいらっしゃいますので、今おっしゃるとおり、例えばほかの法人さんがなさるかもしれませんけれども、利用者さんが困らないようにしっかりと同じ場所でサービスを提供できるように、指導なり努めていくということでございます。

(記者)
 同じ場所でサービスが提供できるようにという理解で、例えば事業継続で譲渡といっても、それって民間が買うか買わないかの話なので。じゃないですか。それ、市役所でコントロールできるのかなと思っちゃうんですが。

(当局)
 失礼いたします。おっしゃるとおりで、なかなか我々が絶対そこの業者さんでそこの場所でできると今確約はできないんですけれども。そうなるように努めていきたいということもございます。

 また、一方で、やっぱりこういった事態を踏まえて、ほかのところに移りたいという方もいらっしゃるかもしれませんので、個々にちゃんと利用者のニーズを聞き取って行政としてしっかり支援していくということを今検討しているところでございます。

(記者)
 なので、要するに、その場所でとかっていうわけじゃなくて、限らず、仮にその場所でできなくなったとしても、希望する利用者の方が今受けているサービスを引き続き、仮に場所が変わったとしても、それは全員ご心配なくやります、行政としては全力でやりますよという理解でよろしいですか。

(当局)
 そのとおりでございます。

(記者)
 分かりました。ありがとうございます。

(市長)
 銀行の場合は、その場所でしょう。何遍も言いますけど。北海道拓殖銀行、小樽支店じゃなかったかな。どえりゃあ昔だけど。そこは、その同じ銀行が破綻しましたということですけど、銀行業務はそこで続けとると。変わったとこ、あるかもしれんけど、そういう僕は記憶です。

 ありゃあ、お金だもんだで。お金いうものは、姿形があるような、ねえようなもんだもんで。いうふうにやっとると。そういうやり方があって、法律的には、あれ、どういうふうなんか知らんけど。はい。

(記者)
 同じく「恵」の件で、今利用者の方々の処分についてお話がありましたけれども。こちらっていうのは、「恵」側に利用者の方の対応をどうしていくのかというのは「恵」の事業者側に任せて、自治体として、名古屋市としては、あくまで「恵」側に任せておいて適宜アドバイスとかをしていくっていう形なのか。それとも、名古屋市が主導で対応というのを考えていくのかっていうところをお伺いしたいんですけれども。

(市長)
 はい。いろんなパターンがあるんじゃないか。

(当局)
 ご指摘のとおりでございまして、基本的にはまずしっかりと「恵」さんのほうで利用者の方の処遇というか、住まいとかそういったところをしっかり維持していただくというところがあるところでございます。その中の一つに、他の法人への引継ぎというのもあるのかもしれないんですけれども。そういったことでございます。

 我々は、ちゃんとそれをしっかりやっているか。もしくは、やっていただけない場合は、もちろん指導もしていくんですけれども、そこをしっかりフォローしていくという立場になろうかと考えております。

(記者)
 まだ処分については調査中という段階かと思うんですけれども。もし、指定取消とかになった場合に、一部報道で連座制の適用がというお話もあったと思うんですけれども。その辺りはどのように考えたらよろしいんでしょうか。

(市長)
 連座性いうのは、ちょっとお願いします。

(当局)
 失礼いたします。連座制でございますけれども、こちらにつきましては指定取消が、自治体が指定取消を判断した場合に、「恵」の場合ですと県をまたいで事業をされていらっしゃるもんですから、その旨を厚生労働省、国のほうに報告をいたしまして、国が検査等をしてその連座制が適用されるかどうかを判断するというものになってございまして。現時点では、その可能性があるのではないかという状況でございます。

(市長)
 連座制いうと、どういう意味やで。全事業所にという意味ですか。

(当局)
 そうです。この場合ですと、今回グループホームのほうで取消が検討されるということでございますので、「恵」がやっているグループホームということになります。

(市長)
 なるほどね。

(記者)
 先ほどもありましたけれども、「恵」についてなんですけれども、具体的な指定の行政(処分である)取消であったりとか、不正請求額といった数字みたいなところというのは今の段階では出せないという状況ですか。

(市長)
 ちょっと。そちら当局からすみませんけど。

(当局)
 失礼いたします。調査中ということで、すみません、お出しできないということでございます。ご容赦ください。

「なごや平和の日」について

(記者)
 もう1点、別件なんですけれども。明日、「なごや平和の日」いよいよというところで、改めて受け止めを市長に伺ってもいいですか。

(市長)
 はい。何年かかったかな、10年ぐらいかかりましたかね、これ。まあ、高校生、当時東邦商業ですね。今東邦高校。ほれから、金城(学院高校)の皆さんから声がありましてね。僕はもう一個、杉山千佐子さんって空襲被害者の会の会長さん。千種区に、全国の会長さんですけど、千種区にお見えになって。この間、100歳を超えて亡くなられちゃいましたけど。そこから、よう骨折った人、岩崎さんという記者の方がおられる。そういう方からもよく話を聞いとりましてと思っとりましたけど。ようやくここまできたかという思いがつえぇですね。

 まあね、名古屋は本当に零戦を作っとりましたもんですから、大軍事都市だったわけだ、これ。実はですね。だで、そこですごい空襲がありまして、大体名古屋ですと、名古屋全体で亡くなられた方、第二次大戦ですけど3万人と。2万人が軍人ですわ。1万人が民間の方ということでございまして。その亡くなられた皆さんに対する敬意を表するといいますかですね。そういう気持ちを持って。

 まあ、よう復興しましたわね、これ。名古屋は、本当に。うちのおふくろが生前言っとりましたけど、うちのおふくろも中区で、目の前でおふくろのおふくろが空襲で死んだ言ってましたけど。全部なくなっちゃったと、これ。全部やり直してほしいというぐらいの気持ちになったわねと。ほんだで、そういうこともあり、道路ばっか作っとったわけです、これ。

 あまり1社の名前だけ言うわけにいかんけど、トヨタ自動車が大きいですけど。その後の努力によりまして、今や日本一の産業が発展しとる地域ですね。名古屋だけというか、この地域になったということで。そこへなるに至るまでの大変無念だったお気持ちの皆さんとか、そういうことをちゃんと一旦でもにゃあけど、ちょっと思い出してみると。みんなでね、いう日にしたゃあと。

 そういうことは、ぜひ東市民病院って。今違うか、東部医療センターです。千種公園、あそこに兵器廠(ヘイキショウ。兵器の購入・保管・支給・修理などを行う機関)があったから、すごい空襲だって。あそこの南西の角の辺に碑が建っとりますから、空襲被害者の皆さんの碑がね。ぜひ、ちょっと行っていただいて。その会の会長をやられとった人がどれだけ大変だったかいうと、僕は直接聞いとりますけど。あそこのところから帰ってくときだ言ってましたけど、飛行機が。B29ですけど。爆弾が落ちまして、爆弾の破片が目に当たってですね。当時、麻酔なしで目を摘出したと言ってましたわね、これ。そういうものすげえ苦労の歴史があったと。

 だで、この空襲の日もありますけど、ぜひ忘れてまっていかんのは、そういう空襲被害者の皆さん、そのまま生きとられた方ですね、に補償をちゃんとしとるのは、ちょっと前の浜松、ほれから、名古屋市ということでございまして。国はなし。ゼロということでございます。いかに冷てゃあ国かと。それで保守の精神ていうのはあるのかと言いたい。

ちなみに、ドイツなんかは、ドイツ軍の兵士が戻ってきた兵士が、僕らだけ補償を受けてはいかんと。だで、まちで傷ついた、銃後の守りといいますがね、そういう人たちもきちっと補償してくれということだね。多分、敗戦国だけどそうはありませんので、あれですけど。世界中で空襲被害者のような方たちね。軍人でない人たちに補償してない国は日本だけだと思いますよ。

(記者)
 最後に1点だけ。これから語り継いでいくための日にもなるかと思うんですけれども。若者にどう教育であったり、訴えていく予定ですか。

(市長)
 こりゃあ、人類というのはいかに残酷であるかということですね、これ。残念ながらですけど。戦争はないほうがええに決まっとんだけど。なぜ、これほど殺し合うんだろうということを、やっぱりリアリズムの観点からしっかり勉強してほしいというのがありますね。なぜ戦争は起こって殺し合うのかということを勉強していただきたいと。あんまり共産主義がどうとか言うとややこしなるで、ここでやめときますけどね。本当に。

 何でここ言わなあかんかいうと、要するに受験勉強に出んのですわ。ここのところは。なぜ第二次世界大戦になってまったという辺は出ないでしょう。皆さんも優秀な方ばっかだけど。これはあれが言っとるがね。誰だったな、あれ。サザンオールスターズじゃねえかな。何か歌があって、歴史の勉強やっとっても肝心の現代史いうか、身近な歴史になると終わってまうということだから。

 日本人は、僕でもそんなこと勉強した記憶はないですね。例えば、ベトナム戦争はなぜ起こったんだと。何人の方が亡くなって、どういう悲劇があったかということはやってませんので、これ。勉強そのものを。そういうのを名古屋では積極的に両方の立場からね。わしは名古屋の副読本に、あれは僕が本当に自分で書いたやつ。一番後ろのページのところにあるわ。自衛戦争であったという立場と、侵略戦争であったいう立場とでは全然見方が異なるわけですけど。両方の立場から一遍よう勉強してちょうだいというのは言ってます。そういうことを子どもさんたちには言っていきてゃあわね。

 特に、学徒動員で、ナゴヤドームのとこで、東邦学園は21名(正しくは20名)だと思ったけどね。生徒さんは18じゃなかったか。教員の方も亡くなっとる。金城学院は全部の数。あまり数というもんじゃないんだけど。そういうことがいかんのですけど、実は。生命、生きとし生ける人間だわけですよ。3名の女子高校生が、それで手をつないだまま死んどったというのは、この間、東市民病院(東部医療センター)のところで勉強会がありましたけど、どなたかが言っておられたですね、これ。金城学院の高校生が。

 だで、ああ、何と自分たちは幸せなんだろうなということを感じないかんわね。いうことですわ。まあ、そんなような話を。リアリズムで、本当に。まだ50年ぐらいかかるか分からんけどね、これ。何でか知らんというか、やっぱりソ連、当時のコミンテルンと言いますか、今までやってきたことですね、要するに。そのデータはまだ全部明るみに出とらんということもありまして。ですけど勉強せないかん。

 受験勉強がいかんですよ、本当に。高校入試を廃止せないかん。そういうことをやってくためには。と思いますけど。

名古屋市役所インターンシップ等参加者の募集開始について

(記者)
 すみません、確認なんですけど。インターンシップ、これは今年度からではないですか。

(市長) 
 去年からだな、まだ。

(当局)
 インターンシップ自体は、前から既にやっております。

(記者)
 ありがとうございます。何人ぐらいですかね、これまで参加されている方というのは。

(当局)
 過去累積までは、すみません、今手元にないんですけれども。例えば、令和5年度でいきますと、受入れは582名の数を受け入れていて、令和4年度ですと198名という数の人数を受け入れているということになっております。

(市長)
 一遍に増やしたわけだ。

(当局)
 ええ。年々枠を増やして、極力一人でも多く受け入れることができるように枠を増やしているっているという状況でございます。

(記者)
 結構、令和4年から5年で増えてますけど。これは何か募集の枠を増やしたような感じですか。

(当局)
 募集の枠も増やしまして、併せてプログラムも各局のほう、区と市のほうも含めて受け入れのプログラムと枠を増やしているというものになっております。

(記者)
 その増やした背景といいますか、なぜ増やしているというふうに捉えたらよろしいでしょうか。

(当局)
 やっぱり名古屋市役所の、先ほど市長もお話された、名古屋市役所の業務とかやっていることを知っていただいて、興味をいただいて、一人でも多く名古屋市の採用につなげていくというところの観点が大きくございます。

(記者)
 応募した人は、基本的にはみんないける。倍率なんかはあるんですか。

(当局)
 インターンシップの。

(記者)
 インターンシップ。

(当局)
 すみません、ちょっと倍率まではないんですけれども。例えばですけれども、令和5年度でいきますと、トータルで受入れが先ほど言った582名なんですけれども、応募自体は大きく1,210名の方が応募されているので倍率は半分ぐらいですかね。半分ぐらいを受け入れているという状況になっております。

(記者)
 応募したけど参加しない人がいる感じですか。それとも、例えば。

(当局)
 ちょっと枠とかですね、受け入れのキャパシティーもございますので、受け入れができないという方もございましたけども。そういった方には、ご案内というか、採用の名古屋市の業務の紹介みたいな動画もございますので、そういったところのウェブサイトのご案内などをさせていただいているというふうになっております。

(記者)
 参加できない人は、何か選考みたいなのがあるんですか。

(当局)
 そうですね。すみません、インターンシップ自体が一応募集して選考して受け入れのほうしていくという形になりますので、選定になっております。

(記者)
 分かりました。

(市長)
 どのくらい実際採用されるわけ。

(当局)
 インターンシップをされて、実際名古屋市に採用するという。

(市長)
 受けられた。そうそう。

(当局)
 採用自体は、やはり競争試験になりますので、インターンシップを受けたからといって採用するというわけではないものですから。すみません、インターンシップを受けられた方がどれだけ採用されたかということについては、今ちょっと数字がなくて、申し訳ございません。

株式会社「恵」が運営するグループホーム利用者への対応について

(記者)
 「恵」の話にもう一度戻らせていただきます。

(市長)
 はい。

(記者)
 先ほど愛知県の大村知事のほうから記者会見で、「恵」の県内の事業所に対して6月に行政処分をするという方針を明らかにしています。市のほうでは今まだ調査中ということなんですけれども、具体的に調査がいつ頃に終わるのか。あと、市内の事業所に対する聴聞などがいつ頃行われるのか。もう少し具体的にスケジュール感を教えていただければと思います。

(市長)
 事実としては何、県は6月に処分を。

(記者)
 する。

(市長)
 終わる。する。

(記者)
 行政処分をする。

(市長)
 すると。大体、一気にやるだろうで。するということは終わるということだけど。当局、どうなっとるか。

(当局)
 失礼いたします。すみません、まだ調査中ということでございまして、特段日程はまだ決まっておりません。聴聞のお話もあったんですけれども、聴聞に関しましても、やはり相手方があるお話でございますので、相手方とやりとりがいつ終わるかというのも定かではございませんので、大変恐縮ではございますけれども、なるべくいろいろ我々も調査した結果を、結果を出したいというところは我々も思っておるんですけれども、現状だとごめんなさい。端的には申し上げられないという状況でございます。

(記者)
 一応、県が6月というスケジュールを示しているので、それを参考にではないですけど、なるべく合わせていかれるのかなと思うんですけれども。その辺りは、決まっていますでしょうか。

(当局)
 そうですね。愛知県さんとは連携して様々情報交換等もやらせていただいておりますので、それに近くできればとは思ってはいるんですけれども。繰り返しですけれども、相手方がある話でございますので、今の時点ではいつかは申し上げられないというのが正直なところでございます。

(記者)
 近い時期にできればということで、6月ぐらいにできればという認識ではいらっしゃる。できるかは分からないけれども、その辺りを一応目指してはいらっしゃるという理解でよろしいですか。

(市長)
 まあ、しかし、感じ悪いぞ。こうやってやっとると。県が言っとるのに。わしもずっと聞いとるけど、絶対しゃべらんでくれ言われとる。わしゃ、守っとるだけですけど。はい。

(当局)
 当然、県と連携を図っておりますので、調査の結果を踏まえて、先ほどから話があるように、やっぱり利用者の方、不安に思っているところでございますので、そこの部分も含めてしかるべきというか、これだけ注目されている事案でございますので、なるべく、時期がなかなか言えませんけど、早急には何らかの結果をお知らせできる場面をつくっていきたいなと思っております。よろしくお願いします。

(記者)
 ありがとうございます。

(市長)
 県とはきちっと連携してやっとるからというのは、僕んとこへ上がってきたときはそう言っとったです。ええ。だで、そんなことでございます。はい。

(記者)
 今回、「恵」の相談窓口を設置されたんですけれども、これは、すみません、確認なんですけど。報道があったから、不安に思われる利用者の方がいて設置されるということなのか。それとも、もう今後時期は分かんないけれども処分をするのがほぼ決まっているから、それで設置しているのか。どちらでもいいんですけど、何のために設定しているかというところだけ教えてください。

(当局)
 失礼いたします。本来であれば、我々が処分等の決定をした段階で開くところではあると思うんですけれども、今回、そういった報道があったものですから、タイミングを早めたといいますか、そういった形できっかけとしては報道ということでございます。

(市長)
 こっちも言っとったんだで、ちゃんと。わしからも。ほんだで、その実際入所者の皆さんのね、いわゆる何遍も言っとるけど、破綻というか、業務継続をするようにとは言っとりましたけど。

(当局)
 これだけの事案でございますので、当然今でも先ほど説明にありましたように、利用者ご家族方が不安に思われているということ。もともと昨年から食材費の過剰(過大)徴収の関係でもご不安になっておりますので。実際には、それぞれ相談支援にかかっているもの等がそれぞれ個々にお話は伺っている状況でございますけど、やはりこういうふうにまたそこからとは違うところから情報が当然、この新聞報道も含めて入りますので。我々としては、そこも含めてそういう不安を少しでも払拭したいということで、今回の相談窓口の設置に至っております。

 市長からも指示を受けておりますので、どこまでいっても利用者の方、ご家族の方の不安をという部分等をしっかり支援をしていくという中の一つの手段として、今回させていただきました。これからもいろいろな時期に応じまして、いろいろな支援策を考えていかなければいけないこともあろうと思いますので、またそのときはしっかり皆さんに説明をさせていただきます。よろしくお願いします。

(記者)
 すみません、全然手短で構わないんですけど。具体的に何か相談をされたときに、どんなお答えをするとか、何を説明されるんですかね。例えば支援は継続しますよとか。簡潔に言うと。多分その処分の時期とか内容とか、いつぐらいになくなるんですかとか、いつ指名停止になるんですかみたいな話は多分できないと思うので。どういったことをお答えする窓口なんでしょうか。

(当局)
 まず、やはり報道を受けて、その報道が本当かというところがやっぱりあると思いますので、そこに関しましては、名古屋市の今の先ほどから申し上げている状況を、調査中ですということになろうかと思いますけれども、そういったことをお答えしていくようになると思っています。

 また、当然、今住んでいらっしゃる場所がどうなるんだというお話もあると思いますので、そこに関しては、先ほどから申し上げていますように、市としても法人さんを指導しながらしっかりサービスが受けられるように努めてまいりますということをまずはご説明していくのかなというふうに考えております。

(記者)
 ほかに、各社さんよろしいでしょうか。

(市長)
 その経営を引き継ぐというか、多分入っておられる方、障害の方ということもありますんで、非常に個人的に割と誰でも対応できるというのでないパターンが結構あるんじゃないかな。ぱっと思うと。そのまま事業は引き継ぐと。ただ、経営者に対しては、厳しい責任をとってもらうと。まあ、そういうふうな。銀行よりもその必要性は高いんじゃないかと。銀行の破綻より。銀行の場合は、破綻より前に公的資金を注入していうことで、それさえもしないということで守りましたわね、金融は。だけど、こういう福祉はもっと必要性が高いんじゃないかと思うけどな。じゃないかね。

(当局)
 報道の中にもございましたけど、やはり障害のある方、重たい方も見えますし、環境になかなか慣れない方もございます。その中で、今の住まいを選ばれて利用されているというところもございますので。今、市長がおっしゃった内容の部分は、本人さんたちの希望としては出てくるものかなと思っておりますし。今後、ほかのところというようなお話についても、当然、その方たちのニーズというか、環境が合っているかどうかを含めてしっかりお話を聞いて対応させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

(記者)
 じゃあ、各社さん、よろしいですかね。質問はないようですので、市長、どうもありがとうございました。

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