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令和6年2月19日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2024年3月14日

ページID:171912

報告事項

  • 「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会からの中間報告について
  • 教員団体からの金品の授受等に係る調査検証チームの設置について
  • 令和5年の犯罪及び交通事故情勢について
  • 名古屋市公会堂の愛称の決定について
  • 植物園「お花畑」のリニューアルオープンについて
  • 自殺対策強化月間における取組みについて
  • 令和6年能登半島地震における上下水道局の応援活動について

会見動画

報告内容

「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会からの中間報告について

(市長)
 はい。それでは、2月19日ですね。定例記者会見を始めたいと思います。
 おはようございます。報告に先立ちまして、「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」における差別事案に係る検証委員会から、先週14日水曜日に中間報告を受け取った件について、一言申し上げます。
 本市が主催した市民討論会において差別発言に適切な対応が取れなかったこと、速やかに謝罪をしなかったこと等に関して、改めて当事者の方や心を痛められた方におわびを申し上げます。
 まあ、正確に言ってかないかんもんで、これ、討論会と言われるものがあって、ほんでああいう格好になって、私がご本人に、まあよう知っとる方だから、車椅子の方がですね。だで、わしがまず謝りに行くわ。とまず言ったんですけど、これは当局のほうから、いやいや、私たちでやりますからということがありまして。それを押してまで俺が行くわというふうには言わなかったというのは、これは事実でございます。何人か聞いとりますんで、まずそれは事実でございます。
 それと、中間報告では、差別発言に対する問題意識の欠如等が指摘されており、私としても大いに反省をしております。
 危機管理といいますか、無作為抽出をやった場合は、あのとき司会をやっとった人間でなかったかな、言いましたけど、普通の民間の会社でも無作為抽出はあんまりやらないけど、本当にいろんな意見が出そうなときは、まず差別発言っていうのはほとんどないんですけども。と言ってましたが。けんかにならんように、お互いを傷つけんようにお願いしますね言って普通は言うんだけどね、始まる前に。あのときはそれも言わなかったと、これは言っておられました。
 そんなことで、いろんな意見が出るということは予想されとるわけでですね、これ。特に、エレベーターをつけるかどうかと、お城にですねとかいうことで。そういう場合は、やっぱそこら辺の事前の危機管理といいますか、それが甘かったのではないかと。甘かったんではないかじゃなくて、甘かったと反省しております。
 とりわけ、先週の総務環境委員会においても、市民討論会の閉会挨拶における私の発言について指摘を受けましたと。私としては、無作為抽出によりご参加いただいた市民の方に、自由闊達にご意見をいただいたと。そのことについて感謝をしているという趣旨でございましたが、差別発言を容認しているとの誤解を招くと、また、車椅子の方がそれで傷つけられたということだったら、これはそれでいけませんので。それは不適切な発言であったと認識しております。
 ただし、そのときは、繰り返しますが2人お見えになりまして、その差別発言というか不適切発言を言われる方、1人の方は我慢せよという話だったんで。あの発言はよう聞こえとりました。まあ、それは言い合いになりましたから印象もありましたけど。市の職員が駆けつけまして、それでまずはぴたっと止まったんですね、あれは。また、ぴたっと止まって、僕自身の認識としても、けんかになってまったらいかんでと思ったらすぐ止まりましたんで、良かったなというふうに思っとったと。
 それから、2番目の方がいわゆる言葉自体に差別発言だと言われる言葉が出ましたときは、そういう言い合いじゃなくて、ざーっと言われた中で言われとりましたんで、あのときに言ったように、聞こえなかったいうのか、認識できなかったというのか、非常に難しいんですけども、ずっと流れてった状況だったということでございまして。私からすると、あの後、記者さんが来て、差別発言があったが言ったら、ええ、どういうこった、それは。という話の認識だったということですわ。
 これは委員会で答弁しとりますけど、9人だったかな。発言されたのは9人で、特に2人ぐらいの女性の方が、1人の話はよう覚えてますけど、私も実は名古屋城、お城について実は関心があんまりかあったかどうか知りませんが、なかったんですけど、今日いろんな専門家の話もありましたので聞いてよう分かったと。そんな大変大切なというか、重要なお城なんですねということを、趣旨だけで言いますとね、そういう話をされたりいう話があって。
 今まで何十回やりましたかね、名古屋城の討論会(正しくは市民説明会)というか、あれは。討論会はやっておりません。名古屋城のタウンミーティングみたいなんをやりましたけど、ああいう感じの、あんときはフラットという表現を使いましたけど、何か素直な市民の皆さんの自由な感覚の発言というのは、僕からすると大変珍しいことだったと。関係者が来るのもいいんですけど、どうしても一定の今まで言われとった論議になりますので、バリアフリーかどうのこうの言ってやるわけですけど。そういう面で、非常に僕は嬉しかったということはそうでございます。これ、皆さん、あんまり感じるかどうか知りませんけど。
 大体国会のときや何かでも、市民集会ということを言いますけども、あんまりええことはないですけど、同じような人しか来ん言うと怒られますけど。いうことになってきますので、そん中では、さすがに無作為抽出というのはすげえなあと、やっぱり。そういうとこにわざわざ出てきていたでゃあて、自分の本当に思うところを述べていただいたいうのは非常に感謝しとって、大変すばらしかったという認識だったということでございます。
 そういう中での発言ですけど、車椅子のご本人には傷つけた可能性がありますので、それは申し訳なかったなということですが。
 あと、そのご本人に会って話しとりますけど、印象が深いのは、すぐ対応してくれりゃよかったんだけど、その後がいかんわというのはきつく言われとりました。これは、証人つきです。そこの向こうの角におりますが。特別秘書とその方と3人でコメダ珈琲で話しとりますんで。そうだね言って。そりゃ、まあ、今言いましたように、すぐ。それもそんときに言ったと思いますがね、すぐ謝りに僕が行こうか思ったんだけど、役所がやるで、うちがやりますから市長、そこまでせんでもいいですからということになって、そうなったんだということで。ああ、そうかとなって。ほれから、何かちょっとこれ、いかんなと思って電話をかけたんです、ご本人に。これ。これでは、お任せでは、役所任せではということでかけましたら、本人もそんときの受信履歴が残っとって、これは河村さんの電話だわいって。だけど、僕も怒っとったもんで出なんだで。そうか、出てくれえせんでいかんわな言って。という話がありまして。そういう面では、怒られたというのが現実でございます。
 というこっでございまして。傷つけるような結果になりましたことにつきましては、不適切な発言だったというふうに思っとりますが。何遍もいい訳を言うつもりはなくて、嘘を言うのは嫌だから。そのときには、無作為抽出の本当の市民の方が自由な発言をされたということについて大変ありがたかったと。そういうことって、意外に本当にないんですから、これは。その後、名古屋市でもこういうことやったことあるかと、他の局なんかで聞いたら、ないんじゃないかと言っとったんじゃにゃあかね。秘書室大主幹どの(正しくは市長室主幹)。違うか。そうでしょう。確か。
(当局)
 無作為抽出でというのは過去ないんじゃないかなと。
(市長)
 ないんじゃないかと言っとったぐらい極めて珍しい。僕の長い、国会も含めての政治経験から言っても、無作為抽出やって市民の自由な意見を聞くいうのは、それが実現されたいうのは初めてじゃないですかね、これ。ええ。ということなんで。それほどまで貴重なことで。
 途中で一遍、役所から報告がありまして、人数がやっぱりそうは来ないから30人か40人ぐらい言っとったかな、(市民討論会に)来る予定が。無作為、有権者全員のとこからいうと160万人中(正しくは180万人中)の30人(正しくは36人)ですからね、これ。170万人(正しくは180万人)のうちの30人(正しくは36人)で。だから、もっと会場せっかくあるんでいろいろ関係者を来てもらおうか言ったんだけど、そりゃあ僕はいかんいって言ったんです、それは。せっかく無作為抽出やるんだから、本当に生の市民の皆様の意見を聞こみゃあということを言った記憶があります。ええ。だから、特定の人たちはいなかったと思いますけど。そのはずですわ。という会であったというこっでございます。

 ほれから、また、中間報告には、再発防止に向けて取り組むべき事項も掲げており、差別は人権侵害でありまして、いかなる場合でも許されるものではありません。いま一度、肝に銘じて今後の市政運営に取り組んでまいりたいと考えております。
 また、中間報告には、再発防止に向けて取り組むべき事項も掲げられており、これには速やかに着手し、市を挙げて取り組むべきものであると認識しておりますというこっでございますが。
 もう一つ。そのためには、私自身はもちろんのこと、先ほどの幹部会の場でも、局長級の皆さんには、中間報告にしっかり目を通してリーダーシップを発揮し、再発防止に向けた取組みにすぐに着手するよう指示をしたところでございます。
 検証はこれからも引き続き行われ、最終報告がされると聞いておりますので、今後の検証結果を待ちたいと思います。
 それでは、報告事項に移らさせていただきますいうことですけど。まあ、予算事項になっとりますけど、その話をコメダ珈琲でお話をその方としたときにも、今までどうしても福祉関係のいろんな話になると、ほとんど大体物事が決まってから何か話を聞こうかということだでなという話がありましたこともあり、物事の計画段階から名古屋城に限りませんけども、当然のことですけど。名古屋市内の公共建築物、建築にも限らず道路とかいろんなものがありますけど。そういうときに計画段階からこういう福祉の方の意見を聞くだけじゃなくて、計画の中に取り入れてくと。メンバーとして入ってもらういうことですね。いうことが非常に重要なんでないかということだったら、そりゃええことだということで。今回、予算事項にもなっとりますし、これは日本で初めての取組みになるだろうと思います。
 あんまり言うのも何ですけど、役所の緑土(緑政土木局)・住都(住宅都市局)のとこから2人、専従でちゃんと入りまして、そのチームに。そういう組織ができてきますんで、日本で初めてのええ取組みができるだろうと思っとります。
 それにしても、これもしょっちゅう言っとりますけど、この障害者いう名前は止めなかんよ、本当に。障害という。これ、皆さん、ちょっとよかったらグーグルで見ていただきますと、厚労省(厚生労働省)でも大分前から議論があるんです。害に障るということですから、障害ということは。だから、アメリカで言いますとディスエイブルドとか、不自由だとか、ほれからチャレンジドだとか、挑戦、神がそういう苦難を与えたと、それにチャレンジするというすばらしい方だという意味でそうなっとりますんで。じゃあ、どういう言葉がええかということで言っとりますけど。検証チーム、厚労省(厚生労働省)の話の中でも、そんなこと言っとるより福祉の内容を充実しなさいというような話になり、名古屋でも大分相談はしたんですけど、今んとこ名前を変えると、障害という言い方をね。よくあるのは害を平仮名にするとかがありますけど、あれはかえっていかんのじゃないかという説もあります、これね。
 この間、ちょっとアジアパラ(アジアパラ競技大会)の責任者の方と横でしゃべっとったら、いや、僕は河村さんの言うように変えたほうがええ言ってました。福祉施設なんかでも昔は何とか言ったな。まあ、名前を変えたことによってみんな利用が非常にしやすくなったということです。だけど、なかなかそうはいかんのだわって言ったら、まあ、そりゃ、河村さん、言い続けるよりしようがないわということになっとりまして。私はできたらこのアジアパラ(アジアパラ競技大会)のときに名前を変える第一歩になるとええなということで、現実にいろんなとこで発言をさせていただいとります。これは。

教員団体からの金品の授受等に係る調査検証チームの設置について

(市長)
 はい。次は、本日は、まず2月17日土曜日の総合教育会議において設置を表明した、教員団体からの金品の授受等に係る調査検証チームの設置について、ご報告いたします。
 本事案の事実関係の解明、歴史的背景や原因究明及び再発防止策などについて、調査検証するためのチームの委員を次の方々にお願いをいたします。
 まず、大学教授の寺脇研様でございます。寺脇様は、京都芸術大学の客員教授で、文部科学省にお勤めになった方でございます。私からは、この寺脇さんに座長をお願いしたいということを連絡いたしまして、快諾を得ておるというこっでございますが。具体的に決めるのは、本当は第1回会議というんだけど、なかなか忙しい人ばっかで集まれんいうもんだで。ネットでやるかどうか知りませんけど、まあまあ近日中にそのように座長ということで発足していきたいと思います。
 ほれから、続いて、大学教授の石井拓児様でございます。石井様は、名古屋大学で教授をなさっておりまして、教育行政に関する学識経験者としてチームにご参加いただきます。
 続いて、弁護士の池田桂子様です。愛知県の教育委員会の委員長をお務めになるなど、教育行政にもお詳しい方でございます。
 それから、続いて、弁護士の園田理さん、理科の理という字、園田理さんでございます。平成25年に本市で発生した嘱託員不正採用問題の調査解明のため、専門調査員をお引き受けいただいたご経歴があります。
 続いて、弁護士の小林和正様です。市の審議会委員などをお努めいただいており、コンプライアンスの観点からチームにご参加いただきます。
 以上の委員に加えまして、松雄副市長も事務局としてチームに参加し、第三者の視点を確保しながら調査検証に当たってまいります。ということでございます。

令和5年の犯罪及び交通事情勢について

(市長)
 次は、令和5年の犯罪及び交通事情勢について、ご報告いたします。
 まず、犯罪情勢ですが、本市の令和5年の刑法犯認知件数は1万9,857件、前年比でプラス15.8%と大幅に増加いたしました。
 特に、特殊詐欺認知件数は737件と前年比で25.6%増加しておりまして、手口は預貯金詐欺の増加が顕著でございます。
 犯人とは直接話をしないよう、在宅中でも留守番電話にすることや、被害防止機能つき電話などを活用いたしましょう。特にご注意をお願いしたいと思います。
 また、詐欺の被害を防ぐためには、日頃から家族間でコミュニケーションをとることが重要でございます。定期的に電話をかけること、話をするなど、小まめに連絡をとり、家族を詐欺の被害から守りましょうと。
 次に、交通事故情勢ですが、人身事故件数は8,143件と令和4年に比べ80件の増加ということで、交通事故死亡者数は34名と、前年に比べ4名増加いたしました。
 年齢別では、65歳以上の高齢者層の死者数が最も多く17名となっております。また、発生場所別では、交差点及び交差点付近における死者数が31名となっております。
 ということで、交差点の信号のあるところ、信号のないところと大体同じ数ぐらい死者が出とるんですよね、これ。となると、交通信号というのは本当にこれ、死者を減らすことに寄与しとるんだろうかというやっぱ大きな疑問はありますね、これ。一遍検証をやらさせていただきました。場所によるということにはなっとるんですけど、まあ海外では多くラウンドアバウトで信号なしでぐりーっと回ってくやつですね、これ。あれだと間違いなく死亡者数は減るであろうと、スピードが落ちますから、は言われとりますわ。目的地へ着くのも、かえって早いと、そのほうが。止まりませんから、ということもありまして、僕は前からこの信号ばっかつけるけども、信号ほど危険なものはないと、これは。自分は守っとっても相手が守らんかったら死んじまいますからね、これ。スピードが出てますから。というふうに思っとりますんで。
 この報告ばっかしで注意しましょうばっかではいかんもんで。本当に交通死亡事故をなくすと。相当具体的な取組みをちゃんとせないかんというふうに思っとります。
 また、今年に入りまして、2月18日現在では、既に8名の方が交通事故で亡くなられており、前年に比べ6名増加。これを受けまして、1月29日に交通死亡事故多発警報を発令し、2月5日には、約3年4カ月ぶりに交通死亡事故多発警報の発令期間を延長したところでございます。
 市民の皆様には、自動車の運転時を始め、自転車の利用時や徒歩での外出の際にも交差点では信号を守ると、左右の安全確認を確実に行うなど、基本的な交通ルールを確認し徹底していただきたいと思います。
 こうやって書いたるだけです。だけ言ってはいかんけど。こういう注意喚起をするのは重要ですけど、本当に信号を無視して突っ込んでくることですね、これ。これをどうやってなくすかというのは、本当に大変行政といいますか、この人間社会のものすげえ大きい課題だということは間違いないですね。
 最後に、犯罪被害に遭わないように、いま一度、ご自身の防犯対策をご確認いただくとともに、交通事故を起こさない・被害に遭わないよう基本的な交通ルールを守り、自らの安全を守る行動をとるようお願いいたします。ということでございます。

名古屋市公会堂の愛称の決定について

(市長)
 それから、次に名古屋市公会堂の愛称の決定について、ご報告いたします。
 モニターに資料掲出ありということで。
 愛称、岡谷鋼機株式会社様からご提案があった名古屋市公会堂へのネーミングライツについて、審査の結果、愛称の導入を決定いたしましたと。
 令和6年4月1日からの新たな愛称は「岡谷鋼機名古屋公会堂」ということでございます。契約金額は、年額2,000万円、契約期間は5年間。ネーミングライツ料は、施設の運営等にあてるなど、施設の魅力向上や文化芸術の振興につなげていきたいと考えております。
 4月1日からは、パートナーとともに、より一層、公会堂を市民に愛され親しまれる施設にしていきたいと思っております。
 なかなかたまに私も行きますけど、ああいう古臭い、昭和何年でしたかね、あれ。戦争前ですけど。7年か、8年か、何年だったな。まあ、ええですけど。ござる。
(当局)
 開館ですけれども、昭和5年10月10日になっております。
(市長)
 5年ですか。ほおすっと、ここより古いんだ。名古屋城が昭和8年ですから、これより古いということでございまして。内部のトイレもどえらけにゃあ、きれいになりましたし。本当に。なかなかああいう昔の歴史的建造物いうのはええもんですな、確かにと思います。

東山動植物園の「お花畑」のリニューアルオープンについて

(市長)
 はい。そして、次に、東山動植物園の植物園お花畑のリニューアルオープンについて、お知らせします。
 モニターに資料掲出あり、チラシが出ております。
 東山動植物園では、東山動植物園再生プラン新基本計画に基づき再生事業を推進しており、このたび再生プラン第3期事業の主要施設として整備を進めてきたお花畑がリニューアルオープンいたします。
 3月23日土曜日の10時から完成記念式典を行ったあと、一般公開させていただきます。
 このお花畑には、花が創出するにぎわい・憩いの空間づくりをコンセプトに、SNS映えするフォトスポットやお子様に楽しんでいただける遊具等があり、様々な世代の人が集い、四季を通じてにぎわう空間にリニューアル整備いたしました。
 また、3月30日土曜日から4月7日日曜日まで、約100品種1,000本の桜が咲き誇る桜の回廊をライトアップするイベント「宵の八重桜さんぽ」を開催し、リニューアルしたお花畑もライトアップエリアに加わります。1万本のバラとは違いますが1,000本の桜が咲く、桜の回廊ということでございます。
 さらに、3月16日土曜日から5月6日月曜日祝日まで第74回名古屋市東山動植物園春まつりを開催し、期間中様々なイベントを実施いたします。
 気候のよい時期にもなりますので、この春はぜひ東山動植物園までお越しくださいと。

自殺対策強化月間における取組みについて

(市長)
 次に、自殺対策強化月間における取組みについてでございます。
 モニターが出ておりますが。本市の令和5年の自殺者数は速報値で349名となっておりまして、前年比では12名減ですが、コロナ禍前である令和元年と比較すると44名増と依然として深刻な状況にあります。
 3月は自殺対策強化月間と定められており、名古屋市では、関係機関等と連携して様々な取組みを実施いたします。
 主な取組みとしては、相談窓口等の周知を図るため、相談窓口等を掲載した携帯用絆創膏「こころの絆創膏」を金山連絡橋イベント広場などで配布するほか、関係機関等にご協力いただき、ポスターの掲示やウェブ広告の放映、ラジオ番組での広報、イベントやパネル展を行います。
 市民の皆様には、悩みを抱えたときは一人で悩まず、信頼できる周りの人や相談窓口にご相談いただきたいと思います。本日、記者の皆様にお配りしている「こころの絆創膏」に相談窓口の電話番号を掲載しております。
 また、皆様の周りでいつもと様子が違うなという方がいましたら声をかけていただき、必要に応じて市の相談窓口につなげていただきたいと思います。本市では、大切な人の命を守るゲートキーパーの養成も実施しておりますので、ご協力をお願いいたします。
 これはしょっちゅう言ってますけど、子どもさんのやつは、特に僕は一人の子も死なせない名古屋というのは最重要政策の一つということになっとります。
 最後に、愛知いのちの電話協会では、自殺予防を目的とした電話相談を行っておりまして、現在電話相談員を募集しております。ぜひ、ご協力いただける方は、愛知いのちの電話協会のホームページをご覧いただくか、電話番号052-508-8381、052-508-8381までお問い合わせをお願いいたします。

令和6年能登半島地震における上下水道局の応援活動について

(市長)
 それから、最後に、令和6年能登半島地震における上下水道局の応援活動について、お知らせいたします。
能登半島北部6市町では、上下水道施設が甚大な被害を受けており、発災から1カ月以上たった今でも3万戸以上で断水状態が続いていることから、名古屋市からも上下水道職員を派遣し、継続して懸命な被災地支援に取り組んでおるところでございます。
 テレビ、新聞等でよく報道されておりまして。まあ、東北の震災のときはこれほどまでにってことはなかったような気がしますがね。上下水道は。採水地といいますか、水を採るところですね、これ。そこが東北の場合はそれほどまでに被災しとるという印象はなかったですね、これ。
 その成果もありまして。これ、読んだか、読んどらんか。読んだか。その成果もありまして、名古屋市が支援を行っている七尾市でも通水率が70%を超えるなど、段階的に断水が解消されています。生活を支える大切な水道、下水道を一日も早く復旧できるよう、引き続き名古屋市として支援していく予定でございます。
 市民の皆様も、今回の地震から水の大切さを実感されると思いますので、災害への備えとしまして、日頃から命を守る水を少なくとも1人当たり9リットル、1日3リットル×3日分は備えていただきますよう、お願いいたします。大体一升瓶5本分ということだそうです。一升の酒を5本置いといてもいかんということらしいです、これは。水のほうをちゃんと置いていただくというこっでございます。
 伊勢湾台風のときに、これもたまに言いますけど、あれは地震ではありませんので台風ですけど、上下水がちゃんと使えたというのは、亡くなられちゃったけどぎんさんの、またお嬢さんのなみちゃんという(正しくはぎんさんの娘の美根代さんが)、うちの死んだおふくろと同い年で、だで覚えとんですけど。あれは本当にありがたかったと、上下水がちゃんとワークしとったいうのはね。ということがございました。
 ということで、私からは以上でございます。
(記者)
 市長、ありがとうございました。

質疑応答

教員団体からの金品の授受等について

(記者)
 それでは、市政一般について、幹事社質問をさせていただきます。まず、幹事社からいかせてもらいます。
(市長)
 はい。
(記者)
 幹事社として2点、聞かせてください。まず、先日、市教委(名古屋市教育委員会)の金品授受について、局長級幹部個人にも200万円以上の現金が渡されていたという報道がありましたが、こちらについて市長としての受け止めをまず一つ。
 もう一つが、これについては、市職員の倫理規則に逸脱する可能性もあると思うんですけれども、これについても市長の見解を聞かせてください。
(市長)
 はい。まあ、権限に関してですね、不正な利益を供与しますわ。そういうのを賄賂といいますわ、これは。だから、名古屋市教育委員会教職員課は、校長に誰を校長にするとか、特に三役だという言い方するらしいんだけど、校長、教頭、教務主任について権限を持っとる人に、これ、対価としてこれどうぞということで現金を贈るということは、これは賄賂と犯罪構成要件の刑法上、ぴったり合うんじゃないっすか、これ。
 で、そのときに、実際に職務、不正な職務が行われたとすると、これ、加重収賄罪だといってものすご重なるんですよ。時効が一般の収賄罪で確か5年で、加重収賄罪の場合10年ということでございます。
 まあ、信じられませんわね。ほんだで、わしは財政局長、今おらんけど、財政局長に、あんたんことよ、言って、予算のときに、うち(の局)に予算ようけつけてちょ言って金もらっとおせんか。言ったら、絶対にゃあと言ってましたけど、それは。というこっでございまして。
 まあ、だから贈収賄罪の可能性も当然あるし、今2問目になりますけど、あんたが聞く言われとったでこれ、職員倫理構成職務ハンドブックと、こういうのがありまして。疑われるようなことをやってかんということですが。当たり前ですけど、そんなことは。
 だで、まあ、しかし恐ろしいことですね、これ。僕がヒアリングしたとこでは30年前からあったと。はがきも見せていただきましたけど、あのときはまだ商品券までだったと聞いとりますけどね。商品券もいかんですけど。だで、こういうことやめさせてくれいっていう話があったということを聞いとりますんで。
 まあ、いつからこれがお金になって、商品券もお金と同じですけど、これ。なってしまったのかということは、これ、恐ろしいことですよ。これ。それに気づかなかったと。気づかなかった河村さんも馬鹿じゃにゃあかと言われりゃあ、そういうことですけど。そりゃあ、申し訳にゃあと謝るよりしょうがないですけど。ちょっと考えられんということですね。
 同じ職場の隣のとこで、必ずしも隣の机の中に通帳が入っとったわけではにゃあと言っとる人がいますけど。まあ、しかし、本当に気づかんかね言って、これ。いう、どえりゃあ恐ろしい事態で。
 僕はこれ、何遍も言ってますけど、本当に一人の子も死なせない名古屋。あんまり数字で言いたないんですけど、統計じゃありませんから、これは。去年で大体10名の子どもさんがですね、未遂も含めてですけど亡くなっとると。だから、その理由として成績とか進学とかね、これ。義務教育でですよ、これ。止めなあかんから、そういうことにものすごい情熱ある人に、三役、校長、教頭、教務主任になってほしいわけですよ、これ。情熱のある人に。だけど、ところがそうでないところでこうやって決まってく構造があったということになると、まあ、むなしいだけでは済まされん。その持つ犯罪性というのは相当大きいと思いますよ、俺。子どもさん相手なんだで、これ。でしょう。義務教育ですから。これ義務教育も大きいですよ。
 市民の皆さん、私立行くいう選択もありますけど、しかし、子どもを行かせないかんのでしょう、学校へ。小中学校へ。ねえ。行かせないかんのだね、これ。その義務の先がですね、こういうような以上に賄賂性の強いもの、非常に特殊なことは、その賄賂罪というのは普通は個人なんですよ。誰か特定のぺけぺけさんがぺけぺけさんにいくら金を渡したと。許認可に便宜を図ってもらったですけど。これは個人もあるかも分かりませんけど、構造犯罪というか、構造腐敗というか、ものすげえわね、これ、しかし。恐ろしいですね、これ。
 だから、とにかくこの倫理条例もありますけど、刑事罰、ほれから懲罰にも当たるんじゃないですかね。懲罰権者は教育長になります。教育委員会になりますけど、任命権者が教育長だからなりますけどね。まあ、そうなってくるし。まあ、しかしそれどころじゃにゃあ。教育いうか、子どもさんを皆さん義務教育で今名古屋16万人ですよ、これ。16万人の子どもさんを預けるところが、こうやって校長はこうやって頼むぜというふうになっとんたんや。こりゃまあ、ものすごい遺憾、遺憾では済まされんことじゃないでしょうかね。はい。
(記者)
 市長、ありがとうございました。それでは、各社様、ご質問等がありましたら挙手にてお願いいたします。
(記者)
 今の件に関してなんですけど、今教育委員会の担当者の方も来られているので、その一部報道にありましたその後の調査で分かったこと。この前の会見で出てきたこと以外の部分。例えば、報道の中では、この前200万円を超える額ってなってたのが、その具体的な額ですとか。あと、具体的に何団体がそのお金を渡してたですとか、そういったことも出てきているので、その辺りの事実関係をまず伺えたらと思います。
 その後に、市長に、それも踏まえて調査をされるということで今日チームの設置を公表されましたけれども、それの意気込みというか、どういう調査をされていきたいかということを一言で伺えたらと思います。
(市長)
 はい。それでは。
(記者)
 なので、先に教育委員会からお願いします。
(市長)
 当局から。ちょっと名乗ってね。名乗って。
(当局)
 今のお問い合わせですけども、11日の会見以降、今の時点までに進捗があったところということでしょうかね。
(記者)
 そうです。一部報道でありました、例えば86の団体のうち69の団体から5,000円から6万円の現金や商品券、併せて221万円を受け取っていたということがあったんですけれども。その事実関係をまず伺えたら。
(当局)
 今、おっしゃっていただいたものでいうと、本日の朝刊の記事の内容だと思うんですが、おおむね記事の内容についてはその通りというふうに私どもも考えております。
 記事の内容にいくつか数字が今読み上げていただいた部分も含めてございますが、数字については、一部まだ確認が取れていない数字もございます。5,000円から6万円と今おっしゃっていただいたんですが、6万円というものについては、恐らく前回の会見のときには5,000円から3万円という記事でしたけれども。今回6万円という記事が出てますが、一部私どもがこれまで今度調査検証委員会に向けて資料等を確認をしている段階ですが、その中で3万円という金額を2回支出しているという団体が確認はできております。そういった意味で、3万円×2(回)ということで6万円という記事が載っているんじゃないかなというふうに思っております。
 あとは、211万円でしたかね。
(記者)
 そうですね、団体数と全体の金額も伺えたら。
(当局)
 団体数は69という今数字をおっしゃっていただいたと思うんですが、私どもで今確認している数字では、60程度は確認できているんですが、69とそのものの数字ということはちょっと確証をもって今申し上げられる数字ではないのでご了承いただきたいと思います。
 あと、211万円という数字も、200万円程度は今確認は取れておるんですが、211というダイレクトなその数字そのものが確定値ということで申し上げるにはちょっと今確証が持てない状況ですので、200万円程度は間違いないと思うんですが、211というその報道の数字そのものが間違いなく211ですということでちょっと今申し上げられる確証の数字ではないということはご了承いただきたいと思います。
(記者)
 ありがとうございます。
(当局)
 よろしいですか。すみません。
(記者)
 それを受けて、市長に今後、調査チームを立ち上げられるということなので、それで一言伺えたらと思います。
(市長)
 まあ、せっかくですから。教育委員会のあんた、教職員課でしょう。あなたは一般職員か、教員か、どっち。
(当局)
 私は行政職の職員です。
(市長)
 行政職。
(当局)
 はい。
(市長)
 教員じゃないということだね。
(当局)
 はい。
(市長)
 報道によりますとって、俺がこんなこと言っとっていかんけど、教職員課で大体75%(正しくは60%)はあんたのような一般職員と。
(当局)
 そうですね。40、ちょっとごめんなさい。詳しい数字がちょっと申し上げられないです。四十数人(正しくは45人)が教職員課の職員でして、そのうち教員出身者、私の覚えでは20人ちょっと切る、18人ぐらいだった(正しくは18人)と思いますので。
(市長)
 18人。43分の18(正しくは45分の18)は教職員と。
(当局)
 はい。
(市長)
 で、あんたは一般職として。
(当局)
 はい。行政の職員です。
(市長)
 行政の職員としていっとると。
(当局)
 はい。
(市長)
 本当に気がつかなんだかね、これ。
(当局)
 はい。私は、申し訳ございません。お恥ずかしいですけど、気づいておりませんでした。
(市長)
 そうですか。それは、まあ、いかんか。個人的に聞くと後で。
(記者)
 すみません。市長のコメントとして伺えたらと思います。
(市長)
 私のコメントだけ。
(記者)
 はい。お願いします。
(市長)
 今言っとるのがコメントなんだわ、本当に。今しゃべっとることがね。その要するに教職員課ってすごい権限を持っとるわけ。これ。400校学校がありますから、大体。(三役が)変わらんとこもありますんで、新規だと何人になるか。1年に200人だったかな、これ。
(当局)
 年度によって異動者は、退職者等によっても変わりますし。学校の場合は、やっぱり学校ができるとか統合するということもありますので一概に何人程度ということは言えないですけども。市長、おっしゃっていただいたとおり、60人とか70人が校長で異動しますと、かける三役ですので、かける3で200人程度という数字をおっしゃっていただいていると思います。
(市長)
 そこの人事を誰にするかと。人によるか分からんけど、皆さん、校長にもなりたいでしょう、やっぱり教員さんなられたら、一つはね。そう思っとる人も、思っとらん人もいますけれども。強大な権限を持っとるということですわね、これ。だから、そこへこれが。だで、まあ、徹底的にやるいうのは、そんだけか分からんけど。
 あんまり言うな言われてますけど、私もかつて衆議院議員だったときに与党だったもんで逓信委員会だから郵政省へ予算編成のときにリポビタンデーとかですね、ほれから酒も持って、菓子は持ってった記憶がにゃあんだけど。お世話になりますがいって持ってくわけです、これ。ありゃあ、そういうふうだでやってちょういうことでですね、やってきましたけど、金は持ってったことないですよ、これ。
(記者)
 この調査を行うことに対しての市長の意気込みというかを一言お願いします。
(市長)
 いやいや意気込みだけど、だから、真実はずっと昔はそういう商品券もいかんですけど、そういう何ですか差し入れみたいなやつがいつ現金になったんだと。これ。いつから現金になって、誰もそれにちょっとまずいんじゃないかと言わなかったのはなぜなのかと、これ。教員社会ってそうなっちゃってんのかと、問題は。わしは、その辺は一番調べてゃあですね。
 僕がちょっと調べたところでは、ちょっと金もですね、もっと多いという説もありますけど、今の数全部足してっても211万は確かならんはずです。これ。ならないんですよ。だから、ほかでまだ金と名簿とか口か分かりませんけど、この人を校長に頼むでということをやっとるとこはあるんじゃないのかと。そういう気がしますんで。
 まあ、まっと徹底的にやるというだけでもよけりゃ、徹底的にやりますでええですけど。非常に具体的になぜこんな構造騒ぎが起こってしまったのかということについて、歴史的経過も含めて市民の皆さんがこんなことだったのかと、これ、いうことが分かるように調査したいと思います。あくまで、目線は市民の皆さんの子どもを学校に行かせとる親の目線で考えないかんわ、これは。本当に。義務教育だでね。義務教育ですから。何といっても。
(記者)
 ありがとうございます。
(市長)
 えらいすみません。
(記者)
 先ほどの質問と関連することもあって3点お伺いします。
(市長)
 はい。
(記者)
 市長に、6人のメンバーが発表されましたけど、この選定の意図といいますか、込めた思いをちょっと改めて伺いたいというのと。もう2点が事務的な話になると思うんですが、市長、今、寺脇さんが座長にというようなお話がありました。これは、座長というのはどういうふうに決まっていくのかということ。それから、弁護士の方はどちらの所属の弁護士さんなのかということをお伺いしたいと思います。
 市長にまず1点目の選定の6人のメンバーの意図をお伺いできればと思いまして。
(市長)
 大きいのは、やはり相当大きい構造腐敗ですんで、よほどやっぱり勇気のある方、過去の人生の中でというかをまず選ばないかんということで。寺脇さんは非常に高名な方で、非常に正論を勇気を持って言われる方という。教育行政の第一人者だと伺っとりますんで、まあ私からぜひ座長をお願いしますと、電話ですけど申し上げましたら快諾されたという状況でございます。
 弁護士さんもそれぞれ私の知っとる方もいろいろありますけど、その方から相当厳しくやれる人をということで紹介していただいたりしてこの3名の方になっていただいたと。そういうことで。
 あと、調査するときに手足が要りますんで、これですね。最低でもすぐやらないかんのは、この間5年だ言いましたけど、この三役ですか。1年3人おって5年だと15人ですけど、重複しとる人もいますから半分ぐらいだこの間言っとったけどね。だから、まあ7人ぐらいとして、本当はやっぱり10年分はやらないかんわね。下手すると、もうちょっと遡らなかんようになる可能性もある。なぜ現金になっていったかと、これ。誰も問題を指摘しなかったのはなぜかと、そこで、これ。金を持ってったり、名簿を持ってったり、口頭かも分からんけど、この人を校長にしてくれというのをね。
 僕は、非常に適切な推薦だったら、仮にそれが絶対悪いことだとは言いませんけどね。だけど、そういうもの、お金がついてやっとるようなことがありゃせんかと。そりゃ、気になりますが、始めまず10年だと3人の30人の半分で15人ぐらいか。10年だと15人ぐらいの教職員課課長、首席ですか。この方にずっと遡って、まずどういうふうで名簿がどうなっとって、実際採用に関係にゃあ言われとりますけど。そんな関係ねえもんだったら、そんな10年も20年も続くわけないじゃないっすか、そんなの。持ってったってですね、それこそリポビタンデーですわ、それは。これ。ほうでしょう。
 常識的に考えた場合ですよ。それは便宜を図ってもらうから、それを持ってくわけでしょう。そりゃあ差し入れだけじゃなしに、特に現金の場合は。何遍かやって何の効果もなかったら止めるんじゃないっすか、普通。みんな怒るじゃないっすか。俺らから金集めといて、何にも言うとおりにならんがやいって。怒りますよ。だから、やめるはずなんだ。だから、実際の結果とですね、これ、採用の。今言われとるように、採用には影響がないというのは、わし、わりぃけど常識的には考えられんね。これは。
(記者)
 ありがとうございます。あとの2点は、どのように考えですか。
(市長)
 何だった、あれ。
(記者)
 座長の決め方と、それから。
(市長)
 座長の決め方。ほんで、一遍集まっていただかなかんけど、みんなものすごい忙しいらしいんですわ。特に、寺脇さんが忙しくてと。なかなか予定が立てれん言っとりますんで、ネットでもええですから、今だったら。早くやって、一応皆さんでこういうふうでお決めいただくいうこっだけど。私は寺脇さんに、ぜひ座長をと言ってはっきり言ってありますので。皆さんの了解もらって任命するということになると思います。
(記者)
 メンバーの中で話し合って決めるということでしょうか。
(市長)
 まあ、当たり前のルールで。はい。普通の会合と同じですわ。
(当局)
 寺脇先生の座長という件につきましては、最終的には、先ほど市長からもお話しいただいたように、皆さんが集まる場で委員の皆様からの互選という形で決めてまいりたいなと思っておるんですが、ぜひ寺脇さんにということは市長からもお話しいただいておって、こちらからもお伝えしております。
 それぞれかなり弁護士の方も有名な方でございますので、それぞれの委員の方が得意な分野で調査検証をしていただきたいと考えておるんですが、その方針等を決定していくときに教育行政学の権威ということで寺脇さんにご尽力いただきたいなというふうに考えております。
 もう一つ、弁護士さんの事務所ということでよろしいでしょうか。
(記者)
 弁護士会の。
(当局)
 弁護士会でございますか。
(市長)
 みんな名古屋の人やろ。愛知県弁護士会じゃないの。違うかな。
(当局)
 ちょっと確認させていただいて、後ほど。
(記者)
 あとで問い合わせますわ。
(当局)
 はい。申し訳ありません

名古屋城バリアフリーに関する市民討論会での市長の発言について

(記者)
 すみません。よろしくお願いします。冒頭であった差別発言問題と市長の受け止めについて、いくつか確認も含めてお伺いしたいんですけれども。
 まず、1点目で、いろいろ市長ご自身お話をされたあと、最後の締めくくりの際に、「傷つけるような結果になりましたことは適切ではなかった。」と言われていたと思うんですが、ここで適切ではなかったというのが指しているのは、「熱いトークもあってよかった。」という御自身の発言ということでよろしかったでしょうか。
(市長)
 うん。そういうことです。
(記者)
 ありがとうございます。あと、本当に冒頭の冒頭で、討論会で適切な対応が取れなかったことと、当事者の方にすぐ謝罪ができなかったこと。市長、「申し訳なかった、謝罪します。」というふうにお話をされてたと思うんですが、今回のこの熱いトーク発言については謝罪はされるんでしょうか。
(市長)
 まあ、今ここでしとるんですけど。
(記者)
 今日は、じゃあ、謝罪も兼ねてらっしゃる。先日の委員会の際は、「じゃあ、不適切だった。」というふうにおっしゃってましたけど。謝罪とか、撤回とか、修正には言及されてなかったと思うので。
(市長)
 撤回は、間違ったこと、いわゆる自分の認識の中でですよ。嘘を言ったらいけませんので、そういう発言ではないもので、僕は、実際。だけど、もっとものすごい注意して全発言を聞いとるべきだったということを言われりゃあ、そうかも分からんし。かといって、環境的な問題か分からんけど、そん中のどういう受け止められとるかということは結構でかいんで。そういう面では、不適切だったと、申し訳なかったということですよ、それは。
 それは、本当は僕はあんときすぐ、そういって言ったはずですけどね。あのときに。何日かたって。
(記者)
 何日かたってから、市長、囲み(取材)等にも参加されていらっしゃったと思うんですけれども。
(市長)
 はい。そこで。
(記者)
 熱いトーク発言についての言及はこれまでなかったと認識しておりますので、お伺いさせていただきました。
(市長)
 熱いトーク発言については、実際は僕の認識は、何遍も言いますけど、無作為抽出で本当の市民の皆さんが自分の意見をああいうところで堂々と言うというのは初めてのことですから。ものすごい、これ。まあ、そのとおりだから。
(記者)
 先ほどもお伺いしましたので。
(市長)
 ほんでありがたかったということで発言したのは間違いないですよ。そりゃ。
(記者)
 だけどそれはこちらも承知しております。
(市長)
 その結果として、車椅子の方にというか、よそよそしい言い方ですけど、名前を言うわけにいかんもんだで。に心を傷つけたかなというと、不適切だったと、すみませんということです。
(記者)
 あと、今のお話を聞いていると、多分そこに当日出席されていて熱いトーク発言を聞いて心を痛めた車椅子の参加者の方のことだと思うんですが、中間報告書で熱いトーク発言が問題視されているのって、当事者の方を傷つけたっていう結果もあるとは思うんですが、市長が熱いトークと発言したことで差別を、要は差別的な発言があってもそれをある種評価したような印象を与えたという部分を問題視していたと思うんですけれども。その辺りの指摘も受け止めて不適切というふうにお考えということでいいですか。
(市長)
 まあ、そりゃそれを受け止められた真実もありますからね。だけど、私は少なくとも本人とお話しましたけど、そのことはあんまり言っておられなかったですけどね。
(記者)
 そのご本人の話をしているのではなく、差別的な発言があって、市長が聞こえていたか、聞こえていなかったかは別として、その差別的発言があった討論会の閉会の挨拶で「熱いトークがあってよかった」と言ったことで、差別発言自体を容認するような誤解を市民に与えてしまったのではという指摘があったこと。
(市長)
 そんなのあったんですか、そんなの。
(記者)
 報告書に書いてあります。捉えられかねないと。
(市長)
 かねないでしょう。だけど、それは聞いたことはないですけどね、私は。
(記者)
 聞いたことはないというのは。
(市長)
 そう言って実際に参加した方、または報道等でよって知られた方から、おまえさん、おまえがああいうこと
(記者)
 市長本人が聞いていなくても、第三者でつくる検証の報告書の中では、捉えかねなかったのではというように。
(市長)
 まあ、それも含めてすみませんと言っとりますわな、これ。
(記者)
 分かりました。ありがとうございます。
(市長)
 だで、それだけ、やっぱり第三者の無作為抽出の発言というのは、名古屋市政始まって以来ですから、これ。今言いましたように。無作為抽出なんてないんですよ。

教員団体からの金品の授受等について

(記者)
 すみません。すみません。事実確認ばかりで恐縮なんですけれども、朝刊にあるように校長会の名古屋市内全16区の中で15区が金品の受け渡しをしていたという報道がありますが、その事実関係の確認と。もし、それが事実であれば、多数のほとんどの校長会が関与しているということで、この多さについて河村市長、もう一度受け止めお願いいたします。
(市長)
 1区はやってないの、これ。15区だけか。
(当局)
 今のお問い合わせについて、今日の朝刊の15という数字だと思うんですが。私たち、今調査段階では数字として15という数字はちょっと確認ができてなくて。ここで申し上げるのを控えさせていただきたいのですが、違う数字を認識はしておりまして。15という数字をここで間違いないですと申し上げるのはご容赦いただきたいのですが。少なくとも多くの、16区あるんですが、そのうちの多くの校長会が提出しているということは間違いないということは申し上げさせていただきたいと思います。
(市長)
 まあ、そういうことですけど。驚くべきことですわね。一応、公務員やっとってそれも学校の先生でしょう、またこれ。現金を3万円とか、もっと6万とかですね、持ってってよろしくお願いしますと言うということは恐ろしいですね、これ。という認識ですわ。それを犯罪と思わないというふうになっちゃったのは何なんだと、これ。やっぱり教職というのは、仰げば尊し我が師の恩ということで、私らの時代もやってまいりましたんで、別個の大変立派な方だという認識がそもそもあるんじゃないですか。これは。
(記者)
 市長、ありがとうございました。

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