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令和6年1月4日 市長年頭記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2024年2月22日

ページID:170711

報告事項

  • 「令和6年能登半島地震」に係る被災地への職員派遣について
  • 市長の年頭あいさつ
  • 市会議長の年頭あいさつ
  • 市会副議長の年頭あいさつ

会見動画

報告内容

「令和6年能登半島地震」に係る被災地域への職員派遣について

(市長)

 はい。それでは、おはようございます。

 年賀につきましては、年賀のご挨拶は省略したいと思います。

 本日は、名古屋市会から、成田たかゆき議長、長谷川由美子副議長のお二人にもご同席をいただいております。後ほど、ご挨拶をいただきたいと思います。

 初めに、1月1日元旦ですが、月曜日に石川県能登地方での発生しました地震につきまして、お亡くなりになられた皆様にはお悔やみを申し上げますとともに、今被災されとる皆さんには全力を挙げまして名古屋市も応援させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。

 建物の倒壊や火災のほか、津波による被害も報道されており、現在でもライフラインに甚大な被害が及んでいる地域もありますので、本市としては、発災当日から職員を派遣し、できる限りの支援活動を行ってまいっているところでございます。

 皆さんのところに一覧表のような格好でA4(の資料)がいっとると思います。いっとるね、これ。はい。

 まず、消防局につきましては、1月1日に22隊、総勢106名の隊員を緊急消防援助隊の第1次隊として石川県へ派遣しております。また、本日1月4日には、交代要員として25隊、総勢118名からなる第2次隊を派遣いたしました。現在、派遣隊は輪島市門前町を中心に、安否確認及び倒壊家屋の要救助者の検索活動、こういうらしいんですけど、検索活動を行っております。

 なお、引き続き、緊急消防援助隊へ多くの隊を派遣し被災地での救助活動に全力を尽くすため、1月6日土曜日に庄内緑地で実施を予定しておりました「消防出初式」につきましては、残念ですが挙行を見送ることといたしましたので、ご理解をいただきますようお願いいたします。

 次は、上下水道局です。続いて、上下水道局から、応急給水活動等を行うため、1月1日の午後、2日午前と午後、3日午前、本日4日午前の計5回の応援隊派遣を行っております。職員29名、給水タンク車4台等を派遣し、現地での応急給水活動を行うとともに、早期復旧を目指し、関係者と迅速に協議を行っているほか、本日午後には、支援物資として給水袋約5万袋を提供いたします。

 また、本市は、公益社団法人日本水道協会中部地方支部長都市として自治体間の連絡調整を担っており、現在被災地では、関東支部から7台、関西支部から10台の応援を含む全体で49台の給水タンク車が活動しております。

 被害が甚大な能登半島北部地域については、自衛隊が応急給水活動を行っているところですが、さらなる対策として、2日より本市も早期復旧に向けて被害状況調査を行うとともに、3日より応急給水活動体制の強化に取り組んでいます。

 今後については、断水等の被害状況に応じ、適宜交代職員の派遣や追加の応援隊派遣を実施するとともに、中部地方支部長都市としてのリーダーシップを発揮し、被災地の早期復旧に努めてまいります。

 住宅都市局です。続いて、住宅都市局からは、石川県より被災建築物にかかる応急危険度判定上の派遣要請を受け、本日1月4日から職員2名を被災地へ派遣いたします。

 次は、防災危機管理局です。続いて、本件は陸前高田市への「行政丸ごと支援」や、熊本地震を踏まえての国が策定した制度でございますが、防災危機管理局からは、総務省からの要請に基づきまして、七尾市の被害状況や応援職員のニーズの把握、関係職員との連携のため、総括支援チームとして昨日から職員3名を派遣しております。

 その他、食料や飲料水などの救援物資の提供も予定しているところでございます。

 それから、名古屋市立大学。最後に、名古屋市立大学からは、災害派遣医療チームDMATを派遣しております。第1陣として、2日には東部医療センターから5名、第2陣として3日に市大病院から5名、本日4日朝には西部医療センターから7名の医師、看護師等を派遣しております。DMATの活動拠点本部が設置された公立能登総合病院に参集し、現地の病院や避難所等で医療支援活動に当たっております。

 現時点での本市からの支援状況については以上になりますが、被災された方々が一刻も早く通常の生活に戻ることができるよう、引き続き支援活動を行ってまいります。

 また、会見後は、東庁舎1階の災害対策本部室にて臨時幹部会を開催し、被害状況や本市の支援体制について情報共有するとともに、今後の支援体制についても確認する予定でございます。被災地の一刻も早い復旧・復興をお祈りといいますか、応援してまいります。

 なお、本市では、一部地域で震度4を観測しましたが、現時点で被害は確認されていないところでございます。

 一方、本市を含む当地域におきましても、南海トラフ地震が今後30年以内で70%から80%の確率で発生が懸念されているなど、大規模地震はいつ起こってもおかしくない状況であります。市民の皆様におかれましても、大規模災害に備え、飲料水や食料などの備蓄、ハザードマップにより被害想定や避難場所を確認していただくなど、日ごろから災害に備えていただきますよう、お願いいたします。

 名古屋市では、本市以外にもこの地域の医療機関等が支援活動を実施しているところであります。これ、テレビで見たとこですけど、掖済会さんとか、第二日赤さんとかがDMATを派遣されとるということ。また、これ、後で書いてあるんかな、レスキューストックヤードさんがボランティアの活動を入っております。

 本市では、全力で被災地を応援してまいります。一方で、被災地では、現在被害状況の確認及び救助活動が続いていることから、個人でのボランティア活動、支援物資の発送はしばらくお控えいただきますよう、お願いいたします。

 これ、現地からの情報でございまして、結構大変なようでございますので、その点はお心にお留めいただきたいということでございます。

 ということでございますが。あと、こちらの資料のほうはええですか。皆さん、石川県への資料についてということで、A4でいってますね。一応、皆さんのジャーナリズムへのサービスではありませんが、きちっとまとめて分かりやすく書くようにということになっとりますんで、ぜひこれで。

 それから、この中にありますけど、馳知事ですね、石川県の知事と電話で連絡をしておりまして、先方の文書の中に出てきましたけど、名古屋市が東北の震災で陸前高田市を継続的に、いわゆる丸ごと支援という支援をやっとりまして。これは、当時分担された水道とか消防です。どこどこへ行ってくれという話が、これはちゃんとやると。そのほかに、伊勢湾台風で大変なことを経験してきた名古屋としましては、丸ごと支援、住民票の発行だとか、生活保護のどうするだとか、そういうようなことですね。そういうことを全部市が一個できるぐりゃあの支援をどっかに継続的にしてこうと、ずーっとです。ということで陸前高田にしてまいりまして、いまだにこれはその応援が続いているということで。あれ、実は日本で初めてなんです、これは。

 ということで、それを馳知事にも、こういうことを名古屋はやってきたんで、そのメンバーが大分おりますんで。どっか七尾市ということで総務省からの連絡があったようでございますから、それはそれできちっとやりますが。どっかの村、村があるかどうか知りませんけども、村とか、市とか、そういうところが言っていただければ、陸(前)高(田)へ行った人間がトータルで何人おるかな、これ。だいぶおるでしょう。もう既に。

(当局)

 260名です。

(市長)

 ん?

(当局)

 名古屋市職員は260名です。

(市長)

 あ、260名行っとるかね。今まで260名の職員が。

(当局)

 すみません、延べです。延べで。

(市長)

 延べでね。何遍も行っとるのもおるで、それも二人に勘定してということで。延べで260名行っとりますんで、どっか本当にお困りのところがあったら、皆さん経験済みですので陸前高田で。ぜひ、応援できますよということを馳知事に申し上げたら、ありがとうと。じゃあ、ちょっと考えるわということで、これは協議中でございます。

 ただ、今回はあんまり名古屋が名古屋で言いたにゃあんですけど、何でかいうと、こういうときだで言ってきますけど、あのときにですね、陸前高田を応援に行く言ったら、やめてくれと言ってきた某政令市長会のえりゃあ様がおるわけですよ。割り当てたとこだけにしてくれと。何を言っとんですかと一体という話で、割り当て分にダメージが出たらいけませんけど、それはもうきちっとやると。しかし、市の職員が中心になって、ぜひ、伊勢湾台風での経験があるから、どっかずーっと継続的に市がそのままいくというような支援をやったら、必ず向こう側の市の市民の方が喜んでくれるよということがありまして、そういうような話があるんです。で陸前高田の応援を始めまして、いまだにそれは継続していると。有名なところでは、中学生の交流だとか、ほれから、今もまだ継続しているということで。看護婦(師)さんを東北の方を名古屋の名古屋市立大学の看護学部ありますから、そこでスペシャルに応援していくということも続いて。友好都市かな、友好都市というとこまで育ってるということでやらさせていただきますんで、どうぞということを申し上げて協議中でございます。

 ほれから、先方言いましたように、医療機関等の支援につきましては、僕がテレビで見たとこでございますけど、掖済会の皆さんと、第二日赤の皆さんが支援活動を実施していただいております。

 それから、先ほど言いました市民へのメッセージにつきましては、個人でのボランティア活動、支援物資の発送はしばらくお控えくださいということで。また、連絡申し上げますので。今度は、やっぱりそういうことで結構ネットワーク、自分で作った言葉ですけど、対口支援で名古屋がどっかを応援するという、そういうやつとまた別にネットワーク支援と。これは、今んとこ、こういう言葉はないですけど。国がリーダーになって、県があって、市があってと。それぞれ市でも会がありますんで、そういうことによる支援が結構しっかりしているということでございますので、また市民の皆さんもそんなことをぜひ頭に置いといてくださいということでございます。

 と、震災関係はここでございまして。あと、市政について私の思うところをお話をさせていただくということでございまして。これはメモを書いといたけど、メモの紙がにゃあな、これ。違いますが。まあ、ええですけど。

市長の年頭あいさつ 

(市長)

 まあまあ、名古屋市はなんだかんだ。名古屋市は、これ、ちょっと言いたにゃあですけど、中日(新聞)のキャップには事前に言ってけ言って言ったりますんで、言ったると思いますけど。新年に当たっての中日新聞の社説はひど過ぎる、あれは、本当に。私もこんなこと言ってええことにゃあこと分かってますけど、これは。それにしてもですね、政治には政治屋と政治家がおると。将来のためを考えてやるのが政治家であると。自分の選挙を考えてやるのは政治屋であると。現在の政権だけでないところでもあるということは、今の現実を言いますと名古屋市だけですから。ほうですね、これ。もう1市、小さいっていけません。もう1市ありますけど、名古屋市のやっとることについて、それが政治屋のやることだと。未来の子どもたちにつけを残すということで全く無責任の政治であるということを。まあ、私も地元のジャーナリズムは応援しようと思っとるんですよ、やっぱり人間ですから。私も、これ、400年名古屋に住んどりますんで。

 だけど、名古屋は心血を注いでやっとるこの減税政策。これ、悪いけど議会も承認してますからね。議会も承認しとりますし、いうこっでございますので。それを故意に批判されるいうことは、いや、批判されてもいいですよ。正しいデータに基づいて名古屋市のやっとることを批判するんだったら、堂々と事前に一遍ヒアリングぐりゃあ来たらどうだと、これ。ということをつくづく思いまして、これは正式にここで抗議させていただきますんで、一遍書いた方、誰か知りませんけど来ていただきたいと。あなたの言っとることは間違ってないかと。名古屋のやっとることこそ、未来の子どもたちに財産を残して幸せを残していくことじゃないのかということを申し上げたいと。

 本当はこんなこと言いたにゃあけどよ、正月から。まあ、昨日も夜までおってはた迷惑したんだ、本当に。心血を注いでやっとりますんで、これ。名古屋しかないですから。何でないかというと、みんなできないんですよ、これ。実は。総務省の許可が要るということで。

 残り3分と出とりますんで。まあ、キャップが書いたやつじゃねえ。まあ、聞き苦しいと思いますけど。ぜひ、一つその辺はご理解をいただきたゃあと思います。

 ということでございまして。あと、言ってかなかんのが、やっぱり中区(役所)でも言いましたけど、子どもさんに対しては最高の幸せをつくってく名古屋と。一人の子も死なせない名古屋というのを何とか実現できんかと、これ。去年もありましたように、残念だけど10人の子どもさんが未遂も半分ですけどね、お亡くなりになっちゃったと。その理由が、いじめもありますけど成績と進学だったということで、義務教育で学校に行ったら、何と成績と進学を苦にして自殺を企図するようになるんだと。これは耐えられんですね、これ、行政としては。市長の責任としては、ということでございますので、ぜひ、子どもを応援してくと。

 根底的には、私は高校入試を廃止せんと難しいと思う。子どもの好きなことを、好きな人生の選択肢を名古屋市としてはつくっていって、まあ今始まって来年度予算でしっかりやります、第一歩はね。どういう人生の生き方があるかと。ラーメン屋になるのか、農業をやるのか、それともノーベル賞でもとるのかとか、いろいろあると思いますけど。そういう選択肢を。ロサンゼルスがやっとることに学びまして、子どものそういう不幸ばっかじゃなくて、産業界でも、まあ、藤井八冠みたいな人がぜひいろんな分野に現れてくるように応援をしていきたゃあというこっでございます。

 それから、経済力はやっぱり圧倒的に都市にとって重要ですから、名古屋はラッキーなまちで、東京と大阪の真ん中ということと、やっぱ世界一の自動車メーカーのトヨタ自動車があるということですけど。それに甘えることなく、去年までで1兆円の経済対策をしてきとりますし、GDPの伸び率、すなわち税収の伸び率については大阪と1位、2位を争っていると。その数字には大阪は減税が入ってませんので、名古屋は(令和4年度決算額までをみると)1,400億減税して2,400億税収が増えたというこってございまして。それをさらに強く進めてくというこってございます。

 ほれから、まあ一つあるのが紅白歌合戦を見とりまして東、あ、終了、まあちょこっとだけやります。東本願寺でadoっちゅうのが出てきましたわね。名古屋でもやっぱり名古屋の天守の木造復元とかね、歴史的な魅力ってやっぱり文化の魅力ですごいあるんです。だから、徳川美術館に実は国宝の将棋盤がありまして、そこでぜひ藤井さんに対局いただくとかですね。やっぱりみんなで名古屋はおもしれぇなと、ここにずっと住んでこっかと、これ。文化、芸術をさらに盛り上げるというのは全力で投球していきたいということでございます。

 以上でございます。すみません、サンキュー・ベリー・マッチと。

 それでは、成田議長、ほれから長谷川副議長という順でご挨拶をいただきたいと思います。お願いします。

議長の年頭あいさつ

(成田たかゆき名古屋市会議長)

 ご紹介いただきました、名古屋市会議長の成田たかゆきでございます。

 初めに、このたびの能登半島地震において亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被害に遭われました方々には、心からお見舞いを申し上げたいと存じます。また、懸命に救命救助に当たられている皆様には、感謝と敬意を表する次第でございます。

 名古屋市といたしましても、市長より説明がございましたとおり、被災地支援(の)取組が開始されたところでもあります。今後、インフラの復旧、それから仮設住宅の支援、加えて被災者へのいわゆる本市への受入れ、こうしたことも継続的に、恐らく時間の経過とともに被災地支援が必要になる。そういったところから、議会といたしましても行政と一丸となって被災者に寄り添った支援に取り組んでいきたいというふうなことを申し上げておきます。

 何よりも、昨年中は、市政記者の皆様には大変お世話になったことを改めて心から感謝申し上げたいと思います。

 昨年を振り返りますと、言うまでもなく物価高騰に係る影響というものが大変多(く)ございました。市民の皆様の暮らしを守るための対応が強く求められた1年であったかなというふうに思っております。

 一方で、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、ちょうど我々長谷川副議長とともに就任いたしました1年ほど前に、2類相当から5類へと移ったことによって様々な多くのイベントが再開。そして、市民の日々の暮らしを取り巻く状況がかなり取り戻しつつある、そんな1年であったことを思い出します。

 名古屋市会におきましては、昨年7月に4年ぶりの子ども市会を再開することができました。また、来月2月20日、2月定例会開会初日におきましては、久しぶりに名フィル(ミニ)コンサート、こちらも4年ぶりに開催することが決まり、ただ今募集を行っているところ(募集締切は令和6年1月19日消印有効)でもありまして、議会をより身近に知っていただくための取組を再開することができました。

 私自身、議長といたしましては、議会改革の一環といたしまして、議会の情報発信、こちらを充実していく。そして、新たな取組といたしましては、実は意外とやっていなかった市民の皆様に政治また市議会がより身近なものになっていただくために、市立工芸高校デザイン学科(正しくは市立工芸高校デザイン科)の生徒の皆さんの協力を得まして、今回市会広報ポスターを作成することになりました。市会広報ポスターは、名古屋市会のホームページに掲載いたしまして、2月定例会の周知期間に合わせました1月15日月曜日より、また3月22日金曜日まで地下鉄駅構内、区役所、支所等、また(市)科学館、市美術館においても協力いただきながら掲示する予定です。

 市政記者クラブの皆様におかれましては、ぜひ、この取組のPRにもご協力を願えればと思うところでもあります。このほかにも、人口動態、経済成長、またイノベーション、こういったことに対する実質的な政策実現。加えて、アジア大会、アジアパラ大会、そしてリニア中央新幹線の開業、こういったことを控えた本市におきましては、活力ある名古屋の未来に向けたまちづくりに向けて全身全霊、尽くしてまいりたいと思っております。

 議長といたしましても、引き続き、多様な意見を前提といたしまして議論を尽くし、市民のため、そして市政の方向性を決めていくという議会制民主主義の下、職責を果たしてまいることをお誓い申し上げたいと思います。

 記者クラブの皆様におかれましては、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 議長からは以上でございます。

副議長の年頭あいさつ

(長谷川由美子名古屋市会副議長)

 皆様、ただいまご紹介いただきました副議長の長谷川由美子でございます。

 初めに、この能登半島地震におきまして亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、また、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げたい、そうした思いであります。そして、北陸地方の冷え込みは大変厳しいものでありますので、一刻も早い復旧・復興を心から願い、また、名古屋市といたしましても、先ほど市長から、また議長からもお話がございましたが、議会といたしましてもできる限りのことで、私もしっかりと現地の方々に寄り添っていきたい、そんな思いでございます。どうかよろしくお願い申し上げます。

 そして、市政記者の皆様には、旧年中は何かとお世話になりました。大変感謝を申し上げます。

 そして、昨年5月に副議長に就任して以来、成田議長の補佐役として円滑、そして公平な議会運営のために取り組んでまいりました。先ほども成田議長からもお話がございましたが、コロナがこの5類に移行して以来、地域では市民の方々、イベント、行事が大変4年ぶりということでたくさんの皆様がそうした行事にお集まりになっていらっしゃる姿を見ますと、たくさんの方が人と人とのふれあい、またつながりを求めていらっしゃったんだなということを改めて感じるとともに、一方でウィズ・コロナの中で市民生活や事業活動をどう下支えしていくのか、そこが問われる大事な1年であったと、そのように考えております。

 先ほど議長からお話のありました物価高騰対策に加えて子育て支援の充実、そしてさらには多様化する介護ニーズへの対応、また、8050問題に代表される複合的な課題を抱えた世帯への支援などを初め、様々な分野において課題が山積しております。その課題解決に向け、しっかりと引き続き取り組んでいく必要があると考えております。

 いずれにいたしましても、何が市民にとって大切であるかということに視点を置きながら、市民の皆様の声なき声を大切にし、拾い上げ、そして一人の声を大切にする中で、誰もが暮らしやすい社会の実現に向け、議会と行政とが真摯に議論し結論を導き出していくこと。この責務を果たしていくことがより一層重要になってくるものと考えております。

 今後とも、副議長として有意義で活発な議論を交わせる議会運営に努め、市民の皆様の負託に応えることのできる議会となるよう全力を尽くしてまいります。

 記者クラブの皆様におかれましては、本年もどうかご指導いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。

 以上でございます。

質疑応答

令和6年能登半島地震被災地支援について

(記者)

 それでは、市政の一般のことについて質問させていただきます。まず、幹事社から、市長と議長、副議長に1問ずつ質問をしたいと思います。

 まず、市長にお尋ねしたいのが、災害の地震の支援の関係で、市からもいろいろ職員の方が応援に行かれているということなんですけれども、現地から緊急な要望としてどういった要望がきているかということと。あと、市としての準備で物資の支援など今後予定されているかと思うのですが、この会見後に会議も予定されていると思いますけれども、市営住宅の例えば提供とか、避難所運営とか、役所の事務手続支援とか、どういったことをどういうふうに臨んでいきたいかというのをお聞かせいただけますでしょうか。

(市長)

 まず、今んところの状況だと、これ終わってからやりますけど、そのためにというか七尾市に入っておりまして。その中には1人陸前高田に行った人間もおりますので、そこの中で本当に身近なというか、そんな普通ぱっと気づかんような支援を、応援ですね。していきてゃあと思いますけど。あとは、大体しっかりやらせていただいておると、そんなふうに思いますけど。いかんですか。いいですか。

 まあちょっと具体的に何ぞ言えということだったら、何があるかな、ということですわね。

 はい。当局は何か聞いとる、ほんだで。

(当局)

 今、防災局から昨日、七尾市のほうに3名職員を派遣してまして、今、総括支援ということで現地でのニーズ確認、被害状況の確認を含めて今やっております。

 今のところ、まだ具体的な支援ニーズというのは今調整中ということで具体的な要望というのはまだきていませんが、感覚的にはやはり避難者数が非常に多いということで避難所運営の司令塔的な機能、また、今後家屋被害調査、そういったものが多分見込まれていると、今そんな状況でございます。

議会運営の抱負について

(記者)

 それでは、議長、副議長にお尋ねしたいと思います。すみません、ちょっとふわっとした質問で恐縮なんですけども、今年の議会運営について、どういうふうな年にしていきたいか、何か抱負や目標などを、さっきと被る部分もあると思うんですけれども手短にお話しいただけたら。

(成田たかゆき名古屋市会議長)

 繰り返しになりますけれども、やはり人口減少問題というものと、大都市圏が行うべきその立場、仕事については、やっぱり秀でたものを求めていかなければいけないと思いますし、経済成長、イノベーションに対しての政策実現。これは行政と一丸となって取り組む必要があるでしょう。

 個々の政策につきましては、これ、全体でそれぞれが多様な意見を持ち合って、民主主義の手続をもって決定をしていくべきことでございますから、そこは多様性の中で進めていければなというふうに思っております。

 以上です。

(長谷川由美子名古屋市会副議長)

 先ほども申し上げましたが、まさに複合的な課題を抱えたそうした手を挙げて助けてと言えない方々、そうした方々の声をこちらからサーチライトを当てるようにして見つけていくことができる社会というものを、しっかりと議会として取り組んでいく必要があるのかなと、そのように思っております。

 ヤングケアラーもそうですし、ひきこもり支援もそうですし、また、DV(ドメスティック・バイオレンス)だったり様々な課題、そうしたところにしっかりと支援をしていきたい。また、形にしていきたいと、そのように考えております。

 以上です。

(記者)

 ありがとうございます。

 それでは、市政一般について、各社さん、お願いいたします。

名古屋城木造復元への意気込みについて

(記者)

 どうも、今年もよろしくお願いいたします。

 市長にお尋ねします。昨年の年頭会見では、名古屋復興元年というキャッチフレーズがありましたが、それの一番の目的は名古屋城の木造復元に緒をつけるということで意気込みをされてましたけども。昨年一年間、いろんなことがありまして、まだ昨年の年頭とほぼ同じ状況になっていると思います。

 改めて、名古屋城の木造復元に関する今後の市長の想いと、あと、冒頭でおっしゃった子どもに対して最高の幸せをつくる名古屋にしたいという想い。昨年からキャリア教育の部分が緒をつけ始めましたけれども。今年、来年度の話にもなりますけれども、さらにどうしていきたいか、意気込みを二つ教えてください。

(市長)

 まず、名古屋城、お城でございますが、これはもう一刻も早く木造の本物復元を実現せないかんという思いはいささかも変わっておりません。先ほどちょっと言いましたように、東本願寺のNHKの紅白歌合戦を見ましてね、つくづく感じたんです。その後のゆく年くる年、名古屋の「名」の字もないじゃないですか全然、これは。いうこってございまして。

 余りここでは長いことしゃべりませんけど、令和2年に文化庁は木造復元基準(正しくは、史跡等における歴史的建造物の復元等に関する基準)を出しとりまして、復元と復元的整備を分けて高い蓋然性、すなわち実物に近いものですね、燃えてますから。につきましては、一定の別個の価値があるということを明文で書いとります、これ。だから、そういう名古屋の人の期待を実現してくというのは、これは別個の言うとおかしいけど、バリアフリーはバリアフリーですけど、それはまあ精いっぱいやりましょう、名古屋では。名古屋はバリアフリーが遅れとるいうのはないですよ全然、これ。

 だけど、もう一個、文化財としてやっぱり本物を残すというのは、大変名古屋市民の今後1000年の価値をつくる上において大きなことだと思っとりますんで。まあまあ、復興元年がまだ続いとりますけど、これ。さらに熱を入れてやるということでございます。

キャリア教育への意気込みについて

(市長)

 ほれから、子どもさんですか。子どもさんのキャリアサポートなんだけど。問題はね、基本的にやっぱりアメリカと考えが違うんですね、これ。アメリカは受験がありませんし、まず。勉強はせないかんですよ、テストはあるけど。そもそも受験勉強なんかやって苦しませないんですよ。好きなことをやらせるということだから、人生いろんな人生があるぞと。私が見に行ってきたとこでもね。中学校ですけど、7項目の人生の道を示してですね。工場見学とか、ほれから工場の人が授業を教えにくると。それと違うんです。

 ただ、名古屋も学校に一応おいていかないかんもんだで。向こうの場合は別個に会社があるぐりゃあのイメージで子どもの人生を応援する。そんなことでキャリア。だから、キャリア教育の教育いう名前はやっぱいかんなと、これ。学校の中の仕組みの中でやるということしか脱却できんのですわ。アメリカの場合は、キャリアのあとにエデュケーションがついとりません。キャリア・ラボとか、キャリア・パスウェイとか、人生そのものの選択肢を子どもさんたちにみんなで見せて、それぞれ好きなことを発見してやってくと。こういう根本的なとこだけど、その第一歩を来年度予算でしっかりやりますんで。ぜひ、ご期待をいただきてゃあと思います。

(記者)

 どうもありがとうございました。

一言、あの社説は、元日の社説は河村市長のことを一切書いてませんので、それだけは申し添えておきます。

 以上です。

(市長)

 まあ、それは、これで喧嘩になってもいけませんけど。まあ、見てがっくりした、わしも。地元の。

(記者)

 ちょっと時間が。ほか、各社さん、いかがでしょうか。

名古屋市文化芸術特別表彰「金シャチ賞」について

(記者)

 今年もよろしくお願いします。

 藤井八冠に関してなんですけど、今回、名古屋市で特別表彰として金鯱シャチ賞を創設して、師匠である杉本さんにこちらを贈られることを決めたということで、市長の受け止めを教えてください。

(市長)

 はい。八冠につきましては瀬戸ですけど、お生まれは。しかし、それを育ててきた人とその場所というのは、名古屋の私の東区の近所、大曽根近辺でございまして。宝で。先ほどの教育のエデュケーションの話とよく似とりますけど。やっぱり子どもに多様な人生をつくってくと。つくって、つくってきたほうの人を名古屋では本人以上に応援しようという趣旨でございます。庶民からでも総理になれるか分からんぞと。また、八冠にもなれるよと。育てるいうことですね。それがこの名古屋の宝にしよみゃあと。そういう趣旨でございます。オーケーですか。

高校入試の廃止について

(記者)

 今年もよろしくお願いします。

 高校入試の件についてなんですけど、市長、今年も高校入試廃止に向けということを先ほどおっしゃっていたんですけれども。もし、これ、本当にやろうとすると、例えば愛知県との協議というか、県立高校との兼ね合いとかいろいろ調整が必要になると思うんですけれども。その辺り、何か本気で廃止に向けてやるおつもりというか、準備というか、そういったものはあるんでしょうか。

(市長)

 いや、まあ、これ止めんと、子どもさんが自殺するいうの止めれんでしょう。結果論から言って。それに集中しますけど。こんだけやっぱり成績と受験を苦にして子どもさんが自ら命を絶つというのはね、やっぱり私も75年間生きてまいりましたけど、やっぱりいかんなこれはと思います。

 それから、産業でビル・ゲイツなり、ちょっと古いか。スティーブ・ジョブズでもええですけど、イーロン・マスクでも、ああいう非常に特技を持った人たちをいろんなところで育ててかないと、もう日本の産業もだめになるいうことで。決然としてやらないかんのですよ。これ、実はできるんですよ、形式的には。教育委員会が決めれば。これ、教育委員ですけど。できる。ところが、愛知県も相談するのはいいですよ。相談するのはいいけど、だけど、決然としてやればやれます、これは。また。

 だから、父兄、PTAでもこの間話し合いましたけど、何人かとね。やっぱり父兄のご理解ももらわないかんわね。今の状況だと。日本中がそうなってないから。学校の序列、ええ学校へ行けということが全て言うと怒られますけど、全てに近い状況で。まあ、千種区の千種駅の辺を夜走ると分かりますけど、夜10時か何かまで、みんなものすごい子どもさんで勉強やっとると。これはいかんでしょう。だで、決然として、僕はやるしかないということで教育長に何遍も申し上げとります、これ。何遍も。

(記者)

 具体的なスケジュールだったり、会議体だったりそういうのは一向にできないと本当にやるつもりあるのかなと。

(市長)

 まあまあ、会議体ですか。会議体、つくりますか。会議体をつくると、大抵そんなことはやめようという人が来ますけどね。だけど、そういうこと恐れとってはいかんので。一遍、会議体も考えときます、ほいじゃあ。はい。

(記者)

 ほか、いかがでしょうか。

(市長)

 それから、わしが言っていかんけど。政治の裏金問題。嘘に包まれた日本政治、裏金に包まれた日本政治、これは決然としてやらないかんですよ。だから、日本中の全地方議員にもアンケートとらないかん。あなたは裏金を要求し、また、もらったことないかということを言わないと、今みたいに次の制度にすり替えよういうのは日本の政治が腐っちゃうといかん。そうでない人たちも多いんだから、これ。と思いますよ、私は。

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