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令和5年7月10日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2023年7月24日

ページID:165575

報告事項

  • 名古屋港統一ターミナルシステムの障害について
  • エスカレーターの安全な利用の促進に関するキャッチフレーズの採用作品の決定について
  • NagoまちWalk 名古屋まちなみデザインセレクションデジタルスタンプラリー の開催について
  • 福祉医療助成制度におけるマイナンバーカードとの関連について

会見動画

報告内容

名古屋港統一ターミナルシステムの障害について

(市長)

 7月10日、令和5年、定例会見を始めてゃあと思います。

 まず、報告前ということになっとりますけど、先週4日火曜日の午前6時半頃発生しました名古屋港統一ターミナルシステムの障害について一言申し上げます。

 「ランサムウェア」の感染により、コンテナの搬出入が停止し、運送業をはじめ、様々な業界の方々に多大なるご迷惑をおかけしました。名古屋港管理組合の管理者としてお詫びを申し上げます。

 システム障害については、システム運営者である名古屋港運協会によって6日木曜日に復旧し、停止していた全てのコンテナターミナルの作業も同日中に順次再開されました。

 名古屋港は、我が国の経済と産業の成長を支える重要なインフラであり、今後、システム障害によって主要貨物であるコンテナの荷動きが停止するような事態が起こらないよう、官民が危機感を持って一丸となって万全の対策をしていくように、今、たまたま言うと感じ悪いですけど、県知事と交代でございますけど、管理者をやっとりますんで、組合に対して万全の対策を講じるように指示したところでございます。

 ところで、この間、NHKか何かで見ましたけど、今自動車が65%(正しくは令和4年で62%)ということで、輸出のだね、これ。いうことで、完成自動車が43(%)(正しくは令和4年で41%)、自動車部品が20(%)と。まっと七、八十(%)あるんでにゃあかと思ってましたけど。まあ、日本のGAFAに負けた、あんまりそればっか言っとっていかんけど、情報通信産業を思うと、自動車産業が日本の国を支えとるということは本当に間違いにゃあとこでございまして。その一番根っこの大変貴重なインフラであります名古屋港ということが止まってまってはいかんもんだでね。よっぽどこの海外からの何ですか、ハッカーというか、クラッカーというのか、最近は。何か忘れましたけど。よほど研究してやらないかんと。

 ということを思うと、本当にあれはマイナンバーカードで何やっとんかね、あれ。ちょっと関係にゃあわけはにゃあけど。同じような雰囲気ですよ、これ、本当に、言っときますけど。あれ、前言いましたけど、エストニアか、リトビアだったか、ラトビアだったかな。何か国民の半数までいかんけど、半数弱ぐらいの情報を盗られましたよね、あれ。すぽんと、これ。某巨大大国によってと言われとりますけどですね。

 ほんで、こんなことはいかんいうことで今やめたと、ああいうやり方は、というふうに聞いとりますよ。まあ、同じようなことです、これは。だで、名古屋港が、名古屋港自体もそうだけど、日本の国の産業を守る最も重要なインフラであるということは、皆さん、本当頭に置いといてもええですよ、これ。すごいんだわね、これ。

 という、名古屋港の安全保障上の問題については、余程の注意をしてもし過ぎることはないと。日本のためにということになります。

 次に、ほれから、報告に移らしていただきます。

エスカレーターの安全な利用の促進に関するキャッチフレーズの採用作品の決定について

(市長)

 まず、「エスカレーターの安全な利用の促進に関するキャッチフレーズの採用作品の決定」でございますが、これ、出てこおせんか。まだ出てこんか。

 令和5年10月の「名古屋市エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」の施行に向けて、広くキャッチフレーズを募集した結果、北は北海道、南は九州と書いたりますが、沖縄はなかったんですか、これ、ええか。うん。大抵なかったんだな。その辺は気つけとるわな、安全保障上も。ありがとうございます。

 全国から1,019点ものご応募をいただきました。厳正な審査の結果、最優秀作品1点、優秀作品4点、佳作10点と。さて、最優秀作品はということで、音楽は出んのか。出んか。ダダダダダーとか何とかいうやつ。ドラムの何かいうんだろう、あれ。まあ、ええけど。

 ここにありますように「立ち止まり 両方乗ろう 右・左」と。杉本、難しい名前ですね、これ。湘路さんか。湘路さんですか。杉本湘路さん、神奈川県川崎市の方でございますが、最優秀作品に選びましたということでございまして。

 エスカレーターの転倒は大変危険です。条例施行は10月1日ですが、ぜひ、本日からでもエスカレーターを利用される際は、右側か左側かを問わず、立ち止まっていただけると大変ありがてゃあと思いますということですが。

 今日はたまたま面白いはなし、みんなネットで見えるんですか、幹部会。朝、これ(市長定例記者会見)始まる前に。で、私がこの発表がありましたので、ほんじゃあ、悪いけど、どっちかに乗って止まっとったと。わし、最近言われたことないけど、昔、「おい、おみゃあさん、邪魔だでどけ。」って言われたことあんですわ。本当に。そう言われた場合、どくのか、どかんのか、どっちだと言いましたら、局長はどう言ったと思われるかな。これ。どかん、と。そこにstay hereということでございました。本当にそれが貫けるか。最近、言われとらんちゅうのは、この市長室長という偉い人が言ってましたけど。僕も前、言われたことがありますよ。どっちか、右か左か。

 東京と大阪とあれが違うのが非常におもしれぇんだわね、あれ。何でああいう自然的に権力が分離したかと。関が原にあった場合、どっちになるんだと、これが。ということで、非常に興味ぶきゃあですけど。まあ、ようあるのは、うどんのだしが昆布か、醤油かというふうになってますけど。右か左かで。何であれが分かれたかというのはね、前、エスカレーターに乗ることに前から考えとんですわ。いうことですが、一応、名古屋市の局長によりますと、どけと言われてもどいてはいけないということです。

 さらに、考えを変えますと、じゃあ、子供さんを抱かえたようなお母さんがござったと。ちょっと急いでますのでと、病院行かないかんでといった場合でもどかんのかということもなってきましてですね。なかなか人間の人権に関わる非常に深い問題になってきますわ、これは。という、一応、ことでございますので。ぜひ、そこにstay thereって、stay hereですか。ということらしいですわ。はい。立ち止まると。

NagoまちWalk 名古屋まちなみデザインセレクションデジタルスタンプラリー の開催について

(市長)

 はい。次は、「NagoまちWalk 名古屋まちなみデザインセレクションデジタルスタンプラリー」の開催について、ご報告いたします。

 モニターに資料掲出あり。チラシというこっでございまして。

 やっぱ文明の利器いうのは便利ですね。こうやって出てくるもんな。すごいな、しかし。これでずらっといろいろ出てきますけど、3つに一応分かれとるらしいですわ。これが「都心散策コース」「歴史体感コース」「自然満喫コース」の3コースで、各コース5スポットとなっておりますというこっでございまして。ぜひ、お出かけいただきましていろんなところを味わっていただきたいと。

 まあ、これでなかなかですね。ウォーカブルいって英語にすりゃええいう問題じゃないんですけどね。あれ、名古屋にとってすりゃ、まあ、調子ええこと言ってますけど、私も400年名古屋に住んどりますけど。まあ、名古屋のまちを本当に歩いて楽しく感じれるようにするいうのは、やっぱ巨大なテーマですね、これ。名古屋の、本当に。いうこっでございます。

 こうやってチャレンジしてくいうのは、非常にええことだと思いまして。スマートフォンにアプリをダウンロードし、スタンプラリーのスポットにお出かけください。アプリでデジタルスタンプを5つ集め、抽選にご応募いただきますと、当選された方に写真撮影にちなんだ商品をプレゼントします。ぜひ、ご参加くださいということでございまして。

 わしもどういうの、わしもこれ、なぎゃあ間、あっちやこっちに行っとりますけどね、これね。何とか本当にね、名所をつくりてゃあと。名所を。宝を。ということになってくると、皆さん予測をされとるように、名古屋城の天守はかけがえのにゃあ宝でございますので。間違えんようにしてちょうだいよ、まあこれ。こういうとこと一緒に出ますと、観光スポットみたいになりますけど、ちょっと違うんですわ、これはね。シンボルというやつは。というこっでございます。

福祉医療費助成制度におけるマイナンバーカードとの関連について

(市長)

 はい。それから、これは非常に重要な提言ですけど、「福祉医療費助成制度におけるマイナンバーカードとの関連」ということで。後で質問が出るか知らんけどね。まあ、これ、狂ったんじゃないですかね、やっぱり。マイナンバーシステム自体が狂ってますけど。アメリカがああいうことやっとるいうのと間違えんようにしてくださいよ、これ。

 アメリカ行った人は持っとられるかどうか。いつからもらえるんか知らんけど。ソーシャル・セキュリティー・ナンバーというのがありまして、アメリカは。アメリカは住民票がないんですわ、住民票が。戸籍もありません。ということで、しようがにゃあもんで、そういう社会福祉番号みたいなのをカードに使ったということですけど。

 行った方は知ってみえますけど、いわゆる名刺みたいなもんで、ああいうIC化されとりません、全然。ペラペラで、もともとたくさんの情報が入らんようになっとんです。あれ、なぜかいったら、便利で安心できるからああなってんです、これ。そんなですね、国民の番号を全部1つにしてですね、そこに様々な番号、情報を集めてそれを使うと便利だなんてのは、誰が何を考えとんです。誰が、いつ王様になったんですか。誰がいつキリストさんになったんですか。誰がいつお釈迦さんになったんですか、これ。

 だで、こういう恐ろしい誤解は、まあ、繰り返しますが、俺が俺が言うといかんけど、私が民主党におったときまでは絶対反対しとったんです、これは。必ず失敗すると。必ず失敗するし、大きいのは。これ事実だで、あんまりこういうときでにゃあで言ってかなかんけど。日本新党のときに、わし、衆議院で、あれ与党の一位、情報通信の責任者だったです、私。与党の、しばらくですけど。ほんで、そのときからの話ですけど、みんなこういうのに頼っちゃうんですよ。当時、ご承知のように、富士通、NEC、日立、あの辺は世界のトップだったですよ、情報通信産業の、何と1990年代ですから。90年後半の頃。

 ほんだで、どうなるか言うと、あんまりこまきゃあことは言いませんけど。まあ、一応そういう仕事やってましたんで、某通信世界的、日本の通信会社から接待を受けてですね。一応経験してかなかんもんでですよ、これは。必要以上はやっとりません。どういうもんだと、その接待というのは。某接待所みたいな、接待所言うと変な感じで行ったことありますけど。

 もうね、あんときは何ですか、住基ネット。まあ、同じですわ、今のこのマイナンバー。それのひどいやつですから、マイナンバーは。行きまして、ご接待を受けたことがあります。正直に言っとかなかんですね。体験のためにということですわ。まあ、コロナで言うとワクチンですか。ちょっといかんか、これは。これはあんまり、今、取り消しときます。ややこしいで、これは。

 いうことでありますけど。あれで大体1兆円損したと言われてますね、週刊誌なんかによるとトータルで。1兆円ですよ、これ。みんなね、そこへ、そこへとね、吸引力がすごいんですよ政府がやると、これ。総務部ですけど、政府というのは。政府でない部分のが大きいんですけど、実は営業本部であるラーメン屋のおやじか何かのほうが。まあ、一番でかいのはトヨタ自動車ですけど。

 まあ、ああいうふうになって産業の力を極めて弱めますね。本当に、こういうことやると。国に附属する何か仕事をやっときゃあ、将来性があるいうか、儲かるというのか。目先出ますから、現金で。絶対間違えない金が、予算という格好で。いうことで、まあ、そっちのほうをプライバシーも非常に重要ですけど、心配してますね、私、これ。ええ。

 ということなんで、名古屋はじゃあ、何ができるかと。あほらしい何かよう分かりませんけど、国会で法律を通してまいましたんで、私、辞めてからですけど。民主党政権で通したんです、これは。10%消費税増税は、ああいうことはしないと言っときながら、裏切って増税したと。裏切っていうかね、わし、中におったで知ってますけど、日本国は本当に財政危機だと思っとったんです、あれ、民主党の時代。私は違うと言っとったんです、これは。私もリチャード・クーさんの弟子を自認しとりますので、自認はええいうことになってますから。違うんだと。皆さん、お金を借りんもんで金が余っちゃって、その分を政府が使っとんだと言っても全然全くだめだったということで、これで増税した。こりゃ、まあ、最悪の一つです。

 もう一つは、これ、マイナンバーですね、これ。ええ。これが便利だ、便利だ言って、新進党のときなんかも、公明党さんもそうですけど、みんな一緒で反対しとった、これは。ただし、住基ネットですけどね。同じようなもんですよ。名古屋でも場所言っていかんことになっとりますんで言いませんけど、某所にありますわ、住基ネットがちゃんと。毎年1億か2億払っとんじゃないですか、あれ。メンテナンスだけで。作るときにも1億か2億と。周りの技術入れて大体1兆円ということでございまして。

 あれは、もう社会主義のシンボルみたいなもんでね。民主党が初め導入したとき、何のために入れるかいったら、やっぱり所得の捕捉です。調べたってくださいよ、一遍。所得、脱税しとると、商売しとるもんはね。まあ、トーゴーサン(10:5:3)とか、クロヨン(9:6:4)とかもまた言いましたけど。そういうことでですね。そういうことで全部経済的な取り引きを捕捉すれば、マイナンバーで、これ。国の財政も豊かになるし、そういう脱税というものがなくなるということで入れたんです。

 だけど、やらへんじゃないですか、はじめたのに。こんな経済を全部ナンバーで取り引きしたら、捕捉したら、大変だからできないんですよ、これ。政府も分かったんです。やっぱできんないって。どういうことか言いますと、名古屋市役所の職員に、わし、よう言ってますけど、そんなええもんならみんなよ、マイナンバーカード持って、その代わり現金持つなと。ほかの変なクレジットカード持つなと。ほんなら、ここへ名古屋市役所へ入って来るときに、まず身分証明を行ってマイナンバーカードで。わしは名古屋市職員であると。名古屋市職員証じゃないですよ、このマイナンバーカード。それと、どっかでラーメン食うときに、これ、全部出せと、それを。今日はラーメン食いましたと。ラーメンどんだけで、餃子どんだけ食いましたと。ラーメン850円でしたと。餃子500円でしたと。全部証明して書いとりゃあと。現金要らんよいって、便利だがや言って。やってみゃあと。ということになるんだ。それ、本当に考えとったんです、これ。こういう社会。これ、ユビキタス社会というんですけど。何でも1枚のカードでやってしまうと。

 それが、果たして便利なのか、安全、より便利なのかと。デジタル社会に奉仕するのか。とんでもないですよ、そんなもの。これ。現金の代わりにカード使ったら、現金しかいけん商売は成り立ちませんよね。余りちょっとここらでは言いにくい、いろんなご商売の方がお見えになりますけど。全部倒産すると思いますけどね。ええんですか、そういうことやって。これは、納税者をそんな傷つけてという話になるということと。

 ラーメン屋行ってラーメン何食って、餃子何食って、ビール1杯、それは瓶ビールだったとかですね。そんなこと捕捉できるわけないじゃないですか、それ。両面調査やらなあかんからね。ここでまず、名古屋市役所の職員が、「おめえ、昨日何だ。あそこのラーメン屋で餃子3つも食ったのか。」言って。そっちはええですよ。それが脱税かどうかいうのは、ラーメン屋にチェックせないかんですよ、あなた。「あんたんとこの書類見せてください。」言って。「名古屋市職員が昨日、ラーメン屋で餃子3つ食いましたけど本当ですか。」言って。

 そんなこと、名古屋中が。かつてイタリアはちょっと忘れたであんまりだけど。そんなことできないですよ、経済取り引きというのは。ものすごい数と、やっぱり一定の個人の秘密というか楽しさってあるじゃないですか。何を食うとか、何を買うとかいう。それを全部潰してくという、ものすげえ恐ろしい考え方なんですよ、これは。

 かつて秦の始皇帝がやろうとしたいう説があります。わし、秦の始皇帝に会ってしゃべったことにゃあもんで分からんけど、という説がある。まあ、ヒットラーも有名ですわね。ええ。いう話ですわ。ヒットラーがまず、フランスのあれは化粧品会社かな。知らんの、番号つけまして。その化粧品会社、その屈辱を忘れんようにいまだに使っとるという説をちょっと大分前ですけど聞いたことがあります。その辺は、名前言っていかんけど、自民党の宮澤総理は、僕も前、宮澤派におりましたんで。から、直接聞いたことがありますけど。それほど恐ろしいもんだと。人に番号つけていろんな行動を全部チェックするいうことはね。という話がありまして。

 じゃあ、名古屋ということでですね、一応正確に読んどきますわ。マイナンバーに関連したトラブルが相次ぎ、国は総点検を行うと言っております。私としては、総点検云々でなく、この制度を根本から見直し、健康保険証をマイナンバーカードと一体化するようなことはやめるべきだと思っとりますが、法律で決められてしまうと、残念ながら従わざるを得ませんということに一応なりますわな、これ。

 一方で、国は、各自治体が独自に行っている医療費の自己負担分を助成する制度などについてもマイナンバーカードで対応しようとしており、7月に入ってから国による参加自治体の公募が始まっておりますと。

 市の独自制度である子ども医療費助成制度などの医療費助成制度を利用する際に使用する医療証については、マイナンバーカードと一体化するべきではないと思っておりますので、公募には手を挙げず、従来どおり、紙の医療証を発行していきます。

 健康保険証の廃止は法律で決まってしまうものですが、医療証については、市民の皆さんが不利益を受けることがないように対応するよう、当局には指示をしたところでございますということで。

 よう分からんと思いますから、現状の、先方ももらったけど、保険証なかった、子ども保険証(正しくは子ども医療証)をちょっと。それと、何割が18歳のやつが対象とされているか。これ見せんと、よう分からんと思うけど。

 これはあれだなし、子ども保険証(正しくは子ども医療証)、何割が、そうそうそう。

 医療費助成事業というのを名古屋市がやっとりまして、こういうふうだで撮っとってまうと、一応残りますけどね。医療費助成制度というのがありまして、どういう事業かと言いますと、一番多いのが子ども医療費助成制度。名古屋は政令市(政令指定都市)では名古屋だけだと思いますけどね。入院と通院の全医療費について、18歳以下か、未満か、どっちだった、あれ。

(当局)

 失礼します。18歳に達する年度の末日までという言い方になります。

(市長)

 難しいな、おい。

(当局)

 高校3年生相当の子どもさん。

(市長)

 18歳に達する。

(当局)

 年度の末日。18歳になった年の年度の末日までですね。

(市長)

 ということのようですわ。非常に、もうちょっと高校生までと言っても分かりやすいんだけど。高校行ってみえん方もみえますんで、そういう差別発言ですからそれは良くないんで。18歳になる年の年度末まで。

(当局)

 はい。

(市長)

 は、通院、入院、両方無料。

(当局)

 はい。両方無料になります。

(市長)

 これ、確か名古屋だけのはずですよ、これ。誰も褒めてくれへんけど、これ。最近はどっかできたか。いや、でかいとこで。大都市。

(当局)

 入院、通院、共に高校生まで実施している政令市(政令指定都市)は、(令和)5年の1月現在ですけれども、ほかに新潟と静岡、浜松、大阪、堺、北九州がございますけれども、所得制限とか一部負担もなしでやっているというのは、名古屋市だけという形になります。

(市長)

 ああ、そういうこと。そういうことでございまして。いろんな費用は、実は赤ちゃんのときよりも大きくなってからようけかかるんだな、あれ。高校生とかね、子どもさんは、ということもありましてと。まあ、所得制限なしで無料になっとります。

 その無料のベネフィットをもらうためには、こいつ(子ども医療証)が要るんですわ。この子どもの医療費という、これ。これ、ちょっとぜひ撮っといてまうか何かせんと、分からんで。市民らは。すごい数ですからね、ほんで。32万1,781名。32万1,781名の方が無料になるわけですよ。そのやり方というのは、子どもさんにはこの「子ども医療証」というのは名古屋市長の名前でこれで発行されとるわけ。こいつを病院に持っていくと。病院に持ってかないかんのやな、これ。持ってくと、ああ、この方は無料ですよと、こうなるわけです。

 だけど、今度、国がまたとろい、とんでもねえ話でですね、全部健康保険証、こういうのなしにするということで。健康保険証なしにしてマイナンバーカードでやるということになると、マイナンバーカード、これ(健康保険証)なしになりますと、マイナンバーカードを医療機関へ持ってくということになると、その場合に、この方は保険者ですね。わし、今、ありがたゃあことに公務員になっとりますんで、公務員の医療保険というの入っとります。おれ、公務員になってええな思ったのは、公務員の医療保険料って安いんだね、やっぱり。なあ、秘書室長(正しくは市長室長)。

 本当に。これ、安いんですよ、これ。公務員になると医療保険が。ええもんだな思って。公務員の何や、公務員の命と非公務員の命と差別があるじゃないかと思ったぐりゃあですけど。だで要するに、病院からすると、この方は公務員の医療保険、保険者は公務員共済組合なのか、昔で言うと、政府管掌、今はちょっと違うんで、あれどう言うんだったか忘れたけど。国がやっとるのかな。あれ、国民健保、それと、あと健康保険組合、大会社が多いですけど。それはやっぱり分かって、分からないと後の手続が病院が進まんわけだろ、結局。

 ほんだで、今んとこはこれ(医療証)を出しますから。ほんで、すぐ(保険者が)分かるわけですわ(正しくは医療証では分からない。保険証を一緒に提出することで分かる)。これというか、分かると。だけど、これ、廃止されると(保険者が)どっか分からんもんで、受けた病院は、あなたは公務員なんですかという聞き方をせんと思うけど。公務員共済組合なのか、中小企業のおやじなのか、どっかの大企業のサラリーマンなのかということを聞かなかんでしょう、そこで。そこで一手続要ることになるんですよ、これ。

 だで、名古屋の場合は、そういう面倒をおかけしないように医療証についてはこれをそのまま使っていくということで。公募でやろうしてますけど、応募いたしませんので。というより、本当は、まあ、国会議員さんもまあちょっと気づいてくれんか、あれ。自分で決めたらやめたいって言いにくいんだろう。特に、民主党でおった人が、マイナンバーを。今、某何々党いうのが、こんなものはいかんだにゃあかと言っとるような分らしいけど。自分らで決めたんじゃねえの、本当に。何を考えとんのや、こんなまだ1年か2年も経たんうちにというはじめですよ。

 ということですから、影響を受ける事業としましては、子ども医療費の助成制度が32万1,781名、ひとり親家庭等医療費助成制度が3万5,076名、障害者医療費助成制度が3万5,578名、福祉給付金支給制度が5万4,972名というこってございまして。その自己負担額が今無料になるということでございますけど。ということで、無料になるのを、これ(健康保険証)が廃止になって自ずとその申請がどこの保険者か分からんことになっとるもんで、どこの保険者かを証明せないかん手続が一つ必要になるというこったけど、そういうご不便をかけんように、名古屋市はこれをそのまま「子ども保険証(正しくは子ども医療証)」を発行しますので、これを持っていただければ(正しくは保険証の提示も必要)その助成は無料が続くと。

 分かったかな、これ。まあ、ほんなことでやめてもりゃやええがやという話ですけど、これ。

(記者)

 すみません。後で紙の資料か何かでちょっと。

(市長)

 これ、ちょっと分からんでしょう、なかなか。ぜひ、紙の資料でほじゃあ、お配りして。

(当局)

 また、準備してお配りします。

(市長)

 ええきゃ。皆さんに伝えてまうのは、大きいで。市民の皆さんに。はい。ほいじゃあ、後で報告をいたします。ということでございまして、以上でございます。

質疑応答

福祉医療費助成制度におけるマイナンバーカードとの連携

(記者)

 今のお話っていうのは、結局、今政府がやろうとしているマイナンバーと保険証のひも付けというか、共通にするものに対して、今紹介いただいた助成制度については、まず名古屋市はそういうひも付けは行わないと。

(市長)

 はい。参加しないってこと。

(記者)

 参加しないってことと。紙の保険証(正しくは医療証)を発行し続けますということの表明ということでよろしいですね。

(市長)

 はい。そういうことです。

(記者)

 その理由については、端的に市長のお話をおっしゃいますと、まあ、何て言いますか、個人情報の漏えいとか、そういうところにつながってくる話なんでしょうか。その理由をもう一度確認したいなと。

(市長)

 まあ、そういうことですけど。それと、ものすごい不便になりますよという。だから、全部1個の保険証でやったりすること。ほんで、どうやってやったらええんだいうのは、これ言ってかんと政府にも響かんと思いますので、国民の皆さんに。限定目的番号でやるということですわ。保険は保険、運転免許証は運転免許証、ほれから基礎年金番号は基礎年金番号と。それぞれ別のもんであったほうが安全だし早いんです、実は。という当たり前のことを国会は誤解しとったということですよ。

 はあ、当局。こっちまでえりゃあ、せっかくだで。

(当局)

 先ほどのお話なんですけれども、福祉医療費の助成制度のときに使う医療証を紙のまま維持すると、そういった趣旨でございます。

(市長)

 まあ、そういうこと。

(記者)

 それって、市長、保険証は法律で今ひも付けみたいな感じになってくんでしょうけども。その医療証も今後、そういうふうのマイナンバーと関連づけるっていうことが、今、国では進められているっていう感じなんですか。

(市長)

 まあ、そういうことでしょう。

(記者)

 公募っていうか、公募って言葉が出ましたけども、名古屋市としてはそれに参加しないという言い方なんですかね。

(市長)

 ええ。そうことでええわね。

(記者)

 それは、だから自治体で選べるってことなんですか。

(市長)

 選べること。不利益を課するので。市の事業だからね、もともと。

(当局)

 今、実証事業を国が始めるということで公募が始まっておりますので、その実証事業に参加をしないというような考え方でございます。

(市長)

 これ、なかなか特ダネですよ、言っときますけど。自分で言うのも何だけど。これをはっきり自治体で言ったのは、日本で初めてだと思います。はい。

(記者)

 今の話って、何か市長、手元に紙で持たれてますよね。何か。

(市長)

 資料ね。

(記者)

 資料。それって、コピーして。

(市長)

 いやいや。今でもええですよ、ほいじゃあ。コピーして。

(記者)

 何かもう、ちょっと誤解を生じるというか。すみません、何の話なのかがちょっと。

(市長)

 何で首振っとんの。

(当局)

 すみません。これ、ちょっと内部的なところも入ってますので、改めてまた資料を市の当局から出すようにします。

(記者)

 じゃあ、要するに、保険証とマイナンバーのひも付けはそれはやるんです、やらなきゃいけないんですよね。

(市長)

 まあ、法律で決まっとるからしょうがにゃあ。

(記者)

 この医療証というのは、そもそも、これ保険証に順ずるものなんですか。それとも、保険証とセットじゃないと使えないものなんですかね。

(当局)

 市の独自の制度でございまして、医療費の自己負担分を無料にする、保険診療分の自己負担分を無料にするという制度でございます。

(記者)

 だから、つまり、保険証、この医療証だけで保険証なしで医療機関に行って診療を受けられるのか、それとも、両方持ってかないといけないのかって、どういうものなんですか。

(当局)

 両方提示をしていただくような形で今やっております。

(記者)

 じゃあ、そうすると、基本的にマイナンバーカードに保険証をひも付けるか、資格証明書を持たないと、別にこれ、紙の保険証(正しくは医療証)で発行したとしても、いずれにせよ、マイナンバーカード、資格証明書いずれかないと医療は受けられないっていうことなんですよね。

(当局)

 最終的には、医療を受けることにつきましては保険証がまず原則でございますので、そこの部分は医療機関で提示をしていただくという、お示ししていただくことになるかと思います。

(記者)

 それがひも付けされたマイナンバーカードがないといけないっていうことなんですよね。つまり、何て言うんですかね。この紙の医療証とマイナンバーカードをひも付けないっていうことなんですけど、そういう事業には参加しないということなんですけど、いずれにせよ、マイナンバーカードは必要になるっていうこと。

(当局)

 マイナンバーカードですとか、資格確認書等は必要になってまいります。

(記者)

 なるほど。そうすると、市長にお聞きしたいのは、どんな住民にとってメリットがあるのかなという。

(市長)

 それは、初めからちゃんとこの2つを持っとりゃええですから。また、改めてマイナンバーカードでいきますと、あなた、どの健康保険、保険者は誰ですかと聞かれたときに、もう一回確認を持ってく必要があるわけです。私は公務員ですとか。健康保険組合ですとか。それから、中小企業のおやじだとか。それを言わな。それはマイナンバーカード、入ってませんから、その情報は。そういうことだろ。

(当局)

 はい。現行の今のお話の実証事業に参加しないという部分につきましては、昨今のマイナンバーのトラブルといったこともございますので見合わせると、そういう趣旨でございます。

(記者)

 じゃあ、その便利性とかじゃなくて、国がやってる情報管理に市として疑念が生じてるというか、そういうところでやらないという理解でいいんですかね。

(当局)

 将来的なことにつきましては、また市長さんにご相談させていただくことになるかと思いますが、今回の実証事業に手を挙げるということは見送ると、そういう状況でございます。

(記者)

 すみません。ちょっとそこの何で見送るかっていう部分も、ちょっと理由がいまいち、さっき中日(新聞)さんも聞かれてたんですけど、いまいち理解できないわけじゃないんですけど、はっきりしてないような気がするんで、そこも紙に書いていただけると非常に誤解がないような気がするんですけど、お願いしていいですか。

(市長)

 はい。いいですよ。

(記者)

 ありがとうございます。

(市長)

 まあ、あの人は課長ですから、役人ですからあれですけど。そりゃあ、市長からして、こんな危険なことをやっちゃいけないと。健康保険証と。健康保険証じゃないけど、運転免許証も全部やるって言って、もともと法律で決まったときは経済的取引もやる言っとったわけですよ。そういう資本主義を潰すようなね、社会主義政策はやっていけないってのは僕の基本的なことがあって。

 しかし、違法行為はできませんので、これは。そん中で、やれるとこで市民の自由を守ってこうと。人権を守ってこうということです。

不審な段ボール箱の発見について 

(記者)

 ちょっと2点伺いたいんですけど。

 まず、1点目が、一昨日不審な段ボールが市役所とか県庁で見つかってると思うんですけど、その市長の受け止めと、もし、市側の対応などがあったら伺いたいです。

(市長)

 俺、知らんな。あんたのほうがよう知っとるな、これ。どういうことですか、これ。不審な段ボールが市に届けられとるいうのは。ちょっと、僕、わりいけど知らんので、当局のほう、誰か。誰も知らんけどマスコミが知っとるいうのはすごいやないか。

 何、え?これ何か、俺に見せたか、これ。見せとらん。もう、何か幹部会前にちょっと認識がないようなもんですけど。

 まあ、そういうようなことがあったと。8日の午後4時頃、JR名古屋駅の在来線の。名古屋市じゃない、名古屋駅だがや。名古屋駅の。

 あ、市もあるの。あ、名古屋駅、愛知県庁などの中に市が入っとるんか、これ。「愛なき時代に愛を」と書かれた紙が貼ってあられたと。中には透明な液体入りビニール袋が入っていましたが、検査の結果、毒物や劇物じゃないことが分かりましたと。また、警察によりますと、同様の不審物が8日、名鉄名古屋駅のホームや愛知県庁、名古屋市役所の敷地内でも相次いで見つかったということです。これまでに脅迫などの情報はなく、警察は犯罪に当たるかどうかを含めて調べていますという東海テレビの情報が名古屋市から寄せられましたけど。

 ということ以上には。一応、何、被害届か何かは出したるの、ほんなら。そのくらいは、まず言ってかないかんわ、ほんなら。

(当局)

 確認して、改めてお答えしたいと思います。

(記者)

 担当はどちらなんですか。総務局の何課。

(当局)

 総務課です。

(市長)

 はい。ということで。被害届はすぐ出さんでくれと言われとうせんか。え。そういうのはようありますんで。ええ。ということだそうでございますが。まだ被害届は出していないと、今んとこね。

(当局)

 そこまでは聞いてないので。

(市長)

 まあ、よう訳分からんですけど。まあ、そういう状況ですわ。

(記者)

 すみません。その不審物に関しての市長の受け止め的なものをいただきたいです。

(市長)

 まあ、あんまりこういう脅しなのか、「愛なき時代に愛を」ですから激励なのかと。激励ではにゃあと思いますけど。まあ、こういう変なことをやられませんようにお願いしてゃあと思います。

ヘルパンギーナ警報の発令について

(記者)

 すみません。あと、もう1点なんですけど。今、ヘルパンギーナが流行しているっていうことで愛知県でも警報が発令されているんですが、これについても受け止めとか呼びかけがあれば頂きたいです。

(市長)

 ヘルパンギーナって食中毒ですか。

(記者)

 小児風邪です。

(市長)

 ん。何だった。

(当局)

 子供の風邪です。

(市長)

 あ、子供の風邪ですか。ああ。まあ、あれってよく分かりませんけど、専門家でにゃあ。よう気つけていただいてと。しかし、あれもありますから、自己免疫もありますから。子供さんには元気でおってまうことが一番大事なんだけど。子供さんが多いの、これ。何かには出とったな、これも。子供の救急(搬送)も多いとかいって、確か。

(記者)

 上半期の。

(市長)

 はいはい。救急が多いということもありますけど。まあ、注意してやってきてゃあと思いますけど。ええ。

(記者)

 ほか、よろしいでしょうか。

名古屋港統一ターミナルシステムの障害について 

(記者)

 冒頭ありました、名古屋港のシステムトラブルについてですが。管理者としてのコメントをいただきましたけれども、管理者として、そして予防と注意し過ぎてもし過ぎることはないというコメントもいただきましたが。

(市長)

 はい。

(記者)

 じゃあ、具体的に、今後どうしていきたいとか。例えば、市のほうで一定程度サイバー攻撃に対する、防ぐための補助制度を設けるとか。何か検討していることはありますか。

(市長)

 なるほど。まあ、マイナンバーカードをやめることだね、まず。そういう誘惑にかられんようにしなきゃだめですよ。誘惑に。そういう国の基幹的なものをね、同じですよ、いってきますけど。この人は公務員だと、公務員じゃないの、自衛隊の職員だとか、自衛隊職員じゃないとかね。そんなことをゲットしたら国にならんでしょう、これ。

 反対に、そういう情報の価値ってすごい大きいわけです。名古屋港でどういうふうであったか僕も知りませんけど。主要な輸出品目がどうなってるかと。どこでつくって、荷主は誰で、どこへ行こうとしとるのかと。そういうこともまずいじゃないですか、やっぱり。国益に関するでしょう、これは。ええ。

 だから、そういう意識で捉えないといかんということ。安全保障ですよ、国の。これは。ええ。と思いますけどね。

 止めれるということは、ようまたすぐ直ったら、何か直し方まで情報に入っとったと、テレビによるとそうありましたけどね、これ。ええ。直し方まで。だで、半分まだ取りあえず、冗談段階だと。だから、本当に止めるときは止めるでと、これ。

(記者)

 身の代金を要求されてたわけですよね、結局ね。直すために。

(市長)

 うん。だで、半分ギャグ的にやっとると。金儲けで。そんなもん、出すわけないでしょう、まず。身の代金を。だけど、そういうことですよ。いざとなったら、本当に止めますよと、名古屋港の貿易機能を。いうことになると、これはなかなかですよ。港って別に東京港もあるし、横浜も、神戸もありますから。全く完成車が輸出できないということはないけど。自動車部品も。相当コストが掛かりますよ。大変なことですわね、これは。本当、日本の国、止まっちゃうんじゃないですか。取りあえず。

(記者)

 すみません。名古屋港に関してなんですけれども。今回、止まったのが民間の事業者が運営するシステムっていうことで、これ、市として、あと管理者とか組合として何か今後できることっていうのがあるんでしょうか。つまり、民間のシステムが今回ダウンしてしまうと、コンテナ貿易がほぼ止まってしまうっていう状況になるっていうことが明らかになったと思うんですけれども。ここについて、それ、ずっと民間任せにしといて大丈夫なのか。市として何か、行政側として何か対策ができるのかっていうところは、その辺り、検討されたりしますでしょうか。

(市長)

 まあ、あそこのNUTS(名古屋港統一ターミナルシステム)といっていったんだけど。コンテナを中心としてネットによる荷さばきをやるというのは、名古屋が最も先進的なことだったんですよ。私もそれ見に行きましたけど。やっとるセンターを。まあ、そうだったですよ。そりゃ、民間でやるからと。民間でやっても競争的にやっとらな意味ないんだけど。まあまあまあ、そういうことだったんで。

 しかし、役所がやるとようなるかというと、大抵役所がやると悪なるんじゃないですか。過ちを隠しますから、すぐ。ほんだで。何?

(当局)

 名古屋港管理組合です。

(市長)

 一応立ってしゃべりゃあ。

(当局)

 はい。今回発生いたしましたのは、今ご指摘のとおり、名古屋港運協会、港運事業者さんが組織する業界団体になりますが、そちらのターミナルの中の貨物の搬出入等を一括で管理するシステム。そちらで障害が発生いたしました。

 私ども名古屋港の港湾管理者、名古屋港管理組合でございますので、当然、港運協会さんのこちらのシステム、こちらが止まりますと当然物流への支障が大きく起こりますので、そちらにつきましては、今後、システム障害にかかる原因究明であったり再発防止策というのは、まだ港運協会さんのほうが中心にこれから調査してまいりますが、私ども港湾管理者といたしましても、今後どういった支援・協力ができるのかというところをしっかり庁内の中で検討してまいりたいと思っております。検討については、これからしっかりやってまいりますので、よろしくお願いいたします。

(市長)

 どこに頼むの。まず。こういう国家的な安全保障に関わるような住基ネットだにゃあわ、マイナンバーカードと同じなんですよ、これ。ほかの国では半分以下の情報がとられてますから。これ。そういうのを誰に頼んでチェックするんすか、これ。

(当局)

 まずは、港運協会さんのほうで保守業者さんがしっかりとまず原因究明等をやられていくと思いますが、今週金曜日、国土交通省のほうからも国が定めたサイバーセキュリティー対策、サイバーセキュリティーの確保に関するガイドラインというのを国が定めておりますので。まずはそれを参考に、できるセキュリティー対策を行使していただくように港運協会さんのほうにもしっかり指導・注意喚起をしてまいりたいと思っております。

 まずは、そういったところから、今の現状の課題点、問題点の洗い出しをしながら対策を考えていくということになろうかと思います。

(市長)

 だけど、まあ、それではちょっとあれだで。

(記者)

 ありがとうございます。それは、今後発表されるんですか。ていうのと、あと、そもそもなんですけど、そのシステムについて、組合のほうから何か口を出すというか、こうしてくださいっていう権限とかってあるんでしょうか。

(市長)

 そんなもんは、あれへんだろう。正直に言ったほうがええぞ。

(当局)

 はい。権限というところでございますが、恐らく行政機関としての直接的な権限行使はないかと思います。あくまで、民間事業者さんのシステムということになりますので、港湾管理者としてできる支援・協力というところで注意喚起であったり、指導を行っていくというのがこの会社としての大きな役割になるかと考えております。

(記者)

 具体的な支援・指導っていうのは何ができるんでしょうか。その具体的に。何が指導とか支援、行政から今回の件に関しては具体的に何ができるのか、で、何をやろうと検討されているのかというのがもし分かればお願いします。分からなければ大丈夫です。

(当局)

 まさにこれから検討してまいりますので、まずは今、国のほうからの注意喚起文書が発出されておりますので、国が定めている安全確保に関するガイドライン、そちらの対策を参考にしながら行使、いけるようにそういったものの情報提供と指導をしていくということがまず初めかなと思っております。

 具体的な、すみません、どんな協力・支援ができるかというのはまさにこれから検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

(記者)

 検討というか、そもそも何ができるかっていうのは判明しているんですか。分かっていらっしゃるんですか。

(当局)

 今回の事象に対して、どこにシステム上原因があったのか、再発防止としてどんなことができるか、まさに、これ、港運協会さんがこれから調査を進められてまいりますので、その状況を見守りながらできる対策というのをこれから港運協会とともに考えていくということになろうかと思います。

(記者)

 じゃあ、何かいわゆる例えば検証委員会を立ち上げるだとか、あと、そもそも行政として対策には関われるのか。そもそも今回、実際貿易が止まっているわけじゃないですか。それについて、組合に責任があるんでしょうか。運営を管理しているのは港運協会なんですけれども、行政のシステムとして貿易が止まっているわけですよね。貿易が止まったことに対して、港を管理している組合には、これ、責任が発生しているのか。その辺りの認識というか。すみません、制度的にどうなっているか僕も分からないので、そのあたりどういうふうに捉えていらっしゃるんですか。

(当局)

 法律的に港湾管理者に何か責任があるのかというところに関しては、何とも申し上げようがございませんが、当然、こういったシステムが止まれば物流に支障を来しまして、名古屋港の背後のものづくり産業にかかる産業活動、それから県民、市民への生活への支障に影響を及ぼしかねないということがございますので。私ども港湾管理者という立場でありますので、そういったところでの一定の責任というのは感じながら、今後の対策をしっかりやっていきたいということでございます。

(記者)

 その対策とか検証結果というのは、これは発表してくれるんですか。今回、港が朝6時半から止まったわけじゃないですか。朝6時半に止まって、名古屋港管理組合は全部取材すると港湾協会に聞いてくださいと、分かりませんという対応をずっと続けてきて。紙が出たのが次の日の昼過ぎなんです。それまでずっと何の発表もなくて、初日だけじゃなくて次の日もトレーラーの運転手さんたちが知らずに長蛇の渋滞の列をつくっているわけですよね。

 この辺り、そもそもこの港が止まったときの責任の所在がどこにあるのか。今回の件の検証とか、講評とかっていうのはしっかり行政機関としてするつもりなのかっていうのは、そこ、ちょっとはっきりできないですか。

(当局)

 私ども、ただちに庁内で関係者会議を立ち上げまして、今回起こった事象についてどこが問題だったのか、課題点は何なのか、改善点がどこにあるのかというところを組織の中でもしっかり検討いたしまして、また港運協会さんの方ともそういったところの情報を共有しながら対策の在り方について検討を進めていきたいと考えております。

(記者)

 検討を進めていくのは当然なんですけど。それを、検討結果をだから公表してくれるのかどうかなんですよ。

(当局)

 検証の結果につきましては、また改めて適宜、ご報告できるような事実が固まりましたら適宜させてはいただきたいと思います。

(記者)

 それは、いつ頃までにどういう形で出すとかっていうのは。

(当局)

 すみません、今をもっていつまでにというのはなかなか言いにくいのですが、速やかに検討作業は進めてまいりますので、固まり次第ご報告させていただくということでご理解いただければと思います。

(記者)

 それは、今回は管理組合として、すみませんね、しつこくて。管理組合として、ちゃんと広報の責任・対応をもってやるという理解でいいですか。港湾協会(正しくは港運協会)、これまで電話しても港湾協会(正しくは港運協会)につないでくださいって言われてましたけど。今回は、責任を持って組合のほうでやるということでよろしいですか。

(当局)

 港湾管理者が、港運協会とも一体となって取り組んでいきたいということでございます。

(市長)

 港湾協会(港湾管理者)がやっとるわけじゃにゃあんと思うんで。どこの業者に頼んで、それは複数なのか、これ。それは、固有名詞は別として教えてもらえるとこ、教えてもらえんかね。わしが頼んどってもいかんだけど。本当は、これ。管理者になっとりますけど。でしょう。港湾協会(港湾管理者)の人がやっとるなんて考えられんがね、実際。あそこのコンネットのオペレーションを。どっかの会社に頼んどるんだけど。これは複数なのか、いつからどうやってやってと。

 それと、あと法律的にこういうことが起きたときに損害賠償を誰がするのかというのは、特約が大抵あると思うけどな。これ、港湾の荷物の実際の作業が遅れたときの損害賠償の在り方というの。それもちょっと教えてまうといいですよ。分からんでしょう、今。大抵条文があるという気がしますわね。

(記者)

 一応確認なんですけど、今の段階で(港運)協会に対してやってるのは国交省(国土交通省)のガイドラインを渡したというだけなんですね。

(当局)

 そうですね。まず、私どもとしては、情報発信の重要性というところで少し今記者の皆さんんからもご指摘をいただいていましたが、港運協会さん自身の情報のツールだけではやはり広く関係者に周知が行き届かないというところがありますので。私ども名古屋港管理組合のホームページのほうでも、港運協会さんが出されたリリース資料を展開させていただく。それから、名古屋港記者クラブさんを通じてリリースをさせていただいていることがあります。

 あと、早急に私ども名古屋港保安委員会といいまして、名古屋港で保安関係ですね。安全防災に関わる事象が発生した際に、港に関係する行政機関や業界団体等と情報共有、意見交換する場を持っておりますので。ただちに今回起こった事象につきまして、関係機関に情報展開いたしまして、こういった障害が発生している事実について各機関においてもサイバーセキュリティー対策の強化に努めていただくようにということで、注意喚起もさせていただいているところでございます。

(記者)

 すみません、ちょっとごめんなさい。広報のことで、あれなんですけど、いろいろ今おっしゃったんですけど。私が言いたかったのは、朝6時半に港が止まって報道発表が出たのが次の日の昼だったんですけど。それって、大丈夫なんですか。

(当局)

 そこの問題視は私どももしておりますので、今後こういった重大な事案が発生した際の情報発信の在り方を含めて、しっかり港運協会さんとどういう連携をしてどういう形がとれるのかというのを含めて対策を検討していきたいということでございます。そういった観点も含めて、今後、しっかりと進めていきます。

(市長)

 まあ、わしが思うけど、国自体もマイナンバーなんてやっとるんだから、全然情報セキュリティー、あれへんのですよ。分からんの。ないんです。一番ええのは、ちゃんと名管(名古屋港管理組合)の聞いとるきゃ。ロサンゼルス港。ロサンゼルス港、姉妹港でしょう。ロサンゼルス港なんかは、そういうことは非常にデリケートだと思いますよ。情報セキュリティーは。だで、ロサンゼルス港にまずヒアリングしてみや。

 ほんで、業者に聞いたって、自分が失敗したとこに何で失敗したかと聞いたって、本当のことは分からんと思われる。ましてや、役人に聞いたってだめですよ、そんなものは。だから、一遍、ロサンゼルス港はどうだというとことか、ロッテルダムとかいろいろあるじゃないですか、世界の。そういうところの情報をゲットせんと対策できんと思いますよ。このウルトラハッカーたちに、そんなもん、素手で戦ってるようなもんでですね。

(記者)

 今、日進月歩ですもんね。

(市長)

 ほら、だめですよ、そんなの。ほんとだわ。まあ、国民の情報が抜かれんかって良かったね。マイナンバーの。はい。そういう話ですわ。

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