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令和5年6月5日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2023年7月7日

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報告事項

  • 新型コロナウイルスへの感染について
  • 台風第2号について
  • 出水期における家庭での災害への備えについて
  • 危険物安全週間について
  • 小・中・高生を対象とした起業家育成事業の実施について
  • アジア競技大会の競泳及び飛込競技の会場について
  • 名古屋城バリアフリーに関する市民討論会における不適切発言について

会見動画

報告内容

新型コロナウイルスへの感染について

(市長)

 はい。それでは、おはようございますと。6月5日ということで、定例会見を始めてゃあと思います。

 このたび、私が(新型)コロナ(ウイルス)と、(恐らく)オミクロン(株)ですわね、これ。の陽性者となりまして、市民の皆様並びに関係者の皆様にはご迷惑とご心配をおかけいたしました。申し訳ありません。自宅での療養とリモートでの公務を終え、6月1日木曜日から本格的に公務に復帰しております。引き続き、よろしくお願いします。

 なお、本日までは、周囲への配慮として原則マスクを着用して公務を行っておりますが、この記者会見においては市政記者クラブに事前に相談し、飛沫防止パネルを設置した上でマスクを取って行うことになりましたので、ご理解をお願いしたいと思います。

台風第2号について

(市長)

 また、先週末の台風第2号によりまして、大雨や土砂崩れ等によってお亡くなりになられた方々に対し、心からお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われた皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。

 本市では、台風による大きな被害は確認されませんでしたが、県内では三河地方を中心に河川の氾濫などによって浸水被害が相次ぎました。被害に遭われた方々の速やかな回復と、被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げております。

出水期における家庭での災害への備えについて

(市長)

 それでは、報告に移らせていただきます。

 本日は、まず「出水期における家庭での災害への備え」ということでございます。モニターに資料を掲出あり。備えの確認ということでございまして。

 近年、全国各地で自然発災が激甚化、頻発化しておりまして、毎年各地で大きな被害が発生しております。本市におきましても、平成12年の東海豪雨や平成20年8月末豪雨による水害など、これまでに大きな災害を経験してまいりました。

 こうした豪雨等への備えとしまして、避難を中心とした「命を守る」行動の重要性がますます高まっております。そこで、災害に対する心構えや知識等を一層深めていただきたく、名古屋市からは災害への備えの確認として4つをお願いしたいと思います。モニターに資料掲出ありと。

 まず、ハザードマップというこってございまして。本市では、水防法改正に伴い想定し得る最大規模の洪水、内水氾濫、高潮に加え、地震、津波などの全ての災害を対象とした新しいハザードマップを作成しまして、令和5年3月に全戸配布をしております。自宅周辺のリスクの確認に加え、避難場所や避難経路の確認をお願いいたします。


 次が、2つ目は、マイ・タイムラインの作成による避難行動の確認です。マイ・タイムラインとは何だと。英語にすりゃええのかということですが、災害時に「いつ」「誰が」「どのように行動するか」を時間の流れに沿って考えていただくものでありまして。マイ・タイムラインシートは、ハザードマップとともに配布しておりますのでご活用いただきたいと思います。

 3つ目は、情報収集手段の確認ということでございます。本市では、災害時に災害に関する情報をホームページ、メール、SNSなど様々な手段で発信いたします。SNSアカウントのフォローなど、積極的な情報の入手に努めていただきますようお願いいたします。

 最後は、災害に対する家庭での備えです。飲料水や保存の利く食料などの備蓄に加えて、非常時に持ち出すべきものをあらかじめまとめておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておきましょう。

 自然災害は、いつ、どこで発生してもおかしくありません。「命を守るための地図」であるハザードマップの確認を初め、以上の4点のことを確認していただき、災害から自分や大切な家族の命を守ってくださいということでございまして。

 私も小学校5年生のときに伊勢湾台風を経験しておりますので、ありゃあ、本当に分からんかったですね。全然。何が何だやらですね。うちの死んだおやじなんか焦って、まだうちはあん頃木造だったもんでね、雨戸が飛んでくもんで外から釘で打ちつけるわけです、雨戸を。ほんなら、自分が入れんようになってまってよ、これ。うちへ。ほんで、これもあまり言うとおやじもあの世で怒るか分からんけど。まあ、それほどまでに焦るというか、情報がにゃあというのはそういうことなんだな、これ。

 突然、何か「おい、おい。」っておやじのできゃあ声がよう聞こえてきて、「どうしたん。」言うたら「おい、入れやせんがや。」言って。うちの死んだおふくろが「あんた、ほんととろいね。」言ってね。内側からみんなで雨戸をぶつかりまして、ようやく雨戸を外して入れるようになったというこってございますので、情報は非常に重要ということで。

 これは今日、ちょっと話しとりましたけど、ぜひ、NHKさんばっかじゃにゃあけど、頼まないかんけども。学区別のいろんな基本的なあれもありますけど。まあちょっと細かくですね、例えばNHKの画面なんかを細分化して、みんな区役所に集まってくるもんで、役人は。ほんだで、区役所からちょっとNHKばっかじゃにゃあけど、民放のもお借りして、皆さんの地域の何々学区の堤防がこういう状況だととかね。相当旧町内ごとぐらいの細かい情報を流したほうが喜ぶよと、には思っとりますね。一遍、そういうことも考えてこうかと。

 わしが、東海豪雨のときだったかな、あれ。味鋺の辺のおばちゃんのうちへ行きましたら、「河村さん、小学校の避難所があるけど、ありゃでゃあぶ遠いと。正直言ってそこは。」堤防のすぐ近くなんですわ。ほんだで、「そんなん、避難所まで行ってちょ言っとる間に流されてまうで、やっぱりまっと旧町内ごとぐりゃあに、近所のね、例えば鉄筋の4階建ての建物がありゃあ、そのときだけすぐ避難させてくれるかとかね。そういうようなこともフォローするようにやってかなあかんぜ。」言って、いうことを言っとったのはあるおばちゃんですけど。味鋺の辺も相当ひどかったですからね、あれ。覚えとりますんで。要するに、相当きめ細かくやってもええ。やり過ぎることはにゃあというふうにつくづく感じますね。というのが私が言っとることでございますけど。

危険物安全週間について

(市長)

 次は、「危険物安全週間」についてご報告と。

 モニターに資料掲出あり。ポスターというこってございます。

 6月の第2週、昨日の4日日曜日から10日土曜日は、全国一斉の「危険物安全週間」として、ガソリンや灯油などの消防法上の危険物による事故防止の啓発が実施されております。

 本市におきましても、市内各消防署において関係事業所向けの講習会を実施するほか、ガソリンスタンドでの啓発イベントや立入検査などを行い、危険物事故防止のアドバイスを行います。

 また、私の後ろに映し出されているのはHAL名古屋。デザインの学園ですわな、これね。HAL(名古屋)学園の学生さんにデザインを制作していただいた名古屋市独自のポスターでございます。このポスターを市内各所に配付・掲示しまして、危険物事故防止を呼びかけてまいりますというこってございます。なかなか迫力のある、顔が3つきゃいたるわけね。火と出火原因のとこと、防災に当たる人ということでございます。

 市民の皆様には、ガソリンスタンドでの給油など、身近な危険物の適切な取り扱いについて、ラジオや名古屋市公式LINEを初めとするSNSなどで広報を行ってまいりますので、この機会に改めてご確認いただき、さらには、住宅における火災予防に努めていただきますようお願いいたします。

小・中・高生を対象とした起業家育成事業の実施について

(市長)

 次は、「小・中・高生を対象とした起業家育成事業の実施」についてをご報告します。

 名古屋市は、愛知、名古屋、浜松地域とともに令和2年度に、国のスタートアップ・エコシステム「グローバル拠点都市」に選定されまして、スタートアップ企業の育成・支援に取り組んでおります。英語がようけい出てくるもんで、よう訳が分からん人もおるか分かりませんけど。スタートアップと、昔のベンチャービジネスと。でも、エコは何だと、エコシステムとは。これは、私も正直言って、いまだによう分かりませんけど。いうこってございますが。まあ、ゼロからいろんな企業をスタートする人を応援してこうということは、この資本主義社会の最も原点でございますが、かつ一番難しいこと。実はというこってございます。

 中でも、アントレプレナーシップ教育。アントレプレナーというのは、創業者のことですね、確か。英語で。創業者ということでございます。今、国中で波入る家業化された政治とは違うアントレプレナーと。自分で叩き上げてきた人たちと。まあ、誰もほめてくれんけど、河村さんもその中の一人ですけど。これは政治ではありませんけど、政治もそん中の一つだと思うけど。アントレプレナーシップ教育には、全国に先駆けて取り組んでおり、選定された年の令和2年度からは小・中学生対象にと、翌年度の3年度からは高校生を対象にそれぞれ取り組みを始めました。本年度も、将来の企業を志す人材の裾野を拡大すべく、成長段階に応じた起業家育成事業を実施しますと。モニターに資料掲出あり。小学生向けと。

 これは、ちびっ子が楽しそうに、これ、やっとりますけど。小学生については、「小学生起業家たまご塾」と題して「みんなの経済カードゲーム」などを通じ、経済の仕組みについて楽しく学びながら起業を身近に感じられるプログラムを実施いたしますと。「たまご塾」と。これは、こっちだと何だ、ワールドビジネスサテライト、こっちだと何だった、テレ東か。テレビ愛知か。あれで何とか、トレンドたまごってやっとるじゃないですか。まあ、ワールドビジネスサテライトも若干財政学は間違ってますけど、あとはなかなかええことを言ってますんで。わしもよう見ますけどね。あまり関係にゃあですが。

 中学生向けだと、中学生については「ナゴヤスタートアップ1DAY」と題して、アプリ制作やゲームプログラミング、映像制作などを通じて今の時代に欠かせないプログラミングを学べるプログラムを実施します。

 次は、高校生向けというこってございます。高校生については「ティーンズ・ミートアップ」、まあ英語にすりゃあええという問題じゃにゃあですけど。スタートアップに関して、著名な方による講演を実施するほか、「スタートアップ・ユースキャンプ」と題して、ビジネスプランの作成等を通じて実際の起業を体験し、自ら考え価値を創造する力を育むワークショップを実施しておりますと。

 普段、学校では学ぶことができないプログラムを通じまして、起業家マインドでもあるチャレンジ精神、創造性だけでなく、判断力、実行力などの大切さも知っていただき、将来の選択肢として起業を考えていただきたく思っております。

 以上で、述べた事業に関して、いずれも参加者の募集を開始しています。ぜひ、参加してください。私も可能であれば出席しようと思ってますということでございますが、これはええんだけど。これはこれで、今の体制の中で名古屋市も精いっぱいやらさせていただくいうこっだけど。問題は、こういうことをもう受験を廃止してですね、学校の中のやっぱり当たり前の数学の授業のようにですね、1日1時間はやらないかん。

 現に、アメリカはやっとんですよ、もう。(名古屋市の教職員が)ロサンゼルスへ今行ってまいりましたんで、その報告書を近々持ってくると思いますけど。英語だ、英語だ言ったって、今グーグルであれすぐ訳せますのでいうことなんです。

 それは、まあロサンゼルスいうと、キャリアパスウェイという名前がついとりまして。大体高校生ですけど、大体15項目ありまして、1日1時間やっとんですよ。順番にABCでいくと、アグリカルチャー、農業。2番目は何だったな。アートか、違うか。何か知らんけど15項目ずらっと書いてありました。医者だとか、公務員、ジャーナリストもありますよね。そういうのにあなたの好きなことは何でしょうかと、子どもさんに。自分で選択して、それを1日1時間ずつプロにですね、プロ。それも養成せなんで、えりゃことなんですわ。ジャーナリズムだったら、あんた方のよう、あんた方と言ってはいかんですが、優秀な方に申し訳ありませんが。ジャーナリストを実際やられた方が、さらに教育のほうにも勉強していただいて。そういう人たちが高校生や中学生たちの、どうやってやったらジャーナリストになっていけるのかというような話を、えりゃあもんでやっとんですね、これ。アメリカは。その代わり、高校入試はありません。そういうのはないです。だから、自分の好きなことをずっと貫いていくと。

 だから、今言った名古屋は経済局でやってますけど。そういうことを、まあ、社会をあげてやるいうことですね、要は。社会をあげて。子どもさんには自分の好きなことをやっていただくと。その好きなことは何だろうかと。コンピューターゲーム、マリオブラザーズなのかと。ドンキーゴングジュニアなのかと。ちょっとふりぃか、これは。ふりぃかどうか分かりませんけど。そういうのを自ら子どもさんが発見してって、それを大人が応援すると。

 で、何がいかんのだと。何で中学生や高校生に順列をつけるんだと。内申点つけたり、この人は優秀だ、この子はそうじゃにゃあとかね。何でそういう格差をつけるんだという根本的なとこへ、もう世界のエデュケーションはもう変わってきとりますね、これ。そのほうが成績はようなるらしいですわ。

 まあ、この地元というか地域で言うと、(棋士の)藤井君、君と言ってはいかんらしいですけど、藤井名人のようなああいう。まあちょっとしゃべってくれるとええけどな、あれ。まあ、彼の深いあれは個性ですので、まあまあ、天才ですけど。ああいう子どもさんを生んでくるということを日本中に広げてかなあかんということを、まず名古屋からやろうかということで。今年の秋からでもやりてゃあと。

 要するに、こういうことをやってても、問題はね、途中でね、本人もそうだけど親が言い出すんですよ。もう、こんなことやっとるより受験勉強やりなさいって。そうなっちゃうんですよ、結局。で、内申点もつけられますから。何か新聞に出とったんよ、ネットだったかな。内申点を気にして先生に逆らわんようにしとるいうのが半分あるがね、あれを見たけど。何と。あれ、何だって。

(記者)

 それは、多分弊社の連載だと思いますけどね。

(市長)

 あんたとこの連載なん。

(記者)

 そうだと思います。

(市長)

 何か出てましたけどね。そんなね、中学生のうちからね、学校の先生、内申点気にして先生に逆らわんようにするなんことやったらいかんですよ、本当に、これ。日本の国が潰れてまうで、こんなことやっとると。子どもさんは、自分の言いてゃあこと言わなあかんですよ、そんなのは。逆らうことなきを旨とせよというのは、これ、聖徳太子が西暦604年に17条の憲法に書いたりますけど。そのままだいうことですわ、日本は。ほんだで、ぼんぼんばっか政治家になってくるんだ。ほれ。地域で出てくるのにね。おまえ、とれえこと言っとったらあかんぜいって。政治はもうきまったあそこの坊ちゃんがやりゃええんだ言って。そうなっちゃうと。なりましたね、日本は。本当に。

 だけど、マスコミでその問題、あんまりやれせんもんだで。家業化のいかに人間の自律性をそぐかということを。あんまりちょっと関係ねえわけでもねえけど、大変重要なチャレンジだけど。これを、だで、教育とセットして1日1時間やっとんだで、とにかく。すごいですよ、ロサンゼルス。好きなことを15項目に分けて。プロがみんな教えて。入試はありません、これは。いうことでございます。

アジア競技大会の競泳及び飛込競技の会場について

(市長)

 次は、「アジア競技大会の競泳及び飛込競技の会場」についてでございます。

 ようけい書いたりますけど。まあ、これはちょっとしゃべりましたけど、まあこら話が違うで、がっくりこいたわな、これ。どうなっとんじゃ言って。正直言って。初めは、あそこのレインボープールでええ言うとったんですよ。ところが、実際の話は、内緒でコンフィデンシャルというか、しとってくれ言うもんだ。アジア大会のえりゃあ様がお見えになったときに、名古屋市内某所でですね。英語だったですけどね。非常に厳しいお言葉を賜ったことは事実ですわ。あれじゃあいかんと。プールサイドがせみゃあと。

 俺は、あのときにプールサイドの意味をね、本当のプールの出たサイドもあるけど。プールそのものの第一のコース、第八のコースだろ、一番遠いのは。そっから壁が近いもんで、割と余波がくるんでにゃあかという、それにちょっと英語だったもんだで正しくないか分からんけど。そういうのを、ほうかな思って。ほれは、ちょっと問題だわなということで。アジア大会の委員の方から、相当厳しい指摘があったことは事実です。そのところで。ちゃんとしてまわんことには、ここではできないという話がありましてね。

 まあ、僕はそうならそうで、ほんなもん、世界一のプールをつくろみゃあと、ほんならいうことで。1,000億でもええやにゃあかと。ねえ。(三菱)UFJ銀行だけで去年1年だけで名古屋だけで2兆円も金が余っとんだもん。わやですよ、これ。この金余りの現状は。ということを考えとったんだけど。ちょっと間に合わんらしいんだわ。その1,000億か何か、世界最高のプールをつくるいうのは。ほっと名古屋市民の皆さんもしょっちゅう使ってもらえるもんで、喜んでもらえるがね。これ。だけど、そういうことでございまして。

 あと、何か仮設検討中のサブプールとメインプールの距離が遠いと。飛び込み台にエレベーターの設置が必要であると。こっちはどうも、有明(正しくは東京アクアティクスセンター)もないんだろう。こっちは有明(正しくは東京アクアティクスセンター)もないようでございますけど。まあ、別に。別にじゃないけど、OCA(アジア・オリンピック評議会)の方がそう言われれば、それは従うよりしようがにゃあもんだで。ということでございまして。近々東京都のほうに、知事のほうにおねぎゃに行ってくると。格好わりぃわな、これ、何か。わしからすると。一応、大名古屋で、おみゃあさん。毎年貿易黒字が、毎年いうか、去年、おととしか。6兆8,000億もあるぞ、これ。名古屋港は。その前の年は7兆2,000億と。半分トヨタ自動車ですけど。まあ、ありがてゃ産業界のおかげですけどね。役人はあんまり関係にゃあんですけど。そのおかげでものすごい税金を上納させていただいとって。名古屋はね。税金上納率、大体名古屋と大阪とほとんど同じですわ。これが。

 いうことで、やらさせていただいとるんだけども。何か格好わりぃわね。一応、オリンピックのこれ、競泳、一応メイン種目ですからね。ということでございますけど。やれんではいかんもんだで、お願いに近々行くというこってございますので。どういうふうにあと具体的になるのか知りませんけど、東京にもお願いして、再調整をさせていただきたいというふうに思っとります。

名古屋城バリアフリーに関する市民討論会での不適切発言について

(市長)

 ほれから、最後にというこってございまして。3日の土曜日、6月3日の土曜日に名古屋城木造天守の内部に設置する昇降技術について広く市民からのご意見を聴取するために、「名古屋城バリアフリーに関する市民討論会」を開催したところ、参加された一部市民の方から他の参加者に対して差別的表現を含む不適切な発言があったということでございまして。

 これ、私が本当にあのときにインタビュアーの人が全然本当に聞こえとらなんだですわ。あれは。何のこっちゃということでしたけど。その場で制止すべきだったということもありますけど。ちょっと僕は聞こえとらなんだで、あれですけど。あんまり言うと感じわりぃですけど、本当の市民の皆さんが自由に発言する場だもんだでね、これ。だで、まあ、よほど自由に発言してもらういうのが原則ですけど。言われとるような差別発言があったとすりゃあ、そりゃあ、遠慮してくださいよというふうにとっさに言えるかどうか分かりませんけど、すべきだったということは言えるだろうということと。

 初めに、予想しとらなんだでいかんけど。会が始まる前にね、やっぱり福祉の当然話が、車椅子の方がどういうふうに天守へ上がっていくかっちゅう話ですから、事前に若干予測を。予想と言っても、難しいですけど。不快な思いをされないように十分なご配慮をお願いしますというぐらいのことは言ってよかったんじゃにゃあかなとは思いますけど。だけど、わしもそこで事後ですけど、その方に一遍連絡取って、発言された方にもそういって謝ってくだわないって、取りあえずと。取りあえずというか、お話しをしたとこだったということでございます。

 わしが自由が原則だで、人間は何を言ってもええいうことではないいうことは、そんなことは当たり前のことであって。刑法上も名誉棄損罪もありますし、いろいろあります。ただ、ヘイトというのは、普通はある団体みてゃあなのが繰り返し制止にもかかわらず、悪意をもってですね、明らかな。そういうことをおとしめるような発言を普通ヘイトと言うということでございますが。そういう意味では、残念だったなというふうに思っとります。まあ、注意してやらさせていただきまして、役所もそこまで心を、それならんように発言には十分お気をつけくださいということはやっぱり言うべきではなかったかというには思っとります。そんなことでは、申し訳ありませんでしたということでございます。

 以上でございましょう。すいません。

質疑応答

木曽川水系連絡導水路事業について

(記者)

 ありがとうございます。幹事社質問を1点、させていただきます。

 5月21(正しくは29)日に木曽川導水路の検討会(中部地方整備局・水資源機構による、関係地方公共団体からなる検討の場)が行われまして、そこで新用途の説明をされたかと思うのですが、今後、その新用途のスケジュール感だったり、また、新たに決まっていることがあれば教えてください。

(市長)

 はい。今の話(名古屋城バリアフリーに関する市民討論会における不適切な発言について)で、わし、聞こえとらなんだいうのを、そう言ったかな、俺。

(記者)

 はい。

(市長)

 まあね、サンキュー。そういう話ね、本当に。裏とってまってもいいったって、とりようがにゃですけど。わしも何のこっちゃいう話でね。聞こえておりませんでしてね。二人が発言されまして、一人目の方が、その辛抱せよと。おまえが辛抱しろと。あれ、よう覚えとるんですけどね。あとのところはね、幾つかありますけど。その発言については、本当に全く聞こえとりませんでしたね。その話はね。ということでございます。

 これ、木曽川導水路については、名前も変えるという約束になってますので、これ。いつまでも同じ名前で感じわりぃですけど。ただ、事前に言ってかなあかんのは、私はまずとにかく謝罪せないかん言うて。国交省(国土交通省)と名古屋市の(上下)水道局は。過大な水需要見積もり、それもほぼ実績の3倍と。秒速10トン、これは皆さんも覚えやすいで覚えてかれるといいですけど。名古屋市民っていうのは、大体1秒間に10トンずつ水を今飲んどるわけですわ。これが。それは3倍弱ですけどね、30トン弱ぐらいの見積もりだったと。一番最初、途中から修正してますけど。一番最初ということで。

 私ども、「何で河村さん、止めたん。」ってよう言われますけど。いや、それはそうも使えせんと。いろいろ聞いとったんです。私も長良川河口堰も今も反対ですけど。反対もしとりましてですね、そんなめちゃくちゃな見積もりの計画はいかん言うて、公共事業はと言っとりましたということでございまして。

 だけど、つくってまったで。何遍も言いますけど。わしがつくったんじゃないんすから、あれ、本当に。つくってまったらどうするかっちゅうことですわ、これ。本当に。(徳山ダム建設費と今後100年間の管理費のうち、名古屋市負担分の総額)700億使いますよね。700億円。億円。水一滴もなしかと。さようならと。サンキュー・ベリー・マッチと。それで済むかと、これ。いうことで。

 まあ、どうしたらええかといろいろ毎年のよう、関係の学者さんにも連絡させていただいて。つくってまった、当初の見積もりの3倍に及ぶ、3倍弱ですけど。公共工事をつくってまった場合、どうしたらええんだということを聞いてみましたけど。なかなかどうしてもええアイデアがなく。ありましたのは、伊勢湾の浄化に使おうと。ほれ、ええですね言って。だけど、どうやって使うんです、これって。今でも揖斐川は伊勢湾に流れとりますから、これ。という話があって。この間、そういう話になりということで。

 まず、ほしたら、何遍も言ってかないかんもんでよ、忘れられてまうで。国交省(国土交通省)に行きまして、それ、言いました。まずは。謝ってもらわないかん言うて、これは。といって、大人の話ですから、そこでばかみてゃあに、おみゃあ、ばかやろうということは言いません、私も。いうことを申し上げましたら、「真摯に受け止めさせていただきます。」とそういう言葉が当局からありましたんで。まあ、大人の話としてね、それはそれで了解しましょうと。そういうふうに今なっとります。

 ただし、名古屋市の(上下)水道局は謝ってもええ言ってますけどね。またちょっと担当が変わったで、ころっと変わっとるか分からんけどね。とは言っとります。

 いうことで、この間、その質問のあれになりますけど。関係地方公共団体の方やら、当局の方やら、お見えになりまして議論をさせていただいて。関係自治体の方にもありがてゃあことにご理解を頂いて、よう議論しながら進めてこういうか、対応してこうということになったということでございますので。

 いろんなアイデアをありましたら、今からでもですね、ええですよいうことを進めていきてゃあということで。それは、国交省(国土交通省)並びに関係自治体の方々、皆さん、本当にありがとうございますということでございます。

(記者)

 ありがとうございます。では、市政一般について、各社さん、お願いいたします。

名古屋城バリアフリーに関する市民討論会での不適切発言について

(記者)

 よろしくお願いします。

 3日の(名古屋城バリアフリーに関する市民)討論会の件について、差別発言があったことについて制止すべきだというお話が今あったんですけれども。市長が差別発言とおっしゃってるのは、最後の男性が、最後というか、後の男性がおっしゃったですね、身体表現を揶揄、いわゆる身体障害者の方を揶揄するような表現で。その前の方、市長がさっきよく覚えてるとおっしゃってた、「おまえが我慢せえ。」とか、「ずうずうしい。」とかっていうようなあちらの発言は、特に差別とかそういうふうなものとしては捉えてないという理解でよろしいですか。

(市長)

 ずうずうしいはなかったんじゃないですか。

(記者)

 ありました。

(市長)

 あったかね。

(記者)

 ずうずうしいと。

(市長)

 ずうずうしいもありましたかな。

(記者)

 ずうずうしいから我慢せえと。

(市長)

 ああ、それもあまりきちっと覚えとらんな、わし。我慢せえよは、よう覚えてますけど。

(記者)

 エレベーター設置を求める障害者の車椅子の男性個人に対して、「おまえが我慢せえ。」っていうのは、これはほぼほぼ差別発言のようにも思えるんですけれども。それは、市としては、あちらの「我慢せえよ。」とかって言ったほうの発言は、特に別に止める、制止するべきものではなくて。あくまでも、身体表現に関する差別的な発言のほうは止めるべきだったということなんですかね。

(市長)

 まあ、これは難しいですけどね。まあ、しかし、言論の自由も大きいですからね、これ。言論の自由も、表現の自由も大きいですから。あ、当局。

(当局)

 最初のほうの。

(記者)

 よく聞こえません。

(市長)

 マスクとってしゃべりゃあまあ。しゃべるときはよう、とっとらんと失礼なるぞ。

(当局)

 失礼いたしました。最初の方の、最初の方と言っていいのかですけど、ご発言についても、市としては不適切な発言だったというふうに考えております。

(記者)

 すみません、(討論会に)参加している記者と、参加していない記者がいるんで、具体的に言ってもらえますか、発言について。最初の方とか聞いても分からない記者もいるので。

(当局)

 発言の内容について、今この場でどのような発言が具体的な発言を申し上げることは難しいんですけれども。

(記者)

 そこを記者は聞いていると思いますよ。

(当局)

 先ほど言った「我慢せえ。」と言った発言があったというところについても、不適切であったというふうには思っております。

(記者)

 その上で、それは、だから制止するべき類のもんだったという理解でよろしいですか。

(当局)

 なかなか難しい、市民の方が発言していて市民の討論会という場で発言しているところで、どのようなタイミングで制止をするべきかというのはなかなか難しいかなというふうには考えておりますけれども。

 事実といたしましては、「我慢せえ。」というふうに発言があった方のタイミングで、一度お止めはさせていただいております。

(記者)

 止めてました。そのときは制止していたという認識なんですか、市としては。

(市長)

 一遍、彼らしいけど、一人出てきて、声は聞こえませんでしたけど、本人とお話をされておったと。それは間違いないです。

(当局)

 一度、止めさせていただきました。

(記者)

 それは、発言が不適切だと言って止めたんですか。それとも、あれ、かなり興奮なさってて。だから、止めたのか。要するに、ここが重要なんですけど、市として、「あなたの発言は差別発言だからやめてください。」と言って止めたのか。それとも、興奮してたんで、「落ち着いてください。」と言った。これ、大分違うんですけど。事実はどちらなんですか。

(当局)

 その場で差別的発言だからとかっていうふうには申し上げませんでした。かなりですね、興奮してしゃべっていらしたので、会としてですね、ふさわしくないというふうに判断いたしましたのでお止めさせていただきました。

(記者)

 ですよね。仮に、あれ、差別的発言だというふうに市が思って止めているのであれば、その後、また次の方がね、「こういう発言は止めてください。」って言うはずだと思いますし。

 しかも、あの後、市長もあそこの「我慢せえよ。」というところはよく覚えてたって今おっしゃってたんですけれども。あの後(の取材で)、私の質問に対して、「基本、言論の自由があるから広い心で受け止めるのが普通じゃないか。」というようなお話をされていて。その後の口に出しづらい差別表現については聞こえなかったっておっしゃってたんですけれども。「我慢せえよ。」のところについては、「広い気持ちで考えるというのは普通じゃないか。」っていうふうにおっしゃっていたんですけれども。そこについてはあれなんですか。いつ、差別発言だっていうふうに市として認定したんですかね。認定というか、そう受け止めたんですかね。

(市長)

 差別発言より厳しいかって。

(当局)

 その発言の中で、発言の流れの中でどのように不適切な発言かというのを認定するのもなかなか、流れの中ですね、結果的にはできなかったというふうには考えております。

 が、いずれにいたしましても、不適切な発言だったというふうには考えてございます。

(記者)

 じゃあ、市長としては、「あれ、広い心で、気持ちで考えるというのが普通ではないか。」というふうにおっしゃったこと自体も、あのときは認識としては甘かったというようなことなんですかね。ちょっと市の職員の方の説明と市長の説明が違うんですけど。

(市長)

 まあ、しかしね、何でもええで平謝りに謝っときゃええというのが一般的に言われますけど。しかし、あれ、市民討論会ですからね、あれ。事前にアンケートをとってね、無差別抽出(正しくは無作為抽出)で。だから、いろんな意見が出てくるというのは、むしろ当たり前のことなんであって。発言の表現の自由と、政治的言論の自由を。だから、やっぱ基本的には、まず、あなたやめなさいよと言ういうことは普通でない限り。

 有名な話で、アメリカの判例でホームズ事件だったかな。劇場の中で、火事だとうそを言ったといった場合は、止めてもええというのは有名なこれ、判例がありますけど。それほどまでにやっぱり表現の自由というのは、個人のそれぞれの自由というのは大事にしようというのは、僕は基本的には思っとるもんで。基本的には、これは。

 だけど、かといって名誉毀損があったり、誰が見てもそれはちょっと言い過ぎだぜいう場合は、ちょっと遠慮じゃないけど考えて発言してくださいねというぐらいの話で。それを禁止するというのはですね、なかなか恐ろしいことですよ。それはそれなりに。反対に。

(記者)

 市長がおっしゃる言論の自由はよく分かるんですけれども。今、市長が先ほど最後に謝罪されたのは、つまり、市長としてどこの発言が不適切だったというのをはっきりしていただきたくて。つまり、市長が聞こえなかった発言が不適切だったのか。それとも、市長が覚えていらっしゃる「我慢せえよ。おまえが我慢せえ。」ってよく覚えていらっしゃるとおっしゃってましたけど。そこの部分については、別に制止するべきような話ではなかったということなんですかね。

(市長)

 後の方がおっしゃったご発言ですわね。身体的特徴を言うという。それはやっぱりちょっとまずいと思いますね。だけど、我慢しろよということ自体が、これは本当に「あなた、発言しないでください。」と言ってええものかどうなのかね、これ。本当に。これはと思いますね、これ。その後のわし、聞いとらなんだ部分も続いとるもんで、そうかどうか分からんけど。本当に。じゃない。これ。

(記者)

 一般的、これ、僕の考えがちょっとずれてるのかもしれないですけど。「エレベーター、設置してほしいです。」って言った車椅子の男性の方に、「ずうずうしい。おまえ、我慢せえや。」って言うのは、基本的には差別発言かなとは思うんですが。それは、ただ市としてどう考えるかそれは別の話なんですが。

(市長)

 ずうずうしいはちょっと私も、昨日も言ったけど、僕もずうずうしいは記憶がないです。はっきり覚えとるのは、「我慢せえよ。」というのを何回か、何回か言いあわれとって、ということは覚えてますけど。

(記者)

 分かりました。じゃあ、今市長がおっしゃったことが市としての見解という理解でいいんですか。これは、市長としてではまた違うんですか。

(市長)

 まあ、市長としてでええんじゃないですか。こんなの価値判断とものすご関わるこっですから。ほりゃあ、秩序を非常に大事にする人からすりゃあですね、そう言われるか分からんけど。私みてゃあなどっちか言ったら自由論者からしますとですね、やっぱりまず発言はどうぞ自由にしてくださいというのはね。ただし、そこにありますよ、人の名誉を傷つけたりそういうことはいけませんよというのは当たり前のことですけど。まず、それが私は原則だと。

 特に、市民討論会だもんな、あれ。市民討論会で市民の皆さんが自分の気持ちに従って何か発言をされたと。こうやって後でもう一回、気つけてくださいよと。また、車椅子の方にこういうことで気分を悪した本人の気持ちもちょっと仲介をとってですね、それやってちょうよと言ったりましたけど。いうことをすれば、事後的に言えばですね、まあね。

(記者)

 僕も現場に行ってましたけど、やっぱりあそこの会場の雰囲気を見てるとやっぱり後半特にそうだったんですけど、やっぱりエレベーター必要だっていう方と、そうじゃないと、文化財なのでっていう方の二項対立みたいにどうしてもやっぱりなってしまう議論が、というふうに感じたんですけど。

 これは、やっぱり政治判断、今後政治判断として、これを一つのことを決定しなきゃいけないと思うんですけど。市長として、3日の市民討論会での双方の意見を聞いて何か判断材料としてどういうふうに受け止められたかというのを改めてお願いします。

(市長)

 長年これやっとりますと、やっぱり文化を守るというのは大変に難しい困難なことだというふうにつくづく感じたというところで。ちょっとアドバイザーも言ってましたけど、私も個人的にちょっと調査したことがあるんですけど、やっぱり同じような大体結果が出るんだね。やっぱりエレベーターどうだといやぁ、そりゃあつけてまやぁええがやと、こうなるんですけど。

 そういう中でああいう無作為抽出のことをやって、また皆さんに自由に議論をまず言ってもらうというプロセスというのは大変重要でないかと思いますけど、僕は。私はね。

(記者)

 すごくここの対立が対立みたいな形でクローズアップされてしまうというのは、行く行く木造復元をしていく上で後味が悪いというか、今後も尾を引きかねない話なのかなというふうに僕自身は感じてるんですけど。市長としてはいかがでしょうか。

(市長)

 まあ、しかし、文化を残すかということになると、そんなことより便利にしろという価値観の方とですね、これは取りあえず分かれますわね。ええ。取りあえずは。

 しかし、あのときに言いましたけど、名古屋というか日本のためにどういう建物を作ってくかということについて、やっぱ勇気ある決断というか、この後の時代にとって、ああ良かったなと思ってもらえるものをやってくということが大事だろうと思いますけど、私は。ええ。

(記者)

 発言のことについて、差別的な発言のことについて、事後に話し合うとか相談したとかいう話がありまして。これも具体的に、すぐに市長ご自身がされたのか。それとも、当局の方にお願いしてるのか。これ、どういった対応になってるんですかね。

(市長)

 これは、今日の朝、当局が来ましてどうしようかという相談をしたと。あの場では、一応車椅子の方に対して、発言した人と仲介の労というんですかね。どういう表現を使ったかちょっと忘れましたけど、そのくりゃあ骨折ってちょうよということは申し上げたかな、確か。ええ。

 ほんだで、それはぜひ、一遍話していただきてゃあと思ってますけどね。はい。どうぞ。

(当局)

 市長からご指示のあったとおり、会の運営として反省すべき点は我々反省して今後につなげていきたいと考えてございます。

 また、今回の討論会におきまして、一部ですね、差別的表現を含む不適切な発言があった。差別発言に遭われた方には、大変心を痛めていらっしゃると思いますので、今後おわびさせていただくと共に、また市民討論会に参加していただいた市民の方、また動画を視聴していただいていた市民の方、不快な思いをされた方見えると思いますので、こちらにつきましても大変申し訳なく思っているところでございます。

(記者)

 今のお話ですと、言葉を受けた方にはお話をされるということでしたけど。言葉を発言された方に対してはどんな対応を。

(当局)

 今、言葉を発言された方につきましては、どの方が発言したとかというのを特定するのは難しい、困難でございますので。まず、市民の皆様に、聞いてらした皆様にご不快な思いをさせたという点につきまして大変申し訳なかったというふうに考えてございますので。どのような形になるか分かりませんが、またその旨、市民の皆様にお伝えさせていただこうかなというふうには思っております。

(記者)

 言葉を発言した方を特定するのは難しいというのは、なかなか皆さんも映像を回してましたし、テレビも映像を回してましたし、特定するのは難しい、別にその人を糾弾したいというわけじゃなくて、名古屋市のほうでもこのバリアフリーを進める条例というのも設置されていると思うんですけれども。定められていると思うんですけど。そういうような意見が出てしまう、その市民社会を望んでいらっしゃるのかというのはどうかという点で、そういう方と接触してちゃんとお話を聞くというのは極めて大事なことだと思うんですが。そこも含めて特定するのは難しくて、対応するのは難しいという判断なんですかね。

(当局)

 市民討論会で発言された方、どの方が発言されたかというのを把握してございませんので特定するのは難しい。また、その方と個別にですね、お話をするのも難しいというふうに考えております。

(記者)

 そうなると、言われた方は当然皆さんから説明を受けると思うんですけど、言われた方に名古屋市はこういうバリアフリー、別に名古屋城にかかわらず広くバリアフリーの社会を目指しているっていうこういう条例ですとか理念とかっていうのは、ちゃんと伝わるんでしょうか。

 今、映像もあれですよね。今、公開するんでしたっけ、当日の映像って。討論会の映像は今後公開しますか。

(当局)

 今現在ですね、不適切な発言があったということで公開は停止しております。今後につきましては、いずれ公開をするということは考えておりますが、いつ、どのようにというふうには今検討しているところでございます。

(記者)

 ちょっと、また後で聞かせてください。

アジア競技大会の競泳及び飛込競技の会場について

(記者)

 アジア大会についてお尋ねしたいんですけれども。先ほど冒頭で発言というか、受け止めの言葉がありましたが。この競泳と飛び込み、あと市内ではなかったんですけども馬術も東京に行くようですけども。

 そういった中で影響。水泳のほうでいいんですけれども、どういうふうにネガティブさというか、大会を盛り上げ、国を盛り上げていく上でどういうふうなネガティブな部分があるかという点をもう少し言葉、分析いただけますでしょうか。

(市長)

 馬術は、ちょっとわしはあんまりよう知らんのだわ、これ。よお詳しく説明をちょっと受けとりませんけどな。馬術、ちょっとまず聞こうか、ほいじゃ。馬術。

(当局)

 失礼します。よろしくお願いします。

 実は馬術につきましては愛知県の設備の移転ということで、項目としては伺っておるんですけれども。すみません、この場でレインボープールについてはしっかりお答えしたいと思ってますが、馬術の移転等については、すみません、組織委員会また愛知県が発表されていますので、その点については、すみません、ご容赦いただきたいと思います。申し訳ございません。

(市長)

 まあ、どういう影響だといいますと、やっぱり水泳、競泳ですわね。競泳いうのは、陸上と並びましてやっぱ看板競技ですからね。それが名古屋でできんのかと。端的にいやぁ、そういうことです。がっくりするだにゃあかと。という話ですわ。

 ただし、東京の有明(正しくは東京アクアティクスセンター)以外では、名古屋だけができんわけじゃなくて、あの規格に合うのはゼロなんでしょう。東京しかだめと。ああ、やっぱり日本は東京しかだめなんだと、そういう気持ちになるいうのは感じわりぃわね、これ。ええ。感じわりぃですわ。はい。

(当局)

 すみません今の東京という話を頂きました。具体的には、今お話いただきましたのは東京のアクアティクスセンター、東京オリンピック・パラリンピックで使われた会場です。すみません、補足です。恐縮でございます。

(市長)

 ほんで、お金のことだいうて書いたるマスコミ、本部はどうか知らんけど。私はお金じゃないですよ。金は、そんな何言っとんだいって。名古屋港で貿易黒字が7兆もあるとこでですね、ほら名古屋市民も喜びますし、世界最大の競泳プールを作ると。ほんで、いろんな競技をやると。ほれやりゃええが言うとったんじゃけど、時間がにゃあもんで、これ。どうにもこれは物理的に何ともならんということのようですわ。ほうだろ。

(記者)

 ありがとうございました。市長にしては、何かあんまり思い入れがなかったのかなというか、結構あっさりと認めた感じもありますけれども。

(市長)

 いや、まずは、向こうさん(アジア・オリンピック評議会)がいかん、ノー・ウェイと向こうが言っとるわけだもんだで。これ、しようがありゃせんじゃないっすか。ええ。

 相当で、先ほど言いましたように、名古屋へ幹部がお見えになったときにね、OCA(アジア・オリンピック評議会)の。相当やっぱり厳しくそう言っておられましたから。英語ですけど。言っとられましたから、ああ、なるほど、こんな厳しいんだないって思いましたけど。

(記者)

 ありがとうございます。あと、資料でメインプールの仮設整備費174億円とありますが、これがなくなるわけで。逆に言うと、新たな小池さん(東京都知事)に要求することに伴って市が負担するのは幾らとかっていうのは、もう試算は出てるんですか。

(当局)

 失礼します。まず、本日お配りしている資料の2枚目右側に、174億円というのが書いてございます。これも少し補足させていただきますと、いわゆるメインのプールを仮設で作った場合の試算ということでございます。

 少し遡らせていただきますと、もともと私ども、2016年に大会構想を。

(記者)

 すみません、ちょっと時間がないので。

(当局)

 ごめんなさい。試算については、新しく使う、幾らかかるのかということについては、すみません、まだ組織委員会のほうからは伺ってません。大変失礼しました。

(記者)

 ありがとうございます。ちょっと最後に、いつ頃、小池さん(東京都知事)のところには行ってお話はされてくるんですかね。市長自身も行かれるんですか。

(市長)

 はい。私も行きますし、割とちきゃあ予定で行くということになっとるようですが。

(記者)

 ありがとうございました。以上です。

(記者)

 関連で、昨年10月のOCA(アジア・オリンピック評議会)の視察。ここで初めてレインボープールの設備面についていろいろ、言ってみればだめ出しがあったんですけども。これまでレインボープールってやっぱり長い歴史、いろいろ国際大会も開いてきた経緯があると思うんですよね。もともと仮決定で問題なかったと言われたのに、なぜこの直前になって。私たちの取材では、国際基準には基本的に明記されてない、明確に規定されてない部分のことについて指摘を受けたということで、相当市が戸惑ったというか、心外だったというふうに感じたんですけども。その点、市長と(担当の)室長、どうお考えかお聞きしたいなと思います。

(市長)

 僕は、まあ、仮決定ですか。のときはええというふうにされとりましたし。それと、まあ、これを契機にして、ものすごい世界ナンバーワンのプールをつくろみゃあ言っていっとったほうですから。

(記者)

 ああ、改築してですね。

(市長)

 改築して、ものすげえやつをと言っとったほうですから。財政危機ってうそだでね。ちゃんと書いといてちょう、皆さん。間違える人がおるんですわ、それ。僕はそう思っとったんですけど。ええ。

(記者)

 むしろ、市長はこれを機に改築したほうがいいんじゃないかと。

(市長)

 うん。もう、そうなったらそうで。

(記者)

 それで、そこで水泳をちゃんとやってやろうとしたけど、いかんせん、3年の時間がないと。

(市長)

 うん。ないんだよね。その前、ジャカルタで誰やった。背泳の金メダルを取った人。

(記者)

 鈴木大地さん。

(市長)

 ああ、大地さん。

(記者)

 それはソウル五輪でしたけど。

(市長)

 はい。ソウル五輪だけど、ジャカルタであったときに、鈴木大地氏にそう言いましたよ。「今の仮設がいかんという前提じゃないけど、これを機会に世界最高のプールを名古屋でつくりてゃあ思っとるんだ。」言うて。「ええね。」って言ってましたけど。大地さん、覚えてみえるかどうか知らんけど。覚えとると思いますよ。はい。

(記者)

 当局としてはいかがですか。

(当局)

 2016年当初から、既存施設の活用という大会コンセプトの中でずっと努力してきたのが、まずございます。その中で、サブプールにつきましては、仮設プールをつくれば、今のレインボープール、メインプールを使って仮設プールができるというような思いを令和4年の5月の段階まではしっかり思っていた。そういう状況でございます。

 10月になりまして、実際視察を頂きまして、先ほど市長も触れていただきましたけれども、プールサイドの幅ですとか縦方向の奥行き。ここについての距離の問題ですとか、メインプールと仮設で作るサブプールの距離の問題、この2点がクリティカルだと指摘をされまして。おっしゃるとおり、FINA(国際水泳連盟)のレギュレーション等にないもんですから、その場で初めて言われたと。そういう受け止め方をしてございます。

(記者)

 ありがとうございました。

(記者)

 では、もう11時半になりますので、最後の質問とさせていただきます。

名古屋城バリアフリーに関する市民討論会での不適切発言について

(記者)

 すみません、討論会の質問に戻って恐縮なんですけど。今後、討論会の場、名古屋城の討論会の場でも、今後の何らかの討論会の場でもいいんですけど、いわゆるそういうことを防止するための再発防止策というのは今後とる予定はありますか。

(市長)

 まあ、こういうことが起きましたので、事前に予想されるじゃないですか。やっぱりハンディキャップのある皆さんに対して、どういうふうにテイクケアさせてもらうかっちゅう話ですから。その辺予測されるときは、傷つけないように、ぜひ、ご発言には十分ご注意くださいと。そういうことを事前に言うかですよね。

 だけど、そのぐらいですよ。やっぱ言論の自由って重いから。ええ。こういう発言はしてはいけませんよと、あなた。禁止されてますよとかですね。そりゃ、そういうことをやると、そっちのほうがさらに問題ですわな、これ。ええ。と思いますけど。

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