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令和4年8月22日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2022年9月1日

ページID:155676

報告事項

  • 中小企業者を対象とした事業展開支援補助金について
  • 新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について
  • 新型コロナウイルスワクチン接種の状況について

会見動画

報告内容

中小企業者を対象とした事業展開支援補助金について

(市長)

 はい。それでは、おはようございます。

 8月22日ですけど、定例会見を始めてゃあと思います。

 まず最初は、中小企業者を対象とした事業展開支援補助金についてでございます。

 来週、9月1日から10月14日まで、中小企業事業展開支援補助金の申請受付けを行います。どうぞお申込みくださいということですが、この制度は市内に本店を持つ中小企業者、個人事業主の方が事業を多角化することにより、リスク分散を図るため現在の主たる事業とは別の事業を第2の柱として育てることを目的とし、新たな事業分野への進出や事業の拡大に必要となる設備等の導入に要した経費の一部を助成するもんでございまして、と言いますと、ものすご難しいみてゃあですけど、極力企業をやっぱり潰さんように、ゴーイングコンサーン(継続企業の前提)として、やっぱり従業員の雇用を守ってもらうということが一番社会の重要な点ですので、柔軟にやってきます。

 例えて言うとということで、言っとりますけど、ラーメン屋のおやじ、ラーメン屋や餃子を提供しているラーメン店が新たに餃子のタレなどを店頭で販売する場合と。新たにテイクアウトや配達サービスを始める場合が対象となり、この場合の補助対象経費は商品陳列用の棚やテイクアウト及び配達サービス用の容器などということになっております。

 それから、主に服を店頭で販売している服屋、服屋って言うかねこれまあ最近、服屋が新たにネット販売を始める場合も対象となりまして、この場合の対象経費はホームページ作成費や配達用梱包材ということになります。

 また、先ほどのラーメン屋の事例で、既にテイクアウトを行っている場合でも、テイクアウトの売上金が店内での飲食の売上金額の10%未満であれば、テイクアウトの拡大を行うためにテイクアウト容器等を購入する場合も対象となるという難しい話ですが、まあ難しいことにゃあ、柔軟に商売やってみえる方は、これを機会に反対にちょっと、従来と同じことばっかやっとってはいかんで、ちょこっと売り方も考えようかと、つながってもらうとありがてゃあもんで、補助率は税抜き購入費用の4分の3、補助上限額は30万円と。30万円ということでございます。30万円が多いか少ないかですけど、まあ、是非、せいぜい応援させていただくいう気持ちでございますので、参加いただく、してくださいと。

 申請方法は、9月1日から公式ホームページからの電子申請、または、郵送による申請となります。郵送の場合は、簡易書留なら(など)郵便物を追跡できる方法で送付していただきますようお願いいたします。

 申請書様式付きパンフレットは8月15日から各区役所、支所に配架、置かれておりまして、公式ホームページでも業績(正しくは業種)ごとの展開事例のほか、詳細の要件は申請書様式、よくある質問などが掲載されておりますので、ぜひ見てちょうだいということでございます。

新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について 

(市長)

 はい、それから次に、コロナについてでございますが、発生状況ですが、8月15日から昨日までの1週間で、新規患者が合計3万3,805名発生いたしました。また、先週は新たに46名の方がお亡くなりになっております。心よりお悔やみ申し上げます。

 また、昨日発表時点で、名古屋市民の入院者数は674名となっており、その内訳の入院先は、市内の医療機関631名、市外の医療機関43名でございます。自宅療養者は、3万2,596名と、このようになってます。

 1週間の新規患者は、前の週と比較して約1.2倍でございまして、過去最高と。引き続き深刻な状況でございます。入院の受入れも大変な状況となっておりまして、入院調整の職員は薄氷を踏む思いでと、対応に当たっておりますということでございます。これはぜひ、市長、間違えんようにちゃんと言ってってちょうでゃあよと。薄氷を踏む思いということは、どえらい大変だということでございます。仕事でございますので、当たり前と言やあ当たり前ですけど、大変な苦労をしております。

 今般の感染拡大を受けてまして、医療機関の救急外来、発熱外来も大変ひっ迫しております。若い健康な方で症状が軽い場合は、検査や薬をもらう目的で医療機関の受診をすることは控えていただきたいと。受診が必要な場合でもできる限り平日の昼間、かかりつけ医を受診いただくようお願いいたします。

 このような本市を含む県下の厳しい状況を踏まえ、愛知県は「BA.5対策強化宣言」の期間を8月31日まで延長し、県民・事業者に対し、改めて感染防止対策の協力を呼びかけております。

 社会経済活動の維持と、医療ひっ迫の回避の両立を図るということで、第7波の感染拡大を防ぐためにも、抑え込むためにも、市民・事業者の皆さまにおかれましては、今一度、基本的な感染防止対策の徹底や在宅勤務の推進などをご協力ください。

 「コロナに感染しない、させない!」を合言葉に、コロナを正しく恐れる、正しく恐れる。気持ちを持って、一人ひとりの感染対策への協力をお願いいたします。

新型コロナウイルスワクチン接種の状況について

(市長)

 それから、ワクチンについてですが、昨日までに136万9,534名、65.6%の方が3回目の接種を終えておりまして、また、4回目の接種では60歳以上の方のうち約41%の方が接種を終えております。

 続きまして、4回目接種の接種券の発送状況についてご案内します。

 本日、60歳以上の方と、18歳から59歳で基礎疾患を有する方、その他、重症化リスクが高いと医師が認める方、医療従事者、高齢者施設等の従業者の方などを対象としまして、約3万5,000名の方に接種券を送付いたしました。今後も、3回目接種から5か月経過後、毎週、速やかに発送しますので、接種を希望する方は早めの接種をご検討ください。

 なお、接種対象者であっても、本市が基礎疾患等の情報を把握できない方や初回接種後に医療従事者や高齢者施設等の従事者となられた方など、一部の方は接種券の発行申請が必要でございます。申請はインターネットと郵送で受け付けております。市の公式ウェブサイトをご確認ください。

 それから、大規模接種会場についてでございますが、モデルナを使用して3回目と4回目の接種を行っており、現在、中区役所ホール、緑区のイオンタウン有松会場の2会場の予約を受け付けております。

 各会場の予約は、予約専用ウェブサイト及びコールセンターで行っております。

 なお、視覚障害、聴覚障害のある方へ予約の支援を行っております。

 視覚障害のある方につきましては、視覚障害者専用予約支援センター、電話番号の052-665-6155、お問い合わせください。

 聴覚障害のある方につきましては、ファックスで予約の支援を行っておりますので、聴覚障害者専用予約支援センター、ファックス番号は052-413-5833、052-413-5833でございます。

(当局)

 5853です。

(市長)

 ん、違っとったきゃあ。5833。あ、失礼しました。

 聴覚の不自由な方につきましては、予約支援センター、ファックス番号052-413-5853です。052-413-5853でございます。失礼しました。

 なお、イオンタウン有松につきましては、開設期間が8月末までとなっておりますので、この会場で希望される方は、早めの接種をご検討ください。

 イオンタウン有松会場では、予約なしでの接種を行っており、大変多くの方がお越しいただいている一方で、会場では予約される方を優先して接種しておりますので、長い時間お待ちいただく場合があります。円滑に接種を受けるために、できるだけ予約してお越しください。

 また、金曜日、土曜日は予約なし接種の受付時間を前日の午後6時までに、市公式ウェブサイトで公表しておりますので、お越しの際は受付時間をご確認の上ご来場ください、ということでございます。

 まあこれ、読んでくれということがありますが、これは後で質問が出るか分かりませんけど、子どもさんの5歳から11歳までは、接種の努力義務を適用しないとしておりましたが、9月上旬から努力義務が適用される予定ということに、まあ一応、一応じゃにゃあか、なっております。

 コロナワクチンの接種法は、血管注射ではなく筋肉注射ですとか、この辺もちょっとわしはドクターから聞いたんですけど、という話でございます。

 イベルメクチンの有効性につきまして言及した団体は、FLCCCと。Front Line COVID-19 Critical Care Allianceということでございまして、アメリカ救急医学会ではありませんということで、そうふうに僕が言ったようですけど、まあそういうことでございます。

 それから最後に、名古屋市で全国に先駆けて開設をしている、ワクチン接種後の長期的な副反応相談窓口についてであります。

 3月25日の開設以来、1,443件の相談を受け付け、そのうち、773件に協力医療機関を案内しております。現在、協力医療機関に対して、その後の受診の状況を調査しておりますので、結果がまとまり次第ご報告いたします。

 88名(正しくは医療機関)というか、の方のドクターの協力を得まして、看護師ナースさんが受け付けて、その後88件(正しくは医療機関)のところにフォローしまして、丁寧に対応しております。これが773件でございまして、その後どうなったかということで、これも毎回言っとりますけど、773これ一番下にありますけど、この773件の皆さんが治ったのか、治らんのか、かえって重たなってたのか、どういう治療をしたらよくなったのかですね、そういう一つの、まあどう言うんですか、解析ができないかということは非常に重要なことでございまして、それができると医薬会に大きなエビデンスを提供できることになりますんで、今お願いしとるとこでございます。

 で、まあ繰り返しますが、相談窓口は土日祝・休日を除く平日の午前9時から午後5時までと。電話番号090-1886-6370と090-1886-6380ということでございます。ぜひ、3回、4回とワクチンがなってきますと、皆さんもテレビだけで言うと、新聞言わんと感じわりいだろうで、新聞もありますけど、いろいろ説がありますので、ぜひ、こちらのほうにお電話いただければ、なんかお力になれるんではないかということでございますので、自分で抱え込んでしまわんようにひとつ、どうも頭がくらくらしてしっかり歩けんと、会社行けんようなってまったと、学校も行けれんというような。

 それから一番多いのがここにありますけど、痛みですね、これ。痛み806、やっぱ多いな。

 テレビ見とりましたら、あるドクターが名古屋でこういうことやっとると、これはすばらしいことだと、一番の大きい反応が痛みだけど、これは非常に重要なんだということをテレビであるドクターがネットですけどね、ネットでしゃべっておられました。

 ということでございまして、繰り返しですが皆さんにはぜひ、人権侵害にならんようにご注意をいただきたいということでございます。

 私からは以上でございます。

質疑応答

ロサンゼルス出張について

(記者)

 まずロサンゼルス出張についてですね、松雄副市長や坪田教育長が19日までロサンゼルスに出張されていましたが、成果や市長のご所感を教えてください。

(市長)

 はい。ちょうどこのご両人、偉いさまが雁首を揃えとりますので、後で直接本人から伺いますけど。繰り返しますが、これは名古屋の常勤スクールカウンセラーを導入したとき、もう8年なるかな、これ。7年、8年なりまして、そのときに、南区で亡くなっちゃった子どもさんの遺書がありまして、もし来世があったら見ていますというふうに書いてあったわけでございます。

 私もしょっちゅう酒ばっかり飲んどるみたいなことを言う人がいますけど、それと私のネットはブロックをしておりませんので。まあ、いろいろ書いてある、ありがたいご発言がありますけど、これはいかんなと。で、誰も褒めてくれませんが、私は零細企業をやってきまして、一番大事なことは、お互いにノーベル賞を取ったような素晴らしい頭を持っとらんわけです。となると同業他社において、どういうことをやっとる かをまずゲットするのが原則なわけです。だで、そういう子どものいじめなんかが起きたときにアメリカでは、ロサンゼルスですけど、姉妹都市を五十何年(正しくは63年)かな、やっとりまして。アメリカ、ロサンゼルスをせっかく姉妹都市をやっとるんだで、一遍そういういじめなんかのことにはどういう対応をしとるんだということをまず知らないかんと。まずそれを学ぶこっちゃと。まず、いうことでロサンゼルスに行ってきまして。

 まあ、本当に僕はびっくりこきましたこれ、単純なことですけど。なんかアメリカへ行くと、なんだ先生って2種類あるのかということですね。分かりやすく言うとですよ。非常に単純に、シンプルに言うと、半分の先生は何かというと、数学とか社会とか理科という、サブジェクトというのか、教科を教える人たちで、あと半分の人たちはなんなんだと、これは一体。これは子どもを応援する人たちなんですね、これ、これ。非常勤の方も見えますけど、プロとしてやっとられると。学校の中でちゃんと。外部もありますけど。びっくりこきましたですね、これ。ええー、言って。学校いったら「仰げば尊しわが師の恩」で、先生が黒板の前に立ってみんなにこれやってこいと、中間テストあるぞと、そういうのが学校じゃにゃあかと思ってましたので、私らの世代ですから。びっくりこきまして、それから名古屋でいろいろ、途中はちょっと省きますけど、当初は役所も反対しとったんですけど、この常勤スクールカウンセラーを導入してきまして。ただし、スクールカウンセラーって、何度でもこれ言いますけど、河村さん、それスクールカウンセラーってどういう人いって言うわけですよ。なんでだって。なんで英語なのとこれ。そもそも英語ですから、スクールカウンセラーって。日本語じゃにゃあですから。ということは日本にないということです、これ。あ、そういやそうだなと。

(記者)

 市長、すいません。よく今のお話、伺ってることなので、ぜひ、今回の出張の成果についてご説明いただけたらと思います。お願いします。

(市長)

 ありがとうございますけど、そんな途中でそんなこと言うないうの、感じわりいで。非常に重要で、あんたは伺っとるけど、新しい記者がようけおるじゃないの、これ。本当に。根本のところが分からないと分からんのですよ、これ。何遍言っても。ほとんどの人が分からんのですよ。俺でも知らんかったんですよ、はっきり言って。そういうことから始まっていったということでございまして、名古屋は、まあ、名古屋で、日本で名古屋だけの常勤スクールカウンセラーを持っとるとこということでございます。ただ、それでも10人ほどの子どもさんが亡くなっちゃってね、これ。非常に苦労しながら、課題を、ぶつかりながら努力しとるところで、このたびアメリカへ行ってきて。スクールカウンセラーだけじゃないけど、そのことは特に一番、目先じゃないけど、根本的な問題だけど、重要なことでございますので。今、朝日新聞の記者が途中でやめてくれ言いましたけど、やっぱりほかの記者の皆さんもぜひ学んでくださいよ、これ。常勤スクールカウンセラーって何かというのは。分からないんですよ、これ。日本語じゃないから。ということは繰り返し言っときます。

 市としても言いたいことを言わないかん、本当に、これ。こういうことではよ、進んでけせんでいかん日本中に広げたいんですよ、こっちは。日本で、子どもが1人も死なせない日本にならんかというのが目標ですので。

 ということがございまして、まま、私が言ってもええですけど、どっちからしゃべらっせるか。副市長のがあれですから。あれいうのはおかしいけど。ほいじゃあ本人のほうから、ひとつ。

(松雄副市長)

 じゃあ、マスコミの皆さん、成果っていう形でご質問いただきまして、どうもありがとうございました。ロスと、1959年に名古屋市と姉妹都市を提携しまして、一番古い都市でございますので。さらに公金で出張させていただいた。そしてコロナ禍で、でも出張ということだもんですから、私も何とか成果を持ち帰りたいと、こういうような意気込みで出張させていただきました。1週間ありましたけれども、まず感じたことは、アメリカはナンバーワンの国なんですけども、やっぱり日本の存在感といいますか、プレゼン能力といいますか、プレゼン力ですね、やっぱり相当低下しているなと。やっぱり韓国、中国の台頭っていうのもありますので、やっぱり日本、もっと頑張らないかんなというのが第一の感想でございます。

 その一方で、ロサンゼルスの中には、経済は相当戻っておりますけども、ホームレスが増え、それから水問題が深刻化されるというようなことも、あるいは道路もコンクリート打ちっぱなしということがありますので、やはり日本のまちづくりの優位性っていうことも肌で感じてきたわけでございますので、姉妹都市フィフティーフィフティーでありますので、やっぱり日本・名古屋のいいところについてはちゃんと主張すべきだというように感じた次第でございます。

 それから何年間、コロナで名古屋とロサンゼルスの人脈が途切れてるといったこともありますので、もう一回しっかり人脈を確認する、維持するということも大変大きな目的でございましたけども、これはお互いですね、それぞれ抱き合いながら、関係、人脈というものは受け継ぐことができたというふうに考えております。

 名古屋まつりにもロサンゼルスのクイーンが来ていただいておりますので、そうしたことについても確認をできたということでございます。

 それから大きな目的が、ロサンゼルスのやっぱり教育についてどういう現状なのかといったことについて、教育長と共に改めて見てまいりました。結論から言いますと、やっぱり河村市長の問題意識っていうものが、我々自体も分かってはいたんですけども、改めて認識をできたというふうに思っております。言葉を換えれば、やっぱり日本の教育っていうのは、アメリカの教育に対してやっぱり相当遅れとるいいますか、子どもたちに対して投資をしてるということが遅れているというのが率直な感想でございます。教科を教える先生と、それから心をケアする先生、そしてさらには人材をですね、キャリア教育を当たる先生がチームになって当たってるというようなことがございまして、やっぱりアメリカが中心に、そういう人材の供給がどんどん、どんどん進んでくってことは、その一端は教育のシステムの違いにあるんじゃないかということは肌で感じたわけでございます。その成果については教育委員会とやっぱり揉んで、名古屋の教育改革に資していきたいと、導入していきたいと、こういうふうに思っております。

 それから、ロサンゼルス市長の名古屋訪問についても少し言及をさせていただきたいと思います。ロサンゼルスとは長い姉妹都市関係がありますけれども、遡って言いますと2006年のビヤライゴーサ市長以来、名古屋には訪問がございません。16年間、訪問がないということだもんですから、私ども、市長が名古屋に訪問していただきたいということは悲願でございました。ただ、今回の渡航に当たりましては、ロサンゼルス市長が名古屋にお越しになるっていう情報は全く得ずに、向こうにまいりました。

 ただ、現地に行きますと、どうも名古屋に訪問されるということがキャッチできまして、かつ、ロサンゼルス市長(の任期制限)は2期8年でございますので、今年度が最後ということになりますので、そうした面から名古屋にお見えになるのではないかといった情報がございましたので、4日目にロサンゼルス市役所にまいりましたときに、一応、私なりにブリーフィングは用意したんですけども、そのブリーフィングは全部キャンセルしまして、ぜひ来てほしいと、もしそういう予定があるなら、というような話をさせていただきました。そして日本を代表する大都市の市長が共に会談するわけでありますので、握手だけではつまらないと。ぜひお互いの課題、都市としての課題をお互い認識しながら、一定、次の、65周年が2年後にせまっておりますので、そういう姉妹都市の関係を強化するようなものを、ブリーフィングですね、ペーパー。これも併せて協議したいというような話をさせていただきました。そして、お互いの時間がありませんので、窓口を決めようということで、窓口もお互い、このロサンゼルスと名古屋で決めて帰ってきたといったようなことでございます。

 ロサンゼルス市長がいつに、9月を予定しておりますけども、またマスコミの皆さんには、決まった段階ではお知らせをしたいと思いますけども、ちょっと精力的にロサンゼルス市役所と協議をして実現をさせたいというふうに思っているところでございます。少し長くなりましたけども、成果といえば、そういうことでございます。

(市長)

 高校入試はなかったようなこと言ってきゃあ、ほんだで。

(松雄副市長)

 やっぱり高校入試はありませんでした。成績の悪い子も、それから成績のいい子も全部受けれると。その中でやっぱりキャリアを伸ばしていくというような教育をしていることでございましたので、この辺どうするか、教育委員会でもしっかり分析、対応を考えていきたいと思います。

(市長)

 坪田さんもせっかくだで。それでしゃべっとって思い出したけど、わしがアメリカ行って常勤スクールカウンセラーいうのをゲットして、日本でどうしよう言って、言っとったときに、ちょうど坪田さんが担当の文部省の課長をやってみえたんです。そのときに何遍か話し合ったということで、思い出しました。

(教育長)

 そういうようなさまざまな経緯を経て教育長をやらせていただいていますけど、今回、私も訪問させていただいて、副市長と一緒にアメリカ訪問させていただきました。やっぱり大きく感じたのは、今、市長、副市長からありましたけど、常勤のカウンセラー、フルタイム、エブリデイですけども、それが各学校にもう当たり前にいて、当たり前に機能しているっていう姿を間近に見ることができたのが大きいと思うんです。

 名古屋市は日本で一番進んでいるということで、国からも非常に先進例として認められているところですけれども、拠点校方式ということなので、全ての学校に当たり前にフルタイムいるわけではないと。向こうはフルタイムでいて、そして何かあったときにはすぐに関係の職員、教職員を招集して、ケース会議などをやって対応していると。とても迅速であると。その辺のスピード感がこれまでの名古屋の体制ではまだ十分ではないのではないかというのを感じ得ました。もちろんその体制をどう充実していくかっていうのは、今後、計画的にちゃんといろんなことを検証してやらなくちゃいけないんですけれども、そこはちょっとアメリカに早く、見習ってという部分があるのかなと思いました。

 あと高校入試の話ですけれども、ほんとに向こうは中高一貫っていうのが当たり前に、もう学区ごとに整備されていて、まさに全入でやられてると。成績が、日本で言う1の評価がついていても全て受け入れて、補講などを丁寧にして、ちゃんと社会に送り出すというのをある意味、当たり前で行っているという姿を伺って見せていただきました。そういうことを気にしないから、むしろ新しい学びっていうのが、この名古屋でも矢田小とか山吹小でやっているような、そういうような子どもたちが自由に学ぶ方式ですけども、それができるのも、日本のような受験制度で、中学校3年になるとやはり入試の成績を上げるというところに邁進してしまうというようなところがないからかなというのを感じましたので、今後の名古屋における小中高一貫の制度設計に生かせることが多きにあったのではないかというように思います。

 以上です。

新型コロナウイルス感染症について 

(記者)

 続いてですね、新型コロナウイルス感染症についてです。

 感染者の急増を受け始めて、ショートメッセージを使ったファーストタッチや患者さん自身による登録などについてを目的として、保健センターや医療機関への負担軽減を挙げていましたが、実際どの程度、今、効果があると実感されているんでしょうか。

(市長)

 数も出とりますけど、助かっとるというのが。この間、NHKだと思ったけどねえ、なんかこの(陽性者登録)センターが日本中で始めたけど、名古屋が登録者数が少ないと。ちょっとぱっと名古屋って活字が出たんだけど、登録者数なのかなんなのかちょっと分からんけど、今日、今そういって言っとったんですけどね。

 そこらもあるんですけど、キットを無差別にばらばらにばらまくんじゃなくて、一定のやっぱり買ってきていただいて、某ドラッグストアで。それでやるいうことだから少ないのかということはありますけど、ちょっと担当、医監(健康福祉局医監)もおりますので。あ、こちらですね。ちょっと名乗ってお願いします。

(当局)

 先ほど市長からお話のあった(陽性者)登録センターの申請者の数ですけども、すいません、実際、報道のほうを把握していないもんですから、どういった部分が低かったのかちょっと分かりませんけども、名古屋市の場合は、他都市ではおそらくキットのほうを配ってる自治体もあるもんですから、そういったところと比較すると、低い部分も出てるかもしれません。

 一方で、名古屋市におきましては、ご自身で購入された場合と県の実施しているPCR無料検査所、そちらの方が想定されているものですから、そういった部分の数の違いがあるのかなと思っておりますし、基本的に、自治体ごとに、例えば、発熱外来の医療機関の数も違っておりますし、そういった部分もあるもんですから。ただ、私どもとしましては一応1,000件を予定してるもんですから、こちらのほうの周知については今後も熱心にやっていきたいと思ってますのでよろしくお願いいたします。

(市長)

 結局、この保健所なりセンターも、これで助かっとるというのか、ということは間違いないわけね。

(当局)

 そのように認識しております。

(市長)

 ということでございますので、ちょっと体がおかしいな思ったら、ぜひこちらのほうへ。金払ってちょう言うと感じ悪いけど、某ドラッグストアで2,000円か3,000円ぐらいするか、あれ、たしか。

(当局)

 だいたい2,000円ぐらいで購入できてるというふうに認識してますし、今後ネットのほうで購入できるようになってくるもんですから、そういった方々もこういった(陽性者)登録センターを利用していただけるかなというふうに思っております。

(市長)

 はい。(陽性者)登録センターへ来て、それからやっぱり一旦保健所(正しくは保健センター)へ行って、そこから給食(正しくは配食)サービスとかの連絡はしとるようですね。そういうことですね。

(当局)

 そのとおりでございます。

(市長)

 はい。はい。

(記者)

 またあと、新型コロナについてです。

 感染者の急増によって、入院病床が事実上、満床に近いような状態が続いてると伺っていますが、今後この状況をどのようにしていきたいというふうにお考えでしょうか。

(市長)

 これはまあ、ここに書いてあるのもあるんですけど、正直に言うと、デルタのそのあとぐらいのときは、例えば名鉄病院さんとかですね、5つか6つ、もうちょっと、8つぐらいだったかな、病院の院長に電話してですね、2回かけましたけど、ぜひ、大変ですけど、何とか工夫して受け入れてもらえんですか言って電話しとるけど、今回かけとらんのですよ。そのオーダーが来とればすぐかけますけど。ほんだで、足らん足らん言っとるけど、どうなっとんだいうのを、あんまり内輪の話しちゃいけませんけど、正直に聞いたところですんで、それも含めて、ええ。

(当局)

 入院状況につきましては、現在もひっ迫状態が続いております。ただ一方で、一般のコロナ以外の患者の方、そちらのほうの入院もやはりひっ迫してございます。そういった部分でコロナ病床を新たにお願いするということについては、今、慎重に判断しておりまして、場合によっては市長にお願いすることもあるかと思いますけども、現時点ではコロナ部のほうで調整しながら対応していきたいと思っております。

(市長)

 そういうことですけど。だけどそれは、一般病棟が減ってくいうのは前のデルタんときでもおんなじだったもんでね。だでやっぱり僕の感じでは、やっぱり在宅で相当診れるという、何となくそういう、若干軽いんではないかとか、そういうとこの安心感が今度の場合、若干あるのではないかというふうに思ったんだけど、余分なことですかな、これは。ええ、どうぞ。

(当局)

 今お話がございました病床のほうでございますが、8月20日現在で622床、病床使用率は愛知県の新たな基準でいきますと72%ということになります。ただ、実際には医療スタッフの感染等で病床が稼働できないケースもございますので、事実上、私たちの感覚といたしましては、ほぼ満床に近い状態というふうに思っておりまして、そういった意味ではひっ迫した状態が続いている。そういった意味では、なかなか入院先が見つからないというケースがございます。何とか重症の方は入っていただける状況ではございますが、そういった意味では本当に職員が薄氷を踏む思い、本当に綱渡りの入院調整をやっているという状況でございます。市長さんがおっしゃいますように、今回オミクロン株になりまして、重症化率、致死率等は下がっておりますので、軽症化はしていると思います。でも非常に感染者数が増えておりますので、割合は下がったとしても、実際の重症になる方の数自身は決して少なくなってるわけではないということで、病床はひっ迫しております。今のところ、まだ市長さんにお出ましはいただいておりませんが、また機会がありましたときにはまたお願いをして、また病床確保に努めてまいりたいと思います。

 以上でございます。

(記者)

 ありがとうございました。幹事社質問は以上です。

 市政一般について、各社さんから質問をお願いします。質問のある方は挙手の上、マイクを受け取ってからご質問をお願いします。

名古屋城天守閣の木造復元について 

(記者)

 先週の8月18日に名商(名古屋商工会議所)の山本会頭が退任会見する際、名古屋城の天守閣の木造建築について言及されました。やはり日本一の城っていうことを強調されてですね、今、観光客が入れないっていうのは、長らく入れないというのは異常事態であると。

 河村市長に注文ということで、文化庁との協議の現状とか、改めてきちんと説明することが必要ではないかということを求められましたので、市長の受け止めをお願いします。

(市長)

 私もあの記事読まさせていただきまして、嬉しさ8割ぐらいだったんですけど、実際はですね。名商(名古屋商工会議所)さんにも中経連(中部経済連合会)さんにも、もうかねがね、何年も前から、特に名商(名古屋商工会議所)さんには、名古屋城、木造化がなると、やっぱりそれは値打ちが違いますんで。私からすると50年、100年たったら国宝をもう一回申請しようかぐらいのことですので、それは観光客も、観光客ばっかなしに、名古屋の人もよう行かれると思いますよ。そういうことで、商売のためには必ずプラスになると。こういう状況下の中でね、これ。

 何遍も言いますが、商売をキープして、やっぱり雇用を守っていくというのが自由主義、資本主義社会で最も基本的に重要なことだで、名商(名古屋商工会議所)さん、中経連(中部経済連合会)さん共に、もうそろそろ、もうこれ予算も通っとるんだし。だで、大いに早く造ってくれいうふうに言ってくださいよということは言っとったんです、かねがねね。で、それをようやく言っていただいたかという、このタイミングで、ということでは、それは感謝、I appreciated very muchという、大変感謝しとるということでございますが。

 私の不徳の致すところかどうか知りませんけど、これは、ちょうど担当者がおりますけど、ここに。僕も一遍、前会長のときですけど、一遍、名商(名古屋商工会議所)へ行って説明に伺ったことありますし、きちっとですね。僕なりに精いっぱい、市民の皆さんには分かりやすく説明しとるところでございますけど。まだ、いまひとつ丁寧さが足らんかったかなということで、あれを受けまして。ちょうど区長会がありましたもんで、全区長に、区政協力委員さんの皆さんがみえますんで、そこにやっぱり説明するようにと。で、名古屋城の所長にも、そのための資料でも持っていくようにと、回ってね。全員ですけど、市民全員だけど、取りあえず区政協力委員さんという役割の方がみえますんで、というふうに言ったとこで、それが始まっていくということでございますが。

 まあまあ、そういうことですが、ぜひ、どっちかいうと早く、早期に木造を造ってくれと。名古屋の、商売を盛り上げるため言うとちょっとなかなか、話が小さなりますけど。1,000年大事にすれば本当に宝になりますから、これ、ですね。そちらのほうを名商(名古屋商工会議所)の山本さんには、初めてだと思います、これ、言っていただいたのは。だで極めてありがてゃあお話だったと。商売やっとる人からすると、もうこのコロナもあるし、もう大変なんですよ、本当に。うちの隣の中華料理屋もやめてまったがね、これ本当にもう何十年も親しんどったんだけど、これ。そういう状況ですから、ありがたいお話をいただいたと。それを受けて丁寧に説明もしますし、早く木造を造って、名古屋の世界に誇る宝にしましょうという感じですけど。

 はい。

(記者)

 ありがとうございます。今のところ、文化庁との協議というのは順調に進んでるという理解でよろしいんでしょうかね。ちょっと長引いてますけど。

(市長)

 はい。僕はいろいろ、ちょこちょこ聞きますんで、専門委員の方にも。順調に進んでおるというふうな認識で。ええだろ、これ。ええ。この人が言ってはいけませんけど。副市長。

(松雄副市長)

 今年度中に絶対にまとめ上げますから。それは文化庁もよく分かってますので。そういうことです。

(市長)

 今年度だな。

(松雄副市長)

 今年度。

(市長)

 3月までと。

(松雄副市長)

 はい。

(市長)

 まとめると。はい。

(記者)

 はい、ありがとうございました。

(市長)

 ありがとうございます。

学校でのマスク着用に関する要望について 

(記者)

 先週、名古屋市の小学校に通う子どもと保護者から、学校でマスクを外しやすい環境をつくってほしい、そして黙食の指導をやめてほしいという意見要望があったと思うんですけれども、それについての受け止めと、それに対する市としての対応を今後どうしていくのかっていうことをお話しいただけますでしょうか。

(市長)

 その要望がございまして、私はどっちかいうと、そちら賛成のほうですけど。まあ一遍、教育委員会とよう話しながらやらないかんですね。やっぱり自己免疫による、コロナと闘ういうのは基本的に一番重要ですから。やっぱ子どもさんが元気でにゃあといかん、これ。

 まあそれとマスクについては、もういろんな意見がありまして。テレビ見とりますけど、世界中で今マスクやっとるのは日本だけと言ってもいいぐらいでしょう、これね。そういうことでございますので、ちょっと一遍、教育委員会と進んでどこまで言っていくかということですね。あんまり深刻なことをやっておりますと、それによって学校行けん子どもさんね、行けん場合もあるし、精神的にも傷つくし、なんか子どもにとって、マスクしとると人間の表情が見えんから、大変そういう面ではよくないという話も聞きますんでね。僕は賛成ですけど、一遍よう相談しますわ。 ええ。

(記者)

 受け止めとしては、かねがね賛成で、教育委員会と今後、対応を。

(市長)

 僕はその方向でやりてゃあけど、ちょっと教育委員会も、こんだけ患者数が増えてきて、子どもが多いですから、患者数はね。けど、重症度が低いんで、これはですね。インフルエンザとどういう違いがあるかっちゅう話になってくるんだけど。だけど、そこのところ、ちょっと教育委員会と相談して。僕はそちらの方向に進めたいと。子どもの元気を回復する方向に。自然免疫でコロナに勝つといいますか。もう空気感染があると、もうはっきり言われとりますんで、この部屋の中にもおるわけですよ、コロナウイルスは。だからやっぱり、体の自然の力でやっぱり勝っていくと。インフルエンザもおんなじですけどね。そちらを大事にしたいと僕は思ってますけど。だけど必要なね、いろいろ、そうでもにゃあという意見もありますんで、それはそれで配慮せないかんなと思うね。はい。

(記者)

 ほかにいかがでしょうか。

名古屋城天守閣の木造復元について

(記者)

 先ほどの名商(名古屋商工会議所)の山本会頭の質問を受けていたと思うんですが、感謝というのはどういうことなんですかね。記事では眉唾、市長が発言すると眉唾ものみたいになると、かなり厳しく批判されてると思うんですが、感謝ってどういうことでしょう。

(市長)

 そうかね、やっぱり。いや、そういう意見もありますんで、一応、僕からすると、やっぱり名商(名古屋商工会議所)さんとしてもう一回ちゃんと、きちっとした言うとおかしいですけど、きちっとしとるかよく分からんけど、まとめてご発言をいただきたいというふうには。取りあえず市長室から名商(名古屋商工会議所)さんに言ってくれと言いましたけど。眉唾ではありません、これは。ええ。こんな世界で1個しかない、国宝1号であったお城をですね、全部焼けちゃったやつを木造で復元するという素晴らしいことなんですよ。しかし文化庁に言わせれば、とにかく初めてだからこれ。だで、丁寧な上にも丁寧にやらさせてくださいということで、そうですよねということで、こうなっとるということなんで。

 それと本当に、裏というか、取ってもらえばいいですけど、先ほど言いましたように名商(名古屋商工会議所)さんや中経連(中部経済連合)さんには、会合があるごとぐらいに言っとるんじゃないですか、僕。ぜひ木造を推進するようにおっしゃってくださいということで、そういう発言があったのは初めてだと思います、これ。名商(名古屋商工会議所)会頭として。初めてで、それは大変感謝しとると。山本会長にはね。ええ。ということでしょう。まあ、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、といいますんで、しょうがにゃあわねと。

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