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令和3年3月22日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2021年4月9日

ページID:139605

報告事項

  • 「命のビザ」発給80年事業杉原千畝少年像の完成について
  • 新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について


会見動画

報告内容

「『命のビザ』発給80年事業 杉原千畝少年像の完成」について

(市長)

 はい、それでは、Good morningということで、おはようございます。3月22日(月曜日)でございますが、始めてゃあと思います。

 今日は、初めに、「『命のビザ』発給80年事業 杉原千畝少年像の完成」について、ご報告いたします。

 これは、こういう風には書いてありませんけど、なかなか珍しいことで、ぜひ皆さん、見に来てもらいたいということで、ここで書いてあるか、ちょっと読みますか。

 名古屋市では、昨年、杉原千畝さんによる「命のビザ」の発給から80年の節目であったのを機に、千畝さんが勉学に励んだ旧第五中学校の跡地にある名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校に残る石階段や車寄せの近くに千畝さんの少年像を制作するため、市民や企業の皆さんから寄附金を募集いたしましたと。

 おかげさまで、4カ月の募集期間で215件、458万7,000円と、想定を上回るご寄附をいただきました。Thank you very muchと。

 銅像の制作は、名古屋市在住で日本藝術員会員の彫刻家 山本眞輔(やまもとしんすけ)氏にお願いしと。ちなみに、名古屋市でこういう彫刻での藝術院会員はこの山本さんただ一人でございます。これは、なかなか立派な芸術作家にお願いしたということで、このたび、約5カ月の制作期間を経まして、少年像「勇氣 千畝十六歳」が完成いたしました。山本先生には、このプロジェクトの趣旨に賛同いただき、銅像の芸術的な付加価値にかかる部分は無償で制作いただきました。また、銅像台座の文字は私が筆を執りましたということで。

 わしが「書かせてちょう」と言ったんでにゃあでね、これ。山本さんが、「やっぱりあんた書きゃあ」いうことを言われまして、書いたことでございます。まあ、ここ難しい、何か付加価値がどうのこうの書いてありますけど、山本さんに、「まあ、こういうこったでよう」言って、「千畝さん立派な人だで」言ったら、「ええわ。ほいじゃあわしも、名古屋になぎゃあことお世話になったで」って。で今、名市大(名古屋市立大学)の、たしか教授やってみえると思うけど、そういうこともあって、「なぎゃあことお世話になったで、まあ、材料費だけは出してちょうよ」いって。「まあ、材料費は出さなかんわね」ということで、あとはまあ、「じゃあ無償でつくるわ」と。「名古屋のために」というふうに、山本さんが自分で言い出さしたことでございます。

 杉原千畝の“功績”と“名古屋とのゆかり”を、市民の誇り、心の財産として、思いやりの気持ちと命の重みなどを次の世代へ引き継いでいけるよう、この少年像は、将来、外交官となってリトアニアの地で大きな決断を迫られたときに千畝の背中を押したであろう「勇気」をテーマに制作をいたしました。

 3月26日(金曜日)には完成記念式典を、4月11日(日曜日)には、普段は自由に入れない学校内の少年像を一般公開しますので、ぜひ御覧くださいということで。なかなか珍しいんですけど、千畝さんの、やっぱり本物の足跡というのをね。わし、よう言っとりますけど、名古屋のまちの1つの問題点というのは、本当に空襲でね、都心の3分の2を失っちゃったと。その後の都市計画で、戦災復興事業で、道路ばっか造っとったと。いうことをあんまり言うと役人が怒るだろうけども、実際はそうなんです。いうことで、本物といわれるものをようけ失ったんです。ええ、これ。

 名古屋城も、これは空襲でしたけど。名古屋のお城は、本物を、国宝1号を失いましたけど、たまたま先人が図面を残しとってくれて、ものすごい詳細な。またこれで、本物にまた蘇るわけですけれど。

 そういうことで千畝さんのほうは、ぜひね、何で見るとわかるかな。ネットで出とらんかな。これ、千畝さんが五中(県立第五中学校)の何年生だったかのときの卒業写真が実はありまして、これが。で、みんなでずらっと並んどるわけです、千畝さんが。ほんで、千畝さんの場所は前から2列目の右から2人目だったと思うけど。そこにござるわけです。五中の服を着て。そこの足元にですね、ちょうどコンクリートの1つの造形物、ぐるっと階段みたいなものが写っとりまして。それがなんと今の瑞穂ヶ丘中学のところにその本物があると、これ。それがそのまま、あるということでございます。

 「あっ、そうか」と。皆さん行かれると、「あっ、この位置に千畝さんが」、何十年前ですか、これ。80年。80年前にここに青年杉原千畝氏が立っとったんだという、五中のね、生徒としてというか、皆さん感じることができますんで。本物の楽しさというものが。うん。そういうことが非常に重要ということで、今日も幹部会で言ってきましたけど、まあ、空襲やらその後の戦災復興事業で多くの本物性を失って、ストーリー性が消えてしまった名古屋のまちでも、本当に皆さんの身近なところに、いろんな本物というのはひょっと残っとるもんだというようなことでね。

 まあ一個、こういうのを造りてゃあのは、千種区の覚王山に豊田佐吉さんが亡くなった場所、終焉の地というのが。このたび千種区役所のあれが頑張って、わかりましたですわ。何でわかるかいうと、「終焉の地」という佐吉さんの本がある。そこに「終焉の地」という写真があるんですわ。その写真のところに石段が写っとりましてですね、それが今にも残っとるわけです、そのまま。見まして、ずっと、段も見て、「あっ、これだ」ということでわかるんです。

 だからまあ、そういうリアルなものというのは、名古屋はどえりゃあ大事にしてこうと、みんなでね。うん。そのシンボルがこの名古屋城ですけど。天守の本物復元ですけど。

 まあ、そうことでございますので、大変珍しいと。銅像なんかたくさん造る場合がありますけど、まさにここに80年前に立っとったんだというとこがわかって、そこの地に建てるというのは非常に珍しいことだという、この歴史を味わう、ストーリーを味わう楽しみというのを、ぜひこの際、皆さんに味わってもらいたもんで、さらに強調させていただきました。

 千畝さんはご承知のように、大変、ドイツと。「バスに乗り遅れるな」ということでね、第二次大戦の前に日本が、日独伊三国軍事同盟に行った、そういうのがきっかけになって戦争で日本人300万人も死んじゃうんだけど。その時に、ドイツが怒るであろう、ユダヤの人を助けるという大変勇気のある行動をしたということで。その後、外務省からは、駄目印を押されとったというのが通説でしたけど、実はそうでもなかったという説も、この間、あるもんを読んどったら書いてありましたけど。やっぱり人間、簡単に勇気と言いますけど、それは多分、自分にとって損か得かで、目の前で、人間って判断しますけど、大体人間って、やっぱり得のほうを選択するわけです。そう強い素材じゃありませんので。だけど、その時に、やっぱり自分がいかに損になろうと、やっぱり正義だと思うほうに舵を取るということは、いかに大事なことかというのを、まあ、名古屋の次の世代の人にわかっていただきたいということでございます。

「新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応」について

(市長)

 はい。次はコロナについてご報告を申し上げます。

 市内における新型コロナウイルス感染症の発生状況ですが、3月15日(月曜日)から昨日までの1週間で、新規患者が合計121名発生いたしました。先週は新たに8名の方がお亡くなりになりました。心よりお悔やみ申し上げます。

 また、昨日発表時点で、名古屋市民の入院者数は、64名となっております。その内訳の入院先は、市内の医療機関62名、市外の医療機関2名でございます。

 また、健康観察の対象となっている方は、先週の590名から減少し、現在490名ということでございまして、引き続き保健センターにおいて、丁寧に健康状態の確認など、フォローアップを行っております。

 ちなみに、こうやって健康観察の対象者の数を出しとるのは、多分、日本で名古屋市だけです。これ、ええ。これが、まあ、あんまり言うのやめとこうか。これは役人しかできないんです。なぜか言ったら個人情報がある。あなたが陽性だからということを知ることは、普通の人はできません。だから、行政しかできなくて、また、行政のこの後、フォローしていくと、感染元と拡がりとを。いうことは、当たり前ですけど、最も効果があるんです、これは。当たり前ですけど、これは。それを何で日本中、報道でやらんのかと。日本中でやろうと、これをと。これ。何かもう、数が足りんでできんとか、むちゃくちゃなこと言っていますけど、何を言っとんですか言って。名古屋は500人体制で、保健師さん200人、あとは、BCPもありますけど、みんなで手伝ってやっとるんです。

 だけど、何遍も言いますけど、昨日も某会合がありましたで、20人ぐりゃあ、じいさん、ばあさんのとこで、「みんな、こういうこと知っとる」言ったら、「えーっ、知らんがや」いって。名古屋の。そんなもんですわ、これ実は。ええ。保健所がこうやって地を這う努力しとるいうのは知られとりませんので、ええ。まあ、その辺残念ですね、非常に。

「高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種の実施」について

(市長)

はい。次に「高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種の実施」について、ご報告いたします。

4月中に愛知県から配分される高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンが、約3,500人の2回分と非常に限定的なこととなることから、5月以降の本格実施を見据えて、国の通知に基づきまして、まずは地域・対象者を限定した集団接種を実施することといたしました。

まず、地域については、市内で最も患者発生数の多い中区。中区とさせていただきます。次に、対象については、より高齢の方を優先させていただくこととし、80歳以上の方と。中区で80歳以上の方を、すなわち昭和17年4月1日以前に生まれた方とさせていただきます。

ご承知のように、やっぱり高齢者にとって、やっぱり危険ですので、コロナは。こういうふうにやらせていただきます。

クーポン券の入った封筒を掲げてご説明くださいと書いてありますんで、これが、まあ、こういうのが来るわけですね。

この間、うちのおっかぁが何かこういうの、よう似たやつ見せとったけど、わしはまだ72(歳)だで来んはずだけど、何か違うやつでもこういうのを送るということらしいね。何か他のワクチンか何かかな、インフルエンザか何か、そういうやつかね。こういうのがやってきます。

まず、これが来たらどうなるかと。申し訳にゃあけど、中区の80(歳)以上の方だけです、とりあえずね。それから1カ月遅れぐりゃあで、ずっと広がっていきますけど。これが入ってきますと、ここに、こうやって中開けますと、何やいろいろ書類が入っとりまして。何か、わっかりゃせんですけど、一応読んでいただゃあて。問診票、よく医者行くときに出します、まあ、健康ですかと。血圧は、血圧は書いてにゃあか、どうでゃあもと。何か、アレルギーになったことありますかとか、まあ、これ医者でよう書くやつ。ほれから「接種のお知らせ」というのがあって、ほんで、身分証明書をつけにゃいかんですね。たしかどっかに書いたるけど。身分証明書は、何でもええと思いますけど、を持ってきていただゃあて。

問題は、これが、こういうのが入っとります。こういう、何ですかこれは。どう言ったらええの。クーポンか。クーポン。英語にすりゃええという問題で、何かわかりませんけど、案内票みたいなのが入っとりますんで、ここを見ていただゃあて、これ予約せないかんのだわ。これ。来た中区、80(歳)以上の方は予約していただきますから、予約の電話番号は、ここに今、中へ入っとるやつです。入っとりますんで、ここにありますように、050-3135-2252と。050-3135-2252。ここに、中区の80(歳)以上のじいさん、ばあさんと言ってはいけませんが、高齢者の方は電話をしてちょうでゃあと。ほんでまあ、いつ行かしてもらったらええかというのを、ここと相談してもらいますと、「ほいじゃあ」ということで、中区役所のあるとこですね、場所は。3カ所が別に書いてありますけど、保健所が何やらかにやらとか書いてありますけど、全部、あの中役所のビルに。栄の角のとこですね、栄の角。武平町と、昔の名古屋市役所があったとこです、昔の。あそこで行います。予約していただゃあてと。

ああ、ほれから肝心なその封筒が今月29日(月曜日)に発送いたします。ほんで4月1日(木曜日)から予約受付と。開始でございますので、お願いします。

ほんで、ワクチン接種は県内で名古屋が最初となります。いうこってございますので、4月14日(水曜日)から実施をいたします。4月14日(水曜日)から実施します。なお、会場は、今言いましたように、中保健センターを予定しております。

いうこってございまして、もう一回言いますと、今月29日(月曜日)に、対象の皆さん、中区の80(歳)以上の方に、この封筒がまず行きます。4月1日(木曜日)から、2日後ですか。まあ、着いたらすぐぐりゃあでええですわ。4月1日(木曜日)から、予約センターは、先ほど言いましたように、電話番号は裏に書いたりますので、まあネットでもできるそうですけど、80(歳)過ぎの、なかなかこれ、ネットは難しいかわかりませんので、電話が多なると思いますが、この050-3135-2252ですね、050-3135-2252で予約していただゃあて、実際のワクチン接種は4月14日(水曜日)からです。4月14日(水曜日)からワクチン接種がスタートすると。

で、会場は中保健センターといって、何かよう訳わからんと思いますけど、中区役所のとこです。中区役所はみんな知ってみえると思います。武平町の広小路の角のとこです。に、お越しくださいということで、パネルを掲げてご説明ということで。

まあ、これはちょっとできゃあやつですけど、まあ、こっちが本物ですけど。こっちが本物ですけど、同じことでございます。まあ、これ見ていただゃあて、まあ、何かようわかりませんけど、まあ、これとにかく持ってきてもらいますと、これが剥がせるようになっとって、接種券を取って、今度2回目のここに貼るんか。ほんで2回目には、また、これ持ってきていただくというふうになるそうです。その辺は、当日その場所で係員がやりますので、そちらの指示に従っていただきゃあええ。

当日、中に入っとりますクーポン券と、ほれから身分証明書と、それから、まあ一個、問診票ですか、問診票を持ってきて、予診票って書いてあるね。お身体元気ですかとチェックするやつです。あれを持ってきていただくと早くできるということでございます。

ほれから、何かここに、何でか知らん、書いてあるのが、当日は肩を出しやすい服装で来てくれと書いてありまして。まあ、何言っとるんだと。テレビ見とると、みんな腕の上腕部に打つだにゃあかと言ってましたら、いやいや、ワイシャツなんかだと、めくるときに、ここがやっぱりたまるらしいんだわ。で、打ちにくいで、まあ当日、バッと肩が出るような、平たいこと言うとシャツを着てござるなという、ワイシャツみたいなやつをね。ランニングとかああいうのならええけど。さっと出せるような服装でお願いしてゃあということでございます。ほんで、あと、そこの現場では、打ったらすぐ、何やら何やらいう副作用が報道されとりますが、何だったあれ。副作用の。

(当局)

アナフィラキシーでございます。

(市長)

アナフィラキシーという副作用がありまして。あれ何だ、1日2日経って出るんでにゃあの言ったら、やっぱり5分から、すぐ出るらしいです、出る場合は。ほんだで、そこでワクチンを接種されたら、そこで大体、まあ5分から15分ぐらい、そこにおってちょうでゃあというふうになっとります。現場におっていたでゃあて。アレルギーですか、アレルギー。蕁麻疹が出たり。まあ、そういうことが、あるかにゃあか、そこでちょっとじっとしていただいて。まあ、15分ぐりゃあ。見とってちょうでゃあ。まあ、そこには当然ドクターがおりますんで。おるわね。ドクターがおりますんで。

(当局)

会場で待機していただくのは15分から30分ぐらい待機していただくことになりますので、お願いいたします。

(市長)

あっ、15分から30分ぐりゃあ。はい。15分から30分ぐりゃあ。テレビはにゃあか言ったら、にゃあらしいですけど。まあええですけど。その待っとってもらうところ。15分から30分ぐりゃあ、その現場で、アレルギー反応なんかをチェックしていただくと。現場にドクターがおりますから。ぜひ、その辺はご安心いたでゃあてと。

そんなことで、名古屋で始まりますんで、中区の80歳以上の方からスタートしていくというこってございます。

まあ、繰り返しになりますけど、風評被害なんか起こさんように、ひとつ人権の配慮はお願いしたいと思います。

私は以上ですけど、ほかの年寄りについては、僕はまだ72(歳)ですけど、これ言わんほうがええわね、また、その後のことは。

(当局)

市長ご自身のことは大丈夫です。

(市長)

いや、ご自身いって、80(歳)でにゃあ人たちというか、年寄りは、若干言ってかんと心配するぜ、おい。だで、はい。

(当局)

その他の方でございますけれども、市内在住の65歳以上の方を対象に、4月19日の月曜日から順次、クーポン券を発送する予定です。

(市長)

4月19日(月曜日)、ちょっとゆっくりしゃべったほうがええよ、これ。

(当局)

4月19日、月曜日から順次クーポン券を発送する予定です。

(市長)

1カ月遅れいうこったな。

(当局)

はい。ほぼ1カ月遅れになります。

(市長)

ほぼ1カ月遅れで、65歳以上の、河村たかしさんを含むじいさん、ばあさんにはクーポン券が発送されますと。と、多分あとは同じような。

(当局)

その他の方へのクーポン券の発送時期につきましては、6月ごろを予定していますが、具体的な発送時期は、また国から示されましたら、改めてお知らせしたいと思います。

(市長)

はい。名古屋も、皆さん、総力結集してね、なるべく早う安全に打てるように努力しますけど。これ国から来んことには何ともならんもんだで。ワクチンがですね。そういう段取りでお願いしてゃあと思います。

65歳以上の方は、4月19日(月曜日)。4月19日(月曜日)に、クーポン券が来ますんで、あと多分数日後ぐりゃあから、予約を開始するということだね。

(当局)

クーポン券は19日(月曜日)から順次発送いたしますが、予約開始の時期は、すみません。まだ未定でございますので。

(市長)

まだ未定ですか。

(当局)

はい。それからあまり遅れないときに予約開始を始めたいと思います。

(市長)

はい。場所がようけありますんでね、今度の場合は。今度は、これ中区役所だけですけど。今度はまあ、いろいろありますんで、それは注目していただいてということでございます。

特にワクチンについてはご心配な方もみえますけど、高齢者の方につきましては、なるべく早う打っていたでゃあてというふうに思いますけどね。ご自分のご判断ですけど。ということでございます。

私からは以上でございます。

質疑応答

新型コロナウイルスワクチン接種について

(記者)

 幹事社からの質問ですけれど、ワクチン接種に関するスケジュールのお話でしたので、このことは既に出てしまいましたが、あと、会場での感染予防対策ですね。例えば、検温であるだとか、そういった機器の導入だとか、感染予防措置として何か考えていらっしゃるか、その点だけをお伺いしたいと思います。

(市長)

 それは、きちっとオーソドックスにやるわけでしょう。アルコール消毒やったり、温度であったり、だないかな。あと、ほかにあるかな。

(当局)

 集団接種会場では、換気の徹底ですとか、アルコール消毒液の設置のほか、接種後、先ほど15分から30分、健康観察でその場でいていただくことになりますが、そういった際にも、会話を控えていただくように呼びかけをしたいと思っております。なるべく一度に人が集まることを避けるために、完全予約制で実施することとしておりますので、よろしくお願いいたします。

(市長)

 はい。ええですか。

(記者)

 追加で申し訳ないんですけども、例えば、感染者の方を入らせないために、会場外で検温するだとか、そういった対策は考えていらっしゃいますでしょうか。

(市長)

 検温はやるでしょう、当然。

(当局)

 受付時に検温させていただきます。


予算委員会での議論について

(記者)

 2点お伺いしたいのですが、先日、議会が閉会しましたけれども、その中で、さんざん市長さん追及を受けられたと思います。リコールのこともあり、陽子線施設訴訟の和解案。

(市長)

 追及はええけど、ちゃんと反論させて、ちゃんと。おみゃあさん、こっちの意見言う時間つくらないかんですよ。その旨、議長に申し入れたけど、公開質問状で。

(記者)

 SLとか、名古屋城とか、あるいは、マイナンバー制反対だからコンビニで住民票が発行できてないとか、いろいろ言われましたけども。それで、市長さん委員会にまで出て、最終日ははしごまでして受けられましたけれども、個々のことについては時間の都合もありますから敢えて聞かないですが、市長さんとしては、これらに答えたことで市民の理解を得られたとお思いなのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。

(市長)

 そりゃ、ああいう形式の中では、ああやって答えるのがベストというか、それしか手がにゃあがね。で、わし、議長に公開質問状も出しましたけど、ああいうね一方的に、「あんたこれだ」言って、事実と違うことをですね、特に年金の話なんかめちゃくちゃですよ、あれ、嘘言うのは。一時金をもらった場合は、もう年金の受給資格はなくなるんです。それにもかかわらず、一時金もらっといて、「俺、あと年金もらわん」とか言って、むちゃくちゃ嘘言って、断定して、河村の、俺のとんでもない事実に反することを言ってみたりね。

 それから、皆さんにもちょっと言いたいけど、3万通ご案内を送ったわけです、これ。前のリコール運動やった人たちに、「今度はどうですか」と。これ、私、署名簿を送ったわけじゃないですから、これ。嫌だったらやめていただきゃええし。で、「もうこういうの送ってくるな」いうなら、それは順次削除していきますから、それは。送った。そういうことをやるのは、何ですか、「届出団体でないといかんから、あなたは違法だ。違法なことをした」言って断定したじゃないですか、これ。そりゃ、むちゃくちゃですよ、これ。国会ではないですよ。国会でああいうことやりますと、野党がおりまして、わしらもようやりましたけど、「ちょっと委員長」言って、「今の発言、問題あるで取り消してくれ」言って、みんな集まるんですわ。ようやっとるでしょう、委員長の周りに。そうすると、委員長がすぐその場で判断できりゃやりますし、そうでない場合は、「じゃあ、理事会で協議します」言って。で、審議を止める場合と止めん場合と2つあって。ああいう断定的にですね、やるいうことは、あれなりません。めちゃくちゃだでいかん、ほんとに。で、減税日本、市長の言うことはみんな嘘だいって。あんなことをですね、断言するとは一体何事ですか、これ一体、これ。だから、そこんとこを皆さん、はっきりしないと、誤解してまうよ。

 で、皆さんからすりゃ、議事で出てきたことを書かなあかんで書くでしょう、こういうふうに。そうすると、普通の人は、やっぱり市長も反論できて、それは、フェアに両方の意見が聞けるんだなと思うんですよ、これ。事実全然違うと。わし何遍も言ったけど、「市長が質問する場所ではありません」言って。「何を言っとるの。そんなら何だ、断定やめさせろ」言って、これ。「名誉毀損になるぞ」言って、これ。

 ひどいやつは、やじで「犯人だ」とか言って。2回目くらい。音入っています、これ。これもひどいですね、これ。多分いかんと思いますよ、これは。ええ。そんな議会の運営だもんだで、ちょっとね、度が過ぎとります。その旨、横井さん、それからあと、議員だったら誰だったな、2人。服部しんのすけさんに公開質問状出してありますから。返事をください。ご両人とも。返事を、ちゃんと。

 で、こういう議会運営はいかんで、よう考えてちょういって、中里議長にもちゃんと、あれは公開質問になっとったかな。ちゃんと文書が出してありまして、その旨、ツイッターでオープンにしてあります、これが。

 ということだから、ほんなこと言われたって、これ。私は私で全力でやりますけど、ほんな、一方的にこれでいって、「ちょっと待ってくれ」と言ったって、「あなたの発言する場所でにゃあ」言われとるとこでですね、どうやって本当のことを市民の皆さんに伝えることができるの。それちょっと読売新聞、教えてちょう、それ。ほんとに。教えてちょう、そんなら。頼むで。これ。

(記者)

 そうしますと、なかなか議会の場では説明が難しかったと。

(市長)

 ああいう方法だとね。だで、ああいう方法でなくて。別にええですよ、普通の質疑の場合は、一方的に議員が聞いて役人が答えると、市長が答えるでいいけど、ああやって個人的に、何かいろんな意見が分かれるとこで断定したら、それはちゃんと、「市長の、じゃあ、主張を述べてください」と。それやらないかんですよ、市民の皆さんのためには。あらへんもん。

(記者)

 わかりました。とりあえずそれで。

 あと、もう一点お伺いしたいんですけれども、財政福祉委員会で、ADR(裁判外紛争解決手続)の最中に5,000万円の寄附を要求したとか何とかというのが公文書に残っていると。当時の特別秘書さんが市長に復命したら、「半分以上じゃないといかんだろう」と市長さんに言われて、7,500万円に引き上げたとか何とかっていう、そういう話まで出てましたけれども、当時の特別秘書さんは、そんなことを言った覚えはないというようなことを市長に言われたということを言ったと。

(市長)

 それ説明しましょうか、今。いや、説明させてもらわないかんわ、これ。それは向こうが一方的に言っとることだで。説明させてもらわないかん。それは事実は、あのとき、あれも質問通告がなかったもんで、突然来ましたので、準備不足になるんだけど。それから、当時の(特別秘書)に連絡しまして、また確認しまして。あのときは、要するに、ADRと。1億5,000万でどうだということを言ってきたわけ、日立さんが。

 問題は、議会を通さないかんもんで、肝心なとこはそうなの。議会を通さないかんから、これええだろうかいうことで、わし、議会の、名前はやめときますけど、幹部に相談しとるんです。それも書いてありますがね。だけど、要はダメだいう感じだったですね、これ。

 だから、僕はそういうような。相談したのは一番最後のところですね。結論を先に言ったんだけど。だで、やっぱり議会で通すためには、なるべく1億5,000万いってADRでやっとっても。ちなみに、ADRのときに交渉するとは何だいって言いましたけど、何の問題もないですよ、言っときますけど。ADRやっとるときに交渉したって。ADRって、もうどっちかいうとそういうことなんですよ、これ。ほんで、私は、この1億5,000万でも、極力ゼロに近づけるように。やっぱ議会の皆さんにも了承してもらうようにいうことで努力しとったんですよ。

 だからまず5,000万という話が出てきて、特別秘書に言わせると、僕から言ったんだにゃあけど、その話の中で、どっちかわからんけど、そういうふうだったら寄附になるのかなという話があったことは事実だということを言っていました。

 俺も、「まあしかしよ」言って、半分ぐらいだったら、いろいろ議会にも説得できぃへんかなということで、7,500万。半分ぐらいにならんかなと言っとったと。そういう話の中から、もっとええ話が実は出てきて。あれ、日立から出たのか、こっちから出たのかわからんけど、ほんだったら、日立と名古屋市と、ほれから、名古屋大学、学会なんか協力して、小児がんに対して陽子線は割と優位性があるのではないかと。これも、ないという人もいましたけど、いうのがありまして。だで、そういう研究センターつくったらどうだということで、「ほれはええ話やな」いって。名古屋の名物、名物いうと感じ悪いけど。ええ医療センターにもなるし、ほれから、陽子線を使う上においてもええで言って。そういう話をしとって、それでどうだと言っとって、まあその辺の状況の中で議会の幹部と話しましたけど、だめだったですね、これ。ええ。承諾できんようになるだろうというような話があって、ADRペケになったと、これが。まあ思い出しましたわ、ようけ。

 わしは別に、最後の最後まで1億5,000万についてでもね、議会の理解、すなわち市民の皆さんにとって、負担のないところにせなあかんじゃないですか。

 それと同時に、何遍も言いますけど、あんたんとこ、期間を延ばして、8カ月ですか、全部入れると。ほんで、4億とかものすごい金をですね、道路をちょっと付け替えたとか、あんまり言っていかんことになっているけど、和解整ったで。そんなあり得んじゃにゃあかということも言ってました。高過ぎるでということです。

 それと、もう一つは、期間を延ばしたら、その間に委託費が減るはずだと。何にも仕事やっとらんのだから、これは。「だから、その分も減らしてくれなかんがや」いって言っとったんですよ。だけどそれも、それは別個だというふうに日立も言ってきましたし。それは、これでいかんわなということになって。

 ほんで繰り返しますが、ほいじゃあどうなったかいったら、裁判所から和解案が出て、このたび。どういうことかいうと、裁判所は、名古屋市には、日立の言っとるほぼ満額3億8,000万支払ってちょうと。その代わり、日立さんには、確かにスタートが延びたことによって仕事やってませんから。4億8,000万。こっちの方が大きいわけです。当然だけど、機械の使用のほうが大きいわけですよ。入口を付け替えたというより。4億8,000万については、この分全額名古屋市の言っとるのを認めてちょうということで、差引き1億円、これ。名古屋市が払う分が3億8,000万、ほれから、名古屋市が払わんでもええ分が4億8,000万。1億円の利得が生じたということで、これだったら裁判所からすりゃあ、両方、メンツが立つし。これで、和解したらどうというのは、あれ裁判所から出てきた案なんですよ、これ。そういうことなんですよ。わかってもらっとるきゃあ、おい。これ。何か、名古屋市が払うばっかの金いって、そんなことで和解なんかできるわけないじゃないですか。両方それぞれ負担をし合ってというか、譲り合ってということで、これで、和解で終わりましょうというのが裁判所の案だということで、トータル言いますと、1億円。名古屋市に利得があったという話なんで。

 わしも怒っとりますよ、これ、ほんとに。そんな、質問通告も何にもなしで、何か内部文書か公文書だいって。あれ、ちゃんと質問通告いただいとれば、そのときの、今の言ったような経過も、議会との関係も、全部言えましたけど。思い出せえへんじゃないですか、頭の中で、その場で。というのが、現状ですわ。

 まあ、国会だったらどうなったかわからんけど、多分ああいうこと言うと、止まるでしょうね。通告しとらんのに、そういう具体的なこと言ってもらったって不正確になって、国民に対して、それはいかんと。そうなる場合とならん場合といろいろあると思いますが。もうそういうのが現状ですわ、これ。

(記者)

 とりあえずわかりました。

(市長)

 日立も譲ったんだと。日立も。4億8,000万。日立も。名古屋市も譲ったんだと。3億8,000万。まあ、そういうことですよ。

 

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