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令和2年9月28日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2020年10月14日

ページID:133262

報告事項

  • 乳がん月間の取組みについて
  • 在宅高齢者訪問理美容サービス事業について
  • 新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について
  • 交通死亡事故多発警報の発令の延長について

会見動画

報告内容

「乳がん月間における取組み」について

(市長)

 それでは順次、やりてゃあと思います。

 まず、「乳がん月間の取組み」ということでございまして。後ろがこういうふうに、バックボードが替わっておりますけれども。乳がんの取組みと。10月は「乳がん月間」ということで、本日のバックボードは「ピンクリボン」となっております。

 ピンクリボンは、乳がんについての正しい知識の普及と、早期発見・早期治療の大切さを伝えるための世界共通のシンボルマークでございます。

 胸の、あ、僕も、ほんだでジャケットを着とるみたいですけど。この何ですか、ピンクリボンバッジというのもございます。

 10月中は、私をはじめ、課長級以上の職員がこのバッジを着用します。

 名古屋市では、ワンコインがん検診や無料クーポンなど、独自の取組みを平成21年度から順次実施しておりまして、乳がん検診の受診者数は、平成20年度の1万7,000人から、令和元年度には5万1,000人と、約3倍に増加しております。どえりゃあ増えたね、これは、本当に。3倍に増加しました。

 こうした中、10月の「乳がん月間」では、更なるがん予防や、がん検診の受診を呼びかけるため、名古屋市全体で、乳がんの予防や早期発見・早期治療に向けた取組みを実施してまいります。

 この一環として、10月1日(木曜日)には、名古屋ピンクリボンフェスタ2020として、名古屋テレビ塔とオアシス21をピンク色にライトアップいたします。18時からのセレモニー点灯式には私も出席して、乳がんについての啓発を盛り上げたいと考えています。

 皆さんも、是非、乳がんの予防に努めるとともに、がん検診を受けていただきてゃあと思います。

 ここにあったワイコインがん検診いうのは、みんな知ってみえるのかな、これ。新しい人が多いもんで。500円で、がん検診ができるということで、これはなかなか名古屋の優れた政策です。結構金使っとるんですよ、これ。ええ。ずーっと。乳がんだけじゃないから。ということでございますので。うん、ぜひご利用いただくとありがてゃあと。

名古屋市在宅高齢者訪問理美容サービス事業の開始について

(市長)

 はい。パネルを設置いたしますということでございまして。

 次に、名古屋市在宅高齢者訪問理美容サービス事業の開始について、お知らせいたします。

 このたび、10月1日から、外出により理美容サービスを利用することが困難な在宅で暮らす高齢者の方に対し、「在宅高齢者訪問理美容サービス事業」を開始いたします。

 本事業では、ご自宅への訪問理美容サービスを、自己負担2,000円で受けることができます。

 本事業で受けられるサービスは、理容の場合はカットと顔そり、美容の場合はカットとブローです。

 ブローちゅうのは何だね、これ。

(記者)

 とかすこと。きれいに整える。

(市長)

 きれいに整えるですか。何言っとるかようわからんけど。美容の場合は、カットとブローと。

 本事業で訪問理美容サービスを行う店舗は、名古屋市から委託を受けた「愛知県理容生活衛生同業組合 名古屋地区理容連絡協議会」、「愛知県美容業生活衛生同業組合 名古屋美容協議会」に加盟する店舗で、訪問理美容について研修を修了されました店舗でございます。

 本事業の利用には、事前の申請が必要ですので、利用を希望される方は、お住まいの区の区役所福祉課または支所区民福祉課にご相談ください。

 対象となる方には、その場で「利用券」を交付しますので、利用したい理容室や美容室を、併せてお渡しする「サービス実施店一覧」から選んで予約をしてください。

その後、ご自宅でサービスを受けられた際に、自己負担2,000円のお支払いと、利用券を訪問した理容師・美容師の方にお渡しくださいということですね。はい。

「新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応」について

(市長)

 はい。次に、「新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応」について、ご報告いたします。

 市内における新型コロナウイルス感染症の発生状況ですが、9月21日(月曜日)から昨日までの1週間で、新規患者が合計102名発生しました。これまでに延べ2,855名の方について、新型コロナウイルス陽性であることが判明しております。また、先週は、新たに1名の方がお亡くなりになりました。これまでに亡くなられた方の累計は54名となりました。心よりお悔やみ申し上げます。

 ほんだけど、さっき持っとれいうの、何とか言っとったな。

(当局)

 まだ、もう少し後です。

(市長)

 まだええな。じゃあ、一応声かけてちょう。

 また、昨日時点で入院中の方は70名、本市が運営をしている軽症者等の宿泊療養施設「東横INN名古屋名駅南」には、昨日時点で、市内在住22名、市外在住13名の合計35名の方が入所しております。そして、これまでに退院・回復された方は、延べ2,610名ということでございます。

 なお、健康観察の対象となっている方は、前回の380名から増加し、現在、(約)440名ということでございまして、引き続き、保健センターにおいて、丁寧に健康状態の確認などのフォローアップを行っております。

 次に、PCR検査等の実績ですが、実施件数は減少しており、先週1週間の実績は合計で1,489件、最も多く検査を実施したのは、9月24日(木曜日)で366件でございました。

 次に、今後の発生動向についてです。こちらの折れ線グラフをご覧ください。

 で、あれですか。これを掲げて。

 まあ、これはほんとに、他ではあんまりやっとらんと思いますけど、こういう分析は。

 ここにありますように、本市のドライブスルー検査所における、週平均の感染経路不明者の陽性率の推移でございます。現状、ドライブスルー検査所の検査数は減少しておりますが、この率は低い値で推移しております。

 これはどういうことかいうと、何遍も言いますけど、濃厚接触者のほうは、実際陽性になった方のご家族とか、そういう方で、いわゆる濃厚接触の人ですけど。ドライブスルーでやるやつは、医師判断による調査ということで、割と無作為抽出に近いと言いますか、市中感染というようなことを想像させるということだわね。ええ。そういうのの率を別にちゃんと出すと。市中感染と思われるようなドライブスルー、医師判断の率が下がってくると、いわゆる、相当いろんなところへ、ランダムと言いますか、かかるという率が下がっとるんじゃないかということが推測できるということなんで、こうやって2つ分けてやるいうのは非常に合理的であるいうのは、あのう、国立感染研(国立感染症研究所)の人たちがレポートで書いてくれたと。これ、非常にええことだと。1つの状況が非常に、客観的に分かるというやつです。

 で、9月23日(水曜日)の発生状況を見ますと、陽性者数は。しかしと、この、問題は9月23日(水曜日)の、この青いのが率だもんな、これ。で、オレンジが発生者数ですけど。9月23日の発生状況を見ますと、陽性者数は5名でしたが、その全員が感染経路不明でございました。いうことで、これは初めてだそうです。実は、これは第二波の兆候が見られた7月13日(月曜日)と同じ状況であり、7月13日、この辺ですか。状況で、このときも陽性者2名でしたが、全員感染経路不明で、第二波においては、その後、急激に感染が拡大いたしました。こうした状況に鑑みますと、依然として予断を許さない状況には変わりなく、引き続き、気を引き締めていく必要があると考えておりますと。いうことでございますので、何分ご注意をお願いしたいと思います。

次は、これですか。次に、名古屋市衛生研究所におけるPCR自動化装置導入についてでございます。

 衛生研究所では、第一波以来、昨日現在で1万2,000検体以上の検査を実施してきたところでございますが、今後、新型コロナウイルス感染症の第三波の流行やインフルエンザとの同時流行が懸念されております。検査需要が増加することが推測されます。去る6月市会におきまして3,000万円の予算計上をお認めいただきましたが、このたび、より早く確実な検査を目指すため、ベックマンコールター社の「バイオメックi5(アイファイブ)」という自動化装置を導入いたしました。これだそうでございます。

 この装置は、新型コロナウイルスの検査の一連の工程をほぼ自動化することができ、これにより、1日200検体の検査能力が増加します。市としての1日当たりの検査可能数も、これまでの1,000件から1,200件に増加できるものと考えております。

 まあ、アメリカのやつらしいですけどね、これ。さっき聞いとったら。いうことでございます。

 繰り返しになりますが、市民の皆さまには、医療機関や、不幸にも新型コロナウイルスに感染してしまった患者さん、関係する事業者の方々、健康を回復されて地域に戻られた方が、風評被害に遭うことのないよう、個人情報の保護・人権尊重に十分な配慮をお願いいたします。

「交通事故死亡多発警報の発令の延長」について

(市長)

 最後に、交通死亡事故多発警報の発令の延長についてでございます。

 9月17日(木曜日)付けで、今年5回目の交通死亡事故多発警報を発令しておりましたが、発令期間中に、緑区及び港区において2件の事故が発生し、3名の方が亡くなられましたことを受けまして、10月1日(木曜日)まで、発令期間を延長いたしました。

また、先週金曜日に港区で発生した事故により、令和2年の本市における交通死亡事故者数(正しくは交通事故死者数)が35名となり、令和元年の33名及び第10次名古屋市交通安全計画の目標値である34人を上回ることになったことから、本日の昼、私も市役所の交差点において、ハンドプレートによる啓発を行ったところでございます。

 今年の交通死亡事故の特徴としては、高齢者の方が20名と全体の半数以上を占めておりまして、その中でも歩行者の方が9名と、昨年の倍以上となっております。

 日没が早まるこれからの季節は、夕暮れ時の事故が増加する傾向にあることから、夕方以降に外出する際、ドライバーからよく見えるように、明るく目立つ色の服装や反射材の活用をしてください。また、ドライバーはライトを早めに点灯するようにしてください。

 これ以上、交通死亡事故が起こらないよう、交通ルールを守り、交通事故にあわない行動をとっていただくことをお願いをいたします。

私からは以上でございます。はい。

質疑応答

Go Toトラベルについて

(記者)

 10月1日からGoToトラベルで東京が追加されることになりました。市長としての受止めと市民に対する何か呼びかけがありましたら教えてください。

(市長)

 まあ、月並みですけど、感染の方はね、かからんように、うつさんように、細心の注意を払っていただいて。まあしかし、商売はほんとに大変でね、これ。旅行者の、小さい、小さい言うと怒られますけど、食ってけえせんわね、これ。まあ、大変なことですわ、これは。いうことと、飲食店関係でも。まあ、公務員は1円も給料減れせんし、わしも800万、1円も減りませんし。まあ、この差はどういうもんだと、これほんとに。いうことでございますので。私はまあ、気ついけていただきながらも。まあ、僕の表現でいくと、ほんとにどんちゃん騒ぎはやめてちょうと。よっぽど気いつけてちょうということは、考えていただいて。あとは、やっぱり、経済潰れますと、ほんとに死にますから、人間が。これですね。で、雇用が失われますと。昔だったら、とんでもにゃあ、まあ今これ、マクロ経済学が発達しとりますんで、お金をそんだけ、どんだけ、少ななったで、その分、供給しようかという議論ができるようになっとりますけど、昔だったら、これまあ、えらいことですわね。で、そういうのを繰り返して、なんと国とか行政側は、財政の健全化なんか言い出してですね、これ。うん。で、もう経済、増税なんか言い出して、完全に経済狂って戦争になっちゃったというのが、第二次大戦の一つの、局面ですので。まあ、お気をつけいただくんだけど、ぜひ、ちょっと皆さんの中でも、「まあ、商売の人も応援せないかんな」というような気持ちは持っていただくとありがてゃあわね。うん。いうことですけど。

新型コロナウイルス感染症対策について

(記者)

 名古屋市内でも、飲食店でクラスターが結構発生していて確認されているんですけど、名古屋市として、新たな対策みたいなところのお考えはあるんでしょうか。

(市長)

 まあ、今日、朝の幹部会でも言ってきましたけど。まあ最近、新しいあれとしてはNHKでこの間やっとりましたけど。何だ、ウルトラだにゃあけど、マイクロ飛沫感染だわね。空気感染というのは、結核で一つあるんですけど。まあ、空気感染ではないと今度の場合、言われとりまして。それとまあ、接触感染。その間さで、非常に細かいタイプの粒子がワーッと入り組んで、これが星雲状になって、そこで感染するケースがあるということだもんで。そのために何がええかいったら、やっぱり換気がええらしいですよ、換気が。だでまあ、いっぺんちょっと今日も経済局に言っといたけど、商売やっとる人に、健福(健康福祉局)が、保健所が、握っとるらしいけど、換気ですね、換気。換気の、この間いろんな話も出とったがね。NHKによると、入口と出口と両方ドア開けるとものすごいええんだけど、1個しか開けれん場合は、入口がゼロいうのはないですから、そういう店舗は。1か所だけど、何かうみゃあ、ちょっとええ換気の道具なんかも言ってましたしね、これ。うん。

 それから、名古屋がやった、その港の展覧会(感染症対策総合展)でやっとった、まあ昔流に言うと、紫外線による殺菌ですねあれ。うん。とか、紫外線だけじゃないけど、いろいろありますんで、そういうのを、皆さんやっていたでゃあて。まあ、そういうところは注意しながらでも、みんなでよ、一杯飲みにいったりしよみゃあと、これ。飯食いに行こみゃあというふうにしてあげんといかんですに、これ。と思いますね、私、これ。潰れちゃいますがな、これ、ほんとに。

 後で話が出てきますけど、信長基金(ナゴヤ信長徳政プロジェクト)も、あれで(融資額が)4,000億超えたみたいですけど、ものすごい金ですからね、これもう。ええ。ほとんど97%がオッケーなっとるということでございますので、ぜひひとつ皆さんも。皆さん、優秀なジャーナリストですから、給料減らん人ばっかですけど。これ。飲食店で働いとる人たち、これどうするだね、これ、ほんとに。ということですわ。

 だで、わしからすりゃ、換気と殺菌のやつをちょっとしっかりやって。まあそれで、まあこれ、どういうところに、健福(健康福祉局)さんと相談せないかんけど、どっかの一定のタイミングで、ステッカー貼るのもそうだけど、大体こういうふうだで、飲んだり食ったり、行ったってちょうというようなことを言ってもええんだにゃかあと僕は思ってますけどね。ええ。

(記者)

 2つ、ちょっと関連するので続けて質問させていただきます。

 まず、今示していただいた今後の予想で、PCR検査所の数字が有効だということなんですけれども、PCR検査所、今月末をもって閉鎖されます。来月以降はどういうことを考えていらっしゃいますでしょうか。

 それと併せて、この秋・冬、また、感染第三次(波)拡がるんじゃないかというふうにも巷間言われていますけれども、名古屋市として、この秋・冬、どういうふうにこの新型コロナがはやるというふうに考えていらっしゃるのか、シミュレーションなどは立てていらっしゃるんでしょうか。

(市長)

 まあ、シミュレーションは立てとらんけど。名古屋は、そりゃPCR検査所はなくなりますけど、やっぱりあのう、開業医ですね。近所のお医者さん、まあ、かかりつけ医といいますけど。これはまあ、410件ということですので。そういう近所のドクターの皆さんによる丁寧なフォローというのが。まあ、初めはとにかくあんまり、公開した方が50件でしたか、あって、電話ばっかかかってきて、大変のようですわ。うん。やっぱりまあ、風評被害にもつながりかねんでね、やっぱ。あそこはあれだから、検査しとるで近寄らんほうがええよって、こういうやつですわ。普通の病気でも行かんほうがええぞというふうにならんようにしないかんけど。僕は非常に合理的なんでにゃあかなということで、うちの近所のとこ(名前が)出とりましたんで、いっぺんちょっと尋ねていこうかなと。「どうでゃあ、状況は」言って。で、「ちょっと工夫するのはどうやってやったらええかな」と。いうやり方がメインになるということでええんでしょう。検査所よりも。うん。まあそういうことだし、どっちにしろ、一つ関門が、やっぱりドクターがちょこっとそこで診ると。これはですね。それはまあ、大変有効なんですよ、これ実は。いうことでございますので。

 だで、他とちょっと対比しとんらんもんでようわからんけど、410件もやっとるとこはそうはないんじゃない。そうでもにゃあか。いい加減なこと言うと怒られますけど。ええ。いい加減なことを言ってはいかんですけど。まあ、非常にわしは合理的だと思いますけど。ええ、何と言っても。初め、ドクターの話がちょっと聞けるということはね。ええ。まあ、軽症か中等症か重症なんていうのも、やっぱり自分で判断できんようなときに。

 この間、ちょっと聞いて、「どういう人が重症になるんだ」言ったら、初めのとこで、やっぱり軽症か何かのとこで我慢しちゃう人らしいですわ。まあ、これは別に普通の病気でも同じだけど、なるべく早う医者へ行ってくれいうことですわ。やっぱり専門家に診てもらってくれいうことですから。まあ、それにもつながりますしね。ええ。

 だで、近所のお医者さんの皆さん、これ、テレビ見てとらっせるかどうか知らんけども、まあぜひ、しばらく、まあ風評被害がないように努力しますんで、ご協力いただくと、大変ええことじゃないかと思いますけどね。

 ほれからもう一個は、この第三次(波)ですか。第三次(波)に向けてというのは、今のなあ、今のやっぱり同じことで、ドクターの皆さんによる丁寧なフォローというのも大きいと思いますし、まあ、どんちゃん騒ぎ傾向で第二次(波)が始まったでしょう、要は。第二次(波)、ばかっと増えたのは、あれはまあ、どんちゃん騒ぎですわ。これは。だで、やっぱどんちゃん騒ぎというところに非常に丁寧にフォローするというとこですね、これ。は大きいんじゃないですか。ねえ。と思いますけど。うん。いかんですかね。はい。

あいちトリカエナハーレ2020について

(記者)

 市長、昨日まで2日間、市民ギャラリー栄のほうでトリカエナハーレという催しがありました。これ、主催団体がですね、排外主義的な主張を繰り返している団体で、事前には県の施設からは使用許可を取り消しになりましたと。なおかつ、市議会からも各会派から、ヘイトスピーチの懸念が示されている申し入れがありましたけれども、2日間の結果というか、どんな報告上がっておりまして、市長はどう捉えているか、まずお願いします。

(市長)

 まあ、一番最初、土曜日の日に、当局からは連絡がありましてと。で、一応展示物につきまして確認をしたと。で、弁護士さんにも確認をしたということで。いわゆるヘイト的なものというのは、法律のヘイト(スピーチ)解消法。あの、何だったかな。一応その、あれがあるんですわ。ガイドライン(正確には「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律に係る参考情報」。以下同じ)というものがあり、そこには、該当はしていないということでございまして。んで、まあ、そうなりました。

 で、その前提として、初め、なぜ許可したのかと。で、県はなぜ許可しなかったのかということは、これ、どえりゃあ重要な問題だもんで、ぜひ皆さんもしっかりフォローしてってほしいんですわ。

 で、ところで、この事前にこの許可するかどうかについては、ここにありますけど。国の、皆さんに配っても、もしよかったら。このガイドラインにおける1つの基準が示されておりまして、そこに、「公の施設の使用許可申請書が出された場合に、その使用時にヘイトスピーチが行われることが予想されるようなときでも、本法律の直接的な効果として、許可権者を有する行政機関が直ちに不許可とすることはできないものと思われる」と、こういうふうに解釈されとって、まあ、これを名古屋は素直に適用しとるということでございます。

 だで、こう書いてありますんで、許可の前に許可しないということは、事前、いわゆる検閲じゃないですか、これ。表現の自由を、侵害するんじゃないすか、これは。場所貸し。場所貸しの。ちゃんと分けて考えにゃいかんですよ。どこが違うかいうと、今回は、場所貸しだけだったんです、ただ。場所。公的な場所ですわね。それはパブリック・フォーラムの原理というのがあって、なるべくそれは皆さんに広く使ってもらわないかんということがあって、まあ、名古屋でも、政治団体でも、宗教団体でもオッケーです。まあ、公序良俗に反するようなことになってきますといかんということでございますので、で、今言ったように、ヘイトスピーチが行われることが予想されるようなときでも、直ちに不許可としてはいかんと書いてあるんです、これ。うん。だで、それほどまでにやっぱり表現の自由というのは大事にせないかんというのを、大事にしたのは名古屋市と、これ。今回のはね。

 で、あいちトリエンナーレは何だったかいうと、あれは場所貸しだけじゃないんですよ、あれは。あれは、名古屋市・愛知県主催で、何か向こうの県の何ですか、検証委員会は、それは違うと実行委員会だ言ってますけど、そういうとろいこと言っちゃいかんですよ、ほんとに。じゃあ、オリンピックでも、あれ主催者は何とか委員会ですよ、たしか。だから、そんな、誰が見たって日本国主催じゃないですか、そんなもん。まあ、東京都も入れてもいいけど。だから、あいちトリエンナーレっていうのは、誰が見たって、名古屋市や愛知県主催です、あれは。そういうとこでやる。で、税金を使って、またね。名古屋市が1億、2億弱、愛知県が6億。全部で8億ぐらいじゃないですか。で、ほかの民間の寄附された方も、わしちょっと聞いたけど、「いや、それは名古屋市と愛知県がやるで付き合ったんだ」と、まあ、そう言ってましたけどね。だから、それは違うんです。

 で、特に違うのは、その主催事業であったということ。主催のときに展示しますと、これは、英語で言うと、いわゆるEndorsementということで。その市と県が応援するということなるんで信用力がつくわけですよ、当然。だから、そこは慎重にやらないかん。表現の自由の問題ではないです、これは、実は、そういう場合は。そういうことですよ、これちょっと分けて考えると、これね。

 まあ、それで質問あると思いますけど、まあ、ついでだででもにゃあけど、昨日、俺、ネット見とりましたら、ドイツのベルリンに慰安婦像出るらしいですね、これ。ドイツ、初めてらしいですわ。今までは3体、2体か、あるけど、民間のとこのようです。だけど、今度は公的なところに慰安婦像が展示されるということで、今、しかるべく、ちょっと抗議するように言っときましたけど。 そこの、これ、ソウル聯合(れんごう)ニュースですか、ネット配信出てますから見たってちょうでゃあ。

 そこに、あいちトリエンナーレで出品された、これ。あの作家と同じ作品が出る、ちゃんと書いたりますよ、これ。こういうことになるんですよ、要は。公共がやると。こういうことになるの、これ。この被害は計り知れんほど重大ですよ、これ。世界中の人に影響しますから、これ。慰安婦像があたかも正しいということになっちゃうんです、これ。ええ。ぜひ皆さん、昨日のネットですけど、出てますから。ソウスの聯合ニュース。ええ。

 ベルリンの中心のブランデンブルグ門のそばらしいですよ。日本大使館からも2キロばっかのとこだということで、初めて公的なとこで出品されるということで、それはちょっと違うと。

(記者)

 市長、この2日間で取材で確認したところでは、「朝鮮人は日本人に迷惑かけるな」ですとか、「反日的な外国人は日本から出ていけ」というような。

(市長)

 外で演説しとったやつか。

(記者)

 そう、外の演説でそういう話が出た、という情報は入っておりますでしょうか。

(市長)

 前段はザーっとチェックしましたけど、どういう話があったかいうのはありましたけどね、ちょっと待ってちょうだい。どこへいったかな。主催者側の主な発言は、このメモ、こちら側のメモにあるのはね、「こういう連中、反対派は、たたき潰さないといけない」。「反日活動をする外国人には出ていってもらいたい」。ほれから、「日本の憲法が嫌なら出ていけ」と。で、反対に、その反対派も街頭をやっとりまして、そちらでは、「トリカエナハーレは中止しろ」。「ヘイトスピーチはやめろ」と。「日本第一党は許さないぞ」というようなコメントがあったということですけど。いずれもまあ、基準のやつはどれだったかな。その基準の典型的なのがあって。典型的な例で言うと、「本邦外出身者の生命、身体、自由、名誉若しくは財産に危害を加える旨の告知。何々人は殺せ、何々人を海に投げ入れろ、何々人の女をレイプしろなど」とか、それから、「本邦外出身者を著しく侮辱するもの、差別的・軽蔑的な意味合いでゴキブリなどに例える言動。それから、地域社会から排除することを扇動する言動。何々人はこの町から出ていけと、何々人は祖国へ帰れと、○○人は強制送還すべき」と、こういうのをヘイトスピーチというということで、一応ガイドラインに示されとって。そういうのには該当しないのではないかというのは、市の一応判断ですね、これ。と聞いております。

(記者)

 市として、じゃあ、ヘイトスピーチと認定しなかったということですね。

(市長)

 まあ、今んとこね。だけどまた何か出てこれば、またちゃんと相談せないかんですけど、今んとこは、まあ、そういうことですけど。

(記者)

 はい。質問ですけれども、そういったヘイトスピーチの懸念を持たせるような言動がある団体について、市の施設を許可したことというのが、ヘイトスピーチ対策法の趣旨に照らして適切だったと思われますか。

(市長)

 まあそれは、この、今のガイドライン、読みますけど、これ。はっきり書いてあるがね、これ。もう一回念のために言っときますと、「公の施設の使用許可申請等がされた場合に」と。これ、マスコミ、間違えんようにしてちょうだいよ。あの、ほんとに繰り返しますが、トリエンナーレは主催事業であって、いわゆる主催事業でやると、ベルリンでやられることになるんですよ、これ、ベルリンで。あいちトリエンナーレで出た、いって書いたりますよ、そのコメントに。ほれから税金を使っとるということですから。ホール貸しというか、貸し画廊というか、貸しスペースとは全く違うということで、その貸しスペースの使用許可申請等がされた場合、「その使用時にヘイトスピーチが行われることが予想されるようなときでも」と、でもと。「本法律の直接な効果として」と。この法律、(ヘイトスピーチ)解消法の効果として、「許可権限を有する行政機関が直ちに不許可とすることはできないもの」と、そういうように明示されとりますんで、これ。これはできないんですよ、これ。うん。

 となると、県は大丈夫なのかね、これ。ほんとに、これ。止めてまったじゃないですか。だめということで。これはぜひ、中日新聞、朝日新聞には表現の自由を。河村は表現の自由を侵害しとると。社会の自由に対する脅迫であると言って、私を、頭から批判しましたので。で、反論はなしですけど、ぜひ意見を聞かせていただきたいと思いますね。それこそ、こちらのほうは、社会の自由に対する脅迫じゃないのかということですね。

(記者)

 市長、そうなると、来年以降も、今回、成功ということと考えると、来年以降も同じように使用許可を申請してくるという可能性がありますよね。その場合、他の自治体でヘイトのない町の実現に努力している中で、逆行するような流れになりませんでしょうかね。

(市長)

 まあ、一方は表現の自由を守らないかんじゃないですか。大きく声上げて言いましょうか。朝日新聞だで。表現の自由を守らにゃいかんじゃないですか。きしめんのように薄っペらい男だ言って。そうですか、果たして。そういうことですよ。だけど、まあそこに一定の、ガイドラインと示されとりますので、はっきり言いまして。ええ。それは守ってもらわないかん。それと、刑法に触れるようなやつね。うん。刑法に触れるようなやつとか、まあ、公序良俗、誰が見たって、わいせつ破廉恥なやつ、こういうのはいかんですよ。うん。だけど、やっぱり貸し画廊という貸しスペースのようなものについては、パブリック・フォーラムの原理において、それこそ表現の自由です、それは。表現の自由ですよ。これ。

(記者)

 もう一点だけ質問です。ヘイトスピーチの対策につきましては、川崎市が先般、罰則を盛り込んだ条例を施行しました。名古屋市のほうでも、3年前ですか、市議会本会議のほうで条例化を取り組むという答弁があったかと記憶しているんですけれども、市として、その条例化っていうのはしないんでしょうか。

(市長)

 まあ、それは依然検討するというふうにしてってほしいんだけど。あの時にも答弁で言いましたけど、やっぱり表現の自由が優先しますんで、普通はですね、これ。まあ、何遍も言わないかんけど、ほんとに。それと違ういうのは、ちゃんと覚えといてちょうよ。公共主催。それから、税金を使う場合とは。そりゃ、税金の使い方をどうするかという問題なんであって、それについて全く自由だいう論理は、私、今まで聞いたことがないですね。税金で使うとこで、や、公共主催で、に対して、芸術と名乗れば何でも出してもええということになる。端的に言うと、オリンピックの入場式に、芸術だからといって天皇陛下の肖像画を燃やして、バーナーで、足で踏んづける動画を出していいってことになりますけど。それはあり得ないでしょう、やっぱり。

 まあ、ということで、一応まあ、丁寧に、検討はしますけど。どうも聞いとるとこによりますと、やっぱり川崎、それから、大阪ですわね。たしか大阪なんかは、条例をつくりましたけど、事前規制だめですよ、あそこは、たしか。うん。だめなんですよ、やっぱり。事前規制は。

 だで、まあちょっと、そこの2つのところは、割とね、地域的に、「おまえら出てけ」というようなことが、起こりかねないとこであったということなんで。名古屋はそういうことでもございませんので、表現の自由を守らしていただくのは、僕は、ええと思いますけど。だけど、一線を越えた場合は厳しいですよ、やっぱり。まあ、今回も一線越えたようなもんだけど、これ。ええ。トリエンナーレは。ちょっと違うけど。

(記者)

 もちろん表現の自由との、そのバランスは必要ですけれども、市長の今の話を聞いてると、検討はしてるけれども前向きではないということですか、条例施行するのは。

(市長)

 いや、前向きでないのかどうか、まあ、ニュートラルのようなとこですね、これ。というとこですわ。だから、地域性がどうも、僕も気づかなんだけど、割とそうらしいですね。まあ、あまり言うと怒られますけど。やっぱりその、川崎の方とかはね、ほれから大阪というのは、そういう、大きな問題抱えて頑張っておらっせるもんだで。ということのようですけど、名古屋は幸い、そういうような感じじゃないもんで。できる限りは、自由にしてもらおうと。しかし、当然、自分で一定の則は守ってもらわないかん、ルールは。いうことは原則でええんだにゃあかと思いますね、今回見とっても、わし。よかったと思いますよ、これ。うん。よかったと思いますね、これ。うん。

 だけど、何か、ちょっと某あそこら辺でうろうろしとりましたんで、他の用事ですけど。ほうしたら、県の借り賃を返してくれえせんて言って怒ってましたけどね。親分じゃないけど、関係の人が。ええ。ほりゃいかんじゃないのと、それいって。よくわからんですけど。うん、ようわかりませんけど。まあ、今日もうそうやってしとりゃ別で、事実が変わっとりゃ別だけど、そういうことを言ってきた人がおるってことは事実です。昨日、一昨日かな、どっちだったかな。ええ。

 なかなか、名古屋の対応よかったんじゃないすか、これ。ほんとに。よかったと思いますよ。表現の自由を守ったと思いますよ、ちゃんと。うん。言われるに決まっとる、わかっとったけど、これは。何や言って、団体によって変えるのかと、運用を。これね。そういうもんじゃありませんよ、別に、ええ。全然そういうことはありません。私はまあ、自由主義論者ですから。何でも人生楽しゅうやりゃええ。だけど、相手の自由も大事にせないかんよちゅうことですわ。

来年度予算について

(記者)

 来年度予算の方針について伺いたいんですけれども。

 来年の税収、かなり厳しい状況になるのかなと思われるんですけれども、新型コロナに関連の事業を最優先にやっていくのか、あるいは、コロナと全く関係ないような新規事業の予算を大きく取っていきたいのか、市長の予算編成方針みたいのがありましたらお願いします。

(市長)

 はい。これ、大変重要なとこで。マクロ経済学というか、一番根本のとこですから非常に重要なんだけど。具体的な、そのお金の状況を言いますと、これ総務省に確認しとりますけど、減収分は全部補塡されますから、これは。減収補塡債というのがありましてですね、ええ。あの、全部補塡されますので。だで、いわゆる一般的な行政の基準財政需要額といいますか、それについては何の、あれもありません。ええ。

 だから、そこ間違えんようにってみんなに言っとんです。当然不景気になると、税収減りますけど、その分は全部オッケーですと。プラス、それよりもっとお金使わないかん。ほんとにこれは。これは何遍も言っとりますけど。リチャード・クーさんがよう言っとるけど、お金がへっこんだ場合は、その分ちゃんと、企業の雇用を守るということですわ、経済学でいうと。失業させないと、仕事をやっとる人を。これが非常に重要で、そのためには政府は、名古屋市もそうだけど、率先してやらないかんと、こういう時は。で、その従業員の皆さんに給料が支払われて、その皆さんは、どっかで一杯飲むなり、自動車を買うなり、家を建てるなりですね、消費をすることによって経済が動いていくんであって、ええ。

 だから、その落ち込みの分、多分1割ぐらいでないかと僕は思いますけど、トータルでいくと。瞬間風速でいくと3割ぐらいになりますけど、1割いうと、名古屋市の予算で、予算じゃない、GRPという名古屋市の経済全体で13兆ですから、だから1兆3,000億。だで、まあ1兆円。今、信長の基金(正しくは資金)で4,000億ですから、まあ、倍ですね。1兆、もうちょっとお金が回るようにできれば、何とか支えれるんじゃないかと。国の経済対策もありますけど。名古屋としては立派なもんだとなると思いますね、これ。それによって、ぜひ、皆さん、その、パートのお母ちゃんやら従業員を首にせんように、何とかよ、これ。うん。給料を払うことと。で、その払われた給料で消費することと。これまあ、三面等価の原則といいますけど。生産したものが給料に分配されて、その給料で、所得というか、消費すると。その三つがちゃんときちっと回るようにということを、まあ、僕は一番大事に。まあ、この間も指示しましたけど。

 だから、今言ったように、もう5,000億か、ぐらいの何か公共事業ですね、をみんなで考えようと。これ、名古屋市で。まあ、一番目の先に見えるのは、庄内川の完全治水ですわ、これ。これで3,000億だと言われてますね、大体。3,000億。ずっと上のほうからやってくわけ。まあ、やる順番はどっちか、普通は下からやりますけど。ずっと守山のほうから、ずっと庄内川。まあ、天白もそうですけど。それだけで3,000億ですから。ええ。これも公共事業で、できたら地元の土建屋さんに、仕事やってもらうということをね。違反にならんように。違反にならんようにやってもらうだけでも、大きいですよ、そりゃ。すごい経済効果。うん。

 とか、熱田神宮の辺とかいろいろあるんですわ、そりゃ。だから、公共事業やらなあかん。絶対に財政健全化と言っちゃいけませんよ、こういうときに、これ。自分らだけようけ給料もらっとって、財政健全化だ言ってですね、増税なんてしたら、民間全部潰れてまいますわ、これ。

 そこんとこはええかね、これ。ほんとに。そこんとこ。うん。そこが狂いますと、ほんとに第二次世界大戦のときみたいになっちゃいますよ、それ。これ。財政健全化だ言って金本位制だとかとんでもにゃあこと言って。ねえ。財政というのは、単なる総務部ですから。何遍も言ってますけど。総務部ですよ、これ。うん。その外にあるラーメン屋のおやじとか、そういうのが名古屋市、日本国。そちらを応援せないかんだ、とにかく。

 まあ、演説しとってもしょうがにゃあで。

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