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令和2年9月14日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2020年10月14日

ページID:132772

報告事項

  • 久屋大通公園(北エリア・テレビ塔エリア)のリニューアルオープンにについて
  • 令和元年度のなごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について
  • 新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について

会見動画

報告内容

久屋大通公園北エリア・テレビ塔エリアのリニューアルオープンについて

(市長)
 はい。それでは、9月14日でございますが、記者会見を始めてゃあと思います。

 最初に、やっぱりこう、マスクしとりますと、ちょっと元気が出んいうのも1つだけど、やっぱ声が聞きにくいだろうということで、やっぱ、市民の皆さんに申し訳にゃあで、外してええきゃあということで、この優秀なる名古屋のジャーナリズムの皆さんの了解を得ましたもんですから、まあちょっと外させていたでゃあて、やらさせていただく。まあ、このあれが、何ですか、ようわかりませんけど、プラスチックウォールが立っております。そういうこってございますんで、お願いします。

 はい、それでは。やっぱりよう聞こえるな、このほうが。ねえ。ありがとうございます。

 まず、久屋大通公園北エリア・テレビ塔エリアのリニューアルオープンについて、ご報告をいたします。

 久屋大通公園北エリア・テレビ塔エリアが昨年1月から約1年半にわたりまして、整備を経まして、いよいよ今月18日(金曜日)にリニューアルオープンいたします。また、名古屋テレビ塔も同日にリニューアルオープンいたします。

 日本最大級のPark-PFI事業により、広々とした芝生広場を含む、全体で約1万平方メートルの広場空間やテレビ塔を映し出す全長80mの水盤などが新設されております。

 また、名古屋初出店の店舗を含め、話題性に富んだ35の店舗が出店しておりますので、周辺を訪れた際には、ぜひ訪れて来てちょうだいということでございます。

 リニューアルされるテレビ塔と併せて、栄地区のみならず、名古屋のランドマークとして、魅力向上につながるものと期待しております。

「おうちで環境デーなごや2020」の開催について

(市長)
 職員が市長の隣にパネルを設置しますということでございますが、これがそうですか。

 こちらのパネルにもありますとおり、今年度の環境デーなごやは、コロナ禍ということもあり、皆さんに久屋大通公園に来てもらうのではなく、おうちでも楽しめるウェブサイト上のイベントを企画いたしました。これは、初めての試みでございます。

 主な内容としては、これまでのステージやブースの内容を動画で楽しんでいただけるようにしました。

 ステージの最初の動画では、環境デーなごやの開催に当たり、私から皆さんへのメッセージを述べさせていただいております。

 その他に、「ざんねんな生きもの事典」シリーズ監修の動物学者・今泉忠明氏による生物多様性のステージ動画などもあります。

 ブースの内容の動画は、初めての試みにもかかわらず、34もの市民団体、企業、学校に作成いただきました。大変ありがてゃあことでございます。

 その他に、おうちで楽しく学べる企画や景品がもらえるキャンペーンもたくさんありますので、多くの企画にご参加いただきてゃあ。楽しく環境について考え、行動するきっかけとしてほしいと思います。

 職員がパネルを回収いたしますということでございます。

新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について

(市長)
 それから、新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について、ご報告をいたします。

 市内における新型コロナウイルス感染症の発生状況ですが、9月7日(月曜日)から昨日までの1週間で、新規患者が合計107名発生いたしました。これまでに延べ2,650名の方について、新型コロナウイルス陽性であることが判明しております。また、先週は、新たに2名の方がお亡くなりになり、これまでに亡くなられた方の累計は50名となります。心よりお悔やみ申し上げます。

 また、昨日時点で入院中の方は89名、本市が運営している軽症者等の宿泊療養施設「東横INN名古屋名駅南」には、昨日時点で、市内在住者11名、市外在住者9名、合計20名の方が入所しておられます。そして、これまでに退院・回復された方は延べ2,390名でございます。

 発生件数は先週よりも微増し、入院中の方の内訳を見ますと、高齢者の方の割合が高くなっておりまして、重症化リスクの高い方々への配慮、感染防止対策の徹底をお願いいたします。

 なお、健康観察の対象となっている方は、先週の450名からまた減りまして、現在約380名いうことでございます。

 繰り返しますが、「健康観察とは一体何でゃあ」いって僕のツイッターに書き込まれた人がおりますんで、ぜひ皆さん、普通わからんですから、これ。陽性者いうのは、「ああ、なるほど、患者のことか」と。それが患者とほとんど同じだということも、なかなか知らん人も結構多いですけど。健康観察いうのは、発症したとこ、周りの人に、保健所が中心になって電話をかけたりして、皆さんに、「2週間ほどじっとしとってもらえんきゃあも」ということを粘り強く頼んでく作業のことでございますので。表面には出ませんけど、何遍も言いますけど、頼むでこれ、ぜひ報道したっていただきてゃあ。というのは、私ども名古屋からすると、これが行政のやる、一応ベーシックな、活動ですけど。粘り強い、地を這うような活動ですけど、これが行政のやる一番重要な活動だということで、名古屋は大変しっかりこれをやっとるという自負がございますので、ぜひ皆さんには、市民の皆さん分かるように、報道をお願いしたいと思います。

 まあ、引き続き保健センターにおいて、丁寧に健康状態の確認などのフォローアップを行っております。

 次に、PCR検査等の実績ですが、実施件数は減少しており、先週1週間の実績は合計で1,560件、最も多く検査を実施したのは9月7日(月曜日)でございまして。9月7日いうと、ちょうど1週間前かね。ちょうど1週間前の月曜日に358件、検査をしております。

 なお、身近な診療所での唾液検査がますます充実してきておりまして、昨日時点で410か所ということでございます。ご協力いただいております。これはまあほんとに、医師会の皆さんに、まあ、Thank you very muchと。Appreciate very muchと。感謝しとりますということでございます。

 これで全ての中学校区で検査可能な診療所がある状況が整いましたということで、中学校110ありますんで。小学校は256だったかな、全部、分校とかいうのも入れて(正しくは261校)。いうことでございますが、110で410でございますので、多少ばらつきがございますが、中学校区いうのはどういう意味があるかいうと、歩いて行けるいうことですわ。中学校の生徒さんはみんな歩いて中学校へ通っとりますんで、みんな、皆さんの名古屋市にお住まいの歩いて行ける範囲のところに、ご相談というか、唾液ですけど、採って検査をしていただけるところが名古屋は完備されたというこってございます。で、公表されとるとこは、いくつだった、50。

(当局)
 約50。

(市長)
 約50。うん。公表されとるとこは約50でございます。410ありますけど。だで、ちょっとわからんかもわかりません。まあ、とにかく近所のいつも風邪引いたときなんかに行かっせるとこへ電話かけてもらって、「わし、誰々町の誰ですわ」いって。「で、一遍検体してほしいんだけど、ちょっと調子が悪い」というふうでにゃあと、今んとこ、誰でも彼でも(検査する)という体制にはなっとりませんから、ええ。それは、お金がにゃあというより、その合理性にいろいろな説がありまして。一応、発症ないし発症に近い状況ということを、かかりつけ医の皆さんに相談していただいて、紹介をしてもらってちょうでゃあ。「ほいじゃあ、どこどこで(検体採取を)やってますよ」ということですわ。公表されとるとこはここだけど、公表されとらんとこでもやってますんで。だでそこに、「まあ、一遍電話かけてちょう」とは言ってみえますわ、ドクターの皆さんは、まず。バーッと来ると困るでいって。一応動線を別にせないかんらしいもんで。車の中で待っとってもらうとかで。だで、とりあえず、もしそういうこと、検査を、唾液の採取をしてほしいという場合があったら、ぜひまず、開業医のところに電話かけて、相談してくださいという体制が整いましたと。

 調整にご尽力いただいた名古屋市医師会及び診療所の方々には、大変感謝しております。Thank you very much.ということでございます。

 次に、今後の発生動向についてですが、こちらの折れ線グラフをご覧くださいと。

 本市のドライブスルー検査所における週平均の、感染経路不明者の陽性率の推移でございます。この率が最近下がってきていることから、今週の感染者数が下がってくるのではないかと予想しております。が、依然として予断を許さない状況には変わりなく、引き続き気を引き締めていく必要があると考えております。

 まあ、ここにこれ出とりますように、これ言っとるのは多分日本中で名古屋だけだと思いますけど。まあ、外れとるかもわかりませんが。これは、国の国立感染研(国立感染症研究所)から、非常にええ分析だということで。陽性者になった方を、濃厚接触者と、そうでにゃあ一般、完全な無作為抽出じゃないですけど、ドライブイン(正しくはドライブスルー)でやっとるのは、医者が一応判断して、「検査したらどう」という方で、そのまあ、要するに、市中にどんだけ拡がっとるかということを予想させる数字ということになっとります。ええ。濃厚接触者の場合は、何らかの意味があって、一緒にカラオケを歌ったとか、そういう一定の特殊な関係の人たちですが。で、こちらのほうは、まあ、医師が判断したということですけど、そういう非常に特殊な関係でない人たちの感染率ですが、ここにありますように、この1週間、いよいよゼロになりましてですね、ここは。1週間ゼロということは、ゼロということは、1週間ゼロということでございますね、これは。ええ。1週間、名古屋では、市中感染とはちょっと違いますけど、におわせる可能性のある医師判断によるドライブイン(正しくはドライブスルー)での行政検査の陽性率はゼロということになっとるということでございます。

 まあこれ皆さん、保健所ばっか、内部を褒めとっていかんけど、保健所の丁寧な健康観察と、それにご協力いただいた市民の皆さんが、外に出てですね、感染させていないという、市民の皆さんの、2週間ですけど、2週間じっとしとってちょうというのを聞いていただいとる、そういう努力のおかげと。ということだわな。ええ。そういうことでございまして、1週間ゼロでございます、こちらの数字は。で、これが多分、今までの国立感染研の言っとる話では、将来の数字を占うには一番ええ数字ということになりますんで、外れるかもわかりませんけど、多分相当低い数字で推移するか、もしくはゼロに、陽性者そのものがゼロに近づいてくんではないかというふうに思っとります。はい。

 これも言ってちょうよ、大抵。大抵どっこも聞いたことないでしょう、ここの。今の2つに分けて。その濃厚接触者の陽性率と、ほれから濃厚接触者じゃない人、と言っても無作為抽出をしとるわけじゃないけどね。別に医者に連絡があり、医者が、「まあ、調査したらどう」と言った人をドライブスルーでやった人と陽性率を分けて。その、限りなく、でもないですけど、無作為に近いほうの陽性率が1週間ゼロになったということは、市中、多分ね、そのカラオケへ一緒に行って、そん中でうつった人がおったげなと、これ。という場合と、そういうとこへ行ってない人からすれば、感染はしないのではないかというふうに、非常に、推測させる数字だということでございます。まあ客観的な数字ですから、これは。ええ。ということで。こういうことは多分名古屋しか分析しとらんのでにゃあかと。外れとったらI’m  sorryということで、偉そうなこと言うな言って。俺んとこもそうやってやっとるんだと言われや、まあ、大変申し訳にゃあけど。ということでございます。

 それから、次に、地域外来・検査センター、名古屋PCR検査所(ドライブスルー方式)の閉所についてでございます。

 名古屋市PCR検査所は、5月21日の開設以降、市医師会のご協力をいただきながら運営を行っており、現在も1日最大36名分の検査ができる体制で運営しております。

 一方で、最近は身近な診療所における唾液による検査体制の拡充が図られてきており、先ほど申し上げたとおり、全ての中学校区に検査可能な診療所がある状況が整いました。その状況を踏まえ、医師会と調整いたしました結果、9月30日(水曜日)をもちまして、市PCR検査所を閉所することといたしました。

 名古屋市PCR検査所では、開設以来、昨日までに合計1,597件、1日平均で約20件の検査を行ってまいりました。また、これまでに113名の陽性者が確認されるなど、PCR検査所が果たしてきた役割は非常に大きかったと考えております。これまで運営に携わっていただいた医療関係者の皆様、また近隣の皆様にも深く御礼を申し上げたいと思います。誠にありがとうございました。

 ということで、1つ、質問が出るかわかりませんけど、これ私のある知人が、実は陽性になった人間がおりまして。その仁が言っとったけど、保健センターに電話したら、満員だったと、これ。で、電話出えせんかった。これはあの、保健所の方が悪いんじゃなくて、回線が足らんのですけど。いうことで、やっぱ本人からすると、熱がものすごう発熱して、自分でこれ、自分自身がコロナにかかったんでにゃあかということで、非常に焦るんだと。で、そういうときに、そういうふうに電話が通じんいうことになると焦るということで、もう一件、どっかアプローチした言ってましたけどね。で、結局、地元のかかりつけ医のドクターに言ったら、すぐ診断書書いてくれて、病院までここだということで、言ってくれたいうことで。その仁が僕に、診療所ですね、診療所いうとようわからんですけど、市民の皆さんからすると、近所のお医者さんのとこですわ。「近所の開業医のところでこういうことやってもらうのは、ものすごうええんだにゃあか」という話でしたね、これ。ということでございまして。

 何でか知らんけど、この間、NHKやったかな、何かな、あれ。兵庫県で、こういう、診療所によるPCRの体制を、これまあ、やってましたけどね。ええ。で、兵庫県は出るのに何で名古屋市が出んのかと。まあ、ほんなことを。ジェラシーではないですけど、まあ具体的に、市民の皆さんにわかっていただくことが大事だもんで、そう言っとるんですけど、どういうことなのかと。まあ多分、オープンに名前出しとるとこは50ですから。ええ。だけど、全体では410あるというこってございますので。まあ、オープンにしない限りはイカンのだというご判断かもわかりませんけど。名古屋はそういう状況でございます。

 最後に、繰り返しになりますが、市民の皆様には、医療機関や、不幸にも新型コロナウイルスに感染してしまった患者さん、関係する事業者の方々、健康を回復されて地域に戻られた方々が風評被害に遭うことのないように、個人情報の保護・人権尊重に十分なご配慮をお願いしたいと思います。

 まあ、これは例のハンセン病や何かで、大変日本はね、うん。あのまあ、時流の波に乗り遅れたということで、非常に反省せなあかん過去を持っとりますんで、特にお気をつけをいただきてゃあと思います。

 私からは、以上でございます。はい。

質疑応答

新型コロナウイルス感染症対応の検証と今後の対策について

(記者)
 新型コロナウイルスに関して、1点質問させていただきます。

 先日、コロナに関する今後の対応方針の取りまとめの発表もありましたが、改めて、第1波から8月までの繁華街、あと、医療機関の感染拡大についての検証と、今後の具体的な対策についてお聞かせください。

(市長)
 まあ、いろいろありますけど、何といっても、名古屋は、繰り返しましてくどいですけど、健康観察者ですね。いわゆる関係者ですわ。関係者へのフォローを保健所が徹底して丁寧にやり続けていくということが、やっぱり相当、やっぱり実際に効果がありますね、これ、見てみますと。ええ。ぱっと減りますからね、これで。要するに、感染経路を断つということですわ。ええ。それがまあ、非常に効果があるで、さらにやってくと。

 それからまあ、医療関係の皆さんには、大変ありがてゃあ、病院の方も、まあ大変ですけど、これはほんとに。直接、テレビなんかでやってますけど、それは感染した人が咳でもしますと、そりゃあ、ナースなりドクターなりがまともにかぶりますからね、これ、バーっと。ええ。ほんだで、まあ大変ですけど、世界中から非常に尊敬をされておるということだで、皆さんで、お金のことだけじゃなくて、ねえ。医者というのはそもそも、うちの死んだおふくろが言っとったけど、その当時は、ほんとに大変だったと。だで、みんな、そうなりたがらなかったぐらいなんだと。やっぱり結核や何かありましたからね、これ。そりゃ、みんな、北里柴三郎だとか野口英世だとかパスツールだとか、いろんな巨人が出とりますわね、これ、いろいろ。ええ。それほどまでに医者いうのは自分のリスクを、ものすごい、自分がいつ死ぬかわからんというリスクを抱えてまで、まあ、ナースもそうですわ、やる仕事だということで。なお、みんなで、感謝して、尊敬しようということが大事だと思います。

 それからまあ、今日もちょっと幹部会で指示しましたけど、あそこの、終わりましたけどね、金城埠頭で何とか展というのをやりましたわね。その感染症対策についての展覧会と。で、わしも行ってきまして、いろんな、わしは科学者じゃにゃあでええかげんなこと言っていかんですが、オゾンだとかいろいろありますけど。例えば、紫外線なんかによる、その消毒という、サニタライゼーションですか。感染を、ストップしていくという機器なんかもようけ出とりますんで。ぜひまあ、今日指示しとりますけど、大体4万軒ぐらいあるらしいですわ、その飲食店関係で、保健所へ届けないかんもんだで。そういうとこへ、日頃、保健所いうと、どっちかいうとおそぎゃあ存在ですので、まあ、そういう面も必要ですから、言葉遣いは別としてね、これ。だけど、やっぱり、名古屋でいいますと、50万円までですけど、7割ということですけど、こんなもん全部負担してもええんだにゃあかと言っとるぐりゃあだけど。まあ、店内にね、その、例えば紫外線の、オゾンとかありますで、それはちょっといろいろ考えていたでゃあて、そういう装置を置くのも、1つの斡旋というか紹介というか、そういうアナウンスを、その飲食店関係の人にしてちょうよと言ってあります。

 要するに、店をやめると。やめていくらもらえるいうのありますわね。何十万でとか。10万とか50万とか100万と。まあ、そっちもそっちですけど、積極的にやっぱりやってですね、感染リスクを減らしながらやってく人たちを応援しようと。この辺は名古屋の特色になってくると思いますんで。ぜひまあ、ネットでもこの会見やっとるらしいんで、テレビかネット見られた方は、一遍、どこへ電話したらええんだね、これ。保健所か。保健所か、局でいうと経済局になるんだな、これ。だけどまあ、日頃付き合いあるのは保健所でもええですけど、「何か、聞いたけどよう」いって、「何ぞそんなええもんがあるきゃあ」いって、「紫外線か何かで」ってちょっと聞いていただくと、補助金も出ますんで、丁寧に、アドバイスをしてゃあということでございます。

 それと、信長基金(ナゴヤ信長徳政プロジェクト)につきましては、(融資額が)4,000億手前まで来とりましてですね、はい。どうもほんとに、まあほんとに、店はやっとらんね、夜。これはまあ、ほんとにえりゃあ状況ですよ、これ。公務員だけ同じ給料もらってええのかと、ほんとに。ねえ。わしも800万で、元々どえりゃあカットしとりますけど。だけど1円も減れへんもんね、これ。だで、商売やってみえる方は、まあとにかく、しばらく、資金繰りをとにかく続けてってもらわないかんですわ、資金繰りを。だで4,000万まで。97%、名古屋はオッケーにしてますから、申込みの数字は。97%です、これ。だからほとんど申し込まれた方はオッケーになりますので、ええ。ぜひ商売やめずに、パートのおかあちゃんを辞めさせんようにいうことで、うん。とにかくまあ、続けてってほしいと。まあ、どこまで続くかは、ちょっとわしもわからんでいかんけど。うん。もう4,000億になります。これ簡単に言いますけど、名古屋市内で4,000億円の現金がですね、これ、商売やってみえる方に、これ今、実際に注入されとるということでございますのでまあ、金融機関の皆さんにもThank you very much.と。

 で、どこで借りれるんだいう場合は、金融機関に行っていただければ、ワンストップで全部、名古屋市の手続きも全てやるようになっとります。まあ、法律的に、ルール的には5年間、元本を返さんでもええと。その後も返さんでもええんですよ、借りた金いうのは。借りた金を返すというのは、役人やそういうのが言っとることであって、商売やってみえる方はね、借り続けでええんです。ただ、資本主義社会は、利息は払わないかんことになっとる。これが大変なんです。この利息を払う努力が資本主義を発展させてきたということでございますが、これも3年間、今度の信長基金は払わんでもええです。

 で、3年後についても、(利率は)1.1(正しくは4年目以降1.2)だったかな、名古屋市と金融機関で半分ずつ利子補給しますんで。それも、相談に応じますから。ええ。まあこれは、災害ですからね。こういうときは遠慮されずに、ぜひ、各近所の、近所いうか、どういう方でも、ラーメン屋のおとっつぁんでも銀行とはどっか付き合ってござる。銀行なり金融機関とね。絶対それは必ずやってますから。ほとんどの窓口で今オッケーになってますんで、名古屋は。ええ。そこへ行って、この信長基金、「信長いうのあるだろう」いって、「あれ、ちぃと貸してちょう」いって言っていただければ、97%オッケーになっとります。ぜひ商売をお続けいただいて、雇用を切らんようにしていただきてゃあと。あんまり言ってかんけど、ほんとによう、士農工商だでよう。まあほんとにいかんぜ、これは。

名古屋城天守閣の木造復元について

(記者)
 名古屋城についてなんですけども。先日の石垣部会。

(市長)
 はいはい、お城ですか。

(記者)
 お城のことで。文化庁から求められてた4項目の指摘を来年4月に返すというようなスケジュール案が示されましたけれども、元々来月、10月ぐらいに返そうとしてたスケジュールだったので、ちょっと遅れたことになってしまうんですけども、全体への影響っていうんですかね、お城が完成するまでの影響っていうのはどのようにお考えでしょうか。

(市長)
 まあとにかく、全体的な大きい根本的な影響はにゃあと思ってますけどね。文化庁さんのほうからも、「まあ、進めましょうや」と。だけど、「部会の皆さん、学者の方とはちゃんと意見をまとめて進めてちょうでゃあよ」ということでございますので、一応、一応だにゃあけど、局長のほうからスケジュール案出しまして、それをというか、どう言ったらいい、異議はなかったということは間違いないようでございますけど。そういう状況でございまして、あとは、石垣の保存方法をめぐって、そりゃ学者の皆さん、専門家ですから、そりゃ当然、みんな一家言ある人ばっかだでね、これは。だで、そりゃ話し合って、進めてくことは、僕は、できると思いますよ。うん。

 でまあ、市長からすると、1週間ぐらいになるかな、これ。この間1,000万、現金を持ってきた方がおるんですわ。これは、某区の庶民のじい様ですけど。で、わしが、「1,000万ももらうと、これは記者に言うと名前も書いてくれるし、テレビも出れるで」と言ったら、(当局は)「いやまあ、頼むでやめてちょう」と。「わしは庶民だで、こんな1,000万も寄附したか言われると近所から何言われるかわからん」ということ(だと思う)で、まあそうなりましたけど。そのじい様も、「もうとにかく早うやってちょう」というふうに言っておられましたわ。やっぱり上がりてゃあと。木造の名古屋の誇りであったね、400年。上がりてゃあということでございますので。私もまあ、同じような気分で、71でございまして、いつヒャーボール飲み過ぎで死ぬかわかりませんので。まあとにかく、やっぱね、木造の、世界でこの一個しかにゃあ、国宝1号だったわけだから。この復元というやつ、うん。

 まあ、生命もそうかわかりませんけど、死んだけど生き返るんです、魂は。実は名古屋の魂は。完全になくなりましたけどね、5月14日に。だから、昭和20年5月14日ですか。だから、それが生き返るというのを、早う見てゃあですわね。

 木はみんな調達してありますし。ほんの一部ちょっとないのは、ちょっと工法で議論があるとこがあって、そこ以外はもう木も調達してあって。ええもんができますよ。復活のシンボルですわ。人生復活のシンボル。挫折した人は、みんな名古屋城に、一番上へ上がって、「一発俺も頑張るぞ」いって言うということですわ、ええ。

 ということでね。だで、木の文化というのは、まあよっぽど今度は言われんでしょう。某新聞にも、一旦燃えてまったで本物でにゃあとかいって書いてあった論評がありましたけど、論説が。ほいじゃあね、沖縄のね、首里城。あれ燃えちゃったじゃないですか。あれ。沖縄の皆さんの悲しみ、涙とともに。あれ燃えたで、今度新築ですか。じゃあ、エレベーターつけて、コンクリートで造るの、あれ。ほんなこと、前、守山で言った人がおったけど、タウンミーティングで。「あんたね」いって、あんたねとは言わなんだけど、「あのね」いって、「もし、そういうご意見だったら、一遍沖縄の那覇市街の中心部行って、マイク持ってしゃべってりゃあ」と。「燃えたんだ」と。「だで、これはもう昔のものではない」と。「新築だで、コンクリートでエレベーターつけよ」いって、言ってりゃあいって。「ほんと殴られるぜ」言って、「そんなこと言ったら」言って、これ、沖縄の人に。いうことで、ちょっと、燃えたら全部終わりというのは、木の文化の場合は、やっぱり違うんじゃないの。

 人間でもそうじゃないですか。死んだら終わりかね、やっぱり。「いや、河村さん、死んだら終わりだ」言う人もありますけど。わからんですけど。ええ。いろいろな精神とか魂は生き継ぐという意見もありますよ。まあいいわ、あんまり力んどっていかんけど。

(記者)
 市長が寄附について触れましたので確認するんですけれども、名古屋城の天守閣積立基金があったと思うんですけれども、100億円を目標とされてましたが、現時点、100億円を目標とされたと記憶があるんですけど、現状どれほど寄附が集まっているんでしょうか。

(市長)
 今4億5,000万ぐりゃあだって聞きましたけどね、僕。ちょっと違うかわからんけど。名古屋城おらん、今日おらんな。4億5,000万ぐりゃあだと聞いとりますけど。

(記者)
 4億5,000万としましてですね、100億円という目標について、非常に遠いかなと思うんですけど。

(市長)
 いや、そんなことないですよ。前のことをいろいろ言いますけど、私、調べましたら、あれは、桑原幹根さんが会長になって、知事が。ほれから名古屋市長、小林橘川さん、中日新聞副社長ですけど、この方がなって、桑原幹根さんが会長になって、ちゃんと分担してですね、財界でこうと、こうやってやっとるんですわ、いろいろ。名古屋の4億5,000万につきましては、そういうのはnothingですから、今んとこ。協力は頼んどるんだよ。だけど全部、それは小学生の10円募金とか、それから、先ほど言いましたように、ほんとの庶民の1,000万とか、そういうのですから。ですから、まああの、ほんとになってこればというか。ねえ。某地元の大マスコミがどういうふうになられるかも大きいんじゃないですか。わかりませんけど。

(記者)
 あの市長前回ですね、財界の協力が大きかったということだと思うんですけれども、今回、財界の協力というのは、まだないんじゃないでしょうかね。その機運が高まってないってことじゃないでしょうか。

(市長)
 どうですかね。まあ、いろいろな議論がありましたし。そりゃ、某新聞の社説では、コンクリートのままでええと、まあ書いてありましたでね、ちゃんと。燃えてまったで、もう本物ではにゃあというのが書いてあったですから。エレベーターつけよとか。そういうふうではね、これちょっと。やっぱりそりゃ、ジャーナリズムの力ってでかいですから。

 そりゃ、そこの一番最初の原点は、あれなんですよ。名古屋タイムズの記事にありましたけど、桑原幹根さんと、建設中ですよね、昭和33年。と小林橘川さん、中日新聞の副社長で市長になった人が対談しとりまして、小林橘川さんは、そこで、私情が書いてあります。名古屋城はアクセサリーだと。まあそうやって書いてありますわ。アクセサリーだ言って。「ああ、ほうかね」言って。ほんで、まあまあ、いくら金かかるか、どんだけあれかわからんけど、入場料ぐらいは稼げるだろうと。そんで、「ほうほう、そうだわな」といって県知事が答えられとるというような、悲しい時代が、個人的な悪口になるといかんで、やっぱり、日本、名古屋、戦後というのは、全部焼けてまって、これ。ほんだで、もうほんで軍需都市だったですから、何だかんだいって、これは。ほんだで、ようけの人が亡くなって、これ。ほんだでまあ、道路ばっかつくって、青年都市だという流れの中で。木造復元のほうが、中日がアンケートとっとるんだけど、これ、昭和23年に。実は、木造復元のほうが2割多かったんだよね、あれ。23年。ほんとにありますよ、それは。記事ありますけど。

 あの時代、23年、何で覚えとるかいったら、わしが生まれた年だもんで覚えとるの。やっぱり名古屋市民の心の中には、「やっぱりまあ1回、おらが自慢の、城で持つの国宝1号、もう1回木で造ってもらえんかな」いう気持ちが強かったと思いますよ。ほんだで、もうちょっと頑張ると、そういう雰囲気が一気に出てきます。ええ。

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