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令和2年4月6日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2020年4月14日

ページID:127799

報告事項

  • 新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について

会見動画

報告内容

新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応について

(市長)
 今日は時間の関係で30分ほどでということでございますので、よろしくお願いします。

 わしがつけていますマスクは、有松絞りのマスクでございますので、ご了解をいただきたいと思います。

 本日は、新型コロナウイルス感染症に関する現状及び本市の対応についてご報告します。

 まず現状でございますが、新型コロナウイルス感染症の市内での発生状況でございます。昨日までの間に、延べ146名の方について新型コロナウイルス陽性であることが判明しております。なお、昨日までのPCR検査の実施件数としては、累計1,244件の検査を実施しております。

 2月下旬から3月上旬にかけて発生した市内2カ所のクラスターについては、これは、ほぼ終息あるいは終息傾向にありますが、一方で、既に報道されているとおり、数日前から市内在住の方を含め、県内において新たに同一組織に所属する患者が相次いで発生しており、大きな危機感を持っております。

 加えて、発生源の不明な感染は引き続き発生しており、直近においては増加傾向が見られることから、十分に注意していく必要があります。

 その他、昨日時点で入院中の方は54名、退院された方は61名いらっしゃいます。また、昨日までに17名の方がお亡くなりになっております。亡くなられた方へは、心よりお悔やみ申し上げます。

 次に、新型コロナウイルス感染症拡大防止に関わる臨時休業の措置についてということで、学校をどうするかという問題ですが、学校こそ安全な場所と思われるよう新型コロナウイルス感染症対策を進め、学校を開始できるように準備してまいりました。

 私は、ツイッターなどでは、学校は、教師、学校関係者が最善の感染防止努力をするという条件のもとですけども、一番安全な場所だということを言っとったんですが、今言いましたように、ちょこっとこちらの発病状況、それから、医療の関係の方からもご指示もありましてということですけど。冒頭から言っておかなかんのは、学校はやりますので、これは。だで、授業といいますか、教室を開けまして、教科書に即しまして学習プリントを配付するなどしてやりますので。もし、ご家庭の中でですね、いろんな、大変だと、これは、というような事情とかいろいろございましたら、学校へ遠慮なしに出てきていただきたいということですけど、形式的にはといいますかですね、僕から言わせりゃね、4月8日(水曜日)から4月19日(日曜日)までは、一応臨時休業ということに、とらせていただきたいということでございます。

 それで、学校の教師が1万人、教員がおみえになりますので、生徒は18万人ですけど。割ると、形式的に割ると18人になりまして、形式的に割ったらええかどうかちょっとようわかりませんけど、連絡をしましてですね、それぞれご家庭に。だで、もしお気持ちありゃ、学校へ出てきてくださいと。授業もやりますよと。いうことで、非常にきめ細かく、対応をとらせていただきたい。

 昨日、僕のとこへメールが来た人の話だと、お知り合いの方の息子さんかわからんけど、ぜんそくがあるんだと。そういうことからすると、やっぱり学校を再開されるというのは非常に危機感を感ずるんだというのがありましたんで、そういうような個別対応ですね、要するに。そのお子さん一人ひとり、18万人のお子さんの対応については、学校の教師が、それこそこういう時は公務員が一肌も二肌も脱いでですね、子どもさんたちにとって、家庭にとって、温かい対応をしないかんぞと言っとりますんで。元々名古屋は来ていただいてもええということになっとったですけど、実は。大体来とらっせる方は5%ぐらい。5%いうと、18万人の5%いうと、9,000人になりますかね。ということでございますので、ぜひ、ほんとにご家庭で、お困りの皆さん、それから、子どもの皆さんというと感じが悪いけど、あまり個別の店舗を言うと、皆さん風評被害になるといかんで言いにくいですけど、人混みで楽しむのも、1つ、やっぱり人間としては必要なことではありますけど、それより、それなら学校へ行こかということだったら、どうぞ来ていただいて。温かい対応を名古屋市はするということでございます。

 それから、トワイライトルーム・スクールについては、3月の学校の臨時休業の際と同様に実施するということですね。

 それで、学童保育は当然といいますか、皆さん苦労されとるけど、やっとりますでね、これ。私もその違いは非常に問題視しとるんです。学童保育さんに苦労をかけてですよ、あれが大体5,000人ぐらいだと思います。保育園は5万人ということですね。

(当局)
 6,000人です。

(市長)
 学童6,000。それで保育園は5万と。

(当局)
 保育園は5万です。

(市長)
 5万ですね。約ですけど。そちらはご苦労かけて、ずっと続けとるわけです。今のところ、ご承知のように、陽性者ないし病気になった方はおみえになりません、これは。まあ、そんだけ関係者、学童関係者が、父兄も入れてですけど、努力されとるということでございますんで。私は、そっちはそっちで、何にも、テイクケアせずに、ご無理言ってですね、関係者に苦労かけて。で、学校だけ(休業)というのは、僕からすると、全く不本意ですけど、これは。全く不本意。やっぱり非常に不公平な気がしますね。学童の皆さん、努力されとりますけど、保育園もね。ですから、まあ、しかし、そういうような1つの状況でございますので、そういうふうにさせていただいたということでございますので。

質疑応答

新型コロナウイルス感染症について

(記者)
 幹事社のほうから1点だけ質問を。今の不本意というお話もありましたけど、簡単に言うと、一転して学校を再開するというふうに。今日の朝の幹部会でもお話しされていたと思うんですが、完全に一転して休業ということになったんですけれど、市長としては、それは、どういうことをもとに判断したことなのかということと、それに関する気持ちといいますか、今どういうふうな。

(市長)
 今言いましたように、教育というか、その部局ですけど、それを聞いてみると、やっぱり医療、ドクター関係の人はね、やっぱりちょっと慎重にしたほうがええという意見があったと。

 それと県は、どういうもんか知りませんけども、一応、当然のことですけど、こういうのは、一旦、一旦というかやっぱ一定の、広域的に対応するというのは、これは常識的ですわね。ウイルスは一定のとこへとどまっておりませんので。ええ。だからまあ、そういうようなところもあり。ともう一つ、これちゃんと書いておいてちょうだいよ。学校へ来てもええということです。わしは、正式に授業をやったらどうだと言っとった。文部科学省に聞きましたけど、柔軟にやっていただいて結構ですと。こういう場合には、いわゆる災害のようなこういうやつ。こういう場合は柔軟にやっていただくというのもいいんですよと。今、その辺のとこ、ちょっとつくっていますからと言ってましたけど、文部科学省の人間は。

 ですから、僕の認識とすれば、学校はやっとるんだという認識で結構でございます。

(記者)
 確認ですけど。学校はやってるという認識は認識でよく理解した上でお尋ねしますが、先ほど質問があったように、とりあえずは、授業は8日から予定されてると思うんですが、授業を8日からは、とりあえず休業すると。

(市長)
 いや、教科書の説明なんかやりますので。うん、やります。それは、教育の人間は、授業がどうのこうの言ってますけど、今んとこ、僕が確認したとこでは、授業ちゅうのは、学校の中でしかだめなのか、やる場所って決まっとんのかとほんなら、と言ったら、それは別に遠隔授業とか色々ありますよということですから、学校来て、教科書も配りますし、ここに書いてあるのは、学習プリントというのがあるらしいですわ。ここに書いてあるところによりますと、学校を希望する児童生徒のために、教室を開け、教科書に即して学習プリントを配付するなど、学習指導を行うと。

(記者)
 それは希望する方だという理解でいいですか。先ほど19日まで臨時休業みたいな説明があったと思うんですけども、確認として、明日7日は入学式と始業式、まだあると思うんですけども、小学校とその他の学校で。この臨時休業というのは、8日からという理解でよろしいですか。

(市長)
 8日からですね。

(記者)
 8日からですね。明日は、入学式と始業式は予定どおりやるということでよかったですか。

(市長)
 これはそれでよかっただろう。

(当局)
 予定どおり行います。

(市長)
 それはそのとおりでいいです。

(記者)
 明日にも緊急事態宣言が出されそうで、名古屋市は指定から外れそうなんですけど、それについては何かお考えは。

(市長)
 それは、こんなところであれしとっちゃいかんですけど、名古屋モデルという言い方は言ってくれるなというふうに、当局から言われておりますけど。早い時点から感染経路をフォローしてですね、特に一番最初2月にあったスポーツ関係のとこですか、あれ大体1,000件ぐらい、1,000所帯フォローしとるようです。そういうことだもんで、反対に早く出たと。陽性者がね。で、亡くなった方が多いのは、不幸だったですけども、高齢者の福祉施設がクラスターになったということで。名古屋なりに精いっぱいやってきたと。早いうちから。

 どこどこと言うと感じ悪いですけど、保健所が、ドクターが言っていましたけど、「名古屋の保健所、どえらい頑張っとるよ」言って。と言っていましたけど。保健所、それから医療関係の皆さん、それから事業者、それから当のご家族の皆さんなんかの協力があってここまでやってこれたということでございます。

 (記者)
 臨時休校なんですけども、名古屋の高校生が署名活動をして、延長してくれと、休みを。というような報道もありましたけれども、そこら辺は市長の判断に影響されたんですか。

(市長)
 それはあんまり影響せん言うと感じ悪いですけど、それはそれで、子どもさんが自らいろんな意見を発表されるのは大変ええことだと思いますけど。実は、ほんとに学校というのはものすごい安全なところでですね、きちっとやればですよ、ものすごい安全なところなんですよ。だから、僕は運動場で伸び伸びと遊んでほしいので。感染対策をきちっとやるという条件でね。だで今回も、もうちゃんと言ってあるんで。ちゃんとこれ、実際上は開けとるのと同じだと。ぐらいのことを言いますぜと、わしは。それでいいです、やりますと言ってますんで、だで、両方のご家庭のご事情によってですね、判断していただくと。それでええと思いますけど。

(記者)
 給食はどういうふうな扱いになるんでしょうか。

(市長)
 給食はなしでしょう、給食。

(当局)
 休校ですからありません。

(市長)
 給食はなしということになりますわね。うん。そこのところはということございますけど。

 だでまあ、そのご家庭で、家庭でいってみんな言われるけど、心配のある人には非常にフォローせなあかんけど、みんなうちの中に缶詰でおれえせんからね、現実に。問題は。だで、そこは極力柔軟にやって、やっぱ、ここは学校の教師が、1万人がですね、ほんとにこう、温きゃあ、生徒さんに向けてフォローがね、できるかどうか。腕の見せどころ言うと感じ悪いけど、それは公務員の腕の見せどころだと思いますよ、わしは。

(記者)
 改めてというか、繰り返しになるんですけど、一転して臨時休業にした根拠の部分なんですけど。さっき、たしか市長のお話の中でも、発言の中でも、やっぱり状況が、発生の状況なんかというのも踏まえてというふうな発言も多分あったと思うんですけど。今のは、名古屋のそういった感染の状況なんかも踏まえて、今回やっぱり閉鎖してでもそうしなきゃいけないというふうに考えられたということなんでしょうか。

(市長)
 それはわかっとったことですけど、1名、2名まで減ってったときよりはちょっと多いですけどね、陽性者が。それはドクターの皆さんは盛んに言われますわね。それとまあ、県なら県でやる場合は、やっぱり先ほど言いましたように、やっぱり広域性が必要だもんで、これはですね。広域的にみんなでやると。広いところでですね、広いところでみんなで対応するというのは、確かにこういう性格のものにとっては必要だわね。名古屋だけ全く別という対応は、やっぱりなかなかとりにくいと、端的に言えば。

(記者)
 それは、他の都市が、やっぱりそういうふうに休業、県ももちろんそうなんですけど、他県でも、そういった判断がやっぱり続いているというのも踏まえたということでしょうか。

(市長)
 他県いうより、名古屋なら名古屋の近郊の愛知県でしょう、やっぱ。それはそういうふうに言われりゃそうなるけど。わしはとにかく、家庭で言ったって、みんな閉じ込めることなんて、悪いけどできないですよ、それは、ほんとに。うちの中におれ言って、24時間も。そうでしょう。そちらも大変だし、そういうことで、いわゆる盛り場出てっていろんなことになるよりも、やっぱり学校で伸び伸びとやってもらうというほうが、実は、まだ今、変な話ですけど、未だにそちらのほうが安全だというのは変わってませんよ、わしの心境は。だで、それは言わせてもらうでとちゃんと言って。それで、休業という名前をやめると言っとったんです。名前自体が誤解を受けるから。何でか言うと、前の(一斉休業の)時でも、学校へ来てもええよと言ったんですけど、やっぱり5%です。私も知っとるお母ちゃんにというか、やっぱりどうしてもみんな遠慮するんだね、学校へ出てくることを。子どもさん自身もそうなっちゃう。だで、みんな、いろんなとこ、公園で集まって、みんなそこでファミコンみたいなことやっとるがね、今。ということでございます。それはどうってことないけど。

(記者)
 今回のことで県とか知事とか、ご相談はされたんでしょうか。

(市長)
 ご相談はないですけど、県からは電話がありましたけど、朝ね。

(記者)
 どういうような。

(市長)
 いや、こういうような対応をとりますからと。県はね。だけど、それは従ってくれという、そういう電話ではないですよ。一応、名古屋市の教育委員会、別個独立しておりますので。

(記者)
 19日までというのは県と足並みを揃えたということですかね。

(市長)
 まあ、そういうことなのか、小牧なんかもそうでしょう。小牧なんかもそうですから。出てきてちょうと言って書いてちょう。それでいいんですよ。伸び伸びとやってもらって、その代わりきちんとやりますから。それで教科書も配るし、今の学習なんとかいうのも配りますし。ええ。だで、うちの中で、あんまりこう、ほんとに閉じこもってまって、何か、色々なこう、精神的なものの中で、ふぁーっと。その3密違反というのか、違反というのはおかしいけど、そうなっちゃったら元も子もないじゃないですか、これ。と思いますよ。

(記者)
 最後に1点。学校への通知はいつ行いますか。

(市長)
 学校はいつですか。

(当局)
 本日。

(市長)
 これから。

(当局)
 この後。

(市長)
 この後。

(記者)
 期間の延長とか、それはまた県と話し合ってということなんですか。

(市長)
 いや、それはこちらで。事実上、話し合いいうか、相談はしますけど、それは名古屋市独自の判断でやっていきますけど。ええ。

(記者)
 19日の前には、判断時期としては。次の、延長するかどうかの判断時期については。

(市長)
 この19日をですか。うん。それはその、日々変わってくぐらいの話でしょ、これ、多分。ええ。と思いますよ。これは。そのぐらいまあ柔軟にやるということで。ええ。

(記者)
 いずれにしろ県とは足並みを揃えるということですか。

(市長)
 まあ足並み揃えるというか、今言いましたように、あんまりバラバラいうのは、感染症という性格上はね、あんまりよくない、それは。だけど名古屋、よそもそうだと思うけど、丁寧にやってきましたんで、ええ。いうことですわ。

 それで、子どもさんご心配な方ようけみえるけど、結構さっき言ったような、僕のとこへ言ってみえたように、まあ、ぜんそくがある子があるとかね、そういったやっぱ心配なのよ。だから、そういうところへちゃんと1人ずつ教師が、こういうときにこそ、温かく個別に接せないかん。こうだ言って。と思いますけどね、僕は。だでまあ、ぜひ、教科書も配るし、それから、プリントに書いてありますが、プリントも配ってもいいんじゃない、これ。

(当局)
 配ります。

(市長)
 ええ、皆さんに。今の分、配りますわ。そこに書いてありますわ。わしが勝手に言ったんだねえんです。

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市長室広報課報道係
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