名古屋市役所 郵便番号:460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話番号:052-961-1111(代表) 所在地、地図
(市長)
はい。それでは、大抵皆さんトリエンナーレの話とお城の話があると思いますんで、それで時間をとりたいと思うけども、45分ということですので、ちょっとハリーアップしてやりたいと思います。
まず、海外出張でございますけど、ロサンゼルスに行ってまいりましたと。姉妹都市60周年と。これは、現地の人が、大変にぎやかな、いわゆるショッピングモールの真ん中のステージへ、「ウエストフィールドセンチュリーシティ」ということでやってまいりました。
ガルセッティロサンゼルス市長もおいでいただきましてと。その後、ガルセッティさんが、のほうからツイッターが入っとりましたんで。ぜひ、わしのを見たってちょうよ。ちゃんと英語で入れてありますんで。見とる人からすると、ツイッター見とるけど、英語はわからんでよといって入っとるのがありましたで、すいませんけれども。
特に、このトリエンナーレ問題はロサンゼルスでも話してきました。非常にやっぱり世界の皆さんに誤解されとるといかんもんだで。これ、何か行政権の介入だいうの。とんでもない話でですね。いうこともあり、そういうこともあり、英語でツイッターに入れときましたということでございますが。
僕が書いといたように、ロサンゼルスで活躍してみえる日本人の方は怒っとったですよ、みんな。もう、とにかくある方は、近郊の何とか市いうとこで、例の慰安婦像をセックススレイブとしてですね、20万人だったと思いますけど、英語のコメントが入っとるのあるんですよ。それに、私、反対運動したんだからいって。署名運動や何かもやって。日本で何やってくれるのいって、と言ってました。で、陛下の肖像を燃やすことに至っては、とんでもないということを言っておられたですね。日本の、外国人ともちょっと話しましたけど、それはちょっとまた。またというか、にしまして。
それから、ベニス高校という現地の高校に行ってまいりました。これは先進的なキャリア教育。名古屋で来年から、今もちょこちょことやりかけとりますけど、もう大胆に、こういうことには金を惜しんでいかんと。ロサンゼルスなんか行くとわかるけど、道路はまだガタガタのところがようけあるんですわ、はっきり言って。日本の道路のええこと、名古屋なんか。そういう金を、もう子どもさんに使っとるいうことです、これ、ほんとに。子どもさんが、それで明るいわ、みんな、学校の中で。楽しそうですよ、学校が。ただ、入試がないとかね、内申点はないです。ただし、推薦状なんかはあるそうですけど。そういうやっぱり子どもさんが好きなことをやると。何が好きだと。その人生を大人がみんなで応援してあげるというね。成績が良かろうが悪かろうが、体が不自由であろうが自由だろうがですね、親がむちゃくちゃだろうが、両方金持ちだろうが、みんな子どもさんが自分の人生を楽しく生きるために、みんな、この大人の社会があるんだというふうに切り替えないかんです、ほんとに。今もやっとりますけど、さらに来年度予算では、さらに盛り上げていきたいということでございます。
ハチギアン副市長さんですか、行ってまいりまして、いろんなアジア競技大会の参考になることなんかも伺ってまいりました。ロサンゼルス市議会では、いつもですけど、議会でスピーチする機会いただきまして。ロサンゼルスの議員の皆さんと一緒に、例のエルビス・プレスリーの“Can’t help falling in love with L.A. and Nagoya.”ということを言って、皆さん、喜んどったです、1曲歌うと。外国って、ああいうふうなんですよ。日本でやってみやあ、文句ばっか言われるに。そうでしょう。外国人は、もうフレンドリーファーストですから。 その後は某議員に会いましたけど、えらい楽しまさせていただいてよかったよ、いって言ってました。これはほんとに、そういうこと。
それから、児童虐待のことも聞いてまいりまして。結局その、キャリアカウンセラー、職業的なことをやっていくいうことも、それから児童虐待防止も、委託事業で、その数が、ボリュームが半端じゃないですわ、やっぱり。そういう専門的な人たちに、もう委託でやっていると、ガバッと事業として。名古屋もやりたいと思います。スクールカウンセラーはやってきましたけど、まだこれも日本で実は名古屋しかやってないということですね、これ。常勤スクールカウンセラー。それプラス、虐待のこと。ソーシャルサービスですね、アメリカの場合。ソーシャルサービスとしてプロがようけおるんですわ、要するに。これ結構勉強して、大変らしいですよ。そういうところへ事業委託している、そういう格好をとったほうがいいですねと。
それから、ロサンゼルス郡立美術館に行ってまいりまして、トリエンナーレのことなんかも、実際に、キュレーターですよね、日本で学芸員ですか日本語で言うと。日本のあれより、ロサンゼルスの人は相当立派な方でしたけども。どうだいとトリエンナーレのことを聞きましたら、びっくりされていました、「ほんとですか、それ」と言って。陛下の写真が燃えとるやつね。バーナーで焼かれて、その後、何ですか、足で踏んづけられとると。これがマスコミに出んのですわ、いって。それがまた、申込期日のときに入ってなかったと。ロサンゼルスでそういうジャーナリズムでマスコミでですね、そういうことを、何かある事項を書かんってあるのって言ったら、そんなことあるわけないじゃないですかと言ってましたよ、言っときますけど。その方が。ちゃんと、急遽予定を入れまして、そのトリエンナーレがある、問題が発生する前だったですかね、初めの予定は。ロサンゼルスのちゃんとしたとこへ行って、ちゃんとした方から、ご意見を伺ってまいりました。またちょっと、言葉としてはまとめるつもりですけどね。ということでございました。
さらにロサンゼルスさんとは、より一層、友好親善を推進してまいりたいということでございます。
(市長)
それから、なごやホストタウン祭の開催でございますが、ホストタウン相手国の文化やオリンピック競技の体験ができるイベント、なごやホストタウン祭が11月12日に開催されますと。本日は、2012年ロンドンパラリンピックに車いすバスケットボール日本代表として出場された冨永文明さんにお越しいただいておりますが、どうぞ、入ってちょうだいと。どうもすいませんね。で、後でちょっと、しゃべっていただきますで、ちょっと待っとってね。
本市は、東京2020大会の開催に向け、フランス、カナダ、ウズベキスタンのホストタウンとして国から登録を受けまして、キャンプの受け入れなど、交流事業に取り組んでおります。
今回は、本市と今年6月に包括連携協定を締結した東京海上日動火災保険株式会社のご協力のもと、東京2020大会の機運釀成を図るため、市民の皆様を対象としたさまざまな体験イベントを実施いたします。今後も、ホストタウン交流事業を通じて、名古屋のまちの魅力を発信していきたいと思っております。
で、冨永さんから、ほいじゃあ一言。
(冨永氏)
冨永文明です。平成13年に名古屋市を拠点とするワールドバスケットボールクラブに入部し、平成24年には日本代表としてロンドンパラリンピックに出場しました。
名古屋市は、カナダ車いすバスケットボール代表チームの事前キャンプが今後予定されているということです。このたび、なごやホストタウン祭では、パラリンピックの正式種目である車いすバスケットボールの体験もできます。実際に体験することで、選手の身体能力の高さや車いすバスケのおもしろさ、魅力を感じていただける場にしたいと思っています。私も会場におりますので、ぜひお越しください。
(市長)
ありがとうございます。わしも一遍、車いすバスケ、ちょっとやらせてもらったことあるんだけど、あそこの青少年公園、昔の青少年公園。ものすごく筋力が要りますね、シュートするのに。びっくりしたわ、届けせん。
(冨永氏)
届かないですね。
(市長)
普通、車いすに乗っとるのは、やっぱり手でシュートしとるみたいだけど、足を使っとるんだね、実際は。
(冨永氏)
そうですね。足と、あとはこの、上の体の伸ばし方というもので。
(市長)
うん、そういうのがあるんだわ。うん。ほんで、河村さんも車いすに乗って一遍シュートしてみまいって、届けせんの。ゴールまで。なるほどと思いましたね。まあ、そういうことでございますけど。ありがとう。
何か、ご質問ありますか。まだお見えになると思いますけど。いいですか。
まあ、大いに、皆さんのほうで。世界一の施設を持ったところを作ろまいと言っとるんですよ。パラリンピックなんかに向けてね。せっかくだで。名古屋財政危機ってうそだで。まあ、トヨタのおかげだけどね。いうことでございますので。ぜひご注文があったら、こういうのをちょっと考えたほうがええよとか。バスケットならバスケットで。
(冨永氏)
はい。
(市長)
シャワーなんか、どうやって浴びとるのか知らんけど、そういうのとか、着替え室だとか。まあ、高度な実際のスポーツであるところのね。それをぜひ、提案してちょうだい。
(冨永氏)
はい。
(市長)
ええ。ということで。じゃあ、Thank you very much.
(冨永氏)
ありがとうございました。
(市長)
それから、ノーベル化学賞の受賞が決まりまして、大変めでたいことで。また名古屋から、名城大学の教授で。実際は週に一遍ぐらいは来てござるらしいですよ、名城大学のほうに。名城大学はなかなか評判ええんだ、あれ。実際、血縁系、まあそれを言うと感じ悪いで、でない、ほんとの合理的な大学でございましてですね、非常に評判いいんですけど、吉野彰先生が受賞されまして、このたび、名古屋市学術表彰を授与させていただくことになりましたと。
具体的な表彰の日時なんかは、12月のノーベル賞受賞式以降ということでやりたいと思います。詳細が決まり次第、改めてお知らせしたいということでございます。
ほんとにありがたいことで、名古屋大学、名城大学と、あの辺のところでノーベル賞がようけ出てまいりますんで、あの辺は、なんぞ人間の頭をよくする窒素、酸素、ノーベル素みたいなものがあるんじゃないかということで、大いにあの四谷通を歩かれると頭がよくなるかわからんよ、ということでございます。
はい、私からは以上でございます。
(記者)
あいちトリエンナーレの市の独自の検証委員会について、現在の進捗状況と設置時期がいつ頃になるのか、教えていただければと思います。
(市長)
今、鋭意、人選なんかをちょっと進めておりまして、なるべく近いところ、発表したいと思います。何でか言いますと、これはあと3,000万、市民の血税をどうするのかという問題が残っておりますし、トータルで言うと2億円と、トータルで言うとね。いうことでございまして、後で言ってもいいけども、やっぱりほんとに騙されたんじゃないのかと。隠しとったんじゃないのかと。特に陛下の、バーナーで写真を焼いてですね、あれバーナーというところも意味あるんですよ。あんまりあんたらと関係ないで文句言ってかんけど。朝日新聞には何か「燃えている」という記述があったんだ、たしか。あれ燃えとるんじゃなくて、燃やしたんですから。燃やしたのもマッチで燃やしたんじゃなくて、バーナーで燃やすということはね、暴力的に焼くという意味ですよね、これ。
で、あと、その後また靴で踏んづけて、クラッシュするというか、ばらばらにするというようなことは、これは、知らされていなかったということは事実です。少なくとも、僕、ツイッターには入れたんですが、名古屋市には知らされていなかった。じゃあ、県はいつ知ったんだと、とかね。そういうことを今きちっと。調査の前ですけど、調べることは調べてかないかんもんで、やっとるとこでございます。
そういうこともありまして、この検証委員会はきちっと作らないかんという方針には変わりございませんので、近いうちに発表させていただきたいと思います。
それで、後でちょっと忘れるといかんで、ちょっと記者がおるで感じ悪いけどよ、中日新聞さんの、申し訳ないけど、あんたたちは現場だで関係ないけど、あの論説委員さんの記事。これツイッターに入れときましたけど。河村たかし、なのかテロなのか、ちょっと変な表現がしてあるけど、社会の自由への脅迫であるというふうに言われたことにつきましては、やっぱり地元の圧倒的な支配力を持つジャーナリズムがそういうこと言ういうことは、わしはまあ、ろくでもない市長でも何でもええですけど、だけど一応市長に選ばれて、この市政を預かることになっとるわけで、仕事ですわ、これ。そういう人たちがほんとに自由社会へ脅迫を行ったのかということはですね、ちゃんと、僕が言ったら僕に反論する紙面をくれるか、それか、返事をしてくれないかん、名乗って。この間言いましたけど、何の返事もないで、悪いけど、これは。それほどまでに、やっぱりジャーナリズムの仕事って大きいから。
で、そのやつで、またこれツイッターで書きますけど、まず1つは、朝日もそうです。朝日は名前が載ってますけど。高橋さんという女性の方ですけど。それぞれ3つ聞きたい。
1つは、まず、陛下の、何遍も言ってますけど、そのコメントをマスコミ紙上で発表するとき、河村さんの。ご批判されてもいいですよ、それ、何されてもええんだけど、その記事を書かれたときに、その後、中日新聞はもう一個、愛敬先生のあれがありますんで、愛敬先生の分もツイッター入れときましたけど。愛敬先生にも言っときましたけど、3つ聞きたいと。
1つは、まず、陛下のバーナー、写真をバーナーで焼いて、その後、足で踏んづけてばらばらにすると。ああいう動画があることを知っていたかどうか、そのご批判をされるときに。ほれから、それが、実は今のところ、少なくとも7月22日の名古屋市に対する一覧表みたいな出展、出品の、その中には載っていません、それは。ええ。これは。載ってなかった。だから、私もオープンのときびっくりしたんだけど、そのことを知っていたかどうか。これ、隠されていたと。これは、知っていたかと。
それと、今回のトリエンナーレについては、私的な画廊で自分でやったやつじゃなくて、自分たちで。いわゆる公共の施設もそうですけど、だから、これはいわゆる公共事業ですよね。市主催、県主催、国も、あのときは補助金を出すと言っとったということであり、まあ、今言いましたように公共事業であり、公金によって運営されるということであることを知ってたかどうかということについて返事をいただきたいと。紙面で出してください、できたら。中日新聞、朝日新聞。堂々とあんだけ書かれたんだで。一方的に言うだけで、何かきちっと、このことについてコメントしてくれ言ったら、何にもなしはいかんですよ、ほんとに。そんな名指しで批判しといてですね、何にもなしじゃいけません、これは。
それに、記事、記者を目の前にして言いにくいけど、同じ会社いうだけですけど、別にあんたらが書いたわけじゃないけど。この場で、大抵、論説書かれた方も、高橋さんも、これ、ネットで見れば見えるんですよ。見とられると思うんで、ちゃんと見て、やっぱりそんだけものすごい責任があるいうことですわ。やっぱり新聞とか、まあこれ、前、新聞ばかりですけど、これは。それから、NHKもちょっと言ってかないかんけど、一遍やりましたけど、あのときに、今の3つ、同じ話、3つ。陛下の、燃やした、バーナーで燃やして足で踏んづけるのをあること知っとったかどうか。それから、30分ぐらい特集やったでしょう、あのときですよ、あのとき。あのときには知っとったかどうか。それが隠されていたことも知っていたかどうか。
それから、あれは、いわゆる公共事業だということもきちっとわかって言ったのかどうかということについて、ぜひ教えていただきたいと伝えてといてちょうだい。ないし、これを、ネットを見ていただいて。それほど重要だいうことですよ。マスコミ、ジャーナリズムというのは。事実をやっぱり伝えてほしいと、それだけです。あんまり言うと長くなるけど。
太平洋戦争だって、大本営発表だいって、ミッドウェーは勝っとるような記事書いたじゃないですか。あっ、いや、書いたんじゃない。大本営発表に従ったと。ガダルカナルだって、勝っとるような記事書いたじゃないですか、事実と違うことを。あれでとんでもないことになっちゃったじゃないですか。あれだけとは申しませんけど。だから、今の事実関係については、きちっと言ってもらわんと、わしは立っとれんわ、これ。ほんとに、これ。頼むぜいうの、これ。いう話ですわ。
僕の批判しとる人もおったでね。ある議員さんに2日3日前、某所で会いまして、そこで、「おみゃあさんも、レセプションのときに『燃えよドラゴンズ』歌っとって、あの、燃えよいうか、トリエンナーレ盛り上げよまいと言っとったじゃにゃあか」言って。ほんで、「いや、ほんとだわしも」言って。まさかっちゅう話でですね、そりゃ、よう。ことで、知らなんだんだって、それは。特に天皇の、陛下のやつね、は知らなかったです。で、見に行って、びっくりこきましたけど、ほんとに。というお話でございますので、よろしく、何分。ジャーナリズムと喧嘩しとっていいことありません。喧嘩ではありませんけど。正当な主張ということで受けとめていただきたいというふうに言ってってちょうだい。
はい、ということでございますが。いいですか。
(記者)
昨日、白川で火災がありましたけれども、市としてですね、こう何か、建物、重要なものとかいろいろあると思うんですけれども、市も含めてなんですけれども、防火対策という観点で、その点検とか含めてですね、それをどういうふうにお考えか、ちょっと教えてください。
(市長)
それ、文化財の。
(記者)
文化財の。
(市長)
市のね。
(記者)
はい。
(市長)
一遍きちんと点検すると言っていましたけど。よっぽど、名古屋で言うと、今のことで言いますと今度つくる木造天守、それから、本丸御殿もありますでね。櫓も今やってますから。もう一回、きちんと点検するとは言っていましたよ。だけど、僕が聞いたとこだと、防火対策というのは、主にその人に対する防火であって、今まで言われとったのは。スプリンクラー1つとっても。だから、文化財である建物とか、そういうのをどうやって守っていくかいうふうなとこにはまだ至っておらんと聞いたんだけどな、これ。だにゃあか。おらんか、消防は。おらんな。と聞きましたけど。
だから、そういう面で、相当やっぱり勉強もして、きちんとしたものつくっていかなかんなあというふうには思っとります。建築基準法にもね、復元というのがありますけど、この際、防災は、別個にきちんと対策すると、ちょっとてにをはは違いますけど、いうことは書かれておりますんで、しっかりやりたいと。人命も無論大事ですけど、その建物そのものへの防火対策いうのは、いろいろな技術なんかも導入してやっていきたいと思いますけどね。
(記者)
市長、関連で、本丸御殿なんか同じ木造建築物ですけど、今現時点での防火の設備というのがどうなっているのかって聞いてます。
(市長)
きちんとやっとりますとは聞いていますけど、それ以上は申し訳ないけど、あんまりそうスペシャリティーは、僕はないですけど。はい。
(記者)
あと首里城なんかも、いわゆる重要な文化財が、建物の中にあったものが焼失したっていう話もあって、本丸御殿も障壁画の展示など、非常に価値の高いものを展示していますけど、そういうものが焼けてしまわないような対策はどうなっているのか。
(市長)
それは、まあしかし、特別なものすげぇスペシャリティーなものを持っとるというわけではないだろう。
(当局)
本丸御殿には、障壁画、今も展示しています。
(市長)
はっ。
(当局)
本丸御殿に、障壁画を展示する、今も展示しています。
(市長)
まあええわ、ここで言いや、聞こえせんでいかん。
(当局)
本丸御殿のほうには、今も展示期間中なんですけれども、重要文化財の障壁画を展示する、実物を展示するという機会ございますので、そういったことも想定いたしまして、普段から、防火の災害が起きたときの体制というのは検討しております。具体的にどういうことができるのかというのは、今回のことも受けまして、さらに検討が必要かなというふうに思っているところでございます。
(記者)
じゃあ、何らかこう見直したり、設備をこう、例えば充実させたりするということもあり得るということですか。
(当局)
ちょっと今の時点で具体的な検討案はまだ検討しておりませんけれども、文化財守っていくということで、何が必要かというのは十分検討する必要があるということで考えております。
(市長)
まあまあ、それの先進地域になってもいいし、これは。ねえ。だから、新しい技術等いろいろありますわな、これ。それについて、最先鋭のことやったってちょうだい、これは。続いとるもんだで。首里城も、今の白川郷もそうだし。
(記者)
これ、事務方のほうで何らか検討して、例えばいつ頃に、こう何か定めるとかいう。
(当局)
ちょっとまだ具体的なところまでは検討が及んでおりませんので。今回のことを受けてですね、検討が必要だという認識を今したところでございます。
(市長)
うん。ちゃんとやってちょうよ。最も先進都市になるようによ。文化財を火災から守るというものをね。
(記者)
何か、本丸御殿はスプリンクラーはついてないというような話ですけど。今の基準の中で、そういった選択をされたんだと思うんですけども、今後、そういったものをつけられるのかつけられないのかとか、そういったことも検討されるんですか。
(当局)
いろいろな議論はしていかないといけないとは思っております。今の時点では、すいません。具体的なところまでは全く議論が及んでおりませんので。
(市長)
あの、プロじゃないで、ええかげんなことはいかんけど、スプリンクラーは水が中心で、主に人に対してということになるけど、やっぱりもっと、CO2か何かで。
(当局)
文化財ですと、水をかけられないというのが基本でありますので。
(記者)
かけちゃいけないということですか。
(当局)
そうですね。普通の博物館施設だと、CO2とか、それから、ハロンガスとかいったところで消火をするんですけれども。本丸御殿はもともとそういった文化財を展示するという、本丸御殿の中で本物の文化財を展示するという前提ではございませんので、そういった文化財に対する防火というのを、今までのところ、十分に考えていないというところがあります。
(記者)
市長、今の現在の天守に関してなんですけども。そういった現在の天守。
(市長)
コンクリート天守。
(記者)
コンクリート天守に関して、明日点検が行われるということなんですけども、それはやっぱり、防火面ということが足りないという考えということなんですか。
(市長)
足りないところがあるのではないかということだね。ということです。そうだね。耐震性は測ってあるけどね。耐震性は測ってあるけど。
(記者)
木造になった場合は、木造の場合には、より今よりも体制を強化するとか。
(市長)
今の技術を超えたいいものを考えていくべきじゃないの、今言った話で。スプリンクラーをただたくさんつけるだけじゃなくて、ねえ。そう思いますけどね。よっぽど大事に、1000年は大事にせないかんもんで、1000年は。それもそうだけど、人災が起こらんようにせないかんわね。何と戦争で燃えたんですから。家康さんも想像もできんかったと思いますよ、この戦争というやつは。空襲というやつは。ちょっと話があれですけど。
(記者)
すいません。ちょっと先ほどのぶら下がりでもありましたけれども、石垣部会との合意という話ですけれども、いつ、市と何をお話しして、何を合意したのかという部分をちょっと教えていただきたいんですけれども。
(市長)
端的に言えば、こういうのは隠しとっていかんもんですから、これはですね。昨日懇談会がありましてですね、文化庁から言われとる、僕は具体的に言われましたけど、1つは仲ようやってちょうと、平たいことで言うと。まとまってやってってちょうだいということが1つ。
それから、もう一つは、天守木造復元も一緒にして、ぜひ一緒の格好で申請してくれということでございますので、それも一緒に考えていこうということで、僕からは、名古屋市民の熱い期待だで、これお願いしますわと。ということで、じゃあ、仲ようやっていこういう言い方ではないけども、まあちょっと相談しながらやっていきましょうというような話になったと。これからね、連絡を密にしてやっていきましょうと。木造復元も入れてですよ、天守木造復元も入れてやってこうということになったと。なるべく丁寧に早くできるようにということで、そうだわなというふうになったと。皆さんで、そうだそうだと。”Yes we do.”ということになったということです。
(記者)
昨日の懇談会というのは、市長も出席されたということですか。
(市長)
ああ、わしも出とりました。
(記者)
どこで開かれたんですか。
(市長)
まあ、場所は名古屋城です。
(記者)
名古屋城。
(市長)
名古屋城です。はい。
(記者)
名古屋城内の事務所で。
(市長)
場内、場内です、事務所で。まあちょうど今、あれをやっとりまして。この間、文化庁が許可しました堀の下の発掘調査、5カ所ですけど。あれの現地調査ということもありましたんでね。ちょうどお集まりになったということですわ。
(記者)
結局、その連絡、合意というのは、連絡を密にして、何をやっていこうという話ですか。
(市長)
いや、いろいろな相談をしながら、文化庁の指示どおりですね、木造復元と一体として、名古屋城の問題を、問題ではないですけど、名古屋城木造が、早く復元がですね、丁寧になるべく早くできるようにしっかりやりましょうと、協力してと。そういうことです。
(記者)
石垣部会は、先生方は皆さんいらっしゃったんですか。
(市長)
はい。全員見えましたですよ。
(記者)
いらっしゃって。で、この市長との懇談会。
(市長)
まあ懇談会というより、懇談ですね。
(記者)
懇談。懇談は、市長側から持ちかけたものですか。
(市長)
まあ、どちらとも言えずと。ええ。
(記者)
どちらとも言えず。
(市長)
どちらとも言えずという感じです。そりゃまあこちら側は、文化庁に言われてますので、石垣部会の皆さんとまとまってやってちょうだいよと言われとるんで、それはこちら側から、どちら側からかと厳密に言えば、名古屋市側からですね、はい。
(記者)
その合意というのは、その、向こうの部会の人たちは何て具体的に言ったんですか。
(市長)
あんまり細かい話、また別にしとったみたいで。僕は途中からですので、はい。まあ、いろんなこと言われとるじゃないですか。石垣の。だで、まず、とりあえず下の5つ掘ってやっとるところね。この状況もちゃんと見る。うん。それは石垣を大事にしていくと。これはこれでね。
(記者)
その相談してやっていきましょうと言ったときに、つまり合意っていうことですから、何て言うかわかりませんけど、「そうですね」とか、「わかりました」とか、「やっていきましょう」と、そういう本当に合意の言葉があったということですか。
(市長)
はい、ありましたよ。うん。そういうことですよ。はい。意思疎通をちゃんとして、協力して進めていきましょうということですわ。
(記者)
石垣部会とは、逆に言うと、なかなか意思疎通がうまくいかない場面もあったということだと思うんですけれども、名古屋市の側からですね、何らかこう、これまでの進め方に関して、こういう点でこう不備があったというような話はされたんですか。
(市長)
それは一応、一応じゃないですけど、なかなか、どう言ったかな、わし。意思疎通がうまいこといかん点もありまして申し訳なかったと思っております、とは言いました。
(記者)
どういう何が申し訳なかったんですか。
(市長)
やはり、なかなか意思疎通がうまいこといかんということもあったようでございますので、それは申し訳ないということですけどね。
(記者)
それについても、部会も納得というか、受け入れた。
(市長)
納得していただいたと思いますけど。
(記者)
あと、もう一つは、これまでのやり方で、名古屋市の側なのか両方なのかわかりませんけど、こうこうこういうことでうまくいかないことがあったと。で、これからはどうしようみたいな話はあるんですか。
(市長)
あんまり、その振り返ってもなんですけど、ちょっと、言葉のやりとりみたいなこともありましたし、それから何か資料を出してくれんときもあったと、名古屋市がね。「何ですか、それ」という話だったですけど、そういうことや何やで。そういうことですね、いろいろ。で、2年経ってまったけど。ほんとに惜しかったわねという話もありましたよ、これ。もっと早く意思疎通ができるようにしておけば言って。だから、僕は、もっと早くから、4人の先生方だもんで、1人ずつ、どういうふうにしたらいいですかというのをやっぱり聞きたかって、アプローチとろう思ったんだけど、それがどうも個別には接触してくるないうことがあったもんだで、できせんかったんですわ、言って。というようなことを申し上げまして。
だけど、そんな過去のこと言っとったってしようがないし。文化庁から、明確に言われとりますんで。だからその指示に従ってやってこうということですが、で、また何ぞあったら、わしが全員の皆さんに携帯で電話しますという話しましたね、ちょっと前ですけど。わしの携帯へ直接かけてちょうと言っときましたけど。森進一の盛り場ブルースが出るでびっくりせんようにということで、まあそんなことですわ。
それと、先方ちょっと、朝日さんと話しとったけど、ぜひ、お城の天守、石垣というのは、それだけにせずに、近世武家文化の聖地と。世界の聖地、侍の聖地となるような名古屋のまちづくりの中で、この天守、石垣が、もうかけがえのない、引き金というか、第一歩だという、そんな認識は共通して、そうだねということになったと思います。こっちもそうやってしたいと思っている。徳川美術館の徳川さんにも言ってあるけど、徳川美術館がその1つの象徴だけど、それの名前は分館になるのか、ちょっと名前はまだ決めておりませんけど、そういう文物も集めて、名古屋は。文化財が散逸せんようにするいうことも重要な仕事だでね、行政の。やっていきましょうと。そうだね言って。ほんで、前へ進めていきましょうということに協力して進めていきましょうというふうに。そうだねとなったということですわ。
(記者)
石垣部会って、例えば石垣の保全についての調査とか、要するにもう少し丁寧にやるようにということをおっしゃっていたと思うんですけれども、そういうことも、名古屋市、例えばその、5年以内にしないと訴訟上問題があるとかいろんな話も出ている中で、そういう、やり方、進め方についても何か合意とかできたということなんですか。
(市長)
まあ、丁寧にやってかなあかんぞということであってですね、ええ。それで合意すればそれだけのこと、それがあるじゃないですか。ええ。ということですわ。どこまで調査するかという問題がありますね、現時点。
それは、今石垣のお堀の下を5カ所、昨日下まで降りて、下から見ましたけど、真下から。初めてですけど。それは、なかなかすごいですわね。ええ。慶長期を、宝暦、それからまあ、最近のと3つありますんで、それぞれがあの石垣を構成していますけどね、これ。石垣がこう何年間か動いとらんと、石が。というのも今もうやってますし。それがやっぱり現実的には大きいわね。非常に神秘的ですわね、ある意味では石垣っていうのは。
今、下行くとようわかりますわ。それは神秘的だわな言って。どれだけ強度があるのかというのは、非常に神秘的ですよね。現実、でき得れば、なるべくそのままにしていくというのが基本だということは言われておりましたね。基本だということ。ただ、その花見のところなんかどうするんだというのは、これはこれから議論があるところじゃないですか。これが、この状況で、全てこれで終わりというものではないんですわ。そもそもね。ええ。
(記者)
大雨で、名古屋市からも長野市に応援を出されていますけれども、災害ごみがかなり現地では問題になっていますが、名古屋市として、例えば、受け入れだとか、そういったお考えというのはおありでしょうか。
(市長)
今のところ名古屋まで持ってくるということですけど、要請があれば、協力したいと思いますけどね、それは。それはね。だから今日も、幹部会で言っとったけど、これはちょっと感じ悪いけど、日本中の公務員って、一般的に言うと、地方公務員300万、国家公務員100万、プラス外郭団体入れると、国税庁の統計だと700万ぐらいいるんですよ。だで、こういうときには、今の名古屋だったら、例えば長野市に行っておりますけれども、そういうのだけじゃなくて、例えば、家の中に入ってきた泥をかき出す作業とかね、ああいうのでも、公務員の中の何人かがですね、みんなで、日本中でやったら、ものすごく早う安全に、これは給料つきになるわな、公務員の場合は。それはそれでいいじゃないですか。気持ちがボランティアなら。でやるとどうだと今言っとるんだ、市役所に。
なぜかと言うと、わしが零細企業やってきたせいもありますけど、災害が起きたときの官民格差ってすごいよ。公務員は失職しないわ、絶対に。八百屋のおやじとか、農家でも、農家やってるじゃないか、テレビで。みんなビニールハウス壊れてまって。借金流してくれへんもん。でしょう。そんなもんだで、公務員と全く違うの。だから、公務員がそういうときにはみんなで、全公務員の1割でも、0.1%でも、みんな助けに行くだけで、グリップできるし、受け入れ側が楽じゃないですか。名古屋市はこことかってやれるで。だで、どこから何人来るかわからん状況の中でのボランティアというのは、気持ちは大変ありがたいけど、ものすごいことですわ、これは。それで危ないし、と思ってますよ。それだから、名古屋からでも、ほんじゃあ50人でも100人でもよ、手を挙げんかと、誰か。じゃあみんなで行ってこうかと。と思うよ、わし。ほんとに。これ。そのぐらいやったって罰当たらないと思いますよ、わし。完全に守られとるもん、公務員は。災害から。ねえ。自分のうちが商売やっとって、自分のうちの商売がラーメン屋で仮に全部流されたとしても、ラーメンの仕事はできませんけど、自分自身は市役所行けば、ちゃんと給料全額もらってですね、絶対失業しない。だで、そのぐらいの気持ちをみんなで持ってもええじゃないのと。公務員が嫌うかわからんけど。ようけおるけど。これ言うと、みんな、しーんとして下を向いとるわ。ほんとに。と思わん。と思いますけど。
今、足らんいって言ってましたがね、丸森町かあっちのほうでも、ボランティアが。そうでしょう。大変ですよ。有名な東海高校の先生が、十八鳴浜というところへ、バス仕立てて行っていましたけど。みんな集まってですね、自分で金払ってですよ、夜行って、何人来るかはっきり把握しとらんのに行っとるわけですよ。夜、車の中で1泊して。でしょう。だから、公務員が、よしわかりましたと。それでは、日本中の公務員の0.1%でも行きましょうと。家の中へ入った泥をかき出してきましょうと行ったら、みんな、公務員への信頼性も高まるぞ言って。と言えば言うほど、だんだん重苦しい雰囲気になっていくと。ほんとに。これが現実でございます。はい。
市長室広報課報道係
電話番号: 052-972-3136
ファックス番号: 052-972-3355
電子メールアドレス: a3136@shicho.city.nagoya.lg.jp
名古屋市役所 所在地、地図
開庁時間 月曜日から金曜日 午前8時45分から午後5時15分まで(休日・祝日・年末年始を除く)
(注)開庁時間が異なる組織、施設がありますのでご注意ください
Copyright(c) City of Nagoya. All rights reserved.