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平成31年4月8日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2019年4月22日

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報告事項

  • 美術館特別展「印象派からその先へ-世界に誇る吉野石膏コレクション」について

会見動画

報告内容

◎美術館特別展「印象派からその先へ-世界に誇る吉野石膏コレクション」について

それでは、おはようございます。4月8日でございますけど、会見を始めたいと思います。
本日は、名古屋市美術館にて開催される特別展「印象派からその先へ-世界に誇る吉野石膏コレクション」について、お知らせいたします。
市美術館では特別展「印象派からその先へ-世界に誇る吉野石膏コレクション」が4月9日から始まります。
石膏建材メーカーとして知られる吉野石膏株式会社は1970年代から本格的に絵画の収集を開始しまして、2008年には吉野石膏美術振興財団を設立。コレクションのさらなる拡充と調査研究を推進してきました。
本展では、バルビゾン派から印象派を経て、その先のフォーヴィスムやキュビスム、さらにエコール・ド・パリまで、大きく揺れ動く近代美術の歴史を72点の作品によってご紹介いたします。
ミレー、ドガ、ルノワール、ファン・ゴッホ、ピカソなどの出品作は、いずれも劣らぬ名品ばかりで、とりわけピサロ、モネ、シャガールの3人は、各作家の様式の変遷を把握できるほどに充実しており、見応え十分でございます。
吉野石膏コレクションが誇る西洋近代美術の傑作の数々をまとめて紹介する展覧会は、中部地方では初めてでございますので、ぜひ、ご家族、ご友人でおでかけください。
ということで、職員からも説明を。
(当局)
おはようございます。今、市長のほうからもお話がございましたように、明日から吉野石膏のコレクションの展覧会を開催いたします。昨日まで展示作業をしておりまして、今日は午後3時から開会式がございます。その前に2時からプレス内覧もございますので、もしよろしかったら、ぜひ取材のほうをお願いをしたいというふうに思っております。
吉野石膏という会社の名前を聞いても、いま一つピンとこないという方のほうが多いかもしれません。むしろタイガーボードですね。石膏ボート、あれは時々コマーシャルをやっておりますので、あちらでおなじみではないかと思いますけれども、今も市長からお話がありましたように、50年ほど前から本格的に美術品の収集を始めまして、現在400点を超える作品を収集しております。今回はその中から72点、ヨーロッパ絵画ばかりを集めた展覧会でございます。
こちらに「印象派からその先へ」というふうにタイトルがございますけれども、日本人にも大変になじみの深い印象派、これはここに描かれておりますのはルノワールでございます。ルノワールが描きましたシュザンヌ・アダンという10歳の女の子、銀行家のお嬢さんを描いたものなんですけれども、昨年も、ちょうど夏にビュールレ・コレクションというのをやりまして、そのときも「可愛いイレーヌ」という有名な作品をポスターに使いましたけれども、こちらの女の子もルノワールの作品としては代表作の1つで、今回名古屋で初めてご紹介する作品でございます。
この作品を初めといたしまして、ピカソ、マチス、モネ、シャガールといった本当に有名どころばかり。しかも非常に質の高いコレクションになっております。名古屋では初めてのまとまった公開になりますので、ぜひとも多くの方にごらんをいただきたいというふうに思っています。
以上でございます。
(市長)
吉野石膏さんの社長かなんかが、どえらいコレクターだったということかね。
(当局)
そうですね。初代の社長さんから、皆さん美術が大変お好きで。
(市長)
ほお。
(当局)
特に西洋絵画は3代目の社長さんがお好きで、まとめて集められたというふうに聞いております。
(市長)
本物を。
(当局)
本物です。間違いなく本物です。
(市長)
ほお。偉いことだな。それは財産で、普通はどこに置いてあるの。
(当局)
これは実は、吉野石膏はもともと本社というか、出発点が山形県でございまして、山形のほうの美術館に普段は寄託をしていらっしゃいます。預けていらっしゃいます。
(市長)
預けとる。
(当局)
はい。それを今回まとめてお借りして展示をいたします。
(市長)
ほお。それはありがたいものですね、これは。
(当局)
はい。
(市長)
大変な財産ですわ。
(当局)
はい。ありがとうございます。
(市長)
一時ようもうかったということだな、石膏ボードもな。
(当局)
そうでしょうね。はい。
(市長)
そういうやつをこうやって残してらっせるというのはありがたいことで、はい。
(当局)
はい。よろしくお願いします。
(市長)
はい。私からは以上でございます。

質疑応答

◎ふるさと納税について

(記者)
幹事社からですが、ふるさと納税について多額の寄附を集めた泉佐野市など、4団体が特別交付税の減額措置を受けましたが、市長の…。
(市長)
声が小さいで聞こえにくいぞ。
(記者)
ふるさと納税についてです。
(市長)
はあ。
(記者)
多額の寄附を集めた泉佐野市など、4団体が特別交付税の減額措置を受けましたが、市長のご意見を聞かせてください。
(市長)
 まあそもそも、ちょっと昔、あれは新報道2001で呼ばれたという、ちょっと出演してしゃべりましたけど、本当は市に対する寄附というのもありますけど、寄附そのものというのは自分で選ばないかんのですよ。NPOなり、事業をやっているところ。ふるさと納税というのは何かといったら、やっぱり役所へ出すわけ、これは。役所にどうぞという考え方なんだね、これ。だから本来のものではないんですよ、そもそも、こういう考え方は。それにまた、こういうプレゼントもつけていないと寄附せんだろうということで、まあ僕はもともと大変な問題を感じていますけどね。うん。根本的なところを変えずにと。やっぱり役所が全部取り仕切るんだと、日本の社会はという。そういう愚民政策に近いような感じがします。そもそもそういうふうですから、それにプレゼントを出し合ってやるというのは、何なんだということになりますね。うん。足による投票というんですよ、寄附は。投票というのは、昨日あった、名前を書くのもありますけど、もう一つ、自分の足で「ああ、この団体はいいな」と、この団体は小さいところだけど、だけど補助金だと決まったところしか出やへんがね。ルールがあって。大体は天下りがあるところへ補助金が出るということになっていっちゃうんだ、権力というのは。これが。そうじゃなくて、自分で足を運んで、美術館でもいいですよ。「ああ、こういうところを育ててやらないかんな」と。自分が税金を払うかわりに、名古屋市に税金を払うかわりに直接払うと、そこへ。それで控除を受けるというのが本来のあり方ですけどね。これ。そうならへんがや、世の中。ならんですわ。
 これもでかいんですよ、政治が変わらない。物すごいでかいんです、これ。だで、総務省がやることがいいというふうには言いたくないけど、根本的に間違っとるでいかんというの。だけどそんな、プレゼントをもらわにゃ寄附せんだろうというのは、まあ感じ悪いわね、本当に。市民をちょっとばかにしとるんかという感じで。反対に余計出したところは、そういうもんじゃないでしょうと。かといって、総務省がやっていることがご立派という気には全然ならんですわ。そんな感じでいいかね、ようわからんけど。本当に。
私はNPO法案をずっとやってきまして、これ。誰も褒めてくれんけど、草分けでもないけど、一番最初に国会でわーわー言っておった法律、新進党案が通れば、こうはならんかった。新進党案というのはアメリカ型ですけど。昔全部公開するという条件で、これ。そこへ金を出せば控除になっていくと。税金のもう一つの払い方という考え方なんだね。それをオープンにすると、あのとき、いろいろな人が言いましたけど、それじゃあ暴力団まがいのところへも寄附が行くのかというけど、それはよく考えないかんよと、経理を公開しますから全部、これ。そこをごまかしておればいかんですよ、それは当然。それはまた別個の事件になってきますけど。だけど、「それは、みんな経理を公開してやったら、すごいことじゃないですか」と言って、「何を言っておるですか」と言ったことがありますけど。第2の税金の支払い方というのが、この寄附と。公益寄附。法学上は公的資金配分方式の民営化、あるいは補助金から寄附金への転換ということが言える。名古屋市の財政局の民営化みたいなこと。国で言うと主計局の民営化みたいなもの。そうならんでいかん。ならん。そうならん法律のほうが通っちゃった。新進党野党だということです。何言っとるだかわかったかね。わかったという印象がないな。まあ、ええわ。
(記者)
幹事社からは以上です。
(市長)
ニューフェイス。
(記者)
他社さん、お願いします。
(市長)
はい。

◎名古屋城について

(記者)
市長、名古屋城の関係ですが、文化庁に行くのはいつごろになりそうですか。
(市長)
 まあ、なるべく近いところで、まあ文化庁長官殿の、様のアポをちょっと今とっているところです。やっぱり、ここまでやってまいりましたので、市民の皆さんのお金で言うと3億2,000万円の10円の小学校の募金も入っているわけです、小学生の。これはやっぱり、その責任者として受け取っていただくほうの責任者で、文化庁長官に渡さないかんでしょう。そういうことですわ。まあ、近いうちに、なるべく近いうちに行きますけど、ちょっと調整中です。
(記者)
そうすると、今週中もあり得るということですか。
(市長)
それはあの、長官がよければ行くと思います。はい。
(記者)
それは先日、できんかったら関係者みんな切腹だという発言もありましたけど、改めて、その真意を。
(市長)
まあ、必死でやれということです。うん、必死です。言いかえれば必死でやるということです。必死とは必ず死にますだからね。これ。必死って、必ず死ぬと書くわけでしょう。お城だで切腹というふうに言ったんですけど、死ぬ気で頑張りゃあというぐらいの責任がありますよということだよ。ぐらいのね。
(記者)
やめる、やめないとか、そういう意味ではないですか。
(市長)
ああ、それは関係ないです。
(記者)
それは関係ないんですね。
(市長)
そういう問題じゃないです。それより重いです。
(記者)
それより重い。
(市長)
はい。それより重い。辞任して済むような問題ではないということですね。
(記者)
そうすると、辞任はもう前提ということですか。
(市長)
前提かどうか知らんけど。それより重いんじゃないですか、ここまで引っ張ってきましたから。5年ぐらい前の、何年かちゃんと書類がありますけど、皆さん手に入ると思うけど、技術提案・交渉方式を採用するときに、「河村さん一筆書いてくれ」と言うものだから、「技術提案・交渉方式を採用する」と、それについては、「全責任は市長河村たかしがとれ」と一筆書いてありますから。役所に対して、これ。役所の要望を受けて、「ここまで書かないかんのか」と言ったら、「書いてくれ」というもんで、ええ。本当に。本当ですよ、これ。あると思いますがね。何かで公開されていると聞いたことがあるよな、これ、ネットか。ネットの公開かどうか知らんけど、情報公開請求すれば出すんじゃないですか。
(記者)
その全責任をとるというのは、例えば、今回の文化審議会の結果を踏まえてということですか。
(市長)
いや、きちんとお城ができるようにということですよ。木造の再建ができるようにと。
(記者)
その5月の文化審議会で仮に認められなかった場合は責任をとるんですね。
(市長)
そんなことあり得ないでしょう、しかし。何でそうなるんですか、これだけ丁寧にやってきて。これ。文化庁にも「技術提案・交渉方式でやりますよ」と言ったら、「ああ、どうぞ」と言って、「そのかわり丁寧に説明してくださいよ」と言って、ずっとやってきて、こうこうこうです、こうですと。竹中がこうですと。朝も持っていったと思いますけど、こうですと。「ああ、竹中案って、すばらしいですね」とか言って、そういう話もあり。それでずっとやってきて、それでいかんいうことになると、どうなるの、これ。
(記者)
おくれます。
(市長)
おくれる言ったって、大体おくれると1億、木材の保管料。それから何ですか、天守閣の入場を1年禁止していますから、あれだってすごい損害ですよ。たまたま本丸御殿がオープンしておるもんで、220万余のものすごい来てもらっているけど。それから、もう一つ大問題は、もう調査できんですよ。外観は3月に終わりましたけど、危ないですから。労働安全衛生法というのは。危ない工事を承知で危ないことをやらせると刑事罰になる。業務上過失致死じゃないけど、別個の罪になります。これはなりますね、間違いなく。これだけ言っているから。ただ、壊す建物の近くに寄ったりすることはできますけど、それは取り壊しとわかっている場合は、またちょっと別なんですね、これ。だで、外側は悪いけど、内側なんかは、まあ、これはできんでしょう。ただ皆さん、地震だって起こらせんと勝手に思っているわけでしょう。現に起こっていませんわね、地震は。入場禁止してから1年たっても。だけど、こんな毎日、毎日、「南海トラフだ」言って、毎日毎日やっておって、現に名古屋市も中公設市場の建物は取り壊しましたからね。あればIs値0.1、2か3だった。名古屋城よりちょこっと悪かった。もう取り壊しまして、ないですね。それはまあ、どうなるんですか、そういうのは。本当に。どうなるんですか本当に、これは一体。これ。まず、1年間入場禁止するだけでもえらいことですよ、これ。こんな異常な事態は。地方自治法違反になると思いますね、僕は。地方自治法第2条14項に、地方自治体は最小の経費で最大の効果を挙げなければならないという規定があるんです。これは国にはないですけど。だけどやっぱり入場者にようけ来てもらって、ちょっとでも税収を上げなさいよと。税収につながる行為をしなさいよと、法律で規定されていますから、これ。そんなもの違反でしょう、これ。そんなの。
(記者)
ありがとうございます。
(市長)
思いますよ。これ。大変なことですよ、本当に。
(記者)
市長、さっきおっしゃった、全責任は市長がとるという指示書があると思うんですけど、その指示書の効力は、まだ生きている。
(市長)
それは生きているでしょう。期限は書いていませんと思い…。
(記者)
そうなると、先週おっしゃった関係者全員切腹という話と矛盾するんじゃないですか。
(市長)
それは別に矛盾しません。
(記者)
「1人で責任をとる」とおっしゃったのに、「私1人では切腹しません」とおっしゃったじゃないですか。
(市長)
1人で責任をとるとは書いてありませんよ。私がとりますと書いてある。
(記者)
私1人がとるということじゃなくて、私もとるという。
(市長)
私がとるんだけど、それは関係あった人は、それは責任ものでしょう。
(記者)
そういう解釈ですね。
(市長)
それは責任ものですよ、それは。
(記者)
わかりました。
(市長)
それは死ぬ気でやるぐらいのことだよと。必死でということですよ。まあ「必死」で言いかえてもいいですけど、切腹がいかんなら。必死でやらないかんということと、よく似てますよ。「必ず死ぬ」と書きますから、必死は。そうでしょう。
(記者)
はい。
(市長)
必死でやってちょうと言って。そのくらいの気持ちにならにゃいかんのじゃないの、本当に。今までやってきたことを思えば、これ。それと文化庁には事あるごとに言っていますけど、「どえりゃあ熱い市民の期待がありますよ」と言っている。本当に。それは大きいですよ。選挙のことはここではないかもしれませんけど、そういう期待もあったと思いますよ。「城をつくってちょう」と言って、ちょっと割と年を食った人なんかは、「本当に生きているうちにつくってちょう」と言って、「上がりたいで」と言って。ようけいますよ、本当に。名古屋市の市民にとってのかけがえのない宝物ですから、木造天守というのは。国宝1号、ねえ。と思いますけどね、わしは。横井さんのインタビューも、この間、横井さんの話があって、横井庄一さん、横井庄一さんが出てこられて、そのときのだったと思います。その後のかちょっと、横井さんに「名古屋のお城はどうですか」と言ったら、コンクリートだけど、「昔の本物がええわな」と言ってという、ちょっと、てにをはは申し訳ないけど、そういう趣旨の発言をされています。それほどまでに。某新聞のアンケートでは、昭和23年でも木造のほうが多かったしね。それは今の本丸御殿もあれだけ入ってござるのだで、木造天守ができたらえらいことですよ、これは本当に。日本の木造技術の、そちらのほうの見方もすごいと言った人もいます。こんなことができるんだといって、日本は。戦争で焼けてしまった世界最大の木造建築物を、もう一回復元して、再現しちゃうのかと。
(記者)
市長、名古屋城の石垣部会の先生方が反対している解体を、文化庁が、まあ解体そのものは別に石垣部会の了解をとれという指示ではないと伺っていますけども、専門家が反対しているものを押して文化庁が解体の許可を出すということって、何かちょっと難しいような気もするんですけど。
(市長)
反対はしておらんでしょう、別に。解体は文化庁がお決めになることですわなと言っておられるだけで。そう言っておられるだけでしょう、公式には。
(記者)
やり方については反対していますので、工法については。
(市長)
反対というのは、こういう方法もある、こういう方法もあると言っておられるだけでしょう。
(記者)
今、市がやりたいという方法については、これは認められないというような言い方をされていたと思うんですが。
(市長)
いや、それはそういう部分は、そういうかもしれんけど、全体の石垣の天守を解体していいかどうかについては、論評しておらんと思いますよ。ちゃんと正確に読みますと。それは文化庁がお決めになることだと。
(記者)
まあ、反対というか、批判的にというか。
(市長)
批判はいろいろされますがな。そんな当然のことながら。それはいろいろな工法が考えられるし、それは。完璧にパーフェクトというものは、なかなか難しいですわね、石垣というのは。そもそも。
 一番最後に総合的にさらに調査ということで、てにをはは別だけど。一番最後の結論は、総合的にさらに調査すべきだと。それはそのようにします。これ。やりますけど、調査するためには、上を解体したほうがやりやすいに決まっているじゃない、そんな誰が考えたって。危ないし、まず。
(記者)
何となく、ちょっと遺恨が残るというか、文化庁側からしても、石垣部会の批判がある中で許可を断行したみたいな形になるというのが、今後どうなのかなというように思っちゃうんですけど。
(市長)
まあ、どうですかね。だけどほかの方法はなかったでしょう。ええ。こうやって誠実にやってきて、石垣部会さんも技術提案・交渉方式をとるということは当然わかっておったはずですから。そもそも、これは。名古屋城の会ですからね。当然わかっておって、竹中案と安藤・間案が出て、これは。それでやっていくというのは、やっていくというのは、全部そのままという意味じゃないけど、そこの中でいろいろな丁寧な、どう言うんですか。改良を加えるのは当然ええことだけど。ほかにはなかったんじゃないですか。これほど丁寧にやるというのは、本当に。文化庁の言うとおりやってきたんです、はっきり言えば。ずっと今まで、これ、ということですよ。文化庁さんの言うとおりにやってきたということで、法律に従って、それも丁寧が上に丁寧に。この間も言いましたけど、石垣の専門業者さんの社長に言わせると、直接話しましたけど。「こんな丁寧にやったのは初めてです。すごいですよ」と言っていますがね。本当に。今度の解体についても、竹中工務店さんは、「世界一と言ってもいいか」と言ったら、世界一かどうか知らんけど、「物すごいいい案ですよ」と、「言ってくれてもいいですよ」と言っていますよね、これ。
見果てぬ夢を追求しようというのはいかんでしょう。それは文化庁に言ってやったことはあります。見果てぬ夢を見ろと言ってはいかんわねと、それは。じゃない。まあ、地震で壊れますし、そもそもお金はどうなるんですか、市民の税金を使っていくんだけど。そうでしょう。それはいけませんよ。だから、プランAが、今の竹中工務店に基づく、それのさらに改良した案で、丁寧にやったというのと、プランBが別にちゃんとあって、既に問題だけどね、プランAでやるということを決めていますから。プランBというのは、はっきりしたものはないじゃないですか、悪いけど。これ。こんなことで進められなんだら、文化庁はこの間、言った。「文化庁のためにやっているものじゃないのか」と、これ。この歴史的建造物の復元というね。お城が今後ずっと続くわけですよ。戦後、12だったかな。燃えてしまってコンクリート復元した。そのほかのコンクリート復元の城もある。そういうときに文化庁がわざわざ基準を定めた歴史的建造物の復元というジャンルのことを進めていくということをやっていくということをやるというのは、文化庁の仕組みを応援することですよ、はっきり言って、これ。そうでしょう。やらないかんわ。石垣をどんどこ、どんどこやったら、最低10年、20年という説がありますよ、これ。説ですわね。決まったことがないから。10年、20年後となると天守が耐震強度がもたないから耐震改修することになりますよ。壊していかんようになったら。耐震改修しますと、前の見積もりで30億、大体50年、コンクリートね、一般的に。あれは一般的ですから。いろいろなコンクリートの中性化防止とか、いろいろなもので、もっともつという説はありますけど、そうするともう木造は一切見れませんわね。日本から本来的な木造の手法というのは。せっかく図面があっても、日本の歴史の中で消滅するということです。それはおかしいでしょう。それは。それは日本の文化財行政からしておかしいと思うんですよ、私は、これ。文化庁を応援しているんですわ、私は。こういう方式で、こうやって、やっていけば復元ということができますよと、1000年残す文化財ができますよということですよ、これ。
(記者)
わかりました。多分、一言おっしゃりたいと思いますが。
(市長)
何でや。
(記者)
ちょっと後半があるので。
(記者)
はい。後半がどちらかというと、伺いたいと。
(市長)
ああ、そうか。はい。
(記者)
よろしいですか。
(市長)
余り、こればかり言っておってもいかんけど。
(記者)
定例会見を終わります。

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