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平成31年1月4日 市長年頭記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2019年1月21日

ページID:113255

報告事項

  • 市長の新年あいさつ
  • 市会議長の新年あいさつ
  • 市会副議長の新年あいさつ

会見動画

報告内容

◎市長の新年あいさつ

 明けましておめでとうございます。市民の皆さんもおめでとうございます。

 あいさつの前に、昨日、熊本で震度6という地震がありまして、被災された方にはお見舞いを申し上げたいと思います。名古屋も精いっぱい応援することはやらさせていただきますので、お願いしたいと思います。

 新年を迎えるに当たりということでございますが、一番最初でございますので、何かえりゃあ派手なシャツを着とるなって思われるかわかりませんけども、これは、市民の皆さんに伝わりますので。これは皆さんわかっておられると思いますけど、これは有松・鳴海絞りの新柄でございまして。ぜひ皆さんも、名古屋の江戸時代からの名物でございますので。なかなかこれをやっとる人もそうもうかりませんので。ユニクロのシャツよりは高いですけども、手づくりでございますので、ぜひ。名古屋の伝統を支える、また、小さいと言うと怒るかわからんけど、事業をやっとる人を応援すると。それと、割と(身体が)不自由な方が結構つくっておりましてですね、これ、絞りということだから。割とコンセントレートというか、集中せないかんもんだで。ということでございます。そんな気持ちを持って、大事にしていただきてゃあと思います。そんなふうでございます。ネクタイは違いますけど、シャツのほうです。

 一番最初に市民の皆さんに言っていかないかんのは、今日も(仕事始め式の)冒頭に、市役所のえりゃあ様に言いましたけど、ものすごいお金を市に、市民の皆さんは信託をしておりまして、これは本当に書かれたほうがええですよ。まだそれを取り上げたとこありませんから。言う市長もおりませんけど。名古屋市の総予算2兆6,000億円。ほんで、(職員が)2万5,000人。教員がこの間入りましたから、3万5,000人ですけど、平成28年度までだと2万5,000人。ちょうど数が合いますので割ると1億です。名古屋市の職員全員が年間1億円の、これ、売り上げではありません。商売で言うと税引前利益ぐらいのお金を市民の皆さんが、英語でいうとトラストですけど、預かっとるということです。ラーメン屋のおやじさんやら、大企業ばっかりじゃないですよ、本当に。ろくでもないおやじと結婚して苦しんどるお母ちゃんたち。本当に、夜8時9時までパートのかけ持ちでやっとるお母ちゃんたち、これは年収200万円ですよ。こういう人たちが払う税金ないし公共料金、市バスとか地下鉄も水道も入れてですけど。が、市役所に信託されておりますんで。俺、暮れにずっとテレビ見とったけど、こういうこと言う人誰もおりゃせんがね。マスコミも、それから、何ですか。マスコミぐらいですけど、とにかく。ほんだで、名古屋市としますと、市民一人頭年間1億円預からせていただいておると。なら、その預ける人たちが喜んでもらうような政治をやると。これを英語でいうとパブリックサーバントというんですけど、それを一番基本なこととしまして、市民の皆さんにお約束をしたいと思います。

 それでまず、ポイントは4点ほどですけど、防災ということでございますが、これはもう、いよいよ、本当によっぽど注意せないかんと思いますね。暮れもずっといろんな番組も、防災一辺倒とはいいませんけど、本当に名古屋も日本最大のゼロメーター地帯を持っておりますし、名古屋の災害に対応する力というのは、日本のためにも最大のものづくりの地帯ですので、必要なことだいうことで。ポイントとすると、具体的にいうと例えば、体の不自由な方なんかは、避難所を、福祉避難所も大変重要ですけど、そこに行くまでが大変だもんだで。そういうところへも、市の職員が家庭訪問して、1軒1軒行ってもそんなものすごい数じゃにゃあですから。水が低いところね。そういうサービスはせめてやろうじゃないかと。喜ばれますから、また、区長さんなんか来るとね。あんたが区長か言って。初めて顔見たがやと。そういうふうになりますんで。そういう温きゃあサービスを展開いたします。それもきめ細かくね、今言いましたように、家庭訪問を中心としてきめ細かくやります。

 それから、救急は、しょっちゅう言っとるわけじゃないけど、119番かけていただいてから、救急車が現場に着いて、それから病院へ行くまでの時間は、大きい都市では圧倒的に日本一になりましたので、さらにこれを進めていきます。これはなかなか褒めていただけんですけど、実は究極の福祉でございまして、やっぱり体が、脳梗塞になったりなんかすると、要するにこの1分1秒がどえりゃあでかいですから。これは消防の必死の努力。それからもう一つは病院の皆様の、どえりゃあありがてゃあご協力。名古屋の病院は皆さん断りませんので、ありがたいことですけど、それでなし遂げられた。これは本当に快挙だと思います。

 それから、子どもさんとお年寄りと。子どもさんのほうは、これは、日本一子どもを応援するマチ ナゴヤと。それから、一人の子どもも死なせないナゴヤということで、今でも相当努力しておりますで、喜んでいただいとると思いますけど、今年はさらにそれを進めます。その一番中核は、いわゆる今までの教育というやつね。あれは画一一斉教育というわけですわ。黒板の前に先生が立って、おまえら、ちゃんと俺の言うこと聞けと、内申点つけるぞと。恐ぎゃあぞと、態度も入っとるよというやつ。あれは画一一斉教育というんですけど、ずっと日本はその流儀でやってきまして。日本の教育は、ひた隠しにしとる可能性もありますけど、国連から3回も警告を受けております。どういう警告かといいますと、「too much competitive」と。あまりにも競争的だということです。子どもにかわいそうだということになっておりまして。僕もつくづく思いますね、これ。だからそれから、今の言った画一一斉教育から、個別だと孤立になりますから、個別協働と、みんなでグループをつくって、みんなで自分たちの。そのかわり一定の、1年間にこれぐらいはやろうねとか、そういう目標はつくるようですけど。そういうような、教育ではなくてエデュケーションですね。子どもさんの人生を応援していくと。大きくなったら何になりてゃあのとか。何が好きなのあんたは、いって。体が不自由だろうが、そうでない子。金のある子、ない子。発達障害があってちょっと成績がいろいろ、思わしくない子とか、みんなそれぞれの人生がありますんで。それぞれの好きなことを発見していただいて、それを徹底的に名古屋市は応援していくというふうにやります。

 それから、それをやっていく前に、いろんな、どうしてもトラブルなんかが起こるので、この間、所管事務調査というのをやりましたけど、子どもさんに何かあったときに、今だと教育委員会に言いますので、教育で起こった場合は。そうするとそこへの不信感というのは、日本中ですけど、ものすごい強いですね。ですからそうじゃなくて、独立に子どもさんを守るために何があったのかと、どうしたらええのかということをちゃんと受けとめて、ジャッジしていく。そういう機関をつくってまいります。

 それから、産業を盛んにして、世界一を歩み続けるというのは、名古屋の最も大事なことで、それが福祉につながりますから。福祉がどえらい重要なんだけど、やはり産業力か経済力がにゃあとだめになっちゃいますんでね。この間ちょっと出ておりましたけど、某世界一の大自動車会社のおかげでここまでやっとるということも言えますけども、それにITの有名な日本のトップの会社と、それから名古屋市と組みまして、世界最高の、人間って動かないかんだわね、これ。車に限りませんけど、何か動くときにどうやってやったら便利なように動けるかと。体の不自由な人たちも、まあ、タクシーの小型版というか、タクシーの人工頭脳版といったらええかわかりませんけど、そういう大実験。世界を引っ張る名古屋でやれることになりましたんで、これを力強く推進してまいります。

 それから、文化芸術は、これはもうしっかりやらないかんと。どえりゃあおもしれぇ街。そのシンボルがお城の天守の木造本物復元でございますので、これは正念場を迎えとるというふうに某テレビが言っておりましたんで、そういう気持ちでしっかり取り組みます。

 それから、産業福祉は、今言ってきましたところでございますけど、名古屋へ日本中から来てもらって、特に東京、大阪からリニアで40分、27分で来れますんで、7,000万人の都市ができると、名古屋が。というふうにも考えられますんで、この、7,000万人の(交流)人口を有する大名古屋ですか。ここへ来て、伊勢神宮行ったり、伊勢神宮もええですけど、能登の加賀屋へ行ったりですね。ただ乗りかえだけにならんように、ちゃんと一、二泊していってもらうと、名古屋で。そういうような、おもしれぇぞという街をつくっていくということでございます。

 そういうことで市民の皆さん、しっかりやりますんで。あの、財政危機ってうそだでね、本当に。もうあんなこと言っとっちゃいかんのですよ。もう暮れから俺、テレビをようけ見とるけど、みんなそこから脱却できせんもん。何で東京一極集中かって、言えせんもん。それはみんな財政危機だ言うもんだで、地方都市が自分で金使わんもんだで、みんな銀行で金余ってしまって、東京で投資するということになってまっとる。ということでございますので、名古屋はおかげさんで、焼け野原になった街名古屋だけど、ものすごい努力でここまでやってまいりました。税金上納率トップクラス、東京を除いてですけど。東京はちょっと上納とはいえませんので。名古屋市民の払っとる税金の7割は名古屋で使われておりません。それだけの産業の力で。この産業の中にはラーメン屋のおとっつぁんも入っとるでな。日本中を支える街になった名古屋。一旦は地獄を見ましたけど。「Nagoya is a city of dreams」と、名古屋は夢の街と。「or city of fresh start」って、やり直しのできる街名古屋ということでやっていきたいと思います。市民の皆さんにも喜んでいただけるようにしたいと思います。ということでございますので、マスコミの皆さんもよろしゅうお願いしてゃあと思います。

 ということで本日は平成31年最初の記者会見ということでございまして、名古屋市議会から議長さん並びに副議長さんもお越しいただいておりますので、ごあいさつをいただきたいと思います。それでは、よろしくお願いします。議長さんお願いします。


◎市会議長の新年あいさつ

(市会議長)
 皆さん、明けましておめでとうございます。本当に皆さん方、今年の正月はいかがでしたでしょうか。荒れることなく、名古屋はええ天気で、あったかいお正月が迎えられたと、こう私は思っております。近年にないお正月ではなかったかなと、かように思っております。

 まずは皆さん方には昨年は本当にお世話になりまして、心から感謝申し上げます。今市長からも言われましたように、昨日、熊本でまた地震がありました。本当に被災をされた皆さん方には心からお見舞いを申し上げます。そして私どもは昨年を振り返ってみますと、名古屋は3月に金シャチ横丁をつくりました。そして、6月には名古屋城の(本丸)御殿の完成もあり、何というか名古屋観光の魅力の向上の1年であったと。まあ、市長が一生懸命言ってござるで、これも一つの方法だったと、こう思っております。

 そんな中で、去年何とか言われましたね、「災」が一年の言葉だったと、こう言われました。北海道や大阪北部の地震、そして西日本の豪雨や台風、また、猛暑もありました。だけど今年は、伊勢湾台風から60年。一回り、干支でいくと十二、一回りで60年、生まれた子が60歳になる、還暦になるこの1年であると思います。これは本当に60年の間にこの名古屋で伊勢湾台風以外に大きな災害は、東海豪雨ぐらいではなかったかなと、こう思っております。だけれども、よそで大きな地震だとか台風だとか津波だとかいろいろあるけれど、被害を受けた人たちが60年もたつと減ってってまって、若い人たちが多くなってきて、この被害を受けた、伊勢湾台風を経験した人たちが大変少なくなってくることは事実だと思います。いろんなところで申し上げるんですけれども、やはり経験というか体験したことを、自分が体験したことを次の世代にも教えていかんと。何でもかんでも堤防を頑丈にしてちょうよ、あるいは津波の来んようにしてちょうよ、ばっかではない。東北の大震災だって、津波が来たことを皆さんに教えてなかった。教えてあったけれども、ここら辺に碑を作ってここまでは津波が来たよ、水が来たよって、こう教えとったんだろうけど。毎回毎回来うせんもんだで、知らんうちに、忘れ去られて、だんだんだんだん、便利なところへ、下へ下がっていって。いざ来てまったら、あっ、ねっちもこっちもならん、南無阿弥陀仏になってまったと。こんなようなことでは大変いかんと思います。そういうことはこれからも経験した人たちが、このところはこれだけ水につかったんだよ。堤防をきちっとしとらないかんよ。あるいは水につかったら、堤防さえしっとりしとれば、上から降ってくる雨、あるいは、何というか堤防からあふれてくる水だけの問題だったら排水機でかい出しはできる。だけれども、堤防が切れちまうと、まあ海と一緒。市長がいつも言われる、明くる日は上天気だったと。この人は東区の高台に住んでござる。私は海の中に住んどる。

(市長)
 風がえらかったね、しかし。

(市会議長)
 風もえらかったけど、こんな日に台風が来るかと思ったような状況の中で来たんですわ、本当に。昼までは何にも、こんなもん、台風なんかうそだよって、こんな状況の中で、学校の先生が台風情報が出てきて、はい、まあ学校、今日から、昼から、帰っていけって、こういう話の中で帰ってきて。食事をするときだって、何もこんなものは、台風なんか来るかって思っとった。そうしたら(夜)9時ぐらいのところで堤防が切れて、朝になったら、屋根の上から見たら、海原の中に三角の屋根が点々と出とった状況。それはやはり体験した人でないとわからん。だけど、早く逃げた人が助かったかといったら、そういう人が亡くなっとると。だから、きちっとしたことを教えていく。そして、体験した人が、体験をしとらん人たちに受け継いでいって、その災害から身を守ることを教えていくということは、私は一番大事なことだと思うし、今、60年という今年は、そういう年にしていきたいなと私は思っております。

 そんなことも含めながら、今年は平成も終わります。天皇陛下も譲位され、次の新しい天皇にもなります。時代も変わっていく、この時期だと思っておりますけれども、私どもも4月には(市会議員)選挙がございます。我々もこの中では(議員)定数7減だったかな。定数を減らしてやってまいります。きちっと市長が、何というか、役人は人の税金で楽して食っとると、こういうことを言わっせるけど、そうばっかではない。我々も、議員もそういうことばっかじゃない。議員は議員なりとして定数削減もしながら、市民の皆さん方の役に立てるようにと、こういうことでやっておりますので、これからも一つご理解願いながら、我々も市民とかけ離れたことではないというふうにご理解願いたいと、こう思っております。

 それから、議会として何をしていくかって言やあ、今市長がいろいろ言われたけれども、我々はそれをよしとする部分はよしとして応援をしていかなきゃいかんけれども、暴走はだめだよ。暴走はだめだよ。

(市長)
 どっちかわからん。

(市会議長)
 暴走はだめだから、そんなところの、我々はチェックをしていく。そして市民のためにどうしていくかということが一番大事だと思いますので、議会は議会として、二元代表制のもとでの議会の役割を果たしていこうと、こう思っておりますので、またマスコミの皆さん方もぜひぜひ我々にご協力願いたい。市長に協力してやることも必要だけれども、いかんときはいかんと言っていただければ、私は市民のためになるとこう思っておりますので、よろしくお願いをしたいと、こう思っております。

 それから、市民に対しては、開かれた議会。我々もいろいろなことでやっております。子どもたちの、子ども市会などということもやっておりますので。市民の皆さんと手を携えられるように、そして、市民の願いを我々も実現できるようにと、こういう思いでこの1年やらせていただきたいと思いますので、市政記者クラブの皆さん方には、昨年と同様に、本年も大変お世話になりますが、ひとつよろしくお願いをいたしまして、私からのごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いします。


◎市会副議長の新年あいさつ

(市会副議長)
 副議長の木下優でございます。新年明けましておめでとうございます。すばらしい年を迎えられたと思いますが、市政記者クラブの皆様には、昨年は本当にお世話になりました。私は昨年副議長になりまして、議長を支えるということで、議会のほうも一生懸命にやってきたわけでございますけれども、1年を振り返ってみて、やはり市民の目線というのは、やはり停滞のない市政の前進というか、そういったものを望んでいるということも実感をいたしました。また、福祉とか教育とか、災害に対する取り組み、喫緊の取り組みがありますので、こういったものを、今年度はやっぱり市議会としましても前進できるようにしっかりと取り組んでいきたいと思っております。いずれにしましても、坂野議長を支えながら、今年も一生懸命に頑張っていきたいと思っております。市政記者クラブの皆様には本年も大変お世話になりますけども、どうぞよろしくお願いをいたします。以上でございます。


質疑応答

◎名古屋城天守閣整備事業について

(記者)
 名古屋城の関係で今、正念場という言葉もありましたけれども、今年、本来であれば夏前には解体という予定になっていたと思うんですけれども、今後の展望も含めまして今年、名古屋城をどういった形で進められたいかということを、一言お願いいたします。

(市長)
 市民の皆さんのご期待どおり、2022年12月までには木造復元ができるように。テレビ等で、文化庁さんの話で出ましたけど、文化庁さんとも、今なかなか行き来しとれぇへんもんで、電話でよく連絡とっとりますけど。もう何年になるかな。四、五年か。きめ細かく丁寧に説明をしてまいっておりまして、というのが一つ。ほんだで、このスケジュールについても、前から説明はしてあります。

 それから、石垣の話は、石垣部会の皆さんの、文化庁から丁寧にやってくれとは言われておりますんで、そりゃそうだわねということでございますので、石垣部会のほうから、ご提言というか、こういうふうでやっていこうというのを今いただいておりまして、それに従って今進んでおります。もう近いうちに、具体的にこうだという、どう言ったらいいかな、計画書といいますか、そういう案が出てくると思いますので、それでご了解いただいて、文化庁のほうも許可がいただけるように。文化庁にはわし、何遍も行ってますけど、丁寧に今までやってきたと。事あるごとに全部説明に、私も直接行っとりますんで。ほんで、ちょっと前の課長さんなんかは、もうすばらしい案ですねと言って、これはって。それは竹中工務店のプロポーザルですけど。そう言っておられましたし。一番重要なことは、名古屋市民が望んどるということですよ、これ、民意が。選挙の結果もありますし。今(名古屋城天守閣積立基金には)3億円近く集まっとると思いますけど、これは本当の庶民のカンパでして。小学生の10円募金も入っております、ここには。

 そういう市民の熱い期待があるということを、私は強く文化庁には申し上げております。国が許可というシステムをとっとりますけど、しかし文化財というのも、市民の、地域の皆さんの気持ちというか、それはやっぱり、やっぱりベースになるんじゃないですか、何だかんだ言っても。と、私は思いまして、きちっと予定どおり進めていくように、今歩んでおります。


◎今年の展望について

(記者)
 今年は平成が終わる年であって、本当に新たな時代が始まる1年になると思うんですけれども、名古屋市にとってはどんな1年になると考えられていますか。

(市長)
 まぁいよいよ本当に、ずっと言い続けておりますけど、乗りかえ駅に終わるのか、それとも英語でいうとデスティネーションって、これ目的地ですけど、名古屋へわざわざ行って一、二泊していく、そういう街になっていくのかと。それの一つの方向性が決まってくると思いますけど。そういうところでしょう。

(記者)
 具体的に言うと。

(市長)
 だから、名古屋城の木造天守なんていうのは、そのまずシンボルの一つですね。それからやっぱり産業が、先ほど言いましたように、そういうやっぱり、ありがたいことに、はっきり言やぁトヨタ自動車のおかげで、世界最大の自動車メーカーがありますもんで、こうやってやっておれるんですけど、そういう産業の力をさらに伸ばしていただいて、世界の産業の、本当にメッカは名古屋だと。ロンドン、ニューヨーク、パリは、産業のメッカでは、というところではありませんけど。言えるような街になるということはものすごい福祉がようなるということです。それは。やっぱりそれだけの体力ができますし。

 それと一言で言や、やっぱり子どもだね。子どもさんを日本一圧倒的に応援するマチ ナゴヤと。これが一番ですよ、やっぱり。子どもさんの好きなことをみんなでやらせてあげると。企業界も、産業界もぜひ入っていただいて。成績が悪かったっていいじゃないですか、そんなことは別に。それなりに仕事について、そこで食っていけるような、そういうのを全力で応援すると。そういう街はええですよ。世界一じゃないですか、それを標榜してそうなったら、と思いますが。


◎自動車自動運転の実証実験について

(記者)
 自動運転の話、ちらっとおっしゃっていたんですけれども、具体的にはなぜ名古屋市として協力、どういう形で協力されていこうと。

(市長)
 バスがどうやってとまるとかいうのはありますけど、やっぱり市町村なんですよね、生活に密着しとることをやっとるのは。名古屋市というのはやっぱりまぁ、自分らで言うのもあれですけど、税金上納率トップクラスという、一応これ、力を持っとりますし。それでいて、今言った福祉のいろんな、体が不自由な人がどうやって買い物に行くかとかね。もう一つ、いろんな、「障害」って俺あんまり言葉、嫌いだけど、不自由な皆さんがどうやって自分の思うような行動がとれるか、それは主に市がやっとるんです、これは。そういうことの中で、英語でいうとモビリティーといいますけど、どうやって動くか、動いてそこに行くかというのの。まだね。名古屋城の天守のエレベーターの話もよく似てますよ、これ、反対に言えば。だからそういうようなことで、世界のトップを走り続ける、生活とどうやって動くかと。車というとトヨタになりますけど、車でなくてもええじゃないですか。そういうことをやっていく街ということになると、やはり市町村が動かにゃいかんですよ、やっぱりこれは、市町村が。

 体の不自由な人、また不自由と言わんでも年食ってくると足が悪くなるんですわ。わしらでも一杯飲むと階段からぶち落ちんように、本当に気をつけて手すりに絶対つかまって、おりていくわな。

 そうなるわけで、そういう人たちも本当に安気にというか、安全にというか、動けるようなそういう世界的大実験が名古屋で行われるということになるんじゃないですか。


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