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平成30年10月22日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年11月5日

ページID:110912

報告事項

  • 市長の海外出張について

会見動画

報告内容

◎市長の海外出張について

 それでは10月22日(月曜日)でございますが、会見を始めたいと思います。ということで、おはようございます。

 本日は、私の海外出張について、ご報告いたします。

 イタリアのトリノ市において両市の交流拡大を図り、友好関係を一層深めるため、10月23日(火曜日)から28日(日曜日)までの6日間、姉妹都市でありますトリノ市へ出張いたします。

 トリノ市役所を表敬訪問するほか、トリノ商工会議所が主催するジャパンビジネスフォーラムへの参加と航空宇宙産業関連企業への訪問を通じまして、経済分野での交流の促進を図ってまいります。

 また、トリノ市も歴史ある街であり、歴史的建造物の保存活用状況の視察や、トリノ市立近現代美術館の訪問等により、両市の一層の交流拡大を図ってまいります。

 ということで、以上でございます。


質疑応答

◎KYB免震装置の不適合について

(記者)
 KYBのデータ改ざん問題なんですけれども、先週の金曜日の会社側の発表では、名古屋市の本庁舎も入っておりました。これに関連しまして、現在名古屋市のほうで把握している市の関連施設の使用状況と今後の対応について教えていただきたいと思います。

(市長)
 この間の、取材のときに言いましたけど、偽造したということは偽造なんだけど、何をどう偽造して、ほんなら、どう危ないんだとかですね、全然わかっとらんもんで、雲をつかむような話というのはこういうことですかね。そっちをはよ言ってもらわないかんじゃないかということで、基本的にはそういうことですわ。中身は何か、一切全然わかりませんけど、10月16日(火曜日)に国土交通省から発表された製品の型番、認定番号をもとに調査を行った結果、名古屋市役所本庁舎、名古屋市役所西庁舎、科学館理工館・天文館、東部医療センター新病棟の4施設で不正の疑いのある製品の使用を確認したと。そしてその後、科学館理工館・天文館、東部医療センター新病棟については納品されたオイルダンパーに不正はないとKYB株式会社により電話連絡を受けているが、口頭での連絡のみのため、今後詳細な情報を求めていくと。

 何だやわけわからんわ、これ言って。何のことだと。KYB株式会社が公表したリストに名古屋市役所本庁舎がお客様基準外ということで挙がっておりましたが、そのことを含め詳細な説明を受けていないので、詳細な情報提供を要請していくということでございまして、これも何がなんだかよくわかりません。なお、もしオイルダンパーの交換が必要になった場合には適切な対応を求めていくと。

 本当にどうなっとるのか、教えてもらえんかな。

(記者)
 現在、市と会社(KYB)側とは、どういうような折衝、交渉をしているんでしょうか。

(市長)
 何だ言っとったな。会社側がちゃんと連絡して、オーケーをとってから発表すると言っとったのにと。ここの今の建物ですわね、ここが不適格だといっても、お客様基準外ということでの基準外だということを勝手に発表したでおもしろにゃあ、ということを当局が言っとりましたけど。そうだな、これ。

(当局)
 はい。

(市長)
 だで、何だわけわからんということでございます。よっぽど危ないのか危なにゃあのか、どっちだね、これ。

(当局)
 私も正確な情報としては把握してないんですけど、いろんな情報によりますと、すぐに危ないという状況ではないという風で聞いております。国土交通省の発表の中でも、震度6強や震度7の地震が起こってもすぐに倒壊をするおそれはないということで公式発表されておりますので、地震が起こった際にでも、すぐに建物が倒壊するような状況はないと把握しております。

(市長)
 何を、どういう数字を、どう偽造したんだ。

(当局)
 オイルダンパーというのは、ある程度揺れて伸縮するんですけれども、それの基準値が設けてありまして、その基準値から±15%以内の数字であれば問題がないということが国の基準で決まっております。これが大臣認定ということで、ここの間に入っていれば大臣認定をもらえるという数字でございます。

 先ほど市長が言われましたお客様基準というのは、名古屋市については、この本庁舎については±10%以内でおさめなさいということで、少し15%よりも厳しくしておりまして、その数字の中に入っていないということで、今回はKYBが発表したということでございますが、実際発表する前に、KYBと電話連絡等しておりまして、施主側の了承を得た施設しか発表しないということで聞いておりましたが、今回は施主である私どもの発表の了解を得る前にKYBとして本庁舎のみ発表をしてしまったというような状況でございます。

(記者)
 それは、どういう理由ですか。

(当局)
 それが、わかりません。私どもが、テレビ発表の段階で(リストに)載ったということがわかりましたので、KYB側には苦情を申し上げましたけど、それ以来、一切連絡がないというのが現状でございます。

(市長)
 10%とか15%というのは、何をどういうふうに考えたらいい。

(当局)
 オイルダンパーが揺れて、伸縮して大きな揺れを徐々に吸収をしていって、建物が揺れないようにするんですけど、揺れが大きければ、15%あれば、やはり大きく揺れて、なかなか揺れが戻るのが遅くなると。基準が10%以内であれば、オイルダンパーの影響で揺れがおさまる時間が短くなるというような現状であると私どもは把握しています。

(市長)
 なんだよう全然さっぱりわからん。ショックアブソーバーみたいなやつか、車で言うと。

(当局)
 そうです、はい。

(市長)
 揺れて、こういうのが15%以内というのは、何の15%以内。

(当局)
 ダンパーの減衰力っていうんですけど、難しい言葉でいうと。かたさとかやわらかさでいうと、プラス15%ですと、かた過ぎる、かたいほうに寄っていると。マイナス15%ですと、やわらかいほうに寄っているんで、やわらかければずっと揺れているということになります。かたければ、いきなり揺れがとまってしまうので、建物のショックが大きいということですので、それの揺れ幅とショックというのをできるだけ少なくしましょうということで基準を決めて、15%以内というのが大臣認定の規格。それよりも厳しい、今回10%としたのが名古屋市の規格でございます。

(市長)
 ようわからん。あんた本当にわかっとるんだろうな。

(当局)
 はい。

(市長)
 まあええけど。ということのようですわ。

(記者)
 4施設、先ほど言われましたけど、それ以外の可能性というのはあるんでしょうか。

(当局)
 国土交通省が発表しました型番は全て名古屋市の中では調べましたので、その型番に合っているのがこの4施設でありました。先ほど市長が言いましたように、科学館と東部医療センターについては偽装はないということで電話連絡は受けております。

(市長)
 15%までに、かたいか、やわらきゃあか知らんけど、それをおさめるというやつを、そうじゃなしに、もっと大きく揺れちゃうやつをそのまま出しとったと。こういうことかね。

(当局)
 そうです。ですからそれがどちら側に傾いとったかわからないんですけど、その基準を外れているんであろうというのが、基準の中にあるという偽装をしたということで、今回問題になっているという風で理解しています。

(市長)
 オイルというのは油圧によって。

(当局)
 油圧です。

(市長)
 だでオイルというのはそう縮まんものだで、圧力受けるとそのまま向こうに出ていくもんで、いろんな油圧機器に使っとるわな。そんなもん下がるんか、1割も15%も。

(当局)
 そこまで細かいところまでいくと難しいんですけど、オイルダンパーですんで、揺れて、徐々に揺れを吸収していくという形ですよね。

(堀場副市長)
 ピストンがあって、ピストンを押し出すイメージで言ってみえると思うんですけど、ピストンに穴があいていて、こちらから押し出すときに抵抗で減衰させていくという構造だそうです。車のショックアブソーバーも同じです。

(市長)
 なんかようわからんですけど。そういうことが本当だとすると、普通はピストンで大体、オイルの、ユンボだとか土木界の油圧のやつは、油圧をぐっと押していくと、向こう行くわけですわ。ほんだで非常に強い力がそのまま伝達されると。だけどそこに穴か何かあいとって、ぐっと押していくときに若干逃しながら向こうにいくと。どうもそういうことらしいです。

(記者)
 KYBとは先ほど、電話連絡でしょうか。

(当局)
 現状では電話連絡のみです。

(記者)
 今後は、どのような対応をされるんでしょうか。

(当局)
 まずはKYB側から私どもの型番と合っている本庁舎と西庁舎について、正式にどの程度偽装があったかというお話を聞いておりませんので、まずその情報を得たいと思っています。

(記者)
 それは期限は。

(当局)
 なかなか向こう側(KYB)もいろいろ忙しいようで期限はなかなか切っていただけない状況ではありますんで、できるだけ早くということで私どもも電話連絡は頻繁に行っています。

(市長)
 この建物の中に入っているもんで、震度6強か震度7が来たとしても、一応それなりに揺れを吸収する範囲には入っておるというような。ほんなら名古屋城のほうがよっぽどいかんわな。

(当局)
 そうなりますね。

(市長)
 当たり前だがや、震度6強で倒壊する危険性が高いという建物ですよ、あれ。何でもっと問題にせんのやろ。あんたんとこ、これ。

(当局)
 そうですね。

(市長)
 そりゃそうですよ。全然じゃないですか、これ。というのが現状だろう。

(当局)
 そうです。

(市長)
 ということです。

(記者)
 市長の言葉で伺いたいんですけど、このKYBの偽装について、例えば大阪では知事のほうからそういう補償を求めるというコメントとかも出ているんですけど、市長ご自身としてはどう考えられますか。

(市長)
 ごまかしたのはいかんでしょう。ほんだで、それはそれでやっぱり普通は損害賠償せないかんのではないの。この建築やったときに基準外の物を使った場合は。

(当局)
 まあ、あと取り替えていただくと。

(市長)
 手抜き工事なのかどうなのか、その類に属するものだわな、これ。取りかえていただくか何かは、建築基準法であるでしょう、規定が大抵。

(当局)
 そうですね、多分、瑕疵に当たりますからね。

(市長)
 瑕疵に当たると。通常備えるべき性能を備えていないというのを瑕疵と言いますわね。その場合は無過失責任で賠償せないかんとなってますんで、当然、変えてちょう、とか、直せとか言えると思いますけどね。

(記者)
 やはりちょっと信頼できないなっていうところにつながってしまいますかね。

(市長)
 普通はちょっと考えられんけどな、こんなのは。なかなか信頼できん、信頼できん人はようけおるけど、世の中に。いかんか、そういうことを言っては。そりゃ危ないですよ、本当に。いかんでしょう。地震の耐震の建物が耐震がなかったというのは、ギャグみたいなもんですわ。いかんでしょう、それは。

 ほんだけど、名古屋城のほうが危ないということだで。今の震度6強、震度7では倒壊する可能性はないであろうと言っとるわけでしょう。名古屋城の天守って震度6強の地震で倒壊する危険性が高いと。これははっきり国土交通省の基準で言われとるんですよ。ということですわ。どうなっとるだ、まあ。住宅都市局もまっと文句言わないかんがや、名古屋城に。こんなこと言っとって。そういうこと。


◎KYB免震装置の不適合及び障がい者任免状況の再点検結果について

(記者)
 今回のKYBの事件で、民間の建物の発表は逐次、報道されると思いますけれども、防災危機管理局のほうでは、対応をされるご予定はあるんでしょうか。何しろ名古屋という都心部の高層ビルでも使われていたということも言われておりますので、一刻も早い対策が必要かと思いますんで。

 あと、もう一つは今回の偽装もそうですが、今度国でも発表されますけど、障がい者の雇用状況の再点検結果、教育委員会の方で、再点検のときに拒否をされた方ですね。その方は障がい者雇用の採用ではなく、一般採用で入られて、カウントされていたということなんですけれども、こういった安易なカウントがされていたということについて市長はどのようにお考えでしょうか。

 あと、市会事務局のように、数字が少ないけれども、満たしていればよいというような回答があったんですが、本来であれば2.3%を超えているほうが望ましいとは思うんですけど、模範となる立場でありながら、数字さえ合っていればいいというこの回答について、市長が思われることをお聞かせいただきたいんですが。

(市長)
 はじめに、民間の建物といったって、建築確認申請して、まあ今、民営側でやれるようになっとるけど。ちゃんと建築確認、確認という名前がついとるけど実際は許可ですけど、あれは。許可しとるわけですよ。先ほど言われた建築基準法の適用になるわけです、それは。ほんならそれ全部明らかにせないかんですよ、そりゃあ。何のために建築確認みたいなことやっとんだっちゅう話になってってまうわね、これ。だから当然民間と官公署と全く関係なしに、同じように安全性はチェックせないかんですよ。チェックいうか、保証せないかんですよ。建築基準法の規定で民間の建物は緩く適用するという条項はないでしょう。そんなものありませんよ、そんなのは。同じように厳しくやらないかんと。

 ディスエイブル、障がい者の皆さんの雇用をごまかしたというのは、とんでもないやつだね、本当に。相当ひどいですよ、これは、役人。後で話に出てくるか知らんけど、また人事委員会勧告が給料上げてちょということで、初任給は愛知県より低いことになっとるで、まあ、今度愛知県がどうされるかきちっとわかりませんけど、公務員の給料だけ上がっていくわけだけど。そういうようなところは、障がい者雇用の数字をごまかすというのは、本当にこれは給料下げないかんじゃないかな。なあ。そういうことですよ、普通だったら、これ。全然責任とらんでもええいう体制だがね、公務員は。すいませんは言ったのかね、これ。すいませんも聞いたことないけど、わし。

(記者)
 違法ではないので、という認識だと回答があった。

(市長)
 違法でにゃあかね、あれ。その数字の情報をきちっと見とらんけど。障害者手帳で確認するということが、法律できちっとは定められとらんちゅうことか。法律じゃなくても、通達ないし政令なんかで決まっとるやつに外れると違法ですよ。

(記者)
 それはあくまで障がい者雇用の枠で採用された方は障害者手帳での確認は義務ですけれども、一般採用で入られた方は、個人のプライバシーにかかわる問題でもあるので、開示するかしないかはご本人さんのご意思が第一になりますので、それをカウントするというのは本人の意思に反することだと思うので、よくないことだと思います。

(市長)
 まあそれはそうだよね。

(記者)
 それを数字に入れていたというところが問題ではないかと思いまして。

(市長)
 数字に入っとったわけかね。それはいかんね。勝手に使ってはいかんじゃないですか、それは。それはどこであったの。

(記者)
 教育委員会です。

(市長)
 名古屋の。

(記者)
 はい。

(市長)
 名古屋のね。ほうかね、こないだ説明受けたけどな、わし。ちょっとええかげんなこと言ってはいかんで、ちょっと調べさせてもらえんかね、それ。


◎人事委員会勧告の取り扱いについて

(記者)
 今日もちょっとお話が出たんですけど、人事委員会勧告を完全実施されるということで、受けとめをお願いしたいんですが。

(市長)
 次の議会に提出するということでね。まあおもしろにゃあですけどね、これ。こういう世の中になってまったでいかんよ、これ。一つあるのは、民間並み、民間並みって軽い気持ちで言いますけど、民間並みじゃないですよ、これ。民間は大体400万円台ですよ、給料は。これで名古屋市の職員が630万円程度になりますよ。わしが市長になる前は名古屋市の職員って、日本一給料高かった(政令指定都市一ラスパイレス指数が高かった)ですけど、今13位かそのくらいのようです。

 だからどこか書いてくれんきゃ、これ、マスコミで。おかしいじゃないかと。50人以上、従業員じゃないですよ、市民の皆さんあんまり知らんですよ。1事業所50人ですよ、1事業所50人以上あるところというのはまずほとんどないですから、そんなところは。大きいところしか。そのホワイトカラーと、こっちはホワイトカラーが中心だで、比較すると言うんだけど。比較するということになると、まあまあ超優良会社と同じだと。公務員は超優良会社と同じように給料もらうのが当たり前だと言っとるわけですわ。

 いわゆる労働基本権の見返りでということになってますけど、あんまり言うとまた感じ悪いけど、あれは昔給料が安かったから、公務員って給料安かったわけですよ。だから恩給とかあったわけです。恩給は年金となったわけです。ほんだもんで、ストや何かやって闘うということになったわけです、昔。それを制限するんだったらそのかわり人事院勧告というのでやりましょうというふうになったわけです。安いときの話ですわ、これは。だで今は、民間400万円で公務員600万円。これが当たり前というふうに見られるような世の中になっちゃっとるがやということですよ。おもしろにゃあけど、わしが総理大臣じゃにゃあで変えれえせんでいかんで、これ。この1事業所50人てやつ。ここと比較しますよ、ということです。

(記者)
 初任給を引き上げられる、こちらについてはいかがですか。初任給を引き上げるということについては。

(市長)
 初任給、わあわあわあわあ、総務局長や何かが言ってくるもんだで、本当に。愛知県より安いで困ると。やっぱり初め入ってくるときに、ということらしいもんで、今度愛知県がまあ予想はありますけど、どういうふうにされるかちょっとわからんけど、せめてそこはちゃんと競争できるようにしてもらいてゃあということで。これで今の数字だと愛知県より上がりますね。上がりますわ。だで、まあそう言われりゃ、まあそうかなと。

(記者)
 9月の(人事委員会勧告の)発表のとき、初任給の上げ幅は、私たちは発表資料でも見ていないんですけれども、幾らになるんですか。

(市長)
 初任給は、(本市の人事委員会の試算方法によると)年収でいきますと愛知県が改定前、年収338万3,369円。ほんで名古屋市が336万4,624円。だで、1万8,745円、年収で初任給が安かったと、名古屋市が愛知県と比べて。今度の改定によりまして、名古屋市は347万1,361円。で、愛知県は、これはだけど一応予想だと思います。予想だろ、これ。愛知県はまだ発表しとらんだろ。

(当局)
 愛知県につきましては、県の人事委員会勧告が10月11日(木曜日)に出ておりまして、そのとおりに議会に上程した場合において、そういった額になるということです。

(市長)
 そういうことらしいです。だから愛知県が人事委員会勧告どおりに上げたとしますと、(本市の人事委員会の試算方法によると)改定後は341万9,132円。名古屋市は347万1,361円ということで、愛知県を5万2,229円上回るということでございますので、皆さん、名古屋市を受けてちょうと。そうだろう、言いてゃあのは。そういうことだわ、そういうことらしい。給料も大きいでね、やっぱり。給料だけじゃないんだけど、給料も大きいですわ。ということを、頼む、頼むって言わせるもんだで。何なんだと。本当に。

 あ、訂正があるのね。

(当局)
 まず政令指定都市の年収の順位ですけども、先ほど13位と申し上げましたが、申しわけございません。12位でございますので、そこを訂正させていただこうと思うんですね。議会のほうはこれから速やかに対応してまいりますので、現時点ではまだ未定ということでよろしくお願いします。

(市長)
 何が未定なん。

(当局)
 速やかに対応いたしますけども……

(市長)
 議会にいつ提出するかはね。ということですけど、わしの気持ちとすれば速やかに、こうやって発表した以上は出されたらどうかなと。向こうが丁寧にやると。12位と言ったって、20市中12位ということですかね。昔、一位だったんだよね、名古屋市。政令指定都市ナンバーワンの給料。そういうことですわ。どういうことだよ、本当に。まあいいけど。まあ高いわな。

(記者)
 おもしろくないけど、のまれた理由はどこなんですか。

(市長)
 初任給で助けてちょう、助けてちょうって言わせるもんだで、まあそれはそうかなと。その中に税収がそこそこ堅調だというのがありましたけど、そんなもん公務員の努力なんかなしだがや。何がそんなもん関係あるんだね。そりゃラーメン屋のおとっつぁんやら、民間のパートのお母ちゃんたちの地獄の働きによって税収は非常に堅調なんであって、何でそれで公務員の給料上げなならんのだということだけど。まあ確かに、まあ初任給はね、愛知県より少ないのは、やっぱりちょっといかんのではにゃあかと。これインターネットで見とる人がおるかおらんか知らんけど、若い衆は。愛知県が人事委員会勧告どおりやったとして、5万2,229円名古屋市のほうが高いで、どうぞ名古屋市を受けたってちょうだい、ということですわ。まあその辺のところはね。

(記者)
 やはり、人手不足の中でよりよい人材を確保したいということですか。

(市長)
 よりよいとは言いたにゃあな。給料が高い人はみんなええのかということになるで。そうでしょう。それより大事なのは本当は意欲ですけど、そういうもんでももたないし。そこそこ給料出すということも大事なことだでね。ということで、総務局長がわあわあわあわあ言ってくるもんで、まあ。じゃあそうしましょうかと。ほんだけど条件がついておりまして、今日も幹部会で言っとったけど、その代わりあんたたち、こうやって優秀な人材をとりたいとか言うわけですわ。ほんだったら日本一とか世界一とか言われるようなものを具体的に持ってりゃあと、提案を。それは条件ですよ、本当に。それやらんかったら、もう一回やり直しですよ、そんなの、本当に。と言ったの。というふうに言ってあります、ちゃんとね。

 今日たまたま幹部会で一つ褒めたったのはこういうやつやれと。救急車が、119番かけてから、それから病院につくまでの時間は名古屋が日本一早いんですよ。日本一と言っても、政令指定都市という意味だろうけどな、これは。ものすごい小さいとこですと、平均ですからそのぐらいになるかわからんけど。これなんかすごいですよ。大変な努力が要りますから、これは。救急隊をふやすというのもあるけども、例えば寝とるところを1階におろしてすぐ救急車に乗れるようにするとか、そういう努力なんですよ、これは。この消防の努力たるやすごい。そういうことをやらないかんわ。ということです、例えば。

 ハードでなくてもええですよ。1,000メータータワーでもいいですけど。別にハードでなくても今みたいなソフトでもいいですよ。子どもと親の、子どもさんの今度、大支援やっていきますけど、そういうやつでもね、本当に日本一子どもさんが喜んで学校行ける、行かんでもいいですけど。日本一のエデュケーションが受けれる体制になったと、これ、すばらしいことですよ。

 提案してこないかんわね。こっちばっかが提案しとるもん。よう本も読まさせていただいて。まあ夜、酒飲まないかんけど、大変ですけどね、読むんですよ、やっぱり。何でわしが努力するかって言うと、給料が安いから努力するんですわ。逆だで、報道しないかんで。民間企業は、トヨタの社長なり、日産の社長なり、普通の会社でも競争があるからね、マーケットで。だから給料ようけもらうためにはそんだけ売れとらないかんけども。役所の公務員というのは関係なしにもらえるもん。俺でも800万円もらえてどえりゃあありがたいことですよ。もうすぐ70歳ですけど70歳のおじいが800万円きちっともらえる仕事なんてほとんどないですよ、日本中に。特殊な大変高給取りを除いてありません。ありがたいことですよ。そう思うとよう働くんです。だからそういうのを出してや言っとるんだわ。ようけ給料もらっとるんだったら、名古屋市役所で。それは給料は多いほうがええに決まっとるでね。給料減らして喜ぶような人は世界中におりませんよ。ここで力んどってもしゃあねえわ。


◎KYB免震装置の不適合について

(記者)
 KYBの件なんですけど、市長はさっき一般論として損害賠償をしないといけないというお話でしたけれども、それはもうあくまでこれは一般論だと思うんですけれど、それは市としてはもう損害賠償というのは請求していくんでしょうか。

(市長)
 これだけ除外するというのもおかしいでしょう。こういうのが建築基準法というか、建物の検査で、それの定められとる性能がなかった場合、やっぱり損害賠償ないしは取りかえということになるわけでしょう。だでそうなるんじゃないですか。と思いますけど。

(当局)
 メーカーサイドも、不良品については取りかえていくという方向性で考えておるということは国土交通省を通じて発表しておりますので、原則、不良品というか改ざんされたものについては取りかえていただくというのを大前提で進めていきたいというふうに考えております。

(記者)
 そうすると、取りかえた場合は損害賠償請求はされないということですね。

(市長)
 それは難しいところですわね。それは話し合いですわ。話し合いか裁判。裁判官がどう思うかですよ。取りかえりゃええわという範囲のものなのか、いくら取りかえてもその期間については賠償せよということになるのか、ちょっと判断難しいとこだね。内容によるでしょう。


◎名古屋城天守閣整備事業について

(記者)
 名古屋城に関して、先の会見で文化財石垣保存技術協議会(文石協)の話をされまして、近いうちにその話し合いを先方と持たれる予定があるとおっしゃっていましたけど、この間、その話し合いが持たれたことはあったんですか。

(市長)
 文石協さんからは、どこまで言っていいかはわかりませんけど、担当する人を決めて紹介いただきまして、そこと、ちょうどその人が海外旅行に行っておられたもので、帰ってみえて、話が始まったところだと思いますけど。始まったか。一遍は話したか。電話だったかな。ここだということで決まりましたので、大至急話を進めると。

(記者)
 ここだというのは人ですね、担当される方がということですね。

(市長)
 会社です。僕も文石協の全体の会長さんとも直接電話しまして、力になりますよと言っていましたんで、進んでいくことになると思います。石垣部会さんからのリクエストによって、そのとおり丁寧にやってきた結果がそうなっておりますので。


◎市長の海外出張について

(記者)
 このトリノの視察で歴史的建造物保存・活用状況の視察というのがあるんですけど、それはちなみにどちらに行かれるんですか。

(市長)
 それは正直知りません。どこだった。何遍も行っておりますけどね、歴史的建造物は。名古屋市立大学の教授と一遍行ったことがありますわね。

(当局)
 トリノの中心部にございます鉄道の修理工場をリノベーションしまして、多目的文化センターとして活用されておるところの視察というのを一つ予定してございます。それからもう一つは、都市開発にかかわる支援を行う協会の施設として、その情報発信の拠点となっておりますアーバンセンターへ参りまして、そういった歴史的建造物の利用、活用についての意見交換等して参ってこれればというふうに考えております。

(市長)
 鉄道の工場跡がリノベートされたとこは、前行ったぞ、わし。

(当局)
 そうです。そこでですね、今、どういうような活用状況にあるかといったところを……

(市長)
 これはなかなか格好ええ、レストランもあったと思いますけども、なかなか集会もできるようになっとって、トリノの鉄道の跡。それ、行ったで、本当に。

(当局)
 そうですね、こちらもやはり大戦中の空襲を受けた施設といったようなところでございます。

(市長)
 向こうはやっぱり、名古屋との違いは、やっぱり石とかれんがとかそういうようなもんで、完全に消滅しないんですわね、これ。名古屋城の問題でもよう言いますけど。木造建築物の場合は本当になしになっちゃうで。だから新築だでと、こういう話になるわけです。そればっか言いますけど、新築と復元は違いますので。何もなしになった木造建築物をどう文化財の復元として位置づけていくかというのは大きなテーマで、奈良ドクトリンというのがありまして、仮にいろいろ図面があったりして、本物に、オリジナルと言えるものをつくっていくとか、その真上につくるとか、そういう条件があるけども、やっぱり何もなしになったといって、いわゆる新築のツーバイフォーだの、建売建築、そういうものではないというのは、確立されておりますよ、今。文化庁はきちっと認めてますがな、それ。まあ関係ないけど。

(当局)
 先ほどの、前にも行ったぞというお話がありましたけれども、昨年、さらに1億ユーロを投資して新しくしたと。その部分も見ていただければと思います。

(市長)
 それ行かれるとわかりますけど、やっぱりヨーロッパは残るということです。完全になしにはならないということだもんで、残骸みたいになるわけですよね。ランスのノートルダムカシードラル、あれもそうですよね。ぐっしゃぐしゃになりましたけど、全部ナッシングにはなりません。だけど名古屋城とかそういう木造の場合は本当に何にもなしになっちゃうということですわね。まあ途中で消火される場合もありますけど、そこがやっぱり大きいと、木の文化と違うところですね。


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