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平成30年7月2日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年7月20日

ページID:106805

報告事項

  • 名古屋市犯罪被害者等「総合支援窓口」の開設について
  • 高病原性鳥インフルエンザに感染したにもかかわらず生き延びた コクチョウとマガモを再び公開することについて
  • 東山動植物園の「アフリカの森エリア 新ゴリラ・チンパンジー舎」のオープンについて

 

会見動画

報告内容

◎名古屋市犯罪被害者等「総合支援窓口」の開設について

(市長)

 それでは、7月2日(月曜日)会見を始めたいと思います。

 おはようございますということで、本日は名古屋市犯罪被害者等「総合支援窓口」の開設につきまして、ご報告いたします。

 今年4月から施行いたしました「名古屋市犯罪被害者等支援条例」に基づき、犯罪被害者等の「総合支援窓口」を昨日7月1日に開設し、本日から運営を開始します。

 総合支援窓口では、犯罪被害者等からの相談に応じ、本市の支援事業を提供するほか、警察との連携はもちろん、検察庁や法テラス、民間の支援団体など本市以外に被害者支援を行っている関係機関へ被害者を確実に繋ぐ連携の拠点としての役割を担います。

 これまでも名古屋市では、一定の被害者支援を行ってまいりましたが、条例に基づいた被害者支援をさらに推進するため、「支援金」や「見舞金」の給付といった経済的支援や、犯罪被害によりお困りの方へ「ホームヘルプサービス」や「配食サービス」を行う日常生活支援のほか、精神的支援を行うなど、犯罪被害者等支援事業を拡充いたします。

 それらの支援事業は、この「総合支援窓口」を通じて、必要とされる犯罪被害者等に提供してまいります。

 場所は、市役所本庁舎5階にあります地域安全推進課内で、電話番号は「052-972-3042」でございます。

 犯罪被害に遭われたらまずは警察に相談、通報していただくことになりますが、本市としても日常生活を中心にご支援させていただきますので、犯罪被害によりお困りの際には、まずはお電話「972-3042」までお電話いただきたいと思います。

(当局:市長から説明ありましたとおり、新しく犯罪被害者支援を拡充することになりましたので、新たに始まった犯罪被害者等支援事業の内容についてご説明いたします。

 新たな犯罪被害者等支援事業は5種類ありますが、利用にあたっては、被害者ご自身が名古屋市民であること、警察への照会等により被害事実が客観的に確認できることが利用の共通要件となります。対象となる方は犯罪被害により家族を亡くされた方、または1か月以上の治療が必要となる重傷病を負った方や、強制性交等罪などの性犯罪の被害に遭われた方が対象となります。

 経済的支援として給付する支援金は、犯罪被害によって当面必要となる費用を補助するものです。見舞金は被害者のご遺族が加害者から賠償を受けられない場合に一定の条件を満たした方に給付するものです。

 日常生活支援としましては、1か月間お弁当をご自宅にお届けする配食サービス。それに78時間を上限にご自宅にヘルパーを派遣するホームヘルプサービスを行います。

 精神的支援としては、精神科受診に係る医療費の一部を本市が負担します。

 各事業ごとに利用の要件や利用の期間が異なりますのでご注意ください。

 新しく始まる犯罪被害者等支援事業は平成30年4月1日以降に起こった犯罪を対象としていますが、総合支援窓口では犯罪が行われた時期を問わずにご相談いただけます。まずは、お電話にてこちらにお問い合わせください。

 また、市民の皆様に犯罪被害者やそのご家族、ご遺族が置かれている状況と、本市の支援事業等を知っていただくために、市民向け講座の犯罪被害を学ぶ会を開催いたします。日時や会場はチラシに記載しております。多くの市民の皆様にご参加いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。)

(市長)

 そういうことでございますが、何かありましたらここにおりますので、またどうぞお願いします。

◎高病原性鳥インフルエンザに感染したにもかかわらず生き延びたコクチョウとマガモを再び公開することについて

次に、これまでも東山動植物園の超目玉動植物について報告してまいりましたが、今回は前からも、ちょっと言っておりましたけど、高病原性鳥インフルエンザに感染したにもかかわらず生き延びたコクチョウとマガモを再び公開することについて、お知らせをいたします。

 東山動植物園の古代池に、鳥インフルエンザ感染防止に対応した新しい鳥類展示施設が完成をいたしました。

 つきましては、高病原性鳥インフルエンザに感染したにもかかわらず生き延びた奇跡の水鳥とも言える。フェニックスですね、これ。コクチョウとマガモの公開を7月5日(木曜日)から再開をいたします。

 動物園で飼育している鳥で、高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染したにもかかわらず、病気で死ぬことなく生き延び、再び公開された例は、これまで国内にはありません。

 新しい施設には、このコクチョウとマガモの特色をわかりやすく解説した表示も設置します。

 多くの皆さまにご覧いただき、改めて命の大切さや鳥インフルエンザ予防の重要性を考えていただければ幸いでございます。

 ということで、この人災と天災の両方生き延びたということでございまして、天災のほうはご承知のように鳥インフルエンザに感染するということで、それで亡くなるケースが多いと。まあ、1つ実は殺処分というやつがありましてですね、これ。日本はいわゆるニワトリを中心として全部殺してまうと。予防のワクチンではなくて。そういう主義をとっておりますので、これはちょっとニワトリさんではありませんけども、殺される人間の人災からも、名古屋市は3匹だったかな、あれ。と言っても、3匹だったと思いますけど殺処分しました。やむを得ず。

 わしゃ、いかん言うとったんだけど、殺処分にしましたけど、それ以上に殺処分は拡大することをせずということで、天災と人災の両方から命をながらえたということでございますので、ぜひ皆さんも人生ろくでもないことばっかりようけ起きますので、そういうときにはこの2匹のフェニックス、何だ、奇跡の水鳥か。奇跡の水鳥に手合わせていただければ不老長寿までいくかどうか知りませんが、人生に希望が出てくるんではにゃあかということで、相当珍しい鳥2匹でございますので、こういうふうにまた、再開するのも初めてって書いてあるけどそういうことかね。是非お越しいただきたいと思います。

(当局:こちらの鳥ですけれども、平成28年度にですね、東山動植物園で鳥インフルエンザが発生した際も、ずっと元気なまま過ごしてた鳥で、先ほど市長さんからもありましたけれども、感染したことはわかってたんですけども、健康上、外見上全く問題がなかったものですから、何とか生き延びさせようということで、ずっと殺処分をせずにここまで元気に暮らしてくれました。

 今もですね、もちろん鳥インフルエンザウイルスを出してるってこともないので、人や動物にとって全く安全な鳥です。

 今回7月5日(木曜日)に再展示させていただくことになりましたので、この展示を通してですね、皆さん命の大切さですとか、感染症防止対策の重要性をお伝えしていければと思っておりますので、ぜひ東山動植物園にお越しいただきたいと思います。よろしくお願いします。)

(市長)

 1匹は死んだわな、確か。

(当局:1匹ちょっと、はい。残念ながら亡くなってしまったんですけども。)

(市長)

 名前つけないかんにゃあ、ほんだで。固有名詞を。神様か仏様みたいな名前つけないかんわ。こんな一般名詞で呼んどってはよ、えりゃあもんですよ、なかなか生き延びることは大変ですよ。特に、人災から生き延びたっていうのはすごいわね、これ。殺処分しなかったと。どえらいでかいんですよこっちの方が。ということでございます。いいですか。今度出てくるときは名前つけてちょ、ほんだで。不死身の名前を。不死身の。神様みたいな名前をよ。はい。

◎東山動植物園の「アフリカの森エリア 新ゴリラ・チンパンジー舎」のオープンについて

はい、それから次に、東山動植物園の「アフリカの森エリア 新ゴリラ・チンパンジー舎」のオープンについて、お知らせします。

 東山動植物園では、このたび、再生プラン第二期事業の主要施設で、イケメンゴリラで有名なシャバーニ一家も入ります「新ゴリラ・チンパンジー舎」の整備が完了いたしました。

 9月6日(木曜日)の午前10時からオープン式典を行ったあと、一般公開させていただきます。

 高さ8mで日本一のゴリラタワーや、広さ日本一の屋内展示室などを整備し、動物たちが群れで伸び伸びと暮らす姿や野生に近い動きをご覧いただくことで、皆様に楽しんでいただきたいと思っております。ぜひご期待ください。

(当局:東山動植物園では、平成27年から約3年をかけて工事を進めてきました。アフリカの森エリアの新しいゴリラとチンパンジーの獣舎。工事が完成しましてですね、今年の秋、9月の6日に一般公開をさせていただく運びとなりましたのでご報告させていただきます。

 施設の概要、簡単にご説明させていただきますと、アフリカの森エリアにあります建物がゴリラとチンパンジーの獣舎。イケメンゴリラで有名なシャバーニの新しいお家がこちらということになります。

 建物としては1階なんですけども、真ん中から半分に分かれてまして、半分がゴリラ、半分がチンパンジーの獣舎ということになっております。

 ゴリラの屋外運動場は高さ8メートルのタワーが建っております。 チンパンジーの屋外運動場にもタワーが建っております。

 建物の中も、お客様に通っていただけるようになっておりまして、屋内観覧通路を通っていただきながら屋内にいる動物たちの様子もご覧いただくことができますと。こちらの屋内展示室は日本一の広さということになっております。

 動物たちはですね、もうこちらの新しい建物のほうに引っ越しが済んでおりまして、今こちらの新しいお家に慣れるためのトレーニングを行っておる最中です。しばらくの間ちょっとご覧いただくことはできないんですけれども、動物たちの様子は公式のホームページですとか、SNSとかでですね、随時発信させていただきますので楽しみに待っていただきたいなというふうに思っております。)

(市長)

 昔逃げたやつおるだろ。あれなんやった。

(当局:あれはニホンザルです。)

(市長)

 ニホンザルか、あれ。

(当局:ゴリラではないですね。)

(市長)

 サルや何かはよ、外の自由な世界の方が好きなのか、こういうとこで飯がちゃんと食えるほうが好きなんかどっちだ。

(当局:ちょっとそこは聞いてみないとわかんないです。)

(市長)

 一遍聞いてみて。

(当局:はい、聞いてみます。)

(市長)

 重大な問題だ、これ。はい。ということでございます。あれでも戻ってきたんやったきゃあ。ほんでどうなったんやった。逃げたやつ。昔逃げたやつ。

(当局:捕まえました。)

(市長)

 捕まえて、今戻って中におる。幸せそうな顔しとるかよ。自由のほうがええ思とるんかどっちだって言っとる。これは重大な問いです。

◎ブロック塀の対策について

報告は以上でございますが、先月18日に発生いたしました大阪府北部を震源とします地震は、小学校のプールのブロック塀の倒壊にかわいい小学生が巻き込まれ尊い命を奪うなど大変大きな被害をもたらしました。

 これを受けまして、本市では、市立学校などの通学路に面したブロック塀の緊急点検を実施し、基準を満たしていない4校については、撤去を行ったところでございます。さらに、ブロック塀が通学路に面していない98校についても、緊急安全点検を進めておりまして、新たに基準を満たしていない等の塀が見つかった場合は直ちに対応してまいります。

 また、各区役所や市営住宅など本市所管施設敷地内にあるブロック塀等につきましても、同様に緊急安全点検を実施しており、調査結果を踏まえまして、速やかに対策を講じてまいりたいと考えております。

 公共施設のブロック塀対策については、先行して指示を出してきましたが、一方、市内には、無数の民間ブロック塀が設置されておりまして、それらについても啓発を進めていく必要があります。

 本市には、民間のブロック塀等の撤去助成がありますが、震災後、市民の皆様からの問い合わせ件数が激増しておりまして、その声に応えるため、今回、緊急に補正予算の上程を予定しています。

 また、本市でも「ブロック塀の点検のチェックポイント」を作成しまして、公表しましたので、あわせて市民の皆様には安全確認をお願いしたいと思います。

 今週から来週にかけて、まずは、区政協力委員さんへご説明させていただき、その後、町内会等への回覧により、全戸に助成制度とチェックポイントを周知していきます。

 さらに、これが初めてだと思いますけど、区役所職員や住宅都市局の職員等が直接出向いて、区役所職員が行くということは初めてだと思いますけどね、住宅都市局の皆さんと一緒にですね、ブロック塀の所有者にお声掛けをして周知することも、先週指示いたしましたので、市民の皆様のご協力をお願いいたします。

 調査の仕方や体制は、関係局で調整させていますということでございます。

 私からは以上でございます。

質疑応答

◎高病原性鳥インフルエンザに感染したにもかかわらず生き延びたコクチョウとマガモを再び公開することについて

(記者)

 鳥インフルエンザの関係の質問から確認させてもらっていいでしょうか。まず、職員さんに聞きたいんですけど、鳥インフルエンザがいつ起きて、何羽が感染して、何羽生き残ったかという、そういった。

(当局:感染した数につきましては、10羽感染して死亡しております。4種類、10羽の鳥が感染して死亡しております。)

(市長)

 それ死んだ鳥だろ。

(当局:私どもが殺処分した鳥も含めて10羽。)

(市長)

 13羽いうことか。 これ入れて、今回の。

(当局:10羽感染して死亡してて、今回、展示いただく鳥も感染は確認されたので、それも感染でいってしまえば感染なんですけれども、感染して死亡した鳥については10羽。)

(市長)

 ほんで3羽、13羽いうことだね。感染したの。

(当局:そうですね、はい。感染したのは13羽。)

(市長)

 13羽で10羽が死んでまったと。3羽のうち。

(当局:3羽のうち、1頭は鳥インフルエンザ以外の理由で死亡してしまいました。)

(市長)

 以外の理由で死んじゃったということだわね。

(記者)

 殺処分、10羽のうち2羽が殺処分ですね。

(当局:そうです、2羽です。)

(市長)

 2羽だったか、殺処分。

(記者)

 10羽と別の3羽が生き残られたんだけども、1羽が亡くなられたと。これいつ、どんな理由ですか。

(当局:老衰なんですけども、長いこと飼育していた鳥でしたので恐らく老衰で、死亡したのが、ちょっとすみません。日時まではちょっと思い出せないんですけど、昨年度死亡しております。)

(記者)

 鳥の種類は。

(当局:鳥の種類はコクチョウになります。)

(市長)

 老衰いうたらいくつぐらいだね。

(当局:正確な生年月日がわからないものですから、何とも言えないんですけど、30歳過ぎてると。)

(市長)

 30歳か、そうも生きるんかい。

(当局:結構長いこと生きるのは生きてました。だから平均寿命結構ばらつきがありますので、ここまで生きるというのはなかなか難しいんですけども。)

(記者)

 一応確認すると、インフルエンザの種類がH5N6亜型でよろしかったでしょうか。

(当局:はい。)

(記者)

 今回の2羽はそれ以来、隔離されてからどういう生活を。

(当局:隔離を動物病院のほうで完全に周りと隔離されたところで飼育しておりました。ほかの動物とは隔離した状況で、しばらく飼育しておりました。)

(記者)

 動物病院というのは園内にあるんですか。

(当局:そうです、園内です。動物病院の隔離施設のほうで飼育しておりました。)

(記者)

 もう感染がない、終わったこと確認していたのにすぐに公開しなかった理由は何ですか。

(当局:それは施設の整備をしておりまして、今回の鳥インフルエンザの発生の理由が施設に野鳥が入って、それで一緒の環境で暮らしてたということが大きな理由と考えておりますので、そういった野鳥の侵入防止対策をきちんと施設のほうで終わらせてから展示を再開ということで、今回これだけ時間がかってしまいました。)

(記者)

 侵入防止対策というのを古代池にした。

(当局:そうです。)

(記者)

 どんな対策ですか。

(当局:古代池、もともとオープンな施設で、人工の池なんです。いろいろな鳥が入ってこられるようになってしまってたんですけども、そこを全てネットで覆いまして、野鳥が入らないような対策をしております。)

(記者)

 ネットで覆っても一般客からは見えるという。

(当局:そうです。なるべくネットの網の形、材質をちょっと工夫しまして、なるべくお客様の視界の妨げにならないような形で工夫しております。)

(市長)

 透明みたいなやついうことか。

(当局:透明に近い形で、遠目から見たらネットを感じないような形にはさせていただいてます。近くで見るとちょっとわかってしまうんですけども。)

(記者)

 1羽老衰で死んだコクチョウって昨年度っておっしゃいましたか、昨年とおっしゃいましたか。

(当局:昨年、すみません、私がちょっと手元に資料がないもので記憶が定かでないんですけど、昨年度です。)

(市長)

 割と早く亡くなったわな、あれ確か。

(当局:そうですね、はい。)

(市長)

 1羽残念ながら。だけど殺処分しなかったとこを褒めてもらわなあかんで、これ。普通はすぐ殺しちゃうんですわ。だけどまあ。

(記者)

 これコクチョウの平均寿命というか、どれぐらい生きるんですか。

(当局:ちょっとなかなかここの数字っていうのが難しいんですけれども、30年から40年、長いのだと長生きするのもいるんですけど、短いのは短いので、ちょっとここまでってなかなか難しいです。ばらつきがあるので。

(市長)

 殺処分したときに、この3羽は殺処分の対象にならないわけだな。

(当局:はい。)

(市長)

 じゃあ、なったの2羽か。あれの違いはどういうふうだ。

(当局:なった2羽については、ウイルスが検出されてるんです。この生き残った3羽に関してはウイルスが検出されなかったんですね。だから、それは自身が持ってる免疫でウイルスをやっつけてしまったって言ったら、そういう形になります。人でもインフルエンザ、一緒にいても感染しない人もいれば感染する人がいると思うんですけれども、感染はするんだけれども、免疫の力でウイルスに勝ってしまった。

(市長)

 感染してることは間違いない。

(当局:感染した証拠は見つかっております。)

(市長)

 発病しない、人間だと発病しない。

(当局:そうです。発病しなかったんです。発病しないし、発病しなかったからウイルスも外に出さなかったので検査でも検出されなかった。)

(市長)

 もともと丈夫な不死鳥だったと。

(当局:そうですね。もともと健康だったので病気になりにくかったという。)

(市長)

 そういうことですね。

◎名古屋城天守閣木造復元化におけるバリアフリーについて

(記者)

 名古屋城の木造天守のバリアフリーの関係ですけど、先日から新技術の研究者も入れた協議会を開くとおっしゃってましたが、スケジュールとか内容は固まってますでしょうか。

(市長)

 7月中、私は早うやってちょと言ってあるんだけど、この間も言いましたように、団体の中の一部の方から20日過ぎにしてちょという話がありましたので、当初は先月の中ごろ、中旬だって言ってましたけど、それが延びたと。丁寧にやりたゃあというのはありましたので。ちょっと議会をやっておりますので、今こういうことでございます。7月中旬ぐらいを予定しております。団体の皆さん、それから開発に協力していただける企業さんにはこれから、企業とか大学の先生もおりますので、正式に連絡を、内定というか、とっておりますけど、日にちが決まりましたら連絡をさせていただきます。なかなかたくさんだもんで、出れない方も見えますので、そういう場合は文書とかそういうもので提案内容を出してもらったらええなということでございます。また、団体の方も、もし出れん方がみえたら文書で要求内容とか出していただきたゃあということでございます。ぜひ御協力をいただいて、ええものができたらというふうに思っております。

(記者)

 先ほどの協議会の話の続きで、市長、以前11項目の新技術の可能性を加味していただいて。国際コンペもあわせて12だと思うんですけど、その11、いずれも次の立ち上げる協議会に関係者さんはいらっしゃる感じなのか、その時点で既に一定絞られているのか、どういうふうなお考え。

(市長)

 いや、お見えになると思いますね。

(記者)

 全部。

(市長)

 はい。全部見えると思います。社長がいかんかったら場合は誰かがかわり出してというふうでね。

(記者)

 市長が会社名出されたということがあったので、ちょっと個人的に聞いてみたんですけど、うちはその名古屋城に関しては余り関与してないのでってお答えする企業もあってですね。とにかく、その全部が協力得られるというのは難しいのかなと個人的には思っていたのですが、市長の見解としてはいかがですか。

(市長)

 それは新しいことだもんで、社全体を挙げてというとこまではいっておらん場合がありますので、まず担当の開発セクションみたいなところで話をずっとしてますので、そういうことだと思いますよ。わしが当たった感じでは大変いいですよ、皆さん。

(記者)

 当たった人はほぼよかったですか。連絡とった会社さんは。

(市長)

 連絡とって、全員、私ちょっと市長室で話してますから。電話したのも私ですし。全部、一応社長にまず電話しまして、俺が。それから、担当を紹介してもらったりとか、そういうことです。一様にとまでは言いませんけど、姫路城やいわゆる松本城なんかにも昇れるようなものに挑戦していこうという話でしたよ。

(記者)

 細かい話で恐縮です。市長、よく最近おっしゃるのが、パワーアシストスーツというか、筋力補助するスーツいうことを口にされてますよね。あれはどういうふうに活用できるとお考えなんでしたっけ。

(市長)

 いろんなパターンというかありますけど、後ろのほうで後ろ向きに、前でこうでなくて、後ろ向きに、また変なふうに書かんといてちょうよ。本当に。何でもいいけど、潰すのが仕事ではあかんで、本当にもう。

(記者)

 悪意なく聞いているんです。

(市長)

 本当に。後ろ向きで、おもてなし強力隊みたいなね。あれでいいじゃないかいう人はものすごくみえますよ。

(記者)

 筋力を補助するスーツつけてくと。

(市長)

 上がっていく場合の人が、なしでも上がっていけますけども、別にちょっと力強い人は。だからその人がアシストスーツをもって、もう今、手でもち上げるのは、まぁ私も実験しましたけど、あって腕それから、腰もありますわ。工場なんかで、腰のスーツを。今度膝です。膝はまだないんですよ、実は。膝をつくろうということになると、割と軽く上がってきますけど、両側に2人ぐらい考えるとことではサポートの人がおって。命綱ぐらいはつけておいたほうがいいかな。その上がっていく人がそれをつけるとか、そこ自体をロボットにするか、上がっていく人が。ないしは、車いす自体をロボット化すると。車いす自体がこうやって上がっていく。そういうふうですかね、これ。

(記者)

 まだドローンとかは可能性としては残してらっしゃるんですか。

(市長)

 そりゃ削る必要もないんじゃないですか、そんなもの。それは本当できるかもしれませんよ。そりゃ、あと4年あれば。わかりませんよ、今の技術だと。

(記者)

 私が取材した対象の企業によると、4年あっても早く技術として決めてもらって、これでいきますというのを早く決めてもらわないと開発にかける時間がなくなってしまうので、それはどういう方針か決めないといけないよねっていうふうにおっしゃる人もいたんですけど、市長としてはいつまでにこの技術でいきますと決めるべきだと思いますか。

(市長)

 この近郊の名城大学の専門家ですけど、言ってましたけどね、それは。僕なんかが思うのは、大体国際コンペも同時にやりますから。国際コンペは物すごく評判が上がるんじゃないのって言ってましたよ。階段を上るロボットいうのは世界で初めてなんだと、これ。もう既に教授が言っとったのは、水平に歩くのはあると。それから階段1、2段ぐらいならもうあると。本当の階段が上れるのは初めてだから、大変に世界的には注目されるでしょうということですので、どうですかね、1年ぐらいで大体この方式がいいんじゃないかと。1個に絞り込まれるか、それとも複数でいくかですね。複数、2、3とかですね。で、やっていくかということで、そういうふうになっていく。それであれができますから。階段の模型が。実物大のが。だでそこで実験やってもらいますので、早いと思いますよ。

(記者)

 協議会を立ち上げていく一方でコンペやるというのは、協議会でこういうのがいいよねって決めたのに、自由にコンペには参加していく形になるんですか。

(市長)

 やっぱり広く訴えかけないといかんでね。求めんといかんですから世界中に。僕がいろんなネットないし、いろんなものに当たってですね12か、13かな、のところは直接当たりましたけど、やっぱりその他に無数にありますから、それ。世界中だということになると。そこにもやっぱり呼びかけないかん。

(記者)

 結局、協議会で出た意見と違うやつも入ってくる可能性があるわけですよね。

(市長)

 それはありますよね。そうでないとコンペの意味がない。

(記者)

 そうすると、障害者団体に参加いただいたのに、結局それをまた無視する可能性が出てくるおそれはないですか。

(市長)

 無視って、それははるかにええものが出てくるわけでしょう、大抵、それは。ロボコンみたいにロボットでいうと、ああいうような事務局は1つありますけど、つくらないかんですけど、そのほかに学者ですね。学者のグループ、外国人も入れようかって言ってましたけど、名城大学の方は。そういうやり方で、広く世界から知恵を集め、万機公論に決すべきでしょう。

(記者)

 障害者団体の人たちはもう参加とか、協力得られる手応えがあって7月中旬を目指すという状態という。

(市長)

 おみえになると思いますよ。ぜひ力貸してほしいということです。こちらもね。

(記者)

 わかりました。ありがとうございます。

(市長)

 福祉の名古屋になるように、なるんじゃないのって、この間名城大学の教授が言ってましたよ、これ。福祉の名古屋、ええことだがねって。

 結構、本当は人力といっても、アシストスーツ付の人力でもええんだけど、やっぱり人間が、それだと自分で上がっていく人と、両サイドにもう1人ずつで3人ぐらいセットだったとしますと、やっぱりそのほうがいいんですよ。何かあったときに、それこそ火災や何かあったときに人間がおったほうがおろすサポートできますよね、これ、これは。あんた1人だけ上がってきゃ、というのは決して温かくないですね、これ。案内もできますしね。将来になってくると、案内というか、歴史のことも勉強してもらって、いろいろ上に持っていってもらった人と、仲よくなるかもわからんはな、これ。いろいろ喜んでもらえるんじゃないんですか。そっちが温かいんじゃないですか。

◎水道水で発生した異臭について

(記者)

 ちょっと別件でもう一個聞いていいですか。

 名古屋市の水、大雨の影響で異臭が出て、昨日リリースもありましたが。安全性には特段影響がないということでしたが、市長から市民の方に何かメッセージありましたらお願いしたいなと。

(市長)

 わしもちょっと聞いたもので、自分のところの水道の水飲んでみましたけど、別に普通の正常でしたけど、僕のところは。だけど、春日井の浄水場のところが結構そういうにおいというか、したようでございますが、活性炭と、それから放水ですか、たまってるやつをということで、今全部クレームというのなくなったんじゃないですか。まだなくなっとらんかな。

(当局:市民の方にはご迷惑をおかけしております。まだ少し残っております。明日を目途に解決すると思っております。

(市長)

 ということだね。生命に異常があるとか、そういうわけじゃないわね。

(当局:ないです。健康には影響ありません。)

(市長)

 ありませんと、健康にはね。はい、わかりました。しっかりやってちょうだい。ということでございます。

(記者)

 今の件なんですけども、名古屋の水、全国に誇る水じゃないですか。そういったものが今現状そうなってることについて市長のお考えもう一度教えていただけますか。

(市長)

 本当だわね、これ。これもまた春日井の浄水場だけだいうもので、ちょっとちゃんと調査はしてやと思います、これは。何でこうなったかというのはね。活性炭、割と日頃から入れておる浄水場ってあるんですけど、なかなか長良川河口堰のところの知多浄水場って何遍も行きましたけど、今は入れてないような話でした。昔は物すごい活性炭入れとったんですよ、実は。そういうことですけど。木曽川のうまい水をいただいてる、ありがたい名古屋の水道がこういうふうになったらいかんし、転ばぬ先のつえということで、これを機会にちゃんと徹底的に調査して報告します。何でこうなったか。

(記者)

 もう一つなんですけど、今回こういうことになったんですけども、主な原因としてはどういったものなんですか。

(市長)

 そこがわしもよくわからない。これ見とっても、何でやと、これ。一応浄水場というんだから、むちゃくちゃ泥水かどうか知りませんけど、そんな簡単になるのか。

(当局:原因についてご説明させていただきます。28日に飛騨川の下呂市付近で大雨によって土砂崩れがあり、非常に濁度が高くなりました。そこの土が大量に川に入ったんですが、土の中には、こういう土臭いにおいのもとなる物質が入っております。それが流れてきて春日井浄水場においては活性炭を入れる時期が遅くなりました。活性炭を注入すればとれるものです。その注入が遅くて入れれなかったところの水の部分だけ一定期間においがついてご迷惑をおかけしております。名古屋市の場合、あと鍋屋上野と大治に浄水場が、全部で3つあるんですが、その2つの浄水場については活性炭の注入が間に合いましたので、においの苦情というかお問い合わせはありません。)

(市長)

 大治と鍋屋上野かな。

(当局:はい。なので春日井のみ。)

(市長)

 名古屋の水道も、ばっと土砂崩れなんかあったときなんかは、活性炭入れてそれで防御しとったと。

(当局:そうです。)

(市長)

 だけど、それを入れるのがちょっと遅くなったと、そういうことですか。

(当局:はい。これからは遅くならないように対策をやってますので、よろしくお願いします。)

(記者)

 それはどうして遅くなったんですか。

(当局:臭気検査で対応をしているんですけど、職員がにおいをかいで、ちょっと温めてにおいがかぎやすいようにしてにおいをかいで、異常があれば活性炭を入れるという状況なんですが、それで異常が検知できなくて、市内の敏感な方を中心に気が付いていらっしゃった。全然気にならないという方もいらっしゃる状況ですので、うちの職員が異常に気付くのが遅くなりました。機械で分析しまして検出して、その後入れたので、一定期間活性炭が入らずに。)

(記者)

 普段は活性炭とか入れてないんですか。

(当局:においがある場合は入れます。油事故が起こったりとか。以前、26年とか23年にも今回の物質ではありませんが、木材臭とかヒノキ臭が鉄砲水とか土砂崩れで来たことがあるんです。そのときは官能試験というか、鼻でかぐ試験でわかり、活性炭を適切な時期から入れてお客様にご迷惑をおかけすることがなかったんですが、今回対応遅れてしまって申しわけございません。)

(市長)

 なるほど。

(記者)

 再発防止ってどうしようもないような気もするんですが。

(当局:今回、鼻での検査はやはり人によって感度が違うということがあって限界がありますので、今回のように木曽川で濁度が少しでも上がれば機械の分析をして適切に活性炭が入れれるようにと考えております。

 今回の2-メチルイソボルネオールは機械で測れます。なので濁度が上がってきたら早目、早目に測り、上昇傾向にあれば活性炭を早く入れ、犬山でわかりますので、犬山から春日井浄水場まで6、7時間ありますから、この期間に準備はできますので、今後このようなことがないようにと考えております。)

(市長)

 今は機械で測ってないわけやな。

(当局:測っておりますけど、まず鼻で。まず鼻をやめて、まず機械と鼻と両方でと。)

(市長)

 両方でと。

(記者)

 そうすると、においでクレームが出てるのは、その春日井浄水場が担当しているエリアだけなんですか。

(当局:そうです。)

◎ブロック塀等の安全確認について

(記者)

ブロック塀に関して、市としての対応の意気込みを一言市長にもらえれば。

(市長)

 名古屋で一番ヒットするって変な言い方ですけど、区役所も一緒にやるということですわ。声かけれますので、ともすると今だと学校ばっかに、わあわあとなりますか、これ。だけどやっぱり身近な職員が行って、自転車2台ぐらいで学区回ってこなあかんで、ばーっと。あんたんとこのよって、ちょっとブロック、これ危ないんじゃないのって。こういう助成制度ありますよと。どうだゃあということをやるということで。これは相当、原始的ですけど、物すごい市民の皆さんにとってはええと思いますよ、これは。大体6割留守ですので、もう一回行くなり、電話かけるなり、いろいろな方法でフォローするということを全部やると。100万世帯ありますけど、2万6,000人もおりますから、職員は、これが。みんなでやると。市民サービスは考えてみれば当たり前だから、余りこういうこと言うといかんけど、そういうことですわ。

(記者)

 自転車なりで回ってブロック塀があるところに声かけて、何て言うんですか。

(市長)

 お宅のやつだと、これは高さがどれだけあって。全部やるという手もありますけどね。基準以内でも鉄筋が入ってない場合がありますね、それ。ようわからんですけど、普通は基準の1.2メートル以上あるということになると、一声かけて後で鉄のフェンス、普通のフェンスに変えたらどうというふうに声かけていくと、ずっと。

(記者)

 例えばなんですけど、そういうふうに回っていくと、市が回ってきますという話を知って、悪徳業者とかが市になりすまして、そうやって回るということ考えをられると思うんですけど、例えばこういうふうに、いついつこうやって回覧板で時間決めて回りますよとか、そういう周知とかはされるんですか。

(市長)

 なるほど。

(記者)

 何を持って回りますよとか。

(市長)

 今はそういう時代なもんで、ちょっとそれ気付けな。なんぞちょっと持ってくだね。ほいじゃ。私は名古屋市職員だいうたすきでもかけていくかだわ。

(記者)

 その方法、これから検討するっていうことですか。

(市長)

 はい。なかなかのご指摘でございますので、今のこういう高度な詐欺がありますのでね。自転車2台で、「名古屋市役所」いうのぼりでも立てていくか、それじゃあ。とかなんとかしまして。それちょっと考えます。

(記者)

 具体的に回り始める時期はまだ。

(市長)

 まだ今。この間ちょっと臨時に区長さん来てもらって、そういうふうにお願いしたとこですわ。喜ばれるぜ、言って。行くと、市民の皆さんが区役所の職員が来るとよ、自転車乗って2人で。あんたら優しいなあ、言って、そうなりますわ。いろいろな説明もできるし。やっぱり話をするというのが大きいわね。ビラ配るだけじゃなしに。

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