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平成30年5月28日 市長定例記者会見

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最終更新日:2018年6月15日

報告事項

  • 平成29年度なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について
  • カナダ車いすバスケットボール代表チームの事前キャンプ及び交流事業の実施について

会見動画

報告内容

◎平成29年度なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について

(市長)

 はい、それでは5月28日(月曜日)ですが、会見を始めたいと思います。

 おはようございます。

 本日は、まず平成29年度のなごや子ども応援委員会の相談等対応の状況についてまとまりましたので、ご報告いたします。

 今日、幹部会で聞いていただいたかと思いますけど、これは本当に名古屋しかありませんから、日本中で。文部科学省にぜひ聞いていただきますと、名古屋はフロントランナーであるとちゃんと明言しますんで、これ。

 で、皆さんがいつも、いつもという表現はよくないですけど、いじめで亡くなったりする子どもの記事を書かれますわね、これ。日本に繰り返されます、今の象徴的な悲劇ですよ、これは。子どもさんに対するプレッシャーが非常に強い。

 日本の教育っていうのは国連から3回も警告を受けてますから、トゥーマッチプレッシャーだということで。3回。調べていただきゃわかりますんで。それほどまでに子どもさんに対するプレッシャーが強い。子どもさんと同時に、シンボル的にいうと、そのおっかさんです、家族で。それをどうしていくかということで、皆さんの記事ないしテレビではいろいろ見ますと、まあ大体は同じです。初め学校の先生は、いじめでいうと気づきませんでしたと。そんなことはわかりません。それから教育委員会が出てきてわかりませんと言いまして、しばらくたちますと、いや、実はすいませんと、そういう話で。

 結局、結論はどうなってくるかと言いますと、地域でみんなでもっと気づくようにしましょうと。学校の先生はもっと早く気づかないかんということになって終わりということで、延々と繰り返されております。

 それが、今を去ること5年前になりますかね。南区である1人の中学生が高いとこからジャンプして亡くなりました。それからしばらくして、また西区でも悲劇が起きたということで、何遍も出とる人は同じことばっかり言うな言われるかもわからんけど、記者がみんな変わるもんだで、言ってかんとこれわからんのだ、本当にこれ。そのときに南区の亡くなった彼は遺書を書いとって、「もし来世があったら見ています」と、「さよなら」と、「ありがとう」と、そういう遺書を書いて亡くなりまして、私も酒ばっか飲んどる言うて、とろいこと言っとる人おりますけど、それは違うんで。夜まで仕事をやっとると、そりゃ酒飲まないかんわけですよ、夜延々と11時まで話すのにということになって、一体アメリカなんかではどうなっとるのかと、これ。

 ロサンゼルスと60年ですか、姉妹都市、これ。で、アメリカは貧富の差も激しいし、レフュージーいうたな、これ。外国の避難民というか、移民というか、物すごい多いから、これ。いじめとかそういうのは日本より多いんじゃないのかと、だけどロサンゼルスではどうやって解決しとるんかと思いまして、今から去る5年ですか、ロサンゼルス行ったときに、向こうのアメリカのスクールカウンセラーたち、スクールカウンセラーという仕事があるぐらいは私も知っとりましたから、これは。で、向こうのスクールカウンセラーを呼んどいてちょうと、一遍その辺を聞きたゃと。あんときはいじめの話だけだったですけど、中心になっとったの。

 行ったら、4人だったかなと思いますけどね、3人ではないですけど、4人か5人ぐらいアメリカ人のスクールカウンセラー、ロサンゼルスの女性の方が見えましてと、ほんでこう言いました。彼女たちのある1人の方が言ったんです。私たちは数学の授業は苦手ですと。だけど、数学の先生は私たちのような仕事は苦手なんですと。だけどと、それでと、私たちと数学の先生は対等なんですと言ったので、僕はびっくりこきましてね、それで。

 誰も褒めてくれへんですけど、これびっくりこくというのは勉強しとらなわからん。一応わしも総理を狙う男で、まだ辞めたわけじゃにゃあすけど、だから総理になったときに、いわゆる教育というエデュケーション、教育という言葉はいかんというのを国会議員時代に気づいておりましたけど、エデュケーションとは違うんだと気づいておりましたけど。

 要するに、日本のスクールカウンセラー頑張っとるけど、みんな必死に。だけど非常勤なんですよ。日本の。ほとんどが週1回か2回。アメリカは学校のいわゆる数学や社会や理科の教科の先生と対等ってあり得ないですよ、日本ではこれは。いうことでびっくりこきまして、ほんで、これはえりゃあことを発見したというところで、次の予定がありましたもんで、2人の教育委員会の人に、あなたちゃんとレポートしてくれと大変なことがわかったようだぞ、どうもこれは、言うて。大発見じゃにゃあかと、中身が違うと、スクールカウンセラーの、日本とアメリカはということを聞いていったけど、待てど暮らせど返事がにゃあということで、国会図書館に頼んでわしがえりゃあこと気がついたようだと、どうも違いやせんかと言ったら、いろんなレポートがばあっときまして、そこで直接、今の子ども応援室首席指導主事に、途中省略しますけど、アメリカのケンタッキーのルイビルで10年間スクールカウンセラーを向こうでやってきた人です。向こうの博士課程出ていますけど、直接電話したんです。聞いてもらえばええですけど、こういうことでいうことで、ほいじゃあ名古屋でやりますかと。だけど中身が本質的に違うんで大変ですよというのは、それはええんですチャレンジだで言って。

 だから、遺書に見ていますと書いてあるんだから実現せないかんじゃないか。その子の気持ちを。あの世で見とってくれるんだと。やらなかんでしょう。それで始まったのがこの子ども応援委員会ということで、ぜひ立花さんに聞いたってよ、商工会議所の副会頭やっとった、立花さん。ロサンゼルス行ったときに、こう言ってみえました。ちゃんと、言ってもいいよ言ってましたで。立花さんがロサンゼルスの副市長が言っとったのは、ミスターメイヤー河村さんはどうしとると。今までようけの人が来たけどみんな写真撮っとくだけだったと。実際に、ロサンゼルス来て、私たちのシティの制度をちゃんと取り入れて、またロサンゼルスのスクールカウンセラー来てもらったことありますからね。こうやって実際に勉強してそれを取り入れて実現してってくれたの彼だけだ、と言っとったよと言って、立花さんが言ってました。いうことだでよ、ちいとはええことも、まあ別に書いてくれてもええですよ、もうやけくそでやってます私は。何でもええけど、ぼろかすでもええけど、ほんだけどそういう事実は書いといてくれなあかんですよと。特に子どもさんと親の問題だからこれは。

 ということで、やってこうということになりましたが、きょう幹部会で言ったように、当初名古屋市は予算3億に反対だったです。大変だったですよ、これ。5年前に。だけど、亡くなった子の遺書もあり、あのときはもう1人西区の子も、その前後ちょっと覚えとりませんけどね、そういうこともあると。ちゃんと具体的に進めないかんがやということで、まず30人ぐらいから始めようと。

 大体公務員というのは常勤だと人件費だと1,000万円かかります、1人。ちょっと1,000万円より低いですけど1,000万円ぐらいかかると見たら、30人だと3億と。どうやってそういう人たちをやるのと。あれへんですから。アメリカは大学の教育学部の中でそもそも数学等教科の教える先生は半分だで、養成しとるのは。あと半分はそのほかの事項、教科以外のことは全部やる。大体子ども応援室首席指導主事が言っとった。だから物すごい忙しいよ言うて、アメリカのスクールカウンセラー。体が不自由だけど、どうやって生きてくんだとか、親が離婚したけどどうすればええと。だからまあ、貧困だけどどうだとか、そういう話ですね。そういう話をサポートして、子どもの人生を応援してあげると。あなたの子どもさんの好きなことを応援して、その人生を大いにエンカレッジという、ディベロップメンタルアプローチと言うんですけど、発展していくように応援するんだと。教育じゃないですよ、上から目線の。

 そういう仕組みが名古屋で導入されまして、初めは資格というものがないもんだから、臨床心理士という方と社会福祉士という方を中心として始めようと。それから教職のOBの方やら、スクールポリスといったら暴力事件もありますんで、警察のOBの方なんかも、ここは非常勤になってますけど、来てやり始めたということでございますけど、道のりは大変でございました。当然のことながら。ないことをやるんですから、これ。んだで、途中で辞めてもらった人やらいろんな人がお見えになります、実は。

 だけど、今や大体100人を突破したと思いますけど、そういう時点になってきまして、ここにありますように、現在の対応件数は昨年度1年間の相談等対応件数は延べ数で、1年間ですよ、これ。1万6,581件。それから、児童生徒の実数では3,113人ということでございまして、初めからいきますと、子ども応援委員会の存在と役割がより一層周知され、前年度の約1.4倍の相談件数となっております。活動を開始した平成26年度から4年間で、相談等対応件数は約3万8,000件ですから、児童生徒数の実数では7,000人を超える子どもたちの応援をしたことになりますと。物すごい数です。

 内容別では、「不登校」が最も多く、次に「精神的不安」が続き、3番目は、親子関係の悩みや経済的な悩みといった「家庭の問題」と続いておりますと。

 私たち大人が、人生の「針路」、針の路を応援することで、一人でも多くの子どもたちに自信をもって輝く人生を送ってもらうために、今年度さらに子ども応援委員会の取り組みに力を入れてまいりたいと考えております。

 ということで、大きい違いは私も去年ぐらいから大体わかってきたんですけど、要するにおっかさんの方はアウトリーチって英語使いますけど、英語なんか使うな言うんわけわからんようなるで。家庭訪問ですよ。要はおっかさんの家行ったげないかん。おっかさんみんなひとり親ですと夜8時、9時まで働いとる人はようけいますわ。そういう人たちに学校に来い言うたってあかんのですよ、それは。行ってあげて、ほんで子どもさんが学校ちょっと不登校になっとるからとか、おたくの子どもさんは、後で言いますけど、まだ問題出てないけど転校してきた子だから、いろんな課題、いろんな悩みはないですかということをおっかさんに家庭訪問して話を聞いたらないかんですよ。

 私最近でわかったんだけど、すぐモンスターペアレンツと言いますけど、あれはほとんど、嘘ですね、あれは。何でかといいますと、学校内のいろんな問題について学校に相談したってそれ無理だからですよ、それは。担任がいかんとかですね、いろんな話になるわけです。そのときに学校側は対応できひんじゃにゃあすか、これ。みんな忙しいといわれとるじゃないですか。だから違うとこに相談できないかんのですわ。

 今でも相談できないわけじゃないですよ。何とかセンターとかそこはそこで熱心にやっておられるけども、それではいかんのですよ。電話相談でするからとか。やっぱり家に訪ねていってあげて、じゃあ誰が訪ねるかちゅう問題になります、これは。

 まあ、そういうことも今年いよいよ取り組みが始まりますから。日本で名古屋が初めてですけど。これが。誰がやるかいう大問題ありますよ、これは。トレーニングも要りますからいうことで始めてかなあかんということでございまして。

 よく繰り返し言いますけど、いじめのことばっかり皆さんやりますけど、いじめはその中の非常に大きな要素です。苦しみの。だけど、僕が70歳なるもんでいろんな体験からいろいろ言ってみますと、ちょっと成績が悪いと。仮にですね、発達障害あるとか。そういうことでの不安ですね、おっかさんの。大丈夫だろうかと。本当に就職ちゃんとできるんだろうかと。そういうことで頭抱えちゃうんです、これは。最悪の場合命を亡くすということも実際に起きとります。だで、そういうとこまでフォローしていくと。

 だで、あれですね、ほれからわかってきたんだけど、やっぱ大きなったら何になるんだいうよりも、子ども応援室首席指導主事に言わせると、何が好きなのいうふうに聞かないかんのやと、よう言われますけど。そういうことを学校の中で聞く専門家がおらないかんですよ、常勤で。公務員であるかにゃあかはちょっと、必ずしも公務員でなあてもええとは思いますけど、わしは。常勤としてちゃんと責任ある人がおらないかん、1人。そういうことをやっていこうと。キャリアカウンセラーというんですけど、これ。スクールカウンセラーは原則的にキャリアカウンセラーいうことになりますと、1つの問題は受け皿のほうがあって。これ結局。 だで日本社会、特に名古屋の人にお願いしたいんだけど、私のとこも零細企業やってましたからわかっとんですけど、若干就職に困難のある子を受け入れるって大変なんですよ。実は企業からいいますと。できゃあとこは別ですよ。別言ってはいかんけど。役所だとか大企業は若干そのくらいの力あるんですけど、中小企業はそういうのはもう本当に大変。事故が起こったらどうするいうことになるぞ、これ。だから受け皿のほうにもアプローチして勉強会やってもらったり、名古屋市と連絡とって過去どういう事故があったと、そういうときにはじゃあ労働基準監督署はどうするんだとか、そういうことを受け皿の企業ともやらな、今でもありますけど、もっと大々的にやらないかん。だで、今言っとるのは法人会とか中小企業家同友会だとか、それからライオンズクラブだとかロータリークラブだとかね。ああいうとこへみんな相談して、受け皿のほうも学校と一緒にやってくというのをやってこうということで、今年からさらに充実した取り組みが始まってくということでございますので、テレビ見とらっせる、インターネット見とらっせる。名古屋の、子どもさんがいましたら、まあまあよお、名古屋あったきゃあで、何ぞあったら学校の先生には相談できんかわからんけど、こういうまた、本当は別個、それと組織自体が学校と別に独立行政委員会みたいに本当はつくるとええんですけど、これもチャレンジしとる日本中で。兵庫県の川西市とか、川崎市もやっておりますけど、反対に、実際に動く子ども応援委員会みたいなもんはにゃあもんですから、これがなかなか苦しいとこがあると。だけどそういう取り組みも名古屋でいよいよ開始するんで、子どもの皆さんもちっとは安心しとってちょと。要するに、内申点でちょっとばかし成績が悪うてもよ、くじけやあすなということですわ。おっかさんも心配せんでもええよといっても、心配はつきませんけど。そういうサポートまで名古屋市はやってると。またそういうことについて名古屋市民の皆さんの税金を使わせていただきますので、これは市民の皆さんも了解しててちょうだいよと、ええことですよと。

 名古屋で1番最初やりかけまして、国も「チームとしての学校」という名前で文部科学省もやりかけとる、ほぼ同じことです。ほぼ同じこと。1番最初というか、見においでになりましたのは名東区の高針台中学に、例の今をときめく(前文部科学省事務次官の)前川さんがおいでになったと。ご視察にね。ということでございます。そういうことでございますから、この意味をぜひ理解してってもらいたいと。

 これはまた、ひとつついでだでいっとくか、これしゃべるところがにゃあで、これは最近1年ぐらい前からわかったんですけど、どうも三段階あってですね、子どもさんと親の試練については。1つはベーシックな治療的ケアという、不登校になったりノイローゼになったり、そうなった子どもさんと親を応援すると。次は予防的ケアで、プリベンショナルアプローチというんですけど、これはそういう不登校なんかにはなってないけど、ノイローゼとかなってないけど、例えば転校した子どもさん、それから親が離婚した子どもさん、ちょっと体の不自由なとこがある子どもさん、そういう子どもさんたちに、そこをテイクケアすると。もう1個はさらに進んだのは、最近勉強させていただきましたけど、発達的支援ということで、ディベロップメンタルアプローチということは、個々の子どもさんが人生花開くまではいかんけど、精いっぱい生きてけるようにと。ディベロップというのは、ベロップの反対語で、ベロープとかいうのは封筒とかいう意味ですな、これ。何かを包む。人生でいろいろ包まれとるんです。体が不自由だとか、親が離婚したとか、そういうようないろんなことですね。貧困だとか。そういうのを解き放して、子どもさんが自分の人生を精いっぱい生きれるようにと、そのために支援してあげるというのがどうも1番新しいというか、ええ考え方だと思いますけど。

 そういうアプローチを名古屋は、ほかの県でも、本がありますから。僕が読んだこの埼玉県のグループは現職の先生たちがやろうとしたって何かありますけど、それは全力展開していくということでございます。ぜひお見守りをいただきたいという。いや、お見守りじゃなくて応援していただきたいということでございます。

◎カナダ車いすバスケットボール代表チームの事前キャンプ及び交流事業の実施について

それから次に、カナダ車椅子バスケットボール代表チームの事前キャンプ及び交流事業の実施について、ご報告いたします。

 本市は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるカナダのホストタウンとして国から登録を受けておりますが、この度、カナダ車いすバスケットボール代表チームの大会に向けた事前キャンプ及び名古屋市民との交流事業を実施いたします。

 車いすバスケットボール競技は、欧米での人気が高く、パラリンピックの花形競技のひとつとなっています。カナダは、これまでのパラリンピックでは何度も金メダルを獲得している、車いすバスケットボールの強豪国でございます。

 世界の一流アスリートが名古屋でキャンプを行い、市民と交流を行うことは、私たちも大変うれしく思っております。ありがてゃあことでございます。

 名古屋圏は、車いす産業の集積地であり、今回のキャンプでは、当地域の技術力を生かして車いすメーカーによる修理などの全面的なサポートをしていただく予定となっております。

 ここのすぐ近くに本当に大メーカーもありましてですね、注文車いすの6割をつくってるとこがありますけどね。社長ともこないだ例の名古屋城の話で、会って話いろいろしてきましたけど。

 6月1日(金曜日)のカナダ代表チームとの交流は、私も出席しまして、皆さんにエールを送りたいと考えております。

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を目指すトップアスリートとの交流等を通じまして、スポーツを生かした名古屋の魅力の創出・発信、障害者スポーツの推進を図ってまいりたいと考えておりますということでございます。

 私からは以上でございます。

質疑応答

◎名古屋城天守閣の木造復元について

(記者)

 今日の午後障害者団体との意見交換会がありますが、市長としてはどのように理解を求めていく考えでしょうか。

(市長)

 まあ、皆さんの意見よう聞いて、これは。私は集めるのも集まってもらうのもええんですけど、訪問せないかんよと言っとんですわ。僕は1件、大きく報じております、既に訪問しておりますけど、個人的には。やっぱ、足を運んで心を届けるいうてよ、役所は根本的に少ないでいかんわ、これは本当に。これは民間の障害者の皆さんもそうだけど、そういうこと技術開発しとる会社とかね、だで。今日はひとつ、集まってもらうんだけど、時間もちょっとなかったもんで、こういうことになりましたけど、基本的には自分で行ってきますわ。それぞれ。考えてこないかんわね、いろいろ。どういうことがご要望かとか聞いてこないかんし。

(記者)

 これまでの、障害者団体の方の話を聞けば、やっぱり(天守閣には)エレベーターが欲しい。そういうことをおっしゃっているので、やはりそういう要望っていうのはそういうことをおっしゃると思うんですが。

(市長)

 全員じゃないですよ。別に。私が聞いとったとこは。いろいろ違いますよ。それぞれ。

 せっかくですから、皆さんに言っときますけど、歴史的建造物の復元というひとつの、それは文化庁が中心ですけど、こういう歴史的にというか社会的にと言いますか、そういう非常に重要な価値のある社会的な行為があるんです。まず。

 復元というのは何かといったら、一旦なくなったものを現地において、文化庁は一定の基準(『史跡等における歴史的建造物の復元に関する基準』)をつくっておりますけど、これ。現地においていろんな資料を用いて、表現でいいますと、どうやって書いてあったかな。復元した場合には、それが「復元後の歴史的建造物が規模・構造・形式等において高い蓋然性をもつこと」ということですから、前のと非常にほとんど同じといいますか、そういうものを復元していこうという、そういう歴史的、人類的、社会的に大変価値のある行為があるんです。世の中には。残っとったものを大事にするのもありますよ。しかし、なくなったもの、これはっきり書いてありますよ。「歴史的建造物の復元」とは、「今は失われて原位置に存在しないが、史跡等の保存活用計画又は…」ということになりまして、「遺跡の直上に当該建造物、その他の工作物を再現する行為をいう」と。あるんですよ、これ。コピーしてお見せしてもいいですけど。こういう行為は。そりゃ、ありますわね、そりゃ。なくなったら終わりじゃないです、言っときますけど。世の中というのは。そういう大変な価値があるんです。

 というところで、昨日某テレビ局、これはNHKですけど、13時5分から「金とく」という番組で、再放送ですけどね、わしはあれも見ましたけども、金曜日のときも。そのときに、45分の番組ですからね、名古屋城天守は法隆寺から続く木造として、1つの到達点の建物であるということを言われてましたね、学者が。これ学者じゃないと思いましたが、究極の木造建築の城だと。

 それから、名古屋城、天守ではないですけど文化財全体でいいましたら大事にしていかないかんと、400年たっても褪せることない究極の技と美が残されていると、こういう表現をNHKの中でしゃべっておりましたけど。図面が残った建物ですね。法隆寺から続く日本木造建築の到達点である建物をですね、現状に復すると。図面があるから。それは一つの大変大きな、日本、世界の価値なんです、これは。私は義務だと思ってますけど。これをするのは。今に生きる私どもの社会的義務だと思ってます。そういうふうなのよ、ということなの。そういうことをしようとしてるんだという。大事なことは。そういうことです。

(記者)

 そうすると、市長が冒頭おっしゃってた意見を聞きながらっておっしゃってたんですけど、まず、やっぱり市としてはこれまでバリアフリー何とかしますって言ってきたことから、ここまで問題が複雑になってると思うんですけど、まずは復元するということを改めて理解してもらうという場にしたいと考えて。

(市長)

 復元はもう、私の名古屋の市長選挙でもそうだけど、木造復元は。これは議会でも議決されて、寄附も集まってますし、今言った復元をしようというのは市民の願いじゃないですか、これ。願いなんですよ。復元というのは。あるんです、そういう価値観のある行為が。バリアフリーはまた、バリアフリーといって一つのジャンルがあるんです。だから、それは最大限の努力すると。

(記者)

 改めて詳しく、その障害者の方にはどうやって理解をしてもらいますか。

(市長)

 だから、そういう復元という行為をみんなでして、1000年の後にも残すんです、そういうことです。図面もあるんだと。

(記者)

 わかりました。ありがとうございます。

(市長)

 じゃあ、復元しなくていいということならそういうふうに言っていただかないかんわ。全員じゃないですよ言ってきますけど。何か全員のようなこと言ってますけど。それはそうですよ。だから皆さんの中でも整理してちょうだいよ、頭の中を。復元しなくてもいいという方はそういうふうに書かれたらどうですか、新聞とかテレビで。それはわかりやすいですわ。復元する必要はない。なくなってしまったら、全く新しいものを、市役所の分館を建てなさいと、ほんならそれでも一つですよ。だけど、そういう選択はしないということです。

 それは、私は今を生きる人間としまして、ちょうど今の天守が耐震強度がないということもあり、どうするか決めないかんのです。いずれにしましても。ほぼ毎日に近く地震の報道やってますから。地震の報道は。どっちかせないかん。特に私は、いろんな資料が豊富に残っとって、この文化庁の基準にいろいろ書いてありますわ。何ですか、歴史的建造物の何ですか、絵画・写真・模型・記録等の資料があることですね。まだいろいろ書いてありますけど、そういうことに合致するので、私は1人の今の時代を生きる1人の人間として、私は社会的務めがある。復元をすると。

 復元をした建物ってものすごいありますね。今日、文化庁に(復元した建物のリストを)求めてますけど、復元が許可になった建物教えたらものすごいありますよ言うて。

(記者)

 それで関連で一つお聞きしたい。障害者団体が、文化庁に、建設、現状変更許可しないように求めているじゃないですか。市からは文化庁に説明なりはされたんでしょうか。

(市長)

 どうしましたかね。私は(文化庁に)行ってきますけど、今日、電話しまして、僕は近日中に行くわ言うて。

(記者)

 文化庁に。

(市長)

 はいはい。そう言っていました。

(記者)

 市の考えを説明する。

(市長)

 市の考えというか、市長の考えなり。はい。歴史的建造物の復元というのは、一つの大変な価値のある社会的、私は一定のとこか以上は義務だと思いますよ、私は。今を生きる人間の。なくなったから、まあ終わってまったいう議論は、よう頭整理しましたらわかりますわ、これ。例えば、モナ・リザなら、モナ・リザはなくなっておりませんので、だけど修復してますわね、いろいろ。ほれから、あれは復元でしょう。ポーランドのワルシャワの旧市街とか。破壊されましたけど戻しました。それから、ドイツのドレスデンの聖母教会とか、ああいうのは、向こうの法律はどういうふうに書いてあるかはちょっと知りませんけど、日本流にいえば、一旦なくなったものはまた原状に復する行為と。原状に復する行為については、建築基準法3条第1項第4号によって、建築基準法の適用規定がなくなると。だけど、そこには必要な防災だとか、そういうものについては幾ら建築基準法の適用はないといっても、十分そういうものには設備はつけてくださいよという規定があります。

◎石川県における男児列車事故について

(記者)

 今日、朝の幹部会でもお話あったと思うんですが、石川の列車事故を受けてなんですけれども、改めて市長の所見と、今後市としてどういった対策をしていこうかというところを教えていただけないでしょうか。

(市長)

 はい、わかりました。男の子は鉄道線路とか好きだもんだで、線路の中行くんですわ。電車が大好きだもんで。石川でああいう本当にかわいそうな事故が起こっちゃったんですけど、だで、今日も言いましたけど、名鉄さんとJRさんに、子どもが線路に入らんように一遍全部そういう観点から線路の状況をチェックしてまへんですかと、全部。それから名古屋だと、何ですかね、地下鉄も地上走っとるとこありますので、だでそういうとこも、それは自分とこの権限といいますか、でチェックするということを名鉄とJRさんにはお願いすると、するようにということで、指示を今日させていただきました。本当にかわいそうだわね。みんな、男の子好きだでね、電車。本当にかわいそうなことですわ。たまらんですわね、これ。親からすると。本当に。

◎メイカーズピアについて

(記者)

 市長、また別件ですけど、先日メイカーズピアさんのほうで1年間12店舗が撤退したという発表をされたんですけど、金城ふ頭の盛り上げについて、民間のことですが、市として今後対応などございますか。

(市長)

 何か、関係の紙には民間で努力してくれいうて書いてありましたけど、そういう水くせえこと言っとったらいかんですよ。本当にこれ。とんでもないですわ。レゴランド300億ですけど、200億かけて駐車場つくっとるじゃないですか、これ。市が。でしょう。こんだけ応援するいうて、名古屋市の会社ではにゃあもんだで、そこの辺一定の限度があるかどうか知りませんけど、わしは。ほんだで、よっぽどはやるように応援してゃあと思ってますけど、わしも。

(記者)

 応援といっても、市長が口にされるのも応援ですが、同じですけど市役所としては、なかなかやることはございませんかね。

(市長)

 そりゃあ、まあここで何遍も言うと悪いけど、ちょこっと値段下げてまわなあかんですわね。はやらんときは値下げするの。はやらんときは。値下げしてようけ来てまうんです。頭を人の倍下げるの。ほんで例えば弁当でも中へ持ち込めるようにとか、あるじゃないですか、いろいろ。そういうことやらないかんです。

(記者)

 メイカーズピアとの連携でいくと、年間パスポート持ってない方は再入場できませんということが以前から言われてますけど、この辺の連携はどうすべきだとお考えですか。

(市長)

 まあ、それもレゴランドに頼むよりしようないわね。飯を中に持ち込むのと再入場というのは、あれ万博も初めいかんかったけど、変わったでしょう。確か。そういうことは言っとるけどな、わし。毎回頼むだな、ありゃ。前言ったって同じ話、社長に。

◎将棋会館について

(記者)

 先週将棋会館のことを聞かせてもらったんですけど、この前もう少しするとお話ができるみたいなんおっしゃってましたけど、何か特にありますか。

(市長)

 まあ、僕が言った事実そのとおりで、例の名古屋城本丸御殿で対局やったときにですね、あのときにこういうことだったらということで、名古屋に連盟の本部、会館だけやなくって、つくったらどうかちゅうことを杉本七段と話し合って、裏とってもらえばええですが、もう半年ぐらいなると思いますよ。藤井さんの話があったときに。その後いろいろ場所もちょっと探しておりましてと。で、こっちはこっちでそれなりに案がありますけど、まだ案だもんだでちょっと、案の段階のことあんまり言うとややこしなるもんで、僕のほうの案も、案ですけど、ないわけじゃにゃあですけど、民間の方でうちのとこでどうだということもあるようです。

(記者)

 考えとしてですね、その建物というのは将棋連盟のほうになるわけじゃないですか。名古屋市のものではないんですよね。ですから、名古屋市としてのかかわり方っていうのはどういうふうに考えてますか。

(市長)

 そこも難しいし、たまたま日本棋院さんも高岳町にありますけど、碁のほうね。碁のほうも若干そういうような行為もありましてと。余り言うとまた怒るかしらんけど、まあ、ええんでねぇかわからんけど、建物も大分昔の建物だし、ひろいですよ、あれ。日本棋院が自分で持っとんだもん、あれ。ものすげえでっきゃあ建物ですわ。土地も。という話もあるもんで、囲碁、将棋とよく似てますので、これを何とか僕とすると名古屋のお城なりそういうあれですね、何かそういうとことちょっとネイバリングというか、近いところに両方の雰囲気ができんかなと思っとるんですよ。いろいろ場所を探しとって、財政にも言ってありますし、今そういうとこで。まだここだということはちょっとまだ言えんと。将棋会館からすると、連盟からすると、運営費もようけ金かかりますんでね、はっきり言って。運営費。運営費が結構かかるんですよ。それをどうするかっちゅう問題が大きい問題としてありますわね、一つ。スタッフがいると。中部棋院は大分いますよ。碁のほうは。

(記者)

 場所を探して、市としては何をするんですか。その様子見てと、土地を貸すとかそういう意味ですか。

(市長)

 そりゃあ、どうするかと、どうするかいろいろ考えるで、そこは。

(記者)

 この件に関しては県とは連携しないんですか。

(市長)

 別に名古屋市内のことですからね。

(記者)

 名古屋市としてやりたいということ。

(市長)

 名古屋市としてやりてゃあということですよ。藤井七段の話もやってきましたから。藤井さんも高校で、あと名古屋にできりゃあおってもらわないかんし。あんま変なプレッシャーかけたらいかんけども。という気持ちがあるでしょ、みんな。

(記者)

 ただ、一方でプロ棋士は(愛知県に)4人しかいないというわけですから、それつくったとしても建物がきちっと使われるかどうかっていうのはなかなか。

(市長)

 まあ、そういうことですよ。運営が大変だわねということはあります。

(記者)

 けれどもつくりたいということですか。

(市長)

 けれども、ぜひその辺のとこは解決せんと、日本将棋連盟も東京と大阪ですけど、また新たに名古屋は、話はええけど、その運営費やそういうものに、今あなた言われたように、ある程度目途が立たんとそりゃできんがねっちゅうことだと思いますよ、私は。どうするんですかいうて。

(記者)

 まだまだ課題はたくさんあるということですか。

(市長)

 課題はありますね。

◎子ども応援委員会について

(記者)

 あと、もう一ついいですか。子ども応援委員会なんですけど、来年度どういう人員体制で考えていらっしゃいますか。また新たに増やしたり。

(市長)

 100、またちょっと増やしまして、子ども応援委員会プロパーだと130人ぐらいなるんじゃないですか、確か。

(当局:今年度はそうですね。126名ぐらいです。)

(市長)

 126人。30年度で。

(当局:30年度です。非常勤、スクールポリス含めて。)

(市長)

 126人ですけど、これに加えて、この中にカテゴリーとして入るのかどうかわからんけど、その学校のモデル実施しますけど、キャリアカウンセラーちゅうね。何が好きなのちゅうやつですよ。体が不自由だけど、こういうような人生向いてるよと、例えばね。そういうような人もまた、子ども応援委員会の人らでもスキルをぜひ持ってもらいたいし、学校だとそうですけど、家庭に訪問する人たちも、これも大分つくりますよ。ちょっと違いますけど、しかし全体的には子どもと親を総合的支援するということになるわけですけど。どうしても、先ほど言ったようにね、ないもんでね、これ。養成せないかんわけですよ、いろいろ。だから、一気に増やすことできない。したがって、日本中で名古屋しかないわけですよ、これ。

◎名古屋城天守閣の木造復元について

(記者)

 お城の話で確認なんですけど、市長としては、(天守閣が)史実に忠実な完璧なものじゃなかったから、収容的な例えばエレベーターつくるとか何かその加工する部分が出てくるものっていうのはつくる意味がないというようなお考えでらっしゃるのですか。

(市長)

 意味があるかにゃあかより私どもは歴史的建造物の復元をするわけですよ。復元を。そういうことなんです。復元をするわけで、復元の要綱(『史跡等における歴史的建造物の復元に関する基準』)にエレベーターつけるかつけへんかは書いてませんけど、現状一つずつによって違いますから、これいろいろ。あるけど、いわゆる高い蓋然性を持った、前あったのと事実上ほとんど同じ、ほうするとスプリンクラーって言ってましたけど、姫路城にもありますよ、スプリンクラーは。消火栓もありますよ。言っときますけど。熊本城は復元じゃないんです。中は。熊本城は。熊本城は、前までは博物館の何とか施設だで、さすがにその言い方はやめようとかって言ってましたけど、あそこは復元じゃないんです。名古屋城は復元なんですよ、これ。今、学者の先生が言っとった、法隆寺から続く日本木造建築の究極、到達点とまで言っとる建物ですからね、これ。それを、その昔の姿に復元するわけです。あの場所に。そういうことをやるわけ、やりたいということですわ。

(記者)

 そうすると、復元するにあたってスプリンクラーと消火栓は現代の技術じゃないですか。それはよくて、同じ現代の技術であるエレベーターとかそういうものはだめという、その境界線というのはどこにあるんですか。

(市長)

 それはやっぱり本質的な部分をどうするかということですね、やっぱり。客観的にみて、木造建築の本質的な部分をね、梁をつくり直したり、柱をつくり直したりと。ほういうのは、やっぱりいかんでしょ。

(記者)

 エレベーターは梁とかさわらなきゃいけないけど、スプリンクラーとかは大丈夫だから、問題はないと。

(市長)

 はいはいはい。問題ないより、それはつけろいって建築基準法に書いてありますよ。建築基準法3条第1項第4号の除外規定があるんですよ。だから木造5階建てなんて建物つくれんわけで普通。だけど、建築基準法3条第1項第4号にちょっと表現が違うんだわ。再現する行為とか何かそういう書き方してありますよ。そういうことですよ。そこに、再現する行為だけど、いわゆる防災だとかそういうものについてはちゃんと配慮しなさいよと、そうやってやったのはやむを得ない建築物として、木造、いわゆる一般の建築基準法の適用はありませんと、そういう規定がある。そのとおりやるいうこと。

(記者)

 障害者に、バリアフリーについても努力義務の部分はあると思いますけども、それはその今後のその未来に向けた技術にと。

(市長)

 できる限りやらさせてもらうと、それは。まだ4年ありますから。これは、びっくりするぐらいええのが出てくると思いますよ、私。今日ここで言ってもええけどな、もうちょっと後で思って、具体的な名前を言ってもええよいう社長がいましたから、ロボットメーカーで。そういう人とか。今より喜んでもらえると思いますよ。障害者の皆さんにも。今より。エレベーターつけてそんなにええんですか。災害があったとき、まずどうするかちゅう問題あるもんな、これ。エレベーターとまりますから、逃げれへんですよ。だから、こないだ行ってきましたけど、(はしご車の)避難用の400キロの荷重までできる、避難用ですけどこれは、出てきますけど、避難もせないかんですよ。避難できる人は入れますけど、それは工夫すりゃええんですよ。いろいろ努力すると思いますし、そういうことですわ。

(記者)

 市長の中で、一部意見として、お城っていうのはそもそも人が入りにくい構造になっていて、そういったものを再現するにあたって、バリアフリーと相反する部分ていうのがあるんじゃないかという指摘も中にはあるんですけど、そういったものは。

(市長)

 入りにくいどうのこうのより、原形に復するということですよ。法隆寺からの木造建築の到達点の建物を図面があることによって、そのままの姿に戻して、あと1000年も引き継いでいくという行為は価値がないんですか、これ。それより現世に生きる人間としてそうすべき義務があるんじゃないの。文化とか、それから伝統とかというのはそういうことじゃないですか、今生きる人間ちゅうのは。そういうことこそ物すごい重要だと思いますよ、わし。バリアフリーはバリアフリーで最善の努力をしてくと。たまたまこの辺はロボットの王国ですしね。いうことじゃないの。わしは、これ本当に、こんだけ図面が残っとって。原形を再現する建築物。建築基準法の規定は、建築基準法3条第1項第4項、「保存建築物であったものの原形を再現する建築物」と云々があって、その「原形の再現がやむを得ないと認めたもの」については、建築基準法の適用がありません。だから、原形を再現せなあかん。原形を。再現せないかんな。そうでなかったら、再現のどこまでが再現かちゅうのありますよ、それはいろいろ。今言いましたように、そこの後で、「原形を再現する建築物で特定行政庁が建築審査会の同意を得て、その原形の再現がやむを得ないと認めたもの」ということで、このときに、火災だとかそういうものについては、ちゃんと配慮してあることという、災害とか。そういう規定が別個にあります。そういうのがあるんです、実は。だから、スプリンクラーとか消火栓をつけないと。

復元と、もともとある建物とは違いますよ。姫路城は大修理したで、ちょっと間違っとるといかんでやめときますけど、もともとある現存十二天守は復元じゃないですからね、あれ。と思いますけどね。新しく明治時代にやったやつが1個あると思ったけど、断言はちょっと、この際全部チェックしてないで。そういうのは別個ですよ。だけど、復元というのがあるんですよ。復元しなくてもいいんいうなら言ってくれないかん、皆さん。堂々と言っていただきたい。復元はやめなさいと。堂々とそういう論陣を張ってください。復元をやめなさいと。問題はそこです。復元するという気持ちになるかどうか。私はおびただしい人の名古屋の、「おびただしい」いう表現は悪いけど、どえらけねゃあようけの名古屋の人が復元してくれと。言葉はみんな知らんけどな。やるんだったら本物をつくってくれという言い方が、僕には、僕だけかわからんけど、僕にはよう聞こえてますけど。ほんでバリアフリーは最善の努力しよみゃあと、こういう言い方が多いですけどね。

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