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平成30年4月2日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年4月17日

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報告事項

  • 東山動植物園のコアラの赤ちゃんの愛称の投票について
  • 歴史の里しだみ古墳群ガイダンス施設の名称決定について

会見動画

報告内容

◎東山動植物園のコアラの赤ちゃんの愛称の投票について

 それでは、4月2日(月曜日)、会見を始めたいと思います。

 おはようございます。本日は、東山動植物園のコアラの赤ちゃんの愛称の投票について、お知らせをいたします。

 これまで超目玉動植物の導入として「レッサーパンダの導入」、「コアラの赤ちゃんの出袋」をお知らせしましたところですが、今回、また新たなコアラの赤ちゃんが誕生いたしましたので、皆様に愛称を決めていただきたいと思います。

 超目玉動物の導入というふうになっておりますけど、あんまり言うとレッサーパンダが怒るかわからんけど、(レッサーパンダの導入は)第1弾ということにしてございますので。本当に目の玉が飛び出るような何か導入しませんかという。頼むで。

 昨年8月に誕生した「ティリー」の赤ちゃんは、今年の2月には顔を出し始め、現在はお母さんの背中に乗るかわいい姿が見られます。

 性別がメスと確定しましたことから、この「ティリー」の赤ちゃんの愛称を決めるため、皆様から投票の受付を始めます。

 投票の受付期間は明日から4月30日までで、最も票の多かった愛称に決定しますので、多くの方に投票に参加していただきたいと思います。

 1人で何票か入れるのはいいのか。

(当局)
 できたら1票で。

(市長)
 1票と。

 また、以前にもお知らせいたしましたが、今年は名古屋市営の動物園が開園して100周年となる年に当たります。

 そこで今回、名古屋市動物園100周年の記念イベントとしまして、4月8日(日曜日)に「一日動物園」として、市営動物園発祥の地である鶴舞公園内の動物園跡地にて、記念セレモニー、ヤギやモルモットなどとのふれあい動物園を開催いたします。ぜひ足をお運びください。

 (当局)
 本日、コアラの愛称募集のPRに参りました。お母さん「ティリー」、4年ほど前にオーストラリアのタロンガ動物園から参りました。このお母さんですね、非常に優秀なお母さんで、ゴッドマザーと言われるぐらいのお母さんで、もう既に5頭の赤ちゃんを産んでおります。ちょうどこの5頭目が昨年の8月に生まれたコアラの赤ちゃんですね。

 非常に順調に育っています。どれぐらい順調かと言うと、普通のこれぐらいの時期の体重の1.3倍から1.5倍ぐらいということで、がっちりした元気な女の子ですけれども。ちょっと黒いのが特徴ですね、色が。割と白っぽいことが多いんですが、この子についてはちょっと毛が黒いのが特徴になっています。ぜひとも皆様で、非常にいいお名前を選んでいただけるとうれしいなというふうに思っております。

 それから、続きまして、名古屋市動物園100周年でございます。今年の4月1日で、昨日になりますけども、名古屋市営の動物園が100周年ということを迎えました。最初に、鶴舞公園に鶴舞附属動物園ということでできましたけれども、当時からアジア象、それからオランウータンですね、「正吉(ショーキチ)」という。

 チンパンジーなんかもおりました。ヒョウとかも繁殖に成功しているということで、もう既に、このころからかなり進んでいたというような印象を受けています。

 これを記念して、今、東山動物園でもこれにちなんだ行事を行っています。それから、4月8日(日曜日)の日、鶴舞公園で鶴舞の「一日動物園」というふれあいの動物園を用意させていただいておりますので、また足を運んでいただけるとありがたいというふうに思っております。

 このオランウータン、11年生きたという、当時では非常に珍しいオランウータンですね。

(市長)
 象もおったんか。

(当局)
 象もいました。

(市長)
 鶴舞に。

(当局)
 はい。ホッキョクグマとか、ヒョウとか。

(市長)
 東山の象には確か乗りに行った記憶がある、上にね、小学校のときに。大分昔ですわ。

 まっとどえりゃあ盛り上げてちょうという市民の声は、どえらい強いで、東山は。本当に。

(当局)
 ありがとうございます。頑張ります。

(市長)
 本当に、せっかくの、もったいないがやいって、あんな広いところ。上野の動物園と比べると、どえりゃあ広いでしょう。何か提案書で、絶滅危惧種がものすごい多いと。それならそれで、それもおれ知らなんだけど、まっとそれ宣伝いうか、やったらどうだと。お子さんたちが喜んで来るように。頼みますよ。

(当局)
 はい、頑張ります。よろしくお願いいたします。


◎歴史の里しだみ古墳群ガイダンス施設の名称決定について

(市長)
 それから、次は、歴史の里しだみ古墳群ガイダンス施設の名称決定について、お知らせいたします。

 守山区上志段味の「歴史の里しだみ古墳群」に、ちょうど1年後に開館する施設の名称が「体感!しだみ古墳群ミュージアム」に決定いたしました。

 愛称は「SHIDAMU(しだみゅー)」です。しだみ古墳群の「しだみ」とミュージアムの「みゅー」で「しだみゅー」でございます。

 この「しだみゅー」では、志段味古墳群から出土しました埴輪などの資料を展示するほか、古代を体感できる体験プログラムや講座・講演会、古墳めぐりのガイドツアーに参加することができるようになります。

 現在、古墳や緑地については公開をしており、古墳めぐりはお楽しみいただける状況ですが、来年の春には、この「しだみゅー」が開館し、フルオープンとなりますので、ぜひご期待ください。

 このたび歴史の里しだみ古墳群のフルオープンのちょうど1年前というタイミングで、現在建設中の史跡のガイダンス施設の名称をご紹介させていただきました。「体感!しだみ古墳群ミュージアム」と言いまして、施設の名前には珍しくびっくりマークがついておりますけれども、これは謎に満ちた古墳時代、また古代の人々の生活などを驚きをもって体感していただくという意図が込められています。

 また、愛称は「しだみ」の「しだ」と「ミュージアム」の「みゅー」で「SHIDAMU(しだみゅー)」です。ぜひ読み方も含めてご紹介いただければありがたいと思っております。

 最後に、歴史の里しだみ古墳群関係、SNSでは今まで歴史の里しだみ古墳群のフェイスブック、またしだみこちゃんのツイッターがございましたが、このたびこのSHIDAMU(しだみゅー)のインスタグラムを開設いたしました。各古墳のさまざまな風景など、写真で志段味古墳群を紹介してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 これからフルオープンまで1年間、さまざまな取り組みを順次ご紹介していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(市長)
 (「SHIDAMU(しだみゅー)」では)何やるんだ、中身。

(当局)
 志段味古墳群から出土したものの展示ですとか、埴輪づくりやまが玉づくりの体験もしていただけます。また、古墳めぐりのガイドツアーもこちらからご参加いただくようになりますので、ぜひご期待ください。

(市長)
 今度、副読本ができまして、名古屋市の、郷土史の副読本、なかなかええですよ。そこに相当詳しく書いてあります。ここのこと。読んだかい。

(当局)
 読みました。志段味古墳群の部分について。

(市長)
 なかなかうまいことできてますよ。ああいうのはあんまりないんじゃないですか、ああいうの、郷土史いうのはね。

 ここら辺に宮簀媛を慕ってヤマトタケルが白鳥に乗って飛んできたということだろう、これ。

(当局)
 そうですね。白鳥塚古墳には、ヤマトタケルの伝説も残っております。

(市長)
 志段味から熱田神宮までどえりゃあ遠いもんで、この距離感は何なんだと、そこが大事なとこですわな、これ。

 ぜひそういうとこでございます。郷土史の本を見ますと、なかなか珍しいといいますか、出てきますんで。サンキューベリーマッチ。サンキュー フォー カミング。ありがとうございました。


質疑応答

◎新年度の所感について

(記者)
 新年度最初の記者会見ということですが、今年度の行政運営の基本方針、市長の方針について、特に前年度との違いについて、簡潔にご所見をお願いできたらと思います。

(市長)
 今日は幹部会と、新規採用職員辞令交付式もありまして、そんなようなことをしゃべっとりましたけど、本当にやっぱり正しい経済学に基づいてと、マスコミの皆さんにも言っていかないかんけど、名古屋は貧富の差があるでいかんですけど、まあそれでも少ないほうですけど、ほかと比べると。どえらい経済力なんですわ、自分で言うのもなんですけど。税金上納率日本一ということ。某大自動車会社のおかげが、部品まで入れると6割と。工場はないようですけど、やっぱり地域の経済力ってすごいんだね、これは。ということでございますので、財政危機だといううそにだまされんように、しかるべき、それは箱物に限らんけど、例えば子どもを応援するいうのでもええし、それから、おもしれぇまち、文化芸術いうか、おもしれぇまちでもええし。一番大事なのは産業の力を落とさんようなことをやっていくということですけどもね。そういうふうに努力せないかんぞということですわ。

 だから3つ言うと、産業の力を落とさんようにと。落とさんようには後ろ向きですけど、もっと世界、今でも世界一じゃないですか、この辺は、これは。こんだけの、経済成長率は5大都市でトップですから、名古屋が、これ。減税しとるからこそトップだな、これ、多分。ということでございますので、それが1つ。

 それから、どえりゃあおもしれぇと、文化芸術というかね、そこをやっぱりやってこみゃあと。デスティネーションって口だけ言っとるじゃなしに、本当に東京から40分で名古屋へ1泊2泊、遊びに行こみゃあと。おもしれぇとこ見てこみゃあと言ってもらえるようにせないかんと。

 それと、まあ1個は、年寄り、高齢者のもどえりゃあありますけど、やっぱり特にと言えば、子どもと親のそういう苦しさというかね。それに対して、今でも日本一ですから、これは。専従の専門職によるカウンセラーですけど、もうちょっと広げまして、職業、大きくなったら何になるかまで広げてね。みんなまた日本中で結構いじめ問題、またよう出てきますけど、みんな同じだでいかん、早よ気づけとかね。これは非常に重要ですけど、ちょっと違うんですよ、実は。もっと早く予防的にやるんです、予防的に。例えば、転入してきた子だとか、親が離婚した子だとか、それから家庭が経済的にいかんとか、そればっかじゃなしに、優秀な子もありますわね。「家貧しくして孝子出ず」という子に対して、学校に一人ぐらいちゃんと専門職がおって、子どもの人生を応援してあげるということに相当の熱を入れてやっていくと。新しいチャレンジが始まりますんで、これ。ないですから、日本で。誰がやるんだという問題で。アメリカはもう専門職が、教員養成課程の中で養成されていますけども、日本はない。だけど、それはやっていかないかん。という新しい挑戦をやっていこうと。


◎八王子中学校における総合的な学習の時間講師について

(記者)
 前川前文部科学事務次官の授業について、かねて市のほうで文部科学省に質問意図を確認するという方針を示しておったところですが、その後、問い合わせの詳細はどのようになったんでしょうか。

(市長)
 それは約束をしておりましたんで、問い合わせいたしましたから、今からその文書を配りますんで、現物を。

 これが本物でございます。現物ですから。ちょっとせっかくだから読みますけど、「文部科学省初等中等教育局長 髙橋道和様。名古屋市内中学校において、平成30年2月16日に行われた授業にかかわって、お問い合わせいただいた件についてお尋ねいたします。今回の授業については、開かれた教育の一環として、総合的な学習の時間の指導計画に基づき、キャリア教育の視点で行われた授業だと把握しており、特に問題ないと捉えております。ご多用の中とは存じますが、2月19日以降、数回にわたってお問い合わせをいただいたことについて、どのような意図でお問い合わせをされたのかお聞かせください。また、このたびのマスコミ報道を受けて、市民の皆様などからさまざまなご意見をいただいておりますが、文部科学省として今回の授業についてどのようなお考えをお持ちかお聞かせください。どうぞよろしくお願いいたします。平成30年3月30日、名古屋市教育委員会教育長 杉﨑正美」代読でございますけど。私も確認しておりまして、こういうふうで出させていただきました。これ現物でございます。現時点において返事は来ておりません、現時点においてね。これでございます。

(記者)
 教育長から文部科学省に出されたということになるということですね。

(市長)
 まあ、そういうことですね。私も同時に確認しておると。相談して出しておるということね。

(記者)
 これはメールか何か。

(市長)
 メールですね。

(記者)
 回答期日とかは特になし。

(市長)
 それは聞いておりませんし、特にないと思います。

(記者)
 意図についての問い合わせをされているのと、特に文部科学省として今回の授業について、これは前川さんの授業について、どのようなお考えを持つかという、結構踏み込んでというか、ここを聞かれた意図というか、狙いというか、そのあたりはいかがでしょうか。

(市長)
 市長の立場で言うと、何遍も申し上げておりますが、私は部外者ではなくて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律だったと思いますけど、一応教育は自立となっておりますが、予算は市長ですから。5万円、前川さんにお支払いしておりますんで、授業料というか、顎足といいますか。それについて、もしいかんもんだったら返してちょうと言わないかんですから。私も当事者として申し上げとるということでございまして。メールなんかは、何遍もいろいろ書いてありますけど、要するに天下り問題でかくかくしかじかで、ちょっとてにをはは違うかわかりませんけど、それはご容赦いただきたいんだけど、懲戒を受けたような人は、まず、いわゆる道徳の授業をやるような、そういう、非道徳的であると断言はしてありませんが、文面を読みますとそうとれますわね、ずっと一連のところで。それから、もう一つは、出会い系のバーに出入りしとったような方を呼ぶというのは、道徳の授業をやるという教育のあり方から問題があるので、すなわち非道徳的ではないかと、あくまで受け取れるという文章になっております。

 これはなかなかのことでございますので、それはどういう趣旨で出されたのか、または今言ったどういう意見をお持ちなのかと、お考えをお持ちなのかと、これは聞いていかないかんですね。日本中で頻発することになるわけでしょう、これは。だから、今のところ、それでええというようなこと、何かわけわかりませんけど、言ってますが、そしたら、日本中で頻発しますから、道徳の授業をやる日本中の教育機関は非常に考えてやらないかんですよ、これは。ということでございますので、きちっと文部科学省のご意見、お考えをお伺いしたいと。これはオールジャパンのためにもということです。

 私は言ってますけど、それならそれで言やいいじゃないのと、非道徳的だったら。特にこんな手法はとらずに、普通だったら委員会で質問しますわね。衆議院の場合は差しかえといいまして、委員ってしょっちゅうかえれますから。俺が質問したいと言ったら、しょっちゅうかえるというと怒られるかわかりませんけど、現実的には質問できますから。そこで議員なら議員として言えばええということでございまして。文部科学省というなかなかおどろおどろしい、何か雰囲気があると。そうではにゃあというのがその趣旨ですけどね、本来は教育の自立というのは。そういうところから、こういうおどろおどろしいお手紙が参ったということについては、やはりよっぽどしっかり確認をしていかないかんと。びびってはいけないと言ってありますから。いかんぞ、びびったら言って、これは。名古屋市みたいな町役場、言うこと聞かせたるわいと言って、何言っとるいって言わないかんでと言って。ということでございまして、名古屋もそうですけど、将来の文部行政が、特に道徳にまつわる一定の価値観を示されたというふうに思いますので、お上が、お国がですね。ここについてははっきり言っていかないかんと。

 私の考えで言えば、そういうことだったら、そういうことで、名古屋に出てきて言われたらどうですか、子どもさんの前で。そういう一旦、懲戒処分を受けた人、出会い系のバーに出入りしとる人、その後、何が起こったか知りませんよ、私は。そういう人を呼ぶということは、非道徳的であって、すべきではないということを堂々と、そっちはそっちで言えばいいじゃないですか。そうすると、子どもさんは、ああ、そうかと言って、道徳についてはいろんな考え方があるんだなあというふうに思うと思いますよ、私。これは。

 ということでございまして。ただ、教育も言っておきますけど、聖域ではありませんからね。よう誤解しとる論調がありますけど、聖域ではないですよ、それは。特に教育委員会なんかは独立と言ってますけど、アメリカは全部が全部かどうか知りませんけども、やっぱり選挙をやっていますからね、教育委員は。やっぱり民主主義下においては、有権者に対しては責任を負うんです、これは。間違えんようにしていただきたいということでございまして、なかなかこれは名古屋だけの問題ではにゃあということでございます。

(記者)
 その前川さんのことに関してなんですけれども、名古屋市としてはメールで質問という形をとっているんですけど、やっぱりそのこころとしては一言物申したいということなんですか。

(市長)
 そりゃそうでしょう。それはここにも書いてありますけど、特に問題ないと捉えております。こちら側の価値判断をしっかり書いてありますからね、これは。あれだけのことを読みますと、内容について確認したというだけにはとれませんから。文書というのは、やっぱり受け取るほうがどう考えるかというのが大きいんであってですね、これ。今のとこ私が確認したとこでは戦後、これ違っとったら申しわけないけど、例の教育基本法何条でしたね。調査できるという条文がありますわね。あの権限に基づいて出したと言ってますから、それは初めてのようですね、これ。初めてのようですわ。

 ということでございまして、多分、多くの方が文部科学省の役人が、ああいう文書を自分で書いて出したとは思っておられんわね。少なくとも疑惑があると思いますけど。それできちっと話していただいて、堂々と物申されたらどうですか。道徳とはこういうもんだと、町役場のやつ黙っとれと、こういって言っていただければ、それはそれで大いに反論させていただきますけど。

(記者)
 特に市長が今後行かれる予定はないですか。

(市長)
 今のとこはないですけど。

(記者)
 どのような回答を期待されていますか。

(市長)
 それはやっぱりやり過ぎだったと、素直に言われる。しかし、「聖域ではない」ぐらい書いていただいてもいいんじゃないですか、これは。それはそれでいいですよ。

(記者)
 先週、30日に林文部科学大臣が担当の局長を注意したということを、名古屋市の教育委員会に伝えるということをおっしゃったらしいですけど、まだそういった…

(市長)
 注意して…

(記者)
 注意したよということを名古屋市教育委員会に、報告しますよと。

(市長)
 注意して、また委員会でそれを名古屋市に言いなさいということのご指摘があったということを伝えますということです、正式に言いますと。

(記者)
 もう一回済みません。

(市長)
 衆議院で会議録出とりますんで、先ほど読みましたけども、私。

(記者)
 つまり文部科学省から名古屋市教育委員会に何か説明があったということですか。

(市長)
 まだないです。

(記者)
 今後しますよという話が出ていると。

(市長)
 そういう、委員会で、説明しなさいよと、名古屋市に、という話があったということを担当部局に伝えますと。そういうふうにご答弁されたと。

(記者)
 ひとまず、今の現段階で何がしか向こうからの説明もまだ来てないわけですね。

(市長)
 ノーアンサー。

(記者)
 わかりました。

(記者)
 ここ(文部科学省への質問状)に出てくる市民の皆様などからさまざまなご意見って、具体的にどういう意見ですか。

(市長)
 それはいろいろ、そんなもん、あれじゃないですか。そんな天下りやって、懲戒されたり、出会い系のバーに行っとるような人間を呼んではいかんというのもありますよ。そういう人もあります。その反対の人もありますわね。それはそれじゃないかと。

(記者)
 何件ぐらいそうやって、数が来ていましたか。

(市長)
 数はちょっととっておりませんけど。

(記者)
 市民の皆様などというのは何か、具体的に誰を指していますか。

(市長)
 本当に普通の市民の皆様から、メールやファクス。

 事が道徳だで大きいですね、これ。やっぱり理科とかああいうものですと、何かこういうことは言いにくいですわね、これは。理科の勉強に、そういう天下りに関与した人というふうなとか、あり得んですけど、それは。だけど、道徳というのはやっぱり非常にそのこと自体が価値判断を伴うもんですからね。それと一定的な権力的な考え方も乗りやすいですから、道徳という考え方に。なかなかデリケートというか難しい問題があるので、やっぱりこの際、はっきりしとかないかんと思いますよ。両方の意見を聞くように僕はしてちょうと言うほうですけど。

(記者)
 今回、市教育委員会と文部科学省という、表に出ているのはそこの関係機関ですけど、市長みずから例えば議員さんたちへ何かしらアクションを起こすようなお考えというのは、今のところありますか。

(市長)
 僕からは今のとこにゃあわけじゃないけど。よう電話はかかってきますけど。かつての仲間がぎょうさんおりますので。

(記者)
 何か議員さんたちに聞くような機会というのは。

(市長)
 俺がどえらい興味があるのは、誰がつくったんだってね、あの文章、本当に。あそこまで執拗に、粘着的に聞くもの。それと反対に道徳というものの価値判断を一定示していますから。道徳的ではないと断言はしてませんけど、あの文章を読んだほうからすれば、前川さんを呼んだということは、道徳的ではないと、普通は読めますわね、これ。ああいうことを本当に文部科学省の役人が出したとしたら、これはこれでまたすごいですよ、これ。どえらけにゃあことなんですよ、これ。誰があの文章をつくったのかと、本当に。3カ所ばか修正したというのは認めとるようですけど、そんだけばかじゃないですよ、それ。中核的なとこはやっぱり道徳的ではないというとこでね。大変に興味がありますね。財務省の問題とよく似とるですけど、誰がつくったのかということですよ。

(記者)
 なかなか文書のやりとり、確かにこういう質問というのを出す判断というのは難しいし、大変だったと思うんですけど、やっぱり何でそうなったのかというところを知るためには、まだまだ、言い方悪いですけど、表層的なような気がしますけど。

(市長)
 全然ですわ。

(記者)
 その奥に何があったのか、それを市長は恐らく知りたいわけですから、そのための何というか…

(市長)
 まだまだ入り口ですわ、これ、入り口。

(記者)
 また今後、何かしら考えて…

(市長)
 はい、はい、そう思いますね、私。本当に。

(記者)
 その何かしらの考えというのは、具体的にどのようなものですか。

(市長)
 そりゃ、国会でご要望があればですけど、しゃべりに行ってもええし、向こうの話があればですけどね、それは。やっぱり政治なのか文部科学省なのかわからんけど、今の政治の家業化と非常に密接不可分なんですよ、実は。財務省のほうもよう似とるんです。家業化しますとええ人もおりますけど、要は一定のシステムを守ることになるんですよ、長いことやらないかんもんで、これ、決まった仕組みを。文部科学省なら文部科学省で、名古屋みたいな町役場が勝手なこと言うなと。道徳とは何たるやと。一旦法律を破ったというかですね、そういう人間は非道徳的だと。出会い系のバーで何やったか知りませんけど、そういうことを行ったやつは非道徳的であると。そういうような話を中学生に教えるなと、そういうとこに呼ぶなと言うということは、本当にええことなのかと。私は思いませんよ。

 本来の保守というのは、自由のことを保守と言うんであって、自由を守るほう。社会主義いうか全体主義いうか共産主義の経済、計画経済ですか。そういうのに対抗するために保守というのが出てきたんであって。何か秩序を守る保守ということになるんだったら、それは戦わないといかんです、それは。この言葉の誤解がなかなか大変今、難しいとこです、実はね。

(記者)
 市長としてはどこをゴールとして考えられていて、そのゴールに向けてどういうふうなプロセスを歩んで行かれるんですか。

(市長)
 まあ、教育の聖域性もいかんです、かねがね言っておるように、わしが。内容もそうだけど、保育園でも今度1個はつくりますけど、そんなもん本当に広い校庭があって、ようけの教室があって、本当に、何であそこと保育園どんどんつくらんですか。とかいうのもいけませんよ、それ本当に。いかんですけど、やっぱりそういう意味ではもっと自由に両方の意見を聞けるように、教育は教育で。

 前川さんのような人もいいじゃないですか。それはいかん言う人、出てきてしゃべりゃええがな、そんなら、これ。そういう人らもいるわけでしょう、世の中には。しゃべりゃええじゃないですか。子どもさんが「そうか」言って、2つ意見があるか言って、それがわかるようにね。

 零細企業で、すさまじい競争の中を戦い抜いてきた河村さんからすると、そういう自由主義こそ保守の本質であるというのは、やっぱり言いたいところですよ、これ。

(記者)
 文部科学省から何らかの回答をするまでは戦わないといかんですか。

(市長)
 そりゃ戦わないといかんでしょう、日本の将来のために、なんて大きなことを言ってますけど、結構でかいですよ、これ、道徳ですから。道徳に一定の価値観を強制するというのは、なかなかなんですよ、これ。道徳とは何かと。倫理とはどう違うかとか何かね。グーグル見ると、俺もちょっと一杯飲みながらこの間見ておりましたけど。何か善悪の判断の一定の基準だと書いてありましたね、これ。だから、それはなかなかなんですよ。河村さんなんか生きとれんようになってしまうからね、これは。

 だけど、多くの人は、わしが聞いておると、それは普通は名古屋みんなへなっとなって、こんだけ言われたら、文部科学省にアイムソーリーって言うんでないかというふうに思えるとこで、立派なもんだな言って、名古屋市の教育委員会。という人が僕に聞こえてくるのが多いですけど。さすが名古屋だがや言って。信長がおったがや言って、秀吉がおったがや言って、家康さんも宗春さんもおったがや言って。

(記者)
 納得のできる回答が来るまで追及を続けていくという。

(市長)
 ここに書いてあるように、はっきりそういう道徳についての一定の価値観の強制は、それでええならええと言ってくださいよ、はっきり。それはそれでわかりやすいじゃないですか、これ。道徳とはこういうものであるということについて、文部科学省が一定の価値判断を示し、そういう文章は実は課長補佐か課長か知りませんが、その辺の段階で起案して送りますって。そうやって言ってくれりゃええですよ、それは。ははあと、えりゃあとこですないって、文部科学省いうのは。お上じゃないですか、それは言って。となりますから。そこははっきりせないかん。今度はできるんじゃないですか。刑事訴追のおそれはありませんから。ちゃんとやれば。

(記者)
 これ、いつまでに回答というような期限はつけられているんでしょうか。

(市長)
 ないでしょ、そういう期限はついておりません。

 教育の独立、自立を守ると。ただ、聖域じゃないよ、言っておくけど、何遍も言いますけど、本当に。民主主義的な一つのコントロールは受けますけども、お上、右へ倣えではないよと、絶対に。それは同じ精神ですから、わしが言おう言おうと。

(記者)
 もちろん真相究明を目指されるということですが、市と文部科学省との行政的なやりとりだけで、その本質的な最後のとこまでちゃんとわかるかどうかという、そのあたりの見通しというのは。

(市長)
 誰が起案したかということをはっきりさせないかんですよ。それでわかりますよ。あんだけの文書を。

(記者)
 それは行政的なやり方で、そこまで行けると。

(市長)
 行政的には行ってもええですけど、本当は国会がやらないかんね、それは。

(記者)
 本当は国会に期待。

(市長)
 国会が参考人招致なり証人喚問なりしてやらないかんですよ。刑事訴追を受けるおそれはありませんので、役人さんは、しゃべらんならんです。誰が起案して、いう話ですわ。特にその中心部分は道徳の授業を行うためにおいてはふさわしくないのではないかという、ちょっとてにをはは別ですけど、そういうことを言ったというところを、誰が書かれたかということですわね。どういう授業をやったかということだけなら、ちょっと違わんでもないけど。はっきり書いてあるでね、そう言って。

(記者)
 市長と、教育委員会と、それから議員と、文部科学省の関係性について、法的な整理をするということだったと思うんですが、それについては整理ができたんですか。

(市長)
 それは一応、法制課が持ってきましたし、わしも大体わかってましたけど。一応何かと言うと、市長が干渉しとるとか何か言われるとどうもならんもんで、これ。予算は市長なんです。予算は市長なんです、これ、教育委員会も。だから、予算調整権者というか執行権者の立場からは、ちゃんと物申さないかんです。端的に言えばそういうことです。

(記者)
 この文書だと、キャリア教育の視点で行われた授業だと把握しており、特に問題ないということですけど、キャリア教育じゃなかった場合というのは、どうなんですかね。文部科学省が言っているように、道徳の云々かんぬんというところの。

(市長)
 キャリア教育でなかったときの場合にはどうなるかについては、ちょっとわからんですよ、それ、想像の話になりますんで、それはわからんですけども。一つプラスのほうですれば、夜間中学でも、前川さん、熱心で、一杯飲んだときも盛んに力んでおったもんで、おお、じゃあ、夜間中学つくろみゃあと、名古屋も。で、どうなったって言っとんです、反対に言やあ。どこかと一緒に併設すればいいですから、喜んでもらえれば。だから、そういうような非常に重要な、名古屋がまさしくやろうとしておる、家が貧しくて中学へ行けなんだとか、いろんな理由がありますけど。体が不自由だったとか、そういう人たちに、いろんな人生を生きていくチャンスを、生きるスキルを持ってもらえるようなのをつくらないかんわね。だから、そういう気持ちを持っとる人にしゃべってもらうのはいいんじゃないですか。それもやっぱり河村さんとか、何か庶民がしゃべるのも大事ですけど、一応文部科学事務次官やった人で、私からの印象からすると、名古屋市教育委員会の子ども応援委員会に視察においでになっていますから、前川さんは。これ、なかなかですよ、本当に。それで、名古屋がフロントランナーだって言ってましたから。だから、そういう子どもさんを応援していこうと、僕らの考えておるね、そういう考え方には非常に近いという、いわゆるキャリア支援です、そういうの。

 キャリア支援というのは、実は英語ではキャリアというのは、大きくなったら何になるか、どう人生を生きていくかという意味であって、いわゆる就労支援じゃないんですわ。それも含みますけど。こういう方を呼ぶというのは、むしろ道徳的じゃないですかね。違うんですかね。

 キャリア、どう生きていくかを本当に早い時点でやっていくというのは、皆さんのジャーナリズムもぜひ、最近、いじめか何かで、またようけ出てますから、いろんなとこで新聞、テレビを見ると。その早い段階で、どうやって生きていくんだということをやらない限り、単発のいじめを見て、誰がいじめたかと、早く誰が気づくべきであったかということも大事ですよ、それ。延々と繰り返しますけど、そればっかりやっとると、いう話なんですよ。

 生きていくスキルを小さい子、小学生ぐらいからみんなに持ってもらうような専門家が要るんですわ、本当は。だから、名古屋ではそれを養成しながらやっていこうというのが、今年の最大の課題になっていくということで。それは日本で名古屋だけだし、それを言っとったのが前川さんだったということです。直接聞いてますから、それは。あんまり力んでもしょうがないですけど。なかなか、全文公開させていただきましたので。大体こういうのは隠したがるんだけど、ちゃんと教育委員会と相談してやってますから、私の独断でやったんじゃありませんので、裏とっていただけりゃええけど。


◎アメリカの追加関税に対する相談体制について

(記者)
 アメリカが中国に対する関税を鉄とアルミニウムに対して行うということで、日本も対象外にはならないので、今日、中国が報復関税等を大々と発表しておりますけども、現状、産業部のほうで相談体制を整えていくということですが、新たな体制、要するに相談体制及び対策を打つ段階になったときに、新たな体制の整備というのは必要だと今の段階でお考えですか。

(市長)
 そりゃ、考えていかないかんでしょうね。7兆円弱の貿易黒字がある名古屋港ですから、これ、圧倒的な。その3割ぐらい確かアメリカだったはずですよ、これ。貿易黒字というと輸入が少ないというふうに捉えられますんで、輸出のほうが大きいですけど。そりゃ、そういう名古屋港ですから、そのベネフィットというか、部品まで入れると6割が自動車ですから。どういうふうに不測の事態がその自動車のアメリカにおけるラストベルトというんでしょう、あのデトロイトの辺のとこの苦しんだ白人の皆さんの票がトランプさんに入ったわけでしょう。だから、非常に名古屋というのは重要なとこですよ、これ考えていかないかん。

(記者)
 愛知県や中部経済産業局等を含んだ横断的な団体をつくるべきであるとお考えですか。

(市長)
 どういう仕組みになるか知らんけど、ちょっと相談してきますけど、本当にやっぱり我がことのように考えないといかんですね。

(記者)
 それは、そう遠くないですか。

(市長)
 はい、そう思いますね、私は。そりゃ、アメリカはやっぱり選挙も近いですから、やっぱりトランプさん、非常に考えていますので、アメリカファーストとなりますんでね。日本のええ時代が終わったと言ったじゃないですか。それが名古屋のええ時代が終わったというふうに、そういうことはあり得ないと思っちゃいけないですよ、それは。


◎レゴランド1周年について

(記者)
 レゴランド、昨日で1年を迎えられて、それを受けとめての市長の今のお考えと、あと、いろいろこの1年間言われてきましたけど、1年たって今どう感じていらっしゃるか伺いたいと思います。

(市長)
 もうレゴランドと、それからメイカーズピアもありますし、全力で応援せないかんと、これね、本当に。本当に思っとりますわ。あそこはレゴランド300億円、それから駐車場200億円は、これ名古屋市がやっていますので。だから、あおなみ線をどうやって盛り上げるか。SLだって考えないかんですよ、本当にこれ。おもしろくするにはどうしたらええかと。まあちょっと安くしてもらうとありがたいけど。ディズニーランドと同じだというと、ちょっとね。みんな言っとるもんだで。つくったんだもんで、よう親しまれるとこにせないかんということで、いろいろ考えておりますわな、私も。言いたくないことも言っとるがな、こうやって。そうでしょう。

(記者)
 ちなみに1年前に期待したとおりにはなりましたか。

(市長)
 あんまりちょっとそれは、ここでは言いにくいわね。なかなか言いにくいですが、これは。盛り上げないかんでしょう、盛り上げな。あおなみ線を楽しくするというのも大変重要な要素ですに、レゴランドを盛り上げるには。国際展示場のこともそうです。SLもそうだわ。


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