名古屋市役所 郵便番号:460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話番号:052-961-1111(代表) 所在地、地図
それでは、7月10日(月曜日)ということでございまして、おはようございます。
最初には、九州北部で発生しました記録的な大雨、大変な雨だったようですが、により甚大な被害が発生していることについて、お亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された方には、一日でも早く元気になられますように、お見舞いを申し上げたいと思います。
17年前、平成12年9月11日から12日にかけて発生しました集中豪雨、いわゆる東海豪雨や、昭和34年の伊勢湾台風により、水害の恐ろしさを経験しているこの地方としても、今回の災害は、人ごとではないと感じております。
名古屋市といたしましては、総務省の緊急消防援助隊派遣の要請を受けまして、7月6日(木曜日)の午前1時に、第1次隊として、消防車6台、職員24人を大分県日田市に派遣いたしました。
その後、7月6日(木曜日)の正午に、第2次隊として職員24人、7月9日(日曜日)の午前9時に、第3次隊としまして職員24人を派遣しておりまして、本日から福岡県朝倉市に活動場所を移し、救助活動を行う予定でございます。
安否不明の方々のご無事と、被災地の一刻も早い復旧・復興を願っております。
ということで、たまに言いますけど、私は小学校5年のときに伊勢湾台風は経験しておりますので、あのときの本当に次の日の抜けるような青空、まだ記憶していますね、これ。学校はあれはどうも土曜日だったので、休校になったんでにゃあかというふうに言ってましたけど、行きましたでね、学校に。あの東区にある旭丘小学校という公立の小学校ですけど、あそこへ行きまして、ものすごい青空だったですよ、とにかく。
あそこのああいう青空のもとで、5,000人以上の方が亡くなっていますけど、名古屋市だけじゃにゃあけどね。だで、自然というのはまあ非常に、ええとこもありますけど、大変に残酷だということは思いましたね、これ。
天災のように、常に思いますけど、あそこで言うと、昔、ラワン材が名古屋港から流出しまして、有名なとこは南区の白水小学校ですか、あそこはようけの子どもさんが亡くなっておりますしですね。今回の東北の震災でも、あれ津波が70センチしか来ん言っとったのに、実際15メートル超えたわけだけど。しかし、実は1000年ぐらい前に貞観の地震でそういう記録がありましてですね。だで私がかねがね言っておるのは、役人は立派だなんて、すぐ人事委員会は言っておりますけどですね、やっぱり役人の失敗というのは決定的なことになりますでね、これ。だから、よっぽど注意してやらないかんぞということは申し上げております。
もうちょっと広げて言えば、太平洋戦争だってそうだわね、これ。300万人死んでまったんですから。ということをつくづく感じますし、伊勢湾台風で言うと、あのときは確かテレビはなかった。ラジオはついとったと思いますがね、夜。えらい、もう瓦が飛んでくるほどでおそがいもんで、きょうだい3人で台所の机の下にうずくまっとったけど。だでまあ情報の力というのはものすごいわね、これ。なので、皆さんのとこへも情報が行っとらなんだと思いますけど、ぜひ、ひとつしっかり市民の皆さんの知るところにご奉仕いただくとありがてゃあということですね。
ということでございまして、次に、私の海外出張について、ご報告いたします。
フランスのランス市において、姉妹都市提携に向けた合意確認などを行うため、7月16日(日曜日)から22日(土曜日)までの7日間、ヨーロッパへ出張いたします。
まず、フィンランドのヘルシンキ市では、中部国際空港株式会社とともにフィンランド航空本社を訪問し、路線拡充に向けたエアポートセールスを行ってまいります。
次に、姉妹都市であるイタリアのトリノ市では、市役所を訪問するほか、市立高校との交流を進めているウンベルト1世高校を訪問し、北高校及び向陽高校との3者でスカイプによるオンライン交流の様子を視察する予定でございます。
また、市博物館からの所蔵品貸し出しを協議中の東洋美術館を訪問し、一層の交流拡大を図ってまいります。
そして、ランス市では、市役所を訪問しまして、ロビネ市長と今年10月の姉妹都市提携に向けた合意確認を行うとともに、今後の両市の交流についてしっかりと話をしてまいりたいと思います。
また、ランス市の魅力を市民の皆様に知っていただくため、名古屋三越栄店の協力を得まして、7月12日(水曜日)から18日(火曜日)まで、同店地下1階にてランス市を紹介するパネル展示を予定しております。ぜひ、見に行っていただきたいと思います。
次に、名古屋城天守閣木造復元への寄附、「金シャチ募金」という名前にいたしましたが、名古屋城天守閣木造復元への寄附「金シャチ募金」の開始について、ご報告いたします。
7月21日(金曜日)から名古屋城天守閣木造復元への寄附の募集を開始する運びとなりました。この日、ちょうど出張中だもんですから、僕はちょっと出れませんけど、帰ってきましたら直ちに市役所の皆さんと一緒にですね、街頭、まぁどこにするかまだ決まっておりませんけど、1カ所ないし複数になるかわかりませんけど、市を挙げて。天下普請というのがまぁ名古屋城は言われまして。いろんな説がありますけど、グーグルだとどえらけにゃあ数が書いてありますけど、ウィキペディアのほうはね、本当かどうか今のところようわかりませんけど、大体30万人ぐらいの方が集まられたんではないかと。西日本の大名を中心としてですね。いうことでございますので、僕からすると金額の話も100億円という目標の話がよく出ますけど、30万人を超える、平成の天下普請ですか、いう感じでご寄附をいただければありがてゃあかなと思っております。
あとどういうふうに刻むかは、これからですけども、ぜひ、この間言ったかどうか知らんけど、沖縄の摩文仁の丘ね、あそこは大変な悲劇の一つの象徴ですけど、私も行ったことありますが、あそこは24万人ですか、24万人の方が石で刻んでありまして、悲しい歴史として残っております。
ですから、30万人ってよく似た数字になりますので、僕の気持ちからすると、名古屋城の天守が見えるとこに、平成の天下普請として残していきてゃあと。おじいちゃんの名前があるやと、そういうふうに必ずなるでしょう。そのこと自体が大変な文化遺産になると思いますけど、僕はね。今思っております。
メッセージカードつきの募金「10(じゅう)縁(えん)募金」は、「えん」のほうは「えにし」の縁というふうになっておりますが、「10縁募金」は観光文化交流局ナゴヤ魅力向上室、名古屋城、区役所・支所に設置された募金箱で行いますということになっておりますが、街頭でもええと思いますけどね、これ。これからまた、積極的拡充のほうはまたいろいろ案が出てくると思いますので。
名古屋城天守閣木造復元への思いや、未来の子どもたちへのメッセージなど、皆様の思い入れを書いていただければと思います。
また、これもちょっと技術的にどうやってやるかということはありますけど、この10円の人も名前を刻むかどうかということ、これもちょっとこれからですけど。それから議会でも話がありましたように、それはもうタイムカプセルにしてですね、334年後に開けると。これは大変なメッセージなんですよ、これ、ちょっと知った人からすれば。
名古屋城は築城後333年で、何と人災によって燃えたということでございますのでね、空襲で。だから、もう1年、334年もったということは、名古屋は戦争がなかったと。平和な名古屋市、日本をつくったというシンボルになりますわね、これ。
それで開けるんだけど、あんまり長すぎることは長すぎるんでですね。どうですか、100年で大体僕は国宝になると思います、名古屋城の木造天守は。だから、まぁ100年、木造天守だけじゃなくて、本丸御殿も含めてだね、やりますので、そのときか、ちょっと前に一遍、おじいちゃんが生きとるうちに孫が見るかと、孫が生きとるうちに自分の名前を見るかと、メッセージを聞くかと。どういう技術があるかどうか知らんけど、数十万人のメッセージが今のコンピューター技術なら簡単にできますので、ただ、334年後に、その再生技術がそのままになっとるかどうかは、私はちょっとわかりませんので、それもありますけど、そんなことは考えればいくらでもテクニックはあるんでですね。そういうものにしていきたいということでございます。そういうことは今、検討しております。
また、納付書や、インターネットを利用したクレジットカード決済による寄附を募集します。寄附の金額に応じて、寄附された方へ特典を用意しますので、楽しみにしていただけたらと思います。
皆さんからの温かいご支援、サポートを心よりお待ちしております、ということでございます。
今、これ申し込み、まだ始まる前ですけど、現金というかお金がありますが、もう700万円ということで、あと300万円も出すいう人がこの間あって、電話で確認しておりますので、できれば今週中といいますか、早いところで、もう申し込みの期日の前に1,000万円の市民からの寄附が集まっておりますので。これの特色は、いわゆる財界の皆さんにも今後ぜひお願いしたいですけど、そういうところに頼んだわけではなくて、本当の一人一人の名古屋への郷土愛が積み重なったということでございます。
今の段階では最低100万円、多い人は300万円でしたけど、ありがたいことだと。あんまり言うと嫌みに聞こえるかどうか知りませんけど、マスコミの皆さんの予想をはるかに超える名古屋の人は名古屋城に対する郷土愛があるということをぜひ、よう頭に入れておいてちょうよということでございます。
次に、名古屋市博物館 特別展「ゴジラ展」の開催について、ご報告いたします。
それでは、昭和29年に公開されました映画「ゴジラ」は、大ヒットを記録して人気シリーズとなりました。映画「ゴジラ」が登場したことによって、日本映画に「特撮映画」「怪獣映画」というジャンルが確立されました。その後、60年を超える人気シリーズとして、多くのゴジラ映画が誕生いたしました。
ゴジラ展では、豊富な特撮映画資料を展示いたします。展示作品の数は、約680点ということになります。
特に、実際に撮影に使われた、怪獣のスーツ、着ぐるみ10点は展覧会の見どころということでございます。各時代のゴジラや、キングギドラ、メカゴジラなどの怪獣のスーツが登場をいたします。
「ゴジラ」映画シリーズが人気になったのは、娯楽的な要素とともに、科学技術への疑念など社会に対するメッセージが込められていたからでございます。展覧会では、ゴジラ映画がつくられた時代や社会の雰囲気を感じていただけます。
開催期間は、7月15日(土曜日)から9月3日(日曜日)まででございます。ぜひ、ご観覧においでいただきますようにお願いいたします。
それでは、ここから、職員から、説明させていただきます。
(当局:市長からも説明がありましたように、ゴジラ映画は人々の心に残る映画でして、第1作目、戦後から現在に至るまで、各時代の社会や時代の雰囲気をあらわしていると言えます。
ゴジラ展では、実際に使われた怪獣のスーツや豊富な映像、映画の資料を展示いたしますので、その時代の雰囲気を感じていただくことができます。
それから、ゴジラ展は「特撮」という言葉がキーワードになっておりまして、特撮を体感していただけるコーナーも用意しています。具体的には、クロマキーという合成技術を使って、ゴジラと一緒の画面に入ることができるコーナーがあります。背景の画像として、名古屋城を使っておりますので、例えば、名古屋城に迫るゴジラと戦うようなポーズをとって、その画面を写真に撮ることもできます。そのほかにもご家族やご友人が怪獣のような大きさに見える写真を撮ることができるコーナーもあります。
ミニチュアの町並みのセットを配置した写真スポットを用意しておりますので、ある角度から写真を撮ると、あたかも怪獣のような大きさになって、町中にあらわれた人を撮るようなことができるコーナーも用意してあります。
というように、豊富な映像資料をご覧いただいたり、特撮の体験をしていただくことで、ゴジラや特撮映画の魅力、そしてその映画のそれぞれの時代の雰囲気を楽しんでいただける特別展となっております。)
(市長)
松井氏は来んのかね、ゴジラだったら。松井選手。
(当局:松井選手は来ないです。)
(市長)
ああ、そうか。呼んできたらどうです、せっかくだから。
(当局:なかなか…)
(市長)
今、どこにおるかしらん。
(当局:
今はそうですね…)
(市長)
まだ開場式までちょっとあるだろう。
(当局:そうですね、なかなか…)
(市長)
一遍、電話したれ、喜ぶに。
(当局:松井選手がゴジラと言われているように、ゴジラというのがすごく日本人にとってというか、かなりなじみのある名前であったり、インパクトがあると思うんです。誰もが知っているというか、誰もが楽しんでいただけるようなゴジラについて、その基礎資料というか、設定資料であったり、裏方にいらっしゃるような方々を特に特集している展示というものになっています。)
(市長)
そういうことか。
何ぞご質問ありますか。
(記者)
来場者目標だけお願いします。
(当局:目標は6万人です。)
それから、次に、災害用備蓄飲料水「名水」のリニューアルについて、説明します。
皆さんのお手元にお配りしたものになります。今先ほど飲みましたけど、これがちょっとでかなりましたね。大きくなりました。
災害用備蓄飲料水「名水」は、各ご家庭などでの飲料水の備蓄を啓発するため、平成18年度から販売しております。
今年度は、市民の皆様にとって、より備蓄がしやすくなるよう、保存期間や内容量、デザインのリニューアルを行いました。
新しい缶のデザインは、豊かできれいな木曽三川の「水でつながる命」を表現しております。このデザインは昨年度、市民の皆様の投票で決定いたしました。
「名水」を購入しまして、もしものときのための飲料水の備蓄をいたしましょうということで、職員から説明させていただきます。
(当局:先ほど市長からお話がありましたように、災害用備蓄飲料水「名水」をリニューアルしました。保存期間を3年間から5年間に、内容量も100ミリリットル増量しまして、475ミリリットルになりました。皆様にとってより備蓄のしやすいものとなっております。
販売期間は、窓口販売が7月20日から来年3月30日まで、上下水道局の営業所などで購入していただくことができます。
配達販売の受付は7月20日から来年3月16日まで、配達は8月1日から来年の3月31日まで実施いたします。配達販売を希望される方は、上下水道局お客さま受付センターまで連絡をお願いします。
販売価格は1箱税込みで2,000円になっております。割引制度もありますので、災害に備えて名水の購入をよろしくお願いします。)
(市長)
1箱で何本入っとるの。
(当局:1箱で24本入っています。)
(市長)
24本、それでいくら、1,000円。
(当局:2,000円です。)
(市長)
2,000円か。(1本)100円はかからん。
(当局:
100円はかからないぐらいです。)
(市長)
なかなかちょっと大きくなって、栓が小さくなったわね。
(当局:そうですね。)
(市長)
なかなかうまいですよ、この缶に入ったやつ。これ中のあれでしょう、何が混入してあるか知らんけど。
(当局:窒素を充填して、細口にしたことで、その窒素が抜けるのをできるだけ少なくすることで、3年から5年間にしております。)
(市長)
ぜひ皆さん、うみゃあでね。お買い求めくださいと。
水道局の営業窓口へ来てくれというのは、なかなか来んぞ、それは。まあ、ええけど。アマゾンあれへんか。
(当局:
アマゾンはちょっとやってません。)
それから、最後に、今ちょっとつけ加えましたけど、「田んぼアート」というのを今やっておりまして、これが南陽町でやっておりますので、ちょっと入ってきて、今。田んぼアートの委員長が、なかなか素朴な質素な感じで入ってもらいます。
トウモロコシをこの委員長が自分でつくっとる。これ一応食います。うまいですよ、朝採りのトウモロコシ。そうは食えませんで、これ。どえりゃあうみゃあと。ベリーグッドということでありますが。来年度は全国の田んぼアートの大会が、この名古屋で開かれまして。大体今、福井でやっとるのかな。
(田んぼアート委員長:
今年は福井でやられました。)
(市長)
大体普通、農村を中心としたとこで行われるんですけど。
(田んぼアート委員長:
第1回目が青森でありまして、今年で6年目を迎えて、福井で今年「全国田んぼアートサミット」というのが行われました。来年度の7月に名古屋で「全国田んぼアートサミット」というのを港区で開催しますので、よろしくお願いします。)
(市長)
これ今のやつで、いつまでやる言っとった、今年のときも。
(田んぼアート委員長:今年の田んぼアートは、今見ごろで、7月いっぱいはきれいな見ごろの時期なので、また皆さんに出かけてもらって、見てもらえればと思っています。)
(市長)
ぜひ宣伝していただきまして。ああいう景観というのは実は珍しいということですわ。今、環状2号線の工事をやっております、すぐそばですけど。それからずうっと今もうかなり町ができておりまして、斎場もありますけどね、そこのイオンだとか、あと商業施設もざあっとある中に、この農地がだあっとまた広がっとるというのは、大変珍しい景観ということでございますので、このおとっつぁんが採った朝採りのトウモロコシも食えますので、ぜひ名古屋市民の皆さんに限りませんけども、一遍遊びに来ていただいたらと。
駐車場なら、そこらにとめときゃええわけか、あれは。
(田んぼアート委員長:ああ、全然とめれます。田んぼアートの観察台というのがつくってあるので、その周りには車がとめれるので。)
(市長)
それで、市民農園も大分ようけありますわな、これは。
(田んぼアート委員長:そうですね、大分。)
(市長)
あります。なかなか、私らみたいな、いろいろああじゃこうじゃしゃべる人間と違いまして、非常に素朴な農家のおっさんでございますので、ぜひご紹介しようということでやってまいりました。
来年は大いに、世界中じゃない日本中から来てもらえるおもしろい企画を、企画書をつくってもらっておりますけど、やりますので。ということでございました。ありがとうございました。
うみゃあトウモロコシ、うまいですよ、本当に。なかなか朝採りのトウモロコシ、今、スーパーで100円ぐらいらしいけどね。やっぱりそれと全然、全く違いますから、質がですね、いうことでお楽しみをいただきたいと思います。
大体以上でございます。
(記者)
寄附金のことで、まず、募金箱を何カ所に設置するのかというのと、総額100億円を目標にされていると思うんですけど、これをどういう形、どういうふうに呼びかけて集めていきたいかということを教えてください。
(市長)
何カ所いうて、区役所はまず全部やる言っていまして、とりあえず、区役所だけで16ですけど。
(当局:とりあえずですけど、まず区役所と支所、それが22カ所です。あと名古屋城のほうで数カ所と、市役所のほうで、市長さんのところと私どもの観光文化交流局に置かさせていただくということで、大体30カ所弱から始めさせていただきまして、状況を見ながら、また相談していきたいと思います。)
(市長)
街頭もやらな、街頭もやっぱりね。
(当局:あと、いろんなイベントでブース出展したときには、そこでもやりたいと思っておりますので、常設しているところは区役所・支所、名古屋城、本庁舎という形になっています。)
(記者)
どういう形で100億円という寄附を集めるのですか。
(市長)
これはもう、今言いましたように、財界の皆さんは特に本丸御殿で大変ご協力いただいたようですけど、これはこれでお願いはしたいと思いますけど、やっぱり何と言っても10円から募金できるよと、ここにやっぱり精神的にあらわれとるね。10円って何か言うと、子どもさんです。子どもさんたちが、あのとき10円、お母ちゃんにもらって寄附したんやと。名前も残しますんで、本人が要らん言う人は別ですけど、名前も残しますので。あと50年から60年たって孫ができたら、これおじいちゃんだぜと言って。そういう大大衆募金、大衆募金ってちょっと名前が古いですけど、天下普請ですわ。名古屋城の天下普請。グーグルで見ていただければ出てくると思いますけど、30万人の大工を中心として集まったんですから。今度は僕は100億円もありますけど、30万人からみんなでつくる名古屋城だというふうにしたいなと。別に名古屋の人に限りませんので、当然ですから。世界中でも、ちょっといろいろ発信しまして、名古屋にご縁のある方でね、ほんなら寄附しようかいう方出てみえると思いますよ。
私も自分で言うんだけど、これ本当に21日から始まるですけど、この始まる前に1,000万円も集まっちゃったというのはですね、ちょっとないんじゃないですか。それもいわゆる財界の人の、そういう方のやつに、そうやって頼んだんじゃないですから。それはそれで、またお願いしますけどね。本当の、よし、俺が行くわ言って、現金で100万円持ってきた人おりますしね。
(記者)
募金って10円からですか、1円からでよかったですか。
(市長)
一応、10円からだと思っておりますけど。
(当局:金額に多寡はないもんですから、募金箱には1円入れていただいてもいいです。)
(市長)
ええか。まぁそりゃそうだよな。
(当局:ただ、一応、名称としては「10縁募金」ですから、金額は…)
(市長)
かわいいわね、キュートですわね。
(当局:気持ちをいただければと思います。)
(市長)
ということでございますので、1円でも結構でございますけど、子どもさんには特に名前が残せますので、じいちゃんになったときに、また名古屋のお城はまだ1,000年は最低でもちますから。大体これ100年ぐらいで大規模な一応、修繕をせないかんだろうというふうに言われておりますけど。未来永劫と言ってもええぐらいですけど、残りますので、喜ばれると思いますよ。あと100年、200年たったら、子どもさんや親でもそうです。ええことやってもらったと、すばらしいプレゼントを名古屋のまちに残しておいてくれたという、その気持ちをみんなでシェアできるということは、これはすばらしいですね、これ。
(記者)
市長が先頭に立って、ご自身のポケットマネーを寄附するという考えはございませんか。
(市長)
わしはポケットマネーでもええですけど、一応、市長は公選法上、禁止されておりますので、あらゆる寄附をね。名古屋以外ならいいんですけど、名古屋城は名古屋のまさしくシンボルじゃできませんけど、あんまり具体的に言うなと言われておりますけど、私も議員年金やなんか、全部別個の口座で完全に保管しておりますので、そういうのも含めて、思い出の一環としましてね、安月給で、やせ我慢でやっとったおっさんがおるがや言って、市長が言って。そんだけのものになるようにさせていただきます。はい、それは当然ですけど。
(記者)
2点、確認したいことがありまして、先日、300万円寄附されたシーアールイー様は、第1号ということで理解してよろしかったんでしょうか。
それと、もう1点は、マナカでの寄附は、これはクレジットカードはできるんですけども、マナカでの寄附というのはやはり制度上、難しいんでしょうか。
(市長)
まず1つのシーアールイー。一番最初に持ってみえたのは、昨日行きました、北見さん。名古屋城の会をつくってみえる人が、100万円、現金で持ってきました。
(当局:その前にナフコさん…)
(市長)
ナフコのほうが早かったかね。ナフコ不二屋さんというのがありますけど、ここが300万円か。別に言っても悪いことはないけどな、ありがたいことだ。北見さんが100万円と。それから後は。
(当局:6月定例会で基金条例を可決したんですね。その後、持ってきていただいた方では、一番最初が、先週、持って来ていただきましたシーアールイーの方が300万円、会社から200万円と個人として100万円という形になっております。)
(市長)
でまぁ今度一応、あと300万円、電話して…
(当局:今、ご連絡いただいて、300万円寄附したいんだけどという、市長がさっきおっしゃったように、寄附の申し出が、できるだけ早くお持ちしたいんだけれどもというお電話を今いただいているところでございます。)
(市長)
まあ、ありがたいことで、サンキュー ベリーマッチということでございまして、私も当然、熱心に、いろんな大須でもええし、栄かナナちゃん人形でもいいですけど、皆さんに呼びかけますんで。僕からすると、財界の方は、それはそれでお願いはするんだけど、やっぱり本当の広く名古屋のご縁のある方、ご縁がなくてもね、これはええことだなと思ってもらえる人の平成の大天下普請となるようになるとええと思いますね。私も期待を裏切らんようにちゃんと、今のとこはちょっと法律上、寄附ができませんもんですから。
(記者)
マナカでの寄附はよかったですかね。
(市長)
マナカは、あれは寄附はどうなんじゃ。
(当局:今おっしゃるように、今の段階ではできないので、今の段階ではクレジットカードを中心にさせていただいていますので、今後、そういうご要望があれば検討していきたいと思います。)
(市長)
自分とこの会社のクレジットカードを出してもらっとる大手のスーパーがありますけど、そういうとこも本丸御殿が大体これで一応完成しますので、その後は、この間もあそこで大高で話しましたけど、その後はこっちに変える言ってました、天守のほうへね。
(記者)
名古屋城に関連して、募金は始まるんですが、文化庁との協議も本格的に始まってきたかと思うんですけれど、そちらの今の状況は市長としてどういうふうに見ていらっしゃいますか。
(市長)
文化庁さんとは、この間、僕が行きましたときに、文化庁としても知恵を出すんで、よう相談してやりましょうということでございましたということで、よう相談してやるという、今、その段階にあると、プロセスにあるということでございまして。一応の相談がまあまあ整ったとこで、いろんな申請をさせていただいたりするという段取りでやっております。まあ、塩梅よういっとりますよ。塩梅ようってわからんか。大体うみゃあことと、こっちもわからんか。
(記者)
どの辺がうまいこといっているんですか。
(市長)
それはやっぱり、あれだまあ、このたび文化何やら法という法律がこの間通りまして、全会一致で。この間ですよ、つい。この前の国会じゃないですかね。文化財というものを、今まではいわゆる文化財ということで、ちょっとまちづくりというものとは距離があったんですけど、そういうまちづくりの中核的な一つのエレメントとして国をつくっていこうと、まちづくりをやっていこうという法律をつくりましたんで。これは私は喜んで待っとると思いますよ、これ。
こういう流れがまた、お城もそうだけど、お城ばっかじゃなくて、日本と言うと、どっちか言うとこれ、産業の国ということでございますけど、やっぱり相当長い歴史を持ったとこだもんで、そういう文化的なものね、そういうものが日本の国づくりの中核に据えられるようになっていく、非常に一つの大きなきっかけになると。たまたま法律ができましたね、これまた、同時期に。と思いますので、文化庁はそういう面では大いに応援していこうじゃにゃあかということは、この間、政令市長会でも言いましたけど。
(記者)
石垣のことは、それ以降、どうなっていますか。
(市長)
まあ、どうやってやっていこうかねということを相談しとるとこですわ。だから、とりあえず天守閣は、これはもう寿命がありませんので、問題は、天守閣は。耐震強度が大変に驚くべき低いと、Is値の0.14ということでございますので、もう天守をどうするかということは、私ら市長というか行政からすると、もしあそこで事故が起きたとしますわね、天守が、地震で。そしたら完全に負けますからね、これ、名古屋市は、国家賠償法2条で。負けますし、さらに市長の責任になる可能性もありますよ、これ。数字がわかっとるでいかんですわ。Is値0.14とありますので。そこら辺のところをまず考えていただいて、石垣は石垣で大事にせないかんですね。
「加藤清正」と書いてにゃあんだけど、北東の角の下のところに、石垣に加藤清正じゃないんだけど、清正の部下の刻んだ字だ言われておりますけど、つくったとちゃんと入ってますわね。あれ。あれは清正が天守台の石垣やってますけど、清正さんが。この清正さんが自分の名前ではないと、部下の名前を書いたということで、大変な美談だということで、学者から聞きましたけど、そういう痕跡も残っておりますし。また、空襲で燃えた、火が入った石垣が残っとると。これは空襲があって、国宝1号であったお城が焼けてしまったということ自体も、紛れもない本物ですから、これは、その起きたこと自体が。そのまま残っておるということでございまして。
何か再建するもんだで本物でにゃあと、とろいこと言う人がおりますけどね。何を言っとるかいって、人間の歴史というのは、皆さんちょっと勉強すればええように、世界史なんかでも、もう戦争の歴史じゃないですか、はっきり言って。もうひどい人類は悲しみに満ち満ちておりますけど。そういう名古屋も大変な悲しみの涙を経験したとこから、これでたまたま江戸時代の金城温古録もありますけど、何と言っても昭和実測図いうのを残してくれた先輩のおかげですわね、これ。名古屋のまちというのは、シティ オブ ドリームズとかシティ オブ リスタートと、やり直しができるまちだというメッセージが、今後1,000年の子どもさんたちに残せると思いますよ。
(記者)
お城の関係で、この間、石垣部会でも出ていたと思うんですけど、文化的な価値があるのは石垣で、専門家の方が言われたと思うんですが。今の市の工程だと、無理があるというような話が出ていたかと思うんですが、改めてなんですが、22年の完成というのは、特に変えない。
(市長)
それは変えません。いろんな意見がありますんで、いろいろ言われますけど、価値のあるのは石垣だけだとは言われなんだでしょう、いくら何でも。
(記者)
だけとは言ってないですけど。
(市長)
そうでしょう。だけじゃないですよ。図面があり、金城温古録も残った、名古屋城の天守、これはまあすごい価値がありますよ、これ。
(記者)
それでは22年の完成を延ばさないというふうに言える根拠というのは。
(市長)
それは今までずっとそうやってプロポーザルやってきまして、淡々とやってまいりましたし、もう上の天守は、某政党が言っておるように、コンクリートで補修するとか、ですね。それか木造で耐震性を確保するのか。しないともうどうにもならんですよ、これ。でしょう。
(記者)
耐震性の問題があるから、22年ですか。
(市長)
一番最初はそれが始まり。そういう問題意識から出てきましたね、一番最初は。天守をそのままにしておくという議論はありませんよ。そのままにしていくんだったら、もう何十年も入場禁止にせないかんですよ、これ。
それと、天守そのままにして、石垣を直すということになりますと、どうやって工事をやるのかですわ。どういうふうに直すんですか、石垣は。あれはケーソンで支えておりますんで、直接、石垣の上には荷重はかかっておりませんけど。しかし、地震で何かありますと、上から落ちてきますわね、これ、だぁっと下に。名古屋城に行くとわかりますけど、真上に、こんなとこから落ちてきたら死んじゃいますよ、みんな、工事やっとる人は。
それと、石垣を外すいって、搦手馬出は外してますけど、今。あれは上に建物がないですから、これ。あれクレーンでやっとるんだな、あれ。手ではできんで。クレーンで上からいって、1個1個取ると思いますけど、今はそんなことできませんわ、上に建物があるから、これ、天守は。上から取れないですわ。そうすると、1個1個抜くいってですね、そんな危ないことですね、これ。抜くいったら、非常に特殊な工法が要ると、私はプロじゃないでわからんけど、ものすごい危ないですよ、それこそ。
それと、これは前から言っておりますけど、熊本城も大天守の石垣については、内側は壊れておりますけど、外側は12センチ沈んだだけですので、これは。なぜならばと、熊本城も8本のコンクリートパイルで支えておってですね、コンクリートを天守を。だから、石垣に天守の荷重はかかってないんです、あれ。名古屋城はもっと性能はいいというか、耐震性というか、荷重を支えるのにいいだろう、コンクリートパイルよりももっと大きいケーソン、7,000トンぐらいあるんじゃないかという、コンクリートで全部支えていますので、名古屋城も今の天守の石垣は、いわゆるパネル状態、パネルになっているということで、その名古屋城の天守はケーソンのなかった明治24年の濃尾大震災のときに、あれあのままで、全部、中までチェックしたわけじゃないのでわかりませんけど、熊本は内部は壊れていません、大天守も、石垣も。そういう状況ですね。
(記者)
市長、昨日ちょうど市民の方と植物の観察されたということですけど、天守以外の名古屋城の施設の活用についてどうお考えですか。
(市長)
昨日、ショックでしたね、私。よう連れてってもらってよかったですよ、名古屋城に、あれ。僕らが見とると、どうしても大天守がどう、本丸御殿がどうとか、そういう話ばっかりになりますけど。ああいうやっぱり市民の皆さんいうのは、名古屋城のお好きな方はいろいろ中に生えとる木だ、樹木だとか、ああいう視点からも見るんだね。あのときに南側にあります、駐車場の中にあります、わざとモニュメントにしてあるところに生えとる山桜ですよ、これ大体樹齢100年超えとるだろうと言われてましたけど、枯れてまっとるがな、これ。これどうなっとんだいって、これ一体ということで、そのときにおった、ちょうど稲沢の園芸なんかやっておられるプロともう一人の方に、これってもっと早く気づいたら、こんなふうにならんわねと言ったら、そりゃなりませんよ言ってまして。まだ、ほかの何カ所かで、枯れそうな状況のとこもありましたし、それから、北側にあります、茶室がありますけど、屋根がもう茅葺きですけど、ぼろんぼろんになっとってね、これ。ああいうところに、まあしかし目が行っとらんのか。何なんだと、これはというふうに思いました。予算がすぐにゃあと言いますけど、何を言っとるんか。何人おるんですか、まず、名古屋城に、いう話ですわ。
便所は、東門から入っていく便所はきれいになったいう説があるもんで、ちょっと自分もおしっこしがてら見に行きましたけど。なかなかあれはきれいになったと、これは思いました。当たり前のことですけど。
(記者)
修復するにしても、予算要望が来るかどうかだと思うんですけど、そういったものがあれば、市長としては予算請求。
(市長)
いやいや、そんなもん予算要望よりもやらないかんですわ。その分、行革ですわ、要するに。やらないかんですよ。普通の商売だったら、そんなことあり得んですよ。お客さんの商売のほうが優先ですから、内部に従業員が何人おろうと、いうことですから。そんなお客さんのサービスが劣るようなことがあったら、倒産してまいますわ。名古屋城、倒産せえへんもんだで、ああやって漫然とやっとりますけど。
昨日は本当にびっくりこきましたよ。わしも知らなんだもん、そんな樹齢100年の桜が枯れてまったいうのは。
(市長)
ヒアリはええか、ヒアリは。要望書出しましたで。環境大臣宛てに。民進党から要望も受けましたし。
(記者)
市長から要請を。
(市長)
はい、市長名で。
(記者)
民進党の要望を受けて。
(市長)
民進党の要望を受けましてと。
(記者)
ヒアリの要望を出すっていうのは、どういった立場からヒアリの要望するんですか。
(市長)
それは実際に名古屋市民が毒にあたって、いろんな健康被害が出る、最悪の場合、命を落とすところまであり得るんだけど。そういうのに対して、それを守るべきいうか、対策すべきは市長の責任だでと。こういうことですわ。
(記者)
名古屋港管理組合の関係というのは、頭にあるんですか。
(市長)
名古屋港管理組合は管理組合でしっかりやってもらわないかんけど。まず市長として、自分でやることやらないかんわね。
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