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平成29年5月8日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2017年5月22日

ページID:93264

報告事項

  • 児童虐待防止推進月間の取り組みについて
  • フードドライブの拠点開設について
  • みんなのメダルプロジェクトへの参加について
  • 名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定締結式について

会見動画

報告内容

◎名古屋市障害者スポーツ大会について

 それでは、5月8日(月曜日)になりますが、定例会見を始めたいと思います。

 ちょっと初めですけど、これは何も書いてないですけど、昨日ですかね、瑞穂へ行って名古屋市障害者スポーツ大会というのに行ってまいりまして、この連休中に東京でも車椅子バスケットボール選手権の全国大会というのがありまして、東海地区のチームが4位になったということでございまして。また、今月27日(土曜日)と28日(日曜日)は名古屋市のチームも、名古屋市にもあるということでございまして、車椅子バスケットボールのチームも参加して、秋の全国障害者スポーツ大会の予選が福井県で行われると聞いております。

 こういったチャレンジドの皆さんの、車椅子の方ですけど、参加するスポーツを、これはマニフェストにもちょっと書いておきましたので、ぜひマスコミ的に言うと、今、テレビでオリンピック・パラリンピックのほうに非常に熱を入れておりますので、名古屋もぜひ応援してきてやと。バスケットでわしは車椅子でいっぺん、青少年公園で、応援に行ったときに「車椅子に乗って、河村さん、シュートしてみやあ」言ったもんで、シュートしたんですけど、どえらい力が要るんだな、あれ。それで、やってみんとわからんということです。要するに、シュートするときに、こうやってシュートしますけど、普通の場合は、あれは結構、足のクッションなんか使ってやるもんだから、ぱっと行くんだけど、車椅子だと、それ使えんし、投げる地点が低いこともあって、これはどえりゃあこったなあということを感じた記憶がありますので。そういう、皆さんはぜひ応援していってと、いろいろ考えていきたいなということで、名古屋のお城の話も、そういう皆さんから宣伝というのか、アピールの、名古屋城でもそういうことをしようと、何ができるかわかりませんけども、やっていけたらええなあというふうに思っております。

◎児童虐待防止推進月間の取り組みについて

 児童虐待防止推進月間の取り組みということでございまして、バックボードにこれが書いてありますけど、私もこれをつけておりますけど、児童虐待防止のシンボルマークである「オレンジリボン」のデザインに変わっております。

 名古屋市では、4年前の平成25年4月に、「名古屋市児童を虐待から守る条例」を施行いたしました。

 条例では、毎年5月と11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、特に、5月は、名古屋市独自の「児童虐待防止推進月間」であり、今年は、条例が施行されてから5回目の月間となります。

 実施内容といたしましては、新入学児童と保護者向けの広報・啓発や、名古屋グランパスと連携したポスター、リーフレットなどによるPRなどの取り組みを行ってまいります。

 また、昨年、児童福祉法等が改正されまして、しつけを名目とした児童虐待の防止が明確に記されるとともに、児童虐待への対応に関する体制の強化なども規定されました。

 名古屋市でも更なる体制強化に努めてまいりますが、市民の皆様に、条例と、名古屋市独自の「児童虐待防止推進月間」が広く浸透しまして、全ての人が、困っている子どもや保護者を見かけたときに、積極的に声がけをして、相談機関へつなげていただけるよう、積極的なPRを進めてまいりますということで。

第1児相(児童相談所)と第2児相(児童相談所)がありまして、両方、常勤の弁護士さんがおるというのは、ないわけじゃないですけど、2つともに2人、常勤の弁護士さんがおるというのは、日本中でか、政令指定都市かちょっと忘れましたけど、これは結構珍しいことだというふうに思っております。

 虐待にまで至った場合は、これまた大変な悲劇ですけど、いじめ、虐待、その間にある成績だとか、それから発達障害だとか、そういうことの子どもさんの悩みとか、それから、それに伴うおっかさんがみんな苦しんじゃうんでね、自分で。そういうようなとこにも個別対応をきめ細かくやるにはどうしたらいいかということが、これはマニフェストに書いておきましたけど、私個人としては、個人じゃないけど、今度のあれですか、市長をもう1期やれ言って、市民の皆さんからご命令をいただきまして、ご奉公させていただくんだけど、それの大変大きな課題に捉えております。そういうことでございます。

◎フードドライブの拠点開設について

 それから、次に、フードドライブの拠点開設についてお話をします。

 「フードドライブ」は、ご家庭で消費しない食品を持ち寄っていただきまして、それらをまとめて地域の福祉団体、施設などに寄附をするという活動でございます。

 伏見にある環境学習センター(エコパルなごや)で、3月初旬に6日間プレ開設をしたところ、月1回程度開催してほしいという声が多く寄せられましたので、本日より毎月8日から14日に環境学習センターで実施をしてまいります。

 集める食品の条件としましては、「賞味期限が明記されておりまして、1カ月以上先のもの」などになります。具体的には、ご家庭で消費しきれないお米や缶詰、いただきものの詰め合わせなどでございます。

 缶詰1個、お菓子1個でもごみの減量にもなりますし、食に困っている人には大切なものとなります。「もったいない」を「ありがとう」に変える取り組みになりますので、市民の皆様にもぜひご協力をしていただきたいと思います。

 ということで職員から説明をさせていただきます。

(当局: 伏見にあります環境学習センター(エコパルなごや)で、3月初旬に6日間、プレ開催をしたところ、月に1回程度開催してほしいという利用者の方、約5割の方からそういうお声をいただきました。

 そうしたことで、本日より毎月、環境保全の日である8日から14日、午前9時半から午後5時まで、環境学習センターでフードドライブを実施していきます。

 集める食品の条件といたしましては、賞味期限が明示されており、1カ月以上先のもの、冷蔵、冷凍食品以外のもの、あと包装、外装が破損していないもの、あと瓶詰食品でないものといったことが挙げられます。

 具体的に申し上げますと、ご家庭で消費しきれないお米や缶詰、いただきものの詰め合わせなどになります。特にお持ちいただきたいものとしましては、お米が特に不足していると聞いております。

 こうして集まった食品は、フードバンクである認定NPO法人セカンドハーベスト名古屋を通しまして、地域の福祉団体や施設、生活に困っている方々に届けられます。

 なお、月曜日が環境学習センターは休館日ですので、フードドライブは実施しておりませんが、本日は初日ということで実施しております。月曜日は実施しておりませんので、ご注意ください。

 市長からもありましたとおり、「もったいない」を「ありがとう」に変える取り組みになります。市民の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。私からは以上です。)

 

(市長)

 フードドライブいう言葉の意味はどういうこと。ドライブというのは。

(当局:ちょっと聞きなれないかと思うんですけど、ご家庭で消費しきれないような食品を、ただ捨てるのではなくて、そういう生活に困っている方々にお届けするという取り組みです。)

 

 フードがドライブして、米が食いたい方のとこへ行くということか。そういう意味ですか。

(当局:ちょっと違うかと思うんです、アメリカで始まった取り組みでして。ただ、こういうことで食品をアンケートでも、ただ捨てるのがもったいないなあと、例えばもらいものをいっぱいもらって、ただ捨てるだけではもったないという方が、逆に人の役に立つということで。プレのときもかなり好評をいただきましたので、そういうことで、「もったいない」を「ありがとう」に変えていくというのがフードドライブで。なかなかこれ周知ができてないと思うんですが、こういうのを定期的に開催することで、市民の方に徐々に認知していただいて、定着を図っていきたいと思っております。)

 

 ドライブというのは、検索サイトで出とるだろ、どういう意味なんこれ。動くと、ドライブというのは車でなしに、物事が動くというときにドライブということがあるわね。そういう意味か。

(当局:取り組みとか活動とかいうことだったと思うんですが。)

 

  なるほど。ほんで、何、セカンドハーベストは、この内容を聞いてもらって、こういう場所をつくってほしいということだけど、ここが一応デリバリーやっとるわね、あれ。

(当局:そういうことです。)

 

 そこへ持ち込むわけやね。柳原に。

(当局:はい、集まりましたら、北区のセカンドハーベストのほうに持ち込んで。)

 

 持ち込むと、なるほど。ハーベストさんの力を借りて、ずっといろんな必要なところへ持っていくと、持っていっていただくと。

(当局:はい。)

 

 いいですかね。じゃあ、これで。

◎みんなのメダルプロジェクトへの参加について

 それから、次に、みんなのメダルプロジェクトへの参加についてご報告いたします。

 東京2020オリンピック・パラリンピック大会を盛り上げるために、名古屋市は「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に参加します。

 このプロジェクトは、東京2020オリンピック・パラリンピック大会の約5,000個の金・銀・銅メダルを全国各地で集めた携帯電話や小型家電から抽出したリサイクル金属でつくる国民参画型プロジェクトでございます。

 名古屋市におけるこのプロジェクトは、本日5月8日(月曜日)から始動いたします。

 具体的には現在、市内57カ所に設置、活用している、これまでと同様の小型家電回収ボックスに不要となった使用済み小型家電を投入していただきます。

 これによって使用済の携帯電話・デジタルカメラなど小型家電がメダルに生まれ変わります。

 皆様の資源を生かす熱い思いが、東京2020オリンピック・パラリンピック大会のメダルとなってアスリートの胸に輝きます。

 オリンピック・パラリンピック大会終了後も、持続可能な社会を実現するというレガシーを残すことにつながる、このメダルプロジェクトにどうぞご協力をくださいということで、それでは、はい、どうぞ。また真ん中へ来て名乗っていただいて。

(当局:ただいま市長よりお話がありました「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」について説明させていただきます。 ポスターにもありますように、あなたの使用済みの携帯電話とかデジタルカメラなどの小型家電が、東京オリンピック・パラリンピックのメダルに生まれ変わるといったものでございます。このプロジェクトに名古屋市も参加するといったところでございます。

 ご参加いただきます皆様には、既に設置してあります小型家電の回収ボックス、黄色い回収ボックスなんですが、ここに使用済みの小型家電を入れていただきます。回収ボックスは、各区役所・支所の22カ所と、大型スーパーなどの協力店舗35カ所がございます。

 回収ボックスに入れていただいた小型家電は、プロジェクトの認定された業者によって回収、分解、選別等を行いまして、精錬業者によって金・銀・銅の原材料になります。その後、この東京2020組織委員会によってメダルが作成されます。

 なお、このプロジェクトは、2017年より2019年春ごろを予定しております。メダルの必要量が集まり次第、受付を終了する場合ございます。

 小型家電の回収ボックスを活用しますので、名古屋市としましては、この回収ボックスにマグネットシートを張り出しまして、プロジェクトの参加ということにさせていただきますので、本日5月8日をもってスタートとさせていただきます。

 最後になりましたが、使わなくなった携帯電話や小型家電から、皆様の熱い思いがこもったメダルをつくることで、東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げていきたいと考えております。ぜひご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。)

 

(市長)

 金メダルって何だね、本当の中まで金かね、あれは。

(当局:いえ、金メダルは銀の上にメッキでつくられております。)

 

 ああ、銀の上にや。もとは一応銀か。

(当局:はい、そうです。銀が倍の量要るということになっちゃいますけど。銀の量がたくさん要るということで。)

 

 何かわからんけど。そうかな、金メダルぐらいは本当の金かしらと思っていたが、違うんだな。メッキかね。

(当局:はい、そうです。)

 

 まあ、ええけど。ようけ集めて本物の金にしたらええやないか。途中でやめると言っとったけ。

(当局:はい。集まるかどうかが、まだここから。)

 

 わからんか。

(当局:はい。)

◎名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定締結式について

 そして、次に、名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定締結式につきまして、ご報告いたします。

 このたび、本市と、名古屋市と株式会社竹中工務店は、名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定書を締結する運びになりました。

 つきましては、明日5月9日(火曜日)午後5時より、名古屋城本丸御殿におきまして、基本協定締結式を行いたいと存じます。

 ぜひ、ご来場いただきまして、取材をしていただければと存じます。

 私からは以上でございます。

質疑応答

◎3期目の抱負について

(記者)

 3期目に入って最初の定例会見ということになりますので、大型連休も明けましたし、改めて3期目の抱負についてお願いします。

 

(市長)

 今の名古屋城の時にもぎりぎり入れとけと言っといたんだけど、明日の和服の黒紋付というのを着て調印式に行きますけど、ほんと、グーグルでぜひ見ていただいて、何だ言われるといかんで、名古屋黒紋付というのは、これは名古屋のいわゆる伝統工芸のあれでございまして、愛知県の公式ウェブサイトですけど、これは。そういうもんでございますので。よく喪服に着ますけど、これは特別につくっていただいたやつです、それ。いわゆる和服の何ですか、一番のかたい礼服の、洋服で言うとタキシードみたいなやつらしいですわ、これが。それが尾張藩のここに書いてありますように、何ですか、慶長15年、尾張藩士小坂井家が、藩内の旗、のぼりなどの製造にあたったことが始まりとされておりまして、その後、現在につながる紋型紙板締めの技法が生み出されたということで云々とありますけど、私はこれ着ております。いわゆるこれ有松絞りと同じようなもんでですね、名古屋の誇る伝統工芸の正装ですね、江戸時代の一番のかたい儀式に出るときの一番の正装だったということで、本当は議会でも着ていくとええんですけどね、これを。いうことでございますので、ぜひお配りしましたので、また変なこと言わんようによ、すぐそういうふうになるもんでよ。違うで言って、本当の正装なんだとこれは言うて。洋服でこうやっていくのは、これはアメリカから入ってきたやつ、アメリカかどっかか知りませんけど、イギリスですか。黒紋付というのは尾張藩の本当の正装です。京都にも、テレビ見とったら、京都のどこかしらも、この黒紋付でやっとったようですけど、ということでございます。わざわざつくってもらったやつですわ。ちょっと前です。伝統工芸の表彰式のときには着て出とりますけど、公会堂にね。そういうもんでございます。

 それで、3期目の抱負ということでございますが、1つは、何か記者会見やったんじゃないか、わし。こういうのは初めてか。あのときにやったような気がするだけやな。

 

(記者)

 いや、会見はね、たぶん。終了後はありましたけど、3期目に入ってからは初めての会見だと思います。

 

(市長)

 そうなるんですね。先ほど言いましたように、市民の皆さんからとにかくまたご奉公しろと、800万円給与を税金で持っていってもええよと、退職金は持っていくなよということで、なしだぞということで、市民の皆さんからご命令をいただきましたんで、68のじいさまでございますけど、まあ一回ご奉公させていただきたいということでございます。

 これは選挙あってすぐ言いましたけど、本当に感じましたのは、アンケートでいろんなマスコミのアンケートありまして、文化、名古屋城のことが、一番多いのはやっぱり福祉だとか、健康だとか、そういう問題だったと言うんですけど、それはある意味で当たり前でございまして、自分の生活というか、健康というのは一番多いということだ。だけど、こういう文化というものでですね、やっぱりようけの人から、とにかく河村さん言って、「お城の木造化絶対ちゃんとやってちょうよ」いうのは、ものすごい声かけられましたで、今でもかけられますよ、これ。

 いうことで、僕は名古屋の人にとって久しくあまり聞いたことがなかったという郷土愛というやつですね、これ、を深く感じましたね、実は。僕もそれに今回、覚醒したと、さらに、という感じがしました。何となく空襲で全部燃えてまって、それから、その後、区画道路は6メートル以上とするとかですね、そういう、どう言うか、名前言ってもええと言っておりますけど、名古屋学院大学の井澤知旦さんなんかは、「消毒都市」と、名古屋のことを書いてあります。これ言ってもええと言っていますから言いますけど、だから、路地だとか、ああいうやつですね、路地裏、ああいうのは、今でこそ人気がありますけど、その昔はやっぱりじめじめしたね、樋口一葉さんが住んどったり、何ですか、正岡子規殿が住んどったり、幼くして結核なんかで死んでいくわけですよ。そういうところを全部ぶっ壊して、ぴかぴかのさんさんたる光が差し込むように消毒をした町が名古屋だというのが井澤教授のことに書いてありまして、確かにそうだなあと、これはと。住む人にとっちゃいいんですよ、意外と、だから。だから、そういうところに、月の法善寺横丁だとか、東京で言やあ、わしが住んどった近所だとすると、神楽坂にある、ああいう路地裏と、ああいうものはなくなってしまったと、なくならしたわけです、わざわざ。そういう戦災復興事業だったんだけど、ほんで墓を移転して、平和公園に約18万7,000も。東京3,000、大阪2,000ですが、名古屋は約18万7,000。そういうまちづくりの中で、郷土愛という言葉が、あんまりね、残念だけど、名古屋の中で郷土愛というふうにあまり言われんかったですね、これ。

 その中で、やっぱりお城の木造復元を通じまして、やっぱり本物の持つ力というのは、名古屋城って、国宝第1号だったのかという話ですわ。図面が残っとるいって、いうことは知らなんだという人が大変に多いですね、これ。それを強く感じまして、ぜひ今度は名古屋の郷土愛、Love for our hometownですか、そういうのを、名古屋の宝をつくって、1,000年後にとにかく残していこうと。

 文化も文化ですけど、あれですよ、本当に大阪にまでリニアが直通したときに、これ。ああ、しまったなというふうにならんように、よっぽどの気持ちを持って取り組まないかん。大阪もやっぱり必死ですから。それと、やっぱり東京・大阪、二眼レフ論で、そりゃもうテレビ見とりゃわかるじゃないですか。東京の番組の多いこと。東京の居酒屋まちづくり、それから京都ですけどね、多いのは。京都・大阪、ものすごいですから、やっぱり名古屋でちゃんと降りていただくと、新幹線なりリニアで乗り換えだけでなくて、ちゃんと降りて、一晩かそこら泊まってもらうというふうにやっぱりせないかんと。そうせんとやっぱ産業も来んようになって、そうなったときに、福祉がだめになっちゃうよということですわ。

 そういうまちづくりを、福祉は非常に重要な政策でございますので、これはやっぱり福祉のお金が空から降ってくるわけではありませんので、ちゃんと稼げるまちとして、そういう風に捉えると空前のチャンスだわね、実は40分で品川まで行けるちゅうのは。品川から40分で名古屋に来るいうことですから。「ちょっと名古屋へ遊びに行こうか」と、大阪からは何分だったりする。ものすげえ速いもんで。そういうふうになるまちづくりをやって、福祉も日本一の福祉をキープしていこうと、こんなことでございます。

 今言った話の中で、産業の力を落とさないと、これはこの地区では一番大事じゃないですか。私は零細企業でございますので、やってきましたけど、やっぱり商売やっとる人を応援せないかんわけです。公務員を先に応援してまってはいかんですよ。間違いですよ、それは。やっぱり、まずGDPというのがあって、それは粗利益ですわ、粗利益をつくるところを、もうからんでも応援していかないかんということでございまして、そういう面では何かと言ったら、まずは国際展示場の話だって、これは競争力のあるものを絶対名古屋、名古屋になくてもいいんですよ、極端なことを言えば。名古屋の人の愛知県、この辺のずうっと大産業群が、やっぱ、この間も言いましたけど、具体的に言うと、例えば、ガソリンエンジンがモーターに転換していったとき、それから、自動運転が始まるということになると、部品の数が10分の1よりもっと著しく減るという説が有力ですわね、これ。そうなったときに、トヨタさんやデンソーさんは自分の力で競争できますけど、中小企業はボルト1本なりそういうのをつくっておるところは、やっぱり展示場なんかを使って、イノベーションですね、新しい技術を取引先とやっぱりコネクションをつくらないかん。その展示場が東京ビッグサイトでなくて、ここら辺でやっていると、ちゃんと、いう体系を絶対つくらなあかんですよ、これ本当に。極めて重要だと私は思っております。県としてもいろいろ話もありますけど、何遍も言っておるように、県も市も関係ないやないかそんなものいって。行政とか、そういうもの、政治というのは税金で食っとるんであって、一番大事なのは、それを支えとる産業界、納税者の競争力を、政治とか行政というのは、それを保つためのインフラをつくるとこなんだぞということで、これ大変に重要なことで、産業の力を落とさないということがまず一つ。

 それから、日本一の福祉と言ってますけど、福祉はいろいろものすごいありますので、とりあえず子どもさん、「日本一子どもを応援するマチ ナゴヤ」と、今でも絶対そうだと思いますけど、これは待機児童の話もあるし、3年連続ゼロもありますけど、大きいのは「子ども応援委員会」って、日本で名古屋しかない取り組みをですね、これをやり始めて、もう4,000人超えとると思いますけど、やり始めてから、子どもさんのテイクケアした数は。これを先ほど言いましたけど、さらに、いじめとか虐待とかいう前というか、中間みたいなんあるじゃないですか。成績や、先ほど言ったけど、成績がちょっと悪いで困っとる。それから、発達障害というか、そういう若干の可能性があると。そういうところで悩んでいる子どもさん、また、それの特におっかさんですわ。おっかさんにとにかくものすごい個別対応のあったかい支援をしていきたい。そのためにどうやってやったらええかというのを、今、検討中でございます、これは。そのためには、いかなる応援も惜しまないという体制をつくります。そこら辺をひとつ全力投球する姿を見とってほしいと思います。

 文部科学省も名古屋の「子ども応援委員会」は日本のフロントランナーだとはっきり言ってますので、ぜひいっぺん聞いてきてください、これ。これ大変なんです、実は。アメリカは、そういうスクールカウンセラーの専業の人たちを養成するちゃんと機関がありますから、資格もものすごいいろいろあって、日本はそういうふうにはまだなってませんので、臨床心理士さんたちが努力して、それ一応ありますけど、今のとこまだ非常勤という格好になっているので、名古屋はそれを試行錯誤しながら、もうすぐ100人になりますけどね、もっと増やしていくと。全中学校、全小学校までいくと、110と260、400人ぐらいいる格好になりますわね、これ。だから、名古屋市立大学にそういう専門の、日本で初めてですけど、養成大学院をつくったと。今11人ですけど、まだ、それも増やしていきます。この辺がやっぱり一番ええとこになるんじゃないですか、名古屋の宝と。本当にすごいなあ言っていうふうに、名古屋で子どもを育てようかなあと、あったきゃあもんなと、名古屋はと、いうことですわ。

 これから法人会や中小企業同友会の人らと相談して、中学生、それから高校生そのぐりゃあのとこまでは、そうやって税金を使わせていただいて、あったかく見守りますけど、それを過ぎると、社会へ出ていくときに、みんなつまずいちゃうんですね、これ。働くとこがないと。だから、そこらも今やってますけど、さらにこれは法人会の人らにも、この間ちょっと相談に来てもらいましたけど、企業側もひとりぼっちで例えばひきこもりの子を面倒見ると言ったって、これなかなか大変なんですわ。だから、みんなでグループで、チームになってお互いに苦しいとこは話し合いながら、企業のほうもやっていくというものすぎゃああったきゃあ体制をつくりたいと思っております。

 私も68になりまして若づくりにしとるけど、だんだんあの世が近づいてきましたんで、まあやっぱり最後は次の子どもさんたちに、次はあんたらの時代だぞとバトンタッチせなあかんで、立派になれよと、みんなと、いうことで、教育ではなくて、エデュケーションです、これ。これ教育大綱に書いてありますけど。教育というのは、何べんも言いますけど、教の右のこういうやつ(部首「のぶん(攵)」)、あれむちですから、むちの象形文字。上から目線で、「おみゃあ、これやれ」いうのはいかんのです。それぞれ子どもさんはかけがえのない神様、仏様がおつくりいただいた存在であって、彼らの能力を引っ張り出して、応援してあげると、それぞれにふさわしいように、まあそういう体系でいきたいと思いますが、これは実は、言うは易く行うは難しで、大変でございます。日本は教育ですから。アメリカはエデュケーションなんじゃ、やっぱり、いうことが違う。

 それから、もう一つ、最後ですけど、やっぱり防災は本当に、まあ地震でいきますと濃尾地震が明治24年だったかな。それから、三河の大地震が昭和20年ですから、終戦の年ということで、震度7か何かわかりませんけど、濃尾地震は直下型の地震としては、史上最大級でないかと言われておるぐらいのがありまして、これは本当に、そろそろいうのは感じ悪いですけど、こういう言い方は、しかしよっぽど備えていかなあかんと思いますね、これは。本当に防災。

 津波ということもあり、台風もありますけど、台風については、伊勢湾台風が僕も小学校5年なんで、よう覚えてますけど、終わった次の日の、ものすごい抜けるような青空と、5,000人以上の人が亡くなったり、行方不明になった悲劇というのはよう覚えておりますけど、この間、発表されましたように、1,000年に1度の津波が起こったとして、伊勢湾台風より30センチ下という状況だから、ただ、液状化によってる堤防はだめになる場合はちょっと別ですけど、伊勢湾台風と同規模のものが来たときに、水を一滴も堤防より内側に入れないという決意を持って当たれば、一応犠牲者は出ないだろうと。1,000年に1度でも30センチ下ですから、と思っております。

 そんなようなことで、名古屋が世界四大都市と、それよう言ってますけど、となるようにと。ロンドン・ニューヨーク・パリ・名古屋と、無理ですか、そういう気概を持って取り組んでいきたい。シンボルが要るでね、ロンドンはビッグベンですか、やっぱり、それからニューヨークは自由の女神と、パリは凱旋門、名古屋は名古屋の本物になったお城ですわ。お城はきっかけだからね。あれがきっかけになって、名古屋の熱田神宮なんかのほうもずうっと広がっていくとあります。そういうまちづくりを進めていきたいと。大須もそうですか。まあそんなふうに思っております。すみません、長くなりました。

◎天守閣整備事業に係る寄附について

(記者)

 さっきも聞いたので、ちょっと申しわけないんですけれど、明日、天守閣の契約があるんですが、それに向けてというか木造化に向けて市民の寄附を集めるということを市長はずっとおっしゃっているんですけれど、これは具体的なスケジュールについてと、どのくらいの金額を、505億という建設費用の中のどのくらいを寄附で賄えるというふうにお考えでしょうか。

 

(市長)

 まず、後ろのほうから行きますと、一応100億が目標としていいんではないかと、これは当局とも話し合っておりますけど。本丸御殿で50億ですから、名古屋城の場合は、金額で言うと倍以上ですけど、100というのは切りもええしというふうに思っております。この間も某商工会議所の偉い様のとこへ行って、ちょっと報告はしてきましたけど、そういう経済界からの応援もありがたいことですけど、ぜひ子どもさんからの「がきっちょ募金」って10円とかね、ええと思いますね、こういうのも。名前と住所と書いてもらってですね、生年月日ぐらい。ほんで、何十万人になってもボードに、これはちょっと工夫せないかんですけど、これどうやってやるのか。それと、なんですか333年間あったやつが空襲で燃えました。昭和20年5月14日です。午前9時ぐらいから、焼夷弾の一発目が午前9時ぐらいです。3時間かけて燃えたと言われておりますけど、今度はだから334年後にタイムカプセルつくっとって、それをあけるというようなこともやりたいと。常時はどこかで名古屋城、どうやって、ものすごい数だと思うに、10円募金やりますと、すごいですけど、これはいいと思いますよ。みんな今の子どもさんたちが50、60になったら、「おまえの名前だがや、これ」言って見てくれるでね、これ。そちらはボードはボードでつくりますけど、やっぱりもう一個タイムカプセルをつくって、334年後にあけると、これは皆さん、優秀なジャーナリストの皆さんはおわかりになると思うけど、やっぱり戦争がなかったという紛れもない平和のシンボルとして、今度は333年後に空襲で燃えたんだと、何と、これが。同時に1万人近くの市民の方が亡くなってますけどね。そういう戦争という超不幸を、この334年間の市民の力で戦争を起こさなかったと、平和な名古屋、日本をつくったんだというシンボルにしたいというのが、それと。

 それから、6月議会でなかったかな、5月が人事になりますので、6月議会にそうやって基金のほうもちゃんと、基金条例というのを提出するということでございます。この間、100万円キャッシュでお持ちになった方もおみえになりますし、実は300万持って来られた方もあります。今のとこちょっと天守がないもんで、一応、名古屋城のほうにとりあえず預かっておりますけど、ご本人の意思はちょっと書いていただいておりますので、基金条例ができたら、そっちへ移すということで、あと10件以上は、何か100万円だとしたら、あと3人おるとか言っとったで、俺の知っとるのが。そういう話が、あんたとこ(当局に)まだ来とらんかわからんけど。ですから、多額の寄附も大変ありがたいことですけど、10円の子どもさんの寄附も、これまたすばらしいと。みんなでつくった名古屋城と。400年前、天下普請ということで、30万人、20万人説もありますけど、が建築に携わったと言われておりますわ。今度は、30万人も要りませんので、優秀な近代建築重機なんかもありますので、今度は応援していただけるのは、そういう募金もええんじゃないかと思いますね。いうことでございますが、よかったですか。

◎ゴールデンウィークの人出状況

(記者)

 ゴールデンウィークの人出の状況が今日出まして、先ほどなんですけど、横ばいか大体ちょっと割っているっていう感じなんですね。1,000から500か、3,000少ないとこもありますけれど、基本的には大体マイナスでした。

 

(市長)

 名古屋のかね。

 

(記者)

 そうですね。

 

(市長)

 名古屋の観光施設。

 

(記者)

 名古屋城からオアシス21までとか、フルーツパークとか。休みの間があいていたこととか、天候のこともあったんですけど、なかなか伸びませんね。どうですか。どう思われますか。

 

(市長)

 どう思う言って、そりゃよっぽど努力せないかんですわ。努力を。名古屋市職員2万5,000人おりますんで、みんな営業マンになりゃ、ようけ増えると思いますけど。ちょうど夜明け前が一番暗いと言いますんで、名古屋城の天守だとか、熱田神宮界隈の取り組みも始まりますしね、これ、予算通っておりますから。それから有松から、東海テレビがやっとったけど、人生大逆転街道、あれはなかなか評判ええですよ。朝やっとったと思いますけど。あれちょっと見せてもらわないかんな、終わりのとこしか見なんだから。ええねえと言っとったから、名前がええいうて、人生大逆転街道、やっぱ本物性を際立たせるということは重要だよね。本物というのはずうっと続きますから、1,000年も、これ。四国の八十八カ所巡りみたいなもんだね。

 それで、今日ちょっと幹部会で言いましたけど、大ホリエモン殿と大須でちょっと1時間以上、わあわあしゃべる会がありまして、二人で。名古屋城のこの木造復元のことを知らんかったですよ、これ。「ええっ」言うて、本当に。ちょっと待ってくれって、俺もびっくりこいてですね、「いや、全然ニュースがないよ」言って、こりゃいかんなということを、本当に真剣に考えております。広報戦略、皆さんのせいにすると感じ悪いで、わしも。やっぱり広報戦略がちょっと名古屋市も、足りんじゃにゃぁのと思いますね、これ。

 だけど、ホリエモンさんが言っとったわね、やっぱり、先ほども言ったけど、新千歳から北海道で何だ、旭山動物園だったかな、違うとこ言ったかな。数十分で実は行けるんだってね、これ。だから、時間の距離感というのは、非常に重要なんだと。名古屋へ品川から40分で行けるということは、物すごいチャンスですよって言って、これは。ほうだわさ言って。大阪からだったら何分だったな、あれ、物すごい短いでしょう、これ、名古屋へ来るの。ほんだで、名古屋がちょっとブレイクして、みんなで営業マンにならなかんわ、市の職員が、頭下げな、「来てちょう」言って、いうふうになりゃ、そりゃ、ブレイクすると思いますよ。名古屋通過して乗りかえるだけでなしに、降りてもらうと、とにかく、おもしれえぜというふうになることですわね。

 観光というよりも、やっぱり産業、観光も重要だけど、産業のコアいうものは、やっぱり名古屋に本店をつくろうかというふうにならないかんですよ。それが福祉を強くすることですわ。

◎天守閣整備事業に係る寄附について

(記者)

 1点だけ、さっきの寄附金の関係なんですけれど、6月の定例議会に提出して、議会でそのまま可決されたら、いつから受け付けが始まるか聞きたいと思います。

 

(市長)

 そんなもん、即日施行でええでしょう。何か難しいこと言っとりますけど、そんなもんは即日施行を目指してやると。実質上、いろんな手続が、銀行のあれやなんかあるとすると、その分はおくれるかもしれんですけど、即日施行を目指してやると。

 

(記者)

 なるべく早くですね。

 

(市長)

 なるべく早くやらさせていただきます。

このページの作成担当

市長室広報課報道係
電話番号: 052-972-3136
ファックス番号: 052-972-3355
電子メールアドレス: a3136@shicho.city.nagoya.lg.jp

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