名古屋市役所 郵便番号:460-8508 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 電話番号:052-961-1111(代表) 所在地、地図
それでは、1月23日でございますけど、会見を始めたいと思います。皆さん、グッドモーニングということでございます。
まず、本日は、インフルエンザについてお話をさせていただきます。
名古屋市内ではインフルエンザの患者が急増しておりまして、今後、さらに増えることが予想されています。こちらは鳥ちゃんではなくて人間のほうでございます。普段から十分な睡眠を取り、バランスのよい食事を心がけるなどしまして体調管理に気をつけて、外出先から戻ったら手洗い・うがいをしっかりして、予防に努めていただきたいと思います。
インフルエンザにかかったなと思ったら、周りの方へうつさないようにマスクの着用を心がけてください。また、できるだけ人ごみへの外出を控えていただき、無理をして学校や職場等に行かないようにしてください。その上で、早めに医療機関を受診してくださいということでございます。
それから、次に、名古屋の魅力向上・発信のキャッチコピー募集についてお話をさせていただきます。
名古屋プロポーション会議メンバー、梅本まどかさんとパネルを持った職員が入場してまいりますということでかわいいお嬢さんがやってまいりましたが、横におってちょうだいね。後で梅本さんからお話をいただくことになっております。
現在、本市では、名古屋のまちの魅力を高め、市民の皆さんをはじめ多くの方々にその魅力をお伝えするために、名古屋魅力向上・発信戦略の策定に取り組んでおります。
名古屋で調査いたしました「日本で最も行きたくない街」圧倒的ナンバーワンの数字は、昨日も九州のほうへ行っておりましたけど、相当浸透しておりますね。ありがたいというか、ありがたにゃあというか、一つのスプリングボードというか、きっかけにして、また逆になるように、「最も行きたい街」になるように努力せないかんということでございますが、この戦略を推進していくにあたり、名古屋を楽しみ、その魅力を市内外へPRするための合言葉となるキャッチコピーを募集しております。ご応募いただいた作品の中から最も優秀な作品を戦略のサブタイトルに採用するなど、市民の皆様とともに行う名古屋の魅力向上・発信事業などにおいて活用していきます。また、副賞として、名古屋城定期観覧券や4月にオープン予定のレゴランドジャパンご招待年間パスポートなどを進呈いたします。一緒に名古屋の魅力向上・発信に努めていきたいと思います。ぜひ多くの方々が、名古屋のまちに対する思いを言葉に込めましてご応募いただきますようによろしくお願いいたします。
本日は、名古屋プロモーション会議のメンバーでありまして、今回の募集の審査員でもあります元SKE48の梅本まどかさんに駆けつけていただきまして、梅本さんからもキャッチコピー募集のPRをしていただきたいと思います。
それでは、まどかさん、よろしくお願いいたします。オーケー。
(梅本さん:ありがとうございます。)
できゃあな、あんた。なかなか。
(梅本さん:そうですね、身長がちょっと、高いんですけれども。はい。)
まあ、ちょっと真ん中へ。ちょっと一応名乗りゃあ。
(梅本さん:梅本まどかです。よろしくお願いいたします。今回、私、審査員をやらせていただく、この名古屋のキャッチコピーのことなんですけども、名古屋の魅力づくりと情報発信の活動を応援し、盛り上げていくための合言葉ということで、私もちょっと考えてみたんですけども。例えば)
ほうかね。例えば。
(梅本さん:「選んで、名古屋のええとこ」みたいな感じで、こういうキャッチコピーがあったら、名古屋のいいとこってどこだろうとか、電車とかにあったら話題になりやすかったりだとか、名古屋って。)
選んで、ではいかん、選んでちょう、じゃにゃあか。
(梅本さん:ああ、選んでちょう。ちょっと長いかなと。20音までと聞いていたので。)
ああ、20音までか。
(梅本さん:はい。なので、気軽に皆さん多分考えれるかなと思うので、1人何点でもできるということなので、本当に気さくに、ちょっと浮かんだら応募していただけたらうれしいなと思います。私も審査員として参加するんですけども、賞も本当にたくさんあるので、皆さん、ぜひぜひ。)
どうやって応募する、で。
(梅本さん:コピー用紙にこういう募集のやつがあるんで、案とコピーに込めた思いなどを書いていただいたりして、あと、いろいろ。)
これはほんで何、応募用紙はどうやってゲットするんだ。
(梅本さん:これは市のサイトのところからコピーはできまして。)
(当局:ウェブサイト上で。)
(梅本さん:簡単にできます。)
市のサイトから打ち出してちょうとね。
(梅本さん:というので、ぜひぜひ。)
コンピュータやれん人はわからんがや。じいさん、ばあさんでわからん人おるで、こりゃどうするだ。
(当局:区役所にも配布して。)
サイトが出せん人は。
(当局:区役所から。)
区役所にあると。
(梅本さん:ぜひ、皆さん、たくさん応募してください。お願いします。)
ということでいいですか。こっちの兄ちゃんは。あんたも真ん中へ来て。
(当局:今、ご説明をさせていただきましたように、名古屋の魅力を高めて発信する戦略を今、策定をしております。その策定を推進していくために、市民の方をはじめ多くの方々が名古屋を楽しんで、名古屋の魅力を市内外へPRするということの合言葉となるキャッチコピーを募集させていただいております。先週の月曜日から募集の開始をさせていただいております。募集期間は2月の末、2月28日まででございます。応募の方法としましては、電子メール、それからファクス、郵送ということで受付をさせていただいております。賞もですね、今、市長がおっしゃったように、たくさんご用意をしておりますので、ぜひ皆様、名古屋の魅力を高める、そして発信するというところに、言葉に皆様の思いを込めていただいて応募をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。)
これはそれとあれだろう、職員も応募せないかんな。
(当局:そうですね、職員の方にもたくさんいただきたいと思います。)
2万5,000人もござるだで。この間、幹部会で言いましたように、ここでさらに力を込めて、お仲間にも、なあ。
(当局:そうですね。よろしくお願いいたします。)
(梅本さん:お願いします。)
名古屋市職員の方も、ぜひ応募してちょうだいと。強制ではございませんがね、ということでございます。ええですか、べっぴんさんは。
(梅本さん:はい。)
ええかね。
(梅本さん:はい。たくさんの応募を待ってます。)
サンキュー・ベリー・マッチ。
(梅本さん:ありがとうございました。)
ありがとう。ということでございます。
(記者)
先週、名古屋市長選挙の日程が4月23日と決まりましたけども、改めて、この定例会見で市長の出馬のご意向をお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(市長)
今のところ予算編成をずっとやっておりまして、だいたい一段落ついたところでございますけど、しかるべきときにはお話をしたいと思いますということで、きょうのところはこんなところでお願いしたいと思います。
(記者)
ついこの間、トランプさんが就任会見されて、大村知事も行かれたということですけど、それに対するご感想と、あと、ちなみに、それ、ネクタイはトランプカラーですか。
(市長)
若干意識しとらんわけではないですけど、せっかくだで。有松絞りですけど、これも。なかなかええですよ、これも。(ネクタイを裏返し、タグを見せながら)ここにこれぐらい書いてありますけども。それよりもまあ、しょっちゅう。このシャツも有松絞りです。有松・鳴海絞ですけどね。ぜひまあ。トランプさんも同じような、根源は同じ。やっぱり商業とか産業を発展をさせなあかんというのがトランプさんの一番ベースにあるところでございまして。私はトランプさんのような立派な方ではありませんけども、名古屋でもやっぱりこういう有松絞りという、江戸時代は東海道ナンバーワンの土産物であったという記録があるんですよ、これ。ところが、やっぱり商売って大変なんですよ、みんないろんなことを言ってますけど、大変ですよ、商売は。これ1枚1万円とか2万円とかしますからね。一方、某有名なとこで買えばですね、いろいろシャツでも安う買えるわけです。内容が違いますけど。そういうとこで、男物のシャツがこうやって大変売れるようになったと聞いておりますんで、私も喜んでおるところでございますけどね、商売を応援できたらということで。、そこでトランプさんの話になりますと、Let’s make America great againってやっておるじゃないですか、最大のジョブクリエイターと言って。
まあやっぱり、戦争みたいなのは本当に起こらんほうがいいですけど、やっぱり経済、雇用というか、産業をきちっとするというのは圧倒的に大きいんで。一連の若干、民族をもとにする発言については、いろいろマスコミがこぞって批判しておりますけども。しかし、アメリカが抱えておる悩みですね、産業の競争力を、西海岸のコンピュータ産業は断トツ世界一ですけども、ここは余り雇用を発生させないというような、そうでもないよという主張もありますけど。
東海岸のほうは、これは金融業を中心とするところでございまして、名古屋界隈が一番得意とするものづくりというか、特にこの辺は自動車産業を中心としての圧倒的な世界ナンバーワンだと思いますけど、これは。いうところで、残念ながら、多く雇用を失ってしまったということですわね。それに対するアメリカの皆さんの怒りというか、貧富の差が激しいわけでしょう、そういうわけで。それがやっぱり凝縮されたということでございますので。僕は、ああいう性格の人は同盟国をどえらい大事にしますんで、日本及びこの辺の地域はよくなるんじゃないかと思いますが、一時的にはわからんですよ、いろいろ。
この間、トヨタさんのメキシコの工場の話もありましたけども、結局、産業を発展するのって何かいったら、端的に言いますと、よりよいものをより安くつくる技術力と、ここなんです。英語で言うとイノベーションですけども。となりますと、やっぱりこの名古屋地域の圧倒的な政治の力ではありません、産業の力です、これは。それも戦争でめちゃくちゃになったこの名古屋地域をここまでね、朝鮮戦争特需の影響が実は大きかったんですけど、それにしてもマスキー法なんかで非常に厳しい自動車の規制ができるときに、ホンダのCVCCエンジンが一番最初でしたけど、それに負けずとやってきたトヨタ自動車なんかのものすごい技術開発の力。慢心してはいかんですわ、圧倒的ですので、必ず協力しよういうことになりますよ、それは。アメリカの産業をもう一回息を吹き返させると。で、雇用を守るということで、いいんじゃないですか。ええと思いますよ。
だから、言いたいのは、僕も会ってしゃべったことはないけど、商売も何回か失敗こいたことあるでしょう、何か話によると。これであそこまでなるということはよほどの才能がないとなれませんよ。何かの試験にいっぺん受かったいう人と全然違いますから。だで、私は、たぶん、減税も言ってますからいいと思いますけど、やっぱり財政危機であると言ってですね、お金を回らんようにする政策をとると、もう最低のことになりますけど。これは第1次大戦後みたいなことになり、恐慌みたいになります。今は最近、近代経済学が発達しましたんで、実は金は余っているんだと。その金を回すようにせないかんと、使うようにせなということを言ってますね、公共事業もそうで。だから僕はええほうにいくんではないかと思っておりますけども。移民の皆さんの苦労もあるもんですから、よう考えたってちょうよと言うときますけどね。
(記者)
今週末、ちょうど中国の春節があるので、名古屋市内にもいっぱい中国人がいらっしゃるということなんですが、一方で、名古屋は南京市と姉妹都市交流をされていて、先週アパホテルの南京事件に関する否定本があったんですが、市長も2009年、2012年2月と南京事件を巡るご発言でいろいろと問題が起きたという背景がございますが、アパホテルは名古屋市内にも3カ所あります、それに対して市としてはどのように考えていますか。
(市長)
市として?
(記者)
うん。一方で、市長として南京事件に関して今どのようなご見解を持っていらっしゃるのか。
(市長)
私も、国会議員時代から結構調べておりまして、これは。思いつきで言ったんでは決してありません。質問主意書も出してあります、これはね。だで、その、戦時中、悲しいことがあったと、戦闘行為のなかでね、これは大変に残念ですけど。いわゆる南京事件はなかったのではないかということを、それについて大いにまず議論だけしましょうよというふうに申し上げたわけですよ、私。そうでしょう。議論はさせてくれんと、いくらなんでも、これいかんのじゃないですか。特にそれも日本国内で議論することはしないと。
初めての人が多いでいかんけど、前は言いましたけど、私国会議員時代からずっと調査してますけど、非常にショックを受けたのが、もう4年ぐらいになりますかね、これ。4年か5年か、3年ではないですけど、ロサンゼルスから公式に姉妹都市だいうことでお見えになりまして。そこでまあ、あんまり個人が特定なるといかんけど、ある方がですね、僕にどう言ったかいうとですね、公式行事ですけど、これは後の懇親会、後じゃないその公式行事の懇親会のなかですけど。「Mr. Mayor Kawamuraさん」と。「何か日本て中国に酷いことしたんだね」言うもんだで、「えー」言って、「何のこと?」言って。「いや南京で」「えー」言って。「なんで分かるんだ」言ったら、「高校の教科書に書いてあった」って言うわけ、これが。ほんで「ほうですか」言って、びっくりこきましたよ。さっそく取り寄せたら、書いてありますねそれに。文章ありますよ、正確に言わないかんでちょっと違っとるとあとでややこしなるといかんけどね。えーっとね、軍人なんかも入れて、中国の人々40万人死に追いやったというような書き方してありましたね。それから20万だったかね…いわゆるマシンガンの実験台にしたとかいうようなことが書いてありました。びっくりしてね、私これ。これはいかんがやということで、非常にやっぱり市長としてもちゃんと言うことは言わないかん。
ただし、僕が言ったのは、議論はさせてくれと、これ。皆さん、肯定する意見もありますけど、その人たちに言いたいのは、本当にね、中国側30万人市民を虐殺した言ってますわね、軍人じゃなくて。本当だったら、全員南京へ行って土下座して謝らないかんですよ、日本人は、これ。そうでしょう。もしそれが嫌だったら反論しなきゃ、それはそれで。だけどそれはまあ、議論するのは私は、まず、まず大事なことじゃないですか。大変なことですよ。なぜロサンゼルスから来た人がそう言ったかいうと、それは自分のお父さんやお母さんの母国の国がですね、そんなことをするのかと。南京でね、これ。一般市民ですからね、言っときますけど、シビリアンを虐殺したという話ですから。そういう気持ちで僕に話してくれたんだと思いますよ。それから、ロサンゼルスでいっぺん正式にしゃべろうかと思ったんですけど、やっぱりそれはやめてくれ言うんだね、これ。大変にやっぱり実際は、まあディープな問題ということでございまして。日本人の関係の人からやめてくれと、そういうこと言うのはという現状であって、私もそう言われますと、日本とロサンゼルスとの関係を骨折ってくれた人を傷付けてはいけませんので、ほいじゃあちょっとできんなあ言って、いうことでまあしませんでしたけど。
少なくとも、ちょうどこれ、こういうのはインターネットで全国にいっとるだろうと思いますけど、中国にもいっとるか分かりませんけど、やっぱりまあこれね、頼むで議論だけはさせてくれとやっぱり、自由に。これね、自由に。という気持ちは変わっておりません。
(記者)
今回のアパホテルに関してはどのように思われていますか。
(市長)
それはまあ、アパの社長は社長で自分の信念を話されたんだで。それはそれで、まあ、結構なこというか、内容は別としてでもね、自分の理念を話されたんでしょうということです。
(記者)
なるほど、分かりました。
(記者)
今のに関係して、南京市とは今どうなってるんでしたっけ?
(市長)
今、南京市とは、まあ、保留状況になっとるのかな。中断ですか。保留か。
(副市長)
公式的には交流はないです。
(記者)
毎年定例でやっていたようなイベントとか、そういうものが止まってる状態ってだけ。どうですか。
(副市長)
止まってます。
(市長)
役所としてのね。民間の方は別ですよ。別ということは、今まで通りだと思いますけど。
(記者)
あの時以来。
(市長)
そうですね。謝罪しろとか、撤回しろと、マスコミ上も書かれたこともありますけど、それはしません。
(記者)
そのまま。
(市長)
そのまま。だけどまあ、議論だけはするというぐらいの論調は日本のマスコミでも出てもいいんじゃないですか。思いますけど。大変なことなんですよ、30万人の一般市民を虐殺したいうことになると。もしそれが本当だったら、大変なことですよ。
(記者)
関連でよろしいですか。せっかくの機会なので伺いたいんですけど、市長はいろいろ調べられたということですが、秦郁彦氏の中公新書から出ている「南京事件」という本はお読みになりましたか。
(市長)
秦さんは全部は読んでないけど、2、3万人だと書いとる理論でしょ、秦さんは確か。郁彦さんは。
(記者)
お読みになってらっしゃると。
(市長)
いや、あの読んだことは読んだんですけど、ピシッと読んでないかもしれないですけど、読みました。秦さんはそういうふうですよね。だけど、戦闘はあったからね、要するに。私もまだ当時の生き残りの人がいまして、直接ヒアリングもしています、国会議員時代に。ここで言うと延々長なりますけど。いわゆる戦闘で亡くなった方はいるけど、いわゆる虐殺というものは無かったという説。それから2、3万人はあったんじゃないかとかですね。それから多いとこだと東京裁判の20万、中国さんが言っとる30万、アメリカはちょっとカテゴリーが違いますけど40万とかありますけど。当時参考になるのは、抽象論じゃなくて、当時は軍人というのは戦闘詳報ということでみんな戦闘のことを書くんです。それがインチキだという人もおりますけど、命令欄と事項欄と分けてちゃんと書くんです。それを全部集めて各南京の戦闘を全部分析した人もおりまして。それを読まれると大変いいですよ。抽象論だけど。そうやって検証するよりしょうがないよね。
(記者)
南京との友好関係、姉妹都市関係は今もあるんですか。無くなったんですか。ランスに変えようとしているんですか。
(市長)
いや、そんなことありませんよ。
(記者)
南京は5年に1回、10年に1回その交流団みたいなやつで行くと思うんですけど、過去、記憶では13年(2013年)は行ってないですよね。
(市長)
だから、私の発言があって以降は行政というか、そういうものとしての公式な付き合いはないですね。
(記者)
ただ姉妹都市関係はあるんですよね。
(市長)
あるんでしょ。色んな行事にもお見えになってますからね。
(記者)
それを改善するつもりは市長はお持ちではないのですか。
(市長)
だから私はとにかく、議論だけはさせてくださいと。ということを言っとるんですわ。
(記者)
だから議論ができない限りは、市長がそこにいらっしゃる限りは、別に友好親善はやる気がないと。
(市長)
いや、友好親善はなっとるんですけど、向うからできんと言われれば、しょうがないじゃないですかこれ。だけどこっちは、行事にも来ていただいとるし。会うことはありますよ、会って握手したことありますよ。あんまり言うと向こうに迷惑掛かるかわからんけど、それは。
(記者)
トランプ大統領が就任して名古屋の経済への影響ですとか、心配されていることというのはどのあたりでしょうか。そういうことがあったら教えていただきたいと思います。
(市長)
僕はよくなると思いますよ。しばらくは厳しいこと言われる可能性はありますわね。それは認識していく必要がありますわ。フライオーバーピープルというらしいんだけど、アメリカの中の中間地帯というのは、飛行機がフライオーバーで飛んでいくだけと。実際降りていろんな産業活動につながっておる大きな部分というのは、西海岸のIT産業、コンピュータ産業の部分です。それから東海岸のいわゆる金融の部分、真ん中のところはいろんなものづくりもいろいろやっておったわけでしょう。そこへこの名古屋地域の圧倒的な産業競争力が、といいますか、いろいろあったということでございまして、日本からすればありがたかったですよ。
有名な話で、本当に見たわけじゃないので固有名詞は言いませんけど、アメリカの車を全部ばらして一個一個全部部品を確認して新しいものをつくっていったという話がありますね。それにまた、そういうことを許してくれたアメリカ、また、その技術の力を持っておった日本の産業界、これもまたすごいですけど、そういう歴史的時代があったということですね。名古屋の皆さんからすれば、認めてというかですね、今度はアメリカの中間層が苦しんでおるわけでしょう、みんなアメリカの中間層が。だから、そこに何かできるかということだけど、保護貿易というよりも、やっぱり技術革新がアメリカで進んでいくことと、それに対して名古屋界隈が、そんなこと言っとるけど、産業界が怒るといかんで。産業の皆さんが協力していくということの精神でやればうまくいきますよ。
だけど、私、しょっちゅう言っておるけど、もしアメリカでいうんだったら、確かに皆さんの寛容な精神のおかけで日本の産業界がここまで来たと、技術革新の力が。世界でものすごく売れる自動車もできたと。だけど、名古屋は空襲で何もなくなったまちなんだと。1万人が死んでるんだよと言って、そこからものすごい努力の成果もあったんですよと。いったんは地獄を見た町だと。Nagoya is the city of dreamとかcity of restartとかいうと、アメリカ人は喜びますよ。そういうのが大好きなんです。
ASEANなんかで来たときも必ずこれを言うんです。すると、みんな喜んで、この前どっかしらの大使が、あの話が一番よかったと言ってましたよ。そうだったんだ、名古屋はと言って。再起した町だと、再び起き上がったということの、そういうののシンボルが名古屋城の天守の木造だけどね、本当は。もっと深い意味があるんですよ。人間の再挑戦というか、悲しみを乗り越えていくというのが名古屋城の天守の木造化だし、もう一つは、信長の今、街道やってますけど、信長攻路、人生大逆転街道。名古屋ってそういうまちかもわからんですよ、意外と。苦難を乗り越えていくまちと。かもわからんですね、歴史的に見ますと。
(記者)
ロボカップが開催まで半年ほどに迫ってまいりましたけれども、ロボット産業について、昨年いろいろ視察もされていらっしゃいますけれども、思いといいますか、今後の新年度予算も見据えて何かねらいみたいなものを教えていただければ。
(市長)
本当にこの地域も盛んですし、次の時代の生命工学なんかと一緒になってきますんでね、花形になるのではないかと思いますけど。空を飛んでく飛行機みたいな小さいやつも、あれもロボットでしょう。今後はそうなるか、人間の代わりができるかどうか。まず今度、将棋の電王戦でどっちが勝つかと。羽生さんは出ることにはならなんだけど、これは大変興味がありますね、将棋の世界。碁はどういうふうだっけ、互角だったっけ。碁は。
(記者)
囲碁はコンピュータがもう勝ってますけど。
(市長)
どっちだ。コンピュータが勝ってまったか。
(記者)
コンピュータが勝ってますね。
(市長)
チャンピオンとやっとらんだろう。やったか、この間。
(記者)
いや。
(市長)
世界、韓国の人だったか、あれは。
(記者)
趙治勲さんですね。
(市長)
趙治勲がやったっけな。
(記者)
趙治勲は勝ったり負けたりしてますね。
(市長)
今度の将棋はものすごい楽しみじゃないですか、どっちが勝つか。それを受けて立つ将棋界も立派なもんですわな。
(記者)
杉原千畝についてなんですけども、千畝さんは名古屋には10年程度お住まいになった経歴がありますけども、八百津町は今、出生地ということでPRしてますけど、ほとんど住んでいないんではないかという説もありまして、八百津町以上にゆかりのある名古屋ももっと力を入れていきたいですとか、一番ゆかりがあるまちとして今後どうしていきたいとか、そういったところではいかがでしょうか。
(市長)
本当に信長攻路みたいにきちっと。だいたいわかってます、この間、調べましたんで。あそこの、平和小学校のすぐ西の水道道みたいなのありますわね、そこの角のところにお住まいになっておられたということで、途中でいっぺん、尾頭橋の方にも通ってますけど、そこから今の瑞陵高校。今の瑞陵高校は実は違うんですけど、あれよりちょっと西のところですけど、そこに通っておられたということで、どういう道をたどって行かれたかというのをきちっと整備すると、ここを歩んでもらうと楽しいですよ、本物の道を。絶対そこしか歩けんわけじゃありませんので、どこか遊びに寄られたこともあると思いますけどもね、大いに充実させてということで、これも再復活ですよ、はっきり言いまして。あの当時に、日本はドイツ一辺倒でやっておったときに、国家の方針に逆らって、役人である外交官の人がやったというのでね、だから、後は千畝さんは非常に苦しい、外交官としては人生を歩まれたわね。この間娘さん(ご長男の配偶者)に会ったので、どういう人やったといったら、「物静かなおとなしい人だったですよ」って、名古屋の言葉をしゃべっとらなんだきゃあといったらね、一言何か言ってましたよ、しゃべっとったって。どう言ったかな、ええかげんなことを言ったらいかんでな。それを言えると若干記事になるかわからんけど、つっと思い出せんけどね。瑞陵高校で一緒の部屋におりましたんで、しゃべってましたけど、どう言ったかな。ちょっと思い出せんなあ。いうぐりゃあの縁のある方だでええじゃないですか。人生再挑戦街道みたいなもんですわ。
(記者)
逆に、ほとんどゆかりのない八百津町が千畝さんでPRしている点については。
(市長)
あまりそれ感じ悪いでよ。僕も行ったことありますけど、八百津町は。鐘がありますので、鐘をついてきた覚えがありますけどね、それはそれで皆さんで盛り上げりゃいいんじゃないですか。
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