ページの先頭です

ここから本文です

平成27年8月10日 市長定例記者会見

ソーシャルメディアへのリンクは別ウインドウで開きます

このページを印刷する最終更新日:2016年2月2日

ページID:72815

報告事項

  • 市長の海外出張について
  • 「名古屋でら得!プレミアム商品券」の販売について

会見動画

報告内容

◎海外出張について

 それでは、8月10日(月曜日)の会見を始めたいと思います。おはようございます。

 

 まず、海外出張についてご報告ということでして、最初は、何といいましても、税金で行ってまいります旅行ですので、私はその使命を忘れたことはございませんので。そういうことは、公言することが大事なんです。こういうことは。その使命を忘れないために。

 

 ということで、こういうふうに常に言っておりますけれど、今までの過去の成果としましては、やっぱりロサンゼルスにおいての教育委員会で勉強してきまして、名古屋で、「子ども応援委員会」という名前の、いわゆる教師の分業といいますか。

 

 これが全てとは申しませんけれど、この間も岩手、その前が川崎で、名古屋でもございましたように、子どもの大変な悲劇に対する、いじめとかですね、そういうのに対する、非常に大きな解決策の1つということは、間違いないと思いますね。

 

 日本で名古屋だけですけれども、これが広がっていくことを願って、いろんなところでしゃべっとるんですけれどね。私。指定都市市長会だとか、この間の知事会だとか。

 

 端的に言いますと、いわゆる先生の分業ですわ。教科担任は担任ですけれど、担任というより教科を教える人と、もう1つ、大きくなったら何になるのということで、教科以外のさまざまな、子どもさん、またその家庭に発生する問題を専門でやる人。

 

 実は、アメリカを見てみますと、教師よりちょっと上なんですけれど。実はですね。があるということをロサンゼルスで勉強しまして、今、名古屋で、全国に先駆けてやらせていただいて。

 

 チーム学校ということで、文部科学省もですね。この間、文部事務次官に会って話してきましたけれど、大変にええことだということで、ぜひお互いに。名古屋は名古屋で一定の、これは日本で初めてのことだから、いろんな試行錯誤もありますので、ぜひ勉強し合いながらやりましょうと、進めましょうということになっておりまして。

 

 これは、ロサンゼルスの、五十何年ですか、の成果というか、少なくとも僕において、これは何年か行っていますので、市長になってからの海外出張で使った税金の分はお返しできておるというふうに、自負をしております。これは言わないといかんのです。言うと、うそは言えませんから。ということです。

 

 今回ですけれど、トリノ10周年になるということでして、名古屋デーというのをやりまして、なかなか。あれはあそこの、何ですね。まあ、ええ広場がありますね。ヨーロッパは。いろんなところにもありますけれど。

 

 カリニャーノ広場というところで開催しまして、同時に行かれたいろんな民間の方やら、「名古屋おもてなし武将隊」、それから書道家の方やら、三味線と。津軽三味線を彼はよく弾きますけれど、同時に和太鼓は、若干洋風の、ドラマーとミックス、ハイブリッドになっておりまして、うみゃあもんだなといって、つくづく感じたわけです。

 

 それから、ミラノへ参りましては、なかなか大変な。僕らが行ったときも、日本館は並んでおりまして、名古屋からもぎょうさんの方が行っていただきまして、税金でない方もぎょうさん行っておられますので、ご苦労さまでしたと、サンキュー・ベリーマッチということです。

 

 8月4日(火曜日)から8日(土曜日)までの5日間、2015年ミラノ国際博覧会日本館イベント広場にて開催しました「あいち・なごやフェアinミラノ」は、5,700名。5,700名の来場があり、盛況のうちに幕を閉じましたということで、ありがとうございます。

 

 なかなか、それぞれ、カレーのお店、それから「なごやめし」のショップだと言っておりますけれど、レストランチェーンの社長もプレゼンテーションをやられまして、うまい飯を食ってまいりまして、「これなら売れるぜ」というふうに、わしも実感したわけです。

 

 それから、アムステルダムですね。アムステルダムの副市長さんにお会いして、また、向こうの駅の。趣旨としましては、今度、リニア新幹線ができたときに、ちょっと狭めて言いますと、高速道路をどうやって乗り入れるかという1つの論点がありまして。

 

 アムステルダムも、高速道路が直接あるわけじゃないですけれど、駅を中心として円形にありまして、その意味では名古屋とよう似ておるんですけれど、そこへアクセスする道がそのままズボッと駅に入ってきておるということの、いろんな課題を調査してきたということです。

 

 そんなことですけれど、今日はちょっと幹部会では言ってきましたけれど、私は私の感覚で、こういうところで言っておくと引っ込みがつきませんので、ちゃんと言っておきますけれど、トリノにおいては、ボーイング787ですね。今、こちらで主翼を作っておりますけれど、あれが全部品の34%だったかな。だったと思いますけれど、トリノでも、近郊のある会社が30%近く作っとるらしいですわ。787の。

 

 ということで、何か航空機産業ということで一緒にやれることはないかと。両方盛り上げる方法はないかということをやっていこうということで、ファッシーノ市長さんに言いましたら、やりましょうということになりましたので、当局に指示がしてあります。

 

 それから、それはだいぶ言っていますけれど、歴史まちづくりで有名なところで、何といってもローマの遺跡がありますので、これは相当なものですけれど、ジュリアス・シーザーが造ることを指示したという城門がございますので、そのまま残っとるということで、この分厚い歴史のパワーですね。やっぱり、行っとっても。

 

 ジュリアス・シーザーというのは、一応、わしもインターネットで見ましたわ。また、さらに、どういうふう。昔は、勉強しましたけれど、そういうことなので、ええですな。やっぱり。ということ。

 

 それから、東洋美術館に行きましたけれど、ここはなかなかの美術館で、日本の展示を相当しておりましたけれど、やっぱり本物がありますね。触れるところにありますわ。本当に。これはどういうことだと言ったら、監視というか、ガードレディがいましたけれども、それはやっぱり。それで、「これは本物ですか」と言ったら、「本物に決まっているじゃないですか」と言われましたけれど。

 

 なので、繰り返しますが、名古屋城の襖絵なんかは、本当に、全部模写でええんですかね。これは文化庁にもう話がしてありますので。襖絵は73本でしたか。戦災を免れた、戦災の前までは国宝でしたけれど、重要文化財の襖絵がありますので、これはやっぱり交代で展示するというようなね。やっぱり本物を見ていただくという。パワーの違いというか、まあ、これはどうなっとるんだと、本当に感じますね。

 

 模写だってきれいになった方がええと言う人がおりますが、ちょっと待ってちょうといって。描いた人のそのときの気持ちというのを味わわないといかんじゃないかということです。味わうというのはおかしいけれど、美って、そういうもんですよ。どういう背景で、家康が2日泊まってですね、本丸御殿だと。大坂夏の陣に出陣していくんだけれど、そういう目で人間を見られんのかなと思いましたね。

 

 それから、ミラノは、こういう会見で言うと、あまり、そう言いたくないんだけれど、わしも。だけど、隠しとってはいかんけれど、タクシーの運転手さんに、「あんた、名古屋を知っとるか」と聞きましたら、「知らん」と言いましてですね。「ああ、そうですか」と言って。

 

 それで、「どこを日本で知っていますか」と言ったら、「東京と京都と、それから、広島、長崎、福島と。それから、私は車が好きだから鈴鹿を知っとります」という話がありましたですわ。なるほどねと。うーんということで、つくづく感じるものがありましたね。

 

 広島、長崎、福島については、それからちょっと話をいろいろ。その人じゃないかな、別の人と話をしたら、チェルノブイリのときに、やっぱりイタリアは大変な、野菜が食べられんようになって苦労したんだと。そういう、どうも体験があったからだと思いますけれど、はっきり言われました。そういって。

 

 それで、ちょっとびっくりしましたね。僕らの感覚からすると。すごいなと。社会的問題に対する反応の強さというのがね。ということを感じましたね。

 

 それから、「オー・ソレ・ミオ」をイタリア語で2回歌いまして、そうしたら、ミラノの当地のフリーライター殿がおみえになりまして、「もう1回歌ってくれ」と言って。「これ、ネットで流すで。よかったわ」と言っとってもらって、表情を見とると分かりますけれど、イタリアの皆さんは大変喜んでおられたと。

 

 なかなか誰も褒めてくれんけれど、ワンコーラス全部イタリア語で歌うというのは、そうおらんですよ。歌手は歌いますけれど。オペラ歌手。オペラではありませんけれど、これは。カンツォーネですけれど。

 

 なかなかこういうことで、ちいとでも、行ったら。やっぱり僕の心理とすると、税金で行きますから、トリノの、イタリアの人に、「名古屋って、何か変な市長がおるな」と。「面白そうだがや。いっぺん行ってみようか」というふうにならんかなという。そういうウィル(will)の表れですわ。ウィルのね。ということです。

 

 それから、ミラノでもう1つ、展示場の会場ですね。世界何位というような、どえらいでかい展示場がありますで、そこの管理者の方に、いろいろ、名古屋のこの展示場の将来について、「当方は、イン・アイデアで、ひとつ、アジア最大級の、上海と伍するようなものを造れんかということの計画をしとるが、何ぞアドバイスはないかね」と言いましたら、やっぱり、「事業をやっとる人たちとちゃんと話し合って協力することが大事ですよ」ということを言っておられましたね。

 

 そう言っとったわな。そう言ってござって、名古屋で言いますと、具体的には、自動車関係の皆さん。それからあと、航空宇宙の関係の皆さん。それから、工作機械ですね。machine toolsの。これは、世界トップの企業もそろっておりますので、そういう皆さんと相談しながらやっていかないといかんわね、ということでしたけれど、なかなかのもんですわね。広い展示場は。どえらいもんでした。ぜひ、相当強い決意で、名古屋も。

 

 多分、私は世界一だと思いますけれど。地域的に、これだけの、特に輸出関係の産業が集まって、すごい外貨を稼いどるというところは。この地域の力を、さらに高みを目指すと。もう一段高い産業の力、イノベーションの力です。を目指すということの決意を新たにしてきたということでして、何としても稲永で、世界に名だたる。

 

 これはなかなか、大きい違いがあるのは、普通は、展示場というのはユーザーのところに造るんですわ。大体、お客さんがおるところに。だけど、名古屋がやる場合は、お客さんもいますけれど、どっちかというとメーカーがおるところに造るということになりますので、割と新しい切り口になるんですね。実は。

 

 だけど、毎年6兆円の貿易黒字ですので、ぜひ、必ず成功すると。その代わり、頭を下げないといかんですよ。世界中に向かって、名古屋の展示場を使ってちょうといって、営業しないといかんですよ。名古屋市役所は。営業しないといかんですわ。

 

 それは、せっかくだで、名古屋市役所の庁舎の中に幽閉されとってはいかんで、文句ばかり言っておってはいかんで、例えば10都市ぐらいに2人。1人だとサボるといかんで、2人1組で行って、ノルマ付きでと。年間何回かはですね。JICAもありますけれど、直接の向こうの業者と付き合わないといかんです。大事なことは。

 

 直接向こうのいろんな業者さんと付き合って、ぜひ名古屋の、この世界最高の外貨を稼ぐところの技術力と、それからまた皆さんの何かええものがあったら、ぜひ名古屋で展示をやってちょうということを営業する市役所に変わろまいと。体質を。英語の勉強もできるぞと。税金で英語の勉強もできるんで、ありがたいぞと言っておるんですわ。そんな決意を新たにしたということです。

 

 それから、アムステルダムは、1つはまず、これは市役所の職員が行って、わしもちゃんとええことは聞くんですわ。市長、せっかくここへ来たんだで、「なごやめし」をイタリアでやっとるで。アムステルダムは、ちょうど駅がいろんな、こっちで見ると当たり前ですけれど、店舗がずらっと入っておりますので。あれは、あまり今まではそうではなかったらしいですね。

 

 それで、いろんな店を入れるようにしたということがあって、駅の責任者に、女性でしたけれど、なごやめしの店を入れてくれんかといって頼んでくれと言うもんだで、「分かった」と言って、英語で話をしましたら、「ああ、いいですよ」と。「それなら、早速、情報交換させてくださいよ」ということで。これからですけれどね。

 

 どういう業者がするのか、本当に出店になるのかどうか、これからですけれど、そういう話をしてまいりましたので。どういう方法になるか分かりませんけれど。やっぱり出店側もリスクがあると思いますので、またこれは進めたいと思います。

 

 それから、アンネ・フランクさんの家もありまして、これは、この間、テレビで見ていましたけれどね。すごい並んどって、同じような状況でしたけれど、ものすごい並んでおりますね。こちら側も切符が手に入れられずにですね。だから、外を。ちょっと運転手の人に、「ちょっと前を通ってちょう」と言いまして、前で降りまして。

 

 運河がありますけれど、歴史の事実でそういうものですけれど、意外と、「ああ、こんなところに住んどったんだ」という感じで。本当に、目の前で見ますと、非常に胸に来るものがありますね。

 

 確か日記の中で、教会の音が聞こえるということが、違っとるか分かりません、あったような記憶が、だいぶ前に読みましたので、ありますけれど。すぐ横にでかい教会がありましてね。歴史の本物の強さ。

 

 それから、今、最近、テレビ、新聞も言わないといかんで、見てみますと、戦争に関する報道がずっと続いておりますけれど、このことを考えるというのは非常に重要なことでね。

 

 特に日本人にとっては、8月にこれを考えるのは非常に重要なことですけれど、やっぱりこのアンネ・フランクのたどった人生、この人類の残酷さですね。人間というのは非常に残酷な存在でもあるんだということを、非常に痛切に感じますね。行きますと。ああ、ここでかと。

 

 裏らしいですね。前の建物があって、その裏にある、本棚の裏に隠れ家の通路みたいなのがあって、そこに家族で住んでおられたということでして、そんなふうに感じまして、やっぱりこれも、アムステルダムの歴史の強さというか。

 

 ちょうど、夜、ありがたいことに、オランダの日本大使さんが一緒に飯を食やあということで、食ったところが、1,400年代の建物でしたね。これは、どえらいなといって。15世紀、1,400年代、本物ですわ。当然のことながら。そこの中で、向こうの料理と、アムステルダム人が好きな焼酎によう似たやつを相当ようけ飲みましたで、ええ気持ちになりましたけれど。

 

 こういうのを見るにつけて、名古屋城は、天守閣は本物で、一刻も早く復元しないといかんなと、つくづく思ったわけです。

 

 やっぱりこのアムステルダム、それからロンドンとかニューヨークとかありますけれど、両方とも行ったことがありますけれど、世界一流の都市の持っとるパワーですね。悔しいけれどですわ。それに追い付け、追い越せということで、今、わあわあ、わあわあ、力んどるんですけれど、世界一軍の都市の持っとる力ですね。魅力というか。まち全体から感じられる魅力は、感じましたね。

 

 それからもう1個は、駅もありますけれど、駅の特色は、駅の中に地下鉄が入っとる。名古屋ももうだいぶ前から入っとりますけれど、行かれた方があるか分からんけれど、駅のすぐ横に、川というか、運河というか、ドワーッと流れておりまして。

 

 この駅のホームからというか、それから道路が横にありまして、それから自転車道もありますけれど、そこから目の前に、川で、向こう側も都市になっていますので、そこで常時、乗ったり降りたりする船が、ぼんぼん、ぼんぼん出ておりまして、自転車でそのまま乗りますけれど、やっぱり水の力というのは魅力があるなと。目の前で、こうなると。

 

 ということを感じまして、名古屋で言うと、堀川は何年この話をしとるんだと。中川運河もそうですけれど。それで、あらためて、住宅都市局長に指示しておきました。本気になってやろまいと。堀川をきれいにするのを。

 

 ということで、何年か前に指示しましたけれど、僕なんかは、せき止めして、その間に水を抜いて、あと、ヘドロを重機か何かで。みんなで取ってもいいですけれど、重機で取ってしまえばええですわ。そうすると両岸が崩れてくるというけれども、本当に崩れるのかと。

 

 あれ、潮が引いたときに行かれるとええですけれど、相当下がりますよ。水は。ヘドロは見えますけれど。両岸、真っ黒ですわね。ダーッと。納屋橋の辺だけは若干きれいになっておりますけれど。

 

 まあ、いかんでしょう。毎年70億円使っとると思いますけれど。市の金だけでなくて、全部で。ずっと下流から来とるんです。ずっと、今までのあれで。だけど、毎年6兆円も貿易黒字を出し、また、日本一の税金の上納している名古屋の都市において、あのまままだできんというのは、本当なのかと。

 

 先日、ちょっと前に、あるファクスが来まして、緑政土木局、河村たかしを支持するグループとかいって書いてありましたけれど、河村さんが言っとる川干しは、実はできるんだということで、これは固有名詞が書いてありますけれど、何々何々氏ができんということで回っとるでいかんのだというのが来たことがありますけれど。

 

 ということですが、あらためて市民の皆さんのために、ひとつ、水辺を楽しむと。京都の、何だった。鴨川だったかな。川床料理があるところ。あそこの、ああいうふうになるとええわなといって。名古屋城天守閣が木造になったときに、ずっとあそこで川床料理でもやって。

 

 アムステルダムなんかは、運河、あれは業者だと思うけれど、ものすごい船が、乗って、みんな、普通の観光客か住んどる人か分かりませんけれど、回っておりますわね。ああいうふうにしたいと思いました。

 

 それから、フランクフルトは、中継地ですので寄りましたところが、そこでもちょっと運転手さんに「名古屋、知っとるきゃあ」と言ったら、「知らん」と言っとりまして、ガクッときてですね。これは空港関係のところだったもんだで、これはいかん。それで、どこが知っとるかと聞こうと思ったけれど、すぐ。時間がなかったから、それ以上会話ができませんでしたけれど。

 

 時間がないもんだで、全市の、いろんな人の世論調査を全部やったわけじゃなくて、2人だけですけれど、名古屋を知らんと言われたのは、やっぱりショックでしたね。さすがに。ということでして、1人はタクシーの運転手さんですけれど、一応交通関係者ですので。もう1人、フランクフルトの人が知らんって、どういうことだというふうに思いました。

 

 だで、よっぽどの気持ちでまちづくりにかからないといかんと。もしくは、蔓延する可能性が、しとるのではないかと言っておりますけれど、いわゆる三男坊主義ですね。東京、大阪、名古屋でええわということでは、もったいないですわ。名古屋は。

 

 ただし、地の利がええもんで。東京と大阪の真ん中にありますので。1日40万人も通りますので。通りますどころじゃないですわ。1日40万人の新幹線の乗客が、いったん全員停車しますので。降りませんけれど。これも、ちょっときちっと調べないといかんけれど。何人降りるかを。だから、すごい地の利がある。

 

 それと、6兆円の貿易黒字があるまちですから、ほかっておいても、ありがたいことに栄えるんですわ。残念ながら。残念ながらじゃないけれど。だけど、せっかくのチャンスを生かさんでは、アセットマネジメントに反すると。地方自治法2条14項に、少ない税金で最大の効果を上げよと書いてありますので、それに反するのではないかと思ってきた日々です。というのが、大体この海外の出張のお話でして。

 

◎「名古屋でら得!プレミアム商品券」の販売について

 それから、8月1日(土曜日)に実施しました「名古屋でら得!プレミアム商品券」の販売についてということです。

 

 これは、海外出張から帰ってきたときに、あれは1社だけだったか、テレビ局の方には申し上げましたけれど、何かコメントで言っとるか分かりませんけれど、市役所の方、役所の方もコメントを出したようですけれど、まず、どえらい暑いときに大変お待たせしたというような話みたいですけれど、これは、ちゃんとやっとるかな。あそこでは、他の都市のことを調べなんだのかと。やる前に。既にやったところがあるもんだで。暑いところでと。

 

 これは、どえらいことになることは、予想されるわけです。1万円が1万2,000円になりますので。だで、そのくらいは調べておかないといかんぜといって。

 

 ちょっと混んどるときに整理券を発行するというのは、ようあるんですわ。私どもも昔、政治をやっておりますと、いろんな観劇会なんかをやりまして、どえらい来るときは整理券を出したり、そうするんです。お客さんに、待たせんように。

 

 当たり前のことだけれど、それはちゃんと調べとったかということを言いましたけれど、返事はまだ聞いておりません。これが1つ。大変、暑い中、お待たせした皆さんには、どうもごめんなさいねと申し上げたいと思います。

 

 それから、一部の店舗で不適切な販売方法があったと。販売、取り扱いがあったということですが、これはもともと、わしは商売を盛り上げるのは大賛成なんですよ。商売を盛り上げるのは。だけど、こういうことをやりますと、1万円が1万2,000円になりますので、あってはいかんことですけれど、いろいろ考えるわけですわ。残念ながら。

 

 例えば、来て、誰かバーッと買わせて、後で山分けにしようとかですね。1,000円ずつとかですね。それから、店舗なら店舗で、自分で買っておいて、自分のところで売ったということにしてしまえば、そのままで2割在庫が増えるということになるわけです。

 

 そんなもんで、よっぽど気を付けないといかんし、わしがおる間に全店舗調査するといって新聞に書いてあったけれど、誰かそう言ったんじゃないですか。これだって、ちゃんとやらないといかんですね。

 

 区役所16軒、店が253軒ということですので、やっぱりこのくらいは。区役所もぎょうさんありますし、2万5,000人従業員がおりますので。従業員じゃない、市の職員がおりますので、いっぺんヒアリングをする必要は、僕はあると思いますよ。

 

 どっちがええ、どっちが悪いということじゃありませんけれど、こういうことを見てみると、誰も褒めてくれえせんですけれど、減税という手法がいかにシンプルであって、簡素であって、公平であるかと、よう分かるでしょう。これは1年だけですからね。減税は毎年ですから。名古屋は110億円、毎年減税しております。

 

 うち法人税市民税が30億円ほどですけれど。法人市民税も混ぜて、全世帯で割ると1万1,000円。分けると8,000円。個人市民税だけだと8,000円ぐらいですけれど、それが、その中の、何か分かりませんけれど、5割か6割か知りませんけれど、消費に回っとるということと、その減税政策のよさというのは、よく分かりますわね。

 

 その分、また。毎年ですから、こっちの方は。減税は毎年。その分、財源をつくらないといかんで。これは総務省の許可が要りますから、毎年。毎年つくるということは、いっぺん恒常的な経費を節約すれば、人件費が多いですけれど、これは毎年つくったことになりますので。だから、名古屋はその分つくりまして。

 

 一番大きいのは、市長の給料をまず、日本で一番安い市長が誕生したと。給料の安い。これは、ただし、夕張市とかその辺はちょっと別ですけれど。人口比だったら、圧倒的に低いんですか。県庁所在地。

 

 それで、市の職員さんもみんな給料を下げて、1割、人件費を。それで、70万円下げて、掛ける2万6,000人ですので、180億円つくって、そのうち110億円を減税させていただいておるという。減税政策というのが、いかにいいものであるかということも分かっていただけるかと思います。

 

 こういうこと、現物でやるというのも、悪いことはないですけれど、1年限りになるでしょう。反対に、いろんな給料が上がっとるでしょう。公務員さんの給料も上がって。人勧で。国会議員さんの給料も、月に25万円か30万円、もっと上がったじゃないですか。

 

 名古屋は逆ですからね。あくまで納税者に喜んでいただこうという精神でやっとるけれど、誰も褒めてくれやせんということで、酒を飲まないとやっとれんと。やけくそというのは、そういう意味です。

 

 国全体の予算で、約2,500億円使ったということらしいですね。名古屋は110億円ですので、こういうやり方で全部やると、大体20倍ですから、ちょうど同じぐらいになるんじゃないですかね。仮に、名古屋みたいな減税を全国でやると。というふうになると思いますけれど。商売を盛り上げることは、大いに賛成でして、ということです。

 

 それから、昨日、明知鉄道へ行ってきまして、記者さんがおみえになった方もありまして、報道もされておりますけれど、その感想もちょっと申し上げておきますが、やっぱり、非常に熱心ですね。頭の下がる思いというか、明智のまちをどうやって盛り上げようかということで、非常に熱心ですわ。

 

 名古屋に期待しとるでということで、あと、ちょっと懇親会もありまして、いろんな話をしましたけれど。昔走った、C12というんですけれど、あれを動かしまして、これで何とかという話があって。

 

 どっちが言った話だったかな。先日、可知さん、恵那市長ですけれど、みえたときに、例えば、冬は寒いと。結構寒いらしいですわ、明智になりますと。だで、冬は名古屋で、あおなみ線でどうだやもと。夏はうちで走るとか、そういうのもあるねといって。

 

 どうやってその道中行くのと言ったら、蒸気機関車は、鉄の貨物だと考えれば、別に問題ないそうですから。運ぶだけなら。だけど、本当は中央線が動けばいいですよ。昔、走っとったんですから。わしも乗ったことがありますけれど。ということの熱心さを、非常に感じたということです。

 

 それから、これは報道がありましたけれど、名古屋は空襲被害者の皆さんに補償しておりまして、最近の報道でよく見ます、安全保障法案の関係ですけれど、やっぱり、こういうお見捨てになってやるというのは、やっぱりいかんと思いますね。杉山千佐子さんが、よう本に書いておられましたけれどね。

 

 杉山さんは、名古屋の、今、もうすぐ100歳になりますわね。この空襲被害者の会の会長さんですけれど、千種公園が兵器支廠でしたので、あそこで落とした爆弾が、帰るときだと思いますけれど、青柳町と、今池と大久手の間の防空壕(ごう)へ入るときに被弾しまして、目に当たりましてですね。

 

 あのときに、とにかく麻酔なしで目を抜いたというんですから、えらいことですね。そういう苦労をされた方が、自分の本に書いていますけれど、「おみすてになるのですか」というのが、杉山さんの言葉です。ですから、そういう国ではいかんですよ。やっぱり。

 

 やっぱり、軍人軍属の皆さんに最大の敬意を払うと。祖国のために戦った兵士の皆さんに最大の敬意を払うというのは、これは国際常識ですので、大変重要なことですけれど、空襲で亡くなった、また傷を負われた皆さんに、サンキュー・ベリーマッチと言って、それだけのことをちゃんとしていくと。

 

 特に今の世の中、これだけええ世の中になったじゃないですか。名古屋は。私の力ではありませんけれど。私の先輩の、死んだおやじやおふくろの世代がめちゃくちゃ働いてくれたおかげだけれど、やっぱりそこはきちっとやっていくということが必要で、今まで空襲被害者の皆さんにこうやって補償したのは、浜松市が、ずっと、数十年前にありますけれど、それから名古屋だけということで。

 

 この間、鳩山邦夫さんが議連の新会長に就かれたで、直接電話しまして、「ちゃんとやったってよ」と言ったら、分かったということは言っていましたけれど、こういうことをちゃんとやらないといかんです。

 

 ちなみにドイツは、私が調べたわけじゃないけれど、杉山さんのお仲間の前の新聞記者さんが言っていましたけれど、第二次大戦が終わってすぐに、軍人の方から話が出たと言っていますね。私たちだけじゃなくて、やっぱり市民の皆さんにもきちっと補償すべきだということを言ったと言っていましたけれど、そういう気持ちが大変重要なんじゃないですか。今の日本には。

 

 というふうにつくづく感じまして、本当は国がやらないといかんけれど、名古屋がもうちょっとやるかと。ちゃんとですね。その代わり、国に請求しないといかん。この場合は。やれへんですから。

 

 この前言いましたけれど、民主党政権は、一体何をやっとったんだと。わしが民主党におったときは、一緒に出ていっとったんです。それで、こっちに、名古屋市の方に来ることになったもんだで、「その代わり、政権を取ったらちゃんとやらないといかんよ」といって。「あんたら、何べんも出てきて、国に求めるとやっとったんだから」と言ったんだけれど。

 

 誰も褒めてくれんで。わしも自分でこんなことは言いたくないけれど。言いたくないんですよ、本当は。だけど、ちゃんと約束を守るということが、非常に政治は重要なんです。河村さんはちゃんと約束を守ったということは、ちゃんと頭に入れておいてもらわんと、やっとれんで、本当に、という。

 

 記者の皆さんが代わっちゃうでいかん。継続的にこういう問題をやっとる人って、そう決まっておるわけじゃ、しようがない、みんなが悪いわけじゃないけれど、そういう仕組みなもんだで。そういうふうに、つくづくと感じまして。

 

 それから、もう1つこういうところで言っておくと、ちゃんとやりますので。名古屋の空襲は、12月13日ですね。昭和19年12月13日に、今のナゴヤドームのあるところが三菱重工でしたので、あそこに。航空機のエンジンを作ってきましたから、あそこの空襲が一番最初です。その前にドーリットル空襲というのが1つありますけれど、これはちょっと除きまして。

 

 そこで、東邦商業の皆さん、それから金城学院もそうらしいんだよね。ようけの学生が亡くなっとります。東邦学園の皆さんから、ぜひ12月13日を条例か何かで記念日にできんやろうかという話がありまして、ちょっとそのままになっておりますけれども、これはちゃんと、本当に考えようと。

 

 なぜかというと、軍人軍属の皆さんには、8月15日ではありませんけれど、名古屋も慰霊祭をやっておりますわ。だけど、空襲被害者の皆さんは、一緒に入っておればそれでもいいんだけれど、一緒じゃないですから。今のところ。ないんですよね。

 

 国は補償も何もあらへんということですので、名古屋が戦争で本当に都心をやられまして、地獄を見た名古屋が、city of dreamsと言われるぐらいのまちになりましたので、この際、12月13日がなかなかええと思いますけれどね。

 

 東邦商業、金城学院の皆さんが亡くなっておりますので。若い皆さんが。1つの過去の記憶を忘れんように、また、みんなにサンキュー・ベリーマッチと言えるように考えよまいかということを、あらためて指示しておるところです。

 

 ということで、長くなりましたけれど、大体以上です。

 

 

質疑応答

◎明知鉄道の視察について

(記者)

 先ほどお話の中にもありました明知鉄道の件で、あおなみ線のSLの運行の構想ですが、昨日、恵那市の市長さんも、今後、復元していくためには、約7億円ぐらいですか。ランニングコストも9,000万円、1億円近く掛かるというふうにおっしゃっていた中で、市長と共同宣言を出されていますが、そのあたり、何か具体的な費用の負担だとか、そういったことを今お考えなのかという点が1つと。

 

 あともう1つ、もともと来年度の運行をさせるためには、今年の夏ごろまでにある程度のめどをつけなければいけないというようなお話だったと思うのですが、今、現状と、その見通しについて、お聞きしたいのですが。

 

(市長)

 お金については、恵那市が調べられたのはそうなっとるようですけれど、線路に幾ら掛かるかちょっと分かりませんけれど。線路の方は。蒸気機関車そのものだったら、うちが見積もりを取ったところでは、B6に取ったやつが2億8,000万円ですね。完全に走れるようにしてですよ。最大限でこのくらいですと。余裕を持ってありますと言いました。

 

 それから、ランニングコストはよく分かりませんけれども、これもちゃんと出すとええけれど、そんなのすぐ出ますけれど、そんなには掛からんですよということを市長に言っていますけれど。線路がちょっとどうなるかですけれど、そんなには掛からんと思いますね。

 

 だけど、昨日も言いましたけれど、「あのよ」と言って。これ、名古屋の新幹線、あおなみ線の環境と、どんだけ違うと思う? 1日40万人ですよ、新幹線で、停車するのは。その横のホームにありますよ、あおなみ線って。すぐ隣のホームに。何人乗ると思います? もし蒸気機関車が本当にあそこで発着したら。

 

 明知鉄道は、何人ですかね。1日。明智駅。1日に、大体13便か14便ぐらいしか走っていないと言っていましたけれど。そういうところでも、まちの魅力というか、過去の、自分らが乗った電車の記憶ですわね。そういうのを大事にしようとしとるんですよ。

 

 だから、私は、アセットマネジメントの観点から、逆ですわ。皆さん、全員かどうか知らんけれど。こんな、1日40万人も止まる新幹線、年間1億2,000万人か3,000万人ですよ。ちょうど日本の全人口ぐらいの。その横で蒸気機関車が発着しとれば、まず満員になるんじゃないですか。

 

 それと、どんだけ子どもさんが喜ぶことやら。明知鉄道を見とって、分かるでしょう。がきんちょがどえらい多いんだね。乗ったこともないと思いますけれど。、汽車ぽっぽというのは、やっぱり楽しいんですわ。

 

 この間、マニアに聞いて、「何でこんなに面白いのかな」と言っとったら、「そりゃあ、河村さん、電車とかいうのは動力を外から取って走るでしょう。だけど、蒸気機関車というのは、自分で、石炭で走るんだ」と。要するに、人間と同じなんだと。ギョーザやラーメン同じように石炭を食って、自分の力で走る。だから、元気な年寄りみたいなもので、そこがやっぱりええんですわと。

 

 なるほどと。頑張る人間というね。年寄りというか。そういうことがあると思うので。2番目は何だった。

 

(記者)

 市長、すみません、ちょっとお答えになっていなくて。

 

(市長)

 うん、2番目は何だった。

 

(記者)

 結局、費用とかをご負担されるとか、そういうお考えはあるのでしょうか。具体的に、どういう形で協力されていかれるのでしょうか。

 

(市長)

 それは、名古屋で、見積もりを作ってもいいですけれど、例えば夏なら夏、いや、冬ですか。例えば、その案によると。それは一例ですよ。1日走れば、300人ぐらい乗せるとして、大体1,000円とか、大体それぐらい取るもんですわ。普通は。

 

 それで、1日、1,000円だったら30万円ですか。300人で1,000円で30万円でしょう。100日で3,000万円、300日で1億円ですか。それだけの収益はありますわね。最低でも、あると思いますよ。1年1億円。

 

 ランニングがどれだけ掛かるかということだけれど、そこで運転手さんとか、いろいろありますけれどね。そこで想像できるぐらいの、利益になるぐらいのことは、負担してもいいんじゃないですか。ちゃんと計算して。そうでしょう。

 

(記者)

 一部はご負担をするつもりがあると。

 

(市長)

 名古屋で走る場合は、そりゃあ、お互いにシェアするということでしょう。

 

 

(記者)

 復元に向けた費用に関しても、負担されると。

 

(市長)

 まあ、そりゃあ、計算してですよ。ちゃんと。そんなの、当たり前じゃないですか。投資するんだったら。丸もうけみたいな話は、いかんですよ。それと、丸損もいかんですよ。反対に。何もやらずに、あれは丸損ですよ。言っておきますけれど。マスコミの皆さんに言いたいのは。

 

 何で丸損かといいますと、新幹線の横のホームにある、ものすごいインフラですよ。日本中、いろんなところで蒸気機関車が走っていますけれど、あんなところで走っとるところって、どこかある? 1日40万人も停車する人の、すぐ隣のホームで。ないですよ。言っておきますが。

 

 明知鉄道が一応最たるものか分からんけれどね。本当の地方の中で、ほとんど乗らんかも分からんけれど、何とか工夫しながら、みんなやっとるんですわ。そうでしょう。

 

 それで、あおなみ線、もうかってしようがないですか。今。赤字でしょう、やっぱり。ねえ。この間、借り換えしまして、本当はど赤字で、普通の民間会社だったら終わりなんだけれど。鉄道の場合は50年や100年使えますから、そういうあまり短期的な計算はええことはないよと、わしは言っとるんだけれど。

 

 それも、それじゃあ、代案を出さないといかんですわ。蒸気機関車が嫌だったら。代案を出してちょうといって。言ってある、あおなみ線に。何なんだと、一体と。社長がころころ代わるけれど、誰も責任を取らへんじゃないか。案も何もあらへんがねと言って。

 

 いや、あそこは、一応そういうふうなので、実際に通勤客なんかが乗りますのでと。それじゃあ、まちづくりの案を出しなさいよといって。それなら。東京の私鉄がありますけれど、あれは、ちゃんとまちづくりをやるわけですよ。その代わり、経営者は責任を取らないといかんですよ。ちゃんと。経営者は。

 

 それで、流行らんかったら、2、3年たったら、ころころ代わって、役人をやっとった人間が行ってですね。それで、新たなことをやろうと文句ばかり言ってですね、みんな。そんな、あほなと言うんですよ。

 

(記者)

 もう1点ありまして、明知鉄道の場合、一応、復元のめどは、12年後を目標にされているというお話でしたが、それで考えると、あまりにも現実的でない感じがするのですが、それでも復元に向けて、ある程度市でもお金を負担して、あの車両とかを使っていかれるつもりはあるのですか。

 

(市長)

 まあ、やっぱりそれだけ慎重に考えられるということでしょう。それは、名古屋市のあおなみ線でやるのと、全然違うもの。乗る人の数が。パッと言った場合。だで、慎重に考えられとると思うのであって、そりゃあまあ、いっぺん、じゃあその見積書も見せてちょうだいと言っとったわ。市長が。2億8,000万円の。「実際、そのくらいでできる」と言ったら、「ああ、そうですか」と言って。

 

 相談はこれからやるということですけれど、ということですわ。必要な投資というか、アムステルダムの運河みたいなもんですよ。駅の横にある、運河、川か、あれ。そういう気持ちでやらないといかんで。

 

 わしがもし社長をやらしてもらえるんだったら、やりたいですわ。自分の責任でやってもええけれど。あおなみ線の横で、蒸気機関車を走らせてちょうといったら。あのあおなみ線を使わせてもらわないといかんよ。それと、できたらもうちょっとホームを北へというか、大阪寄りにちょっと延ばしてもらうと、新幹線に乗ってきた人たちが全部横に見えますので。

 

 「はあ」と言って。「おばあちゃん、おじいちゃん、あれ、何?」「あれは蒸気機関車だ」「ああ、いっぺん、今度乗せてよ」と言って。1日40万人の人が止まるんですから。

 

(記者)

 さっきもう1点あった質問で、一応、今年の夏ごろまでに、来年度運行させるためには、何らかの形で、借りることも含めて交渉を進めなければいけないというようなお話だったと思うのですが、今のところ、どういうような状況になっていらっしゃるのでしょうか。あと、今後の見通しは。

 

(市長)

 いや、もうチームを作るということで、私が責任者をやるということで、この間言いましたので。早いところチームを作って、今のところ、蒸気機関車はこの明知のC12ですわね。もう1両あるんですけれど、実は恵那にあるんですけれど、C12。

 

 それから、あそこに、科学館にあるB6。あれが一番早いですよ。何といっても。持っていますから。見積もりが2億8,000万円。これは、完全に動かすという状況ですから。2億8,000万円。でしょう。

 

 B6だったら、またものすごい人気になりますね。社長をやられたらどうですか、皆さん。世界的な話題になりますから。ドイツでガンガンに報道されると思いますよ。もうかるという言い方はね、あまり、嫌ですけれど、もうかりますよ。そんなものは。

 

 それからあと、またデゴイチもありますけれど。近所に、いいのが。その辺の話をするんだけれど、正直言いますと、客車の方がないんですわ。問題は。客車。

 

 造ればええですよ。造ればそれだけのことだけれど、今でも地下鉄やなんかを造っているじゃない。1両、1億何千万円で。あれ、1億何千万円するんですよ。客車、1つずつ。言っておきますけれど。SLが2億6,000万円って高いみたいに見えますけれど。地下鉄の車両、1個1億円ですわ。1億2,000万円でなかったかな、確か。それを含めて、今度、チームを作りまして。

 

 明知のも早いですよ。やりかければ。早いですけれど、一番早いのはB6ですわね。持っていますので。今、ちょっと確認しましたら、今1社しかないんですわ。蒸気機関車を直せるところが。そこが今、2つやっとるもんで、「今、ちょっとなかなかできんのですわ」と言っていたわ。実際に。

 

(記者)

 それでいくと、来年度の運行というのは、どうなんですか。

 

(市長)

 何とかやりたいですね。来年度、メルケルさんがおみえになりますので。サミットで。ただ、セントレアから伊勢志摩までヘリコプターで飛んでいくという説がありますけれど、ちょっと気候が悪いとこっちを通るらしいんでですね。ということで、喜ばれると思いますが。B6が走れば。ねえ。「おお」と言って。

 

 世界に1個しかないんですよ。ドイツ製の。ドイツ人は好きですよ。そういうの。本物ですから。本物。世界に1個しかないの。こういうのを活用せんと思う方が、おかしいんじゃない? そもそも。罪じゃないですかね。力んどってもしようがないけれど。本当に。

 

 

このページの作成担当

市長室広報課報道係
電話番号: 052-972-3136
ファックス番号: 052-972-3355
電子メールアドレス: a3136@shicho.city.nagoya.lg.jp

ページの先頭へ