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平成27年7月21日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月30日

ページID:71207

報告事項

  • 市長の海外出張について
  • 平成27年度臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金の申請書の送付開始について

会見動画

報告内容

◎市長の海外出張について

 それでは、7月21日(火曜日)ということですが、おはようございます。

 

 本日は、まず始めに、私の海外出張についてご報告いたします。

 

 現地での各種公式行事などに出席するために、7月31日(金曜日)から8月7日(金曜日)までの8日間、イタリアおよびオランダへ出張いたします。

 

 まず、今年姉妹都市提携10周年を迎えますトリノ市を訪問いたします。現地では、トリノ市役所への表敬訪問や、名古屋をPRする行事「名古屋デー」に参加をいたします。

 

 次に、現在開催中のミラノ万博におきまして、8月4日(火曜日)から8日(土曜日)までの間、愛知県とともに「あいち・なごやフェア in ミラノ」を開催するに当たり、レセプションおよびオープニングセレモニーに参加いたします。併せて、世界第3位の面積を誇る見本市会場フィエラ・ミラノも視察してまいります。

 

 その後、オランダのアムステルダム市を訪問し、現在、大規模改修が行われており、鉄道、路線バス、トラム、地下鉄、フェリーなどの公共交通をはじめ、自動車、自転車の利用にも配慮したターミナル駅である、アムステルダム中央駅を視察してまいります。

 

 イタリアで名古屋の魅力を十分に伝えるとともに、トリノ市との友好関係をさらに深めてまいります。また、今後に生かせるよう、各地でしっかり視察してまいります。

 

 かねがね言っておりますように、これは、皆さんの、納税者のお金で行きますので、税金で行きますので、ちゃんと成果が上げられるように。市長の場合は、若干、国際交流というちょっとまた別個のものが1つありますけれど、せっかく税金で行くんですから。

 

 一番の、多分、わしは、成果として今後残るのが、この間のロサンゼルスにおけます、いわゆる子ども応援委員会ですね。日本で言いますと。常勤のスクールカウンセラーのことは、向こうでちゃんとゲットしたものでして、そういう気持ちを、河村市長は、忘れたことはただの1秒もございませんので、何とかまたゲットしてきたいと思います。

 

 前回はトリノでラッピングバスの話がありまして、向こうの、トリノ、工科大学じゃないけれど、何だったかな。向こうの学校の中で、どうだという提案をして、提案をした人がおったもんだで、ええなということで始まって、向こうからお嬢さんがおみえになりまして、涙をこぼして喜んでござったけれどね。あのイタリアのお嬢さんは。ということです。

 

◎平成27年度臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金の申請書の送付開始について

次に、平成27年度臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金の申請書の送付開始について、ご報告いたします。

 

 平成26年4月の消費税率の引き上げに伴う経済的負担を考慮しまして、所得の低い方を対象に「臨時福祉給付金」が、子育て世帯を対象に「子育て世帯臨時特例給付金」が、昨年度に引き続きまして、平成27年度も市町村を通じて支給されます。

 

 名古屋市では、本日から順次、対象者の方へ案内・申請書を送付します。「広報課から渡される封筒見本をお示しください」ということです。これですか。はい。こういうのが。これは一応見本でして、名古屋太郎さんという人に行くやつですけれども、こういうのが皆さんのお宅へ行きますので。

 

 ようけの書類が入っとるぞ、これ。えらいもんですけれど、こういうのも、分かりませんけれど、本当は減税という手法を使った方がシンプルなんですよ。パパッと計算でできますから。減税なのか、あと、いろいろな公的の負担でいきますと、あれがありますわね。国保ですね。ああいうものの負担とか、いろんなものについて、減税というのは非常に簡易なやり方なんですね。

 

 こういう給付でやりますと、こうやって一個一個全部手続きをやりますで、その間でいろんな仕組みが要りますので、下手すると、これはちょっと知りませんけれど、餅より粉が高くなってまうということも大いにあり得ると。

 

 臨時のものならいいけれど、長い給付が続きますと、そこで中間組織ができてまって、そこに大量の天下りが行きまして、結局、何をやっとったか分からんようになるということになるのが、往々にしてあることでして。

 

 減税というのは、そういうのがない、大変いい手法だということだけは、1つ、頭に入れておいてちょうだい。誰も褒めてくれんで、言わないといかんで。やけくそで。ということです。

 

 それはそれですけれど、この給付金につきましては、本日から順次、対象者の方へ案内・申請書を送付いたします。給付金の支給対象となる方には、間もなく、このような封筒に入った申請書が届きます。

 

 申請書が届きましたら、内容をご確認の上、必要事項をご記入いただき、郵便ポストに投函してください。区役所や市役所に申請の手続きにお越しいただく必要はありません。審査の終わった方から、10月以降に、順次、給付金が口座への振り込みにより支給されます。受付期間は10月15日までとなっておりますので、お早めにご申請ください。

 

 申請書の書き方など分からないことがございましたら、コールセンター「052-963-5592」「052-963-5592」までご連絡をしていただきたいと思います。なお、各区役所・支所にも臨時相談窓口を開設しております。

 

 最後に、チラシの最終面にも書いてありますが、市民の皆さまには、臨時福祉給付金などを装った詐欺に十分ご注意いただきたいと思います。

 

 この給付金に関しまして、名古屋市の職員などが、ATMの操作や手数料の振り込みをお願いすることは絶対ありません。この給付金に関しまして、名古屋市の職員などが、ATMの操作や手数料の振り込みをお願いすることは絶対にありませんので、マスコミの皆さんにおかれましても、注意喚起にご協力いただきたいと思います。

 

 すなわち、この手紙が来るだけということのようでして、それは、えらい冷たいなとも思いますけれどね。反対に。まあ、ええですけれど。ご存じの、そういう振り込め詐欺の問題がありますので。

 

 また、愛知県警なんかに言わせると、そういうのがかかってきたら、すぐ電話を切らずと、いったんだまされたふりをして連絡してくれということになっとりますが、これは一面リスクがありますので、自信のある方は、ぜひそれで愛知県警に協力いただくと、大変ええと思いますけれど、反対に、そのままずるっとだまされてまう場合も、向こうもプロですので、ありますので、お気を付けをいただきたいと思います。

 

◎マイナンバーについて 

 これでなしになっておりますけれど、今日ちょっと幹部会で言いましたけれど、例のマイナンバーにつきまして、この間、付いてきた人はおらんかったかね。指定都市市長会で。

 

 その前から、ちゃんと指定都市市長会として、延期しろということを議決してくれと言っておりましたけれど、それは全然ペケで、丁寧にやってくれという議決をするということだったものだから、当日も、わしは何べんも言っとるけれど、これ、どうなっとるんやと。ぜひ議決してくれと言いましたら、それはどうのこうのと。それなら、採決してくれと。

 

 私は、悪いけれど、指定都市市長会なんかの場合は、職員じゃないもんで、従業員でないと言いましたけれど、これは。やっぱり選挙で選ばれとって、ちゃんと責任を取ってやっとりますので、それならそれで、議決するなら、これは多数決というのを否決はできませんので。しようがないけれど。その場合、少数意見を書いてくれと。ちゃんと。

 

 常には、何から何までは言いませんよ。私だって。妥協するやつはぎょうさんありますけれど、こういうやつはいかんと言いまして。主なる理由は、皆さんもちょっと覚えておいてもらうとええけれど、地方自治法、よう言っていますけれど、2条14項というのがある。地方自治法2条14項。

 

 これは何が書いてあるかというと、最少の経費で最大の効果を上げなさいと書いてあるんですわ。これは、国の法律では、ありません。こういうのは。地方自治体は、それだけ信じておられんということじゃないですかね。税金の無駄遣いをするなという条文を持っておりまして。わざわざ。これに反すると。

 

 何でかといったら、住基ネットで、毎年、大体名古屋で1億円ぐらい使っておりまして。ランニングだけで。じゃあ、どういう効果があったのと。一体。全国から名古屋の住民票を取った人が、何人おったんだと。あれはどうなった。調べてくれと言ってあるけれど。

 

 全然、重苦しい雰囲気ですけれど、住基ネットが入るときに、いろんなことを言っていましたけれど、大きく言っとったのは、名古屋以外でも。例えばね。名古屋以外のどこかで、住基カードを出すと、それで住民票を取ることができると。そんなもの、何件あるんだと。という話をしておりまして、それは何件あったのか、出さないといかんの。本当は。

 

 毎年1億円使う価値があったのかと。1億円使うんだったら、それこそ、子ども応援委員会か何かで、子どもさんの悲鳴に対して、もっと丁寧に優しく対応してやる方が、どれだけ大事か分からんでしょう。今の時代的に見れば。ということを言っておりまして。

 

 それともう1個、これも皆さん、ぜひ覚えておいてもらいたいのは、今、年金であれになっていますけれど、今度、年末調整があるでしょう。皆さんの会社でも。会社の経理が、みんな、今のところ年末調整。

 

 みんな間違えとるけれど、確定申告は大事なんだけれど、日本の問題は、確定申告をなくせという人がおりますけれど、それはやっぱり難しい。年末調整が問題なんです。年末調整で、各種控除がありますから。扶養控除だとか、障害者控除だとかいうのがありますわね。今でも名前と住所は分かっていますけれど、今度は番号が付きますので、全部分かります。

 

 例えば、障害のある方の番号は全部、年末調整をやる事業者ですね。中小、零細、ようけありますから。これ、みんな。年金機構どころじゃないですよ。大体、300万社ぐらいあらへんかと言われておりまして、そういうところが分かるわけです。番号が。

 

 そうすると、これはなかなかディープな話になりますよ。それにいろんな情報がつるんでおりますので。障害者の方の番号が分かると。こうなると、結婚のいろんな相談をどうのこうのとかですね。ええんですかね、そういうのも。

 

 それから、扶養家族だったら、どこで何で働いとるとか、そういうのが。番号が付いてきますので、そういうのを垂れ流すということに。罰則はありますけれど、反対に言うと、事業者は大変ですよ。

 

 ということが分かっとるのに、延期すべきであると申し入れました。事前から文書で申し入れてあるんですけれど。それで、1人反対して決まらんではいかんじゃないかと。いや、それは別にいいよと。多数決をしてくださいよといって。多数決は多数決で、それはしようがないことだと。その代わり、その場合は、少数意見をきちんと書いてもらいたいと。その議決書に。

 

 これは当日言った話ですけれど、最高裁判所の判決でも、少数意見は書くんです。何で書くかというと、国民審査がありますので。あれがないと分からへんじゃないですか。どうやって審査するんですかね。ということになってきますので。

 

 私らも選挙がありますから、やっぱり書いてもらわないといかんのです。こういうものは。そうでないと、皆さんだって、分からんじゃないですか。河村さんというのは、どういう人だと。ちゃんと、発言をきちっとしとるのかという話になって、言いましたところが、どうのこうのになって、1人の方が、それじゃあ採決しよまいと言ったで、採決、じゃあしますといって。

 

 じゃあ、河村さんの意見だけか、少数意見かどうか知りませんけれど、書くことに賛成の人の挙手を求めますと言ったら、私1人でしたので、否決されました。ということを、終わりましてからも高市大臣に申し上げまして、まあ、こういうことですわ。要は。困ったもんだね。

 

 ええんですよ。多数決は。しようがないけれど、やっぱり政治というか、市民から、選挙で、何か約束をして選ばれた人間というのは、ちゃんと自分の約束は貫かないといかんの。そこに意味があるんです。妥協を否定するものじゃありませんよ。妥協はありますけれど、そういうことですよ。

 

 その選挙において、皆さんが報道するじゃないですか。ちゃんと、選挙の争点といって。いろいろ、この人はこう言っとる、この人はこう言っとるといって。それを見て、一応、選ぶわけでしょう。選んだ後、何をやったか訳が分からんようなふうでは、いかんということですわ。根本的に。

 

 というのをつくづく感じておりまして、私も、こうだから、ああだからとは申しませんけれど、20人の市長、副市長もおみえになりますけれど、相当、何人かの方は選挙に応援に行っておりますので、まあよと。正直言いまして。内容は分からんけれど、河村さんの、お前さん、自分のこれだけのね、新進党時代から延々とこういうものが、いわゆる全体主義、社会主義の発想なんであって。人間に番号を付けるというのは。全く誤解なんだと。

 

 アメリカでも、今や国防総省はやめましたし、それから、この間、1000万件漏洩しまして、責任者が辞めましたがね。女性の方だと言ったけれど。ということで。それで、日本。皆さんもそうだけれど、パスワードを変えるでしょうが。そうやって、今でも、危ないからといって。生涯不変が原則のパスワードを持つような、こんな時代後れなこと、何なんだということで。

 

 これは、ようけ金を使いまして。ちょこっとずつでも税金の無駄遣いがないように頑張っておりますけれど、これでは困ったもんだがね。

 

 という話で、本当は止めたいんですけれど、一応これは、前は自治事務というか、でしたから止めても、その場では違法ではないと。ただ、最高裁で止めてはいかんということになりましたんですが、今回は一応、止めますと違法になるというふうに聞いておりますので。

 

 そうすると、皆さんに、裁判で負けると負担をかけることになりますのでね。残念ながら、やむを得ずこういうふうで進んでおりますけれど、私はやっぱり、自由主義を守る立場から、ぜひ延期。ぜひじゃないけれど、まあ、延期してもらわないといかんと思っておりまして、近日中に申し入れる段取りをしております。

 

 ということをお話ししておりまして、商売のことを覚えておいてよ。この間もテレビを見ておりましたら、このマイナンバーでね、昔の議論ですよ。トーゴーサンとかクロヨンとか言いますけれど、皆さんの所得は全部捕捉されていますけれど、商売人はごまかしているとか、政治家はごまかしているとか言いますけれど、商売をやっとる人の所得、売上を全部番号で捕捉するということはできませんので。

 

 そんなことを言ったら、前も言いましたけれど、ラーメン屋に行くときにカードを出して、ギョーザを食った、モヤシラーメンを食った、ビールを飲んだと。ダーッと、一方で調査しますわね。何月何日にギョーザがどれだけ売れた、ラーメンがどれだけ売れた、ビールがどれだけ売れたと。

 

 それだけではいかんからね。本当にそれを買ったかどうかというのをチェックしないといかんから、皆さんのところへチェックしてですね。あんたは本当に何月何日に××飯店でギョーザを何人前食ったということを、チェックしないといかんのですよ。これをやるには。そんなこと、できるわけがないんですよ。

 

 だで、恐ろしい話ですわ。こういう誤解に基づいてやるということは。現金取引というのは、捕捉できないんですよ。残念ながら。だから、いろんな取引の中から、株の取引でもそうですけれど、全所得を合算するといってもなかなかできんもんだで、結局、1回売るごとに分離課税で税金を取るという方が合理的であるというのが、歴史が発明した自由経済の原理なんでね。

 

 ということがございましたということです。一応、以上です。

 

質疑応答

◎「ロボカップ2017世界大会」の名古屋開催決定について

(記者)
 ロボカップが2年後に決まったと思うのですが、あらためて市長は、どんな大会にしたいかと、これから2年間、どんな準備が必要と考えているかを、教えてください。

 

(市長)
 せっかく決まりましたし、私ももうちょっと勉強しないといかんですけれど、この地区も結構、会社の名前を言うのは、ちょっとここはあれか分かりませんけれど、ロボットの技術で大変進んだところがございまして。

 

 世界に冠たる貿易黒字の名古屋地区としましては、大いに宣伝して、楽しみながら、また新たな技術革新、イノベーションが進んでいくとええなということですけれど、もうちょっと宣伝しないといかんわね。何やと。ロボカップというのは。ロボットが、何かカップでビールでも飲むのかということを思っとる人がおみえになるか分かりませんが。

 

 これは、今もちょっと聞いておりますけれど、いろんなコートの大きさがあるらしいけれど、サッカー場というか、サッカーコートの中で、自走式というんですから、後ろにひもが付いとらんわけだね。ひもが付いとらんロボットでサッカーをやるということで。夢とすると、いつか人間に勝ちたいというのが、このロボカップの夢なようです。

 

 そういうことで、何人でやるとか、サッカーコートの大きさとかいうのは、いろんなタイプがあるというふうに伺いましたけれど、子どもさんのやっとるのもあって、なかなか広がりのある面白いゲームですので、ぜひ今後、盛り上げていきたいと、こんなふうに思っていますけれど。

 

◎名古屋城天守閣の復元について

(記者)
 2週間前に、お城の財源の調査を1週間後に出すとおっしゃいましたけれども。

 

(市長)
 ええ、これは連絡しておりまして、財源はもうすぐ分かりましたけれど、経済的効果の方ね。経済的効果の方が、各お城に電話しておりますけれど、もうちょっと時間をくださいというので、今週中。また外れるといかんけれど、一応、向こうがあることですので。

 

 熊本城、姫路城、それから、あそこの、何だった、あれは。大洲城というのか。あれは愛媛県ですか。それから、掛川もちょうど、僕はちょっと2日前に行ってきましたね。掛川城もですね。

 

 というところで、観客動員がどれだけ増えたか。それについて、まあ、すぐは増えますけれど、某お城なんかは、造ったときに3倍ぐらいに増えたけれど、またちょっと減りまして、だけど倍ぐらいにはなっとりますというところもありまして、そういうので、土産がどれだけ売れたかとか。

 

 観光収入そのものの効果もありますけれど、お土産がどれだけ売れたかとか、その全体の、そればかりじゃない、1泊ぐらい泊まっていく場合もありますので、市にもたらす経済効果について、分かるだけお知らせくださいということで、その返事を待っとるところです。

 

(記者)
 分かりました。

 

(記者)
 今の関連で、財源はすぐ分かったとおっしゃいましたが、すぐ分かったというのは。

 

(市長)
 財源は、皆さんも。公共的なものですから、それぞれ寄附金がどれだけで、税金がどれだけで、それから起債がどれだけでと。そういう割合は、皆さんが調べても分かるんじゃないですか。すぐ、ネットか何かで。分かりませんけれど。それは、みんな教えてもらっております。やっぱり起債が多いですわね。結構ね。

 

 こういうのこそ起債がふさわしいんですよ。寄附金もありがたいですけれど、起債でありますと、ずっと長いこと効果が持続しますし、皆さんも、ペケペケ銀行に預金を預けるより、名古屋城天守閣本物復元市民債の方が、はるかに利息はいいですから。まだ発行しておりませんけれど、多分10倍ぐらいになるんじゃないですか。

 

 今、郵便貯金が、大体0.03%でしょう。普通預金が。100万円預けて、1%で1万円、0.1%で1000円、0.01%で100円ですから、0.03%というと300円ですわ。郵便貯金、100万円預けて300円。年間ですわな。300円といったら、ATMを使って、郵便局はどうなっとるのか知らんけれど、銀行だと、違う時間で掛かる、そっちの金の、手数料の方が高いもの。本当に。

 

 だけど、名古屋市民債でいきますと、ほぼ国債と同じですから、国債が0.4%でしょう。今、金利が。ネットで見ますと、「国債 金利 10年物 リアルタイム」とかいって検索サイトで出しますと、すぐ出てきますから。今の取引がすぐ出てきます。

 

 0.4%といいますと、100万円市民債を買いますと、1%で1万円、0.4%だと4000円ですね。郵便貯金だと300円、それから、市民債だと4000円ということになります。ずっと毎年もらえますから。

 

 その分は、反対に市には負担になりますけれど、何を言っとるんですかね。そんなの。かえっていいんですよ。努力しますから。そんなことを言ったら、民間の企業は成り立ちませんよ。みんな、その金利を払うために努力するんです。「いらっしゃいませ」の一言も言わないといかんですわ。本当に。という話でね。

 

 計算されるとええけれど、200億円起債して、0.4%だと8000万円ですか。8000万円というと、今、500円ですから、20万人増えんでもいいですね。十数万人ですね。入場者数が。今、160万人ぐらいでなかったかね。名古屋城って。だから、160万人の来とる人が、180万人にに仮に増えると、それだけで利息分を超えますね。入場料だけで。あと、お土産も買いますし、ねえ。

 

 大体、僕が聞いたところでは、天守閣をそうやって直しますと、3倍になったと。入場料が。ボーンと瞬間的に。それからまた減って、倍ぐらいですかなというところも結構ありました。全部ではないで、ちょっといかんですけれど、あるところで聞いたら、そう言っていましたよ。

 

 名古屋だったら、もっとすごいんじゃないですか。東京と大阪のど真ん中で、お前さん、こんな地の利のええ、ありがたいね。リニアも止めてもらえる、毎日40万人も新幹線が止まるんだもの。名古屋で。全部降りませんけれど。年間1億2000万人は、全人口は名古屋でいったん止まるんだもの。ものすごい地の利ですよ。本当に。

 

 これを利用せんというのはね、ちょっと。利用というか、地方自治法2条14項に、これこそ反しますよ。こんなの。民間の会社で、これだけの立地を何か私企業でやろうと思ったって、できんですよ。もう、そんなの。という余分な。余分なでないけれど、そのくらいの計算はしないといかんわ。

 

 公債というのは大体、利息を払えば、あと、元本については、皆さん、銀行に行って聞いたってみやあ。元本は、返してもらうとどこかに貸さないといかんから、みんな。銀行というのは、貸し続けて利息だけ延々ともらうのが一番ええわけですわ。だから、どちらにしろ借り換えというふうになっていくんです。大体はね。

 

(記者)
 その調査によると、起債の発行限度というか、どのくらいまでなら発行できるというような試算になりますか。

 

(市長)
 まだこれからですけれど、わしが言っとるのは、ちょっと見積もりを、分からんけれど、オールひのきで400億円とか言っとるんでしょう。オールひのきの場合、二百何億円と。ちょっとよく分かりませんけれど、これからですけれど、補助金が出とる場合は9割まで起債できますね。

 

 これは補助金がちいとは出ますので、9割まで。ということですから、どうですか、300億円、400億円。300億円ぐらいだとしましても、9割だと270億円。起債。いいですよ。皆さん。買って、ずっと孫子の代までやってちょうだいよ。

 

 ちなみに、名古屋市は毎年、1500億円起債しておりますので。市が。半分が大体借り換え、半分が新規です。だから、1500億円が、仮に200億円起債だとしますと、1年だけですよ、1年だけ1700億円になる。1年だけ。大体4年か5年に分けますので、5年で分けると、5×4=20ですから、40億円ですか。だから、初年度で、1500億円起債しておったのが、1540億円になるだけですわね。これは、なかなか人気が出るんじゃないですか。

 

 1期の皆さんには、ちょっと、金看板までいかんですけれど、名古屋城をみんなで400年大事にしようというのを。これは、第1期市債債権者と。というのぐらいプレゼントすると、今のところ、僕が聞いとるところでは、某金融機関が言っていましたけれど、もう買えませんといって。そんなのは。瞬間蒸発で、えらいことになりますわと。買いたい人ばかりで。と言っていました。

 

 今のはちょっと、私の今のところ推測がいろいろ入っておりますので、きちっと公式のやつは、また近時、出したいと思いますけれど。

 

(記者)
 公式ではないのですか。

 

(市長)
 まあ、公式ですよ。公式は公式ですけれど。わしは零細企業をやってまいりましたので、このぐらいの計算はしますから。即時に。即時に。自分の金で生きていかないといかんのです。零細企業の場合は。徴税権はありませんから。

 

◎消防職係長昇任試験における情報漏えいについて

(記者)
 ちょっと時間がたってしまったのですが、消防の係長の昇任試験で情報漏えい(を疑わせる情報提供)があったという旨の発表が7月10日にあったのですが、市長はどのように報告を受けて、何か今、指示をされたりしているのでしょうか。人事委員会の方なので、どういうふうに関わられるか、ちょっと難しいのかなと。

 

(市長)
 いやいや、あれはとんでもない事態で、放っておけませんよ。当然のことながら、私も民主党時代は国会Gメンの座長をやっておりましたので、こういうのを追及しとるというか、そりゃあ真面目に勉強しとった職員さんに対して申し訳ないじゃないですか。こんなことになったら。昇任しようと思って努力しとった人に。

 

 だから、当然考えられるのは、まず、消防の中で、あの航空隊だけなのかと。まずね。それから、消防以外でもあらへんかと。これについて、ちゃんと調査して全部出せというふうに、今、まず言っています。

 

 この間、ちょこっと持ってきましたけれどね。持ってきましたけれど、いっぺんヒアリングしないといかんね。みんな。と思っています。厳正にやるつもりです。当然、ええ。

 

 常識から言いますと、消防の中の航空隊だけであるということは、考えられないね。そうでしょう。こういうことを言うと役人に嫌われますけれど、わしはこういうことをやるのが仕事なもんだで。こういうことをしっかりやるから、723万円いただいとるんですから。税金で。退職金もなしですけれども。だから、きちっとやります。

 

(記者)
 それは、消防の他の種類の試験についても、もう一度調べるということで。

 

(市長)
 はい、はい。

 

(記者)
 過去も含めてという感じですか。

 

(市長)
 それは当然です。今までのこととね。今のところ、どこで調べとるんだといって。どこで調べるか、ちょっと検討してみます。わし自身。内部で調べとるんだろう、今。これ、内部で。

 

(当局:ちょっと、中でやっていますので、詳しい内容はまだお話しできないんです。)

 

(市長)
 いや、調べとる手段は言わないといかんよ。

 

(当局:すみません。聞いていないので。)

 

(市長)
 聞いていないということでしょう。わしが聞いたところでは、消防内部で調べとると、前、聞きましたよ。それから、初めの、冒頭のころに。内部の人間が調べて、そんなこと、お前さん、言えるのかといって。仲間ですから。仲間同士が調べて、「あんた、実はよ」といって言えんでしょう。

 

 だで、どういう仕組みでちゃんとやるかということは、ぜひ市民の皆さんのためにも、また、そういう悪いことをやらずに係長になろうと思って努力しとる職員の皆さんのためにも、大変厳正にやるつもりです。今、そういう段階です。

このページの作成担当

市長室広報課報道係
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