ページの先頭です

ここから本文です

平成27年5月11日 市長定例記者会見

ソーシャルメディアへのリンクは別ウインドウで開きます

このページを印刷する最終更新日:2015年7月22日

ページID:69963

報告事項

  • ネパール地震に対するネパールへの災害見舞金の贈呈について
  • なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について
  • 「NAGOYA学生EXPO2015」の開催について

会見動画

報告内容

◎ネパール地震に対するネパールへの災害見舞金の贈呈について

 それでは、5月11日(月曜日)の会見を始めたいと思います。皆さん、グッド・モーニングということで、本日、私からは3点報告がございます。

 

 1点目は、ネパール地震に対するネパールへの災害見舞金の贈呈についてです。

 

 4月25日(土曜日)にネパールで発生しました地震災害につきましては、死者が8,000名を超えております。被害を受けられましたネパールの皆さまに支援を行うため、災害見舞金100万円をネパールに対し贈呈することといたしました。

 

 5月15日(金曜日)に駐日本国ネパール連邦民主共和国特命全権大使に名古屋市東京事務所長が面会し、目録をお渡しいたします。被災者の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

 

 また、一昨日と昨日と2日間にわたりまして、私も含めた市職員有志を中心とした79名のボランティアによりまして、栄と名古屋駅で街頭募金を実施いたしました。

 

 街頭募金におきましては、多くの市民の皆さまから寄せられました合計45万4,384円は、日本赤十字社の2015年ネパール地震救援金受付口座に送金いたしました。市民の皆さまの温かいご協力に感謝申し上げます。

 

 救援金につきましては、全職員を対象に募集を行いますと同時に、募金箱を名古屋市役所市長室、名古屋国際センター、市民活動推進センターおよび港防災センターに設置しております。7月31日(金曜日)まで募集をいたしますので、市民の皆さまのご協力をお願いいたします。安否不明の方々のご無事と、被災地の一刻も早い復興を願っております。

 

◎なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況について

 2点目は、なごや子ども応援委員会の相談等対応の状況です。平成26年度中の状況がまとまりましたので、ご報告いたします。

 

 平成26年度から設置しました子ども応援委員会ですが、昨年度1年間の相談等対応件数は、延べ数で2,695件。延べ数で2,695件と、どえらい多い数字ですが、児童生徒さんの実数で言いますと、523名ということでした。

 

 年度当初は、就任したばかりの子ども応援委員会メンバーが研修を受ける機会も多く、件数が少なかったんですが、2学期の9月以降は着実に件数が増加しており、子どもたちに必要な取り組みだと、手応えを感じているところです。

 

 内容別では、不登校に関するものが最も多く、次に、親子関係の悩みや離婚・経済的な悩みといった家庭の問題、発達障害に関することと続いております。

 

 多くの大人が、人生の針路。しょっちゅう言っておりますけれど、「進む路」ではなくて、「針の路」と書いた、大きくなったら何になるのということです。人生の針路を応援することで、一人でも多くの子どもたちに自信を持って輝く人生を送ってもらうため、今後も、さらに子ども応援委員会の取り組みに力を入れてまいりたいと考えております。

 

 このことにつきましては、後でちょっと出てくるか知りませんけれど、今日、幹部会でも言いましたけれど、ぜひ名古屋の人に知ってもらいたいのが、まず1つね。やっぱり子どもの悩みと親の悩みと同じですから。ほぼですね。ですから、自分の孫なり子どもがちょっと元気がないなと、学校を1日休むか何か言っとるがなと思った段階で、ぜひお知らせをいただきたいと。

 

 お知らせいただくのは、子ども応援委員会がある学校へ行かんとっても、それは11校しか今のところありませんので、そこの学校でいいですし、区役所でもええし、それから市役所に直接電話いただいてもええしということで、非常に大きな特色は、未然予防だというのが決定的に違うんですわ。

 

 今までの、日本中で行われとるスクールカウンセラーは、非常勤というのが原則型ですけれど、の場合は、非常に、一定深刻になってからですね、相談に乗っていただく。

 

 これはこれで、大変スクールカウンセラーの皆さんは努力されていますけれど、やっぱり自分たちでも、常勤じゃないですから、ものすごく努力しとるんだけれど、限界を感じざるを得んという状況でしたけれど、これは、市民の皆さんには、これは本当に皆さんの税金で、大体4億円、この間、某新聞で。

 

 当初、3億円でしたけれど、今年5億円ですけれど、5億円の市民のお金を使いまして、専従でおりますので、遠慮せずに。例えば、病気なら、ちょっと風邪にかかったぐらいで行く人もいますよね。病院へ。そういう気持ちで、未然予防につながるようにね。

 

 もう1つ、ぜひ、そのことの対処をするのも非常に重要ですけれど、大きくなったら何になるのということですわ。結局。テレビ番組であれをやっていましたけれど。子どもの貧困というのを。うちのおっかあがたまたま録っとって、昨日の夜、見ましたけれど、ようけ専門家が出てきて、今の日本の政治の最大の問題の1つですよね。子どもの貧困。

 

 だけど、子ども応援委員会が出てこおせんもんな。どうなっとるんだ。いやいや、本当に。俺、見とって思ったのは、ようけ皆さんいろいろ言われますわ。それで、やっぱり1つ出てくるのは、かといって、対応する補助金なり、財政的に、お金がないからという理論で止まってしまうと。実は違うんですけれどね。

 

 日本は財政危機ではありませんから。金は、貧富の差が激しいですが、銀行にあり余るぐらい余っています、から金利が低いんですから。北陸新幹線もできたじゃないですか。ちゃんとね。だから、それは違うんです。実は。財政当局がそんなことばかり言っとるもんだで、こんなふうになっちゃっとるんですけれど。

 

 もう1つは、お金を、その補助金等で、それで対処したらええという問題だけではないと言うことは、皆さん言っていた。何か温かく心の通う、何か社会の仕組みが要るんじゃないかという話が出てくるんですけれど、ここで、この子ども応援委員会が出てこないといかんですわ。それこそ。なあ、言ってったれ、論説委員だか、司会をやっとったおっさんに。

 

 「ところでね、名古屋ではね、こんな取り組みが始まりましてね」といって。要するに。「先生に、実は2種類あるんですよ」といって。教科を教える先生と、もう1つ、子どもの針路をね、大きくなったら何になるのと。「何か苦しんどることはあらへんか、あんた」といって。というようなことを専門にやる、いわば、先生じゃないんだけれど、先生ができたと。

 

 4億円の税金を使って、取り組みが始まったんです。名古屋は。日本で初めてですよということを、そこで言わないといかんですわ。

 

 僕は、名古屋が目立ちたいということもないわけじゃないけれど、正直言うとね。逆風、逆風ばかり言われとるで、頭にきとるんですわ。こんなええこともやって、それをぜひ日本中に知れ渡ってほしいという気持ちです。

 

 この数字で。ものすごいですよ。2,695件、523人ですよ。これも、だから、ここでも言いましたように、初めのころは、まだ対応が、しっかりしていません。しっかりして、まあ、研修なんかをやっていましたので。だから、ものすごい勢いで増えていっとるわけです。かといって、名古屋の人はこんなことをやっとるといって、まだ知らんのですわ。

 

 具体的に出てきたのは、今月号か、「広報なごや」のレクバレーの記事になっていますね。バレーボール、レクリエーションバレーの。あのときのお母ちゃんたちに、昔のお嬢さんが3人ぐらいおりましたけれど、そこで、「実は、名古屋でこういう取り組みが始まってね」と言ったら、「ええ」と。「それ、みんなに言わないといかん」といって。

 

 みんな、働いとる。大体、そのレクバレーの人たちは。「いろんな悩みを抱えとるから、みんなものすごい喜ぶよ、それ」といって。という話ですわ。

 

 だからこれも、全然、まだほとんど知らない状況だと思います。市民の皆さんが。この状況で、523人、年間ですね。ちょっと某新聞にも出ておりましたけれど、なかなかうまくいった例も出てきております。だで、なるべくマスコミの皆さんにはオープンにして。

 

 プライバシーには配慮しますけれど、オープンにして、こういう仕組みというのを、ぜひ日本中に広がっていくように、対応するように言ってありますので、ぜひ取材をしていただいて、名古屋の人が、名古屋でなくてもええんだけれど、そう限定的にする必要はありませんけれど、ぜひ、こういう取り組みがあるなら、区役所へ電話しようかということですね。そういうふうにやれるように、不幸な事態が起きる前にね、本当に、お願いしたいということです。

 

 問題は、1つエアポケットになっとるのは、実は私学がどうかということがあるんですね。私立の方は。この間、ちょこっと話がありましたけれど、私学は県の方になっておりまして、一応。あまり言うと、また怒って言ってくるか分からんけれど、うちはそういうことは一切ありませんと言うか分かりませんけれど、それは考えられないです。そんなことは。

 

 名古屋におる子どもさんにとって、公立に行くか、私学に行くかで、それは関係ありませんから。別に。ですから、その私学への対応も、もしよかったら、そう言っていただければ、責任を持って、つなぐということになりますけれど、したいと思っております。

 

 そんなことでね。ちょうど、話を進めるといいんだけれど、例の、この間言いましたけれど、3月2日の新聞、21時46分配信で、例の川崎の子どもさんのなくなった話について、お母さんの手記がありましてね。この中に。

 

 これは公開されていますので、弁護士を通じてのコメントということで、このお母さんの手記の中で、名前も公開されとる。名前はちょっとやめますか。「ただ」、息子さんが「学校に行くよりも前に私が出勤しなければならず、また、遅い時間に帰宅するので」、息子さんが「日中、何をしているのか十分に把握することができていませんでした」と。

 

 「家の中ではいたって元気であったため、私も学校に行かない理由を十分な時間をとって話し合うことができませんでした」というのが、お母さんの手記ですわ。ずっとまだありますけれど。

 

 こういうことを見て、何か、お母さんの責任だと。やっぱり家族でやるのが、それも大事ですけれどね、責任だというふうに取る向きもありますけれど、僕は全然そういうふうには思わない。こういうときこそ、本当に、政治とか税金の世界で手を差し伸べるべきなんで。それこそ子どもの貧困、家庭の貧困ということになりますけれど。

 

 だで、ここで、「私も学校に行かない理由を十分な時間をとって話し合うことができませんでした」ということで、お母さんは自分の責任だというようなニュアンスで語っておられますけれど、これは違うと思いますね。それは、お母さんが話し合っていただくのもいいけれど、やっぱり学校がやらないといかんのです。これは。学校が断じてやらないといかん。ようけ給料をもらっとるんだから、みんな。

 

 先生は、忙しい、忙しいと言っていますけれど、これはやらないといかんけれど、名古屋においては、それを分業的にですね。これは一応、名古屋の子ども応援委員会に、もし名古屋だったら何ができたかということを検証しておりまして、一応報告はもらっておりますけれど、名古屋だったら、今。情報提供先は、皆さんのところに行っとると思いますけれど、今、教科の先生からの情報が一番多いですから。要するに。だから、教科の先生から、数学の先生なら数学の先生で、「あの子、学校へ出てきとらんな」ということを、応援委員会に言うんですわ。それで、応援委員会が対処して、家庭まで行きますから。という対応が早く取れたというふうに思いまして、このところで、これが。

 

 ぜひ皆さんのペンの力、電波の力で、名古屋市中の皆さんに、まず知らせていただいて。去年だけで523人。人数で。まだ全然知られとらん状況でね。それと、ぜひ。

 

 たまたままだ初めだから11校に絞ってありますけれど、本当に近い未来、全中学校に1人ずつ置くと。110人になります。それからもうちょっと増やしまして150人体制に持っていきますので、このことについては、予算を惜しみなく使うと。予算というか、市民の税金を惜しみなく使わせていただきたいというふうに、市民の皆さんにもご理解をいただきたいと。最優先事項です。

 

◎「NAGOYA学生EXPO2015」の開催について

 それから、3点目が、「NAGOYA学生EXPO2015」の開催について、ご報告いたします。

 

 名古屋市では、学生が生き生きと活動するまち「学生タウンなごや」を目指しまして、学生の活動を応援しております。この間言いましたように、一番学生が多いのは東京で、2番が京都だったかな。確か。3番が名古屋になると思いますね。どえらいぎょうさんおるんですわ。専門学校も入れてだけれどね。13万人か、14万人になるんですよ。数は。

 

 その一環として、平成24年に名古屋テレビ塔を活動拠点とする、NAGOYA学生キャンパス「ナゴ校」を開校し、学生と社会を結び付け、若者の発想による成果を名古屋の魅力・活力向上につなげる取り組みを進めています。

 

 その「ナゴ校」の学生が、「NAGOYA学生EXPO2015」を、5月23日(土曜日)・24日(日曜日)に久屋大通公園「もちの木広場」で開催することになりました。

 

 この「NAGOYA学生EXPO2015」は「ナゴ校」の目玉事業であり、今回、5回目の開催となります。今日は、今回のイベントを担当している学生さんたちが来ておりますので、PRをしていただきます。

 

(学生A:今年度のEXPOの実行委員長をさせていただいております。よろしくお願いします。)

 

 女性の委員長かね。

 

(学生A:はい。)

 

 ええじゃないですか。なかなかね。

 

(学生A:そうですね。初めての女性の委員長らしいです。この時間を借りて、企画について簡単に説明します。第5回目の開催となる今年のテーマ、「Stars」には、名古屋の学生一人一人が星のように輝き、名古屋という夜空を彩り、盛り上げていくという意味が込められています。

 

 今回初の試みとして、「NAGOYA学生EXPO2015」のテーマソングを、ステージに出演してくださるバンド「ZENMAI」さんに、今年のテーマ、「Stars―みんなが輝くナゴヤ―」をイメージして作詞・作曲していただきました。)

 

 優しそうな雰囲気ですな。ねえ。

 

(学生B:私たちの企画としては、学生たちが学び、活動している内容を披露します。企画は大きく分けて、ステージとブースの2つです。ステージでは、いろんな学生アスリートが、日々の活動や将来について熱く語り合います。また、名古屋で注目のアイドルグループ「さくらシンデレラ」がライブパフォーマンスを披露します。)

 

 さくらシンデレラって、いつできたんだ、それ。「チームしゃちほこ」じゃないのか。しゃちほこより新しいのか。

 

(学生A:しゃちほこじゃないですね。)

 

 ほうかね。あまり気にせずに。

 

(学生B:ブースでは、実際に触れていただけるフォーミュラカーや、どまつりのクイズなどに答えてプレゼントがもらえる企画、ナゴ校と名古屋市青少年交流プラザ「ユースクエア」がコラボして来場者の皆さんと一緒に今後の名古屋について考えていく企画などを実施します。

 

 学生たちが日々挑戦していることを、もっと多くの人に知ってもらうために、この日まで準備してきましたので、来ていただいた方には、きっと楽しんでもらえると思います。)

 

(学生A:5月23日・24日のNAGOYA学生EXPOでは、学生の元気と活力で会場を盛り上げていきます。今年のテーマである「Stars―みんなが輝くナゴヤ―」を合言葉に、EXPOに参加してくださる方、来場してくださる方とともに、1つの大きな星座を描くことができればいいなと思います。ぜひ会場まで足を運んでみてください。)

 

 はい、ベリーグッド。今よ、まだ知名度がちょっと足らんぞ、学校の中で。いっぺん、どこだった。南山も入っとるだろう、これ。

 

(学生A:入っていますね。)

 

 入っとるだろう。どこかしらの大学生にどこかで聞いたことがあるんだけれど、「ナゴ校って知っとるか」と言ったら、「知らん」と言っとったでよ。だで、今、知名度を上げないといかんでと。あんたらも、ちいとよ、みんなで知名度が上がるようにしてもらいたいと。

 

(学生A:はい。)

 

 ということと、今、噴水広場ってあるでしょう。あそこで、みちのく屋って、東北の物産店、生ビールを飲めるところがありますわ。ビールが。あそこで、要するに、外国人の英語のサービスぐらいしろと言っとるんだ。今。ちょっとしたブースで。

 

 ボランティアだぞ。その代わり。Englishと、Ticketsと書いておけばええんですわ。3日ぐらい前に言ったけれど、外国人がようけ通るんだけれど、みんな、ふっと見て、curiousという感じでよ。みんな、ずっと通り過ぎていくわけですわ。ほんだで、ちいとあんたら、手伝ってちょう。そういうのは。なあ。そのぐらい。

 

(学生A:そうですね。)

 

 えらい無感動だな。どうなっとる。「Yes, I will」と言わないといかんで、ちゃんと。本当に。例えばそういうこととか。

 

 それから、今の子どもの貧困問題があるでしょう。子どもさんたちの学習支援が今、大変重要なわけですよ。あんた、ちょっとボランティアでよ。その代わり、学校、単位を出してくれるように、今、名市大なんかに頼んどるで。ええだろう、それでやってもらえるのは。

 

(学生A:そうですね。)

 

 なあ、ボランティアで。ぐらい、そういうことをちょっとやってちょう。まあ、ええわ、ええわ。ということでして、それはそれですけれど、5月23日(土曜日)のオープニングセレモニーは、私も出席する予定でおります。若者はもちろん、応援する多くの方々がぎょうさん集まっていただくように、お待ちしております、ということですか。

 

(学生A:はい、そうです。)

 

 じゃあ、もう一回、「皆さん、来てちょう」と、言っといてちょうだい。

 

(学生A:えっと。)

 

 「来てちょうだゃあ」といって、ちゃんと名古屋の発音で言わないといかん。「来てちょうよ」といって。

 

(学生A:皆さん、来てちょうよ。)

 

 ベリー・グッド、ファイン、OK。ということで、ご苦労さまでした。

 

(学生A・B:ありがとうございます。)

 

 ありがとうございました。ということで、私からは以上です。

 

質疑応答

◎ごみ屋敷について

(記者)

 ごみ屋敷についてお伺いしたいのですが、今、名古屋市中区に、ごみが家の中で収まりきらずに路上にまではみ出しているという、ものすごいごみ屋敷があるのですが、市長はご存じですか。

 

(市長)

 それは知らなんで、ひょっとしたら聞くかもしれんぞということを事前に言われまして、知りましたけれど。知らなんだです。どこにあるんですか。

 

(記者)

 松原、NTT西日本東海病院。

 

(市長)

 ああ、NTT病院がある。

 

(記者)

 の目の前です。

 

(市長)

 の北側か。

 

(記者)

 北側ですね。

 

(市長)

 北側だな。

 

(記者)

 はい。

 

(市長)

 だいぶ昔から、ちょっとそういう状況じゃなかったですか。

 

(記者)

 見て、どうでしたか。

 

(市長)

 見とらんけれど、ちょっと記憶があるような気がします。NTT病院の。「何だ、これは」という感じではありますけれど。

 

(記者)

 実は、市の方としても、区役所だとかが中心になって対応していて、5月8日、先週金曜日が、行政代執行を見据えているので、5月8日までに片付けてくださいという期限だったのですが、実際、歩道にまで、まだごみが出ている状況なのですが、この状況を、市長はどうお考えですか。

 

(市長)

 いっぺん本当は見てきてからにしないといかんけれど、歩道まで出とるというのはいかんことだで、それは、所有者の方にお願いしないといかん。「片付けてちょう」と。まず、少なくとも歩道のところはね。

 

 あと、中側はなかなか、いろいろこれはまたデリケートな問題に突入しますけれど、迷惑にならんように、お互いに気を使って生きないと、人生、生きられませんので、考えてちょうだいということですけれど。

 

(記者)

 ごみ屋敷というのは、全国的にも問題になりつつあって、大阪市だとかが、ごみ屋敷の対策条例というものを作って、強制撤去できるような内容を盛り込んだ条例を作っているのですが、名古屋市としては、今後、ごみ屋敷という問題に対して、何か策だとか、専門の部署をつくっていくとか、そういう考えとかというのは、見据えていくとかというのはあるのですか。

 

(市長)

 あまり名古屋では聞いとらんけれど、たまにテレビなんかでようやっていますわね。全国でね。今の、公道に出とる分は、それなりの、当然、法的な手続きがありますけれど、そうでない場合は、ということで、いっぺんとにかく。名古屋であるかな、他に。

 

 区役所にまちづくり推進室ってあるじゃないですか。300人もおるじゃないですか。そこがまず行かないといかんわ。まず、一応。取りあえず、法律を作る前に。条例を作る前に。これはこうで、これはこうでといって、行政指導に、まず。

 

 それを早く、ずっと、全区、これ、誰か知らんけれど、いっぺんやられたらどうだと。何だ、これは。市民経済局か。何になるんだ、これは。

 

(記者)

 またがっています。ごみ問題で環境局だとか、道路だと緑政土木局だとか、防犯だと市民経済局とか。

 

(市長)

 まちづくり推進室にあるんですわ。300人以上ござるんですわ。

 

(当局:これは、いっぺん区長会で。)

 

(市長)

 ああ、区長会でね。じゃあ、区長会でいっぺん、取りあえず。取りあえずじゃなくて、ずっと回ってきて、まず所有者と目される人にいろんなお話をお伺いすると、まず。そこからじゃないですか。

 

(記者)

 実際、もう、ずっと指導はされていて。区役所の方も警察の方も連携して、ずっと指導はしているのに、状況が変わらないという、そのごみ屋敷は。

 

(市長)

 外の?

 

(記者)

 外の。

 

(市長)

 公道に。それはいかんね。それはちゃんと、公道は公道で断固としてやらないといかんですよ。それは。と思いますけれど。何も言わずに突然やってはいかんけれど、一応、リーズナブルな手段を取って、期限を切らせていただいて、この間にといって、やらん場合は、それは撤去しないとしようがないわね。思いますけれど。危ないでね。

 

◎大阪都構想について

(記者)

 ゴールデンウイークの前にも少し話題になったのですが、大阪都構想の住民投票の件で、今の大阪の状況をどのように評価しているのか、改めてお伺いしたいのですが。

 

(市長)

 この間も言いましたけれど、レファレンダム、住民投票、私は非常にええことだとは思っております。やっぱり、市民の皆さんが自分でまちの在り方を自ら決めるというのは、非常にええことで、ようここまで来たなと。

 

 名古屋はリコールがありましたけれどね、議会の。それはやっぱり、非常にええことなんですよ。市民が決めるということは。大阪の人がみんなで悩みつつ、自分で決めやあということですわね。

 

(記者)

 市長自身は、名古屋市を解体して特別区をつくるというのは、反対の意見なのですか。

 

(市長)

 はい。

 

(記者)

 それは、あらためて。

 

(市長)

 その前から言っていましたけれど、行政法上というか、学者の中には、人口、大体40万人ぐらいの都市というのが非常に効率的で、運営が非常にやりやすいというのか、適正規模であるという議論はようあるんですわ。だけど、やりやすいって、それは国の役人にとってやりやすいんでないかしらんと。そんな気持ちもせんでもないですね。

 

 ただ、大阪の場合は、大阪市が、あまり、よそ。よそと言ってはいかんですけれど、いろいろ過去問題がありすぎたということは、どうも事実なんでですね。こういうふうに思われるのも、そうかも分からんけれど。

 

 そのときも言いましたけれども、例えば減税だとか。誰も褒めてくれへんでやけくそですけれど、減税ほど素晴らしい施策といって、ないですよ。本当に。減税で戦争が起こったところなんか、どこもないですよ。言っておきますけれど。

 

 税金を減らすというのは、本当に役人というか徴税者の力をちょこっとでも弱めることであって、それはやっぱりお金による民主主義の最も最たるもので。こういうものはどこでできたかといったら、名古屋でできたわけですよ。大都会で。

 

 他の都市も、若干やったじゃないですか。1年だけ。大体終わりになっていますわ、みんな。財政危機だとか、国からの交付税を減らされ。減らされませんけれど、そういうふうなことでびびってですね。コメントによりますと。マスコミが書いとったで、読んだんだけれどね。

 

 やっぱり、大都会の持っとる力というのは、国の画一的な運営に対して、お上に対してもの申すと。民主主義を発露させるには、やっぱり大都会というのはいいんですよ。

 

 ただ、それに対しても、大阪のある方が言っとったけれど、名古屋はたまたま河村さんみたいな変なのが出てきたもんで、こういう減税とかね、始まった。日本で名古屋だけですから。今やっとるのは。出てきたけれど、普通は、でかい都市は、市長選に出ようと思っても出られないから。その人が言っとったのは。だで、ものすごく官僚的になると。役人天国になるんだで、いかんと言っとった人もいました。

 

 そうしたら、今の40万人ぐらいの都市がようけありますけれど、そういうところは、新しい市長がどんどん出てくる、新しい議会がどんどん誕生してくると、なっとるんですか、それなら。なっとらせんがね、そんなもん、全然。ということだと思いますね。

 

 わしは、今見とるところでは、減税して、まず市長が給料を減らかして、議員さんも半分になってもらって、市役所の職員が、政令都市3位だったのを13位まで下げて、70万円も下げてですよ。それで、2万6000人おりましたから、180億円も現金をつくってですね。そのうち110億円を減税に回して、日本一の福祉を。

 

 敬老パスもむちゃくちゃ安い、待機児童もゼロと。わしが市長になるとき、ワースト1、2年連続だったんだから。待機児童は。こういう政策を取れると。減税型の自治体ですわ。要は。これはやっぱり、大都市ならではだと思いますね。と思いますけれど。

 

(記者)

 大阪の目玉の1つが、二重行政をいかにしていくかというお話だったのですが、今の名古屋市と愛知県では、二重行政というのは、実際のところ、どれぐらいあると。

 

(市長)

 前にいっぺん分析したことがありますよね。市長になったときに。だけど、それぞれ役割を果たしとらんわけじゃないわね。例えば信用保証協会でも、県と市と2つありますけれど、あれはそれぞれ、やっとるのかどうかよう分かりませんけれど、信用保証協会は、そもそも要らんのでないかという議論もありますけれどね。銀行がちゃんと競争しとれば。そういうのはありますけれど。

 

 当時、何だと言っていました? ちょっと忘れてまったけれど。それより減税の力の方が強いですよ。減税をしなくてはいかんということになると、もう行革せざるを得ないですから。

 

 何で民間の事業者で、スーパーなんか特にそうですけれど、地獄の競争をしとるけれど、そういう、二重行政だとかね、スーパーの経営は二重経営だとかって、言わんでしょう、全然。そんな話は。天下りしとるでいかんとか、言わんでしょう、全然。

 

 何でかといったら、価格競争しとるもんだで、その暇がないということですわ。そんなことを心配するより、倒産しちゃうということです。結局。だから、そういう構造が、実は減税の在り方なんでね。どうでしょう。

 

(記者)

 最後に、道州制の話。今の大阪の動きとか、中京都もそうですが、今後の道州制の議論に、どのような影響が。

 

(市長)

 道州制も、かなり、えらい懐かしい言葉に、はやなりまして。えらい伝統的なことを聞かっせるな。まあ、ええけれど。わしは反対じゃないですけれど、もし県を廃止するとか、はっきりしたものがあっての道州制ならええですけれど、それはできんでしょう。日本では、たぶん。

 

 そうなると、国があって、道州があって、県があって、それで市があってと、四重構造になって、道州議員が出て、県会議員がおって、市会議員が。まあ、政治で食っとる部分というのは実は総務部なんだけれど、この総務部は、会社の総務部と違って、おどろおどろしい権力を持っとって、徴税権というすさまじい権力を持っとるわけです。

 

 だから、まあね。道州制をやったところが、結局、役所がまた、中部道州事務所というのがこの辺にできてですね。どこかへ、ドカーンと。というふうになれへんかと。あとは同じで。そういう気がしてならんですね。

 

 それよりも、こんなことばかり言ってつらいけれど、市民の皆さんにお願いしたいのは、税金を減らせと言わないといかんのです。スーパーは、あなたのところの経営をただせとは言いませんから。お客さんは。安くてええものを提供しなさいということだけですから。

 

 すなわち、行政も、安くていい公共サービスを提供しなさいと言えばいいんですよ。そうなると、それに合わせて変わってきますから。いろんなものが。ちゃんと。ということだね。

 

 それを、日本のマスコミもそうだけれど、言わないもんで、減税のない行政改革になるんだね。それは一体何なんだということになるんですよ。行政改革の議論は。同じ金を、徴税者に出すということですよ。それで、行政改革をしろといって。それは間仕切りを変えるだけになるんじゃないの。看板を変えるだけに。

 

 その代わり、テレビやなんかはいいですよ。税金の無駄遣いのことばかり、延々と続けとればいい。もぐらたたきで、ここをたたいたら、次が出てきますから。そうでしょう。減税すると変わってきますよ。いよいよ、これは。

 

 ということを力んどるんですけれど、誰も褒めてくれえせんで、やけくそだと。日本に全然広がらないと。そういうことですよ。

 

 だから、名古屋は減税したことによって、何か、公共サービスが悪くなった? 全然、圧倒的に良くなったじゃないですか。一番シンボルは、あれですよ、それこそ待機児童ですよ。ワースト1、2年連続が、多分、今ちょっと集計中で、早く出さんか、どうなっとるんだと言っとるんだけれど、2年連続ゼロだったとしますと、仮に。日本新記録ですよ。そうでしょう。減税してやっとるんですよ。

 

 まあ、あまりわあわあ言ってはいかんけれど、初めての人もこうやっておるで言っておきますけれど、減税分を福祉に回すというのは、絶対変えたらいかんですよ。こんなの。

 

 減税分を福祉に回すなら、河村さんが市長になる前に、減税せずに何でその福祉をやらんかったんですか。それじゃあ。保育園をたくさんつくればよかったじゃないですか。市長になる前に。そうでしょう。そう思わん? そうでしょう。減税せずに福祉をやればいいもんだから。じゃないの? だから、むちゃくちゃですよ、本当に、この話は。

 

 だから、減税って、やっぱり力が強いんですよ。商売をやっとると分かるんですよ。僕らでも。何がつらいかといって、価格競争ほどつらいものはない。ちょっともうかったと思うでしょう。そうしたら、すぐ競争相手が来て、もっとお値打ちにやってくるわけです。そのときにへ理屈を言ったって、駄目ですよ。それは、合わせないと。

 

 そうすると、おのずと自分のところの、自分の給料も減らさなくてはならんし、自分のところの会社の中の非合理の部分を変えていかないといかん。下げたくない頭も、下げないといかんのですよ。「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」といって。飲みたくない酒も、飲まんならんの。

 

 それなら、会社は大変だけれど、それによってユーザーは良くなって、要するに、値段が下がってくると需要が増えるというのは、経済学の一番最初にやったでしょう。となって、社会は進歩していくんですよ。

 

 それを、実は行政でもできるんですよ。反対に、民間でやっとるんだから、行政ほどやらないといかんの。権力があるから。逆なのよ。民間はやらんとっても、競争相手が勝手にやってくれますけれど、役所は徴税権があるから、独占だし、やっぱり減税というたがを、プライスキャップをきちっとはめないと、際限なく膨張していきますよ。

 

 ということを、何べんも力んどるんだけれどよ。むなしいもんですわ。本当に、むなしいもんですわ。子ども応援委員会って、あれは、じゃあどこにあるの、日本中。減税してやっとるんですよ、名古屋は、なおかつ。ねえ。

 

 あれに戻りますけれど、今、500人でしょう。大体計算すると、2,000人ぐらいあるんじゃないかと思いますね。今、まだ11校で対処しとって、知名度もまだこのくらいですから。

 

 大体これが、名古屋市民が、皆さんこうやって報道していただいて、みんなで、「ああ、そうか。何か子どもが悩んどるときは、じゃあ相談に行こうか。早いとこな」と思ったときは、僕の勘では、1年間に2,000人あるんじゃないかと。名古屋中で。ただ、公立だけです。まだこれでも私学は入っていません。

 

 ええことだな。本当にええことですよ、これは。某新聞にでかでかと書いていただきましたけれど、しかし、ぜひテレビ局なんかもよ。いっぺん全国放送でやってもらいましたけれど。

 

 そのネタは、どういうことかというと、先生が忙しいと。今までのね。ということで、これによって先生の分業体制ができていくということですけれど、ぜひ。

 

 何で日本中に広がらない、誰も言わない、なぜかということを、よういっぺん考えてみやあ。教職という人の持っとる、1つのドミネイトの世界なんですね。そこに新しい勢力というか、協力してやればいいんだけれど、そういう勢力が出てくるということですので。

 

 今度、ロサンゼルスから1人来ますんでね。これの。いつ来るんだった。

 

(当局:秋です。)

 

(市長)

 秋ですか。秋。1人だったか。

 

(当局:おそらくそうなります。)

 

(市長)

 うん、アメリカのスクールカウンセラーが、本物が来ますので、いっぺんぜひ皆さんも、その辺のところを聞いていただくと。

 

 その話ばかりで申し訳ないけれど、皆さんに伝えてほしいというのは、要するに、日本で1個もないということは、反対に、つぶされる可能性があるということですよ。分かるでしょう。ということなんです。絶対、頑張らないといかん。ここは。という話ですわ。

 

◎学校での上履きについて

(記者)

 別件なのですが、中学生の学校での上履きなのですが、名古屋市内は学校単位で決めることになっているらしいのですが、靴のところもあれば、スリッパのところもあるそうですが、地震のときにできるだけ早く避難するには、靴の方がいいといって、他の自治体では見直す動きもあるようなのですが、市長はどのようにお考えですか。

 

(市長)

 その話も知りませんでしたけれど。わしらのがきんちょの時分は、どっちだった。げた箱があったわな。ざら板か。があって、踊り場みたいなところがあって、そこにげた箱があったで、確か、靴を替えたかな。やっぱり。

 

(記者)

 上履きにするんですけれども。

 

(市長)

 上履きにしたんだ。

 

(記者)

 靴なのか、スリッパなのか。

 

(市長)

 中学校のときも、替えたかな。小学校は、俺は覚えがあるけれど。

 

(記者)

 上履きで、靴を履きました。スリッパでした。

 

(市長)

 上履きで、スリッパか。スリッパだったか。何かよう分からんけれど、そうすると走れへんわな。いろんなところを。靴じゃなかったんか。わしらのころ。まあ、いっぺんやっていただいてと。

 

 あまり強制してよ。わしは、どっちかというと、制服も、実は反対派なもんだで。自分でいっぺん考えてちょう。

 

 本当に、しかし、地震やなんかがあったら、そんなときは別にスリッパなんか、脱げばええがね。別に。そんなもの、本当に危ないときは。別にはだしで走っていけば、ええがね。じゃないかね。

 

(記者)

 落ちているものが。

 

(市長)

 足に刺さるとか?

 

(記者)

 ということもありまして。

 

(市長)

 なるほど。そういえば、そうかと思いますけれど、まあ、そのぐらい自分で考えていただいたらどうだ。生徒さんに。小学校低学年はちょっと別だけれど、中学ぐらいになれば、自分で、どうだといって。

 

 落ちとるもんが刺さるか。なるほどな。こう言えばああ言うって、考えとるな。

 

(記者)

 今は学校指定で、学校が指定したものを、皆さん使っているそうです。

 

(市長)

 同じやつをや。

 

(記者)

 はい。

 

(市長)

 なるほど。

 

(記者)

 靴の方がいいのか、スリッパの方がいいのかという。

 

(市長)

 色もそろえてあるわけかね。

 

(記者)

 ちょっと、色までは。

 

(市長)

 アメリカは、高校か、行ったのは。高校だで、ちょっと分からんけれど、あまり統一しとらんのじゃないの。何となく。その辺は自分で考えやあというところじゃないかね。色も。わしはそう思うけれどね。いかんかね。

 

(記者)

 自分たちで考えて、いいものを使うと。

 

(市長)

 うん、やっぱり考えてみやあって。それこそ、生徒会で議論してみればええ。なあ。クラスごとでもええし、個人個人でええわ。自分で考える結論でもええじゃない。と思いますけれど。

 

◎バス停がふさがれていたことについて

(記者)

 1つ伺いたいことがありまして、5月3日の憲法記念日の日に、鶴舞駅周辺で、いわゆる黒塗りの大きな車が、いろいろ行動していたのですが、それ自体はどうでもいいのですが、市のバス停をふさいで、コンビニにかなり駐車をして、バスが通れないような状態になっていたようなのですが。

 

 今年、戦後70年ということもあって、そういった車が大挙することがままあるかと思うのですが、公共交通の害にならないように調整等は、ご検討されていらっしゃるのでしょうか。

 

(市長)

 それは、ちゃんとルールは。表現の自由はありますけれど、ルールは守ってもらわないといかんで、駐停車禁止のところは、遠慮してもらわないといかんですわね。と思いますけれど。

 

 バス停は、駐停車禁止だろう。確か。前後10メートルか何か。それは、確か、あるはずですよ。道路交通法か何かで。

このページの作成担当

市長室広報課報道係
電話番号: 052-972-3136
ファックス番号: 052-972-3355
電子メールアドレス: a3136@shicho.city.nagoya.lg.jp

ページの先頭へ