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平成26年11月11日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月24日

ページID:64683

報告事項

  • 市長の海外出張報告
  • 「豊田の里の暮らしを味わう―いのしし“丸ごと一頭”食べちゃおう―」の開催について

会見動画

報告内容

◎市長の海外出張報告

それでは、11月11日(火曜日)の会見を始めたいと思います。皆さん、おはようございます。

 

 本日は、まず初めに、先日行ってきました海外出張について、税金の出張でしたけれど、行ってまいりましたので、ご報告をいたします。

 

 10月30日(木曜日)から11月5日(水曜日)までの間、フランスのランス市、ベルギーのブルージュ市およびアントワープ市へ出張してまいりました。

 

 ランス市におきましては、昨年10月に名古屋市美術館と友好提携に関する覚書を交わしましたランス美術館を訪問いたしました。また、アルノー・ロビネ市長さんを表敬訪問いたしまして、以下の3点について、ランス市と話をしましたので、ご報告いたします。

 

 1点目は、2016年に名古屋市で開催予定の「藤田嗣治展」です。この展覧会では、ランス美術館の数多くの作品を出品していただけることになりました。また、現在修復中の未公開作品の出品も、前向きに検討していただけると伺っております。

 

 2点目は、美術館交流の他に、今後は、文化、教育、スポーツなど幅広い分野での交流を進めるとともに、姉妹都市提携を見据えた協議を始めることで、合意いたしました。

 

 3点目は、来年6月から7月ごろにロビネ市長さんが来名され、名古屋市美術館などを訪問されることになりました。ランス市はシャンパンの産地・シャンパーニュ地方の中心都市で、歴代フランス国王の戴冠式が行われたところです。

 

 私もあまり給料が高くないものですから、大体焼酎を日ごろ飲んでおりますけれど、シャンパンはあまり飲んでおりませんが、スパークリングワインのうちで、シャンパーニュ地方で取れるものだけをシャンパンというと。ということだそうです。

 

 歴代フランス国王の戴冠式が行われるところでして、有名な絵がありましたね。マリー・アントワネットのはルイ16世ですか。あの絵がありますけれど、その教会を訪問したということです。

 

 第一次世界大戦では、街の象徴であるノートルダム大聖堂が炎上するなど甚大な被害を受けており、第二次世界大戦の空襲で名古屋城が焼失した名古屋市と同じ歴史を持っております。

 

 ということですが、ノートルダム大聖堂は上の部分が木でできておりまして、それが焼失しておりまして、ただ、横にあります石造りの部分は残っておりますので、それに従って復元されておりまして、名古屋城の場合は全くなくなったと。石垣はありますけれどね。

 

 全くなくなったということで、この名古屋の悲劇といいますか、ディザスターといいますか、がいかにひどかったということを、つくづく反対に感じたわけですけれど、ランス市とは、戦災からの復興を経て発展したまちという共通点がありまして、今回の訪問では、復興の中で残されてきた歴史的建造物が数多くあることに感銘を受けました。

 

 ということで、思ったのは、美術館でも、第二次大戦でもありましたけれど、第一次大戦を中心に、ものすごい展示があるんですよ。ズラーッと。フランスとドイツの総力戦で。第一次大戦は、日本は割と上手にやった方ですので、あまりそう感じませんけれど、第一次大戦の悲劇というのは、ヨーロッパはすごかったわけですね。

 

 いわゆるドイツ・オーストリア連合軍対フランス・イギリス・ロシア連合軍ですね。日本はそちらの方に付きましたけれど、その大悲劇があったわけです。その展示が、ものすごくあるんですよ。ズラーッと。日本はないですね。こういうのが。

 

 名古屋城へ行くと、わずかに名古屋城が炎上しとる写真がありますけれど。有名なあれがありますけれどね。そのくらいで、美術館にも、そんな第二次大戦の名古屋の悲劇がズラーッと出てくるというのは、博物館にはちょこっとあったと思いますが、違うので、やっぱり外国人の持っとるリアリズムというのか、現実としっかり向き合ってやるというのは、つくづく感じましたね。

 

 僕は、第二次大戦の話をすると、関係者がよう話を止めるぐらいですわ。外国の方に。よう言ったるんですわ。昨日もESDの会合で、名古屋は第二次大戦で何もなくなった都市だと。そこから復興してきたんだと。シティ・オブ・ドリームズとも言えるんだと。シティ・オブESDでもありますけれど。ということを話をしましたけれど、昨日は止める人がおらんかったですけれど、普通は嫌がるんですよ。アメリカ人に言ったりするのも。

 

 ほんだけど、僕はそれは間違っとると、昔から思っていますけれど。本当のことは本当のことで、ちゃんと言えばいいということですが、つくづくとランスに行ってびっくりしました。反対に言うと。これほどまでに第一次大戦のことをズラーッと陳列して言うのかと。あの悲劇をですね。ということです。

 

 今後は、美術館交流を軸に、シャンパンとなごやめしに代表される両市の食文化の交流を行うなど、友好親善の取り組みをさらに推進してまいりたいということです。姉妹都市への協議をスタートしようじゃないですかという話はしてまいりました。

 

 続いて、名古屋港管理組合の管理者として、ベルギーでは、ブルージュ運河の視察、姉妹港であるアントワープ港湾公社への表敬訪問および港内視察を行ってまいりました。

 

 アントワープ港は、欧州を代表するコンテナ港湾でありまして、自動車輸送の拠点でもあります。自動車ターミナル内では、日本などから輸出されました車両の点検作業に加え、付属品の取り付けや車体のコーティングといった付加価値サービスを提供する企業の取り組みを見ることができました。

 

 ということで、これがどうも、ここで初めてじゃないかと言われたけれど、日本でもある程度やっとるようですけれど、要するに、完全に出来上がった車が輸入されるので、あと、デリバリーというか、だけじゃなくて、見とったのは、1つは、車の下で何か塗料を吹き付ける作業をやっていましたね。

 

 それは何かというと、5年か、ちょっと数字は不確かで申し訳ないですけれど、5年ぐらいもつやつだったら日本国内でできるんだけれど、7年かもつやつは、どういういきさつか分かりませんけれど、日本国内でできんので、それをアントワープでやっているということと、あとは何だったな。塗料、塗装と、もう1個、何だった。

 

(当局:本革シートの取り付けとか。)

 

 革のシートの取り付けとかね。そういうやつを、ジャスト・イン・タイムじゃないけれど、ヨーロッパのユーザーからパッとこれをやってちょうというときに、すぐそのユーザーのところへ届けられるように革のシートを取り付けるとか、そういう作業を、日本でやるんじゃなしに、アントワープでやっているということを見てきましたけれど、日本でも、どうもやっとるところもあるようでして、ということです。

 

 今回の訪問・視察を通じまして、港湾公社の職員や企業の皆さんの貨物を集めるための努力や熱意を肌で感じることができました。私が実際に感じたのは、アントワープ港で、営業部があるんですね。営業部があって、そこに、あれはアジア何とか担当と書いてあったんですが、その部長だったと思いますけれど、来ておりまして。

 

 顔色が違いますね。元気な感じで、いわゆる営業マンという感じですわ。実際に、わしも頼まれましたのでね。某所、場所がありまして、ここは某自動車会社がおったんだけれど、そこがちょっと退いたので、某自動車会社なんかに使ってくれるように頼んでくれんかとかですね。すごいですね。

 

 だから、「日本はどうなっとるんだ。営業マンっておるのか。名港管理組合に」と言ったら、形式的にはおるらしいですけれど、そういうことはやっとらんということのようです。どっちがええのか知りませんけれどね。

 

 日本の場合は、その辺は港湾の会社の方がやっておられるのか知らんけれど、やっぱりロッテルダムなんかが近いので、公務員然としとらんですね。あまり。ちょっとでも荷物を集めないといかんという。そういう営業の力というのは、非常に感じたというふうに思ったということですけれど。

 

 後で話が出るかもしれませんけれど、ブルージュなんかもそうですけれど、中世時代からの建物とか、運河とか、そのまま残っておりまして、木でない文化で、石とかレンガなんですけれど、地震がないということが幸運なのか分からんけれど、古臭いものを大事にするという、すごいですわね。

 

 名古屋は第二次大戦で燃えてまったでというようなことを言いますけれど、向こうもひどいんですから。とにかく。第一次、第二次と、2回もやっておりまして。だけど、とにかくみんなで残そうということがありますので、後で出るか分かりませんけれど、納屋橋の鳥久さんの建物なんかについても、反対に木造で残った建物ということですね。

 

 あそこで言えば、明治24年の濃尾大震災、濃尾大地震。あれは国内最大の内陸型地震だという説もあるんですけれど、それでも生き残っとって、なおかつ、第二次大戦の名古屋の大悲劇を目の当たりにして、周りは全部燃えてまってますけれど、ここで生き残ったということが、今や壊れようとして。考えられんですね、まず。

 

 向こうの人とも、名古屋から、あの方は桑名の出身だそうですけれど、港湾関係の社長がみえとって話をしたら、考えられんねというお話でしたね。ということを感じました。

 

 先ほど言いましたように、一番大きいのは、港湾自体として営業マンを置くべきじゃないのかなと。集荷のために。と思いましたけれど。それとも、大体、割り振りができとって、日本の場合は、強烈な営業はしないのかと。そもそも。という話をして。

 

 一番感じたのは、その違いです。

 

◎「豊田の里の暮らしを味わう―いのしし“丸ごと一頭”食べちゃおう―」の開催について

 それから次に、来月12月9日(火曜日)に豊田市で開催されます「豊田の里の暮らしを味わう―いのしし“丸ごと1頭”食べちゃおう―」ついて、ご報告いたします。このいのししは、野生のいのししだそうです。

 

 近隣市町村とは、この地域全体で、そして、各市町村との間で連携協力を進めてきたところですが、豊田市ともぜひ具体的な連携をスタートさせたいと、太田市長、今おみえになっておりますが、にお話ししたところ、今回のご提案があったものです。

 

 この「豊田の里の暮らしを味わう―いのしし“丸ごと1頭”食べちゃおう―」は、名古屋市民の皆さまに、豊田市のディープな魅力を直接体験いただくプログラムと聞いております。

 

 それでは、特別ゲストとしまして、太田市長さんにお越しいただいておりますので、体験プログラムのPRをお願いしたいと思います。では、市長さん、どうぞこちらへおいでください。お願いします。

 

(太田市長:おはようございます。豊田市長の太田と申します。今日は貴重な時間をいただきまして、ありがとうございます。今、河村市長さんからもお話がありましたけれども、リニア中央新幹線の開通を見込んで、もちろんこの圏域の魅力はこの名古屋市が一手に引き受けていると思うのですが、ただ、それにしても、名古屋市にないものを周辺の自治体が補完するということは、この圏域全体にとっても必要なことだと思っています。

 

 そう考えたときに、この豊田市は、実は名古屋市になくて豊田市にはあるものは何かと考えたときに、平成17年の4月に7市町村で合併をしました。その結果、今、豊田市の7割は森林でございます。その分、実はいろんな地域でいろんな暮らし方やいろんな食べ物、飲みものが豊富にございます。これはやはり、名古屋市になくて、豊田市にあるものだと思っています。

 

 ですので、この際、積極的にそういう豊田の情報を表に出して、ぜひとも名古屋市の市民の皆さんに感心をお持ちいただき、豊田市に足を運んでいただきたいという気持ちで、今回の企画をしたものでございます。

 

 今日、お手元にお配りしてあります資料の中で、「とよたまちさとミライ塾」というのがあるのですが、これは、実は今申し上げた合併市町村の今ある暮らしの中で、いろんな食べ物ですとか見どころ、そうしたものを、体験、体感型でプログラムを組みまして、いろんな方に提供している内容でございます。全部で73のメニューがございます。

 

 大半のものは終わっているのですが、この中で、特に人気の高かったイベント3つについて、今回、特別に、名古屋市の市民の皆さんを対象に企画をさせていただいたものです。まず1つ目は、先ほど河村市長さんに言っていただいた「いのしし“丸ごと1頭”食べちゃおう」という企画です。

 

 いのししは、この冬場の2歳のメスが一番食用に適していると言われているのですが、一般的には、臭いがきついだとか、あるいは硬いだとか、そういうイメージが強いのですが、しっかりした調理人がしっかりした料理をすれば、一気に高級なジビエ料理になるわけですので、そうしたことをぜひ名古屋の市民の皆さんにも知っていただきたいと、実際に、皮を剥いだり、あるいは肉を切ったり、そういう体験もしていただこうと思っております。

 

 加えて、足助で行うのですが、足助地区というのが、愛知県で唯一の「重伝建」、重要伝統的建造物群保存地区、「重伝建」と言っているのですが、指定を文部科学大臣から受けております。その町並みを、実際に解説を加えながら巡っていただくということも、加えています。

 

 それから、2つ目の「命をいただく」というのは、ニワトリを絞めて、これもさばいて調理をするというメニューです。

 

 このいのししにしても、ニワトリにしても、これはイベント仕立てにはなっていますが、基本にあるのは食育ですとか、あるいは命の大切さ、あるいは「いただきます」という精神、そういったものをきちんと伝えたいという地元の人たちの気持ちが強くございますので、そうしたことを、基本的にご参加いただいた方にはお伝えすることになると思います。

 

 ですので、特に子どもさん、子ども連れで参加されるというのは、とても価値があるのではないかと思っております。

 

 3つ目の「ミソテリーツアー&五平餅体験」というものですが、これは、野田味噌商店という味噌屋さんがあるのですが、味噌樽が400ほどある、かなり大手のお店屋さんです。こちらが、実は日常的に味噌蔵を開放したり、そういうCSR(企業の社会的責任)でいろんな取り組みをしてみえるのですが、今回、そういったノウハウも含めて、味噌蔵をご案内することと、あと、五平餅を自分で焼いて食べるという、そういうメニューを提供させていただいています。

 

 この五平餅は、愛知、岐阜、長野の中山間地を中心にして食べられている食べ物なのですが、一説によれば、豊田の足助だとか稲武、あの辺りが発祥の地ではないかという説がございます。あくまで一説でございますが。

 

 この五平餅は、豊田市の中でもかなりいろんな店で作られていまして、とよた五平餅学会という、学会という名を名乗って、55の店舗がいろんな五平餅を提供しております。形も様々ですし、味も、実は豊田市内でも様々です。またそういうことも含めて、この「ミソテリーツアー&五平餅体験」ではご紹介をさせていただくことになろうかと思います。

 

 今後なのですが、取りあえず12月にこの3つのメニューを提供させていただくのですが、その評判を見て、今後の展開も考えていきたいと思います。基本的には、この名古屋市と豊田市が今後連携を取らせていただきたいと思っていますので、こうした取り組みを、今後、拡充・拡大していきたいという気持ちです。

 

 取りあえず、今、決まっているのは、このいのししについて、来年の2月ごろ、足助の町並みで、「中馬のおひなさん」という、各家の門の前というか、入り口のところに、おひなさんだとか土びなを飾るというイベントをやっておりますので、そのイベントと併せて、「いのしし丸ごと・中馬のおひな散歩」 というイベントを、2月には展開させていただこうと思っています。

 

 取りあえず、私からは以上です。ありがとうございます。)

 

 これは、今もちょっと言いましたけれど、野生のいのししだと伺っておりますけれど、そういうことで。

 

(太田市長:そうです。豊田市は車のまちで、車もたくさん走っていますが、いのししもたくさん走っていますので。)

 

 いのししは、信号とかそういうのはないですか。

 

(太田市長:ちょっと、そこが難題ですね。)

 

 難題ですか。

 

(太田市長:いのしし、実は鳥獣害の被害というのは、とても笑っていられるような状態ではなくて、とても深刻です。ですので、今、豊田市内では、いのししを生け捕りにするわなが、千数百カ所設置されております。そこで捕獲されるいのししが、年間3000頭ぐらいです。)

 

 3000頭ですか。

 

(太田市長:ただ、その中で、食用に提供できるのは、いろんな条件がそろわないと難しいものですから、なかなかそこのところが厄介ですね。)

 

 そうすると、屠殺(とさつ)をするということも。

 

(太田市長:そうですね。埋めるというか。)

 

 それは、目の前でやるのか、そこまではやらんのですか。

 

(太田市長:それは、専門の方たちがみえますので。)

 

 そうですか。ニワトリちゃんの方は、みんなで、その場で。

 

(太田市長:その場ですね。)

 

 お亡くなりになっていただくと。

 

(太田市長:ええ。平飼いのしっかりしたニワトリですので。)

 

 なるほど。それから、五平餅。

 

 (五平餅の土産物を見せながら)これが味噌で。

 

(太田市長:これは、家庭で調理ができるように加工されてですね。)

 

 きちっと。偉いもんですよ。こういうふうになっとりまして、土産物としてもきちっと出来上がっておりますので、ぜひ。味噌も、うまそうな赤味噌がありましてね。

 

(太田市長:本当はこの場で食べていただいて、味噌を付けていただくと。)

 

 こういうのを皆さんで楽しんでいただこうということですね。せっかくですから、今、太田市長からもありましたけれど、ぜひ。

 

 豊田というと、トヨタ自動車。名前は名古屋より有名かも分からんで。そう言ってはいかんで、自虐主観ではいかんですけれど、なかなか、距離がものすごく遠いみたいで、何とかこれを。今後、豊田さんで、うまいものや、一杯飲んでと、いろんな楽しいところへ行ってということで、距離を近づけようと。

 

 僕の印象で言うと、例えば、あまり名古屋を東京で言いたくないですけれど、東京と川崎か横浜みたいなね。そんな感覚になれると面白いなという認識でいます。

 

(太田市長:そのくらいに位置付けていただけると、ありがたいですね。)

 

 交通インフラも、今のところ、電車があるそうですけれど、あれは鈍行しかないんだね。確か。

 

(太田市長:そうです。)

 

 急行とか特急では走れん状況らしいんだわ。追い抜くところがないもんだで。

 

(太田市長:専ら、車ですね。)

 

 車でもですね。車でも早う行けるようにとか、いろいろあって。ぜひ名古屋の皆さんも、ぜひ豊田へいっぺん遊びに行こまいということで、取りあえず、うまいいのししが食えるそうですので。

 

(太田市長:はい、ぜひ。)

 

 これは、特別にあれだね。結局。この12月9日(火曜日)ですか。12月9日の9時半から3時半ですので。申し込みは。

 

(太田市長:申し込みは17日から。)

 

 17日から。

 

(太田市長:ええ。申込先は豊田市の観光協会になっておりますので。)

 

 電話が0565-34-6642ですね。0565-34-6642、豊田市観光協会まで、先着、何名ですか。20名かね。

 

(太田市長:ええ。これは人数が少ないものですから、ちょっと今、限定的で。ただ、これに関わらず、この秋は香嵐渓ですとか小原の四季桜、あるいは、旭地区では雪のゲレンデ。そうした情報も、今日、配布させていただいておりますので、また恐縮ですけれども、お時間がありましたら、目を通していただけるとありがたいと思います。)

 

 いのししは12月9日ですけれど、このニワトリの命をいただく方は12月10日の10時から午後3時半と。それから、ミソテリーツアーと。ミステリーのミソテリーツアーということで、この五平餅を食べていただく方が12月27日(土曜日)、10時から午後1時までということで、みんな同じく、全部、豊田市観光協会と。電話0565-34-6642までお電話をくださいということでございます。ありがとうございました。

 

(太田市長:貴重な時間をありがとうございました。)

 

 それじゃあ、どうもありがとうございました。あんたたちもええか。一言、言っていきゃあ。

 

(豊田市職員:ありがとうございます。いのししのPRをさせていただきました。豊田市はこういったジビエ料理が大変おいしい時期になりますが、私のお勧めは、足助の町並みを歩いていただくことがすごくいいかなと思います。皆さん、ご存じか分からないですけれども、有名な和菓子屋さん、老舗がたくさんあります。そこを町歩きしながら、和菓子の食べ歩きなんかいいかなと思います。ありがとうございます。)

 

(豊田市職員:失礼します。私は、五平餅のPRをさせていただきます。五平餅学会として、五平餅を55カ所で店舗販売しておりまして、味噌もとても香ばしくておいしいものになっていて、本当にみんな愛情を持って作っているので、ぜひ食べに来てください。)

 

 55カ所もあるのかね。

 

(豊田市職員:55カ所、五平餅学会に加入しているところだけで、それだけあります。)

 

 それで、あんたがそこで売っとるわけか。

 

(豊田市職員:私は売っていないですけれども。)

 

 あんたは売っとらんか。

 

(豊田市職員:よく食べに行きます。)

 

 そうですか。55カ所もあるとは知らなんだで。

 

(豊田市職員:ぜひ。)

 

 ええ、ぜひ、ひとつ。12月27日だと、いろいろと案内してくれて、やってくれるということだね。

 

(豊田市職員:そうですね。ぜひとも。)

 

 はい。それでは、皆さん、ぜひよろしゅう、豊田市へお出掛けをということです。ありがとうございます。サンキュー・ベリーマッチ。

 

 ということでして、ぜひ、リニア中央新幹線、30分、40分になりますので、名古屋―東京が。名古屋から、行くのを楽しいところにしまして、東京の人が名古屋へ来て、ちょこっと豊田へ、それじゃあ、いのししでも食いに行こうかと、そういうふうに言ってもらえるようにね。逆ストロー現象ですけれど、そういうのを目指してやってまいります。

 

 私からは以上です。

質疑応答

◎旧料理店「鳥久」について(その1)

(記者)

 先ほども出ました鳥久の問題ですが、市長の残したいという熱い思いは理解しておりまして、その後、進展があったのか。それから、当局に何か指示されたようなことがあるのか、ないのか。その点に絞ってお答えいただければと思います。

 

(市長)

 その後の前で重要なことは、1つは、こちらは正当な補償を提示させていただいております。お金については、ここで言うのは、ちょこっと時間を持ってほしいので。近い時間には申し上げます。税金になりますから。内容を申し上げますけれど、補償を申し込みというか、申し出まして、いったんはここで了承しております。いったんは合意しております。それでということで。

 

 その後また、こういうふうになってきたということでして、そこのいったん了承しとることは、合意していると。いったん合意している。そのお金で名古屋市に売却しますわということです。それは報告しておかないといかん。ということです。

 

 その後ですが、この間、内容証明が参りまして、これは弁護士さんからではなくて、個人の名前になっていますけれど、とにかく取り壊すつもりだということでですね。

 

 いろいろ書いてありますけれど、そちら側の内容証明の内容を全部言うのも何ですので、とにかく取り壊すつもりだということで内容証明が参りまして、今、お返事をしようか。するのはするんでしょうね。それから、またぜひお願いもしないといけないものですから、という段階で、相談しとる段階です。

 

(記者)

 鳥久への働き掛けは、特にしているわけではないと。

 

(市長)

 直接は、まだ電話はちょっとしておりませんけれど。しようかなと思ったら内容証明が来ましたので、しておりませんが、市民の方で、残そうという方で、この間うち、ちょっと会を作ろうかという方もおみえに。そういう動きはありました。

 

 

◎弥富相生山線について

(記者)

 続いて相生山の関係ですが、12月に結論を出されるということですが、これもその後、例えば庁内の会議を持ったり、この件に関して話し合ったり、そういうことはされているのでしょうか。

 

(市長)

 この間、お話もありましたけれど、またもうちょっと自分でも確認すべき点が何点かありまして、それもやらせていただいて、丁寧な上にも丁寧にご判断をさせていただいて、僕の気持ちは、地元の方の喜ばれるようにね。「ええ場所になったな」と言ってもらえるようにですね。それと、名古屋にとっても、1つの有意義なところといいますか、名古屋市民の皆さんにとってもええところになるようにという視点で、考えておりますけれどね。

 

 具体的に言えば、この間、言ったか分かりませんけれど、道路を通行させるというための理由ですね。この間、だいぶ聞きまして、私も自分でそれを確認しておりますけれど、例えば野並交差点の渋滞がどうなっているかと。理由は、いっぺんちゃんと正規に、もう1回、緑政土木局に、開通させる理由は何なんだということを、きちっと報告させないといかんですけれど。

 

 それから、通り抜け交通の問題ですね。この間もありましたけれど。それから、広島の水害がありましたけれど、この間、その会でも出てきましたけれど、あの野並の水害のときに、相生山の方に逃げようとしたら、すごい水があそこから落ちてきたという話がありましたけれど、そういう防災、災害について、どう考えたらいいのかと。

 

 今のところ、そういうところだと思いますけれど。その理由に十分な合理性があるかということが、大きな理由になると思いますね。それを、ちゃんと、きちっと詰めて考えると。

 

(記者)

 最初に確認すべき点があるとおっしゃったのは、そのことですか。

 

(市長)

 それをさらにね。何べんも行ってきまして。自分で行かんと、市役所で行きますと過去のところばかり、いろいろ、開通を前提とした案内しかしませんので、自分で何べんも行って、もう既に調査しておりますけれど。

 

 何人の方とも会って、もう1回さらに詰めるということですが、何べんも申し上げておりますけれど、やっぱり住民の方、ないし名古屋にとって一番ええのは何かということを、あらためてきちっと考えるということであって、ただ、過去、決めたからそれにする、そのままで変えないという判断は、私は、そういう立場ではしません。そうなるかもしれませんけれど、そういう立場ではしません。

 

◎川内原発再稼働への地元同意について

(記者)

 先週、鹿児島の川内原発について、再稼働の話が、地元が同意ということであったのですが、市長はその同意についてどう思われるかという点と、あと、地元の同意について、市長はどのようにお考えになっているのか。この近くにもあるというのもあるので、それをコンパクトに教えていただければと思います。

 

(市長)

 原発については、私も前から言っていますけれど、福島でこれだけのことが起こって、まだものすごい人が避難されているという状況の中で、まだ本当に真相の解明が行われていないという状況の中で、ようやるなと思いますね。本当に。信じられないですよ。少なくとも、本当に謙虚になってほしいと。今の状況はね。

 

 もともと僕は、原発は、日本みたいな地震がこれだけ起こる国では危険であり、無理なんじゃないかと。これは前からね。これは国会議員のときから言っとったんです。だけど、マスコミが誰も相手にしてくれへんもんだで。いつから。あまり言うとややこしくなるけれど、ありましたけれど。

 

 最近つくづく思うのは、市民の声ってこれほど届かんのかというふうに思いますね。燃料が高くなったからどうのこうのと言いますけれど、今のところは若干そうですけれど、LNGでもね。あまり自然エネルギーばかり強調しますと、市民の皆さんも若干不安になるんですよ。

 

 ソーラーだといって。ソーラーの値段もどんどん下げていまして、電気料金を上げとるんだで、八百長の最たるもんですけれど。雨が降ったらどうなるんだと。風力だと、風が止まったらどうなるんだとなりますから、それは、碧南火力という日本で最高の火力発電所が近所にありますけれど。石炭のね。あるいはLNGとか、シェールガスとか、それから、今、たくさんありますわね。

 

 だから、そういうことも、もうしばらくたてば、新たなものも出てきますので、契約もありまして、安くなってくるわけです。それならそれで、そうすればですね。そちらの方に全然かじを切らんというのか。実際はやっとるようですけれど、だけど、ちょっと何か。

 

 イタリアなんかは住民投票までやっていますけれどね。イタリアはやったでしょう。確か。やっぱり、市民の皆さんの声を。みんな頑張っとるんだけれど、日本はお上下々ですね。依然、残念ながら。情けないことですわ。と思います。

 

◎職員の給与について

(記者)

 給料の問題はどうでしょうか。その後、変わっていませんか。

 

(市長)

 給料のことは、僕は、組合の皆さんともいっぺん会わせてちょうといって。ちゃんといっぺん話し合おまいかと申し込んであるんですけれど、なかなかその返事もありませんしね。ちゃんと話し合うだけの、当然のことながら、給料ですから、やっぱり根幹ですから。生活のですね。どえらい重要な話なもんで、丁寧に考えたいと思っていますよ。

 

 だけど、何べんも言いますけれど、一番怒っとるのは人勧の仕組みなんですけれど。この間も言いましたけれど、民間並み給与と言いますけれど、あれは民間並みではないですから。正しく言えば、大企業ないし優良会社の民間並み給与と。ちゃんと正直に言わないといかん。それだったら。ということになりますわね。

 

 今で言うと、605万円が名古屋市役所の平均値ですけれど、それはやっぱり、いわゆる民間並み平均給与じゃないですよ。正直に言ってやれば、それはそれですよ。だけど、そういう状況、そうやって言うのがいかんということと、何べんも言いますけれど、子育て世代を中心として、若い人は人勧そのまま実行しようと言っとるわけです。

 

 私も。私はちょっと政治だで違うかも分からんが800万円で、痩せ我慢で頑張っとりますけれど。ただ、名古屋市役所の職員も、私が市長になるとき、平均689万円だったんです。それが、いったん1割下がって、それから今、605万円まで下がっとることは事実なんですよ。その分が、その分ばかりじゃないけれど、減税として市民の皆さんに返されとることも事実です。

 

 日本でこんなことをやっとるのは名古屋だけです。だから、市役所のみんなの努力もあるということは認めたってもらわないといかん。ということですわ。だけど、正直言って、消費税を上げるか、上げんかといって、僕は上げてはいかんと思っていますけれど、こんな状況の中で。

 

 それと、各商店。昨日もある回転ずし屋へ行って、夜、一杯飲んどりましたら、やっぱり、「お客さんがどえらい減った」と言っていましたからね。「どえらい」とは言いませんでしたけれど、「お客さんが減った」と言っていまして、「大変ですわ」と言っていましたので、こういう状況の中で、本当に給料をようけ、高い人も上げるんですかね。

 

(記者)

 冒頭、申し込んでいるというのは、市長ご自身がということですか。

 

(市長)

 私が。

 

(記者)

 市長ご自身が。

 

(市長)

 私が言っていますよ。労働組合直じゃないですけれど、一応、市の、仕組みがありますので、仕組みの中でそれぞれの職制の方に言っています。

 

(記者)

 今の話を伺っていると、5%減税は、名古屋も含め、今現在行われていますが、一方で庶民の生活が苦しいと。ということは、5%減税というのは、効果としてはどうなのですか。

 

(市長)

 それは、効果の方は、比較のあれがね。5%減税は、どえらい効果を伴って実現されておりますけれど。今日の委員会か何かでやるんじゃないですか。ここで言ってええかどうか知りませんけれど。UFJ総研だったんじゃないですかね、あそこで、経済効果で言いますと、0.17%の効果があると。

 

 それはパーセントで言うと分からんのであって、減税は110億円で、110億円、年間ね。これは、名古屋市の全体の経済はほぼ11兆円ですから、11兆円の110億円というと、0.1%なんです。実は。それで、経済の効果が0.17%で、大体200億円です。だから、110億円減税しまして、実は200億円近い経済効果があるということを、某研究機関が言っとるわけです。

 

(記者)

 市長としては、市民の生活が苦しいというところをよくするためには、この後、市としてはどういう経済施策を打っていくべきなのですか。10%にすると、庶民の生活は苦しくなくなるのですか。

 

(市長)

 それだけでなくなるようなものではありません。それは、国が大きく変わってもらうことも大きいし、それから、産業を盛り上げることが非常に重要なので。実は。その中の大きないろんな政策の中の1個に、減税政策があるということで。

 

 これは、初めての記者の方がおりますかどうか知らん、何べんも言っとるんですけれど、言わないといかんけれど、地方税の減税は、総務大臣の許可が要るんです。これは、減税に許可ではなくて、正確に言いますと、減税したところは、名古屋市債なら市債を発行するのに総務大臣の許可が要るんです。

 

 昔は許可が要ったんですけれど、今は届け出制になっているんだけれど、許可制を維持しておりまして、許可で何かといったら、減税額を全額行政改革で生み出しなさいということでね。極端なことを言うと、名古屋市の減税を110億円するのに、110億円市民債を発行して、それを減税に充ててはいかんでしょうという話なんですわ。

 

 それは、経済学的には絶対いかんというわけじゃないんだけれど、しかし、地方税については、そこまで慎重にやっているということで。

 

(記者)

 制度的なところは、これまで私は伺ってきたのでいいのですが、要は、市長は5%減税で自身の公約をある程度達成されているのですが、その市長の口から、庶民の生活が苦しいという。自分の経済政策を行っていながら「苦しい」という発言が出るのが、ちょっと理解できないのですが。

 

(市長)

 それはなかなか、わしも総理大臣じゃないしよ。総理大臣になっても、そういうことを言わっせるかどうか知りませんけれど、それはその中で精いっぱいやっておりますけれど、残念ながら、貧富の差の拡大、それから、特に子どもの貧困の拡大ですね。今、一番深刻なのは。これが広がっているということはあるということですので、介護保険の問題もそうですけれど、それをちょこっとでも減じられるように頑張っているということです。

 

 それと、減らす方ばかりじゃなしに、名古屋で非常に重要なことは、稼がないといかんです。こんな空前のチャンスを。リニア新幹線が通るのを、みんな当たり前だと思っていますけれど、当たり前じゃないですよ。わし、この間、社長に言いましたけれど。、中津川から、こんなことを言っては感じ悪いけれど、真っすぐそのまま関ケ原を通って向こうへ行くという選択もあるんですよ。

 

 明治時代の記録を読んでいますと、そっちを東海道線を通すかという記録もあるんですよ。実は。だけど、名古屋を通していただいたということは、どえらい、We are luckyなんですよ。

 

 それを生かして、それこそ、東京の人たちが名古屋へ来て、そこで名古屋の商売が盛んになっていくということをやる空前のチャンスですよ。そういうふうに名古屋市を転換しないといかんのです。市役所の職員も、頭を。それが福祉につながっていくということです。

 

◎旧料理店「鳥久」について(その2)

(記者)

 あと1点教えていただきたいのですが、鳥久さんの問題で、鳥久さんが申請を出しているのが、外側の、がわの工事の申請を出しているのですが、例えば中身を勝手にリフォームされてしまったら、これは市としては止められないということでいいのですか。

 

(市長)

 その場合は、あまり申し上げられませんけれど、私も全力を挙げてやめていただくように努力します。

 

(記者)

 中に関しては止められないということでいいのですね。

 

(市長)

 いや、そんなことはないですよ。それは分かりません。私は、あまり言うと感じが悪いですけれど、旭丘高校の取り壊しのときに座り込みをやりましたからね。玄関に。裁判で訴えられましたけれど。河村たかしは、座り込みなどをして、取り壊し工事を妨害してはならないとの処分を求めると。確か、それだったと思いますけれど。

 

◎消防団員の報酬について

(記者)

 消防団の報酬制度の導入について、今、どういうふうにお考えになりますか。

 

(市長)

 一定の報酬は支給させていただきましょうかということになると思いますけれど。

 

(記者)

 ということは、前向きに検討されると。

 

(市長)

 前向きに検討するけれど、あまり言ってはいかんけれど、これも。実は、この消防団というのは、極めてありがたい存在なんですよ。名古屋の宝だとよう言っていますけれど、女の人もいますけれど、男なら男でね、地元におる人たちが組織化されていまして、25人からおるわけです。小学校区にですね。

 

 だから、この間、例えば徘徊老人なんかをちょっとテイク・ケアというか、してもらうというようなことについては、非常にいいですよ。だけど、忙しいときに何もかにもってすぐ言われるといかんですけれど、何とかこれをですね。

 

 気持ちは同じだで。火を消すというのと、人間を助ける部分もありますので、わしは何とかこれをさらに名古屋型として、消防団として、行列ができる消防団にならんかというふうに考えとるんだけれど、縦割りの中で、消防の中にありますので。今のところ。なかなかこれを打ち破れんのですわ。

 

 だけど、話をしますと、この間もある区の偉い様が、「徘徊老人なんか、河村君、本当にええよ。みんなで努力しても」と言っていましたけれど、そういうのをはじめとして、児童虐待なり、子どもの貧困なり、無料塾なんか要るわけですわ。そういうのに、ちょっと手伝ってもらうとありがたいなと思うんだけれどね。それだけの仕組みが要るし。と思っております。

 

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