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平成26年9月16日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2018年2月5日

ページID:63170

報告事項

  • 「コアラ来園30周年記念事業及びコアラの寄贈」について
  • 名古屋城特別展「天下人への道」の開催
  • 「ナゴヤSKYバス」の運行開始

会見動画

報告内容

◎「コアラ来園30周年記念事業及びコアラの寄贈」について

 それでは、おはようございます。9月16日(火曜日)ですが、会見を始めたいと思います。

 

 まず初めに、「コアラ来園30周年記念事業及びコアラの寄贈」について、ご報告をいたします。

 

 昭和59年10月に、名古屋市と姉妹都市であるオーストラリアのシドニー市から名古屋に日本初のコアラがやってきて、今年で30年を迎えます。

 

 忘れんうちに言っておきますけれど、10月号の「広報なごや」の1ページ目の巻頭の記事は、このコアラの記事。何べんも言っておりまして、誰も褒めてくれんでいかんですけれど、河村たかしさん自らの文章により記載されております。

 

 これは今月号だけじゃなくて、ずっと。選挙のときにいっぺんか何か、自分だでいかんといって、役所が八百長のやつを書いたことがありますけれど、あとは全て、自分も毎月にいっぺん、大変は大変ですけれど、楽しみにしておりまして、皆さんに、名古屋のええところをそれぞれ書いています。

 

 まあ、名古屋の人ばかりじゃないですけれど、あっちやこっちや遊びに行ってもらえんかということで書いておりまして、来月号、「広報なごや」10月号の巻頭の記事は、このコアラの30周年の記事となっておりますので、ぜひお読みください。

 

 これを記念しまして、10月17日(金曜日)にシドニー市の関係者をお招きしまして、コアラ来園30周年を祝う記念式典を開催いたします。

 

 東山動植物園秋まつり期間中の10月4日(土曜日)から11月16日(日曜日)には、コアラ来園30年の歴史やコアラの現状などを紹介する「コアラ来園30周年特別展」や、「オーストラリアフェスティバル」と題し、オーストラリアの動物や植物に関するさまざまなイベントを開催いたします。

 

 また、コアラ来園30周年を記念いたしまして、姉妹動物園であるオーストラリアのタロンガ動物園から、コアラ1頭が寄贈されることになりました。そのお名前は「Tilly(ティリー)」という、メスの、womenコアラです。

 

 秋まつり期間中にはお披露目できるように準備してまいりますので、皆さまお誘い合わせの上、ぜひ東山動植物園へお越しをいただきたいと思います。ここで、職員からもPRをさせていただきますが、どうぞ。

 

(当局:東山動物園では、30年前に日本で初めてコアラを飼育させていただくことになりました。

東山動物園では、コアラを導入して2年後に、同じく日本で初めて、「ハッピー」というコアラを誕生させたことで有名ではございますが、このたび、30年を迎えるに当たりまして、再びタロンガ動物園の方からメスのコアラを1頭、頂くことになりました。

 

 30年の歴史の中で培ってきたコアラ繁殖の技術をさらに発展させて、このティリーを繁殖させて、種の保存に努めてまいりたいと思います。皆さま、どうぞご期待ください。

 

 また、秋まつりでは、コアラが来るオーストラリアにちなんださまざまなイベントを開催させていただきます。コアラ以外にも、ワライカワセミ、ハリモグラ等、オーストラリアにはさまざまな固有の動物がいますが、植物もいっぱいありますけれども、その動植物に関したさまざまなイベントを行いますので、皆さま、ぜひご期待を持って、秋まつりに足をお運びください。よろしくお願いいたします。)

 

 なかなかあれらしいね。繁殖の技術というか、努力は、相当東山は進んどるとお伺いしましたけれど、どんなものですか。

 

(当局:ありがとうございます。国内でトップレベルだと自負しております。)

 

 結構ですね。ゴリラと。

 

(当局:はい、ゾウと。)

 

 ゾウとね。

 

(当局:コアラと。)

 

 コアラと、ということですので。ビールは飲めますかね。

 

(当局:飲めます。)

 

 ということでして。誰も褒めてくれんですけれど、河村さんが市長になる前はビールも禁止されておりましたけれど。何を考えとるんだということで。焼酎は飲めますか。

 

(当局:焼酎はまだこれからです。ワインとか、そういったものは。)

 

 重苦しい雰囲気の中で、まだこれからということですので。何で差別するんだということを申し上げております。まあ、ええですけれど。何かご質問はありますか。

 

 ちょうど来月号の。いつもインタビューを、最近は関係の方にするようにしておりまして。「広報なごや」のね、書くときに。今回は、東山動植物園長さんをやられている、コアラの飼育の方の獣医さんと、もうお一方はユーカリの木の栽培の責任者と、2人お話を聞きまして。

 

 印象的だったのは、1つは、コアラ殿が着いたときに、成田から昔の名古屋空港、小牧へ着いたというときに、それから全部信号は青で東山まで着いたということで、大変に愛知県警の大きなご理解を得たようですが、ええかどうか知りませんけれど、「おお」という話でね。大変な、超VIP待遇でお越しになったコアラ殿ということです。

 

 それから、印象的なことは、その獣医さんが言ってみえましたけれど、向こうのタロンガ動物園ですか、あそこへ行って、コアラをどうやって飼育するんだといったら、それは簡単だと。何でかといったら、コアラは、要するに、オーストラリアにたくさんいたわけだね。だから、みんな、わざわざ生きるということをしないんだと。

 

 みんな、病気になったらそのままpass awayということで、あの世に行かれるということで、そういう特別な飼育法はないと言われたということで、「ええっ」という話で。だけど、それではいかんということで、名古屋の東山においては、あくびを何時何分にしたとか、そういうことも全部つまびらかにちゃんと記録してきたと。

 

 だで、コアラは怒っとったんでないかと。俺のプライバシーはどこへ行ったと、ええかげんにしとけというようなことではなかったかということがあったと。

 

 それから、ユーカリの方では、初め、なかなかうまいこと(いかなかった)。暑いところで育つんだな、あれは。

 

(当局:そうですね。温暖な地域で育ちます。)

 

 温暖な地域で育つので、なかなかその苦労があって、初めの年はうまいこといかなんで、なかなかうまいものができなんだと。だけど、ないもんで、あまりうまいことできなんだ、本当はゴミで捨てないといかんやつも食っていただいたということで、コアラは大変怒っておられたんではないかと。もっとうまいもんを食わせろと。ということではないかと。だけど、それだけ苦労したんだで、理解してちょうよと。

 

 今は平和公園に、あのとき確か、作ったと言っていましたわね。

 

(当局:そうですね。)

 

 平和公園だけじゃなくて、日本中、鹿児島か熊本だったかな。等を入れて5カ所ぐらいだったですかね。確か。

 

(当局:現在は、静岡県の(浜松市北区)引佐町、それから鹿児島県、そして沖縄県です。以上です。)

 

 平和公園も入れて、4カ所ですね。

 

(当局:はい。)

 

 都合4カ所でユーカリの栽培をして、アブラムシとかいろんな病害もあるもんで、そういうことが起きたときに、危険分散をしていると。というところまで努力して育てとるんで、ぜひ見に来てちょうと。

 

 初めのときは、見に行ったけれど、1時間待って並んどったけれど、動かせんがやと、何なんだということが、お叱りが大変にあったということで、今でも禁止なんですけれど、当時はフラッシュがちょうどできたころのカメラで、押すと同時にフラッシュ。今はもうフラッシュはいかんということになりました。写真を撮っていただくのはええけれど。

 

 ということで、撮ると、それでコアラがまたびっくりした、怒ったか何か知らんけれど、けつを向けるようになってしまったと。動物園に来る人に。それで、寝とるし、けつを向けるし、何だという、大変なご批判があったということで、苦労しましたというお話がありました。

 

 その辺のところは、広報なごやに書いてありますので、ぜひ読んでいただきたいということだね。間違いないでしょう。全然。

 

(当局:はい。)

 

 よう覚えとるだろう。

 

(当局:ありがとうございます。)

 

 なかなかね、酒ばかり飲んで、65歳で、記憶力もだんだん薄れてまいりましたけれど、そういうインタビューがありました。

 

◎名古屋城特別展「天下人への道」の開催

 それから、名古屋城特別展「天下人への道」というイベントを開催いたしますので、ご報告いたします。

 

 昨年の特別展は、「巨大城郭 名古屋城」と題しまして、名古屋城がいかに広く大きかったか、また堅固で美しかったかを、さまざまな資料を通じて紹介いたしました。

 

 確か、姫路城の、容積だと3倍ぐらいあるらしいですよ。名古屋城というのは。容積は日本一だったと思いますが、間違っとったらすみません。高さは、江戸城の方が若干高いんです。確か。だで、名古屋城、江戸城、大阪城が3つの巨大なお城だということで、何べんも言っておりますけれど、戦前の城郭の国宝では、第1号が名古屋城だったと。焼ける前ですね。第2号が姫路城です。確か。だったと思いますけれど。

 

 ということですが、皆さんご承知のように、昭和20年5月14日に、残念ながらB29によって焼けてしまったということですので、私はこれをオリンピックまでに(木造で復元したいと思っています)。2020年ですか、オリンピックは。2020年の5月14日がいいですよ。空襲でなくなった(日に合わせて、天守閣の)入場式を行うということで。

 

 もう1回ちょっと調べないといかんけれど、午前9時か10時ごろだといわれていますけれどね。焼け落ちたのは。有名な、某新聞が撮った、ちょうどあの北側から撮った有名な写真がありますね。という、名古屋城です。

 

 今年は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が天下人を目指していかに戦いを繰り広げていったか、また、名古屋城の地が天下統一にとって。天下布武(てんかふぶ)ですね。織田信長は「天下布武」と言いましたけれど、天下布武にとってどれほど重要な場所であったかを紹介いたします。

 

 信長の登場から始まり、秀吉、家康が関わった「桶狭間」「長篠」「賤ヶ岳」「関ヶ原」の戦いや、家康が名古屋城から出陣しました「大坂夏の陣」といった主な合戦の経過を、約130点の屏風や書状などで紹介をいたします。

 

 今、徳川美術館でやっとらせんのか、これは、ほんだけど。

 

(当局:天下統一という(企画展をやっています)。)

 

 天下統一という。これ、3人ですわね。だで、これは、歴史は、後から見ると当たり前のようですけれど、一般的に見ますと、応仁の乱ですね。1467年だったと思いますけれど、応仁の乱から始まって150年かかって、ようやくこの戦乱の巷が、平和というか、江戸時代の、ああいう時代になっていったと。

 

 元和偃武(げんなえんぶ)というんですかね。どういうのか、ちょっと名前は忘れましたけれど、なっていったということで。その代わり、3人のスーパースターの生命が必要であったということになる、ということです。

 

 会期は10月11日(土曜日)から11月24日(月曜日・休日)までの45日間で、午前9時から午後4時30分まで開催いたします。

 

 名古屋城は、もうちょっと夜遅うまでやってもらえんか。そういうことを言っとる人は、ようけおるぞ。もっと、一杯飲みがてら、みんなよ、楽しんで行きたいと言っとる人は。まあ、ええけれど。ここでもめとっても、いけませんけれど。

 

 もう1つの論点は、入場料を入り口で取るでしょう。500円ですけれど。大阪城なんかは、中で取りますね。ずっと中へ入っていって、本当の天守閣へ入るところで。わしはそっちの方がええがやと、もう4年間言っておりますけれど、一向に実現されておりません。

 

 会場は、名古屋城天守閣2階の展示室です。入場料は、名古屋城観覧料を含めまして、大人は800円、中学生以下は無料です。800円ということは、300円高いわけだな。

 

(当局:そうです。)

 

 この分ね。

 

(当局:はい。)

 

 名古屋ゆかりの三英傑がテーマとなっております。名古屋城に、ぜひ足をお運びください。ということで、それでは、職員からも、名を名乗っていただいて、PRしてちょうだい。

 

(当局:名古屋城では、今度、三英傑ということを真正面から取り上げた展示を行います。実は、名古屋城ができたのは1610年。ちょっと前に開府400年ということが、ちょっとブームといいますか、話題になりましたが、今の名古屋城ができる前に、小さなお城。漢字が違うのですが、那古野城という小さなお城があったのですね。

 

 一文字目の「な」が、名前の「名」ではなくて、沖縄県の那覇市の「那」です。付いているチラシの裏に書いてありますので。お城といっても、小さな、砦のようなお城だったと思われているのですが、織田信長が生涯で初めて城主になったお城が、その那古野城、古い、1世代目の那古野城ということになっております。)

 

 旧名古屋城だわね。

 

(当局:彼の天下取りは、そこから。信長というと、清洲城、岐阜城、安土城というイメージが強いですが、実は、初めて城持ちになったのは那古野城だったということを、ぜひ皆さんに、今度、知っていただきたいということがまず1つです。

 

 もう1つは、先ほど市長からもありましたが、ずっと、そこから70年近く後ですが、1615年、大坂夏の陣というのがあります。徳川家康が豊臣家を滅ぼしてしまいますが、徳川家康が出陣していったのは、名古屋城から出陣していったのですね。多分、名古屋城の本丸御殿から出ていったのではないかと思いますが。

 

 そこから出陣して、戦国時代、最終決着をつけたということで、名古屋城は、案外、戦国時代の最初と最後に重要な地として出てくると。そういうところで、名古屋城は、実は、大変歴史上、重要な地なのだということを、三英傑を通じて見ていただきたいと思っております。以上です。)

 

 もう1つ言うんだったら、今言いましたように、信長が、ちょうど旧名古屋城(那古野城)ですね。今の二の丸の辺にあったんでしょう。

 

(当局:といわれています。)

 

 大体。石の石碑が建っておりますけれどね。確かね。

 

(当局:はい。)

 

 そのときに、那古野城主だったときは、15歳か16歳ぐらいですよ。確か。そのときに、家康が、実は人質に来とったんですわ。那古野城にね。今の、言いますと、ホームレスの皆さんがおみえになったあの辺に、天王社だったか。があって、その後、移転しておりますけれど、そこに家康が、6歳から8歳ぐらいでなかったか。年が。

 

(当局:そうですね。3年ぐらいです。)

 

 3年ぐらい、そこに人質に来ておりまして、ここは想像になりますけれど、多分、信長と家康は、信長が15、16歳ですから。家康が6歳から8歳ぐらい。小学校1年と中学校1年ぐらいですね。今で言う。この2人が、その雰囲気から言いますと、多分、仲良うですね。

 

 今行きますと、イチョウの木のどえらい大きい木が1本ありますわ。そこは、樹齢500年を超えとるだろうと。いっぺんちゃんと測るとええんですけれど。あの木のたもとで、仲良く遊んだんではないかということが、まず間違いないですよ。

 

 やっぱり、藩主の息子で人質に来とるというのと、実際の藩主というか、城主、信長ですから。来とった(ときに)、仲良く遊んだのではないかと。そのときの幼い思い出が、皆さん有名な、その後の、織田と、いわゆる徳川の同盟につながっていったのではないかということで、徳川家は、その後も織田家を非常に大事にしたということですね。

 

(当局:そうですね。)

 

 まあ、そういうことですわ。それと、何べんも言っとるで、これはあれか分からんけれど、記録がありまして、本丸御殿に家康は2日泊まっていましてね。2日。息子の義直さんの結婚式ということにしましてと書いてあるのもあるけれど。わざと。実際は、夏の陣で、要するに豊臣秀吉の息子の秀頼を殺しに行くと。

 

 だけど、最後まで助命嘆願が、千姫がおるもんで、ありまして、助けようと思っとった節もありますけれど、殺しに行くという、最後の瞬間に、家康はどういう気持ちであそこから出陣していったのかということを、ぜひね。

 

 何でかというと、今の(徳川義直の)結婚式の前の。何年前だったかな。4年、5年前に、二条城の会見というのがありまして、秀頼と家康は会っとるんですよ。京都の二条城で。ギブアップしろと。徳川家は、こういうふうにでかくなったと。豊臣家は、残念ながら、関ヶ原やいろんなことがあり、その後もいろいろあって、どこかの大名で辛抱しとってくれというふうには言わなかったといわれておりますけれど、そういう意味があって。

 

 それから、義直さんも、伏見まで迎えに出たという記述がありますわね。ですから、義直さんにとっても、家康にとっても、こないだ会った本人なんですね。秀頼というのは。その人間を殺しに行くということで、家康さんの気持ちはいかがなものであったかというふうに、名古屋城を捉えていただきますと、襖絵は本物でないと話にならんということになります。

 

 その襖絵は、そういう家康の心の揺れを見ていたと。そういう気持ちで見ないといかんですよ。歴史的美術品の場合は。と、わしは何べんも言っとるんだけれど。まあ来年の4月から本物になりますから。ちゃんとはめ込みで入れますから。本物を。

 

 これはもう、絶対的に守らないといかん。あまりにいつまでも延ばしていくわけにはいきません。文化庁にもはっきりそう言ってあります。いつからとは言っていません。もうやりますからということで。相談だけはして。いや、相談はしますよということです。なあ。

 

(当局:はい。それは。どうも。)

 

 ということです。

 

◎「ナゴヤSKYバス」の運行開始

 それから、最後に「ナゴヤSKYバス」の運行開始について、ご報告いたします。

 

 名古屋の観光イメージの向上とまちの魅力づくりの方策を検討する社会実験としまして、名古屋市内を回りますオープンバスを運行いたします。この社会実験は、来年2月に開港10周年を迎える中部国際空港をはじめ、旅行会社等の民間事業者と連携して実施する事業です。

 

 あさって9月18日(木曜日)から運行を開始いたします。運行期間は、10月19日(日曜日)までの32日間で、1日5便運行いたします。名古屋テレビ塔発着で、ガイドの観光案内を聞きながら、名古屋市科学館や名古屋駅周辺、名古屋城などを(約)1時間で回ります。

 

 わしも入れていってちょうよ。いっぺん、これはぜひ。どうやってやらっせるか、どこを回らっせるか、ちゃんとうまいことしゃべるかと。名古屋の言葉でしゃべれるかとか、いろいろですね。

 

 料金は、大人が1000円、小中学生が500円と。予約や利用方法など、詳しくは、ナゴヤSKYバス2014実行委員会事務局、電話は080-6942-0185。繰り返しますが、電話は080-6942-0185まで、お問い合わせください。

 

 なお、明日17日(水曜日)午後1時30分より、名古屋市公館前におきまして、関係者による出発式を行います。私も出席いたしますので、取材していただきますよう、お願いをいたします。

 

 ぜひ多くの皆さまに、開放感あふれる真っ赤な2階建てバスに乗っていただき、名古屋の街並みをお楽しみいただきたいと思います。

 

私からは以上です。

 

質疑応答

◎「コアラ来園30周年記念事業及びコアラの寄贈」について

(記者)

 東山動物園に人気のコアラが増えるわけですが、期待することがありましたらお願いします。

 

(市長)

 この間、闘莉王も言っていましたけれどね。知らん人がおるか分からんので言いますと、グランパスのトップのプレーヤーですけれど、あれだけのでかい、いい動物園が、この大都会に歩いてというか、すぐのところにあるというのは、ないよと言っていました。闘莉王は動物が好きで、自分でも、ブラジルに馬を飼っとると言っていましたけれど。何か悲しいことがあると、動物を見に行くんだわと言っていました。

 

 あのときに、テレビ塔でインタビューがありましたけれど、「ここの中におるあらゆる人より、僕は動物園に行っとるんじゃないの」と言っていましたのでね。だで、ぜひ皆さんも、東山動物園に行くと闘莉王に会えるか分からんですよ。

 

 変装しとるか。動物に会いに行かないといかんですけれど、闘莉王に会えるのも結構なことでして。ちなみに、ワールドカップのことについては、どえらい怒っとったけれど。闘莉王はね。これはあれですけれど。

 

 だから、「世界の東山」と言ってもらえるように考えよと、今、言っとるんですわ。せっかくこれだけええものがあってと。あまりくさすのもそう好きじゃないけれど、しかし、それなら東京の人が名古屋の東山動物園に何か見に行こうかという雰囲気にならんでしょう。要は。

 

 盛んにわしが言っとる、いわゆるストロー現象と逆ストロー現象って、こういうことなんですよ。理論じゃないんだわ、変な。要するに、簡単に言えば、東京に、JRにポスターを貼って。平泉が、この間、貼ってあったですわ。名古屋の東山動物園何々と、動物の絵でもええですよ。ぱっと描いて、それを貼りに行く気持ちに、名古屋市の職員がなるかどうかですわ。そういう工夫をしないといかんの。でしょう。思いますよ、わしは。

 

 名古屋の人は、みんな知っていますわな。わしなんか、一番よう知っとるのは、恐竜のあれですわ。コンクリートのあれ。あれはよう覚えていますね。それから、小さいときに、ゾウに、確か、ゾウ列車ってこの間も書きましたけれど、あれで、ゾウに乗ったか。記憶が大変薄れておりますけれど、小学校のときにゾウに触りに行ったことは、よう覚えていますわね。

 

 あと、おやじやおふくろたちと、みんな、楽しみがあのぐらいしかなかったもんで、よう行きましたですわ。とかいうことで、何ぞ工夫しやあと。「世界の東山」と言ってもらうためには、どうしたらええかということを。

 

 そういうのって、コンベンションビューローの仕事なんだろう。本当は。この間、ある人に聞きましたら、そう言っとったけれど。河村さん、文句言わずによ、それはコンベンションビューローの仕事だと。ああ、そうかといって。それなら、よっぽどやらないといかん。という認識が、大変強いですね。

 

(記者)

 コアラには、どんなことを期待されますか。

 

(市長)

 コアラは、ほんだで、ちゃんと正面を向いて、たまには動けということですわ。寝とるばかりだったと言われるぞといって。今はフラッシュも、ほとんどパッパッとはならんで、まぶしくないと思いますで。

 

 それと、ユーカリがまずかったら言ってくれと。ちょっとしゃべれということですが、この間の情報によりますと、飯を食う時間が、午後何時だと言っとった。

 

(当局:1時に、餌の交換をするのです。新しい餌に。その時間は、食べる姿だとか動く姿が見られるということです。)

 

(市長)

 今、当局からのお話ですけれど、午後1時ごろがちょうど食べるものを換える時間らしいので、そのころは動いとる可能性が非常に強いということですのでね。

 

(当局:食べている姿を。)

 

(市長)

 ああ、食べている姿をね。見られるということですので、ぜひ1時ごろに来てくださいということです。

 

(記者)

 コアラの餌代がかなり高いという声を聞くのですが、それもありながら1頭増えて、飼育していく意義みたいなものは感じられますか。

 

(市長)

 それは、今のところ、日本で2位でしょう。コアラの頭数だと。1位はどこだった。

 

(当局:一番多いのは、今は淡路ファームパークという、淡路島の。)

 

(市長)

 淡路ファームパークというところが、日本一のようで。何頭でしたね。

 

(当局:今、9頭です。)

 

(市長)

 9頭。これで8頭になるのかな。

 

(当局:東山ですか。東山は、これで6頭になります。)

 

(市長)

 6頭か。まだちょっと足りませんけれど。

 

(当局:繁殖すると、さらに増えますので。)

 

(市長)

 そういうことで、何でもええで、ようけ数が増えるのはええんじゃないですか。何でもええと言ってはいかんけれど。

 

 餌の問題については、いっぺんチェックします。だからといって、めちゃくちゃな値段が掛かっとったらいけませんのでね。そこらは。淡路ファームパークは、民間ですか。役所かね。

 

(当局:両方で。)

 

(市長)

 両方。

 

(当局:はい。施設管理と、それから運営と。)

 

(市長)

 何かけったいな、よう訳が分からんお言葉でしたけれど、施設管理と運営とを分けとると。

 

(当局:そうですね。)

 

(市長)

 そういうようなやり方もあるそうですけれど、いろんな動物園、植物園は、民間でやっとるところもどえらいようけありますでね。役所のところも、ようけありますけれど。そういう工夫も欲しいところですわね。コアラちゃんと、ゾウを名物にしたいと、この間ちょっと、動物園の人に聞いたら言っていましたけれど。

 

 ということで、「世界の」と何とかいうのをしたいもんだと思いますけれど。それと、宣伝しないといかんわ。もっと、宣伝を、いろいろ。そうなると、民間の方がええぞということになるんですわ。お客が増えると給料が増えて、お客が減ると給料が減ると。そういう構造でないと、人間は必死になって働かんですよ。残念ながら。それは、社会主義の失敗が証明しちゃったということですわね。

 

(記者)

 公開は、秋まつり中を目指すということでしたが、秋まつりは、いつぐらいでしたか。

 

(当局:まだ来日する日が決まっていませんので。秋まつり中に何とか公開したいと考えています。)

 

(記者)

 秋まつりは、何月でしたっけ。

 

 (当局:秋まつりは、10月4日から11月16日に開催をいたします。その期間中に公開をしたいというふうに。これは希望ですけれども。オーストラリアと、今、調整しておりまして、動物の体調とか、検疫ですとか、そういった諸問題がございますので、それらをクリアした段階で来園の日が決まりますので、決まりましたら、また皆さまにはご報告したいと思っております。)

 

(市長)

 今の質問じゃないけれど、コアラはコアラですけれど、何ぞ、東山の動植物園の(PRを)、ひとつ、市民に向かって一発しゃべっていってちょう。市民の皆さまに。

 

(当局:東山動物園は、来園者数では日本で2番目の規模、それから。)

 

(市長)

 2番目か。1番はどこだね。

 

(当局:1番は、上野動物園です。ただ、動物の展示種類数は日本一です。)

 

(市長)

 そんなこと、知っとる人はおらへんぞ。名古屋市民で。

 

(当局:そうですか。)

 

(市長)

 うん、動物って。俺が、だって、今、生まれて初めて知ったもの。ここで。

 

(当局:あと、今、生物多様性がすごく大事だといわれていますが、東山動物園に来ていただいて、動物を見ていただくだけで、生物多様性を実感していただける施設ではないかと思っております。

 

 あと、種類数が多いということで、希少動物種。動物が、今、世界から少しずつ減っているのですが、そういった種類の動物もたくさんコレクションで持っておりますので、そういったものも見ていただいて、われわれもそういったものを、種の保存、繁殖技術を高めながら守っていきたいと思っております。)

 

(記者)

 秋まつりは、10月の4日。

 

(当局:4日ですね。)

 

(記者)

 これは30周年の寄贈なのですが、タロンガの動物園の方から、あげますと言ってきたのですか。どういう経緯で。

 

(当局:もともとは、今、東山が日本全体のコアラの調整役みたいなことをやっているのですが、今、日本全体で見ると、コアラというのは数が少しずつ減っているのです。今、今年30周年ということを言われましたが、一番多い時期ですと、日本全国で100頭近くいた時期がありまして、今現在43頭なのですが、そういった中で、国内だけで繁殖させていると、だんだん血統も濃くなりますし、限界もありますので。

 

 やはりオーストラリアの方から新しい血を入れるといいますか、新しい個体を入れるということが非常に大切なものですから、ぜひオーストラリアの方からコアラが欲しいということを、各園が求めているのですが、東山からもタロンガの方に、ぜひ頂きたいということでお願いをしておりました。その交渉がうまくいって、この30年の節目に来ることになりました。)

 

(記者)

 東山からお願いしていたわけですね。

 

(当局:そうです。市長さんもご存じですが、シドニーとの30周年とか、そういった節目では頂いたことはございます。)

 

(市長)

 あれはどうなった。デング熱は。

 

(当局:デングウイルスの検査ですか。調査はしましたが、まだ結果は聞いておりません。)

 

(市長)

 いつごろだ。

 

(当局:近々と聞いておりますが。)

 

(市長)

 これはなかなか、手前みそですけれど、大変評判がええ。事前に調査をやったと。東山動物園の意味は、親子でようけ来てもらえるところでね。それと、(蚊の捕集とデング熱等のウイルス検査を)前からやっとったということを。

 

(当局:はい。他の感染症で。)

 

(市長)

 そうそう。ある西区の飲み屋で一杯飲んどったら、北名古屋市の昔のお嬢さんが、「名古屋はええわね」といって。「前からデング熱の調査をしとったらしいし、今度、こういうことになると、先んじてやってくれるで、ええわね。名古屋に住みたいわ」と言ってござったで。「税金も安いで」といって。「税金も安いで」と言ったのは、わしが言ったんですけれど。

 

 ということで、それも早う分かったら、皆さんに安心して来てもらえるか。出たら出たで、しようがないけれどね。それは、正直に言うということですね。

 

(当局:はい、分かりました。)

 

(市長)

 はい、分かりました。

 

(記者)

 タロンガから寄贈されたコアラは、今まで30年間で計何匹で、繁殖に成功したのは何匹ぐらいですか。

 

(当局:タロンガから来たのは14頭、これまで東山に来ております。タロンガから来た動物だけではないですが、東山動物園の中で繁殖に成功しているのは40頭、繁殖に成功しています。)

 

(市長)

 それは、日本中にずっと、いろいろちりばめられとるということですか。

 

(当局:そういうこともありますね。1つの園だけで飼っていると、コアラの数が少ないものですから、どうしても家族になってしまうので、家族同士で繁殖というのは難しいので、他の動物園とペアを交換して、繁殖に努めています。)

 

(市長)

 初めの、先がたの(広報なごやの)インタビューのときの、あの園長さんね。昔の獣医さんですけれど、言っとったけれど。

 

(市長)

 確かに向こうは、先がた言ったように、要するにコアラは自分であえて生きようとしないので、繁殖率なんて分からんような状況だって、すぐ、1頭目、来た、1年ぐらいで亡くなっちゃったらしいですよ。そういうことで、それに負けんようにということで。

 

(当局:そうですね。2年目には、繁殖を。)

 

(市長)

 それで、東山としては、非常に観察を、コアラのプライバシーを無視したのかどうか分かりませんけれど、非常にきめ細かい、繁殖というか、成育というか、やってきたということでしょう。

 

(当局:はい。それで、今日の繁殖の技術を築いたということで、これからも頑張っていきたいと思います。)

 

(記者)

 直近でコアラが東山動物園に来たのは、いつですか。

 

(当局:タロンガからは2010年ですね。2010年は、市長がシドニーに行って。)

 

(市長)

 ああ、あのときな。

 

(当局:はい。確か、姉妹都市提携30周年ですかね。)

 

(市長)

 コアラがおって、このコアラですよといって。向こうの、タロンガ動物園で。ちょっと触った記憶がありますけれどね。確か。違うのかな。ちょっとよう覚えとらんけれど、何か、そんな記憶がありますけれど。

 

(記者)

 2010年以降も、他の園からは来ていると。

 

(当局:それはありますね。最近ですと、埼玉の動物園(埼玉こども自然動物公園)から、若い個体が来ております。)

 

(市長)

 ユーカリ栽培チームのリーダーだった方が言っとったけれど、もう、とにかく繁殖というか、飼育する情報がなかって、何が一番苦労したといったら、全部英語なもんで、それが大変だったと言っていましたわ。書いてあるのやら、オーストラリアにおる人も英語だし。

 

(当局:ユーカリはもともと日本には自生していなかったので、そういう情報が全く国内にはなかったということですね。園芸種ではあったと思いますが、コアラが食べる種類ではなかったということですね。)

 

(市長)

 コアラに、食べろとか、眠れとかいうのも、英語で言わないといかなんだというのは。

 

(当局:それはなかったですが。)

 

(市長)

 そうか。違うか。一応、言うもんだろう。ほんだけど。「食べやあ」といって。

 

(当局:ほとんど寝ている時間が多いので。ただ、1時に餌を与えるというのは、コアラを起こすというか。)

 

(市長)

 ああ、起こして。

 

(当局:起こしてと言っては、ちょっと語弊がありますが、そういうリズムにしています。どちらかというと、コアラは夜に活発に動く動物ですので、昼に餌を交換することで、その時間は食べるという。そういう習慣にしています。)

 

(市長)

 そうすると、コアラの成育技術とかいうものについては、名古屋の東山が日本一であるというふうに断言できるわけですか。

 

(当局:自負しております。情報も発信して。今後も頑張ります。)

 

(市長)

 そのぐらいのことを、ちょっと言わないといかんで。やっぱりな。それは、せっかくやってきて。

 

(当局:ありがとうございます。)

 

(市長)

 という状況のようです。

 

(記者)

 さっきおっしゃった、一番日本で多いときは何頭いたというのは、何頭でしたっけ。

 

(当局:1997年なのですが、96頭。国内全体でですね。)

 

(市長)

 だいぶ減ったんだ。それから。

 

(当局:そうですね。)

 

(市長)

 で、今が何頭だ。

 

(当局:今、43頭です。)

 

(市長)

 半分以下になっちゃったと。なるほど。

 

(記者)

 日程調整中ということですが、大体めどとして、11月上旬とか、10月下旬とか、その辺とかもまだ決まっていないということですか。

 

(当局:そうですね。まだ今の段階では、すみません。)

 

(市長)

 何とかもうちょっと(コアラに)動いてもらうように、ああいうのは何とかならんのかね。

 

(当局:コアラはユーカリしか食べない動物なのですが、もともとそんなに食も太い方ではないですね。ですから、ああやって動かないのは、自分を守るということもあるみたいで。結局、動くと体力を消耗するので。)

 

(市長)

 消耗すると。

 

(当局:はい。コアラはそういう生き方を選んだ動物ですね。省エネ動物というふうに言えますし、ぎりぎりの体力で生活しているとも言えます。)

 

(市長)

 人間でそれをやると、どうなるの。

 

(当局:動けなくなって、もう、大変。)

 

(市長)

 動くと、いろんな敵がようけおるし、ややこしいで、最少の食物にして、なるべく寝とると。それは、あかんかね。

 

(当局:それは、ちょっと、人間的には。)

 

(市長)

 あかん。

 

(当局:あかんと思います。)

 

(市長)

 あかんでしょうと。はい、ええですか。それでは、よろしく。

 

(当局:どうもありがとうございました。よろしくお願いします。)

 

(市長)

 はい。それでは、一応、私からは以上です。

 

◎弥富相生山線について

(記者)

 相生山ですが、今度、集会をやるというお話ですよね。今後、どういうふうに結論を出していくかというのは、イメージされているところはあるのでしょうか。

 

(市長)

 前から言っておりましたように、決算委員会の一連の審議というか、それまでですから、10月15日が決算委員会で、一応、通常にいった場合ですけれど、までにはヒアリングをさせていただきまして。

 

 それから、それで十分になるのか、もっと聞く場合もあるかもしれませんけれど、それで、いろいろ、慎重にも慎重ということで、よういろんなことを考えましてね。今の状況だとね。判断してちょうと言われていますので、来年度の予算の必要な期限までには。ということは、今年、12月いっぱいぐらいでないかといって。

 

 一番最後は予算委員会で決定するのですが、そこまでは、案を作る段階がありますので、判断をさせていただくということになると思いますけれど。

 

(記者)

 その集会というのは、今のお話だと、2回やるわけじゃないですか。それとは別に、またやるとかという可能性は。

 

(市長)

 今のところは、2回ですね。必ずしも全員が、賛成派、反対派になるか知りませんけれど、一応、その辺を若干加味したご意見を賜りまして、こちら側はこちらで、私も言いますけれど。いろいろ。かなり勉強したつもりです。

 

 現地に足を運ぶだけじゃないですけれど、行くのも、ようけ行きましたよ。20回ぐらいになるんじゃないですかね。皆さんの知らんときにも。その他のいろんな要件についても、勉強してまいりましたので、話を、一応ね。一応じゃないけれど、話を交わすというのは、大事なことでしょう。主権在民ですので。

 

 地元の皆さんが、一番ええ選択は何かと。また、名古屋市民にとってどちらかということを、よう考えることじゃないですか。

 

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