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平成26年7月28日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月24日

ページID:61595

報告事項

  • 蟹江町「須成祭」への無料運行バスの実施について
  • 名古屋市任期付職員の募集について
  • 指定都市市長会議の感想と国への要望活動について

会見動画

報告内容

◎蟹江町「須成祭」への無料運行バスの実施について

 それでは、7月28日(月曜日)ということで、おはようございます。グッドモーニングということでして。

 

 8月2日(土曜日)に蟹江町で開催されます「須成祭」(宵祭)への無料運行バスを、今年も実施することになりましたので、ご報告いたします。

 

 無料運行バスにつきましては、先着100名様限定で、八田駅から出発いたします。この取り組みは、近隣市町村の皆さまとの連携強化を図るという私の考えに賛同してくださった蟹江町の横江町長さんからご提案をいただいたものです。蟹江町と名古屋市との連携・協力により、平成24年に実現した事業です。

 

 私としましては、熱田神宮や名古屋城、なごやめしなど、名古屋が持つ魅力に磨きをかけるとともに、近隣市町村の歴史的あるいは文化的資産の魅力と合わせて、外から人を呼び込めるような魅力と活力にあふれる圏域を目指し、取り組んでいきたいと考えております。

 

 今日は、特別ゲストとして、横江町長さんにおいでいただいておりますので、どうぞお入りいただきたいと思います。それでは、名乗っていただきまして、PR等をお願いいたしたいと思います。

 

(横江町長)

 おはようございます。蟹江町長の横江です。今日は貴重な時間をいただきまして、一言だけPRをさせていただきたいと思います。

 

 市長さんから、お話があったと思いますけれども、須成祭に、これで3度、名古屋市との協働連携ということで、市バスを運行していただいております。

 

 これを、この先ずっと未来永劫続けていただくべく、いろいろお願いしているわけですけれども、実際、この須成祭、実は世界ユネスコ文化遺産にノミネートさせていただいておりまして、特にこの愛知県では、全国32のうちの5つに入っておりまして、近隣では、先般行われました津島祭に匹敵する素晴らしいお祭りだというふうに自負をさせていただいております。

 

 実は、名古屋市との連携の中で、名古屋市の皆さんには、100名の方を無料バスご招待、そして、ガイドボランティアによるいろんな説明等もございますし、実際、蟹江町に来ていただければ、神社までしっかりご案内をさせていただきますとともに、歴史の史実について、皆さんにしっかりアピールをしていくべく、スタッフともどもそろえておりますので、ぜひとも名古屋の市民の皆さま方、八田駅にご集合いただければありがたいというふうに考えております。

 

 3年になりました。名古屋市長さんにもご同席をいただくことになりますので、ぜひともよろしくお願い申し上げたいというふうに思っております。以上です。

 

(市長)

 ここへ来ていただいて。1.5倍か倍近くへお客さんが増えたという。

 

(横江町長)

 そうですね。倍ぐらいだと思います。今年は特に世界ユネスコ文化遺産ということもありまして、非常に問い合わせが多いということがございます。

 

 実際、交通事情等々もございますので、われわれとしてはまだ想定内ではありますけれども、こんな状況でということで、一応準備はさせていただいておりますが、けがでもしていただくと大変ですし、実は、舞台が自然の川でありますので、何が起こっても不思議ではありませんので、しっかりとセキュリティーだけはやっていきたいなとは思っております。

 

(市長)

 昨日、一昨日、いつだったな。津島祭というのが。

 

(横江町長)

 一昨日ですね。

 

(市長)

 一昨日、行ってまいりまして、こういうような海に浮かぶ巻藁船(まきわらぶね)が出まして。歴史的に言うと、多分、名古屋は、400年前の、新しくできた新開地ですので。家康がここにまちを造ろうということで、わざわざ未開のところに造ったんです。

 

 その前は、この蟹江の町長さんのところやら津島とか、それから、名古屋でも熱田神宮ですね。もっと海の方がそもそもはこの辺のまちだったということでして、名古屋よりもはるかに古いお祭りと。

 

 わしが思ったのは、津島でも、信長が、昔は川だったんですけれど、そこに、150メートルぐらいの橋の上から見とったという記録があるそうです。聞きましたら。ということで、こちらも、町長さんに言わせると、信長のこともちょっと言っておいてもらうと。

 

(横江町長)

 そうですね。信長道という道が、現実に残っております。もともとは源頼朝が命を受けてとりでを築いたのが最初でありますので、1200年代。町制としては250年でありますけれども、非常にまちとしては古うございます。

 

 この蟹江。これはマスコットキャラクター、たまたま市長にも付けていただいておりますが、「かに丸くん」と命名させていただきましたが、カニがたくさん、われわれが子どものころにいました。汽水域であります。

 

 まさに蟹江城。最終的に徳川家康に滅ぼされてはおりますけれども、蟹江城という城下町であったことも事実でありますので、そういう歴史の史実を、名古屋市の皆さんとせっかく協働連携をさせていただき、地域の近隣市町村会でもしっかりと盛り上がっていかなくてはいけない。

 

 単独だけの自治体では、これからは生き残っていけないということも含めて、近隣の市町村にも来ていただければありがたいと思いますし、特に情報発信力の強い河村市長に来ていただければ、大変ありがたいかなと。

 

(市長)

 いやいや、やけくそですけれど。

 

(横江町長)

 いやいや。知事さんにも、翌日、朝祭をまた見ていただくことになっておりますので、ぜひとも名古屋の市民の皆さま方、100名とはいいますが、ぜひともお集まりいただければありがたいと思います。ボランティアガイドがしっかりガイドをさせていただきます。特典付きですので、ぜひともお越しをいただきたいと思います。

 

(市長)

 ここへ行きますと、非常に静かなね。鎮魂といいますか、多分、日本最大のゼロメートル地帯ということで、多くの災害もあり、ようけの人が亡くなった。また、信長も近所の生まれですけれど、調べてみますと、家康に滅ぼされたこともあり、本当に戦が絶えずに、ようけの人が亡くなっとるわけですわ。

 

(横江町長)

 そうです、そうです。

 

(市長)

 だから、そういう鎮魂ですね。魂を。

 

(横江町長)

 はい、まさにそのとおりですね。

 

(市長)

 そういうお祭りですので。そういう人たちのもとに、この名古屋のまちができていったということですので、ぜひ来ていただきたいということですね。

 

 ちょうどテレビで、昨日見ましたけれど、ドラマでいよいよ光秀が殺されるところをやりましたけれど、あれも、信長と秀吉と家康と、3人とも東京の言葉をしゃべるという、想像を絶する事態が起きておりまして、やっぱり抗議をしないといかんと。なあ、町長。

 

(横江町長)

 はい。いやいや、そちらはお任せいたします。実際、いつも市長とお話しさせていただくのは、小さなまちです。3万7000人の小さなまちですけれども、海部郡を集めますと32万人。それでもまだ特別市にもならないような小さな集まりですけれども、名古屋市との連携をしっかりやりながら、愛知県をしっかり盛り上げていきたいというのが、首長皆の共通意見ですので、よろしくお願いするとともに、実は、近隣市町村会の中でいつも市長がお話しされる犬山城。

 

 国宝犬山城の田中市長さんにお話をして、初めて蟹江町で第1回の鵜飼いが、10月19日に開催をされることとなりました。これは、戦前、岐阜の鵜飼い、そして犬山の鵜飼い、皆さんよくご存じだと思いますが、その鵜を蟹江川で養生させていたという事実が実は見つかりまして、何とか蟹江川で鵜飼いをやってくれんかという望みの下、市長がそれに応えていただきました。

 

 鵜匠さんに来ていただきまして、10月の19日に犬山鵜飼いの延長として、第1回蟹江町鵜飼い。これはまだパンフレットができておりません。これは、市長さんにOKを取ってパンフレットを出しますが、(木曽川うかい初の女性鵜匠である)稲山琴美さんですか。彼女も来ていただいて、10月19日にやりますので、ぜひともこれもまた、無料バス等々のことも考えなくてはいかんのかなと、今思っておりますので、ぜひともまたお越しいただけると。

 

 川のまちです。本当に川だらけのまちなので、その川を生かした自治体づくりをこれからもしっかりやっていきたいということで、今日はお願いにまいりました。よろしくお願いしたいと思います。

 

(市長)

 そういうことです。何ぞご質問があればということですが、ええですか。

 

(記者)

 お祭りの魅力、ここが魅力というのを、もう一度あらためて。

 

(横江町長)

 さっき市長もおっしゃったように、非常に静かな祭りなんですね。華やかさがなかなか伝わらない。でも、じっくり聞いておりますと、静かに聞いておると、笛、太鼓、篳篥(ひちりき)の音が、本当に心が休まるんです。ですから、それをまず実体験していただきたい。

 

 実は百日祭といいまして、既にもう6月から祭りは始まっています。8月3日がエンド、最終日なんですね。そういういろんな状況をガイドボランティアの皆さんと話をしながら、皆さんに予備知識としてバスの中でお話をさせていただき、まず見ていただきたい。

 

(記者)

 笛や太鼓は、この船の中ですか。

 

(横江町長)
 そうです。非常に静かなお祭りです。

 

(記者)

 巻藁船というんですか。

 

(横江町長)

 巻藁船ですね。

 

(記者)

 ガイドボランティアは、ずっと八田駅からバスで一緒に行って、現場でもガイドをしてくれるのですか。

 

(横江町長)

 現場でもある程度ガイドをできるように、今、考えております。

 

(記者)

 100人の人のためのガイドボランティアということですか。

 

(横江町長)

 取りあえず、はい。

 

(市長)

 他に結構ですか。どうもありがとうございました。

 

(横江町長)

 ありがとうございました。どうぞよろしくお願いします。

 

(市長)

 本当に、いろんなドラマでも、戦国のこの3人ですね。よう、しょっちゅう、信長、秀吉、家康をやっていただいておりますけれど、中世の貴族が支配しとった、誰でもいろんな職業に就ける時代はその後のことでして、それを打ち破ってきたこの郷土三英傑というのは、実際は名古屋まつりに3人出てくるだけですので、もうちょっとその原点を振り返って、この地域の持っとった力というやつを、やらないといかんです。

 

 明治時代から、誰か知らんけれど、勝手に。昔は尾張藩で一緒だったんですけれど、みんな国境(くにざかい)をつくりましたので、今は別々になっておりますけれど、その後、いろんな空襲もありまして、ほんでもうめちゃくちゃになったまちを、よう、今、名古屋港で、毎年6兆円も貿易黒字を出しとるというですね。

 

 東京がくそみたいに威張っとりますけれど、日本の産業を支えとるのは、この地域ということで。外貨を稼いどるのはここですので、そういう力の源泉が、こういう須成祭だとか津島のお祭りだとか、そういうのがあって。ようけの武将がここら辺を飛び歩いて、みんなで殺し合いをやってきたということですわ。

 

 みんな、わしが今しゃべっとる同じ言葉をしゃべっとったはずですけれど、テレビによりますと、みんな東京の言葉をしゃべっとると。何なんだということですが。ぜひ須成祭。バスが出ますので。八田の駅ですね。8月2日、八田の駅から。何時に出ると書いてないな。何時だったな。

 

(当局:6時25分です。)

 

 6時25分。夕方の。8月2日の日の夕方の6時25分、八田の駅から無料のバスが出まして、そこでガイドボランティアの方もおみえになって、いろんなことを聞けますので、ぜひおいでいただきたいと思います。私も行く予定でして、夜、一杯飲めるということで、ありがたいことです。

 

◎名古屋市任期付職員の募集について

 次に、名古屋市の任期付職員の募集について、ご報告をいたします。

 

 いろいろ書いてありますが、要は、名古屋が大きなターニングポイントにあるということだと思います。端的に言ってしまえば、東京都名古屋区になってしまうのか、それとも、ベルリン、ウィーン、名古屋と。例えばね。世界三大都市と言ってもらえれば、ベルリン、ウィーン、名古屋と、3番目でもええですけれど、トップでもええですが、出てくるぐらいの都市になるのか。非常に名古屋は重要なところにあるというのが、私の認識でして。

 

 それはどういうことかというと、先ほど言いましたように、戦争で大変な空襲の中から、ゼロよりもっと下から、私らの先輩のおやじやおふくろ、その先代の時代がみんな、ものすごう働いていただいて、特に自動車産業が大きいですけれども、日本最大の貿易黒字を稼ぎ出す地域をつくったということで、どっちかというと、生産を大事にしてきたと。産業を。

 

 もちろん、これも依然重要なんですけれど、そこの中で、いよいよ。それだけで十分かといったら、それはもっと盛り上げないといかんですけれど、新しいまちづくりに挑戦する必要が出てきたのではないかということで、東京オリンピック、ならびにリニアを迎えまして。

 

 新幹線というのは1日に40万人、(名古屋に)、止まるんですわ。ものすごい数ですけれど。1日40万人の人が。その人たちに降りてもらわないといかんわね。観光で言いますと、降りてもらうと。いっぺん名古屋で降りて、1泊なり2泊なり、日帰りでもええけれど、いっぺんちょっと名古屋を見に行こうかと。そういうふうになってもらうように、魅力のあるまちにしないといかん。

 

 それからもう1つは、肝心の、観光というより、名古屋の人たちがみんな名古屋のまちに誇りを取り戻せるように。つくるというと、なしからつくるようですけれど、さっきの蟹江のお祭りもそうですけれど、これは熱田神宮が一番元ですけれどもね。中世の貴族文化を打ち破ってきた輝かしい庶民革命のまちなんです。そういうまちをもう1回。

 

 残念ながら名古屋城は燃えてしまったもんで。そういうことから、またプライドを取り戻すことができるようにするようにということで、まず取りあえず、国際展示場整備構想等と都市魅力向上の2分野におきまして、それぞれの分野1名ずつ、一般任期付職員としての課長級職員を公募することといたしました。

 

 身分は任期付職員としまして、任期は平成27年4月1日から平成29年3月31日までの2年間です。

 

 申込期間は、本日7月28日(月曜日)から8月27日(水曜日)までの1カ月間です。その後、一次選考から最終選考までの選考を行い、11月下旬に最終合格者を決定する予定です。

 

 民間企業等における経験と専門性を生かしまして、名古屋市のために活躍していただける意欲と能力の高い方に、ぜひ応募していただきたいと思います。

 

 ということで、大変期待をしておりますので、ぜひひとつ、従来のいろいろ名古屋のパターンで、それはそれで文句を言っとったらしようがないですけれど、成功を収めたと思いますけれど、さらに世界の三大都市と言えるようなものをつくっていくと。具体的に、国際展示場整備構想等の分野と。これは、上海に負けんぐらいの国際展示場を造っていく。

 

 名古屋のまちづくりででかいのは、1つは産業の競争力を絶対落とさない。福祉や教育のことは非常に重要ですけれど、やっぱり産業できちっと力がないと、皆さんご承知のように、それは福祉も駄目になるんですよ。

 

 だから、この際、世界に冠たる名古屋。今でもそうですけれど、ということをやっていくというために。今のところ、あと4万平米と言っておりましたけれど、最低10万平米、できたら20万、30万平米の規模を持つ国際展示場を造って、世界の、いわゆるイノベーションですね。技術革新の聖地になるように。

 

 同時に、ここからは僕が考えとることですけれど、いわゆる日本版MITですね。マサチューセッツ工科大学というやつがありますわね。ああいうのもつくりまして。

 

 名古屋大学はノーベル賞を4つ取りましたからね。偉いもんですよ、名大は。名古屋で「メイダイ」というと名古屋大学ですけれど、「メイダイ」「メイダイ」というと、外で言いますと明治大学と間違える人がおりますので、一応名古屋大学と言っておきますけれど。

 

 それから、名工大、名市大。名市大も医学部がありますし、それから豊田工大なんかがありまして、ぜひ理工系の、ものづくりの、教育的にも聖地をつくっていきたいというのを思っております。

 

 世界のそういうのが集まってくるとええですけれど、例えばゼミ室でもいいんですよ。ノーベル賞を取ったような人たちの。そういうのでやっていきたいという分野が1つ。

 

 それから、先ほど言いましたように、名古屋城の天守閣の復元だとか、熱田神宮の問題。問題というわけじゃない。熱田神宮をもっと盛り上げて、伊勢神宮と匹敵する。今でも匹敵しておりますけれども、来る人数も匹敵するというふうにしていったりですね。

 

 それから、文化・芸術部門ですね。音楽でも名フィルがおりますけれど、この際、N響を抜いたらどうでしょうかね。

 今、日本でトップはN響だと言われておりますけれど、ここまで市民の会員の方もおみえになりますし、企業の方のご支援もあります、名フィルなんかも。だから、ベルリン、ウィーン、名フィルと。こうなったらどうかと。そのぐらいの魅力のあるところをつくっていくというまちづくり。

 

 1000メートルタワーもそうですよ。それから、栄なんかも、酒飲み解放区もいいじゃないですか。大変に。というまちをつくっていくというのを、1人、専門にいないと、今までの人でやれんじゃないけれど。

 

 別に、名古屋市の職員に能力がないと言っとるわけじゃないんですよ。だけど、3年ごとに替わっていきますし、担当セクションを持っていまして。

 

 今日も幹部会で言いましたけれど、例えば名古屋の山車の問題だってね。今も言っていますけれど、どうもこちら側が、何かあまりピンとこんかったみたいですけれど、今度のユネスコの山車の話でも、名古屋の山車祭りがはいっとらんって、とんでもない話ですわ。

 

 という話で、そういうようなことなんかでも、もっと強く言えるようにならないといかん。

 

 何でかといいますと、文化財だと教育委員会になっとるんですわ。文化・観光だと、市民経済局になって、今日、市民経済局でやってちょうと言いましたけれど、そういう縦割りと、3年で終わるということで、従来決めてきた計画に、どうしても拘束されるというのは。そういうところがまた役所のええところですけれどね。決めたことをちゃんとやると。ということを打ち破っていくということですので、大いに。

 

 外人の方が申し込まれてもいいですけれど、一般的には日本国民の皆さまに期待しておりますので、ぜひ、この公募にご応募いただきたいと思います。

 

◎指定都市市長会議の感想と国への要望活動について

 最後には、先週金曜日は、指定都市市長会議に出席してまいりました。会議では、「人口減少社会や東京一極集中の現状を踏まえた今後の日本社会における指定都市の果たすべき役割について」のアピール文を取りまとめました。

 

 人口減少や超高齢化社会を迎えるわが国において、指定都市は大きな担税力を有していますので、日本の社会経済のさらなる成長を支える役割が期待されています。

 

 ということで、皆さんのところにアピール文が行っとるかどうか知りませんけれど、大きな担税力。今までわしが言ってもほとんどあまり採用されませんでしたけれど、最近、何かしらん、言うことを、割と、指定都市のところでも採用していただいて、大変ありがたいことですけれど。

 

 何となく、今、全指定都市が交付団体になっております。いわゆる地方交付税をもらっとると。というと、それだけで扶養家族みたいなね。

 

 よう間違えて、全然知らんコメンテーターなんかがテレビに出てきて、交付税をもらっとるのに減税するのはおかしいじゃないかとかね。何を言っとるんですかと言っとるんです。

 

 交付税をもらっとるというんだったら、森林が多いところですね。沖縄とか、北海道とか、島根、鳥取がどのぐらいもらっとるんですかといって。交付税を。能力がある、ないじゃないですよ。森林が多いと、そうなりますから。

 

 じゃあ、その交付税を誰が払っとるんですかと。よう言っとるんですよ。皆さんもよう考えてほしいんですよ。交付税をもらっとるところがあったら、払っとるところがないとおかしいですよ。アラブの王様なら別ですけれど、そうじゃありません。国の中で、払っとるところがあるんですよ。

 

 というところで、指定都市市長会というか、政令指定都市ですね。産業が盛んなところが払って、上納しとるわけですよ。日本は、いったん。最大の上納率の都市は、わが名古屋です。

 

 2位も全部言ってもええんですけれど、言ってちょうすなという、何かね。そんなことを秘匿できるとは思いませんけれど、実は。

 

 そういう状況でして、交付税でいきますと53億円でしたか。この間書いてあったのは。だけど、去年で名古屋市が払った国税が1兆5000億円ということで、県税も合わせると、ほぼ2兆円上納して、交付税だけだと53億円。それプラス1500億円ぐらい、いわゆる補助金、交付金をもらっていますけれど、いずれにしても、どえらい金をいったん上納しとるんです。

 

 ここをぜひ間違えんようにしてくださいよ。マスコミの皆さんも。ジャーナリズムも。名古屋は金がないんではありません。庶民にはないけれど、銀行にはどえらいあります。それから、いったん国に上納しとるんです。名古屋の皆さんの税金を。ほぼ7割、大体上納しております。

 

 そういうお金が、ずっと日本中に配られて、均衡ある国土の発展にサービスしとるということですので、この文章を入れようと。「大きな担税力を有する」と。ということを言わないと、誤解されとるでいかんと言うんですよ。

 

 政令都市がみんな扶養家族だったら、どうなるんですか。日本の国は。一瞬のうちにつぶれますよ。本当に。ということで、別に威張る必要はありませんけれど。

 

 ということと、もう1つ、ここに書いていないで許し難いんだけれど、このときに言いましたように、要するに、お金というのは、名古屋で言うと、毎年貿易黒字が6兆円も名古屋港であるんです。

 

 これは、だけど、民間企業に入ってきていまして、それが銀行に行って、銀行でそのお金がどうなっとるかということなんだけれど、そのお金が、非常に多くは国債に行っていると。地域で使わないから。

 

 ということになっていまして、もっと地域のお金を、地域が、起債なら起債を起こして使えるようにしないといかんのですよ。それを、借金だ、借金だといって、みんなテレビやなんかでやりますので、地域がお金を使わないと、どうなるかというと、借金を返す。借金って、それはいわゆる借金ではありません。

 

 政治部門というのは、総務部ですから、名古屋市全体が借金じゃないんですよ。それを、名古屋市が、銀行が使わないで名古屋市役所が返したりするとどうなるかというと、銀行が、ただでさえ借りる人がいないから、みんな国債になっちゃうんですよ。実際は。

 

 ということで、この地域のお金を地域がもっと自由に使えるように、そういうふうにぜひ雰囲気を向けていかないといかんし、ジャーナリズムもそういうふうにしてもらわんと、誤解だでね。これは。起債を、無駄遣いはいけませんよ、今の状況の中で返したりなんかすると、みんな国債に行くだけなんですよ。

 

 ということを力みまして、もっと起債を自由にしろと言ったら、そういう表現よりも、役所が作っていますので、地域の、何だった。資金調達の。

 

(当局:仕組みの弾力化。)

 

 資金調達の仕組みの弾力化ということで。ここに書いていないけれど。これでも、財務省の圧力じゃないかしらと思うのよ。圧力はないと思いますけれど、気にしとるんだと思いますね。そういうことでも。

 

 だから、日本の一極集中のこのあれは、重たいですよ。日本の一極集中は何かというと、お金の一極集中だということを、正しく報道していただきたい。

 

 お金には2種類あります。税金と、税金でないお金。税金は、例えば名古屋で言えば、ほぼ70%を上納していると。いったん、東京へですね。それから、税金でないお金については、銀行で借りる人がいないから、国債に行くのと、東京の大きい××不動産なり、××地所なり、そういうところに投資されているというのが、日本の現状です。

 

 ということで力んで行きまして、今回は正式のペーパーに入ったと。指定都市市長会の要望事項に。ということです。

 

 それから、今の須成祭もそうですけれど、今、たまたま名古屋のことを言いましたけれど、名古屋港の貿易黒字が6兆円ということなのであって、名古屋港は名古屋という名前が付いとるで名古屋だけのように見えますけれど、これは全く違うので、この圏域全体ということです。

 

 岐阜、三重、愛知ね。静岡も入りますけれど。ここの生産力が圧倒的に強い。世界ナンバーワンでないかと言ってもええぐらいだと思います。

 

 ということでして、いろんな連携を図りまして、誰が作ったか知りませんけれど、市町村の境界を取り払っていきたいと。本当は、独立すると一番いいんですけれど。もし名古屋が独立しますと、同じ税金のままで、大体3倍の公共サービスができます。大体。そういうことです。7割上納していますから。そういうことです。

 

 ただ、自衛隊はどうするのかとか、在日ワシントン大使館はどうするのかと。まあ、これはこれでね。という問題が生じますけれど、そのぐらいすごいということです。

 

 私の力ではありません。私らの親の時代、戦争で何もなしになったところから必死に働いてくれた先輩の皆さんのお力です。

 

 今週7月30日(水曜日)と31日(木曜日)は、提案活動を行うために、上京いたします。30日は、うかい議長とともに指定都市市長会の共同提案を国土交通省に対して行います。

 

 名古屋市独自提案については、30日と31日に内閣府、総務省、文部科学省、国土交通省に対して行います。併せて31日には、地元自治体および経済団体で構成する「中部国際空港二本目滑走路建設促進期成同盟会」の要望活動にも参加します。

 

 市民の皆さまを代表しまして、来年度の予算確保に向けた活動をしっかりと行ってまいりたいと思います。ということで、ここで分かるでしょう。7割上納しとるから、自分の金なんだけれど、もう1回私のところへくださいと言いに行かないといかんのです。ということをあまり言うと、気を悪くするもんで何ですけれど、実態はそういうことです。

 

 毎年、国へ1兆5000億円、県にほぼ4000億円から5000億円ですから、大体名古屋市民の皆さんが2兆円上納しとる。その分をもう1回市に使わせていただきたいと、頭を下げないといかんのですね。こういう仕組みなんです。いったん上納システムというのが、日本の国のシステムだということを頭に入れていただきたいということですわ。

 

 この間の話でも、赤塚交差点にラインを引くのに、国土交通省に遠慮しとると。何なんだということになるんですよ。そもそも、これはと。ということですが、正しいご報道を、ぜひジャーナリズムの皆さんにはお願いをしたいと思います。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

◎名古屋市公式「LINE@」について

(記者)

 今日から名古屋市がLINEを使った情報発信を始めるということで、2点ご質問させていただきます。1点目が、どういった状況、背景があって、LINEの情報発信を始めようと考えたのか。2点目が、若者への情報発信のツールとしてLINEが増えたことに対して、市長はどう考えているのか。お願いいたします。

 

(市長)

 LINEにつきましては、そういう便利なものがあるということで、スマホの中にちょっと入れましたけれど、あと、ちょこちょこ返事をしましたけれど、疲れまして、今やっておりませんけれど。なぜ始めたのかというのは、ちょっといっぺん。当局は誰ですかね。ちょっと来ていただいて。

 

 みんな、はやっとるで、やり始めたんじゃないの。しかし、各種報道で、このLINEによって非常に傷つかれる、特に若い方が多いというのは、よう聞いとりますので、ここはよっぽど注意しないといかんと思いますけれどね。

 

 わしもちょっとやりかけたけれど、疲れるで。これもね。ということです。ちょっと、それなら、担当のお嬢さまから。名乗っていただいて。

 

(当局:LINEを使った広聴をやる。広報ももちろん連携してやるのですが、もともとアンケートですとか、いろんな市民の方から声をいただく中で、若い方がなかなか声を発信していただけないという状況がございまして、そういったのをどう打破できるかなということで、若い方がよく使うLINEを使って、少し声を聞かせていただけないかなということで、考え出したものです。)

 

(市長)

 なるほど。Twitterではいかんのかね。やっぱりLINEの方がええかね。最近は。

 

(当局:Twitterもいいツールだとは思うのですが、利用率から言うと、若い方の、例えば20代だと8割以上の方がLINEを使っているみたいな、そういった高い利用率があるというのと、あと、アンケートにお答えいただいたり、言葉を書いていただいたりできると。そんなようなメリットもございますので、それを使ってやってみたいなと思いました。)

 

(市長)

 わしもちょっと入ったんだけれど、途中で、何か、知らんやつからもようけ来るでしょう。何か、訳が分からんの。そういうのをカットしようと思ってやっとったら、訳が分からんようになって、そのままになりましたけれど。

 

(当局:今回やろうとしているのは、LINE@といいまして、自治体、名古屋市がアカウントを持ってですね。個人的なやりとりをやるLINEもあるのですが、今回始めたのはLINE@といいまして、自治体から、若い方に市政に関心を持ってもらおうということで、お得な情報。例えば、500円でがん検診が受けられるよとか、そういったお得な情報をお出しして、簡単なアンケートに答えていただいて、意見ももらうみたいな。そういった、市政に関心を持ってもらうという。)

 

(市長)

 それなら、まず、アクセスできるのは名古屋市民だけになるの。そういうことはできるのかね。

 

(当局:自己申告になりますので、どなたでもできるという状態なのですが。)

 

(市長)

 外人でもええと。それはね。

 

(当局:もちろん、名古屋にお住みの外国の方もいらっしゃいますので。)

 

(市長)

 それは当然だけれど、ニューヨークの人がアクセスしてきても、ええわけだね。

 

(当局:もちろんいいのですが、うちからお出しする情報は、名古屋市にお住みの方にお得な情報をお届けしますので。)

 

(市長)

 (市政に関する)問題を(利用者が)せっかく言ってきたら、あんたのところで全部答えるの。問題は。

 

(当局:一人一人にお答えする形ではなくて、簡単なアンケートになりますので、統計を取る。例えば、がん検診を知っていますか、知っている、知っていないというのを統計的にお知らせするという。一人一人の意見にお答えするという形ではないですが。)

 

(市長)

 ないのか。それかしらと思って、どえらいなと思ったんだ。

 

(当局:そういった「市民の声」制度というのがありますので、他の制度もご案内しながら、LINEでは、あくまでも若い方に関心を持ってもらうというのを主眼にしたいと思っています。)

 

(市長)

 もう1個、何か質問があらへなんだか。何だった?

 

(記者)

 それを踏まえて、市長自身は、若者の市政への関心は高まるとお思いですか。

 

(市長)

 それは、何かよう分からんけれどね。そう簡単には高まらんで。しかし、一助にはなるかなと。ねえ。そう言っておけばいいだろう。

 

(当局:あと、お得なクーポンもお配りしたりしますので。最初は、市長の椅子に座って市長になった気分になれるという、お得なクーポンもございますので。あと、施設ですね。名古屋の施設。名古屋城ですとか、動物園だとか、そういったところの券も、先着何名様にお出しするみたいなこともしていきたいと思っています。)

 

(市長)

 ありがとうございます。

 

◎名古屋市任期付職員の募集について

(記者)

 任期付き職員のことについて、あらためて。行革の部分が消えたところを、理由を説明していただけますか。

 

(市長)

 消えとらせんですよ。某紙に、諦めたようなことが書いてあるのがありますけれど、全然消えていないです。ただ、わしはうそを言う必要がないもんで、はっきり言っておきますと、どえらい抵抗だからですよ。何でいかんのだと。行革こそ、外圧というのはおかしいけれど、ちょっと外の目で見てくれんとできんがねといって。そうでしょう。

 

 ここにようけジャーナリストがおみえになりまして、皆さん、新聞社でも、テレビでも、何で改革をせざるを得ないかというと、競争相手があるからですよ。ここはどっちかというと、競争相手がない方の方ばかりですけれど、本当のラーメン屋でも、何でうまいラーメンを必死になって作るかといったら、やっぱりラーメン屋ができるからですよ。みんな。

 

 だから、自分の力で物事が改革できるんだったら、こんな簡単なことはありません。特に、税金の徴税権を有する、いわゆる権力機構である行政機構については、自分でそれでどんどん変えられるんだったら、世界史はこんな悲しいことは起きませんでしたよ。革命運動が起きたりね。戦争だって、何で起こったんですか。そんなことだったら。もっと幸せな国ができたはずですよ。

 

 みんな失敗するんですよ。徴税権を有する権力というのは。だから、常に違う人が出てきて見なければ、できないの。

 

 言っとるんですよ。名古屋城だって、例えば東山動物園だって、例えば水族館だって、今、役所が全部ああやってやっとるでしょう。直営ですわ。水族館は若干違いますけれど、直営と。あの体制というのは、本当に市民にとってええものなんだろうかと。

 

 名古屋の観光といいますか、が、若干というか、相当、いまひとつだというのは、そういう施設がみんな役所直営だからと言う人はいますよ。だから、そういう改革を出してこいよと、それならと。言っとるんですよ。

 

 だけど、今のところ、出てきませんわね。人数をカットするのも重要ですよ。だけど、人数を減らしてばかりおって、どうするんですか。減らす方は減らさないといかん。減らす分野はありますけれど、やっぱり売上を増やしていく。産業の魅力を上げて、文化的な魅力を上げて、担税力といいますか、その分、税収も増やして、それで都市の魅力をつくっていく。それが重要なことなんで。

 

 そういう流れの中で、非常に抵抗が強いので、若干、それじゃあ、自分でやってみたらと、今言っとるんです。それぞれ。じゃあ、本当に出してくださいよと。名古屋城だとかね。みんな、どうするんですかと。まず。だから、若干時間の余裕を取ったと。ちいと顔は立てたと。

 

(記者)

 一応、延期という理解でよろしいですか。

 

(市長)

 延期ぐらいですね。

 

(記者)

 無期限延期ですか。

 

(市長)

 無期限というと、ものすごく長いようですけれど、もっと、わしも厳しいですから。本当に。なるべく早いところでもね。そういういろんなダイナミックな改革で、いくらでもできていくじゃないですか。

 

(記者)

 抵抗というのは、行政改革の任期付職員は置きたくありませんというところですか。行革は要りませんという。

 

(市長)

 何なんですかね。新聞によりますと、「行政は内部の事務が」。どう書いてありました、新聞によりますと。「行政は」、何だったな。

 

(記者)

 分からないです。市長に聞いています。

 

(市長)

 いやいや。俺は直接、あまりその表現は聞いたことがないんですけれど。「行政事務は複雑にわたり」でしたか。「外部者には適さない」と。ちょっと言葉のニュアンスが違うか分かりませんけれど、そういうような言葉でしたけれどね。新聞によりますと。

 

 行政こそ、競争相手が要るんですよ。先ほど言いましたように。

 

(記者)

 市長への説明は、どういう説明だったのですか。

 

(市長)

 何だか分かりませんけれど、そんなことはできんとか何とか言っとっただけですわ。ということですわ。だけど、行政こそ要るんだ。これね。

 

 と思いまして、一応、それじゃあ、皆さんにそれぞれ来ていただいて、特に現業の方がね。パッと言いますと。現業ばかりじゃないんですけれど、持っているところですね。民間と近いですから。理論的にも。交通だとか、それから上下水、それから病院局だとか、あと、環境もありますわ。たくさんありますよ。

 

 それから、観光なんかをやっとるところですね。というところは、名前は民営化と言うかどうか知りませんけれど、民間でもやっとるところがたくさんあるじゃないですか。そういうところが、自己改革できれば、それでええですけれど、できますかね。

 

 私は、非常に零細企業をやってまいりましたけれど、マーケットの中で、自分がどう思おうと、競争相手が勝手に価格競争してくるわけですよ。これは、もうどうしようもないですね。それに合わせて競争しないと。内部を改革しないと。

 

 そういうので、必死に働いてきた。だから、そういうのがないところで、僕は。要するに、市役所がどうのこうのというより、市民の、納税者にとって、いいかどうかですね。できるのかなと思いますね。

 

 取りあえず、じゃあ、あまり言うんだったら、わしも一応、妥協するということは、世の中、ないことはないですから。物事は。ぐらいのことのアローワンスはありますので、じゃあ、ちょっとウェイトしようと。ジャスト・ウェイト。自分でやらないといかんよといって、ほかっとくわけじゃありませんよ。

 

 名古屋城を、どうやって観光客を増やすんだと。それなら、本当にダイナミックに。そうでしょう。と思いますよ。

 

 問題は、今(の状態)でもええということが問題なんだよ。増やすことは増えていますけれどね。日本中、そういうのは増えているわけね。誰が見ても、名古屋の観光なり魅力というのがグッと向上したというふうに言ってもらえるようなね。

 

 東山動植物園だって、そうだと思いますよ。サッカーの闘莉王氏が言っとったけれど、来月号の「広報なごや」の初めに出てきますけれど、闘莉王は動物が好きらしいんだわね。だから、何かつらくなると動物園に行くと言っていましたわ。

 

 この間、インタビューのときに、この周りにおるどの人間よりも私は動物園に行っとるだろうと。こんな大都会の中で、あんな素晴らしい動物園があるというのは、絶対ないと思うと。そう言っていましたよ。だから、なお、もっと魅力のあるものにするとね。

 

 じゃあ、日本の中で東山動物園というのは、知っとる人は知っていますけれど、上野とか、天王寺とか、ありますけれどね。旭山、あるけれど、もっとできるでしょう。多分。できると思いますよ。あんなにど広いところで。そういうようなことを、行政内部でお任せしていて、ええかしら。そういうのがあるわけ。

 

(記者)

 任期2年とあるのですが、これは、再契約か何かで延長できるのですか。

 

(市長)

 これはできます。私は1年でだいぶ主張したんですけれど。私はね。

 

(記者)

 それは、さっき、市職員だと3年で担当が替わるから、継続的にできないとおっしゃっていたのですが、それで任期が1年、2年でいいのかという気がするのですが、もうちょっと。

 

(市長)

 いやいや、大きいのは、1年もやれば、その力というのは出るんですよ。だから、そのぐらいのところで替わっていく体制を作らないと。

 

 市の職員は、3年たったって市役所を辞めるわけではありませんから、中におるわけです。だけど、今回の場合は、どっちかというと、今までの決まり切ったパターンでない。縦割りを壊していくというのかね。今までの計画にとらわれていないというか、そういうことを要求していますので。当然、立派な方だったら任期を更新することもあるということです。

 

(記者)

 1年だけで、給料も市職員並みですよね。なかなか人材が集まらないのではないかと思うのですが。

 

(市長)

 どうですかね。僕より給料が高いですから、ぜひお申し込みいただいて。イメージとすると、1年なり、まあ、2年になりましたけれど、2年、行ってきてくれと。それで、精いっぱいやってきてくれと。もう1回戻ってもいいよというような方が多くなるんじゃないかと思いますけれど。どっちかというと。

 

 なかなか楽しいですよ。民間の経済も、商売も、大変ですけれど、役所というのは、名古屋でも総予算2兆6000億円もありますので。売上じゃないですからね、2兆6000億円というのは。使えるお金が2兆6000億円もある。ものすごいですから。皆さんの税金、ならびに税金とよく似たお金ですけれど、そういうのでまちづくりを考えていくということですから、非常に影響力もありますし、非常に楽しい仕事ですよ。

 

 ですから、ぜひ手を挙げていただいて、思う存分というか。雲をつかむようなものではありませんから。大体わしも長いこと、65年生きていまして、毎晩、酒を飲みながらでも、飲みながらでなくても、名古屋のまちを面白くするにはどうしたらいいか、毎晩考えておりますので。

 

 この間も、60項目ぐらい指示がしてありまして。副市長会で議論しますけれど、例えば1000メートルタワーも1つですけれどね。そういうのの。たくさんありますから。こういうのを実現に移していくということですわ。縦割りと3年の壁を越えてね。

 

 そういう仕事ですので、大変面白いと思います。もっといい提案があれば、私は、実は零細企業出身ですから、ものすごい柔軟なので、名古屋の魅力が上がっていくことなら、どんどん採用していってやっていただくということです。

 

◎弥富相生山線について

(記者)

 話は変わりますが、相生山の道路建設の協議は、どんな状況なのでしょうか。

 

(市長)

 いろいろ必死になって考えておりまして。私個人的にもといいますか、再度いろいろ、調査といいますか、勉強といいますか、やらせていただいているところです。

 

 とにかく、僕が思っとるのは、地域の皆さんね。一応、4学区で始めましたけれど。高坂、相生、山根、それから野並ですか。この4学区の皆さんにとって、一番いいことは何だろうかと。それから、名古屋市民にとってええのはどういうことなんだろうかということを考えております。

 

(記者)

 9月議会までにという話がありましたが、もうあまり時間がないと思うのですが。

 

(市長)

 次の予算、ええ、なるべく早く決めますけれど、この問題で、皆さん意外と、全然報道されませんでしたけれど、要するに、本会議でありましたけれど、もし造らなかった場合どうするかという話について、具体的な提案が、ホタルのことがありますけれど、あまりないということで。

 

 何か、造らなかった場合は道路を壊すのではないかと。壊すために10億円でしたか、お金が掛かるということが報道されましたけれど、それはそうでもないんですね。僕が個人的に前から言っていますが、造らない場合だって、それは、道路は壊しませんよと。それなりに生かせる道はあるわけですよ。あそこの地域をどうするかという。

 

 それについて、この間、ちょっと答弁で、これはあまり言うと何か分かりませんけれど、局長が、その前の打ち合わせでは、要するに、現状ではそういう(道路を)通さなかったときの代替案については考えられないと言っておりまして、現状ではそうかなと思ったけれど、当日、都市計画決定が変更されない限り考えないと言ったから、それは間違いですから、訂正しておきましたけれど。

 

 理論的にも間違いですよ。いろいろな選択肢を、常に行政というのは考えとらないといかん。検討はしないといかん。

 

(記者)

 いつごろ、調査をやるとか、スケジュールは出ているのですか。住民の方の意向調査を、いつごろやるか。

 

(市長)

 どうやってやるかは、まだ決まっておりませんので。

 

(記者)

 まだ決まっていないのですか。

 

(市長)

 はい。住民投票をやらないなんていうことは、憲法違反になりますよ。そもそも。住民投票という内容は、いわゆる条例で決めてやる住民投票のみを住民投票というのかどうか、ちょっと分かりませんけれどね。何か、そのようなことを、私もある団体の方から聞きましたけれど、それは、そんなことは考えられないと。

 

 いったん都市計画決定された道路でも、いろんな事情があって、その後、市長なら市長が、市民の皆さんのためにどういうものがええだろうかということで、いろんな調査をしたり、例えば住民投票にしたりするのは、全く当たり前のことであって、立派な公務ですよ。むしろ、しないといかんことですわ。時代の流れに合わせないといかんから。

 

 ということで、もうちょっと時間をちょうだいということです。地域の皆さんのために、とにかく良くなるように。いったん決めたら役所が喜ぶだけというふうにならんように、ということですね。

 

 今、行ってみればええがね、野並交差点。わしも何べんか行きましたけれど、あそこの渋滞が大きかったはずですけれど。ほとんどないですよ。はっきり言いまして。車が並んでいますけれど。ある程度。信号で止まるんですから。赤信号は止まりますから。青になったら行きますよ。

 

 それから、通り抜け交通をなくす方法も、いろいろ僕は考えられると思いますよ。やっぱり通り抜けで、周りの人は迷惑されとると思いますので、これは何とかしないといかんと思いますけれどね。

 

 その2つだけ。道路開通の理由は。書面に、その2つしか書いてありません。役所が作った、この間作った書面には。この2つ。

 

 わしは、いろんな人と、ちょっと一杯飲みながら、向こうで一杯飲んで話をしていますけれど、本当に皆さん、住んどる人のために何がええか考えた方がいいんじゃないのと。今まで決めてきた、役所のためにええでは。その必要はないよといって。全然。

 

 ということを言いながら。もうちょっと時間をちょうだい。非常に熱心にやっていますから。

 

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