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平成26年7月14日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2015年7月24日

ページID:61286

報告事項

  • 名古屋・ロサンゼルス中学生フレンドシップバスケットボール大会の開催

会見動画

報告内容

◎名古屋・ロサンゼルス中学生フレンドシップバスケットボール大会の開催

 おはようございます。7月14日(月曜日)の会見を始めたいと思います。

 

 本日は、名古屋・ロサンゼルス中学生フレンドシップバスケットボール大会について、ご報告いたします。

 

 ロサンゼルス市との姉妹都市提携55周年を記念いたしまして、両都市の中学生を対象に、バスケットボールを通じました国際交流事業を実施いたします。

 

 この事業は、ロサンゼルス市の日系人による「四世バスケットボール協会」と実施するもので、本年度と来年度の2カ年にわたって行われます。

 

 本年度は、7月26日(土曜日)に、ロサンゼルス市より、中学生のバスケットボール選手24名とその家族約100名が名古屋を訪れまして、翌27日(日曜日)から29日(火曜日)までの3日間で、名古屋の中学生と、バスケットボールの交流試合を合計6試合行います。

 

 交流試合の会場は東スポーツセンターで、どなたでも無料で試合観戦ができます。当日は、ぜひ会場へお越しいただきまして、ロサンゼルスと名古屋の中学生の選手たちへ温かい声援を送っていただきたいと思います。

 

 また、今回の交流事業では、名古屋の特色を生かした鳴海しぼりの文化体験を行うほか、29日には、日本バスケットボールリーグに所属する「豊田通商ファイティングイーグルス名古屋」とロサンゼルスの中学生との交流試合も予定されております。

 

 それで、皆さんからの寄附を活用したスポーツ交流事業の実施は、名古屋市で初めてということですが、他の都市にもないようです。今のところの調査におきましては、ということです。

 

 来年度は、ロサンゼルス市へ。すなわち、日本で初めてと言ってええのかね。いかんのか。寄附を活用した、こういうスポーツ交流事業は、日本で初めてか。

 

(当局:協賛はありますが、寄附は初めてです。)

 

 寄附は。日本で初めてかというんだ。

 

(当局:調べましたが、そうやってお金を募った寄附は初めてです。)

 

 ないと。どうも、調べたところによると、日本ではないようでして、間違っとったらごめんなさいですが、日本で初めてになるということです。supposeとか、guessといいますか。

 

 来年度は、ロサンゼルス市へ名古屋の中学生を派遣いたしますが、その渡航費の一部に充てるため、引き続き寄附金を募っております。試合会場におきましても、寄附金のご案内をお配りしますので、来場された皆さまには、ぜひご協力をいただきたいと思います。

 

 なお、事業の詳細や寄付金のご案内につきましては、教育委員会スポーツ振興課、電話が「052-972-3265」「052-972-3265」まで、お問い合わせください。

 

 これは、去年だったか。去年だな、確か。去年、例のスクールカウンセラーの調査のときだったと思いますな。去年、向こうのバスケットボールの、骨を折ってくれる人の名前はちょっと忘れましたけれど、のご案内で、向こうのバスケットボールコートへ行きまして、そこで、日本の島根じゃなかったかな。島根だ。なかなかちゃんと覚えとるで、偉いもんだな。

 

 島根のチームが日本から来ておりまして、それで交流試合をやっとったということで、あいさつしてちょうということで、そこで、エルヴィス・プレスリーの「Can't Help Falling in Love」というのを一発歌わせていただいたと。あいさつ代わりにですね。コートの上で、ということです。

 

 それが、ぜひこういうふうだで名古屋でもやってちょうよということになって、名古屋でやるなら、いっぺん寄附でやろまいかと。何でも税金はいかんといって。

 

 ちょうど名古屋は、科学館の館長さんが、今、替わられましたけれど、バスケットボールの偉い様ですし、その他、私の知っとる方も偉い様がおみえになって話をしたら、それじゃあ、みんなで頑張って集めるわと。ええことじゃないかという話があって、ここまでまとまったということです。

 

 ということで、以上ということになっております。

 

質疑応答

◎子ども応援委員会の現状について

(記者)

 南区の中学生が転落死されてからちょうど1年ということで、市長が設置された子ども応援委員会の現状について、市長の満足度といいますか認識を、現状についてどう思っていらっしゃるか、お聞かせいただきたいのですが。

 

(市長)

 今お話がありましたように、子ども応援委員会というのは日本で初めての取り組みでして。初めての取り組みということ自体を説明せんと、なかなか分からんのでね。

 

 端的に、初めての方もおみえになるか分からんで、言っておきますと、アメリカへ行ったところ、びっくりこいたんですけれど、向こうは数学の先生、社会の先生、理科の先生と同じように、子どもの針路ですね。針路って、「進む」じゃなくて「針」の方です。大きくなったら何になるのというような話ですね。

 

 家はいろんな家庭環境で貧しいか分からんけれど、あんたはこういう才能があるよと。大きくなったら、フォードやGMの社員になれるか分からん、MITにでも入れるか分からん、極端に言えばノーベル賞でも取れるか分からんよという。だから、そのためにはこんな道を歩いたらどう、というようなことをやっとる先生がおるんです。

 

 それがスクールカウンセラーといいまして、日本でもスクールカウンセラーはいますけれど、日本のスクールカウンセラーは非常勤で、大体週1回おみえになるというだけで、大きい違いは、日本の場合は、いじめならいじめとか、そういうことが起きてから、それにテイクケアするという感じですわね。

 

 だけど、アメリカの場合は、予防的にやっとるんです。そこが決定的に違うということですね。起きる前にアドバイスしていくということなので。

 

 僕が聞きましたら、つらい子どもさんのこともあるけれど、アメリカにおいて非常にこれが盛んになったのは、スプートニク・ショックというのがあってですね。

 

 人工衛星でソ連に先を越されてしまったということで、アメリカは非常にショックだって、うずもれとる能力のある子を発掘しないといかんという意味が非常に強かったんだということを、そのアメリカのスクールカウンセラーの資格を持っとる人から、日本人ですけれど、直接聞きまして、ああ、なるほど、すごいなということでして。

 

 日本においても、事故が起きてからもきちっとやらないといかんですけれど、起きる前に、子どもさんたちにですね。大体、うちが立派で金持ちのところは、それなりのことになるんです。しかし、庶民の子は、なかなかそこまで親も手が回らんから大変なんですね。

 

 そういう子どもさんたちに、いやいや、大きくなったら、今言った、こういう道があるぞと。親は暴力団かも、まあ、極端なことを言うか分からんけれど、暴力団はいけませんけれど、子どもさんは関係ないんで、あなたには、こういう非常に長所がある、ということをやっていくのを作っていこうということで、日本で初めてになります。

 

 文部科学省も、応援すると言っております。ということで始まったということで、今年、3億円の名古屋市民の血税を使わせていただいて、子どもの将来を応援していこうということで、取りあえず常勤33名。それから非常勤が、今11名になったといわれております。スクールポリスの方が11名で。

 

 相手がございますので、警察の場合は。今、退職された方になっていますけれど、取りあえず非常勤で始まったと。合わせて44名ということで、名古屋を11ブロックに分けまして、中学校が111校ありますので、それぞれ1中学校が大体10の中学校を(担当する)。

 

 今の段階でね。来年も同じように頑張りまして、何とか100名まで近く持っていくというふうに思っております。それが始まっていったということです。

 

 それで皆さん、非常に努力されておりまして。ただ、初めてのことですので。キャリアを支援するというですね。大きくなったら何になるんだということは、人生の中で、これほど難しい授業はないわけですわ。授業というか、教育ではなくてエデュケーションというんですかね。

 

 そういう中で、ちょうど第1段ロケットがついて、皆さん、若干落ち着いたところだと思います。これからさらにどうやって、この皆さんが(活動していくのかということです)。

 

 この間、ちょっとあそこへ行きましたら、中川区の、何中学だったな。何だった、あれは。

 

(当局:一柳です。)

 

(市長)

 ああ、一柳中。一柳中学に行きまして、「どうですか。もうケースはかなり出てきているんじゃない?」と言ったら、「いや、もうあります」ということで、具体的に、子どもさんの悲鳴。悲鳴までいかんでも、「おっちゃん」と言って。「おっちゃん」とは名古屋では言いませんけれど、「おとっつぁん」と言って。

 

 例えば、「わし、将来、警察になりたいんだけれど」「パイロットになりたいんだけれど、どうしたらええ?」と言って。「そりゃ、こういう道があるよ」とか。

 

 昨日も、ある、そういう関係の方としゃべっていましたけれど。私は、中学生ですけれど、女だけれど、「警察官になりたいけれど、どうするの?」とか。そういうのを応援するケースが登場してきとるので、これからが非常に正念場に差し掛かっていくということです。

 

 アメリカの場合は、先生を、いわゆる教師を取得されて、それから何年とどうも決まっとるわけじゃないですけれど、2年とか何年とかいうことで、これはぜひ。

 

 首席でタカハラさんという方が、アメリカのスクールカウンセラーの資格を取って、アメリカで15年だったかな。確か10年だったかな。15年か10年ですけれど、向こうでスクールカウンセラーをやった方ですので、ぜひ皆さん、直接取材されるとええと思いますけれど。

 

 向こうは、出てきてから2年とか4年とかあるんですけれど、こちらはそんな待っとれませんから。ですから、オン・ザ・ジョブ・トレーニングということで、悩みを聞きながら、仕事をしながらトレーニングしていくという、正念場にだんだん掛かっていくということですが。

 

 もう、一柳中学の話では、現場のケースですね。ケースと言うと、何かモデルみたいですけれど、実際に、現実に起きていることに対する対処も始まっているということです。初めてのことだで、大変だと思いますけれど、何としても成功させないといかんと。税金を使っていますので。ということで、これが日本中に広がっていくとええなということですわ。

 

(記者)

 実際に、子どもさんの救いの場になっていると。これからだと思いますが、なるというふうに考えていると。

 

(市長)

 ならないといかん。応援と。この応援という意味が、よう言っといてちょうよ。もう教育という言葉は、もうあかんと。教育の「教」は、何べんも言いますけれど、この右側の「攵」というのは、あれはむちの象形文字ですから。もともと上から目線で、「お前、こうやってやれ」というような意味がありましてですね。

 

 エデュケーションというのは、「エ」は「外へ」で、「デュース」というのは「引っ張る」という意味でして、すべからく人間のいろんな長所や短所やありますので、特に長所をみんなで引っ張り上げてあげると。

 

 金のない人、ある人、体の不自由な子、そうでない子とか、いろいろありますよ。みんなそれぞれ、ええところがある。それを引っ張り出してあげるということが、名古屋で緒に就けば、これは、本当に初めての具体的ないじめ問題に対するね。

 

 これが全てじゃないですよ。いろんな手段がいきますけれど、非常に大きな解決の道を、名古屋市がつくっていったということになると思いますね。不退転の決意でやっておりますので。来年度も予算を要求しやあと。もう1回。

 

 大体、3年間、10億円使いますと、100人になりますわね。警察の皆さんは、ちょっと聞きましたら、やっぱり非常勤になっとるから、時間がちょっと短いんですよ。

 

 スクールポリス、警察の皆さんは大変に評判がええようです。聞いとりますと。もっと常勤というのか、時間が長い方がいいと。常勤なら常勤で、僕はいいんですけれど。非常勤でいいのか、現職警察官がいいのかですね。そこら辺も、これから警察とも話し合いたいと思っていますけれど。

 

 そんなことで、1人ぐらい子どもさんが。皆さん、テレビの後ろからの画面でええですけれど、「まあね、僕も学校に行きたくないで、途中で夜中、徘徊しとったけれど、この子ども応援委員会の人と話をして、もう1回頑張ってやろうかと思ったんだわ。それで、毎日、今、学校に行っとるよ」といって。

 

 そういう子でも、後ろから画面で撮っていただきますと、大変にええのではないかと。こういう具体的なところから変わっていかないといかん、と思いますけれどね。

 

◎木曽川水系連絡導水路について

(記者)

 徳山ダムの、木曽川の導水路の話をちょっと伺いたいのですが、名古屋市も121億円の負担をする事業で、これに関して、24日に市民団体の差し止め訴訟の判決が出る予定なのですが。

 

(市長)

 そうですか。24日ですか。

 

(記者)

 はい。河村市長は、以前、撤退という考えを示していて、予算の一時凍結も指示したことがあると思うのですが、現在、それが、あらためて必要性があると考えるのかということと、あと、方向性、今後どういうふうになるべきかというのを、お考えをあらためて。

 

(市長)

 私は、藤前干潟もありますけれど、一番最初は長良川河口堰の反対の話で、わしも反対派でいろいろやっとりましたけれどね。水を使わんようになっていますので、ちゃんと水利権を、きちっと合理的に付け替えれば、十分やっていけると。ただ、それが大変に困難なもんで、いかんですけれどね。

 

 ということで、従って、徳山ダムも要らんかったと。しかし、造ってまったもんで。税金をようけかけて。それならそれで、わしはどういう道がええか分からんけれど、伊勢湾の浄化ぐらいにドーンと使ったらどうだと。大きい話でね。環境用水として。飲み水としては、要らんと思いますよ。という考えには、変わっておりません。

 

 だけど、造ってまったものの最低の維持費というか、それはどうしても要りますわね。ということだで、その限りにおいて認めとるところということで、とにかく宮田用水というのが一番でかいですけれど、昔は、あの水というのは農業用水だったですから。でかいのは。ほとんど。だから、本当に農業用水って、どのぐらい本当に使っとるんだと。

 

 今、大体、名古屋市が、確か木曽川の自流で水利権を持っておりまして。これは先祖に感謝しないといかんですけれど、毎秒7.5トンじゃなかったかな。違うと申し訳ないですけれど、今、突然のご質問なもんだで。ぐらいに思っていまして、ほぼ同量を農業用水が使っとることになっとるんですわ。木曽川からですね。

 

 あまり言うといかんですけれど、本当にそれを使っとるのかと。減反(しておりますので)。それから、今、農薬とか、いわゆる肥料とかありますので、ダーダー、ダーダー流したら、流れていってしまいますわね。ということもあり、そういうことをきちっといっぺん精査してくれと。農業用水について。聖域にせずに。

 

 重要だということは認めますよ。何といっても。飢饉で、人類がどれだけ不幸になったかということですね。雨が降らずに。ということは、食糧がなくて、かつて、何百年前にですね。それは歴史が証明しとるところなもんで、農業用水が非常に重要だということは分かるんだけれど。

 

 しかし、今の現状の中で、本当に何トンぐらい要るんだろうかということを考えたときには、まあまあ、そう大規模なそういうものは造らんでも済むんじゃないかと。導水路みたいなものは。しかし、造ってまったんだから、伊勢湾の浄化ぐらいに何とかならんかなと。環境用水で。ドーッと揖斐川から下りてくるわけだけれどね。

 

 導水路は、2本あるで。上と下で。何であの下に造るか、知りませんけれど。いろんなことを言うと思いますけれど。

 

(記者)

 そうすると、当選直後は撤退という考えを示していたけれども、造ることは止められなかったので、仕方がないという考えに変わったということですか。

 

(市長)

 いや、そのころも同じですよ。造ってしまったものは、しようがないというかね。それを壊してしまうというのも、あまりにも不経済ですし。ですから、造るのは造ると。導水路を造るためのいろんな施設はあかんよと、そう言っとったんですけれどね。

 

(記者)

 その限りにおいて認めているというのは、維持費は出す考えだということですか。

 

(市長)

 徳山ダムの、どういうふうだったかな。ちょっと質問通告がなかったもんで、もう何年も前になりますんで、あれですけれど、徳山ダムの維持費のお金は出しとると思います。確か。だけど、導水路を造る前提のお金は支出しないというふうになっとるはずです。

 

 その間に、あのときは民主党政権もそうだったし、本当に農水はどのぐらい使っとるのか、出してくれと、ちゃんとと言っとったんだけれど、ついに返事はなく、数年が経過したという状況です。

 

 それと、名古屋の水道は、きちっとカウントされとると思いますけれど、相当少ないですわね。今。名古屋の上水道だけでも。今、ものすごい技術が。工業系はほとんど循環になってきたし、上水道でも、みんなで水を使わんようにしようって、すごいもんね。という状況だと思いますね。

 

(記者)

 これは、農業用水としての必要性も含めて、あらためて、今、国に検討を投げているところだと思うのですが、市とか県とかで、そのあたり、あらためて何か検討しようとか、独自にやる考えはありますか。

 

(市長)

 独自にやれると、ええですね。わしもずっと明治以来というか、江戸時代以来の農業用水が中心の水利権について、それは別に悪いとは思わんですよ。農業ってどえらい大事だから。だけど、実際どうなのかは、いっぺん知りたいわね。

 

 日本中のそういう水利権について、もっとちゃんと合理的に水の分配ができるようになるとええんでないかなと思っていますけれどね。

 

◎滋賀県知事選挙について

(記者)

 昨日の滋賀県知事選挙で、卒原発を掲げた候補者が当選されましたが、それについて、市長の所感をお願いします。

 

(市長)

 福井からすぐ近くだしね。私も、民主党時代からなかなか仲がよかった三日月さんが当選して、うれしいですけれど。よう知っとる人が当選すれば、いろいろ話もできるもんでね、うれしいですけれど。

 

 やっぱりこういう知事選とかいうことになると、一応争点が、もう1個、集団的自衛権があったかはちょっとよう分かりませんけれど、それより原発が大きかったんじゃないですか。地域の問題ですから。わしは、健全な判断だと思いますよ。原発はやっぱり、わしは無理だと言っとるがね。無理と。

 

 あまり自然エネルギーばかり言うと、多くの皆さんも、じゃあ、雨ばかり降ったらどうするんだとか、風が吹かなんだらどうなるんだとなりますので、それは別に、石炭でも、LNGでもね。今、シェールガスとか、たくさんありますね。メタンハイドレートだとか。

 

 あれも、そうするとすぐ、今、輸入価格が高いとなりますけれど、それは、もうちょっとたったら安くなりますで。ちゃんと競争が起こって。CO2だって、いろいろ言いますけれど、碧南火力なんて、日本最高技術の石炭の発電所があるじゃないですか。すぐ近くに。十分やっとるじゃないですか。あれで。と思いますんですわ。私は。

 

 経済的に見て、日本で原発をやるのは無理だと。先輩がやったから、同じことばかり言うなと。本当に。あれは、通産省の先輩がやるといって言ってきたから、次の人が「いかん」と言うと出世できんからなんですよ。これは、日本社会の本当にいかんところですね。

 

(記者)

 卒原発という考え方は、市長の考え方に近いのかなと思いますが、そういった候補が当選することについてはどうですか。

 

(市長)

 卒原発といって、「卒業」という映画がありましたけれど。関係ないかどうか知りませんけれど。あまり意味が分かりませんけれど、どういうことですか、原発は勉強し終わったということですか。「卒」という意味は。「脱」と違うのは。

 

 「脱」は途中でということか。「卒」は、勉強を一応、それなりの課程を経て、堪能させていただいたということかね。あまりよう、その区別が分かりませんけれど。

 

 やっぱり自然エネルギーでやれるのを目指すのは、大変ええことですけれど、今言った火力なんかで、一定の、きちっと安定的な電力をつくっていくと。それから、たくさん発電所を造っていくと。名古屋でもそうですけれど。そうすると、安全になりますわね。

 

 例えば市大病院とか、いろんな病院が、八事にしろたくさんありますけれど、同じ電力系統でやるよりも、発電所の火力のやつがたくさんできて、いろんなところでできた方が安全ですよ。そういう技術が発達してくることを、日本としては狙うべきだと思いますけれど。

 

 やっぱりこれだけの地震国で、無理ですわ。福島だって、本当は津波じゃないんじゃないですか。あれは、実は、問題は地震なんですよ、原発においては。訳が分からんふうになってまっとるけれど。

 

(記者)

 今回、対立候補が自民党の推薦を受けた候補でしたが、自民党がこういった選挙で敗れるという結果にもなりましたが、それについてはいかがでしょうか。

 

(市長)

 自民党も、江戸幕府、300年、250年。江戸幕府みたいになりましたで、たまにはちょっと、こういうふうに傷つかれるのもええんでないかと思いますけれど。

 

 あとはしっかり三日月さんに、言ったことを貫いていってもらわないといかんで。議会がどう言おうと、こうだといって、市民の選択を優先しないといかんですよ。大事なことは。そこから大変なんだで。議会が違うから。

 

 ここから分かるんだよね。知事にせっかく三日月さんなんかが当選しても、議会がそういうのをばたばた否決していったということになると、選挙って、実は2つやらないといかんようになるわけですよ。結局、県民からすれば。これはおかしいんじゃない? 1つの選択なら選択で、お互いに協力し合うようにしなけりゃ。

 

 知事選の選択は、議会も尊重するという体制も取らんとね。実はそうなっとるんだけれど、日本はなっとらんもんで、しようがないで、そこは。で、日本中、みんな、しかばねばかりですわ。「海行かば」ですわ。「水漬(みづ)く屍(かばね)」と。「山行かば 草生(くさむ)す屍(かばね)」と。あまり言ってはいけませんけれど。そういう状況ですわ、今は。

 

 二元代表制だといって、言葉で、同じ権限があるように、独立してできるように言われますから。それはちょっと違うと。協力し合ってやるもんだということですね。

 

◎市の水害対策について

(記者)

 名古屋市の水害対策について質問したいのですが。この前の台風8号では、幸いにして大きな被害は出なかったのですが、今年はゲリラ豪雨も多いと。専門家の中には、都市部がとても危なくて、名古屋も水没リスクがあると言う人もいるんですけれども。

 

 実際、名古屋市でも、昨年の9月に冠水被害が出ているのですが、水害リスクに対する市長の認識と、今の状況、今後の対策などを、教えていただきたいと思うのですが。

 

(市長)

 名古屋は、ご承知のように、伊勢湾台風がありましたからね。私も小学校5年のときに、うちは水害はなかったですけれど、風の害を受けまして、木造で壁が抜けてまって、半壊になりましたから。被害者の1人なんですけれどね。

 

 それで、この間、名古屋市が発表した1000年に一度クラスの想定ね。想定外をも含めた想定内の、1000年に一度ぐらいの想定を名古屋市が出しましたけれど、あれによりますと、伊勢湾台風の最大浸水位より30センチ下なんですよ。実は。この1000年に一回のやつで。

 

 油断してはいかんけれど、いかに伊勢湾台風がひどかったかということですね。名古屋のまちにとって。名古屋のまちだけじゃないですけれど。

 

 だで、非常に具体的に、水害で。もう1個、地震というまた別個のやつがありますから何ですけれど、水害だけでいったら、伊勢湾台風級のがもう1回起きたとして、一滴も水を堤防の中に入れないという決意を持った対策を進めれば、一応、いいと思いますよ。市としてはね。

 

 だけど、今日も幹部会で言っていましたけれど、南木曽町で、かわいい男の子だけれど、かわいそうに亡くなりましたけれど、あのときに、僕がテレビを見とったところでは、避難勧告が出るのを待っとったというのが出とったけれど。確かそうだと思うんだ。

 

 それで、結局、気象庁とか消防が浸水の予定を出しますけれど、予定というか、可能性をですね。いろいろ。だけど、陸前高田でもそうでしたけれど、

この間、陸前高田に行ったときに、避難所になっとるところへ行って、20人ぐらい、昔のお嬢さんが集まっとって、「まあね」といって。「こんなことを聞いちゃいかんか分からんけれど、地震が起きて津波まで、確か30分か40分ですよ。あそこで。何をやっとったの」といって聞いたんですわ。

 

 そうしたら、お前さん、地震の後片付けをしとったというわけですよ。皆さん。実際の話ですわ。そういう話で。

 

 自分のところの、災害の自助、共助、公助なんて言いますわね。よく。だけど、自助の一番大事なのは、名古屋市民の皆さんが住んどらっせる、今、自分のうちのところ、現にその場所が、1000年か、できれば2000年ぐらいがいいと思いますけれど、さかのぼって、どういうところであったのかと。

 

 過去ね、裏山が崩れてこなかったかと。小さい川に見えるけれど、これがあふれてこなかったかと。堤防が切れて、ドーンと水が来なかったかというのを、やっぱり知らないといかんですよ。国土の問題として捉えるのが、一番重要ですね。

 

 今日も言っといたがね。幹部会で。消防グループが担当になっとるけれど、名古屋で言うと緑政土木局、住宅都市局、あの辺がもっと出張ってこないといかんですよ。昔は、国土交通省といって、総務省の中で一緒だったんです。実は。今、分かれちゃったもんで。

 

 さっきの話に戻ると、陸高の部長さんが言っとったのは、津波は70センチしか来んと、実は言われとったんですといって。そういうビデオがあるんですといって。消防なり、総務省のルートで。

 

 だけど、貞観地震でしたか。1000年以上(前)のときの。貞観地震だと思うけれど、そのときには、実際来たのは15メートルですよ。実際、来とるんですよ。だから、そこを学ばないといかんかったと。本当に残念だったんですと。縦割りになっちゃっとってと言っていましたので。

 

 名古屋としては、今言いましたように、公助の部分は、今、伊勢湾台風がもう1回来たとしても、絶対一滴も堤防より水を中に入れないという対策をすると。だけど、市民の皆さんにおかれましては、自助の部分ですけれど、自分の現に住んどるところが1000年前に一体どういうところであったのかということを知っていただくように。

 

 今日、ちょっと話では、そういう地図を配っていろいろやると言っとったけれど、地図を配っても、わしは大丈夫だとみんな思ってござるもんで、やっぱり市が出張っていって、そういうところには、学区ごとになり、町内ごとにでもええけれど、説明をしていくということをやりたいと思います。

 

(記者)

 今、名古屋市では、雨に強いまちづくりを目指されていて、豪雨への施設対策が今78%進んでいると言われているのですが、それは今、十分なのでしょうか。それとも、100%にするというのは。

 

(市長)

 それが、60ミリ対応でしょう。大抵。60ミリ対応で、それだけ進んどるということだけれど、それはそれで進めていかないといかんですわ。いっぺん見に行かれるといいけれど、地下にコンクリートの貯水槽みたいなどえらいやつを入れるという。あれは結構効くらしいですね。

 

 あれはあれでちゃんとやっていくということだけれど、何が起こるか分からん。とんでもないことも起こりますので、やっぱり自分のところの災害の歴史が重要ですよ。自分の住んどるところのを、みんなで知ろうと。それに名古屋市がもっと出張っていって、説明するだわな。町内会に、やると言っとるもんだで、消防が。

 

 感じ悪いで、今まであまりやらんかったんですわ。おたくの土地は、昔、池があったよとかね。だけど、ハザードマップを作ることになりましたので、もう配ってありますから、より詳しくしゃべることが重要なんじゃないかと思います。

 

 一応、名港管理組合にこの間、「本当に大丈夫か。伊勢湾台風がもう1回来たら」と言ったら、「今度は大丈夫です」と言っていましたけれどね。だけど、地震なんかで、例えば水門なんかが立て付けがガクンと崩れると、もう開いたり閉じたりできませんでね。それだけで。地震が1つある場合は。だで、なお危険はありますよ。

 

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