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平成26年6月16日 市長定例記者会見

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このページを印刷する最終更新日:2017年11月22日

ページID:59693

報告事項

  • 第1回なごやめしPR懇談会の開催
  • 食中毒防止の市民一斉啓発の実施

会見動画

報告事項

◎「なごやめしPR懇談会」の初会議の開催

 それでは、6月16日(月曜日)ですが、おはようございます。

 

 まず初めに、「なごやめしPR懇談会」の初会議の開催につきまして、ご報告いたします。

 

 名古屋の特色ある観光資源の「なごやめし」を戦略的にPRする手法などを検討するために、愛知県と名古屋市が連携しまして、幅広い分野の専門家や学識経験者などから意見やアイデアをいただきます懇談会を開催いたします。

 

 初会議は、6月21日(土曜日)の午後3時30分からで、名古屋市公館にて開催いたします。当日は、愛知県知事と私も参加させていただく予定です。

 

 なお、今回はNAGOYA学生キャンパス「ナゴ校」の学生と愛知淑徳大学に特別参加をしていただいて、実際に「なごやめし」を試食しながら、活発な意見交換を行っていきたいと思っております。

 

 これは本当に、なかなか最近は。僕らのころは、「なごやめし」とは言いませんでした。きしめんを25円で食った思い出しかないんですけれど、その後、名前を言うのは何ですけれど、某民間人の、15年ぐらい前ですかね、ご発案によりまして、「イタ飯」と言うなら「なごやめし」でいいんじゃないかということで、なかなか人気も出てきまして。

 

 この際、名古屋だけではなくて、大きく、商品のトータルイメージでできんかと。名古屋に限らず、ということです。

 

 なお、ちなみに、私がよく言っております、今日、幹部会で言いましたが、きしめんは、名古屋市内で食う、うまい、1000円以上するやつも、これも大変ええですけれど、名古屋駅の新幹線のホームの大体4号車のとこら辺にあります、一昨日も行ってきましたけれど、かき揚げ玉子入りきしめん、増税前550円というやつが、非常にクイックに楽しんでいただくには、お勧めでして。

 

 550円でしたが、570円になったということですが、土曜日に、「3%じゃないのか。消費税アップは。そうすると、550円の3%は16円のはずだ、何で20円上がるんだ」といって、ちょっと文句を言いましたら、「昔小麦粉が上がったときに上げなんだで、それで了解してちょう」と、お姉さまが言っておられました。あまり感動もないのでやめますが。

 

 ということで、急いで食うと大変うまいので、皆さん、ジャーナリストの方も、東京本社へお帰りの節なんかは、ぜひ。自動販売機の左の列の一番上に、一番売れ筋があります。かき揚げ玉子入りきしめん、増税前550円ということです。

 

 

◎食中毒防止の市民一斉啓発の実施

 次は、食中毒防止の市民一斉啓発の実施について、ご報告いたします。

 

 名古屋市では、現在、「食肉の生食等による食中毒防止キャンペーン」を実施し、お肉を「生」や「加熱不十分」な状態で食べることによる食中毒の予防を呼び掛けているところです。

 

 お肉の生食による食中毒を防止するには、消費者の皆さまにも正しい知識を持っていただく必要があるため、7月1日(火曜日)に名古屋市内全区のスーパーで一斉に、市民啓発を実施いたします。

 

 たとえ新鮮なお肉であっても、菌が付いていれば食中毒になる可能性がありますので、お肉は十分加熱して食べるように注意していただきたいと思います。

 

 なお、今回のキャンペーンや食中毒警報など、食の安全に関する情報を市民の皆さんへ迅速にお知らせするため、6月6日(金曜日)より、「なごや『よい食』メール」の配信を始めました。

 

 「なごや食の安全・安心情報ホームページ」より、メールの配信登録ができますので、ぜひご登録ください。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

◎「なごやめしPR懇談会」について

(記者)

 「なごやめし」ですが、何で今ごろ「なごやめし」なのですか。

 

(市長)

 それは、何とか盛り上げないといかんでということで。

 

(記者)

 今、やる時期の意味は。

 

(市長)

 ミラノ万博へ、何ぞ、名古屋ウイークか、愛知ウイークか知らんけれど、上海のときもありましたけれど、出さないといかんでしょう。そういう時期的なもののネタが1つ、あるんじゃないですかね。

 

 それと、人気投票をやりますと、名古屋は何で分かるかといったら「なごやめし」がトップになっとるということで、早うこういうのをいろいろ、面白いやつをやりゃあと言っとるもんで、役所が出させたということですが、あまり、俺が、俺がは言いたくないけれど、これは大村氏と話をしまして、名古屋のあれで、決まった定番なごやめしより、もうちょっと拡張してですね。

 

 どう言うか知らんよ。豊川の稲荷だとか、某カレー屋さんだとか。それから、三重県の、あまり言うといかんけれど、ハマグリなんかを言うと殴られるかもしれませんけれど。下手するとですね。やっぱり三重県は織田信長が攻め入っとりますので、ばか者と言われるか分からんけれど、もっと広くやったらどう?と。この際と。

 

 だけど、そのやられる方がOKと言わんといかんで。だで、これから頭を下げて頼むんだわな。

 

(記者)

 豊川稲荷が嫌だと言ったら、どうするのですか。

 

(市長)

 これはなかなか厳しいものがあり、何ともならんですわね。嫌だと言われたということで盛り上げるかですね。反対に。ということはあるのではないかと。

 

(記者)

 有識者にいろいろなPR手法を考えてもらうということだと思うのですが、河村さんと大村さんで、腹案と言ったらあれですが、どういう盛り上げ方をイメージされているのですか。

 

(市長)

 今のところないけれど、わしは単独で、ちょっと固有名詞は何ですけれど、某大きなうどん屋がありまして、名古屋にご進出されておりますけれど、きしめんを売っとらんもんで、向こうの社長さんの了解も実はいただいて、果たし状などを持っていくと。名古屋においてきしめんを販売せんとは何事やといってですね。例えば、そういうような話です。

 

 半ばギャグというか、1つの。だけど、それなりの面白い主張だと思いますよ。で、熟慮の上、入れていただいたと。メニューにね。そんなような話ですわ。

 

 関所という。これは楽市・楽座に反しますけれど、やっぱり名古屋に来たらきしめんぐらい売ってちょうよと。ええんじゃないですか。

 

 これはこの間から言っとるんです。段取りしてくれといって。早う。一向に予定が入る雰囲気はありませんけれど。これは、例えば。そういうところですかね。

 

(記者)

 (それ以外に)もうちょっと(記事に)書きやすい例はないですか。

 

(市長)

 なごやめしの大々的なやつを、いっぺんやろうかと。久屋大通公園あたりで。これは、3年ぐらい前に相談しとったんですけれど。2年前かな。例の、開府400年の次に言っとったんですけれど、何でかしらん、ボツになったね。そういえば。ええところまで行っとったと思いますけれど、誰か反対したんでないかと思いますけれど、例えばそういうやつですわ。

 

 わしは、ちなみに、よう言っとると、某喫茶店チェーンの宇治金時がええぞと言っています。ええんじゃないですか。いろいろ経営者が替わられたという話もありますけれど、東京の氷というのは、下にジュースを入れて、上に氷をだーっと乗せるだけでしょう。名古屋のやつは、ちゃんと下から順番にしておりまして。

 

 それと、さすがだと思ったのは、前はでかかったんですよ。某喫茶店チェーンの宇治金時は。ほんで、1個食うと、寒うなってしまった。で、ちょっと多くないかと言ったら、ミニを作りまして、コーヒーとセットで、700円か800円でなかったかな。確か。わしが皆さんに言うと、同じことばかり言っとってはつまらんもんでね。そういう発掘ものも出てくると。

 

◎愛知県体育館へのピンポン外交モニュメントの設置について

(記者)

 大村知事が、愛知県の体育館に、卓球の、ピンポン外交のモニュメントを作るとおっしゃっていますが、市長はどう思われますか。

 

(市長)

 それは、だいぶ前からちょっと相談がありまして、歴史上の事実ですから。ただ、本当は、所長室で会ったらしいですね。正式に。アメリカの何とかというのと、中国は荘則棟(そうそくとう)。ピンポンのチャンピオンですね。が会って話をしたと。

 

 だから、俺は、所長室に作ったらどうだと。本当の、本物ですわ。現場。例えばろう人形みたいなのを作ってね。ぐらいのことは言っとったんですけれど、それだとちょっと内部なもんで。外はちょっと、やっぱりさすがにやめてちょうよと言って。一応、名古屋城だで。

 

 ということで、ちょうど壁画のところに作ると言っていましたけれどね。この間、ちょっと聞いたら。壁に。そんな話ですので。

 

 私は、歴史上の事実をわい曲しようとしたことはありませんので。例の南京事件の話だって、歴史上の事実はどこにあるのか議論をしましょうと言っとるんですから。わしは。議会でも言っとるでしょう。30万人、本当に。それから、アメリカの教科書に書いてある40万人とかですね。副読本ですけれど。それが、本当だったら、大変なことですよ。

 

 議会で言っとるじゃないですか。もし本当だったら、日本人はみんな、南京へ行って土下座して謝らないといかんですよ。もし違うというなら、違うということをちゃんと言おうじゃないかと。そうでしょう。

 

 だから、今回も、有名なお話でね。あのときは、まだ米中、駄目だったときで、ここで会って、バスで間違って声を掛けたとか、何か話はありますけれど、それがきっかけになって、米中、話ができて、それが日本の方につながっていくんですけれどね。やっぱり、歴史的事実はええことじゃないですか。

 

 荘則棟。よう覚えていますよ、わし。荘則棟といって。卓球のチャンピオンの。

 

◎ワールドカップ日本代表初戦の結果について

(記者)

 ワールドカップの初戦が残念な結果でしたが、ご所感はどうですか。

 

(市長)

 ちょうど、先がた言った新幹線できしめんを食っとったとき、10時半ぐらいでしたけれど、普通、熱いきしめんを食いますけれど、冷えたきしめんで、同じ値段で、かき揚げ玉子入りだと。おばちゃんに、「サッカーはどうなった?」と言ったら、「1対0で勝っとるよ」と言っていまして、夜聞いたら、あかんかったげなということで、「それはがっくりだな」といって。

 

 初戦は勝つと思っとりましたけれどね。まあ、しようがないですわ。今度また頑張ってもらうということですけれどね。香川さんあたりの、非常に真面目な感じがね。なかなかこれも、日本人らしいのか、何かよう分かりませんけれどね。世界相手ですから、強い人もおりますで。

 

 今度は、闘莉王は入っとらんのかな。前回は、闘莉王は行っとったんじゃない? 違うか、ワールドカップ。

 

(記者)

 行ってきました。前回。

 

(市長)

 行っとっただろう? 確か。フルバックか何かで。

 

(記者)

 はい。

 

(市長)

 これはちょっと寂しいですけれど。ご活躍をと、グッドラックということで。

 

◎市民税減税について

(記者)

 国の方で、法人税減税の話が進んでいるのですが、その中で、名古屋の市民税減税が、減税日本の議員などからは、埋没するのではないかという不安も出ているのですが、その辺の、法人税減税が進む中での市民税減税をどう押し出していくかということの腹案などは、どうでしょう。

 

(市長)

 そういうことですね。優秀な名古屋のジャーナリストの皆さんに、これは愚痴になるか分かりませんけれど、今、日本国で、法人税減税のことをやるか、やらんかと言っとるんですわ。

 

 ところが、この大名古屋においては、もう4年前ですか、法人市民税ね。12.3%ですけれど。初めは10%減税ですね。それから5%になりましたけれど、減税は既に実現しとるわけです。偉いもんだな。誰も褒めてくれんけれどね。本当にね。

 

 法人税減税よりも設備投資減税の方がええという説が有力で、私も、どっちかというと設備投資減税。まあ、それに類することをやっていますけれど。要するに、銀行に金が余っているから、完全に余った場合は、市債や、主に国債ですけれど、そういう、銀行で民間企業が金を借りるようにしないといかんのです。とにかく。

 

 そのためには、一番ストレートなのが設備投資減税です。例えば、印刷屋のおやじが印刷の機械を買ったと。1億円、2億円で。それを1年で償却しちゃうとかね。今、そういうのが始まっております。国では。

 

 だけど、名古屋市ではできんのですよ。いわゆる減価償却についてなぶるために、所得税法とか法人税法を変えないといかん。ということがありますので、その中で苦しみながら、名古屋は、設備投資の1割以内、300万円以内については貸すんじゃなくて、もうプレゼントしますということで、1億円弱のお金ですけれど、借りていただいとるということで。日本で初めてじゃないですか。こんなことをやっとるのは。

 

 どっちかというと、そっちがいいんだけれど。直接金が動くからね。だけども、名古屋の場合は、やりかけたんですけれど、いかんわな。これは本当に。全然報道されえせんしな。日本中に。

 

 市民税減税の方が難しいんです、実は。国の法人税減税よりも。どういうことかというと、地方税減税は、総務大臣の許可が要るんですよ。その許可内容は、許可状を見ていただくといいけれど、ありますから。名古屋市の減税は、その減税額を上回る行政改革に取り組んでおられますと。従って、減税というか、起債の発行を許可するということですけれど、起債の発行を許可しますと。起債なしでは行政はできませんので、結局は、それは減税そのものの許可になるんですね。

 

 そういうステップを経て、これをやっとる。だから、大変ですよ。今で言うと110億円。年額で。うち、法人市民税減税が34億円(平成25年度予算)です。2段階ありますけれど、法人(市民)税は。下の方は(減税前は)12.3%(減税後11.685%)なんだけれどね。その110億円を作るには、真水で出さないといかんわけですよ。許可を取らないといかんから。

 

 国は必要ないです。国会は一応オールマイティになっていますので、国会がええと言えばそうなるんで。憲法違反でない限り。

 

 ということですので、みんな、わしが最初に給料を下げて、名古屋市の職員も平均76万円下げとるわけです。76万円の2万4000人だから、180億円ですわ。毎年、この金を作って、外郭団体もほぼ半分になって、うち110億円は減税に回っとるということなんだけれどね。

 

 何で広がらんのかね。これほどのええことが。国が後を追随しとるんですよ。どういうことなんですかね。それどころか、減税などとんでもないという人もおると。本当に、疲れますわね。

 

 経済的効果もありますけれど。何べんも言っていますけれど、検証の年ですから、やるんだけれどね。それはそれで、110億円ずつ、役所に入っとったやつが民間に戻りますから、可処分所得が増えたことは間違いないんですけれど、それはそれだけれど、やっぱり政治の根本的な精神として、よく言うじゃないですか、行政改革でどうのこうのといって。

 

 公僕も最近言わんですけれど、やっぱり税金で食っとる方は、ちょこっとでも身を削って、つましくして、納税者の方に1円でもお返しすると。言い方は悪いですけれど、年貢を下げるというのは、仁徳天皇以来の、政治をやる者の、それは行政も含めて、決定的な基本的な心構えの問題なんです。

 

 と言っとるんですがね、日本中に広まらせんもんな。商売だったら広まるんですわ。どこかが安く売ると、そのように安くしないと、みんな倒産しちゃうから。

 

 日本中、市民税は6%です。名古屋だけ5.7%です。金持ちでも、金持ちでなくても、同じ税率ですね。個人の方は。法人は、(減税前は)12.3%(減税後11.685%)と、もう1つ(もう一つは減税前14.7%・減税後13.965%)ありましたけれど、ちょっと高い方だと思いますけれど、中小企業は1億円かな。ちょっと忘れましたけれど、名古屋だけ5%低いと。

 

 これは、政治のかなり本質だと思いますけれど。身を削って、わしらもそうだけれど、納税者に喜んでいただくと。仁徳天皇だって、そうですよ。減税で戦争が起こったことはないですよ。言っておきますけれど。増税で起こるんです、戦争は。

 

 ええことを聞いていただいたで。ぼやいとったってしようがないもの。酒を飲まないと、やっとれんと言うんですよ。市役所の職員は、今日は偉いさまもようけおるけれど、同じ気持ちだと思いますよ。ある程度。みんな76万円減らしとるんだもの。年収を。それで、180億円作った。で、市民にお返ししたわけです。そればかりじゃないけれどね。

 

 喜んでもらいたいわね。ほんなら市民サービスは減ったかというと、減っとりませんよ、全然。医療なんか、自信を持って日本一だと言っていますもの。中学生まで(医療費が)ただだし、500円で検診できるし、ワクチンも、どえらい早くワクチン接種を応援しとるし、待機児童もゼロになったじゃないですか。

 

 来年、2500人(分以上の保育所の入所枠拡大を)また予定しとるから、本当にお母ちゃんに喜んでもらえると思いますよ。名古屋は。何かよ、本当に。ぼやいとってもいかんけれど、本当にね、酒を飲まないとやっとれんですよ。というお話で。

 

(記者)

 名古屋市内の街角の景気は、どのように感じていますか。

 

(市長)

 全部聞いておりませんけれど、某サウナへしばらく行っておりませんで、増税直後に行きましたら、1割から2割お客が減ったと言っていましたね。それは、増税直後ですけれど。と言っていました。

 

 長者町も、今、割と、町名変更で盛り上がっておりますので、ちょっと聞きましたら、やっぱり売り上げが相当減っとると言っていましたけれど。

 

 だけど、ご承知のように日本経済というのは、今、エネルギー、輸入、LNGが、しばらくだけ高いんですよ。また安くなるんですけれど、そういうことで経常収支は黒字が減っておりますけれど、圧倒的な経常収支黒字がありますので、全体はええんですわ。

 

 しかし、中小零細という言い方は、わしも当事者でありましたのであまり言いたくないですけれど、経済が増えた以上に、競争がその倍や3倍になっとるんです。ものすごい競争ですね。価格競争。

 

 昨日も某東京へ行って話をしておりましたら、1泊の旅行で、7000円、飯付きでやるところができたと言っていましたね。旅館で。すごいですよ。その競争のすごさは。だけど、独占のところは、競争がほぼないですから。だで、あまり言うといかんけれど、役所はええわなと、こうなるんですわ。役所プラス独占のところは、ええですよ、みんな。

 

 そういう感じですわ。格差がどんどん広がっていくと。それで、中小企業じゃないけれど、商店街も、いろんなお金を出していますけれど、息子がみんなやらんわけです。テレビや新聞を見ると、借金だ、借金だと、日本は借金漬けだと言っとるし、こんなことをやっとってはいかんと。

 

 「おやじよ、設備投資で、居酒屋でも直すのにめちゃめちゃ金がかかるで、もうやめようまい」と。こうなっていってしまうわね。それで、どんどんやめていくと。近所の、昔のお嬢さんたちがそこでパートで働いとったのがなくなるもんで、下手すると生活保護に行くと。そっちはそっちで金がかかるということですから、非常にええことないわね。

 

 やっぱり銀行が地元で金を貸すぐらいの法律がね。アメリカなんかはありますからね。その地域に金を貸さないといかんというのが。国債ばっかり買っとってはいかんということですわ。

 

 残念だわな。本当に。特に名古屋地区は、残念ですよ。年間6兆円も貿易黒字があって、ほんで、この地域だけ、みんな(お金が)東京へ(流れて行っている)。音を立てて行ってくれると分かるんだけれど、金は音を立てへんでいかん。ということで、やっぱりそれが庶民の商売なんかのところに行けるようにしたいですわな。

 

 その中の1つの減税というのは、そういう考え方なんですよ。1つがね。全てじゃないですよ。市民税を5%なり10%減らかしたからといって、全て世の中がよくなるなんて、そんなことを言っていませんよ。全然。その中の1つの、政治にとって基本的な、大変に大きな心掛けだと思いますよ。

 

 現に、国会議員さんも、国の役人も、あまり言ってはいかんけれど、近所もそうですけれど、みんな給料を戻してしまったがね。全部。名古屋は戻していませんよ。私もそうですけれど。頑張っとるんでないの? たまには役人を褒めないといかんけれど、それは頑張っていますよ。役人の皆さまも。

 

 だけど、一向にテレビでそういう報道もあらせんし。やってちょう、名古屋のも。東京スカイツリーと東京の居酒屋ばかり、もうええわ。本当にわしはそう思います。力んどってもしようがない。

 

◎消費税増税について

(記者)

 念のために一応伺いたいのですが、今、税金の話ですが、消費税が8%で、来年にも10%になるかもと言われていますが、消費税については、どのようにお考えなのでしょうか。

 

(市長)

 僕は上げんでもええと思いますよ。基本的に、何べんも言っとるけれど、また某第二政党が、財政、プライマリーバランスを図らないといかんと。今日、朝、某所におって、テレビをつけたらやっていましたわ。また。プライマリーバランスがどうのこうのと。これまた、だから、そのために増税するんでしょう。借金だから、借金を返さないといかんと。

 

 そこが違うんですよ。今の日本の国債は、借金ではありませんので。国民の貯蓄が銀行で余っていて、それが皆さんの貯蓄そのものなんですよ。他に貯金があるようなわけじゃなくて、そのお金そのものが皆さんの貯蓄なんですよ。

 

 その貯蓄の源泉というのは、おじいちゃん、おばあちゃんがお金を持っとるわけです。それを貯金すると、銀行で国債を(購入する)。だから、おじいちゃん、おばあちゃんがもしあの世へいけば、孫子のために財産を残すんですよ。

 

(記者)

 消費増税の名目は、借金を返すわけではなくて、社会保障に使うという建前で増税されると。

 

(市長)

 言っとるけれど、そのプライマリーバランスの回復、借金を返すとも言っとるじゃないですか。あまり言わんようになっただけで。最近は。福祉は福祉でやっていただいてもええですけれど、別に国債でやってはいかんという理由はないですよ。

 

 要するに、選択はどういうことかというと、国民の皆さんにお金を残したまま国家を運営するか。それとも残さずに、税金で召し上げて運営するかの違いだけですわ。残したまま運営するというと、銀行へ行って国債になるわけです。

 

 その代わり、その方が当然いいですわね。それができれば。お金が回りますし。孫子の代に財産を残すじゃないですか。増税してしまえば、おじいちゃんの財産は減りますので。孫子の代に、借金というか、少ない財産になるということなんですよ。

 

 やれるうちは、国民の皆さんにお金を残して、役所はなるべくそこから借りる格好でやった方が、緊張感があるでいいんですよ。それができれば。金利が、今日見たら、0.5を割って、ものすごい超低金利ですわね。ということは、財政危機ではないということです。お金が余っとるということなんですよ。それが、何べん言っても分からんのですよね。と思いますよ。

 

 福祉は福祉ですけれど、それは大事ですけれど、まず商売を栄えさせないといかんのですよ。商売を栄えさせるところから、いろんな税金やらいろんなお金が出てきて、福祉や教育に使えるんですから。と思いますけれど。

 

 だけど、これは世界の経済学史上、初めての状況だという説もありましてね。継続的にこうやってお金が、経常収支が黒字で、どんどんたまっていって、その分が国債になっていくというので、ギリシャと全く違うわけなんで。初めて、だから、ヨーロッパでも、財政危機だ、財政危機だと言っていますわね。どんどん苦しくなっていくわけですわ。みんな。内容は違うんだけれど。実は金が余っとる。

 

(記者)

 日本にということですか。

 

(市長)

 日本には。日本は特に余っています。庶民はないけれど、銀行に余っとる。だから、銀行が本当のことを言わないといかんですわ。銀行が。だけど、言えんわけですよ。財務省がここにおるもんで。財務省のドグマですから。金がないと増税するというのは。それの反対のことを言っていると、出世できんのだもの。

 

 マスコミも、財政研究会ってあるでしょう。名前が変わったという説があるけれど。大蔵省と、日銀の記者クラブ。あそこへ行くのは、みんな出世すると言われとるわね。そのために、洗脳されないといかんね。財政危機だと。プライマリーバランスを回復しないといかんと。ギリシャと同じだと。とんでもないんです。金利が全く違うじゃないですか。全然。

 

 ということを、力んでもしようがないんですけれど。重苦しい雰囲気だで。こんなことを何べん言っとってもしようがない。本当に不幸ですよ。日銀の、この間、総裁が来たときに、みんな聞いてもらえばいいけれど、キャッスルでどえらい力んでやった。もうやめてくれといって。借金漬けだと言うのは。

 

 なぜかというと、わしは分かるけれど、子どもたちが、商売をやっとる子どもさんたちがみんな、親の後をやって商売をやるという気にならんのですよ。みんな、そんなことを言われると。で、名古屋市役所でも受けようかというんだけれど、名古屋市役所は、どえらい難しいですよ、今。ほんだで、みんな、未来があらへんじゃない。そういう雰囲気だがね。子どもたちが。

 

 だけど、おかしいなといって。財政危機だ、危機だと言っとって、一向にオオカミが来おへんけれど、どうなっとるんだという。東京オリンピックは東京オリンピックで、大々的に。まあ、縮小案も出とるけれど、どうなって。ちょっと詳しいやつだったら、何でそんな財政危機なのに、日本国債や名古屋市債が売れて売れてしようがないんだと。これはどう答えるんですかね。

 

 財政危機なら、買ったらいかんですよ。日本国債とか名古屋市債を。売れて売れてしようがない。名古屋市債なんか、売り出しと当時に蒸発でしょう。何でですかといって。ということですわね。

 

 まあ、ええけれど。そんな話は疲れるで、いっぺん何でもいいけれど、河村さんの本を読んで信用ならんというんだったら、リチャード・クーさんの本でも読んだってちょう。河村さんの『復興増税の罠』に書いてあるんだ。

 

 どうしても士農工商でよ、古紙屋の息子だと信じてもらえへんのですわ。わあわあ言っとっても。××大学、××省を出とるというだけで、信用するわけですわ。テレビのコメンテーターでも、そういう人ばかりじゃないの。ぼやいとってもしようがないですけれど、本当にね。

 

 話が変になりましたけれど、減税というのは、本当ええことですよ。やっぱり、税金を集める方が謙虚になるんですね。謙虚になる。その分、やめて、いろんな福祉に行って。

 

 皆さん分かっておられると思うけれど、減税をやめたらどうなるかと。まず、そんなのインチキですけれどね。減税だといって、みんな給料を減らしてわあわあやっとったのが、減税をやめたら、福祉も、初めはちいとどうか分かりませんけれど、すぐ給料が戻ります。権力構造が。そういうもんですわ。力んでもしようがないけれど、なかなかまだ。

 

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