ページの先頭です

ここから本文です

平成26年3月24日 市長定例記者会見

ソーシャルメディアへのリンクは別ウインドウで開きます

このページを印刷する最終更新日:2019年10月29日

ページID:57362

報告事項

  • 「歴史の里」基本計画の策定及びPRイベント等の実施について

 

会見動画

報告内容

◎「歴史の里」基本計画の策定及びPRイベント等の実施について

 おはようございます。3月24日(月曜日)の会見を始めたいと思います。

 

 まず、このたび、守山区上志段味に今も残る古墳を活用いたしました「歴史の里」の整備に向けた基本計画を策定しましたので、ご報告いたします。

 

 基本計画の策定に当たって実施したパブリックコメントでは、「全国に名古屋を自慢できる施設にしてほしい」「古墳時代の人々の生活体験や展示を通じて、分かりやすく学びたい」など、市民の皆さんから300件を超えるご意見をいただきました。

 

 ご意見の中では、「歴史の里のために住民でできることがあれば協力をしたい」「古墳にちなんだ商品をつくって盛り上げたい」と、地元の方々の声もいただいておりまして、古墳を型取ったパンといった「歴史の里」にちなんだメニューを提供したいという具体的なお申し出もございました。

 

 地元からの自然発生的な盛り上がりは、大変ありがたいことであり、この輪が広がっていくことを期待しております。

 

 市民の皆さんからいただいたご意見を踏まえまして、来年度以降の「歴史の里」の設計・整備に生かしてまいります。

 

 この基本計画の策定に合わせまして、国内外の皆さまに名古屋の文化財をPRするためのイベント「文化財なごや in セントレア」を、今週27日(木曜日)に中部国際空港で開催いたします。

 

 名古屋には、史跡の他にも、山車や郷土芸能といった世界に誇れる文化財がぎょうさんあります。しかし、こうした文化財がなかなか知られていないと思います。

 

 そこで会場では、「歴史の里」基本計画の紹介や、中に入れる古墳の石室の原寸レプリカの展示、「棒の手」や「名古屋甚句」などの郷土芸能のステージ、馬形埴輪(うまがたはにわ)といった本物の出土品の展示など、県外や海外から訪れるお客さまに名古屋の文化財を紹介したいと思っております。

 

 私からは以上です。

 

質疑応答

◎特別秘書について

(記者)

 特別秘書はいつから任用されるのでしょうか。

 

(市長)

 今のところ、ちょっと遠くに行って、関東地区ですけれど、おりまして、夫婦で来るということで、身辺整理に時間がかかっておりまして、5月をめどにというふうに。見込みですけれど。5月からという見込みです。

 

◎地震防災アプリについて(その1)

(記者)

 今日から、スマートフォンのアプリで、南海トラフ巨大地震の想定を受けて、防災情報を確認できるというサービスが始まりましたが、河村市長は、確認の方は。

 

(市長)

 どうなっとるんだと言っていましたけれど、今日、実験をやると言っとらなんだか。確か。どうなった? スマホで、自分のおるところを示すと、そこへ水がどれだけ来るとか、出るやつ。どうなった? あれ。まだわしはやっとらんけれど、今日から使えるのかね。

 

(記者)

 今日から。

 

(市長)

 今日からだわな。ここで実演するとええと言っとったぞ。

 

(当局:今日から使えます。)

 

(市長)

 今日から使えるけれど、不肖、私はやっておりませんけれど。

 

(記者)

 サービスについては、どのように思われますか。

 

(市長)

 なかなか面白いなとは思いましたが、どこにおるかというのを自分で、今の現地点を出すと、そこに津波がどれだけ来るか分かるわけでしょう。ようそんなことができるなと思いましたけれどね。文明の力はどえらいなという感じですな。そんなことができるのかな。できるらしいですね。

 

(記者)

 市民にどのように活用してほしいですか。

 

(市長)

 いっぺん本当に災害が来たときには、そんな悠長に見とる時間はあまりないと思いますので、とにかく逃げるなら逃げるで必死に逃げてもらわないといかん。ということになると思いますので、日頃、いろいろ準備をしてもらうにはええんじゃないですか。

 

 わがこと感が重要なんだわ。大体、自分は大丈夫だと、みんな思っていますので。わしは、住んどるのは東区だけれど、南の方へ行ったりすることがありますので、ちょっとやって、わがこと感を感じてみると。なるほどなというには、非常にええんでないかと思いますけれどね。

 

◎特別秘書と議員報酬について(その1)

(記者)

 特別秘書が可決されましたが、市長の任期中、その方がいるということは、市長の報酬の800万円と、その方の給与を足した額が、実質的な市長給与ではないかという指摘があるのですが、それについてはどうお考えですか。

 

(市長)

 市長給与といったら、それなら名古屋市に2万4000人職員がいますけれど、全部市長給与になりますけれど。そういうことを言いますと。180億円も。

 

(記者)

 市長の元で市長の調整を、専ら、これまでいなかった方が担う役割が、市長は絶対に必要だとおっしゃっていましたが、そういう人が、結局、前はいなかった。前は市長が毎回回っていらっしゃって、1人でやっていらっしゃったと。今は、市長ともう1人が必要だということですが。

 

(市長)

 1人でやってきたもので、いろんなことで、大きいことが遅れとるのが、ぎょうさんありますよ。どうしても。

 

(記者)

 実質的には、市長1人で800万円でというのは、やはり難しかったということですよね。

 

(市長)

 そんなもの、全然違うよ。それはわし個人がということであって、もう1人の人間は、飛んで走り回ってもらわないといかんのですよ。議会との調整もそうだし。自分でできいせんがね。できんと等しいですわ。

 

(記者)

 例えば、去年オープンした本丸御殿。一部公開されましたが、あれも、全く何もないところから寄附を集めて、今、形になっているわけですが、どうして市長は1人ではそれができないというように。新しいプロジェクトをゼロから立ち上げるのはできないと思われるのですか。

 

(市長)

 現実的にできいせんがね。1人だと。フォローができんですわ。フォローが。どうだといって、あと、これが今、中でどうなっとるかと。それと、役所の中の仕事でも、縦割りを越えるようなやつね。

 

 あまり具体的に言うと、またあれですけれど、例えば、巨大国際展示場をつくろうというようなやつですわね。上海に勝つか、負けるかというような。そうなってくると、セントレア並みの取り組みが要りますわね、まず。産業界、それから政界。そうすると、自分1人でできいせんですよ。正直言って。

 

 誰か回っていかないといかんですね。ずっと。組み立てていかないといかん。だっと。そういう仕事は、セントレア並みの取り組みが要ると思いますよ。私は。

 

 ある程度まで来れば、それはバトンタッチしてやれる分がありますけれど、それでも、常識的に1人要りますね。愛知県にもおるし、大阪にも、東京にもありますがね。大都会で、ちょっと大きい挑戦をしとるところは、みんな。

 

(記者)

 その方は、着任されたら、まず一番に何に取り組まれるというふうに考えられていますか。

 

(市長)

 今、ずっとまとめておりまして。いろんな課題が、一応今ある、僕が言っとるやつのね。それはそれでまとめておりまして、そういうものとか、それと、もっと新しい、それこそ、三男坊名古屋ではなくて、長男・長女名古屋ということで、何をやったらええかということを考えて、出していかないといかんですよ。どんどこ、どんどこ。

 

 それは、市民の皆さんのいろんなご意見だとか。これは、それこそ大変ですよ。そうなってきたら。それは、役所に言っても3年ごとに代わるで、やっぱり無理じゃないですか。そういうやつは。

 

(記者)

 具体的に、その方が初めに着手されるプロジェクトというのは、何になるのですか。

 

(市長)

 これは今、めちゃくちゃありますわ。今言った、巨大国際展示場もあるし、名古屋駅周辺の大開発、どういうまちをつくっていくかね。仮に、1000メートルタワーは僕の構想ですけれど、そうでない構想の人もあるか分からんし。それから、栄もよっぽど熱を入れないと。

 

 もうはや、例えば納屋橋の辺でも、明治17年づくりの本当に大事な建物が、今、どうなるかという大事な局面に来ておりますよ。そういうのだって、建物そのものだったら、都市で言うと、何ですか。住宅都市局になるか、市民経済局になるか、緑政土木局。

 

 納屋橋にあるのは緑政土木局になるか分かりませんけれど、地下鉄をつくろうということで言っとるわけでしょう。交通局で。そういうものを全体的に雰囲気をつくっていかないといかんですわ。ばっと、一気に。大事なものを守りながら、まちをつくっていこうというのを。

 

 俺が自分で電話していますよ、今は。本当に、その社長にも、「頼むで待っとってくれ」と言って。だから、「分かりました。待っとります」ということは言っておられましたけれど、ここからできいせんがね。

 

 役所には言ってありますよ。役所は役所で動いておりますけれど。だけど、総合力が要りますわね。交通局の地下鉄なんかになってくると。まちづくり全体の。そういうのになるでしょう。

 

 名古屋城の天守閣だってそうですわね。江戸城が、もうはややりかけようとしていますので。やりかけようまではいっとらんけれど、テレビではようやるようにはなっていますわな。江戸城は。

 

 言いかければ、言いだしたで、ようけあるんじゃないですかね。文化なんかもそうですわ、文化。文化的なまち、面白いまち、全体に。

 

(記者)

 どれかまず1つといったら、どれになりますか。

 

(市長)

 どれか1つというのは、なかなかないですけれど。1個これをやらないといかんというと、何があるんですかね、世の中。特別秘書が?

 

(記者)

 はい。

 

(市長)

 議会と、まずざっと回っていくというのが大事だわね。議会の皆さんとの意思疎通をようすると。これがまず大事ですわ。

 

 それから、何ですかな。産業と、面白い、2つになってしまうけれど、産業で言えば、今の巨大国際展示場。それから、日本版マサチューセッツ工科大学みたいなやつをつくろうと思ったら、これも大変ですよ。

 

 そういうのが大きいということと、名古屋城の天守閣の本物復元を中心とする、面白いというか。名フィルもそうだけれど、文化的な、楽しいまちづくりね。これは総合力でやらないといかん。

 

 そういうものが上位にあって、そのために住宅都市局があったり、そういうふうに今のところなっていませんので。そういうことをやらないといかんでしょう。

 

 今日、並み居る名古屋の優秀なジャーナリズムの皆さんに、ぜひ名古屋のニュースを全国ニュースに出していただけるような名古屋をつくるということです。えらい回りくねった言い方だけれど。

 

 それは、わし1人で頑張ればと思って、やけくそでやってくるかといってやってきましたけれど、だけど、遅れていますよ。実際、現実的に、いろんなものが。遅れていますというより、なかなか。

 

 そんなものは役所がやらないといかんといえば、それだけのこと、秘書は要らんといえば、要らんということですけれど、例えば大津通の中央分離帯の撤去の問題だってそうですわね。あれは役所が頑張れば、それだけで済みか分からんけれど、わあわあ、わあわあ言ったって、できいせん。

 

 名古屋城の本丸御殿の襖絵の本物公開もそうです。これは、役所がやれば済みだがやといえば、それは済みではあります。あれこそめちゃくちゃ忙しいと思いますよ。特別秘書は。

 

(記者)

 それに関連してですが、議会が始まる前に、かなり特別秘書は反対の声が多かったと思うのですが、結果的に最後は可決されましたが、その過程で、市長と一部の市議の中で、議員報酬の800万円に関する問題で、市長が9月議会で出されていましたが、今後もう市長の方から出さないというような約束があったのではないかという指摘があるのですが、市長はそのような約束をされているのですか。

 

(市長)

 何を出すんですか。

 

(記者)

 議員報酬800万円の恒久化というのを、市長の方からもう出さないというふうに約束したというふうな話が。

 

(市長)

 出さないとは言っとりませんよ、別に、私は。

 

(記者)

 出さないとは言っていなくて、どういうような話し合いが行われたのですか。

 

(市長)

 別に何もないですけれど、次の選挙で頑張ってやるだわなということですわね、結局、みんな。

 

(記者)

 それはどういう意味ですか。

 

(市長)

 全体的に。新しい議会の在り方というのは。それぞれが主張してやっていくという。今回の大阪もそうですけれど、そういう流れでしょう、結局。

 

(記者)

 では、市長の方からもう800万円の議員報酬の恒久化は出さないということですか。

 

(市長)

 そういうことではないですよ。決まったわけではないですよ、そんなことは。

 

(記者)

 決まったわけではないけれど、そういうような話があったということ。

 

(市長)

 そういうような話、そんな話はないです。

 

(記者)

 では、どういう話だったのですか。

 

(市長)

 議会との間をどうしていこうかという話はありますわね。

 

(記者)

 どうしていこうという話だったのですか。

 

(市長)

 選挙で頑張ろうということですよ、結局。次の。

 

(記者)

 お互いに。

 

(市長)

 ええ、お互いに。

 

(記者)

 お互いに。

 

(市長)

 まあ、そういうことですよ。

 

(記者)

 話は変わりますが、では、現在、市長は、議員報酬800万円について、マニフェストにも入っていたわけですが、もう一度出し直すというようなお考えはあるのですか。

 

(市長)

 それは、今のところ分かりませんね。2つばかりやってきましたけれど。出し続けても同じ結果になるわけでしょう。問題は。今のところ。リコールをやらないといかんですけれど、そうなると。大阪でも明らかなように。結局、市長を辞めてもそうなるわけですわね。

 

 多分1年。ちょうど1年ですか、次の(市議会)議員選挙まで。リコールの手続きに入っても、半年ぐらいかかりますわね。大抵。よういって。

 

 そういうようなことがありますので、それぞれ主張し合って。大阪の話も同じですけれど、こういう場合ね。結局これで。本当は住民投票をやると一番ええですけれど、住民投票はできいせんわけでしょう。議会が議決せんとやれえへん。それならやっぱり、次の選挙で徹底的に頑張るだがやと、それぞれの主張でということになれへんですか。

 

(記者)

 市長としては、事実上は断念しているということですか。

 

(市長)

 断念とまで言うと、情けないですけれど。

 

(記者)

 一度出して、通らなかったので。

 

(市長)

 いっぺん出して、通らなんだな。それからどうしようかと、いろいろ考えておりましたけれど、結局、リコールをやらないといかんのですわ。問題は。大阪で明らかなように。市長を辞職してまっても。前回は候補者を立ててくれたでよかったけれども。辞職したときにね。大阪みたいに立てんとすれば、こうなっちゃうでしょう。そうすると、結局はリコールと。

 

 リコールをやるとなると、(市議会議員選挙)1年前にリコールに突入するというのはどうかというのはあるんですね。現実の話として。そういう自分の考えはあります。それで、悩ましいのよ。それで、なかなか悩んどるんです。ここのところは。

 

 それだったら、それこそ次の選挙で、みんな主張し合って、がんがんにやるということしかないでしょう。それで、新議会でどうだということでね。その結果ですわな。どっちの勢力が勝つかと。ということしか、なかなか変わらんのじゃない? 現実に、大阪を見とって。

 

(記者)

 今回の議会提出の特別秘書を通すのに絡めて、そういう話をしたということですか。

 

(市長)

 そんなことはない。前から言っていますよ。

 

(記者)

 もう前からその話を。

 

(市長)

 うん、それはしょっちゅう。どうするんだといって。どうするんだといって、本当に。という話なんですわ。

 

◎次期市長選について

(記者)

 市長は以前、2期8年までとおっしゃったことがあると思いますが。

 

(市長)

 ん?

 

(記者)

 市長は、任期は2期8年までとおっしゃったことがあると思うのですが、今回の議会で、市長は3期目をにおわせるような発言をされて。

 

(市長)

 え?

 

(記者)

 3期目をにおわせるような発言をされて、みんな驚いていたのですが。

 

(市長)

 どこで。

 

(記者)

 本会議で、小川さんの質問で、市長は3期目をにおわせるような発言をされたのですが。

 

(市長)

 そんなことを言ったかね、わし。

 

(記者)

 まあ、それは置いておいて。

 

(市長)

 どう言った?

 

(記者)

 今、市長は、2期8年までと考えていらっしゃいますか。

 

(市長)

 前から、3期目は、大体前の市長さんのときやらいろんなときに、あまり長いことやるもんじゃないでということは言ったことがありますわね。いろいろ言っとったということだけれど、それはまあ、よう分からんですわ。と言ったんじゃなかった? 本会議でどう言った?

 

(記者)

 一番初めに、埼玉県知事は3期までだったというのを、初めに言われたので。

 

(市長)

 ああ、埼玉県知事は3期と。あれは、条例案が通ったんでないかね。神奈川かね、あれは。通っとらんか。自分で言っただけかな。どっちだったな。神奈川県知事か、どっちかしらんは、確か、条例なのか何か知らんけれど、3期12年というのを決めたようなことを言っとったけれどね。ということを言ったと。

 

(記者)

 市長としては、分からなくなった原因は何なのですか。市長としてやる中で、任期8年は短いかもというふうに思われているということですか。

 

(市長)

 いや、まあ分かりませんけれどね。なかなかわしも、悩ましいですわね、いろいろ。まあ、そんなことを言やあすな。そんな先の話は。まだ3年もあるじゃないですか。

 

(記者)

 期間を切って、その間、市政運営に集中するという方法もあるかなと思ったので、こういう質問を。

 

(市長)

 それもありますわね。だけど、初めから何期で辞めると。ロサンゼルスは2期でしょう、確か。ニューヨークも2期だと思います。市長の方は。その代わり、市会議員が、ロサンゼルスは3期です。連続ですけれどね。連続。途中で辞めればええんですけれど。またそこからあらためて3期ですけれど。あまり長いことやると、いかんですよ。物事は。

 

 しかし、それより、ちょうどまだあれだけれど、大阪市長選挙の結果のところで、市長選の明確な。何でもかんでもじゃないですよ。言っておきますけれど。市長が言ったことは何でもかんでも議会が協力すべきではないですよ。

 

 対抗してもええんだけれど、市長選の一丁目一番地で明らかに市民の民意があったと分かるようなやつと議会との関係をどうするかという問題を、形をつけないと、何期やっとったって、今のあんたの話によると、みんなアウトばっかりだわ。はっきり言って。

 

 もう1つ、新聞の中に書いてあって、岐阜の例だとか、どんな例とか書いてありましたね。名古屋、大阪とかありますけれど、もう1個、ほとんどが諦めるというのがあるんですよ。実は。市長はみんな、諦めるんですわ。議会で否決されれば。一応、大義名分になりますから。

 

 二元代表制だといって、みんな言えばいいわけでしょう。二元代表制なんていうのは、それこそ、わしの調べたところでは和製英語ですから。だで、みんな諦める。そういうような状況の中で、果たして、長いことやるとどういうものかと。

 

 その中でも、やり方はいくらでもありますよ。議会と対立せんようなやつばかり言っていけばええわけですよ。感謝状ばかり読んどるという政治もあるでしょう。だけど、何かこれはと。議会そのものを大きく変えていかないといかんというようなことの主張については。何ともならせん、今、日本中。どこかのマスコミが書かんかしらと思って。

 

 やっぱり市長選の明確な民意は、実現されないといかんといって。いい意味での権力をもって。すなわち、議会は協力しないといかんのだということを、どこか書かないといかんですわ。そのルールがない限り、志を持って市長をやっても。皆さん、よその市長に聞いてちょう。みんな。議会で否決されたら、終わりですからといって。そういうふうになちゃっとるんですわ。

 

 そうすると、それは何がいかんかというと、市長はどうでもええですよ。使い捨てでも何でも。だけど、それを選んだ市民の民意はどこへ行っちゃうかということですよ。

 

 俺たちは市長選でこういう論点で争って、大阪なら大阪都構想、名古屋なら減税とか、市会の在り方で言ったやつ。それがこうなって、俺たちはこっちを選んだはずだけれど、議会は違うことを決めた場合に、しようがないんだったら。

 

 市長選で、マスコミのいろんな報道で、読みますわ。新聞やテレビで、この人はこう言っとる、この人はこう言っとる。信じて投票したって、意味ないということになってしまうがね。

 

 そこのところをはっきりせんと、長いことやるというのだって、つらいことばかりになりますね。今のままだったら。つらいことばかりだ。やけくそ。諦める。諦めていくと、だんだん市民の信頼は落ちますよ。「何や、言ったことと違うじゃないか」と。

 

 「しようがないもの、議会で否決されたら。解散権があらへんもの、どうしようもならんがや」と言ったって、市民は怒るわな。「何を言っとるんだ。俺はこういうふうだで投票したじゃないか。頑張れ」といって、「俺は頑張っとるだな」といって、今、そういう状況ですけれども。

 

◎市民税減税について

(記者)

 増税まで1週間ですが、4月以降、増税が始まる中で、市民税減税というのがどういう位置付けになるのか、あらためて教えてもらってよろしいですか。

 

(市長)

 別に、平成18年に法律が決まりまして。わしはあまり、国にはアンチ権力みたいなことばかり言っておりますけれど、市民税減税は、実は国が認めた、新たに、制度によった政策なんですわ。18年に。ただし、総務大臣の許可が要ると。その財源は全て真水で出しなさいと。起債を当ててはいけませんよということですけれど。実質的にね。そういう国の。

 

 それの趣旨は、あのときにもよく言ってきますけれど、総務省の資料だったと思いますが、国会か、ちょっと分かりませんが、当時、3300市町村があったのが、全部同じ税率ではおかしいじゃないかということと、行革をしたら、その成果を減税という格好で市民にお返しするのはいいことではないかという議論を経て、法律がわざわざ変わって、減税できるようになったと。

 

 そういう趣旨に沿って、要するに地方分権ですわ。地域主権ですがな。と思いますよ。

 

(記者)

 市民に向けての、メッセージみたいなものは。

 

(市長)

 メッセージから言いますと、私が給料を800万円にしたことが、一番初めのスタートですけれど、それから市役所の職員が、みんな、平均76万円ですよね。わしが市長になるときは(職員の平均年収が)689万円だったで、今613万円まで、76万円下げまして、2万4000人ですから180億円です。毎年。180億円の財源をつくって。

 

 そればかりじゃないですよ。他にも、外郭団体を減らしたり、競争化して、たくさん行革をやっています。その成果を市民にお返ししとるということで、これは、政治の、まさしく本物の政治と。

 

 本物の政治って何かといったら、それは、政治をやる者が質素になって。パブリックサーバントとして。要するに、税金で食っとる者は質素になって、税金を払う人たちね、ラーメン屋のおとっつぁんたちに1円でも税金をお返しするというのが基本的な政治の姿勢そのものなんですよ。

 

 経済効果もありますよ。経済効果もありますけれど、政治の姿勢そのものです。権力者の最も必要な姿勢なんです。それを実現させていただいていると、名古屋でと。

 

 法人税と市民税と両方、それから恒久減税でやっとるのは、日本中で名古屋だけだと。法律が変わったにもかかわらず。ということだから、市民の皆さんには喜んでいただきたいですね。正直言って。非常にストレートな姿勢なんです。政治の。

 

 ここに役人の偉いさまがようけござるけれど、みんな、給料がどえらい下がったと怒っとると思いますよ。だけど、多分、一肌脱いで。わしは下がるときにみんなに言いましたけれど、一肌脱いでくれと。俺がまず下げるんだで。その分は市民に返るんじゃないかと。減税として。一肌脱いでくれと。そういう精神です。心意気、政治をやる者の。

 

 それがなぜ日本中でできないか。市長がやらないといかんです。一番最初に。先頭を走る者がまず。先頭って偉そうですけれど、まずやらないといかん。自分でやってきたがね。ずっと。

 

 前の市長と、制度値から言うと、前の市長以前と、4年間で1億2000万円も違うじゃないですか。わしは、収入が。それだけ、減らかしたわけ。その分、市民の皆さんにお返ししたわけですよ。そういうことだもの。そういうことです。

 

◎特別秘書と議員報酬について(その2)

(記者)

 減税に関しては、ありがとうございます。あと、先ほどのお話で、市民の視点から見ても、実際、議会との密約というのはあったのでしょうか。あったように聞こえましたが。

 

(市長)

 何が。

 

(記者)

 議員報酬と特別秘書の話ですね。

 

(市長)

 そんなものはありませんよ。他のいろいろな小中の話の中で、どうするんだと、議会を。というのがありますわな。たまたま大阪のこれがありますので。あと、ちょうど1年ですから。今からリコールというのも、ちょっといかんでしょう。どえらい批判すると思いますよ。リコールをやりかけたら。多分。あと1年というときに。

 

 あと1年といって、半年以上かかるから。次の(市議会議員)選挙で、それぞれ主張しながら、そこで市民の判断を待つと。そこでまた新しい議会がどう構成されるかということになっていくわけでしょう。

 

(記者)

 実際になかったとすると、今後、恒久化条例案というのは出すということでよろしいでしょうか。それが、先ほど市長がおっしゃっていた市民の民意の表れだと思いますので、そこは今後も議会ごとに出していくという姿勢が必要ではないかなと思うのですが。

 

(市長)

 それも1つの選択だわね。それも1つではあります。だけど、そんなことを言っとってはいかんけれど、多分否決するわけでしょう、また。

 

(記者)

 でも、市長はこれまで否決されても出し続けてきたではないですか。

 

(市長)

 1回出しましたけれど。次の選挙が近づいとることが問題ですわな。問題は。

 

(記者)

 密約はなくて、今後も800万円に関してはこだわりを。

 

(市長)

 当陣営は、そうやってやっていかないといかんじゃないですか。と思いますよ。多分、選挙で、市民の審判を仰ぐということでしょう。

 

(記者)

 市長が当時、出てきたころに、オール(与党)議会体制の中、密室政治というような部分で、非常に市民の政治不信みたいなものがあったのですが、そういう密室政治のような部分というのは、今回のそういう話し合いの中では色濃く感じるのですが、そこら辺はいかがでしょうか。

 

(市長)

 別に密室政治じゃないですよ、わしは。当たり前のことしか言っとりませんよ。ごく当たり前のことで。やっぱり民意によって決すると。名古屋市の戦いというのは、国を実は変えまして、リコールの(署名集め)期間が2カ月になっとるんですよ。市と付けば1カ月、県と付けば2カ月だったわけですよ。それを、今、名古屋市の場合は2カ月で。法定数も、リコールの署名数が36万ぐらいだったのが、今、30万ちょっとまで減っていますので、これはやっぱり市民の審判を仰いで議会まで変えてやるというので、もう1つの道なんだけれど。

 

 あと1年となって、今から1年ということなのであって、先がた言ったように、リコールの手続きがありますと、どえらい時間がかかりますので、あと半年を切った、あと4カ月とかのところでリコールをやるということは、多分皆さん、大反対されると思いますけれど。そういう意味では、多分。

 

 またお金がいくらかかるとかね。あと4カ月待てば市会議員選挙があるじゃないかと。そういうことを考えると、若干考えますわね。

 

(記者)

 では、条例案を出すか、出さないかというのは。

 

(市長)

 考えると。

 

(記者)

 そういう政治的な取引に関してということですか。

 

(市長)

 取引じゃないけれど、それは本当に考えるじゃないですか。出し続けるということに意義があるのか、ということだわね。今回の特別秘書だって、3回出しましたけれど、今回は。あのときは怒っておりましたけれど。名前を言えんというのは、いくら何でもいかんじゃないかといって。

 

 今回通ったでよかったですけれど、もし否決されたりしますと、事実上、私は名前を言って。ちゃんと議会には、名前を言っていましたので、どうなるんだといって。

 

 こんなめちゃくちゃな話があるかといって。普通の会社の人だったら、あんたらの人じゃ、出られませんよ。そういうふうだとすると。マスコミの人が出ようと思ったら、会社に。そんなもの、出て、首になったら、戻れるんですか、会社に。

 

 ということがあって、違う条件にしたでしょう。私は私で。だから、名前を、それじゃあ出しますわといって、出したじゃないですか。あれだって、大変ですよ。もしアウトを食らっとったら。

 

(記者)

 それがなぜこれだけスムーズに。特に、市民の目線からすると、しっかりと議論されたのかなというようなところから、議決に至っていない部分があると思うのですが。それで、先ほどの密室政治ですとか、政治不信のようなところにつながると思うのですが、そこら辺の説明がちょっと足りないような気がするのですが。

 

(市長)

 別に、何ですか、スムーズにって。それは、本来は、地方公務員法でできると決まっとるんですから。特別秘書を持てるというのは。そもそも、条例で決めると書いてあるだけであってですね。

 

(記者)

 話し合いはあったのですね。

 

(市長)

 それはいろいろ、議会には、飲んだり食ったりしていますよ。

 

(記者)

 約束したかどうかというのは、当事者同士の話なので、それは分からないですが、話し合いはあったということでいいのですね。

 

(市長)

 話はいろいろしますよ。いろいろな話がその中でありますし。地下鉄の柳橋の駅をつくろうかもやっていますしね、いろいろ。ありますし、そういうことで、当たり前のことしか言っておりませんけれど、私は。

 

◎地震防災アプリについて(その2)

(記者)

 先ほどのアプリの件ですが、いろいろ市の方で防災に対しての情報を出されていると思いますが、市民の方で、情報が多すぎるということはないと思うのですが、市民がどういうふうに追い付いていくか、市民にどういうふうに周知をしていくかを、あらためてお伺いしたいのですが。

 

(市長)

 市民に、これを。今日、本当はやる予定だったんだで。確か。実演。市長に「スマホは使えるでしょう」「スマホは使えるわ」といってやる予定だったんだけれど。

 

(当局:まだ。)

 

(市長)

 何かむにゃむにゃ言っとりますけれど、こういうところで、例えばちょっとやってみると。で、皆さん報道するということしかないでしょう。テレビでやってちょうよ。ぜひ、こういうのができましたよといって。ええことではありますよ。確かに。

 

 伊勢湾台風の記憶がだんだん風化していくもんで。特に名古屋の南部であった大悲劇ですよね。について、忘れんようにしないといかん。

 

(記者)

 そういうものがスマートフォンで見られるということを、市長はどう思いますか。先ほど、文明のとおっしゃっていましたが。

 

(市長)

 俺も、見られるんだったら、見たいと思っていますけれど。どんなところかと。あれは、浸水だけだったか。浸水深。だから、浸水のないところはどうなるの。

 

(当局:こちらの方なのですが、一応、これを読み上げていただけたら。)

 

(市長)

 これを、入っとったんだけれど、やめたというのはどういう意味だ?

 

(当局:先週の報告案件であったのですが、先週が、例の連合審査会の関係で開けなかったと。)

 

(市長)

 先週の報告案件だったけれど、先週は連合審査会の何かがありまして、スケジュール的に入らなかったということらしいんだわ。

 

 ここに書いてあるのは、今日からですわね。3月24日(月曜日)から、現在いる場所での被害状況をスマートフォンやタブレット端末で確認できる、政令指定都市で初となる地震防災アプリの配信を開始いたしますと。

 

 地震防災アプリは、現在いる場所のカメラ画像に、その周辺で予測される被害状況を重ね合わせて表示されます。災害時の状況をイメージしやすいものとなっております。ぜひ市民の皆さまには、ハザードマップや地震防災アプリなどを使って、どのように避難したらよいかを家族で話し合うなど、防災対策に取り組んでくださいということでして。

 

 災害時の状況をイメージしやすいものとなっているということですから、電信棒なんかに貼りますわね。海抜表示だとか。伊勢湾台風浸水位というやつが、昔、ようさんありましたけれど、そういうものに代わるというか。ということで活用いただけるとええなと思います。

 

 わがこと感だわ。要は。本当に、わがこと感。みんな、大丈夫だと思ってござるで。災害は。

 

◎名古屋駅周辺まちづくり構想の素案について

(記者)

 名古屋駅のまちづくり構想の素案が、午後、提出されるかと思うのですが、名古屋駅をこうしていきたい、ああしていきたいという思いがあれば、簡単にでいいので、教えてください。

 

(市長)

 それは出るのかね。今日。よう知っとるな、あんた。どうなっとるんだね。

 

 名古屋駅は、私は、まず使い勝手がようなると。名鉄、近鉄、JRと。それから、名古屋駅前は、できれば、とか駅西もそうだけれど、広場型にしたいですけれどね。広場型にしたいと。

 

 それから、スーパーターミナルになりまして、その中には、1つ、オールド・ファッションド・トラックという昔のトラックをつくって、そこに蒸気機関車を1台。本物を、1台じゃなしに、何台か。そこは常に、関西線でもええし、他の、走れるところを走ってですね。あおなみ線でもええですけれど。本物です。

 

 それは、デゴイチ(D51)か、B6だとか。名鉄さんにご理解いただければ、さらにブラッシュアップして、明治村にある12号とかですね。古いやつね、本当の。ああいうのを。さらに、直さないといかんですけれど、楽しんでいただく。

 

 プラス、今のところは、1000メートルタワーがええんじゃないですか。何といっても。すぐ横に。またぐか、横に。

 

 大変なように思いますけれど、200メートルスクエア、下があって、上は1000メートルいきますと、この間、その設計の専門家に聞きましたけれど、大体1000億円でできると言っていましたよ。

 

 1000億円というとどえらい金じゃないかとすぐ言われますけれど。要するに、東京スカイツリーが、ソラマチを入れると四千何百万人ですけれど、タワーに上るだけの人だったら1000万人ちょっといっとらんようですけれど。JR名古屋駅のすぐ横だったら、1000万人来ると思いますよ。1日、あれは40万人止まるんですから。

 

(記者)

 楽しくするのも大事だと思うのですが、いわゆる利便性の面だとか。リニアができて、特に駅西に改札ができる形で、乗り換えるということだと、いろいろ課題が残るかなと思うのですが、そのあたりは。

 

(市長)

 そこら辺を整理してやるという。全く、今のところ、僕の言いたいことは、完全なワンフラットじゃなしに、ちょっと名鉄、近鉄はちょこっと違うところですけれど、すぐ行けるという。ぱっと見て分かるようになっていましたけれど。

 

 それぐらい、実はでかいのは、そうなってくると、例えば犬山から豊田だとか、弥富だとか、ああいうところからね。内海、師崎からとか。そういうところからの名古屋駅のアクセスを良くしないといかんでしょう。

 

 だで、いっぺん、運輸政策審議会ですか。今は運輸省じゃない、国土交通省ですけれど、そういうところで、地下鉄でも何号路線ってやりますわね。A路線とか、B路線とか。ああいうやつを、いっぺん、もう一回考え直す勉強会ぐらいつくっていったらええんじゃないかと思いますよ。

 

 岐阜もそうだけれど。岐阜なんかも。もっと早く行けるようにすると。道路も、鉄道も、交通インフラの在り方を。

 

 セントレアも、名古屋空港に変えるんだわ。名古屋国際空港か、信長空港だわ。そういう名前に変えて、もっと名古屋の求心力を高めないといかんですよ。ものすごい勢いで。そのくらいやっても、まだ東京の今後起きるであろうものすごい一極中心に本当に戦えるかどうかと、ぐらいの話ですよ。

 

 銀行の皆さんに頼まないといかんな。とにかく、名古屋の企業に投資してもらうように。東京ばかり金を。国債とか、融資もそうだけれど、そっちばかり。せっかく名古屋港でもうけた金をこの名古屋域外に出すなと、頼まないといかんです。

 

 そういうのだって、特別秘書が要りますよ。名古屋の本当のまちの在り方を考えるということになっていくと。

 

◎名古屋市土地開発公社について

(記者)

 短くて結構なのですが、名古屋の市内の塩漬けになっている土地があると思うのですが、名古屋の土地開発公社について、市長が改革とおっしゃる中で、どうして解散に踏み切らないのか。その理由をお願いできますか。

 

(市長)

 あれは、ちょっとよう、これだという返事が、今の、準備がないこともあって。一応、名古屋市が(土地を)もう1回買う(買戻し)ということになると、何か要るんでしょう。もうちょっと具体的なのが。そうじゃない? 何でいつまでも置いておくんだという話ですわね。

 

(記者)

 市長としても、あれは問題だというようなお考えですか。

 

(市長)

 それは、まあ、そういうことでしょう。バブルの負の遺産ですわね。熱田神宮のところもそうだろう?

 

(記者)

 市長としては、今後どういうふうにしていこうと。

 

(市長)

 早いところ名古屋を全体で盛り上げて、そういうところが使えるようにしないといかんですわね。結局、どっちに。主体が移るだけでは、何もならせんもんでね。結局、経済的に盛り上げないと、しようがあらへんがね。

 

(記者)

 公社の在り方については、どうお考えですか。

 

(市長)

 いっぺんちょっと、ええかげんなことは言えんで、ちゃんと調べてみますわ。いっぺん。確かにね、毎日何をやっとらっせるという話ですわ。

 

このページの作成担当

市長室広報課報道係
電話番号: 052-972-3136
ファックス番号: 052-972-3355
電子メールアドレス: a3136@shicho.city.nagoya.lg.jp

ページの先頭へ