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フッ化物洗口マニュアル改訂第2版
フッ化物洗口は、幼稚園や保育所といった集団の場で実施することで、高いむし歯抑制効果が期待できる方法です。本市では、生えたての永久歯のむし歯を予防するため、4歳児及び5歳児歯の健康づくり事業において、平成24年に「フッ化物洗口マニュアル改訂版」を作成し、フッ化物洗口を推進してまいりました。
令和2年3月には「名古屋市歯と口腔の健康づくり推進条例」が改正され、新たに「科学的根拠に基づくフッ化物応用等のむし歯予防措置の実施に関すること」という文言が追加されました。今後さらなる拡大を推進していくため、令和3年3月に「フッ化物洗口マニュアル改訂第2版」を作成いたしました。
下記よりダウンロードし、ご自由にご利用ください。
フッ化物洗口マニュアル改訂第2版


〈フッ化物洗口マニュアル改訂第2版〉のファイルは一部テキスト情報のない画像データです。内容を確認したい場合は〈健康増進課 972-2637〉又は各区保健所保健予防課までお問合せください。
フッ化物洗口マニュアル改訂第2版の概要
1 フッ化物洗口とは
フッ化物(フッ化ナトリウム)が入った洗口液でブクブクうがいをするものです。このフッ化物洗口は、その有効性と安全性は確立されており、幼稚園、保育所などで高いむし歯予防効果が期待できる方法です。本市としては永久歯の萌出が開始する4歳児及び5歳児に対して、幼弱永久歯(生えたての永久歯)の保護育成を目的として実施しています。
2 フッ化物洗口によるむし歯予防効果
初期むし歯の再石灰化(さいせっかいか)
歯の表面では、歯垢の中で作られた酸により、カルシウム、リン酸などのミネラル分が溶け出したり、唾液の作用により、再び沈着することを繰り返しています。フッ化物は、溶け出したミネラル分を再び沈着させる作用(再石灰化)を促進し、初期むし歯を予防します。
抗菌作用
歯を強くする
エナメル質のハイドロキシアパタイトの結晶がフッ化物に触れ、耐酸性のあるフルオロアパタイトの結晶に置き換わることによって歯質が強化されます。
3 フッ化物洗口を始めるために
(1)関係者の理解・合意
施設において、園長や保育士、教諭などが学習会を行い、フッ化物洗口について職員の理解を深めます。また、園歯科医師と保健所に実施の希望を伝え指導、助言を受けます。
(2)研修会・説明会等の開催
関係者の理解を得るために、研修会や連絡会を開催します。保護者に十分に理解していただくため、園だより等でフッ化物洗口についての情報を掲載したり、保護者会においてリーフレット等の説明文を配り、説明会や学習会を開催します。
(3)フッ化物洗口の実施希望調査
保護者に対して申込書を配布し、洗口の希望の有無を把握します。
(4)フッ化物洗口実施計画の決定
(5)園児への歯についての健康教育
園児に対し、歯の大切さやフッ化物洗口の必要性などを理解していただくために、健康教育を行ないます。また、飲み込まずにうがいができるように、フッ化物洗口の実施前に、水道水で洗口の練習を行います。
このページの作成担当
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