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「市民水田」の取り組みについて

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ページID:49817

最終更新日:2025年2月27日

ページの概要:市民水田の年間活動の内容、参加者募集の案内等を紹介しています。ご参加には事前申し込みが必要です。

「市民水田」とは?

市民水田での田植えの様子

 市民水田は、市民の皆さんが、主に手作業で稲作をおこなう体験水田です。農家などから指導を受け、田植えから収穫までの一連の作業をしていただきます。お米づくりを通して、収穫のよろこびを味わったり、水田にすむ生き物を観察することができます。

ねらい

 市民水田は、市民との協働による、水田を活用した市民農園です。都市化による農地の減少や、農家の高齢化・後継者不足などが進むなか、市民とのパートナーシップにより、水田の新たな保全策として、平成21年度から始まりました。

  • 協働の仕組みづくり
    水田の保全を市民と協働で進めるため、地元農家との協働の仕組みづくりを進めるとともに、協力する稲作ボランティアの育成を図ります。
  • 農にふれ、農に学ぶ
    参加者が、昔ながらの田植え、稲刈りなど手作業による農作業を体験し、お米づくりの苦労や先人の知恵を学び、農業やお米の大切さの理解を深めます。
  • 農の恵みを理解する
    生き物の宝庫といわれる田んぼで生きもの観察を通じ自然とのふれあい、命の大切さや、農地の環境保全の役割などの理解を進めます。

設置場所

 港区西福田一丁目地内 (戸田川緑地中央地区の西)

市民水田の案内地図です

関連リンク

募集について

令和7年度募集を開始しました。

1.年間スケジュール

令和7年

  • 4月12日(土曜日)午前:参加者説明会(戸田川緑地農業文化園研修室)
  • 5月24日(土曜日)午前:田植え
  • 6月14日(土曜日)午前:草取り・生きもの観察(1回目)
  • 7月12日(土曜日)午前:草取り・生きもの観察(2回目)
  • 10月11日(土曜日)午前:稲刈り、はざかけ
  • 11月1日(土曜日)午前:収穫祭(脱穀、もみすり)

作業は、参加者全員による共同作業になります。作業によっては、雨天でも開催します。

2.募集概要

  • 募集口数
    一般区画:28口
     1口につき2人から5人が参加でき、水田100平方メートルです。1申込みで最大3口まで申込みができます。
    団体区画:3区画
     学区、子供会、NPOなどの団体で参加いただける区画です。1区画が約500平方メートルで、20人から35人が利用の目安です。
     団体区画の申込みは、電子申請ではできません。詳細については、下記担当へ問い合わせてください。
  • 参加料
    一般区画:1口当たり14,400円(収穫米つき)
    団体区画:一般とは別料金です。下記担当へ問い合わせてください。
  • 募集期間
    令和7年3月1日(土曜日)から令和7年3月18日(火曜日)まで(はがきは18日の消印有効です)
  • 応募方法
    電子申請 または はがき
  • 募集対象
    名古屋市在住・在勤の方で全6回の作業日程に連続して参加できる方。
  • 参加者の決定
    応募者が多い場合、抽選により決定します。抽選結果は3月末にお知らせします。

 詳細は、添付してある募集案内に掲載されています。また、募集期間中に同案内を区役所の区情報コーナー、図書館等で配布しています。

 お申込みになる前には必ず募集案内をお読みください。

(参考)令和7年度の募集案内は次のファイルで確認できます。

Adobe Reader の入手
PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。(外部リンク)別ウィンドウで開く

市民水田1年間の活動記録

令和6年度の活動の様子を紹介します。

令和6年4月13日 説明会

 最初にある説明会では、年間のイベントの予定や作業について説明をお聞きいただきます。

令和6年5月18日 田植え

参加者の皆さんが田植えの説明を聞いている写真

田植えの日は快晴で夏日の良いお天気でした。苗は1ヶ所に3から4本まとめて、2から3センチメートルの深さに植えます。

参加者の皆さんが田植えをしている写真

等間隔に目印が付いた綱が田んぼに張られており、その綱に沿って横1列に並んで、皆でいっせいに稲の苗を植えていきます。

参加者の皆さんが田植えをしているアップ写真

苗の束から数本の苗をちぎって取り、田んぼの土の中へ1か所ずつ植えていきます。

田んぼ全面に稲の苗が植わった写真

田んぼに苗が植わりました。これから秋にかけて稲が育っていきます。“無事に育ちますように”

令和6年6月1日 草取り・生きもの観察(1回目)

参加者の皆さんが田んぼの縁に生えた草を取っている写真

田植えをしてから2週間。この日も晴天!田んぼの縁にはいろいろな草が生えてきていて、それらを1つ1つ丁寧に抜いていきました。

草取りのかたわらで子供たちが生きものを採集する写真

草取りの後に、生きもの観察会なのですが、子供たちは、おかまいなしで生きもの採集に夢中です。

草取りのあとの1回目の生きもの観察会で話を聞いている写真

生きものに詳しい先生のまわりに集まって、田んぼの生きもについてたくさんお話を聞きました。

水槽の中に田んぼで捕まえたドジョウが泳いでいる写真

田んぼにはカエルを始め色んな生き物がいます。写真はドジョウです。

令和6年7月6日 草取り・生きもの観察(2回目)

南ブロックの田んぼの縁に生えた草を参加者の皆さんが取っている写真

1回目の草取りからおよそ1か月がたち、イネも大分、茎や葉が増えて伸びてきました。イネだけでなく、草も田んぼの縁に育ってきていましたので、皆さんで草を取ります。

北ブロックの田んぼの縁に生えた草を参加者の皆さんが取っている写真

田んぼの中より縁の草がけっこう伸びています。道路の脇に抜いた草を積んでいきます。

生き物の先生の周りに参加者の皆さんが集まり熱心に話を聞いている写真

草取りの後、子ども達が楽しみにしている生きもの観察会。1回目の生きもの観察の時も来て頂いていましたが、生き物に詳しい先生に田んぼの生き物についてお話し頂きました。

イベント終了後の足洗い場で足を洗っている写真

田んぼに入って汚れた靴やタビ、足を洗います。イベントも3回目ともなるとすっかり足元も馴染み、脇では子供が水遊びをしています。

令和6年9月3日頃 田んぼの様子

稲穂が育ってきた田んぼの写真

草取りベントから2か月程経った田んぼの様子です。
稲穂はもともとイネの花がたくさん並んで付いていたもので、1つ1つの花が咲いた後、1粒1粒のお米になっていきます。

稲穂の写真

イネの花は8月中下旬に咲きますが、よく見ると白い花が咲いています。分かるかな?
9月下旬頃にはもう大分、お米になってきています。

令和6年10月12日  稲刈り、はざかけ

田んぼの中にはざが立てられた写真

田んぼの中に立ててあるのは、竹などを組んで作られた稲架(はざ)です。
稲刈りイベントでは、まず鎌でイネを根元から刈り、いくつかの束を1つに結わえ、この稲架(はざ)に掛けるまでの作業を行います。

稲わらの結わえ方をボランティアさんに 教えてもらっている写真

稲わらを適当に束ねて、その根元を数本の稲わらで結わえるのですが、これが意外と難しい。何度聞いてもなかなかできない。

子供がはざまで稲わらを運んでいる写真

子供達が大人に混じって稲わらを一生懸命に運んでくれました。脱帽です。

はざかけが終わったあとの写真

この日は、田んぼの中のぬかるみが酷く、作業がなかなか進みませんでしたが、何とか午前中に終えることができました。

令和6年11月2日  収穫祭(脱穀)

テントの中に、脱穀機や千歯などの農機具が並ぶ写真

収穫祭当日は、台風21号の影響で大雨が心配されましたが、午前中は小雨となったため、晴天時の縮小バージョンで開催しました。
晴天なら脱穀から精米までの一連の作業が体験できたので少し残念です。

千歯で脱穀する様子の写真

まずは、千歯。人力で脱穀をしますが、結構、力が要ります。

足踏み脱穀機で脱穀する様子の写真

次は足踏み脱穀機。足で踏み板を踏むと円筒形のドラムが勢いよく回転。千歯より随分楽に脱穀できます。

参加者の皆さんが脱穀した後の稲わらで、縄をなう体験をしている写真

最後は、脱穀した後の稲わらを使い、縄をなう体験。稲わらも昔は、縄にしたり編んだりしていろいろな物にして使われていました。


 参加者の皆さんと行う作業や体験イベントはここまでですが、市民水田では次の春の田植えまでに、トラクターで土を起こしたり、肥料を入れたりして、次のお米作りに向けた準備を進めます。

このページの作成担当

緑政土木局 農政部 都市農業課 ふれあい農業等担当
電話番号: 052-972-4071
ファックス番号: 052-972-4141
電子メールアドレス: a2461@ryokuseidoboku.city.nagoya.lg.jp

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