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歯が生え始めると、歯みがきを始める時期や、みがく方法、回数、時間などの心配事が増えていきます。
赤ちゃんの歯みがきについての情報をお伝えします。
乳歯の生える時期について

乳歯は生後6から7か月頃に下の前歯から生え始め、2歳半から3歳ごろに生えそろうことが多いです。
歯の生える時期や順序には個人差があります。
歯は未完成の状態で生え始め、時間をかけて唾液中のカルシウムやリンなどのミネラルを取り込み、歯の表面のエナメル質を硬くしていきます。
また、乳歯は永久歯に比べ歯の表面のエナメル質が薄く弱いため、むし歯が進行しやすいのが特徴です。
むし歯になる条件

歯みがきが上手にできないからといってむし歯になるわけではありません。
むし歯は『細菌(むし歯菌)』 『糖質(むし歯菌のエサとなる)』 『歯の質(歯の溶けやすさ)』の3つの好ましくない条件が長時間続くことで発生します。
特に時間を決めずにダラダラ食べる習慣は、むし歯になりやすいので、気を付けましょう。
歯みがきについて
乳歯が生え始めたら、歯みがきの練習を始めましょう。
自分で歯みがき
お子さんが歯ブラシの感覚に慣れるだけでなく、歯みがき習慣を身に付けるために行います。
離乳食後などに歯ブラシを持たせ、口に入れることに慣れさせましょう。

(注)のどを突くなどの事故を防ぐために、一人で持っても安全なタイプを選びましょう。
保護者による仕上げみがき
仕上げみがきは、保護者がお子さんの歯についた汚れを落とすために行います。
下の前歯が生え始めたら、湿らしたガーゼなどで歯を拭くなど『歯みがきの準備』を始め、上の前歯が生え始めたら歯ブラシを使った歯みがきを始めましょう。
まずは1日1回、機嫌の良い時間に始め、慣れてきたら朝と晩に行うなど回数を増やしましょう。

歯ブラシは大人の持ちやすいものを選びます。
「仕上げみがき用」の表示があるものがおすすめです。

歯ブラシは鉛筆を持つように少し短めに持ちます。
(力が入りすぎないように注意しましょう!)

歯ブラシは歯に対して90度にあて細かく動かします。
上唇小帯に注意!
上唇の裏にある歯ぐきと唇をつなぐヒダを上唇小帯といいます。
歯ブラシが当たると痛いので、歯ブラシを持たない方の人差し指で上唇小帯をガードしてみがきましょう!

仕上げみがきをするときは、お口の中がよく見えるようにお子さんを寝かせてみがきましょう。子どもの顔を保護者の太ももで挟み、頭を固定すると安定します。
歯みがきの後は、たくさんほめてあげましょう。

フッ化物について
フッ化物は歯の質を強くし、むし歯菌の働きを弱めることでむし歯になりにくくする効果があります。
フッ化物塗布
歯科医院や保健センターで濃度の高いフッ化物(9000ppmF)を歯に塗布する方法です。
上下の前歯が生えそろったころから始め、定期的(3から6か月ごと)に年2回から4回程度塗布すると効果的です。
各区保健センターでのフッ化物塗布については広報なごやをご確認ください。
フッ化物配合歯みがき剤
0から2歳の場合は900から1000ppmFの歯みがき剤をごく少量、米粒一つ分(1から2ミリ)程度、歯ブラシにつけて塗りましよう。この量であれば、うがいができなくても大丈夫です。
保護者が行う仕上げみがきの時につけるのがおすすめです。

お問い合わせについて
歯みがきやお口に関する相談は各区保健センター歯科衛生士までご連絡ください。
このページの作成担当
健康福祉局健康部健康増進課推進担当
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:052-972-2637
ファックス番号
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