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ウンカ・ヨコバイ類
[学名]Auchenorrhyncha
[分類]カメムシ目,頸吻亜目
ウンカ類もヨコバイ類も植物の汁を吸う昆虫類で、農作物の害虫となる種が多く含まれるが人体に直接的な害を与える種はない。
明かりによく集まる習性があるので、大量に室内に入ると不快害虫として問題にされることがある。植物に突き刺して吸汁するための鋭い口吻を持っているので、人の皮膚を刺すことが偶発的にあるが被害は軽微である。
ツマグロヨコバイ
[学名]Nephotettix cincticeps (Uhler)
[分類]カメムシ目,ヨコバイ科
セミを非常に小さくしたような外観で、体長4-6mm。
緑色で、翅の先端が黒い。
イネなどの農作物の害虫であるが、明かりに集まる習性が強く、屋内に侵入する。
カイガラムシ類
[学名]Coccoidea
[分類]カメムシ目,カイガラムシ上科
カイガラムシ類は成長したときの雄、雌の姿がたいへん異なっている。雌は自ら分泌したロウ物質で体をおおい、植物の幹や葉に固着して移動することができない種類もある。雄は幼虫から蛹(擬蛹)を経て有翅の成虫となり、飛ぶことができる。
後翅は退化して平均棍となっていて、2枚の翅が認められるが、前翅も退化している種もある。
植物に寄生するため、農業上重要な害虫となるものが多いほか、住宅周辺の庭園や公園などで発生したものが、住宅内に侵入し不快害虫となることがある。
オオワラジカイガラムシ
[学名]Drosicha corpulenta (Kuwana)
[分類]カメムシ目,ワタフキカイガラムシ科
雌成虫では1cm前後となる、大型のカイガラムシ。
小判型で、全体暗赤褐色。
自らが分泌したロウ物質により、白い粉をまぶしたように見える。
カシ類、シイ類などの樹木の、枝や幹に寄生して吸汁する。
幼虫の大きさは1-2mm。
暗赤褐色で、白いロウ物質はあまり目立たない。
5-6月ごろ落葉の下などに産卵され、12-1月ごろ幼虫がふ化する。
ふ化した幼虫は、寄主植物を求めて徘徊・移動し、寄主植物に定着して冬を越す。
移動の際に、住宅の外壁に大量に付いたり、室内に侵入するなど、不快害虫として問題になることがある。
人畜に対する刺傷などの直接的害はない。
雄は雌とまったく異なった形態で、黒ずんだ翅がある。
タマカタカイガラムシ
[学名]Lecanium kunoensis Kuwana
[分類]カメムシ目,カタカイガラムシ科
雌成虫はほぼ球形で、直径4-5mm。暗赤褐色で光沢がある。
ウメ、サクラなどバラ科植物につく。
タマカタカイガラムシがウメなどに大発生た場合、天敵となるアカホシテントウ[右画像]が大量に発生することがある。
アカホシテントウは蛹化する際、元いた木から離れる習性があるが、移動する際に住宅の壁面などに付着し不快害虫として問題になることがある。
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