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カンピロバクターについて

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このページを印刷する最終更新日:2021年6月10日

ページID:6519

ページの概要:カンピロバクターに関するトピックス

カンピロバクターとは

カンピロバクターは、牛・豚・鶏などの家畜やペット、野生動物など、様々な動物の腸内に存在し、特に鶏に多く存在しています。
カンピロバクターは、本菌に汚染された食品・飲料水の摂取や、動物との接触によってヒトに感染します。一般的に食中毒は、原因となる菌を100万から 1000万個摂取することにより発症するとされていますが、この菌は100個程度の比較的少ない菌量を摂取することでも感染することが知られています。

カンピロバクターに感染するとどうなりますか?

汚染食品を摂取してから、1日から7日で発症し、下痢・腹痛・発熱・嘔吐・頭痛・倦怠感などの食中毒症状が現れます。
多くの患者は一週間ほどで治癒し、通常死亡例や重篤例はまれですが、若齢者・高齢者・その他抵抗力の弱い方は重症化の可能性が高いので、特に注意が必要です。
カンピロバクターによる食中毒は、近年、わが国で発生している細菌性食中毒の中で発生件数が最も多い食中毒です。令和元年に全国で発生した食中毒1061件のうち、カンピロバクターによるものが286件を占めています。

カンピロバクターによる食中毒の原因食品として疑われるものには、鶏肉(鶏レバーやささみなどの刺身、鶏のたたき、鶏わさなどの奥まで火の通っていない食品、加熱不足の調理品)や牛生レバーがあります。牛生レバーは、カンピロバクターや腸管出血性大腸菌等による食中毒を予防する観点から、平成24年7月より販売・提供を禁止されました。

また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」との関連が指摘されています。

カンピロバクターに感染しないために注意すること

カンピロバクター食中毒の予防とその対策に、次の2つがあげられます。

  1. 加熱調理によりカンピロバクターを死滅させる。食肉は十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)を行う。
  2. カンピロバクターに汚染されている可能性のある 食品からの二次汚染を防止する。
    ・食肉は、他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う。
    ・食肉を取り扱った後は、手を洗ってから他の食品を取り扱う。
    ・食肉に触れた調理器具等は、使用後、洗浄・殺菌を行う。

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