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テングダニ類、オソイダニ類、ハリクチダニ類について

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このページを印刷する最終更新日:2011年12月6日

ページID:6113

ページの概要:室内塵から発見される、テングダニ類、オソイダニ類、ハリクチダニ類について

テングダニ類

[学名] Bdellidae
[分類] ダニ目(前気門亜目),テングダニ科

橙色ないし赤色のダニで、顎体部が前方に突出している。

捕食性で動きは活発。海浜、草地、落葉層などに生息する。一部の種は室内塵から検出される。

名古屋市内の室内塵中からは、イエハリテングダニが検出されている。
1990年から1998年にかけて行った名古屋市の室内塵調査におけるテングダニ科の出現頻度は、3.6%であった。

 

イエハリテングダニ

[学名] Spinibddella dusta Shiba
[分類] ダニ目(前気門亜目),テングダニ科

イエハリテングダニ(プレパラート標本)

胴長0.7-0.8mm。赤色。

室内塵中より検出される。赤い色をしていて、吸血しているように見えるが、実際は吸血性はない。

オソイダニ類

オソイダニの一種(プレパラート標本)

[学名] Cunaxidae
[分類] ダニ目(前気門亜目),オソイダニ科

淡紅色ないし暗赤色のダニ。触肢は強大で、末端が槍状あるいは鎌状に尖る。

捕食性で、草地、コケ、落葉層などに生息する。赤い色をしているが吸血性はない。一部の種は室内塵から検出される。

名古屋市内の室内塵中からは、トゲオソイダニ(Cunaxa capreolus)、クサオソイダニ(C. perforata)などが検出されている。
1990年から1998年にかけて行った名古屋市の室内塵調査におけるオソイダニ科の出現頻度は、6.5%であった。

ハリクチダニ類

[学名] Raphignathidae
[分類] ダニ目(前気門亜目),ハリクチダニ科

体長0.5mm前後の小型のダニ。第1-4脚の隣り合う基節が互いに接している。

土壌中などに生息するものが多い。樹上や室内塵、穀物倉庫などに生息するものもある。

名古屋市内の室内塵中からは、イエハリクチダニが検出されている。
1990年から1998年にかけて行った名古屋市の室内塵調査におけるハリクチダニ科の出現頻度は、7.9%であった。

イエハリクチダニ

[学名] Raphignathus domesticus Shiba
[分類] ダニ目(前気門亜目),ハリクチダニ科

イエハリクチグダニ(プレパラート標本)

体長0.3mm内外。赤色。室内塵中より検出される。

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