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マダラガ類について

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このページを印刷する最終更新日:2013年5月2日

ページID:5026

ページの概要:皮膚炎を起こす種が含まれる、マダラガ類について

マダラガ類

[学名] Zygaenidae
[分類] 鱗翅目(チョウ目),マダラガ科

小形ないし中形のガで、毒針を持ったものや、体液に触れると皮膚炎を起こす種が含まれている。
特に、タケノホソクロバ、ウメスカシクロバなど毒針による被害のある種は、激しい痛みとかゆみを生ずるものが多い。

ホタルガ

[学名] Pidorus atratus Butler
[分類] 鱗翅目(チョウ目),マダラガ科

ホタルガ成虫

成虫は黒色で、前翅に斜めの白帯がある。
後翅は黒色。

ホタルガ幼虫

幼虫は約25mm。ナマコ型。

幼虫が出す体液に触れると皮膚炎を起こすことがある。

シロシタホタルガ

[学名] Neochalcosia remota (Walker)
[分類] 鱗翅目(チョウ目),マダラガ科

シロシタホタルガ成虫

成虫は黒色で、前翅に斜めの白帯がある。
後翅は周囲を除いて白色。
翅を広げた大きさは約60mm。

シロシタホタルガ幼虫

幼虫は約25mm。ナマコ型。
全体黒色で、各体節背面の正中両側にそれぞれ1個の黄白色紋が、両体側には赤色の隆起が並ぶ。

幼虫が出す体液に触れると皮膚炎を起こすことがある。

タケノホソクロバ

[学名] Fuscartona martini Efetov
[分類] 鱗翅目(チョウ目),マダラガ科

タケノホソクロバ成虫

成虫は全体黒色で、多少光沢がある。
後翅は半透明。

タケノホソクロバ幼虫

幼虫は終齢で約20mm。全体黄褐色、瘤起部は黒色。

竹や笹の葉を食害する。特に庭園などに植栽されたものが被害にあいやすい。若齢幼虫のうちは群れているが、中齢以降は分散する。葉を直線的に食す。

背面の瘤起部に毒針毛を備え、これに触れると激しい痛みと後にかゆみを伴う皮膚炎を起こす。
成虫は無害。

ウメスカシクロバ

[学名] Illiberis rotundata Jordan
[分類] 鱗翅目(チョウ目),マダラガ科

ウメスカシクロバ成虫

成虫は黒色、鈍い青色光沢がある。前翅の開長約20mm。

5-6月に成虫が現れる。

ウメスカシクロバ幼虫

幼虫は体長約18mm。黒紫色、腹面は赤みを帯びる。やや扁平でナマコ型。

ウメ・サクラなどバラ科果樹によく発生する。
秋頃孵化した幼虫はそのまま越冬し、5月頃食草の葉裏に灰白色の繭を作る。

幼虫に触れると皮膚炎を起こす。

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