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チョウバエ類
[学名] Psychodidae
[分類] 双翅目(ハエ目),チョウバエ科,
チョウバエとは『蝶のような蝿』という意味である。しかし、分類学上は、ハエよりもカに近縁なものである。
1-3mm程度の小型種が多い。
チョウバエ科のほとんどの種は、腐植質やキノコなどで発生し、人の生活と関係がないが、人の生活環境で発生するものが不快害虫として問題になったり、食品などの異物として混入したりすることがある。
オオチョウバエ
[学名] Clogmia albipunctata (Williston)
[分類] 双翅目(ハエ目),チョウバエ科
成虫の体長4-5mm。
全体を灰黒色毛でおおわれ、翅端近くに8個の白色毛よりなる白斑がある。
幼虫は水生で、腐敗物が混じた汚水、排水溝、浄化槽、汚水だまりなどから発生する。
台所や風呂場の排水設備内で発生することもよくある。
2-3週間で成虫となる。
成虫は初夏から秋にかけて出現し、暖房のあるところでは年間を通して見られる。
ホシチョウバエ
[学名] Tinearia alternata (Say)
[分類] 双翅目(ハエ目),チョウバエ科
体長1.5-2mm。
全体は灰-灰黒色で、翅には鱗毛を密生し、翅端には6-7個の黒色毛からなる小斑がある。
幼虫は水生で、腐敗物が混じた汚水、排水溝、浄化槽、汚水だまりなどから発生する。
台所や風呂場の排水設備内で発生することもよくある。
暖房のある建物では、ほぼ周年発生を繰り返す。
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