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チョウバエ類について

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ページID:4975

最終更新日:2007年3月1日

ページの概要:不快害虫として問題になる、チョウバエ類について

チョウバエ類

[学名] Psychodidae
[分類] 双翅目(ハエ目),チョウバエ科,

チョウバエとは『蝶のような蝿』という意味である。しかし、分類学上は、ハエよりもカに近縁なものである。

1-3mm程度の小型種が多い。

チョウバエ科のほとんどの種は、腐植質やキノコなどで発生し、人の生活と関係がないが、人の生活環境で発生するものが不快害虫として問題になったり、食品などの異物として混入したりすることがある。

オオチョウバエ

[学名] Clogmia albipunctata (Williston)
[分類] 双翅目(ハエ目),チョウバエ科

オオチョウバエ(成虫)

成虫の体長4-5mm。

全体を灰黒色毛でおおわれ、翅端近くに8個の白色毛よりなる白斑がある。

オオチョウバエ(幼虫)

幼虫は水生で、腐敗物が混じた汚水、排水溝、浄化槽、汚水だまりなどから発生する。
台所や風呂場の排水設備内で発生することもよくある。
2-3週間で成虫となる。

成虫は初夏から秋にかけて出現し、暖房のあるところでは年間を通して見られる。

ホシチョウバエ

[学名] Tinearia alternata (Say)
[分類] 双翅目(ハエ目),チョウバエ科

ホシチョウバエ(成虫)

体長1.5-2mm。
全体は灰-灰黒色で、翅には鱗毛を密生し、翅端には6-7個の黒色毛からなる小斑がある。

幼虫は水生で、腐敗物が混じた汚水、排水溝、浄化槽、汚水だまりなどから発生する。
台所や風呂場の排水設備内で発生することもよくある。
暖房のある建物では、ほぼ周年発生を繰り返す。

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