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ケバエ類、ニセケバエ類、クロバネキノコバエ類について

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このページを印刷する最終更新日:2021年12月23日

ページID:4919

ページの概要:腐植質などから発生し、大量発生すると不快な、ケバエ類、ニセケバエ類、クロバネキノコバエ類について

ケバエ類

[学名] Bibionidae;Pleciidae
[分類] 双翅目(ハエ目),ケバエ科;トゲナシケバエ科

和名は「ハエ」であるが、分類学上はカに近縁なものである。

森林などに生息する昆虫であるが、人家近くで発生したものが、家屋内に侵入して不快害虫となることがある。

ハグロケバエ

[学名] Bibio tenebrosus Coquillet
[分類] 双翅目(ハエ目),ケバエ科

ハグロケバエ成虫

体長12-14mm。全体黒色。細かな軟毛におおわれる。翅は半透明で褐色を帯びる。

幼虫は樹林の落葉層に群生する。成虫は5月頃出現する。

ヒメセアカケバエ

[学名] Penthetria japonica Wiedemann
[分類] 双翅目(ハエ目),トゲナシケバエ科

ヒメセアカケバエ成虫

体長10-12mm。胸部背面は赤橙色、他は黒色。翅は黒ずんでいる。

幼虫は低山地の森林内で腐植質を食べる。春、秋に2回発生するが、春は特に多い。

ナガサキニセケバエ

[学名] Coboldia fuscipes (Meigen)

[分類] 双翅目(ハエ目),ニセケバエ科

ナガサキニセケバエ成虫

ニセケバエ科に属する体長2-3mmの小型のハエ。和名は「ハエ」であるが、分類学上はカに近縁なもの。全体黒色、光沢がある。触角は10節からなり、太短い。

堆肥や厨芥など、植物質の腐敗物から発生する。ときには家庭内の植木鉢などからも発生することがある。

クロバネキノコバエ類

クロバネキノコバエの一種(成虫)

[学名] Sciaridae
[分類] 双翅目(ハエ目),クロバネキノコバエ科

微小ないし小型のハエ。和名は「ハエ」であるが、分類学上はカに近縁なもの。

幼虫は腐植質やキノコなどを食べて育つ。腐葉土や、ときには園芸用のコンポストなどから発生することもある。

建築物外壁のクロバネキノコバエの一種成虫死骸(左下は生きている個体の拡大図)

人体への直接的な害はないが、多量に発生すると不快感を与えたり、食品への混入異物となることもある。

[右画像]建築物外壁の成虫死骸(左下は生きている個体(拡大))

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