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オサムシ類について

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このページを印刷する最終更新日:2007年3月1日

ページID:4856

ページの概要:地上徘徊性の甲虫、オサムシ類について

オサムシ類

[学名] Carabinae
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),オサムシ科(オサムシ亜科)

アイヌキンオサムシ(イブシキンオサムシ Procrustes kolbei kosugei)

中型から大型の甲虫で、日本から約40種が知られている。ほとんどの種は地上徘徊性で、後翅が退化していて飛ぶことができない。幼虫、成虫とも食肉性で、他の昆虫やミミズ、カタツムリなどを捕食する。

自身に危険がおよんだ時、腹端から液体を噴射する。この液体にはメタアクリル酸、エタアクリル酸などを含んでいて、皮膚に付着したり目に入ったりすると激しい痛みを伴う炎症を起こす。

農林害虫を捕食するため有益性が高いほか、美しい種が多いので収集の対象ともされる。

オオオサムシ

[学名] Carabus dehaanii Chaudoir
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),オサムシ科


成虫の体長30-35mm。背面は、全体青紫色で鈍い光沢がある。上翅の間室の鎖状点刻列は4条。

低山地に見られる。幼虫、成虫とも、おもに夜間、地上を徘徊し、鱗翅類の幼虫やミミズなどの小動物を捕食する。成虫越冬し、春から活動する。

捕えると、腹部末端からメタアクリル酸を含んだ刺激臭のある液体を射出し、柔らかい皮膚に付くとヒリヒリ痛む。また、目に入ると激しく痛むので、むやみに捕えないほうがよい。

マイマイカブリ

[学名] Damaster blaptoides Kollar
[分類] 鞘翅目(コウチュウ目),オサムシ科

マイマイカブリ(ヒメマイマイカブリ Damaster blaptoides oxuroides : 岐阜県北部産)

成虫の体長30-60mm。

北海道から九州に産するが、地域により色や体形に変化があり、多くの亜種に分かれる。

林、草地、畑などに見られる。カタツムリを捕食するためにこの名がある。

マイマイカブリ(エゾマイマイカブリ Damaster blaptoides rugipennis : 北海道産)

不用意につかんだりすると、腹端から刺激臭のある液体を噴射する。この液体にはメタアクリル酸、エタアクリル酸などを含んでいて、特に目に入ったりすると激しい痛みを伴う炎症を起こす。

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