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なごや環境マネジメントシステム(N-EMS)の取組結果

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ページID:77120

最終更新日:2024年12月10日

1 N-EMS(ニームス)の概要

(1)目的

 市自らが率先して環境に配慮した行動を実践し、環境への負荷の低減や環境保全・再生を図るため策定した「名古屋市役所環境行動計画」で掲げる目標の進行管理を適切かつ効果的に運用する。

(2)対象範囲

 原則として、市が直接実施している事務・事業

(3)管理項目

 省エネルギー、省資源、廃棄物の削減、自家発電、環境への配慮活動、その他省エネ法・温対法に基づくその他の項目

2 名古屋市役所環境行動計画2030の改定(令和6年6月)

 これまで平成30 年3月に策定した「名古屋市役所環境行動計画2030」に基づき環境に配慮した行動を実践してきましたが、「第4次名古屋市環境基本計画」の改定や地球温暖化を巡る動向などを踏まえ、取り組みの強化をはかるべく内容や目標の見直しを行い、「名古屋市環境行動計画2030(改定版)」として、令和6年6月に改定を行いました。

3 令和5年度の主な運用状況

 「名古屋市役所環境行動計画2030」に基づき、エネルギー使用量の削減を始めとする環境配慮に取り組みました。

 なお、令和6年3月に策定した「名古屋市地球温暖化対策実行計画2030」に合わせて、温室効果ガス排出量、最終エネルギー消費量について、対象施設や算出方法等の集計方法の変更を行いました(一般事務事業、ごみ処理事業)。

 以下の実績値は、新たな集計方法による数値を記載しています。また、令和12年度(目標年度)の目標値については、改定後の数値を記載しました。


(1)温室効果ガス排出量

 市の事務・事業に伴う温室効果ガス排出量について、平成25年度を基準として令和12年度までの目標を設定しています。

温室効果ガス排出量の削減目標
区分総排出量
一般事務事業市バス・
地下鉄事業
上下水道事業ごみ処理事業
削減目標42%減56%減43%減40%減30%減

(注)計画改定後の目標値を記載しています。

温室効果ガス排出量の実績

 令和5年度の温室効果ガス排出量は、主要な電気事業者の温室効果ガス排出係数の改善や、省エネ型設備の導入等各局における省エネの取組の推進などにより、基準年度と比べて8.2%の減少、前年度比0.4%の減少となりました。

温室効果ガス排出量の実績(CO2換算値)
区分平成25年度実績
(基準年度)
令和12年度目標令和5年度実績

令和5年度増減割合(基準年度比)

一般事務事業20.0万t8.7万t16.4万t17.8%減
市バス・地下鉄事業16.8万t9.5万t13.9万t16.9%減
上下水道事業18.5万t11.0万t16.1万t12.9%減
ごみ処理事業25.0万t17.5万t27.2万t8.7%増
合計80.3万t46.8万t73.7万t8.2%減

 (注)過去の実績値は、名古屋市地球温暖化対策実行計画2030の策定(令和6年3月)に合わせて行った、新たな集計方法による数値を記載しています。

「温室効果ガス排出量の推移」を表すグラフ

(2) エネルギー使用量

 温室効果ガスは、エネルギーの使用に伴い発生するものや、ごみの焼却に伴い発生するものなどがあります。とりわけ、「一般事務事業」及び「市バス・地下鉄事業」では、エネルギーの使用に伴い発生するものが99%以上を占めています。したがって、温室効果ガス削減のためには、エネルギー使用量の削減に取り組まなければなりません。

 市の事務・事業に伴うエネルギー消費量について、平成25年度を基準として令和12年度までに28%削減する目標を設定しています。
 

エネルギー使用量の実績

 令和5年度のエネルギー消費量は、各所属における省エネの取組や発電量の増加などに加え、エネルギー換算係数の変化により、基準年度と比べて16.5%の減少、前年度比14%の減少となりました。

エネルギー使用量(単位:千ギガジュール)
区分平成25年度
(基準年度)
令和12年度目標令和5年度令和5年度増減割合
(基準年度比)
 一般事務事業 4,010 3,266 18.6%減
 市バス・地下鉄事業 3,056 2,543 16.8%減
 上下水道事業 2,675 2,392 10.6%減
 ごみ処理事業 823 617 25.1%減
 合計 10,56428%減 8,818 16.5%減

(注)過去の実績値は、名古屋市地球温暖化対策実行計画2030の策定(令和6年3月)に合わせて行った、新たな集計方法による数値を記載しています。


「エネルギー使用量の推移」を表すグラフ。

(3) その他の取組

 環境マネジメントに関する知識及び技術の向上を図ることを目的とした研修を実施しました。

 省エネルギー機器の導入として、令和5年度は20,070台のLED 照明を導入しました。

 また、電動車の公用車への導入、省エネ診断・省エネ訪問相談の実施などを行いました。

4 令和5年度環境監査

 N-EMSが適切に運用され、かつ環境マネジメントが効果的に機能していることを確認するため、他局職員による相互の環境監査を実施しました。

(1)監査概要

 目標設定、取組状況、研修、文書の管理、点検及び評価、役割及び責任、環境監査(過去の監査の指摘事項等の確認)の7項目について監査を実施しました。

(2)監査結果等

 目標設定や取組状況など項目ごとに、指摘事項や優良事項等があげられ、見直し、改善等の所見があった4組織において、6件の改善方針の立案及び改善措置の実施がなされました。

 ほぼ全ての課公所において、前年度までの実績及び業務に照らし合わせた適切な運用がなされていました。

5 報告書

このページの作成担当

環境局 環境企画部 脱炭素社会推進課 事業活動推進担当
電話番号: 052-972-2693
ファックス番号: 052-972-4134
電子メールアドレス: n-ems@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp

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