土壌・地下水汚染の報告について(名古屋市中川区二女子町)

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID3003971  更新日 2026年2月20日

報道発表日時: 2026年2月20日 午後3時00分

下記のとおり、「土壌汚染対策法」に基づき、土壌・地下水汚染の報告がありましたのでお知らせします。

概要

  1. 報告者 八幡鍍金工業株式会社
  2. 報告日 令和7年2月18日
  3. 対象地名 八幡鍍金工業株式会社 本社工場
  4. 所在地 名古屋市中川区二女子町5丁目47番、52番
  5. 対象地の概要 工場(昭和30年から現在まで)、690.28m2(準工業地域)

汚染状況

汚染状況

項目注1

汚染物質

基準超えの濃度範囲

基準に対する倍率

基準

超過区画数/調査区画数注2

土壌溶出量調査

1,2-ジクロロエチレン

0.054 mg/L

14倍

0.004 mg/L以下

1/6

トリクロロエチレン

0.015~0.19 mg/L

1.5~19倍

0.01 mg/L以下

2/6

カドミウム及びその化合物

0.0082 mg/L

2.7倍

0.003 mg/L以下

1/5

六価クロム化合物

0.08~580 mg/L

1.6~12,000倍

0.05 mg/L以下

7/8

シアン化合物

0.2 mg/L

検出されないこと

1/8

砒素及びその化合物

0.014~0.037 mg/L

1.4~3.7倍

0.01 mg/L以下

2/3

ふっ素及びその化合物

1.0~3.4 mg/L

1.3~4.3倍

0.8 mg/L以下

4/8

土壌含有量調査

六価クロム化合物

280~7100 mg/kg

1.1~28倍

250 mg/kg以下

4/8

鉛及びその化合物

160~220 mg/kg

1.1~1.5倍

150 mg/kg以下

3/8

地下水調査

カドミウム及びその化合物

0.0081 mg/L

2.7倍

0.003 mg/L以下

1/1

ふっ素及びその化合物

2.9 mg/L

3.6倍

0.8 mg/L以下

1/2

注1 土壌溶出量は土壌に含まれる汚染物質が地下水に溶け出す量、土壌含有量は土壌に含まれる汚染物質の量を示します。

注2 調査対象地における平面図上で、試料採取によって評価した区画数を示します。

対象地の状況

 対象地は、飛散防止措置等がとられています。

本市の対応

 報告者に対し、適切な土壌・地下水汚染対策を実施するよう指導を行います。
 「土壌汚染対策法」に基づく区域の指定を行い、その旨を公示する予定です。
 また、周辺の井戸水の水質調査を行うとともに、念のため、周辺井戸所有者に対して井戸水を飲用しないよう指導します(飲用に使用している水が基準に適合している場合を除く)。

対象地の場所

対象地の場所を示したものになります。

この背景地図等データは、国土地理院ウェブサイトの地理院地図を一部編集して使用している。

参考1

八幡鍍金工業株式会社本社工場において過去に公表した土壌汚染(令和6年12月6日公表分)

項目

汚染物質

基準超えの最大濃度

基準に対する倍率

基準

土壌溶出量調査

カドミウム及びその化合物

0.021 mg/L

7.0倍

0.003 mg/L以下

六価クロム化合物

40 mg/L

800倍

0.05 mg/L以下

砒素及びその化合物

0.019 mg/L

1.9倍

0.01 mg/L以下

ふっ素及びその化合物

2.5 mg/L

3.1倍

0.8 mg/L以下

土壌含有量調査

カドミウム及びその化合物

78 mg/kg

1.7倍

45 mg/kg以下

六価クロム化合物

980 mg/kg

3.9倍

250 mg/kg以下

鉛及びその化合物

200 mg/kg

1.3倍

150 mg/kg以下

注 土壌溶出量は土壌に含まれる汚染物質が地下水に溶け出す量、土壌含有量は土壌に含まれる汚染物質の量を示します。

参考2

基準を超過した物質の毒性について

【1,2-ジクロロエチレン】
急性毒性:高濃度の1,2-ジクロロエチレンは、他の塩素化エチレン類と同様に麻酔作用を有する。目、鼻、皮膚、粘膜に強い刺激作用があり、蒸気を吸入すると一過性麻酔状態に陥る。
慢性毒性:中枢神経障害、肝機能障害を起こす。
発がん性:情報はない。
【トリクロロエチレン】
急性毒性:急性高濃度暴露では中枢神経系抑制作用が強く、以前は麻酔にも用いていた。より低濃度ではめいてい状態となる。人に対する15~25 mLの経口暴露では、嘔吐、腹痛が起こり、次いで一時的な意識不明を起こす。
慢性毒性:50~100 ppm以上の暴露ではめまい、腹痛、関節の異常感、不安感などが増加する。職業上の暴露で血清中のトランスアミナーゼの増加が起こるという報告がある。このことは肝実質の損傷を示唆している。
発がん性:国際がん研究機関(IARC)はグループ2A(人に対しておそらく発がん性がある)に分類している。
【カドミウム及びその化合物】
急性毒性:急性経口致死量は確認されていないが推定値で数百mg、中毒量は15 mgで悪心、嘔吐などの症状を呈する。10 mg/Lを飲料水の形で短期間暴露した場合、鉄の消化管からの吸収が一部抑制されることが認められている。
慢性毒性:異常疲労、臭覚鈍化、貧血、骨軟化症など。
【六価クロム化合物】
急性毒性:六価クロムの付着や粉じんの吸入による皮膚・気管・肺等の炎症や潰瘍は古くから知られているが、経口的には六価クロム塩を大量摂取すると、嘔吐・下痢・腹痛・尿量減少・肝障害・けいれん・昏睡等を起こし死亡する。
慢性毒性:経口的には肝炎を起こすことが知られている。粉じんの長期吸入により皮膚・呼吸器・肝臓等のさまざまな障害、肺がんや鼻中隔穿孔を起こす。
発がん性:国際がん研究機関(IARC)では、グループ1(人に対して発がん性がある)に分類している。
【シアン化合物】
急性毒性:シアン化水素では50~60 mg、シアン化カリウムでは150~300 mgが致死量といわれ、フェロシアン化カリウム等の錯塩は毒性が弱くKCNの1000分の1程度といわれている。
慢性毒性:甲状腺の不調や神経障害に関する報告がある。視力の低下、聴力障害及び脊髄性の運動障害の低下が見られる。
【鉛及びその化合物】

急性毒性:嘔吐、腹痛、下痢、血圧降下、乏尿、昏睡。可溶性鉛塩の経口致死量は10 gといわれている。
慢性毒性:高濃度の中毒症状は、貧血、消化管の障害、神経系の障害等。血液中鉛濃度が0.4~0.5 mg/Lを超えて長期間暴露された場合に障害がみられる。
発がん性:国際がん研究機関(IARC)は、鉛の無機化合物をグループ2A(人に対しておそらく発がん性がある)に分類している。また、鉛そのものをグループ2B(人に対して発がん性があるかもしれない)、鉛の有機化合物をグループ3(人に対する発がん性については分類できない)に分類している.

【砒素及びその化合物】
急性毒性:70~200 mgの摂取により、嘔吐、下痢、脱力感、筋肉けいれん等が現れ、昏睡後死亡する。
慢性毒性:3~6 mg/Lの量の長期摂取によっても起こり、一般的には目・鼻・喉等の粘膜炎症に続き、筋肉の弱化、食欲減退が起こる。
発がん性:国際がん研究機関(IARC)は、砒素及び砒素化合物をグループ1(人に対して発がん性がある)に分類している。
【ふっ素及びその化合物】
急性毒性:NaFを6 mg/日以上摂取し続けていると、ふっ素症となり、体重減少、悪心、嘔吐、便秘等をきたす。SiF4では、胃軟化症、神経痛等を起こす。一般成人が一度に100 mg以上摂取すると、腹部の激痛、嘔吐、悪心を起こし、2,500 mg以上の摂取で中毒死する。
慢性毒性:ふっ化物で中毒したラットの場合、腎臓における脂肪酸酸化酵素活性が著しく減少し、また、肝臓中の窒素及び脂肪含量が減少することが見い出されている。また、ふっ素中毒では、炭水化物の代謝障害も見られている。飲料水等からふっ素を長期間過量に摂取した場合、飲料水のふっ素濃度2 ppm以上で斑状歯を生じ、8 ppm以上で骨硬化症となる。
発がん性:動物実験で発がん性を示すデータがない。

出典「改訂4版水道水質基準ガイドブック」「化学物質ファクトシート(環境省ウェブサイト)」

報道発表に関するお問い合せ

環境局地域環境対策部地域環境対策課
担当者:吉開
電話番号:052-972-2676
ファクス番号:052-972-4155
Eメール:a2677@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp