名古屋市内でインフルエンザが急増しています!

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ページID3003275  更新日 2025年11月19日

報道発表日時: 2025年11月19日 午後1時30分

予防と早めの治療を心がけましょう!

1 概要

 本市では、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、市内の50医療機関を定点として、インフルエンザの発生動向を調査しています。
 この調査によると、令和7年第46週(11月10日(月曜日)から11月16日(日曜日)まで)における本市内の定点医療機関あたりのインフルエンザ患者報告数(16区平均)が「41.22」に達し、国立感染症研究所の警報の指標である「30」を上回りました。
 今後も、本市内において、インフルエンザの流行が続くことが予想されますので、予防と早めの治療を心がけて、感染の拡大を防ぐことが重要です。
注 定点医療機関あたりの報告数:定点医療機関からの1週間の総報告数÷定点医療機関数
(市内の定点医療機関数:50医療機関)

2 インフルエンザについて

 インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする急性呼吸器感染症で、感染経路には、感染した人の咳やくしゃみによる飛沫感染と病原体に汚染された物等を介した接触感染があります。感染後、1日から3日間程度の潜伏期間を経て、発熱(38℃以上)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然出現し、咳・鼻汁などの上気道炎症状が現れます。1週間前後の経過で軽快するのが典型的なインフルエンザの症状であり、いわゆる「かぜ」に比べて全身症状が強いのが特徴です。高齢者や乳幼児などは、重症化することがありますので、特に注意が必要です。

3 インフルエンザの予防と治療について

予防するには…

  • 人ごみ等への不要不急な外出を控え、帰宅時には手洗いをしましょう。
  • バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠をとり、体調を整えましょう。
  • インフルエンザワクチンの接種を希望する方は早めに接種を受けましょう。

高齢者を対象としたインフルエンザ予防接種については下記ページをご参照ください。

早めの治療を…

  • かかったかなと思ったら、かかりつけの医療機関に相談しましょう。
  • 安静にして、十分な休養をとり、水分を補給しましょう。

感染を広げないために…

  • 感染を広げないためにも、「咳エチケット」を守りましょう。

 

『咳エチケット』とは

  • 咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにフタ付きのゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
  • 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
  • 症状のある人はマスクを正しく着用し、周囲への感染防止に努めましょう。

4 その他

 小児・未成年の方がインフルエンザにり患すると、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと徘徊する等の異常行動を起こすおそれがあるので、自宅で療養する場合は、少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮しましょう。また、これに加え、小児・未成年者が「容易に住居外に飛び出さないための対策」をとるよう心がけましょう。

 

『容易に住居外に飛び出さないための対策』とは

 高層階の住居の場合

  • 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行いましょう。(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含みます。)
  • ベランダに面していない部屋で寝かせましょう。
  • 窓に格子のある部屋がある場合にはその部屋で寝かせましょう。

 一戸建ての場合

  • 上記対策に加え、できる限り1階で寝かせましょう。

 

 本市のインフルエンザ流行状況等は、名古屋市公式ウェブサイトの下記ページにも情報を掲載していますので、ご参照ください。

 

 全国のインフルエンザ流行状況等は、厚生労働省の下記ページをご参照ください。

5 本市におけるインフルエンザ発生状況

  • 定点医療機関あたりのインフルエンザ患者報告数注1(直近3週分)
 

 

名古屋市

2025年

(参考)

名古屋市

2024年

 

愛知県注2

(本市を含む)

 

全国

第44週(10月27日から11月2日)

10.54

0.70

11.50

14.90

第45週(11月3日から11月9日)

20.86

1.06

19.60

21.82

第46週(11月10日から11月16日)

41.22

1.27

-

-

注1 「1」を超えると流行入り、「10」を超えると注意報、「30」を超えると警報の基準。

注2 愛知県内では、令和7年11月6日に注意報の指標「10」を上回り、愛知県からインフルエンザ注意報の発令が発表されました。

 

  • 定点医療機関あたりのインフルエンザ患者報告数の推移(直近5シーズン分)

インフルエンザ患者報告数推移(5シーズン分)


  • 集団かぜ(インフルエンザ様疾患)による学級閉鎖等の措置状況

 令和7年9月17日、今シーズン初めて集団かぜ(インフルエンザ様疾患)による学級閉鎖の措置を実施するとの連絡がありました。
 なお、令和7年11月18日(16時時点)までの集団かぜの発生状況の累計は以下のとおりです。

 

休校(園)数

学年閉鎖校(園)数

学級閉鎖校(園)数

保育園

0

0

0

0

幼稚園

0

5

11

16

小学校

1

41

201

243

中学校

0

12

54

66

高等学校

0

3

41

44

その他

0

3

7

10

総計

1

64

314

379

 

報道発表に関するお問い合せ

健康福祉局健康部感染症対策課
担当者:楫屋・近藤
電話番号:052-972-2631
ファクス番号:052-972-4203
Eメール:a2631@kenkofukushi.city.nagoya.lg.jp