アミメキリンの「トリノ」が死亡しました
報道発表日時: 2025年10月24日 午後3時00分


昨日(令和7 年10 月23 日)、東山動植物園で飼育していたアミメキリンの「トリノ」が死亡しましたので下記のとおりお知らせします。
1 死亡したアミメキリン
- 愛 称:トリノ
- 性 別:オス
- 年 齢:19 歳(2005 年12 月30 日(東山動植物園生まれ))
2 死因
起立不能による呼吸器不全
3 死亡までの経緯
若いころから足が少し悪く、高齢となり、1 週間ほど前からふらつく様子が確認されるようになりました。10 月23 日の午後3 時過ぎに転倒し、何度も立ち上がろうとしましたがバランスを崩して水堀に落下してしまいました。飼育員が水堀から引き揚げ、獣医師が治療しましたが、起立することができず、午後6 時30 分頃死亡が確認されました。
4 エピソード
- 2005 年12 月30 日東山動植物園で生まれました。
- 名古屋市とイタリアのトリノ市で姉妹友好都市提携(2005 年5 月)が結ばれたことが由来となり、愛称募集の結果「トリノ」と命名されました。
- 2013 年から2024 年にかけてメスのマオとの間に5 頭の仔をもうけ、種の保存に貢献しました。現在もそのうち3 頭が国内の動物園で飼育されています。
- おおらかな性格で、群れのメスたちから慕われていました。
- 令和7 年9 月15 日(月曜・祝日)の敬老の日に長寿表彰を受けました。
5 献花台について
令和7 年10 月25 日(土曜日)から11 月3 日(月曜・祝日)まで、キリン舎前に設置します。
6 参考
【東山動植物園のキリン】
トリノの死亡で3 頭(オス1 頭、メス2 頭)になりました。
【国内のアミメキリン飼育頭数(2024 年末時点)】
53 施設181 頭(オス92 頭、メス89 頭)
【アミメキリンについて】
ワシントン条約附属書2.表、IUCNレッドリスト:EN(危機)
学 名:Giraffa camelopardalis reticulata
英 名:Reticulated Giraffe
アフリカのケニア北部からエチオピア南部の草原や半砂漠地で生息し、10 頭ほどの群れで生活する。餌は木の葉や小枝が主で、時に果実、花、草なども食べる。陸上動物で最も背が高く、オスは頭の上までの高さが約5mあり、メスは約4m。寿命は20から25 年。性成熟は3 歳頃で、妊娠期間は15 カ月。野生下の個体数は年々減少しており、2016 年に国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種<EN(危機)>に指定した。
【写真】
(注)データが必要な場合はご連絡ください。

在りし日のトリノ(令和7年6月6日撮影)
報道発表に関するお問い合せ
緑政土木局東山総合公園東山動物園
担当者:白木・江口
電話番号:782-2111
ファクス番号:782-2140
Eメール:higashiyama@ryokuseidoboku.city.nagoya.lg.jp

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


