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まとめ

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このページを印刷する最終更新日:2016年2月5日

ページID:78372

まとめ

田んぼアートの画像

(画像:田んぼアートの様子)

司会:

今日はお忙しいのに、密度の濃いお話をありがとうございました。僕の目のうろこが何枚落ちたやら…。(笑) そろそろまとめにはいっていきたいんですけど、「ミナト」で「農」っていうものをいちばん身近に関わっていらっしゃる皆さんに、まとめていただいて締めにしたいなと思います。

山田さん:

そうだね、やっぱり農を知ってもらわないかんと思ってる。

たとえば、田んぼアートもそうなんだけど。

司会:

田んぼアートは面白いので注目もされてますね。

山田さん:

JAなごやも協力金を出して一生懸命応援してるんだよ。 

司会:

ありがとうございます。続いて寺西さん、お願いします。

寺西さん:

まあ、こういう時代なんで農地を維持することが大切だと思うんだよね。

特に南陽町にある300ha近い農地っていうのは、都市のヒートアイランド化をある程度抑えているところ。都市部の温度と南陽の温度で言ったら、2度から3度は絶対違う。本来そういった寒暖差があるから米も美味しくなるんだけどね。

新潟コシヒカリもそうなんだけど、昼と夜の温度の差が大きい方がうまみが強いんだよ。富山のコシヒカリなんかは、立山の水が冷たく流れてくるから地表の温度が下がったりするんで、それが元で米がおいしい。

司会:

地域の気候が大切なんですね。

寺西さん:

まぁ、やっぱり都市部だからそういうことは難しいんだけど、それでもやっぱり自然の豊富な名古屋市だとか、そういうことを意識してほしいよね。「とにかく人が増えればいい」だとかそういう考えの土地利用を目指すだけではなくてね。

司会:

名古屋という大都市だからこそ「農」から見えるものも重要ですよね。

寺西さん:

農業に関していえば、都市農業振興基本法というのが新しくできたんだけど、宅地化をある程度抑えて農地を守るほうに政府や国も動いてる。こういう時代だから、なるべくなら今ある農地を維持しながら環境にやさしいまちづくりとか緑ゆたかなまちづくりを目指すべきだと思う。

それだけじゃなくて、生産物も当然必要だから、若い農家の人の中には、いま、一生懸命やっている人もたくさんいるんで、日本の農業だとか港区の農業だとか、いろんな範囲で農業の振興を意識して、農地の維持に努めたいって思っています。

司会:

農業はやっぱり日本人のルーツになっていますからね。ありがとうございます。では、柄松さん、お願いします。

柄松さん:

みんな言われちゃって言うことがないや。(笑)

今、名古屋に住んでいるんだけど、子どものころと今とでは全く環境が違ってきている。確かに生活はしやすくなったんだけど、「世知辛い世の中になってくのかな」と感じることもある。昔はご近所さんはどこから来ていて誰々さんって分かってたけど、今は色んな人がみえる。海外の方も多いしね。

寺西さん:

どこの町も一緒だわ。(笑)

柄松さん:

地元がワールドな感じになってきてて、それはそれでいいんだけど、自分自身は田舎者だからそういうのはなんか心が落ち着かない。田舎はやっぱり心が落ち着くんです。それはやっぱり農業に通ずるものがあるんじゃないかって。(笑)

司会:

それ、すごくよくわかります。実際は、日本人も外国人も「日本の農」にノスタルジーとか情緒を感じる人が多いんじゃないでしょうか。私たちとしても南陽の農資源をもっと発信していきたいですね。では、トリになってしまいましたが、佐藤さん、よろしくお願いします。

佐藤さん:

米って少なからず自国でまかなえる農産物の1つですよね。

昔からずっと引き継いできた食文化の流れがある中で、今、技術革新をされて直播という方法を取り入れるようになったんですけども、農に携わる者として都市農業振興基本計画法が制定されたこともあって、やっぱり農地を守っていくことを踏まえてがんばっていきたいなと。

それと「食文化も守っていけたらいいな」と思います。日本食文化、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されましたので。輸入された米を使うのって寂しいかなって思いますね。日本の食文化では米は大切で、やっぱり食育からかな、と。

司会:

本日のお話がきれいにまとまったコメントですね。ありがとうございました。

インタビュー全体の様子

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