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よい保育施設の選び方十か条

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このページを印刷する最終更新日:2017年11月15日

ページID:97437

ページの概要:よい保育施設の選び方十か条について

厚生労働省はこう考えています

我が子を安心して預けるために、認可・認可外・その他の施設にかかわらず、納得できるまで自分の目で確かめる姿勢をもちたいものです。

一 まずは情報収集を

市区町村の保育担当課で、情報の収集や相談をしましょう

保育行政は、住民に一番身近な市区町村で行われています。
認可保育所を利用したい場合には、市区町村の保育担当の窓口に相談して申し込むこととなっています。
これに対して、認可外保育施設は、直接は市区町村とは関係していませんので、利用したい場合には、その施設に直接申し込むことになります。ただし、市区町村によっては、認可外保育施設や保育ママに独自に助成している場合があります。その場合には、それらの情報も教えてくれるでしょう。
いずれにしても、市区町村の保育担当の窓口でいろいろ聞いてみることが大切です。

二 事前に見学を

決める前に必ず施設を見学しましょう

情報誌や広告などの情報だけでは限界があります。百聞は一見にしかず。利用する施設を決める前には、必ず、見学しましょう。2つ以上の施設を見学することをおすすめします。
できれば、時間帯を変えて2回見たり、行事のときなどに参加しておけば、保育の様子がよりわかります。そのときに利用者から園の様子を聞くことができれば、さらによくわかるでしょう。

三 見た目だけで決めないで

キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙がきれい、保育料が安いなど、見た目だけで決めるのはやめましょう

キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙などは、きれいな方がよいし、保育料が安かったり、便利な場所にある施設は魅力的です。しかし、子どもが長時間過ごす上で最も大切なことは、子どもが過ごしやすい環境か、保育する人の配慮が行き届いているか、きちんとした保育のプログラムがあるか、などです。このようなことは、見た目だけではわかりません。
保育料についても、自治体から補助がある場合や、働いている人が皆ボランティア精神の持ち主という例外的なことでもあれば別ですが、安すぎれば、どこかに無理があるのでは、と思った方が良いでしょう。また、利用しやすい便利な場所にあることも大切ですが、保育内容に問題があったり、子どもが過ごすには好ましくないような施設は避けたいものです。

四 部屋の中まで入って見て

見学の時は、必ず、子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう

ちいさい子どもが寝はじめる時間帯や、忙しい時間帯などは見学がむずかしい場合もありますが、それ以外の時間帯では、よい保育をしている施設は、保育室での子どもの様子を自信をもって見せてくれるはずです。
普段の買い物でもそうでしょう。皆さんも試したり確認したりできない品物は買わないはずです。保育室の中を見せてくれない施設は、何か見せたくない事情があると思った方がよいでしょう。

五 子どもたちの様子を見て

子どもたちの表情がいきいきとしているか、見てみましょう

よい保育が行われていれば、子どもたちの気持ちも安定し、活発になります。お客さんにかけよってくるなど好奇心もいっぱい。子どもたちどうしでも元気に楽しく遊びます。
10分でも保育室の中にいれば、子どもたちの様子は相当わかるでしょう。

六 保育する人の様子をよく見て

保育する人の数が十分か、聞いてみましょう

人手は十分足りていますか。
人手が足りないと、いくら保育する人がすぐれていても、一人一人の子どもに十分な対応ができません。とくに、生まれてから3歳くらいになるまでは保育する人が一人一人の子どもに、やさしくていねいにかかわれることが大切です。
人手が足りなければ、おむつを余り替えない、ミルクを決まった時間しか与えない、赤ちゃんの目を見て話しかけない、テレビをつけっぱなしにしてテレビに子守りをさせるなど、手を抜くことができますが、子どもの成長・発達にとっては、問題なのです。

保育士の資格を持つ人がいるか、聞いてみましょう

保育士は、資格を得るための短大を卒業するなどして専門的な知識を持っています。とくに、継続して多くの子どもを預る施設では子どもの発達や情緒・体調等に配慮した保育のプログラムが必要ですが、個人的な経験や勘だけでは、よいプログラムをつくってそれに従った保育をすることはまず無理です。
安心して預けるためには、保育士資格を持っている人がどの程度いるかを聞いてみましょう。

保育する人が笑顔で子どもたちに接しているか、見てみましょう

保育する人が余裕をもって一人一人の子どもをあたたかく受け入れ、子どもたちに笑顔で接することが大切です。大人に余裕がなければ、子どもたちは、悲しく寂しくつらく感じます。
保育する人は、子どもの目線で話し、子どもと笑顔で接していますか。大声でしかってばかりいませんか。
保育をする人がつらそうな顔をしていませんか。

保育する人の中には経験が豊かな人もいるか、見てみましょう

多くの子ども、とくに赤ちゃんも預っている園では、経験豊かな人もいることが望ましいのです。何をしても赤ちゃんが泣き止まないとき、赤ちゃんの具合が悪くなったときなど、ベテランの持ち味が発揮されます。

七 施設の様子をよく見て

赤ちゃんが静かに眠れる場所があるか、また、子どもが動き回れる十分な広さがあるか、見てみましょう

赤ちゃんは、保育する人の目が届く落ち着いた空間での保育でなければ心が安定しません。反対に、大きい子どもは十分なスペースではしゃぎ回れることも大切。せまい場所に閉じ込められているのでは、ストレスがたまります。
赤ちゃんも大きい子どもも一緒に多人数を保育している状態は危険ですし、赤ちゃんがゆっくりお昼寝できません。

遊び道具がそろっているかを見て、また、外遊びをしているか聞いてみましょう

保育室の中にどんな遊び道具がありますか。部屋によって、室内すべり台のような大きいものでもよいでしょうし、比較的小さいガラガラ、積み木、引き車などでもよいのでしょうが、子どもが興味をもって楽しく遊べるような工夫がしっかりされていますか。
外の空気にふれることや外遊びはとても大切。外遊びの回数や場所などを見て聞いてみましょう。
また、外遊びの場所が遠い場合には、安全な方法で移動しているか、聞いてみましょう。

陽あたりや風とおしがよいか、また、清潔か、見てみましょう

陽あたりと風とおしも大切。誰だって、外はよいお天気なのに、閉めきったまま、じめじめしているなんて、きらいです。
子どもにとって、不衛生は禁物。とくにちいさい子どもには、命取りになることだってないとはいえません。
保育室だけでなく、トイレや調乳・調理の場が清潔かも、見てみましょう。

災害の時のための避難口や避難階段があるか、見てみましょう

便利な場所でも何かがあった時に危ないということでは、安心できません。
災害の時のための訓練をしているか、避難経路はどうなっているか、見て聞いてみることが大切です。とくに、2階以上にある場合は、安全性に要注意。

八 保育の方針を聞いて

園長や保育する人から、保育の考え方や内容について、聞いてみましょう

保育内容が良いか悪いかは、園長や保育する人の考え方や力量で大きく左右されます。どんなところに力を入れてどんなところに注意して保育するのか、子どもが日々どのように過ごしているのか、園で大切にしていることなど、考え方をきちんと聞いてみましょう。
きちんと説明してくれたでしょうか。

どんな給食が出されているか、聞いてみましょう

子どもの成長には、栄養のバランスとか年齢や体調に応じた食事がとても重要です。一律にでき合いの市販弁当を食べさせているようでは問題です。献立表の有無や調乳・調理の場の様子など、見て聞いてみましょう。

連絡帳などでの家庭との連絡や参観の機会があるか、聞いてみましょう

家庭と園とが協力して子育てに当たることが大切です。子どもがその日どのように過ごしたか、体調はどうなのか、保護者からは家庭での様子を、園からは園での様子を連絡しあうことはとても大切です。連絡帳などで十分な連絡が取れるようになっているか、聞いてみましょう。保育参観などで保育の様子を見せてもらえる機会があるか、聞いてみましょう。
また、毎月の身長や体重の測定などの発育チェックなどをどのように行っているか、聞いてみましょう。

九 預けはじめてからもチェックを

預けはじめてからも、折にふれて、保育のしかたや子どもの様子を見てみましょう

通い始めると、忙しくて園に任せっきりになりがちですが、なるべく実際に保育しているところを見るようにしましょう。毎日預けるときや迎えのときに保育室の中に入るよう心がけましょう。
早く帰れる日があれば、いつもと違う時間の様子も見てみましょう。たまには、保育する人とゆっくり話ができればもっとよいでしょう。

十 不満や疑問は率直に

不満や疑問があったら、すぐ相談してみましょう、誠実に対応してくれるでしょうか

親も保育する人も、子どものことが大切ならば、話が合うはず。
また、普段から、保育する人との信頼関係も大切。
子どものことが心配で相談しているのに、「そんなに言うなら、預けるのを止めてくれ」、「うちの園ではそういうやり方はしていない」、「そんなこと言うのはあなただけだ」などと、対話を拒むような施設は問題です。

まとめのコメント

個々の園の特色や状況はだいぶ違いますし、皆さんの事情も一人一人様々でしょうから、どの園がよいかは、皆さんが目で見て納得することが大切。
ここでは、預けられる子どもにとって大切なことを中心にチェックポイントをまとめてみました。
子どもの保育のことなどで相談がある場合は、地元の市町村の保育担当の窓口で相談しましょう。
また、子どもの発達の遅れや問題行動があるような場合には、子どものための専門機関の児童相談所に相談しましょう。

このページの作成担当

子ども青少年局保育部保育企画課保育企画担当

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