川辺の楽校15年度活動記録
ページの概要:川辺の楽校15年度活動記録
名古屋市天白区役所 郵便番号:468-8510 名古屋市天白区島田二丁目201 電話番号:052-803-1111(代表) 所在地、地図
「川辺の楽校」は平成12年度から『子どもの笑顔が見える川づくり』をテーマに活動してきました。子どもの笑顔があふれる川は、次世代にわたって豊かな恵を人々にもたらすこととなるでしょう。私たちは活動を通してその手ごたえを十分に感じています。川は私たちと共に生きています!
“区役所”事業
平成15年度(前期)「川辺の楽校」開催!(委託先:天白・川辺の楽校)
“天白・川辺の楽校”独自事業
平成15年度(後期)「川辺の楽校」開催!
トンボのヤゴを救出しました!(6月10日)
小学校の総合学習
「御前場秋まつり」(10月19日)、「天白区民まつり」(10月26日)に出店
「川会議(愛知県主催:豊田市)」(5月10日)、「川の日ワークショップ(国土交通省後援:東京)」(7月12日から13日)、「笑え川語ろうin愛知(愛知県主催:名古屋市)」(11月8日)などで活動発表
名古屋市天白区水辺協議会委員としての活動
愛知県河川整備流域委員会としての活動
写真集「天白川の草花」の作成
区役所北河川敷:参加者133人]
第1回目は川の入り方から始まって魚などの川にいる動物を捕まえました。真剣な表情でタモをふるう大人そして子どもの姿が見られ、空振りにため息、なにか動くものをタモの中に見つけると興奮した声があがるなどしばらくは非常ににぎやかでした。
普段、土手から見下ろすだけの川だったのに、川の中に入ることで少しでも川に親しみ関心をもってもらえたのではないかと思います。
天白小橋河川敷:参加者106人]
今回は、いかだづくりに挑戦しました。材料はペットボトルと廃材と竹です。子ども達はよく頑張ってくれて、1時間ほどで3艘のいかだが完成しました。いかだはゴムボートに比べ不安定だという事が逆にスリル感があり大人気でした。
自分の身近な川でこんな楽しい思い出をつくる事ができた子ども達は、きっと大人になっても川が流れる風景を愛する事でしょう。
[平針北小学校北河川敷:参加者96人]
今回は植物観察です。最初に篠田先生から川辺の生態系ピラミッドの話しがあり、バッタが生きていくためには多くの昆虫、植物が生息していなければならないということを子ども達は興味深く聞いていました。その話しが印象的だったのか、子ども達は植物観察より昆虫採集に夢中で、タモを振り回しながら河川敷を元気よく走り回っていました。
この活動を通して、自分達の身近には意外と多くの自然があるのだということに気づいてくれたのではないかと思います※以下に紹介する事業は、区役所の委託事業ではなく「天白・川辺の学校」が独自に実施している事業です。
区役所主催から独立して、天白・川辺の楽校主催としての第1回目のイベントとなります。第3回目とは場所を変えての植物観察です。天白川に広がる豊かな植生は、普段見落とされがちで、参加者の方々も意外だった、という声をあげていました。
途中で“キクイモ”の根を掘ってみると、立派な芋がゴロゴロととれ、「こんなところにキクイモが・・・」とこれまた皆びっくり!最後は冷えた体を「くず湯」で暖めました。
冬の川を感じてもらうイベントとして定着しつつある凧あげ大会。凧を組む“ヒゴ”づくりから参加してくれるファンもいて、今年も盛り上がりました!設計図から凧を作るのですが、子供より大人のほうが夢中になる姿も・・・。四角凧、ダイヤ凧、五角形凧に好きな絵を書いてオリジナル凧の出来上がり!
今年も風の弱さに泣かされましたが、子供たちは楽しそうに走り回っていました。河川敷にあがるいくつもの凧をみて、懐かしい風景だなぁからと感じた大人もいたことでしょう・・・。
もうすぐ春を思わせる陽気に恵まれてスタートしました。最初に、草花の写真と実物を見せて植物の説明。中継ポイントのクイズのヒントになるかな・・・?
さて、左回り組と右回り組に分かれてスタンプラリー開始。中継ポイントで出されるクイズは結構難しく悪戦苦闘!でもゴールで答えあわせをして、景品をもらった子供達は大満足の様子でした!
シーズンが終わったプールには、秋頃トンボが産卵にきます。
天白・川辺の楽校では毎年天白プールでプールの水抜き作業の前に「ヤゴの救出」を行い、子ども達に育ててもらっています。
当日は雨にもかかわらず70名ほどの親子が参加してくれました。
今年はヤゴが少なかったのですが、それでも10名ほどの子ども達から「トンボに羽化したよ!」「死んじゃった」などのレポートをもらいました!来年もがんばろう!
小学校等に「総合的な学習の時間」が設けられ、各学校で創意工夫された授業が行われていますが、それにともない、昨年度から周辺の小学校の総合学習支援を依頼されています。「天白川の昔と今」という講話や、実際に川の中に入っての自然とのふれあいは、先生のみではできなかった体験学習として大変好評を得ています。
感受性の優れた小学生のうちに自然のすばらしさを肌で感じることは、心の奥深くに環境の大切さの灯りをともし、貴重な自然環境を次世代につないでいくことになると思います。今後も要請があれば、積極的に支援していきいと思っています。
ブースにパネルを展示して活動のPRを行い、ブース内の机の上には、天白川に生息している水中生物を水槽に入れて展示しました。それに加えて区民まつりでは、よしの葉の水車や笹舟の作り方を子ども達に教え、まつりの会場内に流れるせせらぎに浮かべて一緒に楽しみました。とても賑わって大盛況でした。来年も来てね!
全国・県等々さまざまなところで天白・川辺の楽校の活動発表をしています。2月7日に行われた名古屋市主催「まちづくりシンポジウム」でも事例発表しました。
シンポジウム等に参加することで自分達の活動を振り返る事ができるとともに、同じ様な活動をしている団体とネットワークができ、よりいっそう活動の輪が広がります。今後も情報発信は積極的に行って行きたいと思います。
国では川が本来持っている豊かで身近な自然を再発見し、人々が憩う、子ども達が遊ぶ、自然や生き物と出会う学習の場となるよう建設省・文部省・環境庁(当時)が連携する支援体制ができました。これをうけて愛知県では「水辺協議会」の設置をすすめています。「天白区水辺協議会」はこの趣旨に従って平成14年度に設置されたもので、名古屋市では初めての水辺協議会となります。「天白・川辺の楽校」はその委員として、地域、行政、学校とともに、天白川の河川環境について話合っています。
平成9年度の河川法の改正に伴い、これまでの「治水」「利水」に加えて「河川環境の整備と保全」が追加され、長期的な「河川整備計画」を策定することになりました。その計画は地域の実情に応じた整備を進めるため、当該河川の地域特性に関する学識経験者を有する者を愛知県知事が流域委員として委嘱することになっています。「天白・川辺の楽校」は、平成15年度に流域委員として愛知県知事から委嘱され、愛知県の今後の河川整備のあり方について助言するとともに、「河川整備計画」及び関係住民の意見の反映方法について検討しています。
天白川河川敷に咲いている草花の春夏秋冬を追うため一年間地道に歩いて写真をとりつづけました。そして今回待望の写真集ができました!(1冊500円)写真集を見ると天白川の自然の豊かさに驚き、たくさんの草花が自分達の身近なところに息づいていることをうれしく思うのではないでしょうか。
みなさんも散歩する時、草花の名前がわかるともっと楽しくなりますよ!天白区役所地域振興課でも取次ぎしてます。「天白・川辺の楽校」の今年の大きな課題は、区役所からの委託事業から独立する事です。先の見えない不安や悩みを抱えながらのスタートとなりました。しかし今、残っている天白川の自然が壊されないよう、川のすばらしさを多くの人に知ってもらうため、これからも活動を続けていこうと考えています。
「川辺の楽校」へのお問合せやご意見・ご質問等がございましたら下記のメール、お電話、ファックス等をご利用ください!
天白区役所区政部地域力推進課地域力推進担当
:052-807-3821
:052-801-0826
名古屋市天白区役所 所在地、地図
開庁時間 月曜日から金曜日 午前8時45分から午後5時15分まで(休日・祝日・年末年始を除く)
(注)開庁時間が異なる組織、施設がありますのでご注意ください
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