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意見書(6)男女混合名簿に関する件

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このページを印刷する最終更新日:2009年2月25日

ページID:6653

ページの概要:意見書(6)男女混合名簿に関する件について

平成15年度、学校において使用されている何らかの名簿が混合名簿となっている小学校及び養護学校は100%、中学校は82.5%となっている。しかし、日常の学校生活において、使用頻度が高く、影響も大きいと考えられる出席簿や学級名簿の混合名簿の実施率は、中学校の場合、約26%で、前年より微増はしているが、低い割合に止まっている。

名簿を混合にするか、別名簿にするか、などは形式的なことではないかとする意見もあるが、名簿において男女を区別することは、意識的には差別していなくとも、必要以上に男、女という枠をはめ込む考え方を助長することになりかねない。生徒はいわゆる「隠れたカリキュラム」としてメッセージを送られることになると同時に、教師にとっても、生徒を個人としてみる前に男、女としての括りの中で捉える傾向があることが指摘されている。当たり前のこととして、また、便利だからとして、別名簿を使用してきた教師が混合名簿に切り替えたときに、無意識にうちに性別にこだわっていたことに気づき、一人ひとりを個人として見ている実感を味わったという報告や、思っていた不便さはなかったという感想などが物語る意味を考えたい。

男女別の名簿が必要な場合もあることを否定しないが、作ろうとすれば簡単にできる現在、日常的に影響力の大きい出席簿や学級名簿の混合名簿について、中学校での実施率を高めるための働きかけが今まで以上に行われることを要請したい。ヒヤリングでも明らかになったような、別名簿が便利という刷り込みを解くためには、地道な働きかけが意図的に行われる必要がある。学校が全体として取り組むためには、管理職者の姿勢が重要であることを考え、先ず男女平等意識涵養のための管理職研修について企画検討されることを要望する。

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